JPH08290120A - 自動選別装置 - Google Patents
自動選別装置Info
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- JPH08290120A JPH08290120A JP12056995A JP12056995A JPH08290120A JP H08290120 A JPH08290120 A JP H08290120A JP 12056995 A JP12056995 A JP 12056995A JP 12056995 A JP12056995 A JP 12056995A JP H08290120 A JPH08290120 A JP H08290120A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】インゲン豆などのような野菜類、果実類その他
をサイズや形状などに応じて自動的に選別する装置に関
し、各サイズごとに、しかも各形状ごとに自動的に選別
可能とし、しかも設定サイズや形状などを自由に選択可
能とするとともに、装置の小型化とコストダウンを実現
することを目的とする。。 【構成】投入部1、撮像部2および分別部3がそれぞれ
ベルトなどから成るコンベアC1、C2、C3によって
構成されており、コンベアC1、C2、C3の順に配置
された構成において、分別部3にはコンベアC3の走行
方向に複数の挿入手段が配設されていて、撮像部2にお
いて撮影した画像情報から被選別品の形状やサイズなど
を計測し、計測結果に応じて、前記のそれぞれの挿入手
段が選択的に駆動されるように構成されている。
をサイズや形状などに応じて自動的に選別する装置に関
し、各サイズごとに、しかも各形状ごとに自動的に選別
可能とし、しかも設定サイズや形状などを自由に選択可
能とするとともに、装置の小型化とコストダウンを実現
することを目的とする。。 【構成】投入部1、撮像部2および分別部3がそれぞれ
ベルトなどから成るコンベアC1、C2、C3によって
構成されており、コンベアC1、C2、C3の順に配置
された構成において、分別部3にはコンベアC3の走行
方向に複数の挿入手段が配設されていて、撮像部2にお
いて撮影した画像情報から被選別品の形状やサイズなど
を計測し、計測結果に応じて、前記のそれぞれの挿入手
段が選択的に駆動されるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばインゲン豆など
のような野菜類、果実類その他をサイズや形状などに応
じて自動的に選別する装置に関する。
のような野菜類、果実類その他をサイズや形状などに応
じて自動的に選別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サヤインゲンを手作業による選別に代わ
って自動的に長さごとに選別する装置として種々の構造
が提案されている。ところが、これらはいずれも、各長
さの異なるサヤインゲンを、それぞれのベルト幅で形成
された搬送用ベルトコンベヤーを使用し、しかもそれぞ
れのベルトコンベヤーは、末端側から初端側へ向けて各
ベルトごとにその幅が順次小さくなるように配置するこ
とにより、各長さ別に選別する構造になっている。
って自動的に長さごとに選別する装置として種々の構造
が提案されている。ところが、これらはいずれも、各長
さの異なるサヤインゲンを、それぞれのベルト幅で形成
された搬送用ベルトコンベヤーを使用し、しかもそれぞ
れのベルトコンベヤーは、末端側から初端側へ向けて各
ベルトごとにその幅が順次小さくなるように配置するこ
とにより、各長さ別に選別する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この例のように、従来
の選別装置は、機械的に長さを選別するようになってい
るため、選別する長さをオペレータが自由に設定しなお
すことはできず、しかも選別されたサヤインゲンを揃え
て投入する必要があり、構造が複雑となる。
の選別装置は、機械的に長さを選別するようになってい
るため、選別する長さをオペレータが自由に設定しなお
すことはできず、しかも選別されたサヤインゲンを揃え
て投入する必要があり、構造が複雑となる。
【0004】また、サヤインゲンを市場に出荷する際
に、真っ直ぐなものと曲がったものとでは市場価値が異
なり、真直程度に応じてA級品、B級品、C級品などと
呼び分けされている。したがって、前記のように長さご
とに選別する装置では、選別されたそれぞれの長さのサ
ヤインゲンを、曲がりの程度に応じて人手で分類する必
要がある。しかしながら、人手による分類は主観が入
り、正確な分類が不可能なほか、作業効率が悪い。
に、真っ直ぐなものと曲がったものとでは市場価値が異
なり、真直程度に応じてA級品、B級品、C級品などと
呼び分けされている。したがって、前記のように長さご
とに選別する装置では、選別されたそれぞれの長さのサ
ヤインゲンを、曲がりの程度に応じて人手で分類する必
要がある。しかしながら、人手による分類は主観が入
り、正確な分類が不可能なほか、作業効率が悪い。
【0005】このような問題は、サヤインゲンに限ら
ず、例えばキュウリなどの他の野菜、果実類、あるいは
工業製品などについても同様に生じる。
ず、例えばキュウリなどの他の野菜、果実類、あるいは
工業製品などについても同様に生じる。
【0006】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、各サイズごとに、しかも各形状ごとに自動的に
選別可能とし、しかも設定サイズや形状などを自由に選
択可能とするとともに、装置の小型化とコストダウンを
実現することを目的とする。
着目し、各サイズごとに、しかも各形状ごとに自動的に
選別可能とし、しかも設定サイズや形状などを自由に選
択可能とするとともに、装置の小型化とコストダウンを
実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図5は本発明による自動
選別装置の全容を示す図である。請求項1の発明は、投
入部1、撮像部2および分別部3がそれぞれベルトなど
から成るコンベアC1、C2、C3によって構成されて
おり、投入部1のコンベアC1上に供給された被選別品
が、コンベアC2、コンベアC3の順に移送されるよう
に配置されている。コンベアとしては、ベルトコンベア
やチェーンコンベアなど、公知の移送手段を使用する。
選別装置の全容を示す図である。請求項1の発明は、投
入部1、撮像部2および分別部3がそれぞれベルトなど
から成るコンベアC1、C2、C3によって構成されて
おり、投入部1のコンベアC1上に供給された被選別品
が、コンベアC2、コンベアC3の順に移送されるよう
に配置されている。コンベアとしては、ベルトコンベア
やチェーンコンベアなど、公知の移送手段を使用する。
【0008】そして、このような構成において、分別部
3にはコンベアC3の走行方向に複数の挿入手段が配設
されていて、撮像部2において撮影した画像情報から被
選別品の形状やサイズなどを計測し、計測結果に応じ
て、前記のそれぞれの挿入手段が選択的に駆動されるよ
うに構成されている。なお、挿入手段としては、エアノ
ズルやエアシリンダーなどの公知の手段を使用できる。
3にはコンベアC3の走行方向に複数の挿入手段が配設
されていて、撮像部2において撮影した画像情報から被
選別品の形状やサイズなどを計測し、計測結果に応じ
て、前記のそれぞれの挿入手段が選択的に駆動されるよ
うに構成されている。なお、挿入手段としては、エアノ
ズルやエアシリンダーなどの公知の手段を使用できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の投入部1、
撮像部2および分別部3が、構造的に分離されており、
共通のベースに設置し固定することで、投入部1のコン
ベアC1、撮像部2のコンベアC2および分別部3のコ
ンベアC3が順次かつ直列に配列されている構成であ
る。ベースとは、投入部1、撮像部2および分別部3を
取付け固定するための基台となるものである。
撮像部2および分別部3が、構造的に分離されており、
共通のベースに設置し固定することで、投入部1のコン
ベアC1、撮像部2のコンベアC2および分別部3のコ
ンベアC3が順次かつ直列に配列されている構成であ
る。ベースとは、投入部1、撮像部2および分別部3を
