JPH08290227A - シンクロナイザーリングの製造方法 - Google Patents

シンクロナイザーリングの製造方法

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JPH08290227A
JPH08290227A JP7092767A JP9276795A JPH08290227A JP H08290227 A JPH08290227 A JP H08290227A JP 7092767 A JP7092767 A JP 7092767A JP 9276795 A JP9276795 A JP 9276795A JP H08290227 A JPH08290227 A JP H08290227A
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ring
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絞り加工された中間加工品(P13)の凹部
(2a)底壁に対し、爪部に対応する部分(21)とそ
の外側の打抜き代(22)とを残存させる態様に穴開け
を行った後、バーリング加工により、打抜き代付爪部形
成片(20)を軸線方向に沿うよう折曲し、その後、打
抜き代(22)を切除するようにしたシンクロナイザー
リングの製造方法。 【効果】 焼純処理を行わずに、亀裂のない良質のシン
クロナイザーリングを製造でき、また円錐面の真円精
度、傾斜角精度、爪位置精度等を高度に維持でき、しか
も不良品の発生率を低く抑えつつ、生産効率の向上を図
れてコストの削減を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のマニュアル
トランスミッションにおけるシンクロメッシュ機構のパ
ーツとして利用されるシンクロナイザーリングの製造方
法に関し、特にプレス加工を基本として行う方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のシンクロナイザーリング(1)
は、図9および図10に示すように円錐を囲周する形状
のリング部(1a)と、そのリング部(1a)の小径側
端縁に、軸線方向に突出し、かつ周方向に等間隔おきに
設けられた複数の爪部(1b)とを有している。
【0003】このシンクロナイザーリング(1)は、シ
ンクロメッシュ機構内において、リング部(1a)の円
錐面を、回転速度の異なるギアの円錐面に摩擦係合させ
て、回転の同期を図るものであり、その同期をスムーズ
に行うために、リング部(1a)の真円精度、円錐面の
傾斜角精度、爪部(1b)の位置精度等を高度に維持す
る必要がある。
【0004】従来、上記のようなシンクロナイザーリン
グ(1)を製造する場合、切削加工を基本とする方法
や、プレス加工を基本とする方法等が採用されている。
【0005】切削加工を基本とする方法としては、例え
ば厚肉の鋼管を切削加工により不要部分を削り取って所
定形状に加工する方法や、あるいは鋼材等を鍛造加工に
より粗形状のリング製品を形成した後、不要部分を削り
取って所定形状に加工する方法等が採用されている。と
ころがこれらの方法は、いずれも切削処理に多大な時間
を要し、いずれも非効率的で、コストの増大を招くの
で、好ましい方法とは言えなかった。
【0006】一方、後者のプレス加工を基本とする方法
としては、従来において、例えば以下の方法が採用され
ている。
【0007】まず図5に示すように、鋼板に対しブラン
キング加工を行って円板形状の第1中間加工品(P1)
を形成する。
【0008】続いて図6に示すように、第1中間加工品
(P1)に対し、絞り加工を行って、中央に円錐台形状
の凹部(2a)が設けられ、かつその凹部(2a)の外
周縁にフランジ部(2c)が連設された第2中間加工品
(P2)を形成する。
【0009】次に図7に示すように、第2中間加工品
(P2)の凹部(2a)の底壁に対し、爪部(1a)に
対応する部分(3b)を残存させる態様に、穴開け(内
径抜き)加工を行って、円錐囲周形状のリング部(1
a)の小径側端縁に、内径方向に突出する複数の爪部形
成片(3b)が形成された第3中間加工品(P3)を形
成する。
【0010】次に第3中間加工品(P3)に対し焼純処
理を行った後、図8に示すように、その第3中間加工品
(P3)に対し、バーリング(張り出し)加工を行っ
て、爪部形成片(3b)を軸線方向に沿うよう折曲し、
爪部(1b)を形成する。
【0011】続いて図9に示すように、旋削加工によ
り、フランジ部(2c)とともにリング部(1a)の大
径側端部を切除して、シンクロナイザーリング(1)を
形成する。
【0012】なお、こうして加工されたシンクロナイザ
ーリング(1)は、表面硬化処理が施され、さらに摩擦
材が接着されて製品化される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製法におい
ては、第3中間加工品(P3)の爪部形成片(3b)を
軸線方向に沿うよう折曲する際に、爪部形成片(3b)
の付け根部に亀裂が生じるのを防止する目的で、第3中
間加工品(P3)を焼純処理により軟化させてから、爪
部形成片(3b)を折曲するようにしている。
【0014】しかしながら、穴開け等のプレス加工と、
バーリング等のプレス加工との間に、プレス技術とは異
質の技術である焼純処理が入るため、焼純工程の前後に
おいて、工程をスムーズに移行することができず、生産
