JPH08290365A - ナットランナ - Google Patents
ナットランナInfo
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- JPH08290365A JPH08290365A JP9366595A JP9366595A JPH08290365A JP H08290365 A JPH08290365 A JP H08290365A JP 9366595 A JP9366595 A JP 9366595A JP 9366595 A JP9366595 A JP 9366595A JP H08290365 A JPH08290365 A JP H08290365A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- nut
- handle
- socket
- handle portion
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンドル部に、ナット締め付け時の反力や振
動を伝わりにくくして、作業者の疲労を軽減できるナッ
トランナを提供する。 【構成】 作業者に握られるハンドル部4と、このハン
ドル部4の前方に設けられたモータ部3と、このモータ
部の駆動力を増加させる増力部2と、この増力部の駆動
軸2aに取り付けられたソケット5とを有する。増力部
2又はモータ部3に、ソケット5をナット25に嵌入さ
せたとき、ナット25の近傍の固定部材26で回り止め
可能な反力受け部20を設ける。ハンドル部4とモータ
部3とを、相互に回動可能、かつ前後動可能に連結する
連結部材6,13を設ける。ハンドル部4の前面8bと
モータ部3の後面6cとの間にコイルスプリング17を
縮装して、コイルスプリング17の後端部17bをハン
ドル部4の前面8bに係止し、前端部17aをモータ部
3の後面6cに係止する。
動を伝わりにくくして、作業者の疲労を軽減できるナッ
トランナを提供する。 【構成】 作業者に握られるハンドル部4と、このハン
ドル部4の前方に設けられたモータ部3と、このモータ
部の駆動力を増加させる増力部2と、この増力部の駆動
軸2aに取り付けられたソケット5とを有する。増力部
2又はモータ部3に、ソケット5をナット25に嵌入さ
せたとき、ナット25の近傍の固定部材26で回り止め
可能な反力受け部20を設ける。ハンドル部4とモータ
部3とを、相互に回動可能、かつ前後動可能に連結する
連結部材6,13を設ける。ハンドル部4の前面8bと
モータ部3の後面6cとの間にコイルスプリング17を
縮装して、コイルスプリング17の後端部17bをハン
ドル部4の前面8bに係止し、前端部17aをモータ部
3の後面6cに係止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はナットランナに関す
る。より詳しくは、ハンドル部に、ナット又はボルト
(簡単のため、以下単に「ナット」という。)締め付け
時の反力や振動を伝わりにくくして、作業者の疲労を軽
減できるようにしたナットランナに関する。
る。より詳しくは、ハンドル部に、ナット又はボルト
(簡単のため、以下単に「ナット」という。)締め付け
時の反力や振動を伝わりにくくして、作業者の疲労を軽
減できるようにしたナットランナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ナットランナは、ハンドル部
と、このハンドル部の前方に設けられたモータ部と、こ
のモータ部の駆動力を増加させる増力部と、この増力部
の駆動軸に取り付けられたソケットとを備えている。作
業者がハンドル部を握り、ソケットをナットに嵌入させ
て、モータ部の駆動力で増力部を介してソケットを回転
させて、ナットを締め付けるようになっている。
と、このハンドル部の前方に設けられたモータ部と、こ
のモータ部の駆動力を増加させる増力部と、この増力部
の駆動軸に取り付けられたソケットとを備えている。作
業者がハンドル部を握り、ソケットをナットに嵌入させ
て、モータ部の駆動力で増力部を介してソケットを回転
させて、ナットを締め付けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナットランナは、作業者が握ったハンドル部に、ナット
締め付け時の反力や振動が伝わるから、作業者の疲労が
大きいという問題があった。