取付け固定するための基台となるものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の分別部3のコンベアC3の走行方向に配設さ
れている挿入手段が、該コンベアC3で移送されて来る
物体に向けて配置された複数のエアノズルA1、A2…
からなり、それぞれのエアノズルA1、A2…への圧縮
空気の供給を制御する電磁弁V1、V2…が、各エアノ
ズルA1、A2…に対応して配管接続されている。
2に記載の分別部3のコンベアC3の走行方向に配設さ
れている挿入手段が、該コンベアC3で移送されて来る
物体に向けて配置された複数のエアノズルA1、A2…
からなり、それぞれのエアノズルA1、A2…への圧縮
空気の供給を制御する電磁弁V1、V2…が、各エアノ
ズルA1、A2…に対応して配管接続されている。
【0011】そして、前記の撮像部2において撮影した
画像情報から被選別品の形状やサイズなどを計測し、計
測結果に応じて、前記のそれぞれの電磁弁V1、V2…
が選択的に駆動されるように構成されている。
画像情報から被選別品の形状やサイズなどを計測し、計
測結果に応じて、前記のそれぞれの電磁弁V1、V2…
が選択的に駆動されるように構成されている。
【0012】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
中のいずれかの項に記載の撮像部2のコンベアC2の始
端を支持しているローラ2aの上に、二重送り禁止ロー
ラ5aを上下動可能に配置し、該二重送り禁止ローラ5
aの上下位置を検出するセンサー2S1を設けてある。
中のいずれかの項に記載の撮像部2のコンベアC2の始
端を支持しているローラ2aの上に、二重送り禁止ロー
ラ5aを上下動可能に配置し、該二重送り禁止ローラ5
aの上下位置を検出するセンサー2S1を設けてある。
【0013】そして、前記のコンベアC2と二重送り禁
止ローラ5aとの間に物体が挟まれて該二重送り禁止ロ
ーラ5aが上昇すると、前記センサー2S1からの検出信
号に従って、前記の投入部1のコンベアC1が逆走する
ように、その駆動モータM1を逆転させる制御手段を有
している。この制御手段は、マイクロコンピュータなど
で構成される。
止ローラ5aとの間に物体が挟まれて該二重送り禁止ロ
ーラ5aが上昇すると、前記センサー2S1からの検出信
号に従って、前記の投入部1のコンベアC1が逆走する
ように、その駆動モータM1を逆転させる制御手段を有
している。この制御手段は、マイクロコンピュータなど
で構成される。
【0014】請求項5の発明は、請求項4記載の撮像部
2に、コンベアC2上の物体を撮像する赤外線カメラ7
が配設されており、該赤外線カメラ7による撮像開始タ
イミングを決定するために、該コンベアC2で物体が移
送されて来たことを検出するセンサー2S2が配設されて
いる。
2に、コンベアC2上の物体を撮像する赤外線カメラ7
が配設されており、該赤外線カメラ7による撮像開始タ
イミングを決定するために、該コンベアC2で物体が移
送されて来たことを検出するセンサー2S2が配設されて
いる。
【0015】また、撮像動作の間の前記コンベアC2の
走行速度を低速にするように該コンベアC2の駆動モー
タM2を制御するための信号を、前記の二重送り禁止ロ
ーラ5aの上下位置を検出するセンサー2S1から得るよ
うに構成されている。
走行速度を低速にするように該コンベアC2の駆動モー
タM2を制御するための信号を、前記の二重送り禁止ロ
ーラ5aの上下位置を検出するセンサー2S1から得るよ
うに構成されている。
【0016】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
中のいずれかの項に記載の撮像部2において撮影した画
像情報から計測した被選別品の形状やサイズなどに応じ
て、前記の分別部3におけるそれぞれの挿入手段を選択
的に駆動するための設定スイッチX1、X2…と、それ
ぞれの挿入手段の動作開始タイミングや動作時間幅など
を設定する設定スイッチY1、Y2…などを有するスイ
ッチユニット部15を有している。
中のいずれかの項に記載の撮像部2において撮影した画
像情報から計測した被選別品の形状やサイズなどに応じ
て、前記の分別部3におけるそれぞれの挿入手段を選択
的に駆動するための設定スイッチX1、X2…と、それ
ぞれの挿入手段の動作開始タイミングや動作時間幅など
を設定する設定スイッチY1、Y2…などを有するスイ
ッチユニット部15を有している。
【0017】さらに、該スイッチユニット部15におけ
る設定内容に応じて、各部を制御するマイクロコンピュ
ータ4および入出力ユニット部16を備えている。
る設定内容に応じて、各部を制御するマイクロコンピュ
ータ4および入出力ユニット部16を備えている。
【0018】
【作用】請求項1によると、投入部1、撮像部2および
分別部3がコンベアC1、C2、C3によって直列に配
設されており、分別部3にはコンベアC3の走行方向に
複数の挿入手段が間隔をおいて配設されているので、撮
像部2において撮影した画像情報から被選別品の形状や
サイズなどを計測し、計測結果に応じて、前記のそれぞ
れの挿入手段が選択的に駆動される構成になっている。
分別部3がコンベアC1、C2、C3によって直列に配
設されており、分別部3にはコンベアC3の走行方向に
複数の挿入手段が間隔をおいて配設されているので、撮
像部2において撮影した画像情報から被選別品の形状や
サイズなどを計測し、計測結果に応じて、前記のそれぞ
れの挿入手段が選択的に駆動される構成になっている。
【0019】そのため、被選別品の形状やサイズなどに
応じて、対応する挿入手段が選択的に作動して、自動的
に分別することができ、従来の手作業に代わって、全自
動化が可能となる。特に、被選別品の長さだけでなく、
曲がり具合などの形状なども計測して判別でき、1台の
装置で各種の分別が可能となる。
応じて、対応する挿入手段が選択的に作動して、自動的
に分別することができ、従来の手作業に代わって、全自
動化が可能となる。特に、被選別品の長さだけでなく、
曲がり具合などの形状なども計測して判別でき、1台の
装置で各種の分別が可能となる。
【0020】請求項2によると、前記の投入部1、撮像
部2および分別部3が構造的に分離されていて、共通の
ベースに設置し固定することで、各部のコンベアC1、
C2、C3の順にかつ直列に配設されている。そのた
め、ユーザの要望に応じて、例えば分別部3をユニット
単位で増設して、より多種類の分別を行なうことができ
る。
部2および分別部3が構造的に分離されていて、共通の
ベースに設置し固定することで、各部のコンベアC1、
C2、C3の順にかつ直列に配設されている。そのた
め、ユーザの要望に応じて、例えば分別部3をユニット
単位で増設して、より多種類の分別を行なうことができ
る。
【0021】請求項3によると、分別部3のコンベアC
3の走行方向に間隔をおいて複数のエアノズルA1、A
2…を配設し、それぞれのエアノズルA1、A2…に対
応して電磁弁V1、V2…が配管接続されているため、
コンベアC3で搬送されて来た被選別品を圧縮空気力で
吹き飛ばして、対応する容器に挿入できる。
3の走行方向に間隔をおいて複数のエアノズルA1、A
2…を配設し、それぞれのエアノズルA1、A2…に対
応して電磁弁V1、V2…が配管接続されているため、
コンベアC3で搬送されて来た被選別品を圧縮空気力で
吹き飛ばして、対応する容器に挿入できる。
【0022】このように、電磁弁を制御して圧縮空気の
力で挿入するので、同時に2以上のエアノズルが開いて
2以上の分別動作を並行して行なえる。その結果、迅速
に分別処理でき、作業能率が格段と向上する。
力で挿入するので、同時に2以上のエアノズルが開いて
2以上の分別動作を並行して行なえる。その結果、迅速
に分別処理でき、作業能率が格段と向上する。
【0023】請求項4によると、撮像部2のコンベアC
2始端の上に、二重送り禁止ローラ5aを上下動可能に
配置して、その上下位置を検出するセンサー2S1を設け
てあり、被選別品の到来で該二重送り禁止ローラ5aが
上昇したときに前記センサー2S1から発生する検出信号
に従って、投入部1のコンベアC1が逆走し、コンベア
C2と二重送り禁止ローラ5a間に挟まれていない被選
別品は後退させる。
2始端の上に、二重送り禁止ローラ5aを上下動可能に