効率が低下してコストの増大を招くという問題があっ
た。
【0015】さらに焼純処理により内部応力を開放する
と、中間加工品(P3)に変形が生じて、真円精度等が
低下し、不良品発生率が高くなるという問題もある。
【0016】また穴開け工程で精度良く爪部形成片(3
b)を形成したとしても、バーリング加工において、す
べての爪部形成片(3b)をバランス良く折曲できない
場合があり、爪位置精度が低下して、この点からも、不
良品発生率が高くなるという問題を抱えていた。
【0017】一方、穴開け加工により第3中間加工品
(P3)を得る工程において、例えば図11に示すよう
に、爪部形成片(3b)の付け根部両側を打ち抜いて、
盗み用切欠部(3d)を形成しておけば、焼純処理を行
わずとも、爪曲げ時に亀裂が発生するのを防止できる。
しかしながら、盗み用切欠部(3d)を形成すると、爪
部(1b)の強度が低下し、高品質の製品を製造できな
いという新たな問題が発生する。
【0018】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、高い生産効率を維持できて、生産コストを削減で
き、さらに不良品発生率を低く抑えつつ、円錐面の真円
精度、傾斜角精度、爪位置精度等に優れ、亀裂等のない
高品質のシンクロナイザーリングを製造できるシンクロ
ナイザーリングの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、円錐囲周形状のリング部の小径側端縁
に、軸線方向に突出する爪部が周方向に等間隔おきに複
数設けられたシンクロナイザーリングの製造方法であっ
て、金属板を打ち抜いて円板状の第1中間加工品を得る
工程と、前記第1中間加工品に対し絞り加工を行って、
円錐台形状の凹部を有する第2中間加工品を得る工程
と、前記第2中間加工品の凹部底壁に対し、上記複数の
爪部に対応する部分とそれらの外側の打抜き代とを残存
させる態様に穴開け加工を行って、円錐囲周形状のリン
グ部の小径側端縁に、内径方向に突出する打抜き代付爪
部形成片が周方向に等間隔おきに複数設けられた第3中
間加工品を得る工程と、前記第3中間加工品に対しバー
リング加工を行って、前記複数の打抜き代付爪部形成片
をそれぞれ軸線方向に沿うよう折曲して第4中間加工品
を得る工程と、前記第4中間加工品の複数の打抜き代付
爪部形成片に対し、総型抜き加工を行って、打抜き代を
全部同時に切除して、爪部を形成する工程と、旋削加工
により、前記中間加工品の大径側端部をその周縁に設け
られるフランジ部とともに切除する工程と、を含むもの
を要旨とする。
【0020】さらに本発明においては、前記打抜き代の
幅を、中間加工品の板厚に対し1〜2倍に設定するのが
好ましい。
【0021】
【作用】この発明のシンクロナイザーリングの製造方法
においては、穴開け加工で打抜き代付爪部形成片を形成
して、その形成片をバーリング加工により軸線方向に沿
うよう折曲した後、打抜き代を切除して爪部を形成して
いるため、バーリング加工による爪曲げ時に、打抜き代
に亀裂が生じることはあっても、その亀裂が爪部にまで
達することはない。したがって後工程で打抜き代を切除
することにより、製品に亀裂が残ることはない。さらに
焼純処理を行わずとも亀裂が生じるのを防止できるの
で、焼純処理による弊害もない。
【0022】また本発明で実施される各工程は、いずれ
もプレス加工や切削加工等の同質の技術を利用するもの
であるため、各工程から次工程への移行をスムーズに行
える。また本発明において、爪位置精度は、バーリング
工程後の総型抜き加工で用いられる金型精度に対応する
ものであるから、バーリング加工による悪影響を受ける
ことがなく、高い位置精度で爪部を形成できる。さらに
本発明においては、複数の打抜き代付爪部形成片の打抜
き代を、全部同時に切除しているため、その切除時にお
いて全周に亘ってバランスが保たれて、円錐面の真円精
度や傾斜精度の低下を有効に防止できる。
【0023】本発明において、打抜き代の幅を、中間加
工品の板厚に対し1〜2倍に設定する場合には、より確
実に亀裂の発生を防止できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるシンクロナイ
ザーリングの製造方法を、詳細に説明するが、従来と重
複する部分については、従来例と同一符号を用いて説明
する。
【0025】まず鋼板(冷延鋼板)に対しブランキング
加工を行って、円板状の第1中間加工品(P1)を形成
する(図5参照)。
【0026】続いて第1中間加工品(P1)に対し、絞
り加工を行って、中央に略円錐台形状の凹部(2a)が
設けられ、かつその凹部(2a)の外周縁にフランジ部
(2c)が連設された第2中間加工品(P2)を形成す
る(図6参照)。
【0027】次に図1および図2に示すように、第2中
間加工品(P2)の凹部底壁に対し、シンクロナイザー
リングの爪部に対応する部分(21)とそれらの外側の
打抜き代(22)を残存させる態様に、内径抜き(穴開
け)加工を行う。こうして、略円錐囲周形状のリング部
(1a)と、そのリング部(1a)の小径側端縁に、内
径方向に突出し、かつ周方向に等間隔おきに設けられた
複数の打抜き代付爪部形成片(20)とを有する第3中
間加工品(P13)を形成する。
【0028】ここで、第3中間加工品(P13)におけ
る打抜き代(22)の幅(W)は、中間加工品(P13
等)の板厚に対し、下限値を0.5倍以上、上限値を3
倍以下に設定するのが好ましく、さらには加減値を1.