ナットランナは、作業者が握ったハンドル部に、ナット
締め付け時の反力や振動が伝わるから、作業者の疲労が
大きいという問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、ハンドル部
に、ナット締め付け時の反力や振動を伝わりにくくし
て、作業者の疲労を軽減できるようにしたナットランナ
を提供することにある。
に、ナット締め付け時の反力や振動を伝わりにくくし
て、作業者の疲労を軽減できるようにしたナットランナ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のナットランナは、作業者に握られ
るハンドル部と、このハンドル部の前方に設けられたモ
ータ部と、このモータ部の駆動力を増加させる増力部
と、この増力部の駆動軸に取り付けられ、ナットが嵌入
されるソケットとを有し、上記モータ部の駆動力で増力
部を介して上記ソケットを回転させるようにしたナット
ランナにおいて、上記増力部又はモータ部に取り付けら
れ、上記ソケットがナットに嵌入されたとき、上記ナッ
トの近傍の固定部材に係止されて回転が止められ得る反
力受け部と、上記ハンドル部と上記モータ部とを、相互
に回動可能、かつ前後動可能に連結する連結部材と、上
記ハンドル部の前面とモータ部の後面との間に縮装さ
れ、後端部が上記ハンドル部の前面に係止されるととも
に、前端部が上記モータ部の後面に係止されたコイルス
プリングとを備えたことを特徴としている。
に、請求項1に記載のナットランナは、作業者に握られ
るハンドル部と、このハンドル部の前方に設けられたモ
ータ部と、このモータ部の駆動力を増加させる増力部
と、この増力部の駆動軸に取り付けられ、ナットが嵌入
されるソケットとを有し、上記モータ部の駆動力で増力
部を介して上記ソケットを回転させるようにしたナット
ランナにおいて、上記増力部又はモータ部に取り付けら
れ、上記ソケットがナットに嵌入されたとき、上記ナッ
トの近傍の固定部材に係止されて回転が止められ得る反
力受け部と、上記ハンドル部と上記モータ部とを、相互
に回動可能、かつ前後動可能に連結する連結部材と、上
記ハンドル部の前面とモータ部の後面との間に縮装さ
れ、後端部が上記ハンドル部の前面に係止されるととも
に、前端部が上記モータ部の後面に係止されたコイルス
プリングとを備えたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載のナットランナは、
請求項1に記載のナットランナにおいて、上記連結部材
は、上記ハンドル部の前面に前方へ突出する状態で固定
された第1の円筒部材と、上記モータ部の後面に後方に
突出する状態で固定され、上記第1の円筒部材に摺動可
能に嵌合された第2の円筒部材と、上記第1の円筒部材
と第2の円筒部材との離脱を止める係止部とからなるこ
とを特徴としている。
請求項1に記載のナットランナにおいて、上記連結部材
は、上記ハンドル部の前面に前方へ突出する状態で固定
された第1の円筒部材と、上記モータ部の後面に後方に
突出する状態で固定され、上記第1の円筒部材に摺動可
能に嵌合された第2の円筒部材と、上記第1の円筒部材
と第2の円筒部材との離脱を止める係止部とからなるこ
とを特徴としている。
【0007】また、請求項3に記載のナットランナは、
請求項2に記載のナットランナにおいて、上記第1およ
び第2の円筒部材は上記コイルスプリング内に挿通され
ていることを特徴としている。
請求項2に記載のナットランナにおいて、上記第1およ
び第2の円筒部材は上記コイルスプリング内に挿通され
ていることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1のナットランナでは、作業者がハンド
ル部を握り、ソケットをナットに嵌入させたとき、反力
受け部を、ナットの近傍の固定部材に係止し、若しくは
係合させて回転を止めることにより、モータ部の駆動力
で、増力部及びモータ部がソケットの回転方向に連れ回
らなくなる。したがって、作業者が握ったハンドル部に
反力が伝わりにくくなって、作業者の疲労が軽減され
る。また、ハンドル部とモータ部とは、相互に回動、か
つ前後動可能に連結部材で連結されているから、この点
からもモータ部側の反力がハンドル部側に伝わりにくく
なる。また、上記コイルスプリングの弾力により、モー
タ部側からの振動がハンドル部側に伝わりにくくなる。
このように、反力受け部で反力を受けるからハンドル部