配置して、その上下位置を検出するセンサー2S1を設け
てあり、被選別品の到来で該二重送り禁止ローラ5aが
上昇したときに前記センサー2S1から発生する検出信号
に従って、投入部1のコンベアC1が逆走し、コンベア
C2と二重送り禁止ローラ5a間に挟まれていない被選
別品は後退させる。
【0024】そのため、2以上の被選別品が到来して
も、撮像部2には常に単一しか移送されず、被選別品の
形状やサイズの測定ミスを未然に防止でき、正確な自動
選別が可能となる。また、投入部1における被選別品の
供給機構の信頼性が低くても支障が生ぜず、装置のコス
ト低減が可能となる。
も、撮像部2には常に単一しか移送されず、被選別品の
形状やサイズの測定ミスを未然に防止でき、正確な自動
選別が可能となる。また、投入部1における被選別品の
供給機構の信頼性が低くても支障が生ぜず、装置のコス
ト低減が可能となる。
【0025】請求項5によると、撮像部2には赤外線カ
メラ7が配設され、その撮像開始タイミングを決定する
ために、物体が移送されて来たことを検出するセンサー
2S2を有している。また、二重送り禁止ローラ5aの上
下位置を検出するセンサー2S1から得た信号を基にし
て、撮像動作の間、撮像部のコンベアC2を低速走行さ
せるので、簡素で安価な撮像素子を利用でき、装置のコ
スト低減が実現できる。
メラ7が配設され、その撮像開始タイミングを決定する
ために、物体が移送されて来たことを検出するセンサー
2S2を有している。また、二重送り禁止ローラ5aの上
下位置を検出するセンサー2S1から得た信号を基にし
て、撮像動作の間、撮像部のコンベアC2を低速走行さ
せるので、簡素で安価な撮像素子を利用でき、装置のコ
スト低減が実現できる。
【0026】請求項6によると、スイッチユニット部1
5には、分別部3における各挿入手段を選択的に駆動す
るための設定スイッチX1、X2…や、各挿入手段の動
作開始タイミングや動作時間幅などを設定する設定スイ
ッチY1、Y2…などを装備してあり、該スイッチユニ
ット部15における設定内容に応じて、各部を制御する
マイクロコンピュータ4および入出力ユニット部16を
備えている。
5には、分別部3における各挿入手段を選択的に駆動す
るための設定スイッチX1、X2…や、各挿入手段の動
作開始タイミングや動作時間幅などを設定する設定スイ
ッチY1、Y2…などを装備してあり、該スイッチユニ
ット部15における設定内容に応じて、各部を制御する
マイクロコンピュータ4および入出力ユニット部16を
備えている。
【0027】そのため、撮像部2において撮影した画像
情報から計測を行ない、被選別品の形状やサイズなどを
判断し、前記の設定内容に応じて分別処理でき、1台の
装置で各種の選別が可能となる。しかも、各設定スイッ
チX1、X2…、Y1、Y2…は、ユーザ自身が設定内
容を自由に変更できるので、ユーザの多様な要望に柔軟
に対応でき、汎用性の高い装置となる。
情報から計測を行ない、被選別品の形状やサイズなどを
判断し、前記の設定内容に応じて分別処理でき、1台の
装置で各種の選別が可能となる。しかも、各設定スイッ
チX1、X2…、Y1、Y2…は、ユーザ自身が設定内
容を自由に変更できるので、ユーザの多様な要望に柔軟
に対応でき、汎用性の高い装置となる。
【0028】また、本発明の装置につき全般的に言える
ことは、被選別品の形状やサイズを撮像して電子的に計
測し、判別を行なうので、被選別品がどのような姿勢で
移送されて来ても、正確に判別できる。したがって、従
来のように被選別品を予め揃える必要はなく、構造が簡
素化される。しかも、すべての処理が電子化されている
ので、装置が簡素で小型化でき、かつ安価に供給でき
る。
ことは、被選別品の形状やサイズを撮像して電子的に計
測し、判別を行なうので、被選別品がどのような姿勢で
移送されて来ても、正確に判別できる。したがって、従
来のように被選別品を予め揃える必要はなく、構造が簡
素化される。しかも、すべての処理が電子化されている
ので、装置が簡素で小型化でき、かつ安価に供給でき
る。
【0029】
【実施例】次に本考案による自動選別装置が実際上どの
ように具体化されるかを実施例で説明し、実施例では被
選別品としてインゲン豆を例に説明する。図1、図2は
本発明による自動選別装置の全容を示す図で、図1は斜
視図、図2は正面図である。両図において、1は投入
部、2は撮像部、3は分別部であり、それぞれベルトコ
ンベアが独立していて、インゲン豆などの被選別品が、
投入部1→撮像部2→分別部3の順に搬送される。4は
全体を制御するマイクロコンピュータである。
ように具体化されるかを実施例で説明し、実施例では被
選別品としてインゲン豆を例に説明する。図1、図2は
本発明による自動選別装置の全容を示す図で、図1は斜
視図、図2は正面図である。両図において、1は投入
部、2は撮像部、3は分別部であり、それぞれベルトコ
ンベアが独立していて、インゲン豆などの被選別品が、
投入部1→撮像部2→分別部3の順に搬送される。4は
全体を制御するマイクロコンピュータである。
【0030】図1、図2は装置完成状態の主要部のみの
外観であり、各部はカバーで覆われている。図3は内部
構造を模式的に示した側面図であり、投入部1のベルト
コンベアC1、撮像部2のベルトコンベアC2、分別部
3のベルトコンベアC3の順に直線的に配設されてい
る。投入部1のベルトコンベアC1から撮像部2のベル
トコンベアC2に移送される際に、二重送りを防止する
二重送り禁止部5が設けられている。
外観であり、各部はカバーで覆われている。図3は内部
構造を模式的に示した側面図であり、投入部1のベルト
コンベアC1、撮像部2のベルトコンベアC2、分別部
3のベルトコンベアC3の順に直線的に配設されてい
る。投入部1のベルトコンベアC1から撮像部2のベル
トコンベアC2に移送される際に、二重送りを防止する
二重送り禁止部5が設けられている。
【0031】図1のホッパー6からインゲン豆などが投
入されると、投入部1のベルトコンベアC1上に落下
し、i1のようにベルトコンベアC1上に乗って、次の
撮像部2のベルトコンベアC2に移送される。このと
き、二重送り禁止部5において、インゲン豆が2本以上
送られることの無いように制御された後、撮像部2のベ
ルトコンベアC2上を通過する間に、上側の赤外線カメ
ラ7で撮像され、その画像信号がマイクロコンピュータ
4に送られる。なお、撮像部2は、外来光を遮断できる
ように、箱状のカバー8を被せ、その天井部内面に赤外
線カメラ7が配置されている。
入されると、投入部1のベルトコンベアC1上に落下
し、i1のようにベルトコンベアC1上に乗って、次の
撮像部2のベルトコンベアC2に移送される。このと
き、二重送り禁止部5において、インゲン豆が2本以上
送られることの無いように制御された後、撮像部2のベ
ルトコンベアC2上を通過する間に、上側の赤外線カメ
ラ7で撮像され、その画像信号がマイクロコンピュータ
4に送られる。なお、撮像部2は、外来光を遮断できる
ように、箱状のカバー8を被せ、その天井部内面に赤外
線カメラ7が配置されている。
【0032】次の分別部3では、そのベルトコンベアC
3の横にエアノズルA1、A2、A3、A4が配設され
ていて選択的に動作することで、ベルトコンベアC3上
のインゲン豆を圧縮空気で吹き飛ばして、それぞれの容
器a1、a2、a3、a4中に分別して収納するように
なっている。
3の横にエアノズルA1、A2、A3、A4が配設され
ていて選択的に動作することで、ベルトコンベアC3上
のインゲン豆を圧縮空気で吹き飛ばして、それぞれの容
器a1、a2、a3、a4中に分別して収納するように
なっている。
【0033】インゲン豆は、真っ直ぐな形をしたものが
市場価値が高く、曲がっていると市場価値が低い。本発
明の装置は、曲がり具合に応じて、曲率が所定値以下の
場合は良品(設定値以内の品)として、容器a1、a
2、a3、a4に長さ別に分別して収容し、曲率の大き
なインゲン豆は、設定値外の品として、ベルトコンベア
C3の先から落下させる。
市場価値が高く、曲がっていると市場価値が低い。本発
明の装置は、曲がり具合に応じて、曲率が所定値以下の
場合は良品(設定値以内の品)として、容器a1、a
2、a3、a4に長さ別に分別して収容し、曲率の大き
なインゲン豆は、設定値外の品として、ベルトコンベア
C3の先から落下させる。