0倍以上、上限値を2倍以下に設定するのがより一層好
ましい。すなわち、後述するように打抜き代付爪部形成
片(20)を折曲した際に、その付け根部分に亀裂が発
生することがあるが、このとき、打抜き代幅(W)が小
さ過ぎると、亀裂が爪部対応部(21)にまで達して、
その亀裂が製品に残って不良品となる可能性が高くな
り、好ましくない。また逆に打抜き代幅(W)が大き過
ぎると、打抜き代付爪部形成片(20)の曲げ強度が大
きくなり、その曲げ加工をスムーズに行えない可能性が
高くなり、好ましくない。
【0029】なお図1および図2においては、発明の理
解を容易にする目的で、打抜き代付爪部形成片(20)
の爪部対応部(21)と打抜き代(22)との境界を想
像線で示しているが、言うまでもなくこの境界線は実際
には表示されるものではない(図3においても同じ)。
【0030】穴開け工程が完了した後、図3に示すよう
に、上記第3中間加工品(P13)に対し、バーリング
(張り出し)加工を行って、上記複数の打抜き代付爪部
形成片(20)を軸線方向に沿うよう折曲すると同時
に、リング部(1a)を所定の円錐囲周形状に成形し
て、第4中間加工品(P14)を形成する。
【0031】この爪曲げ時において、打抜き代付爪部形
成片(20)の付け根部分に亀裂が生じることがある
が、その亀裂は打抜き代(22)のみに入って、爪部対
応部(21)にまで達するようなことはない。
【0032】続いて図4に示すように、第4中間加工品
(P14)の複数の打抜き代付爪部形成片(20)に対
し、総型抜き(総型削り)加工を同時に行って、各打抜
き代(22)を一度に切除し、爪部(1b)を形成す
る。このとき亀裂の入った打抜き代(22)は切除され
るので、爪部(1b)に亀裂が残ることはない。
【0033】次に、縁旋削加工により、フランジ部(2
c)とともにリング部(1a)の大径側端部を切除し
て、シンクロナイザーリング(1)を形成する。
【0034】なお、こうして加工されたシンクロナイザ
ーリング(1)は、上記従来と同様に、表面硬化処理が
施され、さらに摩擦材が接着されて製品化される。
【0035】本実施例のリング製法によれば、穴開け加
工により形成した打抜き代付爪部形成片(20)をバー
リング加工により折曲した後、総型抜き加工により打抜
き代(22)を切除するものであるため、爪曲げ時に、
打抜き代(22)に亀裂が入ることはあっても、その亀
裂が爪部対応部(21)にまで達することはない。した
がって、後工程での打抜き代(22)の切除により、亀
裂のない高品質のシンクロナイザーリング(1)を確実
に製造できる。さらに中間加工品に焼純処理を施す必要
がないので、焼純処理による弊害、例えば真円精度等の
低下を防止でき、不良品発生率を低く抑えることができ
る。
【0036】また本実施例では、プレス加工や切削加工
等の同質の技術を連ねて製造するものであるため、例え
ば従来のように中間工程で異質の技術(焼純処理)を行
う必要がなく、一連の工程をスムーズに移行することが
でき、生産効率の向上およびコストの削減を図ることが
できる。しかも同質の技術を連ねるものであるから、ト
ランスファー加工等の連続加工方式も採用することがで
き、より一層、生産効率の向上およびコストの削減を図
ることが可能となる。
【0037】また本実施例においては、バーリング加工
によりリング部(1a)を所定の形状に成形しているた
め、より一層高い真円精度を得ることができる。
【0038】さらに本実施例において、爪位置精度(爪
ピッチ精度)は、バーリング加工後の総型抜き加工で用
いられる金型精度に対応するものであるから、バーリン
グ加工による悪影響を受けることがなく、高い位置精度
で爪部(1b)を形成できる。
【0039】しかも打抜き代付爪部形成片(20)の打
抜き代(22)を全部同時に切除しているため、その切
除時において全周に亘ってバランスが保たれて、円錐面
の真円精度や傾斜精度の低下を有効に防止でき、この点
においても、不良品発生率を低く抑えることができる。
【0040】なお本発明において、製造されるシンクロ
ナイザーリング(1)の爪部数は、限定されるものでは
ない。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明のシンクロナイ
ザーリングの製造方法によれば、穴開け加工で打抜き代
付爪部形成片を形成し、その形成片をバーリング加工に
より軸線方向に沿うよう折曲した後、打抜き代を切除し
て爪部を形成しているため、バーリング加工による爪曲
げ時に、打抜き代に亀裂が生じることはあっても、その
亀裂が爪部対応部にまで達することはない。したがっ
て、後工程での打抜き代の切除により、爪部に亀裂のな