は単に支えるだけでよく、しかもハンドル部には相互回
動、前後動可能な連結部材により、振動、反力の伝達が
遮断されるのである。このように、反力受け部と連結部
材との相乗効果により、作業者の疲労が極めて軽減さ
れ、作業性が向上されるのである。
ル部を握り、ソケットをナットに嵌入させたとき、反力
受け部を、ナットの近傍の固定部材に係止し、若しくは
係合させて回転を止めることにより、モータ部の駆動力
で、増力部及びモータ部がソケットの回転方向に連れ回
らなくなる。したがって、作業者が握ったハンドル部に
反力が伝わりにくくなって、作業者の疲労が軽減され
る。また、ハンドル部とモータ部とは、相互に回動、か
つ前後動可能に連結部材で連結されているから、この点
からもモータ部側の反力がハンドル部側に伝わりにくく
なる。また、上記コイルスプリングの弾力により、モー
タ部側からの振動がハンドル部側に伝わりにくくなる。
このように、反力受け部で反力を受けるからハンドル部
は単に支えるだけでよく、しかもハンドル部には相互回
動、前後動可能な連結部材により、振動、反力の伝達が
遮断されるのである。このように、反力受け部と連結部
材との相乗効果により、作業者の疲労が極めて軽減さ
れ、作業性が向上されるのである。
【0009】さらに、ハンドル部とモータ部との間に縮
装したコイルスプリングの後端部をハンドル部に係止
し、前端部をモータ部に係止しているので、上記コイル
スプリングのねじり力で、ハンドル部に対してモータ部
が所定の回動位置に保持される。したがって、モータ部
が反力で回動しても、締め付けが完了してナットからソ
ケットを抜くと、コイルスプリングのねじり力でモータ
部がハンドル部に対して所定の回動位置に自動的に復帰
する。したがって、ナット締付作業が迅速に継続され
る。
装したコイルスプリングの後端部をハンドル部に係止
し、前端部をモータ部に係止しているので、上記コイル
スプリングのねじり力で、ハンドル部に対してモータ部
が所定の回動位置に保持される。したがって、モータ部
が反力で回動しても、締め付けが完了してナットからソ
ケットを抜くと、コイルスプリングのねじり力でモータ
部がハンドル部に対して所定の回動位置に自動的に復帰
する。したがって、ナット締付作業が迅速に継続され
る。
【0010】また、請求項2に記載のナットランナで
は、上記連結部材が簡単に構成される。
は、上記連結部材が簡単に構成される。
【0011】また、請求項3に記載のナットランナで
は、上記第1および第2の円筒部材は、上記コイルスプ
リング内に挿通されているので、余分なスペースをとる
ことがない。したがって、このナットランナがコンパク
トに構成される。
は、上記第1および第2の円筒部材は、上記コイルスプ
リング内に挿通されているので、余分なスペースをとる
ことがない。したがって、このナットランナがコンパク
トに構成される。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、ナットランナ
1は、作業者に握られるハンドル部4と、このハンドル
部4の前方に設けられたモータ部3と、このモータ部3
の駆動力を増加させる増力部2と、この増力部2の駆動
軸2aに取り付けられたソケット5を備えている。ソケ
ット5は、作業時にナット25が嵌入されるナット嵌入
穴5aを有している。
1は、作業者に握られるハンドル部4と、このハンドル
部4の前方に設けられたモータ部3と、このモータ部3
の駆動力を増加させる増力部2と、この増力部2の駆動
軸2aに取り付けられたソケット5を備えている。ソケ
ット5は、作業時にナット25が嵌入されるナット嵌入
穴5aを有している。
【0014】上記増力部2は、本実施例では遊星歯車機
構でなる減速部であるが、ハンマー機構若しくは液圧式
衝撃発生機構でなる衝撃発生部であってもよい。
構でなる減速部であるが、ハンマー機構若しくは液圧式
衝撃発生機構でなる衝撃発生部であってもよい。
【0015】上記モータ部3は、ハンドル部4側から供
給されるエアーaで駆動されるようになっている。な
お、この実施例では、モータ部4はエアーaで駆動され
るが、電気で駆動される電気モータ部であってもよい。
給されるエアーaで駆動されるようになっている。な
お、この実施例では、モータ部4はエアーaで駆動され
るが、電気で駆動される電気モータ部であってもよい。
【0016】上記モータ部3の後部には、通気穴7aを
有する仕切板7が設けられ、さらに、この仕切板7の後