【0034】例えば、曲率が許容範囲内の良品におい
て、サイズが例えば10〜12cmのSサイズのインゲ
ン豆であれば、最初の容器a1に収納し、12〜14c
mのMサイズであれば、2番目の容器a2に収納し、1
4〜16cmのLサイズであれば、3番目の容器a3に
収納し、これらのサイズ以外の物は4番目の容器a4に
収納する。
て、サイズが例えば10〜12cmのSサイズのインゲ
ン豆であれば、最初の容器a1に収納し、12〜14c
mのMサイズであれば、2番目の容器a2に収納し、1
4〜16cmのLサイズであれば、3番目の容器a3に
収納し、これらのサイズ以外の物は4番目の容器a4に
収納する。
【0035】そのために、赤外線カメラ7でベルトコン
ベアC2上のインゲン豆を撮像し、その画像信号をマイ
クロコンピュータ4で演算する。その結果、Sサイズと
判断した場合は、そのインゲン豆が最初のエアノズルA
1の位置を通過する際に、マイクロコンピュータ4から
の信号で該エアノズルA1が開き、圧縮空気が吹き出し
て、当該インゲン豆を最初の容器a1に入れる。
ベアC2上のインゲン豆を撮像し、その画像信号をマイ
クロコンピュータ4で演算する。その結果、Sサイズと
判断した場合は、そのインゲン豆が最初のエアノズルA
1の位置を通過する際に、マイクロコンピュータ4から
の信号で該エアノズルA1が開き、圧縮空気が吹き出し
て、当該インゲン豆を最初の容器a1に入れる。
【0036】以下同様にして、Mサイズと判断された場
合は、そのインゲン豆が2番目のエアノズルA2の位置
を通過する際に、該エアノズルA2が開き、圧縮空気の
力で2番目の容器a2に入れ、Lサイズと判断された場
合は、そのインゲン豆が3番目のエアノズルA3の位置
を通過する際に、該エアノズルA3が開き、3番目の容
器a3に入れる。これらのサイズ以外の場合は、そのイ
ンゲン豆が最終のエアノズルA4の位置を通過する際
に、該エアノズルA4が開き、4番目の容器a4に入れ
る。
合は、そのインゲン豆が2番目のエアノズルA2の位置
を通過する際に、該エアノズルA2が開き、圧縮空気の
力で2番目の容器a2に入れ、Lサイズと判断された場
合は、そのインゲン豆が3番目のエアノズルA3の位置
を通過する際に、該エアノズルA3が開き、3番目の容
器a3に入れる。これらのサイズ以外の場合は、そのイ
ンゲン豆が最終のエアノズルA4の位置を通過する際
に、該エアノズルA4が開き、4番目の容器a4に入れ
る。
【0037】曲率の大きい不良品は、これらの容器a
1、a2、a3、a4には収容しないで、ベルトコンベ
アC3の先から落下させる。
1、a2、a3、a4には収容しないで、ベルトコンベ
アC3の先から落下させる。
【0038】図4は図3のIV−IV断面図であり、この図
において、圧縮空気力による容器a1、a2、a3、a
4への挿入機構を説明する。ベルトコンベアC3の右側
にエアノズルA4が配置されているとすると、反対側
(左側)にストッパー板9が斜めに配置されている。そ
して、このストッパー板9の下側に容器a4が配置され
ている。
において、圧縮空気力による容器a1、a2、a3、a
4への挿入機構を説明する。ベルトコンベアC3の右側
にエアノズルA4が配置されているとすると、反対側
(左側)にストッパー板9が斜めに配置されている。そ
して、このストッパー板9の下側に容器a4が配置され
ている。
【0039】したがって、インゲン豆i2がエアノズル
A4の位置に到来した時点で、該エアノズルA4が開い
て圧縮空気が吹き出すと、インゲン豆i2がストッパー
板9に向かって吹き飛ばされ、該ストッパー板9に当た
って、自重で容器a4中に落下する。
A4の位置に到来した時点で、該エアノズルA4が開い
て圧縮空気が吹き出すと、インゲン豆i2がストッパー
板9に向かって吹き飛ばされ、該ストッパー板9に当た
って、自重で容器a4中に落下する。
【0040】他のエアノズルA1、A2、A3による挿
入機構も同様に構成されている。なお、ストッパー板9
は、各容器a1、a2、a3、a4に共通して使用でき
るように、ベルトコンベアC3と平行の長い1枚板を用
いてもよい。
入機構も同様に構成されている。なお、ストッパー板9
は、各容器a1、a2、a3、a4に共通して使用でき
るように、ベルトコンベアC3と平行の長い1枚板を用
いてもよい。
【0041】次に、以上のような動作を行なわせるため
の制御機構を例示説明する。図5は制御機構の全容を例
示するもので、ベルトコンベアからなる搬送機構は平面
図で、また電子回路部はブロック図で示してある。
の制御機構を例示説明する。図5は制御機構の全容を例
示するもので、ベルトコンベアからなる搬送機構は平面
図で、また電子回路部はブロック図で示してある。
【0042】図3に示すように、ベルトコンベアC1は
前後2個のローラ1a、1bに掛け回されており、ベル
トコンベアC2はローラ2a、2bに、またベルトコン
ベアC3はローラ3a、3bに掛け回されている。図4
では、これらのローラ1a、1b、2a、2b、3a、
3bは破線で示されている。
前後2個のローラ1a、1bに掛け回されており、ベル
トコンベアC2はローラ2a、2bに、またベルトコン
ベアC3はローラ3a、3bに掛け回されている。図4
では、これらのローラ1a、1b、2a、2b、3a、
3bは破線で示されている。
【0043】そして、ローラ1aにモータM1が連結さ
れ、ローラ2bにモータM2が、またローラ3bにモー
タM3がそれぞれ連結されている。これらのモータとし
ては、回転角の制御が正確に行なえるステップモータが
用いられる。各ローラ1a、1b、2a、2b、3a、
3bは、両端が左右のサイドフレーム10、11に回転
可能に支持されている。
れ、ローラ2bにモータM2が、またローラ3bにモー
タM3がそれぞれ連結されている。これらのモータとし
ては、回転角の制御が正確に行なえるステップモータが
用いられる。各ローラ1a、1b、2a、2b、3a、
3bは、両端が左右のサイドフレーム10、11に回転
可能に支持されている。
【0044】片側のサイドフレーム11には、投入部1
のベルトコンベアC1のベルト面の幾分上側(インゲン
豆の太さより低い位置)に、センサー1S1、1S2が取付
けられ、他方のサイドフレーム10には、それぞれのセ
ンサー1S1、1S2に向けて赤外線を照射する赤外線ラン
プ12が取付けられている。
のベルトコンベアC1のベルト面の幾分上側(インゲン
豆の太さより低い位置)に、センサー1S1、1S2が取付
けられ、他方のサイドフレーム10には、それぞれのセ
ンサー1S1、1S2に向けて赤外線を照射する赤外線ラン
プ12が取付けられている。
【0045】撮像部2のベルトコンベアC2のベルト面
上には、撮像部カバー8の内部において片側のサイドフ
レーム11にセンサー2S2が取付けられ、他方のサイド
フレーム10には、センサー2S2に向けて赤外線を照射
する赤外線ランプ12が取付けられている。
上には、撮像部カバー8の内部において片側のサイドフ
レーム11にセンサー2S2が取付けられ、他方のサイド
フレーム10には、センサー2S2に向けて赤外線を照射
する赤外線ランプ12が取付けられている。
【0046】また、ベルトコンベアC2の始端のローラ
2aの上に二重送り禁止ローラ5aが配置され、その軸
の上下方向の位置を検出するセンサー2S1と赤外線ラン
プ12がサイドフレーム11に取付けられている。な
お、ベルトコンベアC2上のインゲン豆の形状や寸法な
どを検出するための赤外線カメラ7も、一種のセンサー
である。
2aの上に二重送り禁止ローラ5aが配置され、その軸
の上下方向の位置を検出するセンサー2S1と赤外線ラン
プ12がサイドフレーム11に取付けられている。な
お、ベルトコンベアC2上のインゲン豆の形状や寸法な
どを検出するための赤外線カメラ7も、一種のセンサー
である。
【0047】分別部3のベルトコンベアC3のベルト面
上には、各エアノズルA1、A2、A3、A4の位置よ
り所定距離Lだけ手前の位置において、片方のサイドフ
レーム11にセンサー3S1、3S2、3S3、3S4が取付け
られている。そして、他方のサイドフレーム10には、
それぞれのセンサー3S1、3S2、3S3、3S4に向けて赤
外線を照射する赤外線ランプ12が取付けられている。
上には、各エアノズルA1、A2、A3、A4の位置よ
り所定距離Lだけ手前の位置において、片方のサイドフ