い良質のシンクロナイザーリングを確実に製造できる。
さらに焼純処理を行わなくともよいので、焼純処理によ
る弊害、例えば真円精度等の低下を防止でき、不良品発
生率を低く抑えることができる。また本発明で実施され
る各工程は、いずれもプレス加工や切削加工等の同質の
技術を利用するものであるため、各工程から次工程への
移行をスムーズに行えるので、生産効率の向上およびコ
ストの削減を図ることができる。また本発明において、
爪位置精度は、爪曲げ工程後の総型抜き加工で用いられ
る金型精度に対応するものであるから、バーリング加工
による悪影響を受けることがなく、高い位置精度で爪部
を形成でき、一層、高品質のリング製品を製造できる。
さらに本発明においては、複数の打抜き代付爪部形成片
の打抜き代を、全部同時に切除しているため、その切除
時において全周に亘ってバランスが保たれて、円錐面の
真円精度や傾斜精度の低下を有効に防止でき、より一層
不良品発生率を低く抑えることができるという効果が得
られる。
【0042】本発明において、打抜き代の幅を、中間加
工品の板厚に対し1〜2倍に設定する場合、高い生産効
率を確保しつつ、より確実に亀裂が残るのを防止できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるリング製法における
穴開け直後の中間加工品を示す斜視図である。
【図2】実施例のリング製法により穴開け加工された中
間加工品の打抜き代付爪部形成片周辺を示す平面図であ
る。
【図3】実施例のリング製法における爪曲げ直後の中間
加工品を示す斜視図である。
【図4】実施例のリング製法における打抜き代およびフ
ランジ部の切除工程での中間加工品を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のリング製法における打抜き直後の中間加
工品を示す斜視図である。
【図6】従来法における絞り直後の中間加工品を示す斜
視図である。
【図7】従来法における穴開け直後の中間加工品を示す
斜視図である。
【図8】従来法における爪曲げ直後の中間加工品を示す
斜視図である。
【図9】従来法におけるフランジ切除直後の中間加工品
を示す斜視図である。
【図10】シンクロナイザーリングを示す側断面図であ
る。
【図11】従来検討された製法において穴開け直後の中
間加工品の爪部形成片周辺を示す平面図である。
【符号の説明】
1…シンクロナイザーリング 1a…リング部 1b…爪部 2a…凹部 2c…フランジ部 20…打抜き代付爪部形成片 21…爪部対応部 22…打抜き代 P1、P2、P13、P14…中間加工品 W…打抜き代幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21D 28/26 B21D 28/26 F16D 23/06 F16D 23/06 C F16H 57/02 501 F16H 57/02 501Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐囲周形状のリング部の小径側端縁
    に、軸線方向に突出する爪部が周方向に等間隔おきに複
    数設けられたシンクロナイザーリングの製造方法であっ
    て、 金属板を打ち抜いて円板状の第1中間加工品を得る工程
    と、 前記第1中間加工品に対し絞り加工を行って、円錐台形
    状の凹部を有する第2中間加工品を得る工程と、 前記第2中間加工品の凹部底壁に対し、上記複数の爪部
    に対応する部分とそれらの外側の打抜き代とを残存させ
    る態様に穴開け加工を行って、円錐囲周形状のリング部
    の小径側端縁に、内径方向に突出する打抜き代付爪部形
    成片が周方向に等間隔おきに複数設けられた第3中間加
    工品を得る工程と、 前記第3中間加工品に対しバーリング加工を行って、前
    記複数の打抜き代付爪部形成片をそれぞれ軸線方向に沿
    うよう折曲して第4中間加工品を得る工程と、 前記第4中間加工品の複数の打抜き代付爪部形成片に対
    し、総型抜き加工を行って、打抜き代を全部同時に切除
    して、爪部を形成する工程と、 旋削加工により、前記中間加工品の大径側端部をその周
    縁に設けられるフランジ部とともに切除する工程と、を
    含むシンクロナイザーリングの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記打抜き代の幅を、中間加工品の板厚
    に対し1〜2倍に設定する請求項1記載のシンクロナイ
    ザーリングの製造方法。
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