面7cには後板部材6が設けられている。仕切板7と後
板部材6の周縁部は、ナット27で気密に固定されてい
る。後板部材6の前面6aには凹部6bが形成されてお
り、この結果、仕切板7と後板部材6との間に空間30
が形成されている。後板部材6の後面6cには、第2の
円筒部材として、後方に伸長する円筒部6dが設けられ
ている。
有する仕切板7が設けられ、さらに、この仕切板7の後
面7cには後板部材6が設けられている。仕切板7と後
板部材6の周縁部は、ナット27で気密に固定されてい
る。後板部材6の前面6aには凹部6bが形成されてお
り、この結果、仕切板7と後板部材6との間に空間30
が形成されている。後板部材6の後面6cには、第2の
円筒部材として、後方に伸長する円筒部6dが設けられ
ている。
【0017】上記ハンドル部4の前部には、中心穴8a
を有する前板部材8がボルト9で気密に固定されてい
る。このハンドル部4には、外部のホース10から供給
されるエアーaの通路4aが形成され、作業者が操作弁
11を操作するとことにより、通路4aを開閉できるよ
うになっている。
を有する前板部材8がボルト9で気密に固定されてい
る。このハンドル部4には、外部のホース10から供給
されるエアーaの通路4aが形成され、作業者が操作弁
11を操作するとことにより、通路4aを開閉できるよ
うになっている。
【0018】上記ハンドル部4の前板部材8の中心穴8
aには、第1の円筒部材13の後部が気密に貫通されて
いる。この円筒部材13の後部は、そこに設けられたボ
ルト部13bをワッシャ14を介してナット15で締め
付けることにより、ハンドル部4に固定されている。こ
の円筒部材13の中心穴13aはエアーaの通路となり
得る。
aには、第1の円筒部材13の後部が気密に貫通されて
いる。この円筒部材13の後部は、そこに設けられたボ
ルト部13bをワッシャ14を介してナット15で締め
付けることにより、ハンドル部4に固定されている。こ
の円筒部材13の中心穴13aはエアーaの通路となり
得る。
【0019】上記円筒部材13の前部は、上記モータ部
3の後板部材6の円筒部6dを摺動可能に、かつ気密に
嵌合している。この円筒部材13の前端には、係止部と
して、径方向外向きに張り出した環状の大径フランジ部
13dが形成されている。モータ部3が前方へ移動した
状態では、大径フランジ部13dはワッシャ16,16
を介して後板部材6の凹部6bに当接して係止される。
一方、モータ部3が後方へ移動したときは大径フランジ
部13dは仕切板7の後面7cに当接して係止される。
これにより、円筒部材13と円筒部6dとの離脱が防止
されるとともに、モータ部3の前後方向のストロークが
規定されている。このように、円筒部材13、円筒部6
dおよび大径フランジ部13dは、簡単な構造でもって
連結部材を構成し、ハンドル部4とモータ部3とを、相
互に回動可能、かつ前後動可能に連結している。
3の後板部材6の円筒部6dを摺動可能に、かつ気密に
嵌合している。この円筒部材13の前端には、係止部と
して、径方向外向きに張り出した環状の大径フランジ部
13dが形成されている。モータ部3が前方へ移動した
状態では、大径フランジ部13dはワッシャ16,16
を介して後板部材6の凹部6bに当接して係止される。
一方、モータ部3が後方へ移動したときは大径フランジ
部13dは仕切板7の後面7cに当接して係止される。
これにより、円筒部材13と円筒部6dとの離脱が防止
されるとともに、モータ部3の前後方向のストロークが
規定されている。このように、円筒部材13、円筒部6
dおよび大径フランジ部13dは、簡単な構造でもって
連結部材を構成し、ハンドル部4とモータ部3とを、相
互に回動可能、かつ前後動可能に連結している。
【0020】上記円筒部材13の後部の外周には、ハン
ドル部4の通路4aに連通するエアーaの通路13cが
あけられている。エアーaは、ハンドル部4の通路4a
から通路13cを通り、さらに円筒部材13の中心穴1
3aと、空間30と、仕切板7の通気穴7aとを通して
モータ部3に供給されるようになる。
ドル部4の通路4aに連通するエアーaの通路13cが
あけられている。エアーaは、ハンドル部4の通路4a
から通路13cを通り、さらに円筒部材13の中心穴1
3aと、空間30と、仕切板7の通気穴7aとを通して
モータ部3に供給されるようになる。
【0021】上記モータ部3の後板部材6の後面6cと
ハンドル部4の前板部材8の前面8bとの間には、コイ