レーム11にセンサー3S1、3S2、3S3、3S4が取付け
られている。そして、他方のサイドフレーム10には、
それぞれのセンサー3S1、3S2、3S3、3S4に向けて赤
外線を照射する赤外線ランプ12が取付けられている。
【0048】サイドフレーム11の外側には、各エアノ
ズルA1、A2、A3、A4への圧縮空気の供給を制御
する電磁弁V1、V2、V3、V4が配設され、これら
の電磁弁V1〜V4は、共通の蓄積部13を介してエア
コンプレッサー14に配管接続されている。
ズルA1、A2、A3、A4への圧縮空気の供給を制御
する電磁弁V1、V2、V3、V4が配設され、これら
の電磁弁V1〜V4は、共通の蓄積部13を介してエア
コンプレッサー14に配管接続されている。
【0049】サイドフレーム10、11は、投入部1、
撮像部2および分別部3を通して一体構造とすることも
できるが、本発明においては、投入部1、撮像部2およ
び分別部3ごとに分離しており、装置を組み立てる際
に、図2のように共通の基台すなわちベース17に取付
け固定される。また、分別部3のベルトコンベアC3の
次に、同一構造の分別部をさらに追加して接続すること
もできる。
撮像部2および分別部3を通して一体構造とすることも
できるが、本発明においては、投入部1、撮像部2およ
び分別部3ごとに分離しており、装置を組み立てる際
に、図2のように共通の基台すなわちベース17に取付
け固定される。また、分別部3のベルトコンベアC3の
次に、同一構造の分別部をさらに追加して接続すること
もできる。
【0050】マイクロコンピュータ4は、入出力インタ
ーフェース部兼モータ制御部41、赤外線カメラインタ
ーフェース部42、CPU部43および直流電源部44
などからなり、入出力インターフェース部兼モータ制御
部41にはスイッチユニット部15から設定信号が入力
され、赤外線カメラインターフェース部42には、赤外
線カメラ7から撮像信号が入力される。
ーフェース部兼モータ制御部41、赤外線カメラインタ
ーフェース部42、CPU部43および直流電源部44
などからなり、入出力インターフェース部兼モータ制御
部41にはスイッチユニット部15から設定信号が入力
され、赤外線カメラインターフェース部42には、赤外
線カメラ7から撮像信号が入力される。
【0051】16は入出力ユニット部であり、各センサ
ー1S1、1S2、2S1、2S2、3S1、3S2、3S3、3S4か
らの検出信号はこの入出力ユニット部16を介してマイ
クロコンピュータ4に送信される。また、各モータM
1、M2、M3および各電磁弁V1、V2、V3、V4
への制御信号の中継が行なわれる。
ー1S1、1S2、2S1、2S2、3S1、3S2、3S3、3S4か
らの検出信号はこの入出力ユニット部16を介してマイ
クロコンピュータ4に送信される。また、各モータM
1、M2、M3および各電磁弁V1、V2、V3、V4
への制御信号の中継が行なわれる。
【0052】次に、この装置における自動選別動作を説
明する。まず、図1のホッパー6からインゲン豆を投入
すると、図3のように投入部1のベルトコンベアC1上
に落下し、該ベルトコンベアC1によって次の撮像部2
のベルトコンベアC2に移送される。
明する。まず、図1のホッパー6からインゲン豆を投入
すると、図3のように投入部1のベルトコンベアC1上
に落下し、該ベルトコンベアC1によって次の撮像部2
のベルトコンベアC2に移送される。
【0053】撮像部2ではインゲン豆を1本ずつ赤外線
カメラ7で撮像してその形状やサイズなどを検出する必
要があるため、撮像部2にはインゲン豆を正確に1本ず
つ供給しなければならない。ところが、投入部1のベル
トコンベアC1上に常に1本ずつ供給されるという保証
はないので、ベルトコンベアC1の動作を制御すること
で、撮像部2へは常に1本ずつ移送されるようになって
いる。
カメラ7で撮像してその形状やサイズなどを検出する必
要があるため、撮像部2にはインゲン豆を正確に1本ず
つ供給しなければならない。ところが、投入部1のベル
トコンベアC1上に常に1本ずつ供給されるという保証
はないので、ベルトコンベアC1の動作を制御すること
で、撮像部2へは常に1本ずつ移送されるようになって
いる。
【0054】図6は二重送り禁止部5の構造と動作を説
明する図であり、(1)は通常の状態の側面図、(2)
はインゲン豆がベルトコンベアC2上に到来したときの
状態の側面図、(3)は同状態の平面図である。撮像部
のベルトコンベアC2の始端のローラ2aの上側に配置
された二重送り禁止ローラ5aは上下動でき、図5でも
説明したように、二重送り禁止ローラ5aの軸5bを挟
んで片側にセンサー2S1が配設され、他方に赤外線ラン
プ12が配設されている。
明する図であり、(1)は通常の状態の側面図、(2)
はインゲン豆がベルトコンベアC2上に到来したときの
状態の側面図、(3)は同状態の平面図である。撮像部
のベルトコンベアC2の始端のローラ2aの上側に配置
された二重送り禁止ローラ5aは上下動でき、図5でも
説明したように、二重送り禁止ローラ5aの軸5bを挟
んで片側にセンサー2S1が配設され、他方に赤外線ラン
プ12が配設されている。
【0055】したがって、(1)図の状態では、赤外線
ランプ12とセンサー2S1との間に、二重送り禁止ロー
ラ5aの軸5bが有るため、センサー2S1は赤外光を検
出できないが、(2)(3)図のように、ベルトコンベ
アC1で移送されて来たインゲン豆i3が次のベルトコ
ンベアC2と二重送り禁止ローラ5a間に挟まれると、
該インゲン豆i3によって該二重送り禁止ローラ5aが
押し上げられて、その軸5bが赤外線ランプ12とセン
サー2S1間より上側に移動する。
ランプ12とセンサー2S1との間に、二重送り禁止ロー
ラ5aの軸5bが有るため、センサー2S1は赤外光を検
出できないが、(2)(3)図のように、ベルトコンベ
アC1で移送されて来たインゲン豆i3が次のベルトコ
ンベアC2と二重送り禁止ローラ5a間に挟まれると、
該インゲン豆i3によって該二重送り禁止ローラ5aが
押し上げられて、その軸5bが赤外線ランプ12とセン
サー2S1間より上側に移動する。
【0056】その結果、赤外線ランプ12の発した赤外
光がセンサー2S1に受光され、ベルトコンベアC2上に
インゲン豆が到来したことを知らせる信号が、図5の入
出力ユニット部16に送信される。この検出信号に基づ
いて、ベルトコンベアC1の駆動モータM1に逆転信号
を発し、該モータM1を逆転させ、ベルトコンベアC1
を逆走させる。
光がセンサー2S1に受光され、ベルトコンベアC2上に
インゲン豆が到来したことを知らせる信号が、図5の入
出力ユニット部16に送信される。この検出信号に基づ
いて、ベルトコンベアC1の駆動モータM1に逆転信号
を発し、該モータM1を逆転させ、ベルトコンベアC1
を逆走させる。
【0057】したがって、ベルトコンベアC1上に同時
に2本以上のインゲン豆が落下して、インゲン豆i3の
他にインゲン豆i4も到来するようなことが生じたとし
ても、ベルトコンベアC2と二重送り禁止ローラ5a間
に挟まれない2本め以降のインゲン豆i4は、ベルトコ
ンベアC1の逆走によって後退することになり、撮像部
2に2本以上のインゲン豆が移送されるのを防止でき
る。
に2本以上のインゲン豆が落下して、インゲン豆i3の
他にインゲン豆i4も到来するようなことが生じたとし
ても、ベルトコンベアC2と二重送り禁止ローラ5a間
に挟まれない2本め以降のインゲン豆i4は、ベルトコ
ンベアC1の逆走によって後退することになり、撮像部
2に2本以上のインゲン豆が移送されるのを防止でき
る。
【0058】ベルトコンベアC1の逆走によって後退し
たインゲン豆i4が、ベルトコンベアC1上のセンサー
1S2よりも後退して、該センサー1S2で検出されなくな
ると、該センサー1S2からの信号が入出力ユニット部1
6に入力され、駆動モータM1に停止信号を発して、ベ
ルトコンベアC1を停止させる。
たインゲン豆i4が、ベルトコンベアC1上のセンサー
1S2よりも後退して、該センサー1S2で検出されなくな
ると、該センサー1S2からの信号が入出力ユニット部1
6に入力され、駆動モータM1に停止信号を発して、ベ
ルトコンベアC1を停止させる。
【0059】一方、センサー2S1によって、インゲン豆
i3が到来したことが検出されると、スイッチユニット
部15の設定スイッチY3で設定された遅延時間の後、
すなわちインゲン豆i3が撮像領域の直前の位置に到達
した時点から、ベルトコンベアC2が低速走行するよう
に、入出力ユニット部16からベルトコンベアC2の駆
動モータM2に減速信号が送られる。
i3が到来したことが検出されると、スイッチユニット
部15の設定スイッチY3で設定された遅延時間の後、
すなわちインゲン豆i3が撮像領域の直前の位置に到達
した時点から、ベルトコンベアC2が低速走行するよう
に、入出力ユニット部16からベルトコンベアC2の駆
動モータM2に減速信号が送られる。
【0060】これは、より安価な赤外線カメラで撮像で
きるように、被撮像物体であるインゲン豆を低速で移動
させるためである。
きるように、被撮像物体であるインゲン豆を低速で移動
させるためである。
【0061】なお、設定スイッチY3では、ベルトコン
ベアC2の通常走行速度や低速走行速度、二重送り禁止
ローラ5aの浮き上がりをセンサー2S1で検出した後
に、低速走行に移行するまでの遅延時間、撮像後に次の
ベルトコンベアC3に移送する際の走行速度などを任意
に設定でき、かつユーザが自由に選択変更できるよう
に、マイクロコンピュータ4にプログラムが記憶されて
いる。
ベアC2の通常走行速度や低速走行速度、二重送り禁止
ローラ5aの浮き上がりをセンサー2S1で検出した後
に、低速走行に移行するまでの遅延時間、撮像後に次の
ベルトコンベアC3に移送する際の走行速度などを任意
に設定でき、かつユーザが自由に選択変更できるよう
に、マイクロコンピュータ4にプログラムが記憶されて
いる。
【0062】このように、設定スイッチY3は主として
各モータM1、M2、M3の速度の設定に用いられる。
また、設定スイッチY4は主として各判断の手法の設定
に用いられる。
各モータM1、M2、M3の速度の設定に用いられる。
また、設定スイッチY4は主として各判断の手法の設定
に用いられる。
【0063】所定の遅延時間の後に、インゲン豆i3が
低速走行を始め、ベルトコンベアC2上のセンサー2S2
の位置に到来すると、該センサー2S2からの検出信号が
入出力ユニット部16を介してマイクロコンピュータ4
に送信され、赤外線カメラ7による撮像動作が開始し、
画像信号がマイクロコンピュータ4のメモリに読み込ま
れる。
低速走行を始め、ベルトコンベアC2上のセンサー2S2
の位置に到来すると、該センサー2S2からの検出信号が
入出力ユニット部16を介してマイクロコンピュータ4
に送信され、赤外線カメラ7による撮像動作が開始し、
画像信号がマイクロコンピュータ4のメモリに読み込ま
れる。
【0064】そして、予め記憶されているプログラムに
従って、インゲン豆のサイズや形状などが計測される。
すなわち、インゲンの長さが、前記のSサイズ、Mサイ
ズ、Lサイズ、あるいはこれら以外のサイズなのか、さ
らにインゲン豆の幅や、形状すなわち曲率などが計測で
きるようにプログラムされている。
従って、インゲン豆のサイズや形状などが計測される。
すなわち、インゲンの長さが、前記のSサイズ、Mサイ
ズ、Lサイズ、あるいはこれら以外のサイズなのか、さ
らにインゲン豆の幅や、形状すなわち曲率などが計測で
きるようにプログラムされている。
【0065】計測処理が完了すると、スイッチユニット
部15における設定スイッチX1〜X4の設定内容に従
って、行き先すなわち電磁弁V1、V2、V3、V4へ
の制御信号の送信先を一次記憶させ、前記の投入部1の
ベルトコンベアC1を正方向に走行させるように、駆動
モータM1に制御信号が送られ、次の撮像・計測動作に
備える。そして、先に一次記憶された信号は、分別部3
のベルトコンベアC3の走行信号に同期して、各容器a
1〜a4のいずれかに挿入されるように制御される。
部15における設定スイッチX1〜X4の設定内容に従
って、行き先すなわち電磁弁V1、V2、V3、V4へ
の制御信号の送信先を一次記憶させ、前記の投入部1の
ベルトコンベアC1を正方向に走行させるように、駆動
モータM1に制御信号が送られ、次の撮像・計測動作に
備える。そして、先に一次記憶された信号は、分別部3
のベルトコンベアC3の走行信号に同期して、各容器a
1〜a4のいずれかに挿入されるように制御される。
【0066】また、前記のスイッチユニット部15にお
ける設定スイッチX1〜X4において、例えば曲率が許
容範囲内の良品において、前記のSサイズのインゲン豆
は最初の容器a1に挿入し、Mサイズは2番目の容器a
2に挿入し、Lサイズは3番目の容器a3に挿入し、こ
れらのサイズ以外は4番目の容器a4に挿入するように
設定されているものとする。
ける設定スイッチX1〜X4において、例えば曲率が許
容範囲内の良品において、前記のSサイズのインゲン豆
は最初の容器a1に挿入し、Mサイズは2番目の容器a
2に挿入し、Lサイズは3番目の容器a3に挿入し、こ
れらのサイズ以外は4番目の容器a4に挿入するように
設定されているものとする。
【0067】その結果、形状やサイズなどが計測された
インゲン豆が、分別部3のベルトコンベアC3上に移送
され、それぞれのセンサー3S1、3S2、3S3、3S4で検
出されると、所定時間の後にそれぞれのセンサーに対応
した電磁弁V1、V2、V3、V4が選択的に開くよう
に予め設定されている。
インゲン豆が、分別部3のベルトコンベアC3上に移送
され、それぞれのセンサー3S1、3S2、3S3、3S4で検
出されると、所定時間の後にそれぞれのセンサーに対応
した電磁弁V1、V2、V3、V4が選択的に開くよう
に予め設定されている。
【0068】すなわち、Sサイズであれば電磁弁V1が
開き、Mサイズの場合は電磁弁V2が、Lサイズの場合
は電磁弁V3が、これら以外のサイズの場合は電磁弁V
4が開くように動作する。
開き、Mサイズの場合は電磁弁V2が、Lサイズの場合
は電磁弁V3が、これら以外のサイズの場合は電磁弁V
4が開くように動作する。
【0069】したがって、到来したインゲン豆が例えば
Sサイズであれば、該インゲン豆が最初のセンサー3S1
で検出され、その検出信号が入出力ユニット部16に送
信されると、所定時間の後に、マイクロコンピュータ4
からの指令によって、電磁弁V1が開き、圧縮空気がエ
アノズルA1から吹き出して、当該インゲン豆を最初の
容器a1に挿入する。
Sサイズであれば、該インゲン豆が最初のセンサー3S1
で検出され、その検出信号が入出力ユニット部16に送
信されると、所定時間の後に、マイクロコンピュータ4
からの指令によって、電磁弁V1が開き、圧縮空気がエ
アノズルA1から吹き出して、当該インゲン豆を最初の
容器a1に挿入する。
【0070】同様にして、到来したインゲン豆がMサイ
ズであれば、2番目のセンサー3S2で検出された後、所
定時間の後に、マイクロコンピュータ4からの指令によ
って電磁弁V2が開き、圧縮空気がエアノズルA2から
吹き出し、当該インゲン豆を2番目の容器a2に挿入す
る。
ズであれば、2番目のセンサー3S2で検出された後、所
定時間の後に、マイクロコンピュータ4からの指令によ
って電磁弁V2が開き、圧縮空気がエアノズルA2から
吹き出し、当該インゲン豆を2番目の容器a2に挿入す
る。
【0071】また、到来したインゲン豆がLサイズであ
れば、3番目のセンサー3S3で検出された後、所定時間
の後に、電磁弁V3が開いて圧縮空気がエアノズルA3
から吹き出し、当該インゲン豆を3番目の容器a3に挿
入する。
れば、3番目のセンサー3S3で検出された後、所定時間
の後に、電磁弁V3が開いて圧縮空気がエアノズルA3
から吹き出し、当該インゲン豆を3番目の容器a3に挿
入する。
【0072】これらのサイズ以外の場合は、4番目のセ
ンサー3S4で検出された後、所定時間の後に、電磁弁V
4が開いて圧縮空気がエアノズルA4から吹き出し、当
該インゲン豆を4番目の容器a4に挿入する。
ンサー3S4で検出された後、所定時間の後に、電磁弁V
4が開いて圧縮空気がエアノズルA4から吹き出し、当
該インゲン豆を4番目の容器a4に挿入する。
【0073】なお、いずれのサイズをどの容器に挿入す
るかは、前記の設定スイッチX1〜X4によって任意に
設定でき、かつユーザが自由に変更できる。
るかは、前記の設定スイッチX1〜X4によって任意に
設定でき、かつユーザが自由に変更できる。
【0074】そして、曲率が設定値以上に大きいインゲ
ン豆の場合は、いずれの電磁弁も作動せず、したがって