ルスプリング17が縮装されている。このコイルスプリ
ング17の伸縮力により、モータ部3が前動方向に付勢
された状態で、後板部材6の凹部6bがワッシャ16,
16を介して円筒部材13の大径フランジ部13dに当
接して、前動位置に保持されるようになる。
ハンドル部4の前板部材8の前面8bとの間には、コイ
ルスプリング17が縮装されている。このコイルスプリ
ング17の伸縮力により、モータ部3が前動方向に付勢
された状態で、後板部材6の凹部6bがワッシャ16,
16を介して円筒部材13の大径フランジ部13dに当
接して、前動位置に保持されるようになる。
【0022】上記コイルスプリング17の前端部17a
は、モータ部3の後面部材6の後面6cにピン18で係
止され、後端部17bは、ハンドル部4の前板部材8に
前面8bにピン19で係止されている。コイルスプリン
グ17のねじり力が無負荷のときに、ハンドル部4に対
してモータ部3が所定の回動位置(図1の状態)に保持
されるよう設定されている。
は、モータ部3の後面部材6の後面6cにピン18で係
止され、後端部17bは、ハンドル部4の前板部材8に
前面8bにピン19で係止されている。コイルスプリン
グ17のねじり力が無負荷のときに、ハンドル部4に対
してモータ部3が所定の回動位置(図1の状態)に保持
されるよう設定されている。
【0023】上記円筒部材13および円筒部6dは、コ
イルスプリング17内に挿通された状態になっている。
したがって、余分なスペースをとることがなく、このナ
ットランナをコンパクトに構成することができる。
イルスプリング17内に挿通された状態になっている。
したがって、余分なスペースをとることがなく、このナ
ットランナをコンパクトに構成することができる。
【0024】上記増力部2の前部には、上記ソケット5
と一定の間隔を隔てて平行に前方へ突出する反力受け部
材20がボルト21で固定されている。この反力受け部
材20は、ソケット5をナット25に嵌入させたとき、
上記ナット25の近傍の固定部材、例えば、ナット25
を締め付ける組立体26の側壁部26aや組立ラインの
側壁部等に当て止め、あるいは、組立体26の側壁部2
6aの隙間や段部等26bに差し込んで回り止めするよ
うになっている。
と一定の間隔を隔てて平行に前方へ突出する反力受け部
材20がボルト21で固定されている。この反力受け部
材20は、ソケット5をナット25に嵌入させたとき、
上記ナット25の近傍の固定部材、例えば、ナット25
を締め付ける組立体26の側壁部26aや組立ラインの
側壁部等に当て止め、あるいは、組立体26の側壁部2
6aの隙間や段部等26bに差し込んで回り止めするよ
うになっている。
【0025】なお、22は、増力部2にボルト23で固
定したデッドハンドル、24は、モータ部3に設けたサ
イレンサーである。
定したデッドハンドル、24は、モータ部3に設けたサ
イレンサーである。
【0026】このナットランナ1を用いてナットを締め
付ける場合、作業者はハンドル部4を握り、ソケット5
のナット嵌入穴5aを、組立体26のナット25に嵌入
させる。
付ける場合、作業者はハンドル部4を握り、ソケット5
のナット嵌入穴5aを、組立体26のナット25に嵌入
させる。
【0027】このとき、反力受け部材20を、組立体2
6の側壁部26aの段部26bに差し込む等して回り止
めする。
6の側壁部26aの段部26bに差し込む等して回り止
めする。
【0028】その後、操作弁11を操作して、エアーa
をモータ部3に供給すると、モータ部3の駆動力で増力
部2を介してソケット5が回転されて、ナット25が締
め付けられて行く。
をモータ部3に供給すると、モータ部3の駆動力で増力
部2を介してソケット5が回転されて、ナット25が締
め付けられて行く。
【0029】このとき、反力受け部材20は、組立体2
6の段部26bに差し込まれて回り止めされているか
ら、モータ部3の駆動力で増力部2及びモータ部3がソ
ケット5の回転方向に連れ回らない。したがって、作業
者が握ったハンドル部4に反力が伝わりにくくなる。
6の段部26bに差し込まれて回り止めされているか
ら、モータ部3の駆動力で増力部2及びモータ部3がソ
ケット5の回転方向に連れ回らない。したがって、作業
者が握ったハンドル部4に反力が伝わりにくくなる。
【0030】また、ハンドル部4に対してモータ部3
は、円筒部材13で回動可能、かつ前後動可能に支持さ
れて連結されているから、この点からもモータ部3側の