ベルトコンベアC3の終端から落下する。なお、ベルト
コンベアC3と同じ構成の分別部3をさらに1または数
セット追加することで、曲率の大きなインゲン豆も容器
に挿入したり、また曲がったインゲン豆もサイズ別に分
別したり、あるいは真っ直ぐなインゲン豆のサイズを
S、M、Lの3種類より増やしたりすることもできる。
ン豆の場合は、いずれの電磁弁も作動せず、したがって
ベルトコンベアC3の終端から落下する。なお、ベルト
コンベアC3と同じ構成の分別部3をさらに1または数
セット追加することで、曲率の大きなインゲン豆も容器
に挿入したり、また曲がったインゲン豆もサイズ別に分
別したり、あるいは真っ直ぐなインゲン豆のサイズを
S、M、Lの3種類より増やしたりすることもできる。
【0075】各電磁弁V1、V2、V3、V4の動作タ
イミングであるが、ベルトコンベアC3上のインゲン豆
は当該ベルトコンベアC3の走行による慣性をもってい
るため、インゲン豆がそれぞれのエアノズルA1、A
2、A3、A4の直前に到来した時点で電磁弁V1、V
2、V3、V4を開いたのでは、時間的に遅過ぎて、対
応する容器a1、a2、a3、a4中に正確に挿入する
のが困難となる。
イミングであるが、ベルトコンベアC3上のインゲン豆
は当該ベルトコンベアC3の走行による慣性をもってい
るため、インゲン豆がそれぞれのエアノズルA1、A
2、A3、A4の直前に到来した時点で電磁弁V1、V
2、V3、V4を開いたのでは、時間的に遅過ぎて、対
応する容器a1、a2、a3、a4中に正確に挿入する
のが困難となる。
【0076】したがって、設定スイッチY1では、これ
らのことを考慮して、インゲン豆が各エアノズルA1、
A2、A3、A4の直前に到達する所定時間前に電磁弁
V1、V2、V3、V4が開くように設定されている。
らのことを考慮して、インゲン豆が各エアノズルA1、
A2、A3、A4の直前に到達する所定時間前に電磁弁
V1、V2、V3、V4が開くように設定されている。
【0077】なお、各エアノズルA1〜A4は、圧縮空
気の吹き出し口が単一な場合は、インゲン豆を吹き飛ば
したときの方向が不安定となるため、図示のようなU状
ないし二股状などのノズルを用い、2箇所から吹き出す
のが好ましい。
気の吹き出し口が単一な場合は、インゲン豆を吹き飛ば
したときの方向が不安定となるため、図示のようなU状
ないし二股状などのノズルを用い、2箇所から吹き出す
のが好ましい。
【0078】図1のホッパー6の上に、インゲン豆が1
本ずつベルトコンベアC1上に落下するように供給機構
を設けると、装置の制御がより正確となる。ベルトコン
ベアC1上のセンサー1S1はそのために設置されたもの
で、ベルトコンベアC1上にインゲン豆が検出されてい
る間は、自動供給機構を停止させ、インゲン豆が通過し
て検出されなくなったら、その信号に従って自動供給機
構が作動し、インゲン豆が1本のみベルトコンベアC1
上に供給されるように構成される。
本ずつベルトコンベアC1上に落下するように供給機構
を設けると、装置の制御がより正確となる。ベルトコン
ベアC1上のセンサー1S1はそのために設置されたもの
で、ベルトコンベアC1上にインゲン豆が検出されてい
る間は、自動供給機構を停止させ、インゲン豆が通過し
て検出されなくなったら、その信号に従って自動供給機
構が作動し、インゲン豆が1本のみベルトコンベアC1
上に供給されるように構成される。
【0079】以上の各実施例において、インゲン豆をサ
イズや形状などに応じて自動選別する装置を説明した
が、これら以外に、例えばキュウリなどを選別したり、
工業製品を選別したりする場合にも、本発明を適用でき
る。そして、各容器a1、a2、a3、a4への挿入手
段は、インゲン豆の場合は圧縮空気で吹き飛ばすのが適
しているため、エアノズルA1、A2、A3、A4や電
磁弁V1、V2、V3、V4を用いたが、選別される品
物に応じて、挿入手段は自由に選択できる。
イズや形状などに応じて自動選別する装置を説明した
が、これら以外に、例えばキュウリなどを選別したり、
工業製品を選別したりする場合にも、本発明を適用でき
る。そして、各容器a1、a2、a3、a4への挿入手
段は、インゲン豆の場合は圧縮空気で吹き飛ばすのが適
しているため、エアノズルA1、A2、A3、A4や電
磁弁V1、V2、V3、V4を用いたが、選別される品
物に応じて、挿入手段は自由に選択できる。
【0080】
【発明の効果】請求項1のように、撮像部2で撮影した
画像情報から被選別品の形状やサイズなどを計測し、計
測結果に応じて、それぞれの挿入手段が選択的に駆動さ
れる構成とすることで、被選別品の形状やサイズなどに
応じて、対応する挿入手段が選択的に作動して自動分別
でき、全自動化が可能となる。
画像情報から被選別品の形状やサイズなどを計測し、計
測結果に応じて、それぞれの挿入手段が選択的に駆動さ
れる構成とすることで、被選別品の形状やサイズなどに
応じて、対応する挿入手段が選択的に作動して自動分別
でき、全自動化が可能となる。
【0081】しかも、画像処理するので、被選別品の姿
勢と関係なく判別でき、かつ被選別品の長さだけでな
く、曲がり具合などの形状なども計測して判別でき、1
台の装置で各種の分別が可能となる。
勢と関係なく判別でき、かつ被選別品の長さだけでな
く、曲がり具合などの形状なども計測して判別でき、1
台の装置で各種の分別が可能となる。
【0082】請求項2のように、前記の投入部1、撮像
部2および分別部3が構造的に分離し、共通のベースに
設置し固定することで、各部のコンベアC1、C2、C
3の順に配設するので、ユーザの要望に応じて自由に増
設できる。
部2および分別部3が構造的に分離し、共通のベースに
設置し固定することで、各部のコンベアC1、C2、C
3の順に配設するので、ユーザの要望に応じて自由に増
設できる。
【0083】請求項3によると、分別部3のコンベアC
3の走行方向に間隔をおいて複数のエアノズルA1、A
2…を配設し、コンベアC3で搬送されて来た被選別品
を横から圧縮空気力で吹き飛ばして、対応する容器に挿
入するので、同時に2以上のエアノズルを開いて2以上
の分別動作を並行して迅速に処理でき、作業能率が格段
と向上する。
3の走行方向に間隔をおいて複数のエアノズルA1、A
2…を配設し、コンベアC3で搬送されて来た被選別品
を横から圧縮空気力で吹き飛ばして、対応する容器に挿
入するので、同時に2以上のエアノズルを開いて2以上
の分別動作を並行して迅速に処理でき、作業能率が格段
と向上する。
【0084】請求項4のように、被選別品の到来で二重
送り禁止ローラ5aが上昇したときにセンサー2S1から
発生する検出信号に従って、投入部1のコンベアC1が
逆走し、二重送り禁止ローラ5aとコンベアC2間に挟
まれていない被選別品を後退させる構成としたことで、
2以上の被選別品が到来しても、撮像部2には常に単一
しか移送されず、被選別品の形状やサイズの測定ミスを
未然に防止でき、選別処理の信頼性が高くなる。加え
て、投入部1における被選別品の供給機構の信頼性が低
くても支障が生ぜず、装置のコスト低減が可能となる。
送り禁止ローラ5aが上昇したときにセンサー2S1から
発生する検出信号に従って、投入部1のコンベアC1が
逆走し、二重送り禁止ローラ5aとコンベアC2間に挟
まれていない被選別品を後退させる構成としたことで、
2以上の被選別品が到来しても、撮像部2には常に単一
しか移送されず、被選別品の形状やサイズの測定ミスを
未然に防止でき、選別処理の信頼性が高くなる。加え
て、投入部1における被選別品の供給機構の信頼性が低
くても支障が生ぜず、装置のコスト低減が可能となる。
【0085】請求項5のように、二重送り禁止ローラ5
aの上下位置を検出するセンサー2S1から得た信号を基
にして、赤外線カメラ7による撮像動作の間、撮像部の
コンベアC2を低速走行させることで、簡素で安価な撮
像素子を利用でき、装置のコスト低減が実現できる。
aの上下位置を検出するセンサー2S1から得た信号を基
にして、赤外線カメラ7による撮像動作の間、撮像部の
コンベアC2を低速走行させることで、簡素で安価な撮
像素子を利用でき、装置のコスト低減が実現できる。
【0086】請求項6によると、設定スイッチX1、X
2…、Y1、Y2…などを装備し、これらの設定内容に
応じて、各部を制御するマイクロコンピュータ4と入出
力ユニット部16を備えていることで、撮像部2からの
画像情報を基に、被選別品の形状やサイズなどを判断
し、前記の設定内容に応じた分別処理ができる。
2…、Y1、Y2…などを装備し、これらの設定内容に
応じて、各部を制御するマイクロコンピュータ4と入出
力ユニット部16を備えていることで、撮像部2からの
画像情報を基に、被選別品の形状やサイズなどを判断
し、前記の設定内容に応じた分別処理ができる。
【0087】したがって、1台の装置で各種の選別が可
能となり、しかも各設定スイッチは、ユーザの要望に応
じて設定内容を自由に変更できるので、ユーザの多種多
様な要望に柔軟に対応でき、汎用性の高い装置となる。
能となり、しかも各設定スイッチは、ユーザの要望に応
じて設定内容を自由に変更できるので、ユーザの多種多
様な要望に柔軟に対応でき、汎用性の高い装置となる。
【0088】以上のように、本発明によると、すべての
処理が電子化されているので、装置が簡素で小型化で
き、かつ安価に供給できる。
処理が電子化されているので、装置が簡素で小型化で
き、かつ安価に供給できる。
【図1】本発明による自動選別装置の全容を示す斜視図
である。
である。
【図2】本発明による自動選別装置の全容を示す正面図
である。
である。
【図3】内部構造を模式的に示した側面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本発明による自動選別装置の制御部を例示する
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】二重送り禁止部の構造と動作を説明する図であ
り、(1)、(2)は側面図、(3)は平面図である。
り、(1)、(2)は側面図、(3)は平面図である。
1 投入部 2 撮像部 3 分別部 1a、1b、2a、2b、3a、3b ローラ C1、C2、C3 コンベア(ベルトコンベア) M1、M2、M3 ベルトコンベア駆動用のモータ 4 マイクロコンピュータ 5 二重送り禁止部 5a 二重送り禁止ローラ 5b 二重送り禁止ローラの軸 6 ホッパー 7 赤外線カメラ 9 ストッパー板 10、11 サイドフレーム 1S1、1S2、2S1、2S2、3S1、3S2、3S3、3S4 セ
ンサー 12 赤外線ランプ A1、A2、A3、A4 エアノズル V1、V2、V3、V4 電磁弁 a1、a2、a3、a4 容器 i1〜i4 インゲン豆 15 スイッチユニット部 X1〜X4 設定スイッチ(形状、サイズ等の設定スイ
ッチ) Y1〜Y4 設定スイッチ(動作設定スイッチ) 16 入出力ユニット部
ンサー 12 赤外線ランプ A1、A2、A3、A4 エアノズル V1、V2、V3、V4 電磁弁 a1、a2、a3、a4 容器 i1〜i4 インゲン豆 15 スイッチユニット部 X1〜X4 設定スイッチ(形状、サイズ等の設定スイ
ッチ) Y1〜Y4 設定スイッチ(動作設定スイッチ) 16 入出力ユニット部
Claims (6)
- 【請求項1】 投入部1、撮像部2および分別部3がそ
れぞれベルトなどから成るコンベアC1、C2、C3に
よって構成されており、投入部1のコンベアC1上に供
給された被選別品が、コンベアC2、コンベアC3の順
に移送されるように配置された構成において、 分別部3にはコンベアC3の走行方向に複数の挿入手段
が配設されていて、 撮像部2において撮影した画像情報から被選別品の形状
やサイズなどを計測し、計測結果に応じて、前記のそれ
ぞれの挿入手段が選択的に駆動されるように構成されて
いることを特徴とする自動選別装置。 - 【請求項2】 前記の投入部1、撮像部2および分別部
3は、構造的に分離されており、共通のベースに設置し
固定することで、投入部1のコンベアC1、撮像部2の
コンベアC2および分別部3のコンベアC3が順次かつ
直列に配列されていることを特徴とする請求項1記載の
自動選別装置。 - 【請求項3】 前記の分別部3のコンベアC3の走行方
向に配設されている挿入手段が、該コンベアC3で移送
されて来る物体に向けて配置された複数のエアノズルA
1、A2…からなり、それぞれのエアノズルA1、A2
…への圧縮空気の供給を制御する電磁弁V1、V2…
が、各エアノズルA1、A2…に対応して配管接続され
ており、 前記の撮像部2において撮影した画像情報から被選別品
の形状やサイズなどを計測し、計測結果に応じて、前記
のそれぞれの電磁弁V1、V2…が選択的に駆動される
ように構成されていることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の自動選別装置。 - 【請求項4】 前記の撮像部2のコンベアC2の始端を
支持しているローラ2aの上に、二重送り禁止ローラ5
aを上下動可能に配置し、該二重送り禁止ローラ5aの
上下位置を検出するセンサー2S1を設けたこと、 前記のコンベアC2と二重送り禁止ローラ5aとの間に
物体が挟まれて該二重送り禁止ローラ5aが上昇する
と、 前記センサー2S1からの検出信号に従って、前記の投入
部1のコンベアC1が逆走するように、その駆動モータ
M1を逆転させる制御手段を有していることを特徴とす
る請求項1から請求項3中のいずれかの項に記載の自動
選別装置。 - 【請求項5】 前記の撮像部2には、コンベアC2上の
物体を撮像する赤外線カメラ7が配設されており、 該赤外線カメラ7による撮像開始タイミングを決定する
ために、該コンベアC2で物体が移送されて来たことを
検出するセンサー2S2が配設されていること、 撮像動作の間の前記コンベアC2の走行速度を低速にす
るように該コンベアC2の駆動モータM2を制御するた
めの信号を、前記の二重送り禁止ローラ5aの上下位置
を検出するセンサー2S1から得るように構成したことを
特徴とする請求項4記載の自動選別装置。 - 【請求項6】 撮像部2において撮影した画像情報から
計測した被選別品の形状やサイズなどに応じて、前記の
分別部3におけるそれぞれの挿入手段を選択的に駆動す
るための設定スイッチX1、X2…と、それぞれの挿入
手段の動作開始タイミングや動作時間幅などを設定する
設定スイッチY1、Y2…などを有するスイッチユニッ
ト部15と、 該スイッチユニット部15における設定内容に応じて、
各部を制御するマイクロコンピュータ4および入出力ユ
ニット部16と、 を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5中
のいずれかの項に記載の自動選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12056995A JPH08290120A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12056995A JPH08290120A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290120A true JPH08290120A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14789554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12056995A Pending JPH08290120A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08290120A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324902A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Hanshin Doryoku Kikai Kk | 選別装置 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP12056995A patent/JPH08290120A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324902A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Hanshin Doryoku Kikai Kk | 選別装置 |
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