反力がハンドル部4に伝わりにくくなる。
は、円筒部材13で回動可能、かつ前後動可能に支持さ
れて連結されているから、この点からもモータ部3側の
反力がハンドル部4に伝わりにくくなる。
【0031】さらに、ハンドル部4とモータ部3との間
のコイルスプリング17の弾力により、モータ部3側か
らの振動がハンドル部4側に伝わりにくくなる。これら
により、作業者の疲労が軽減される。
のコイルスプリング17の弾力により、モータ部3側か
らの振動がハンドル部4側に伝わりにくくなる。これら
により、作業者の疲労が軽減される。
【0032】また、モータ部3側が反力で回動しても、
締め付けが完了してナット25からソケット5を抜く
と、コイルスプリング17のねじり力でモータ部3がハ
ンドル部4に対して所定の回動位置に自動的に復帰する
から、次のナット25の締め付け作業をする前に、ハン
ドル部4に対してモータ部3を所定の回動位置に手動で
回動させるという作業が不要になり、締め付け作業を迅
速に継続できるようになる。
締め付けが完了してナット25からソケット5を抜く
と、コイルスプリング17のねじり力でモータ部3がハ
ンドル部4に対して所定の回動位置に自動的に復帰する
から、次のナット25の締め付け作業をする前に、ハン
ドル部4に対してモータ部3を所定の回動位置に手動で
回動させるという作業が不要になり、締め付け作業を迅
速に継続できるようになる。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のナ
ットランナでは、反力受け部をナットの近傍の固定部材
に当て止め等して回り止めすることにより、モータ部の
駆動力で、増力部及びモータ部がソケットの回転方向に
連れ回らなくなるから、作業者が握ったハンドル部に反
力が伝わりにくくなる。
ットランナでは、反力受け部をナットの近傍の固定部材
に当て止め等して回り止めすることにより、モータ部の
駆動力で、増力部及びモータ部がソケットの回転方向に
連れ回らなくなるから、作業者が握ったハンドル部に反
力が伝わりにくくなる。
【0034】また、ハンドル部とモータ部とは、相互に
回動、かつ前後動可能に支持する連結部材で連結するこ
とにより、モータ部側の反力がハンドル部側に伝わりに
くくなる。
回動、かつ前後動可能に支持する連結部材で連結するこ
とにより、モータ部側の反力がハンドル部側に伝わりに
くくなる。
【0035】さらに、ハンドル部とモータ部との間に縮
装したコイルスプリングの弾力により、モータ部側から
の振動がハンドル部側に伝わりにくくなる。
装したコイルスプリングの弾力により、モータ部側から
の振動がハンドル部側に伝わりにくくなる。
【0036】これらにより、作業者の疲労を軽減して、
ナット締め付けの作業性を向上させることができる。
ナット締め付けの作業性を向上させることができる。
【0037】また、コイルスプリングのねじり力でハン
ドル部に対して、モータ部を所定の回動位置に保持する
ことにより、モータ部が反力で回動しても、締め付けが
完了してナットからソケットを抜くと、コイルスプリン
グのねじり力でモータ部がハンドル部に対して所定の回
動位置に自動的に復帰するようになる。したがって、次
のナットの締め付け作業をする前に、ハンドル部に対し
てモータ部を所定の回動位置に手動で回動させるという
作業が不要になり、ナット締め付け作業を迅速に継続す
ることができる。
ドル部に対して、モータ部を所定の回動位置に保持する
ことにより、モータ部が反力で回動しても、締め付けが
完了してナットからソケットを抜くと、コイルスプリン
グのねじり力でモータ部がハンドル部に対して所定の回
動位置に自動的に復帰するようになる。したがって、次
のナットの締め付け作業をする前に、ハンドル部に対し
てモータ部を所定の回動位置に手動で回動させるという
作業が不要になり、ナット締め付け作業を迅速に継続す
ることができる。
【0038】また、請求項2に記載のナットランナで
は、上記連結部材を簡単に構成することができる。
は、上記連結部材を簡単に構成することができる。
【0039】また、請求項3に記載のナットランナで
は、上記第1および第2の円筒部材は上記コイルスプリ
ング内に挿通されているので、余分なスペースをとるこ
とがない。したがって、このナットランナをコンパクト
に構成することができる。
は、上記第1および第2の円筒部材は上記コイルスプリ
ング内に挿通されているので、余分なスペースをとるこ
とがない。したがって、このナットランナをコンパクト
に構成することができる。
【図1】 この発明の一実施例のナットランナを示す断
面側面図である。
面側面図である。
【図2】 図1の正面図である。
1 ナットランナ 2 増力部 2a 駆動軸 3 モータ部 4 ハンドル部 5 ソケット 6 後板部材 6d 円筒部 8 前板部材 13 円筒部材 17 コイルスプリング 20 反力受け部材 25 ナット 26 組立体(固定部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 作業者に握られるハンドル部と、このハ
ンドル部の前方に設けられたモータ部と、このモータ部
の駆動力を増加させる増力部と、この増力部の駆動軸に
取り付けられ、ナット又はボルトが嵌入されるソケット
とを有し、上記モータ部の駆動力で増力部を介して上記
ソケットを回転させるようにしたナットランナにおい
て、 上記増力部又はモータ部に取り付けられ、上記ソケット
がナット又はボルトに嵌入されたとき、上記ナット又は
ボルトの近傍の固定部材に係止されて回転が止められ得
る反力受け部と、 上記ハンドル部と上記モータ部とを、相互に回動可能、
かつ前後動可能に連結する連結部材と、 上記ハンドル部の前面とモータ部の後面との間に縮装さ
れ、後端部が上記ハンドル部の前面に係止されるととも
に、前端部が上記モータ部の後面に係止されたコイルス
プリングとを備えたことを特徴とするナットランナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のナットランナにおい
て、 上記連結部材は、 上記ハンドル部の前面に前方へ突出する状態で固定され
た第1の円筒部材と、上記モータ部の後面に後方に突出
する状態で固定され、上記第1の円筒部材に摺動可能に
嵌合された第2の円筒部材と、 上記第1の円筒部材と第2の円筒部材との離脱を止める
係止部とからなることを特徴とするナットランナ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のナットランナにおい
て、 上記第1および第2の円筒部材は上記コイルスプリング
内に挿通されていることを特徴とするナットランナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9366595A JPH08290365A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | ナットランナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9366595A JPH08290365A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | ナットランナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290365A true JPH08290365A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14088704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9366595A Pending JPH08290365A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | ナットランナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08290365A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105290767A (zh) * | 2015-10-21 | 2016-02-03 | 王杨 | 一种石油机械设备螺母拆装设备 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP9366595A patent/JPH08290365A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105290767A (zh) * | 2015-10-21 | 2016-02-03 | 王杨 | 一种石油机械设备螺母拆装设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |