JP4231738B2 - 農産物の選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、りんご、梨、柿、トマト等の農産物を、選果場などにおいて生産者毎に選別評価できる農産物の選別装置に係り、特にコンベアによって搬送されるコンテナ内の農産物の選別評価を生産者情報などの荷口情報に結びつけて仕分けする農産物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
りんごなどの農産物を集荷、出荷する選果場では、農産物を選別コンベアで搬送させながら、撮像装置などによる計測処理及び演算処理装置による画像処理、仕分装置による仕分けなどの処理をして所定の分類で仕分けする作業が行なわれている。
【0003】
これらの作業は、農産物を所定の分類に仕分けして質のそろったグループ別に包装、出荷するための重要な作業であるとともに、仕分けた農産物の評価結果が生産者に支払われる対価の計算基礎になるという意味でも重要な作業である。
【0004】
従来の農産物選別装置の移載エリア周辺部分の構造を図5に示す。この農産物選別装置は、農産物(例えばりんご)が収容された籠形状のコンテナ202を搬送するコンテナ搬送コンベア201と、このコンテナ搬送コンベア201の搬送方向に対して略直角方向に延びる複数の引き込みコンベア203(第1引き込みコンベア203a、第2引き込みコンベア203b)と、この引き込みコンベア203に引き込まれたコンテナ202内に収容されている農産物を一つずつバケットに載せて搬送する無端回動式の選別コンベア204とを有している(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
各引き込みコンベア203の左右両側には、コンテナ搬送コンベア201上のコンテナ202を各引き込みコンベア203に引き込み、コンテナ202内の農産物を選別コンベア204上のバケットに移載するための移載作業者205(第1移載作業者205a、第2移載作業者205b)が配属されている。
【0006】
各移載作業者205は、各引き込みコンベア203上のコンテナ202内に収容されている農産物を、各引き込みコンベア203に対応して設けられた各移載エリアセンサ209(第1移載エリアセンサ209a、第2移載エリアセンサ209b)によって領域分けされる各移載エリア(第1移載エリア、第2移載エリア)において選別コンベア204上のバケットに移載する。
【0007】
そして、バケットに移載された農産物のうち、第2移載エリアにおいて移載された農産物は第2移載エリアセンサ209bにより検出され、第1移載エリアにおいて移載された農産物は第1移載エリアセンサ209aにより検出される。
【0008】
コンテナ202には、荷口情報(生産者識別情報、総コンテナ数など)を記録した不図示のデータキャリアが取り付けられており、このデータキャリアに記録された荷口情報を、各引き込みコンベア203の先端部(選別コンベア204側の端部)に配置されたデータ読み取り装置206が読みとる構成になっている。
【0009】
次に、上述の構成を有する農産物選別装置の動作について、以下の事例を用いて説明する。
【0010】
生産者Aの農産物が収容されたコンテナ202a、生産者Bの農産物が収容されたコンテナ202b、生産者Cの農産物が収容されたコンテナ202cがコンテナ搬送コンベア201上にランダムに供給され、第1引き込みコンベア203aに生産者Aのコンテナ202aと生産者Bのコンテナ202bが、第2引き込みコンベア203bに生産者Bのコンテナ202cが引き込まれたと仮定する。
【0011】
第1引き込みコンベア203aに配置された第1移載作業者205aは、生産者Aのコンテナ202aに取り付けられたデータキャリアがデータ読み取り装置206によって読み取られた後、コンテナ202a内の生産者Aの農産物を第1移載エリアにおいて選別コンベア204上のバケットに供給する。
【0012】
第1移載エリアにおいて選別コンベア204上のバケットに供給された農産物は、第1移載エリアセンサ209aによって検出され、この検出結果は、上述のデータ読み取り装置206によって読み取れた荷口情報と結び付けられ、不図示の演算処理装置に設けられた記録媒体に記録される。
【0013】
コンテナ202a内の農産物がなくなったら、第1引き込みコンベア203aに配属された第1移載作業者205aは、この空になった生産者Aのコンテナ202aを第1引き込みコンベア203aから取り除き、続いて、生産者Bのコンテナ202bを第1引き込みコンベア203a上の読み取り位置(コンテナ202bに取り付けられたデータキャリアがデータ読み取り装置206によって読み取り可能となる位置)まで移動させる。
【0014】
第1引き込みコンベア203aに配置された第1移載作業者205aは、生産者Bのコンテナ202bに貼り付けられたバーコードシートが読み取り装置206によって読み取られた後、コンテナ203a内の生産者Bの農産物を第1移載エリアにおいて選別コンベア204上のバケットに供給する。
【0015】
第1移載エリアにおいて選別コンベア204上の空のバケットに農産物が移載されると、この空であったバケットに農産物が載置されたことを第1移載エリアセンサ209aが検出し、この検出結果は、上述の読取装置206によって読み取れた荷口情報と結び付けられ、不図示の演算処理装置に設けられた記録媒体に記録される。
【0016】
一方、第2引き込みコンベア203bに配置された第2移載作業者205bは、生産者Cのコンテナ202cに取り付けられたデータキャリアがデータ読み取り装置206によって読み取られた後、コンテナ202c内の生産者Cの農産物を第2移載エリアにおいて選別コンベア204上のバケットに移載する。
【0017】
第2移載エリアにおいて選別コンベア204上の空のバケットに農産物が供給されると、第2移載エリアセンサ209bによって検出され、この検出結果は、上述のデータ読み取り装置206によって読み取れた荷口情報と結び付けられ、不図示の演算処理装置に設けられた記録媒体に記録される。
【0018】
各移載エリアにおいて選別コンベア204上のバケットに供給された農産物は、選別コンベア204の下流に配置された計測装置208によって所定の評価項目が計測される。
【0019】
計測装置208による評価項目の計測後、演算処理装置により等級、階級が判別され、データ読み取り装置206によって読み取られた荷口情報とこの判別結果とを結びつけ、記録媒体に記録する。そして、この判別結果は生産者毎に集計され、また、不図示の下流側に設けた仕分排出装置により仕分区分毎に側方の排出プールコンベアに農産物が排出される。
【0020】
【特許文献1】
特開平9−57211号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来例では、各コンテナ202毎にデータキャリアを取り付ける必要があるため、データキャリアのコンテナ202に対する取り付け位置によってデータ読み取り装置206が読み取りエラーを起こすおそれがある。
【0022】
また、近年の選果場では、多品種少量生産の流れを受けて、多くの種類の農産物を同時に選別することが求められているため、荷口情報が異なるコンテナ毎にデータキャリアを作成しなければならない。そのため、データキャリアの数が増大し、コストが増大するという問題があった。
【0023】
また、引き込みコンベア203の数に応じてデータ読み取り装置206が必要となるため、選果場の規模が大きくなって引き込みコンベア203の数が多くなると、その分データ読み取り装置206の数を増やさなければならないためコストが増大する。
【0024】
本発明の目的は、選別装置全体のコストを低減させることができ、かつ、正確に荷口情報を記録できるような農産物の選別装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の農産物選別装置は、農産物が収容されたコンテナを搬送するコンテナ搬送コンベアと、該コンテナ搬送コンベアから前記コンテナを引き込むための複数の引き込みコンベアと、これらの引き込みコンベアに引き込まれた前記コンテナ内から取り出された農産物を搬送する選別コンベアと、該選別コンベアにより搬送される農産物を計測して仕分けのための選別情報を得る計測手段と、前記複数の各引き込みコンベアに対応して設けられ、該各引き込みコンベア上のコンテナに収容されている農産物を前記選別コンベアに作業者により供給するための供給部と、前記コンテナを前記コンテナ搬送コンベア上で、該コンテナ搬送コンベアの搬送方向で見て最上流側に位置する前記引き込みコンベアよりも上流側の位置に一旦停止させるとともに、このコンテナの停止を解除可能な停止手段と、前記複数の供給部に対応してそれぞれ設けられ、前記選別コンベアに対して農産物を移載する移載エリアを仕切り、前記選別コンベアにより搬送される農産物の通過を検出するエリア識別センサと、前記選別コンベア上を搬送される農産物の通過を検出した前記エリア識別センサの検出情報に基づいて当該通過農産物の供給部を特定すると共に、該供給部の特定された農産物に対して前記計測手段で計測した選別情報を対応して記録する演算処理手段と、記停止手段により停止しているコンテナが新たな荷口である場合に、新たな荷口の荷口情報を手入力操作により入力手段を介して前記演算処理手段へ入力する荷口情報入力手段と、異なる報知状態である第1の報知状態と第2の報知状態とを切り替え可能とし、第1の報知状態で作業者へ荷口の切り替えを報知する前記各供給部に配置された報知手段と、手入力操作により荷替わり信号を前記演算処理手段に出力する前記各供給部に設けた荷替わり信号出力手段と、を有し、前記演算処理手段は、前記荷口情報入力手段から荷口情報の確定操作信号を受けると前記停止手段の停止解除を行うと共に前記報知手段を第1の報知状態とし、前記荷替わり信号出力手段より荷替わり信号を受けると、その後に当該供給部から供給される農産物の荷口を前記荷口情報入力手段により入力された新たな荷口情報とすると共に、前記報知手段を第2の報知状態に切り替えることを特徴とする。
【0026】
このように、本発明では、停止手段によってコンテナ搬送コンベア上でコンテナを一旦停止させ、新たな荷口の荷口情報を操作者が入力手段を介して演算処理手段に入力するようにしている。これにより、操作者は確実に荷口情報を入力することができるため、従来例のような荷口情報の読み取りミスが減り、荷口情報を確実に記録することができる。
【0027】
また、従来例のようにデータキャリアを荷口情報が異なるコンテナごとに作る必要がないため、データキャリアを不要とすることができる。さらに、従来例のように各引き込みコンベアにデータ読み取り装置を配置する必要がないため、コストの削減を図ることができる。
【0029】
上記のように、本発明によれば、各供給部で移載される農産物とこの農産物の荷口情報とを結びつけ、結びつけられた農産物の荷口情報を農産物の選別情報に更に結びつけ記録することができる。これにより、生産者に支払われる対価の基礎となる生産者ごとの農産物の評価を簡単に記録することができる。
【0030】
ここで、コンテナの荷口が切り替わった後にコンテナ搬送コンベア上のコンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナを検出する検出手段を設け、停止手段に、前記検出手段による検出結果を受けて該コンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナを停止させるようにしてもよい。
【0031】
また、コンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナに、このコンテナ内に収容されている農産物の荷口情報が記録された伝票を付けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】
本実施形態の農産物選別装置を図1から図4を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態である農産物選別装置の全体構成概略図であり、図2、図3はコンテナの荷口切り替え態様と荷口情報の認識方法との関係を示す図、図4は本実施の形態の農産物選別装置の制御を行う演算処理装置のブロック図である。
【0033】
図1において、10は籠形状のコンテナであり、このコンテナ10内には特定の生産者によって生産された農産物として例えばりんごが収容されている。
【0034】
11は、コンテナ10を図中左側方向へ搬送する例えばローラコンベアであるコンテナ搬送コンベアであり、このコンテナ搬送コンベア11には、コンテナ搬送コンベア11の搬送方向に対して略直角方向に延びる引き込みコンベア9が並設されている。引き込みコンベア9は、コンテナ搬送コンベア11の下流側から第1引き込みコンベア9a、第2引き込みコンベア9b、第3引き込みコンベア9cの順序で配置されている。
【0035】
なお、本実施形態では、引き込みコンベア9の数を3本としたが、その本数は選果場の能力に応じて適宜変更することができ、例えば4本以上にすることもできる。
【0036】
コンテナ搬送コンベア11には、各引き込みコンベア9のうち最も上流側に配置された第3引き込みコンベア9cの手前でコンテナ10を一旦停止させるための停止手段としての凸状の荷口切り替えストッパ12が設けられている。この荷口切り替えストッパ12は、コンテナ搬送コンベア11の下方に配置され、ローラの間からコンテナ搬送コンベア11上の搬送路に進入できるように構成されている。
【0037】
荷口切り替えストッパ12が配置された位置よりもわずか上流側には、コンテナ検出装置8が設けられている。このコンテナ検出装置8は、光を発する発光素子とこの発光素子から発せられた光のうちコンテナ10に設けられた不図示の反射板により反射された反射光を受光する受光素子とこの受光素子による受光結果を後述する演算処理装置6に出力する不図示の出力部とを備えている。
【0038】
なお、荷口切り替えストッパ12を作動させる手段として、例えば機械式の個数センサを用い、このセンサが検出したコンテナ10の数が荷口情報入力装置19を操作して入力されたコンテナ10の総数に達したときに、荷口切り替えストッパ12をコンテナの搬送路に進入させる構成にしてもよい。
【0039】
第1引き込みコンベア9a、第2引き込みコンベア9b、第3引き込みコンベア9cの左右両側(供給部)にはそれぞれ、コンテナ10内に収容されたりんごを後述する選別コンベア13上のバケットに移載する移載作業者14a、14b、14cが配置されている。
【0040】
この選別コンベア13は、一定間隔に設けられたバケットを無端回動させるバケット式のコンベアであり、各引き込みコンベア9に対して略直角に配置されている。なお、選別コンベア13の構成はバケット式に限定されるものではなく、りんごを前後に不定間隔で搬送するベルトコンベア,スラットコンベア、あるいはいわゆるフリートレー式のコンベア等いずれのものを用いることもできる。
【0041】
各引き込みコンベア9上のコンテナ10内に収容されているりんごは、各引き込みコンベア9に対応して設けられた各移載エリアセンサ15(第1移載エリアセンサ15a、第2移載エリアセンサ15b、第3移載エリアセンサ15c)によって領域分けされる各移載エリア(第1移載エリア、第2移載エリア、第3移載エリア)から各移載作業者14の手作業により選別コンベア13上のバケットに移載される。
【0042】
そして、バケットに移載されたりんごのうち、第3移載エリアにおいて移載されたりんごは第3移載エリアセンサ15c、第2移載エリアセンサ15b、第1移載エリアセンサ15aにより検出され、第2移載エリアにおいて移載されたりんごは第2移載エリアセンサ15b、第1移載エリアセンサ15aにより検出され、第1移載エリアにおいて移載されたりんごは第1移載エリアセンサ15aにより検出される。
【0043】
ここで、各移載エリアセンサ15a、15b、15cは、演算処理装置6に通信可能に接続されており、各移載エリアセンサ15a、15b、15cからの信号が演算処理装置6に入力される。そして、演算処理装置6は、各移載エリアセンサ15a、15b、15cによりそれぞれ検出されたバケット上のりんごについて、第3移載エリアで移載されたことを特定し、第1移載エリアセンサ15a、第2移載エリアセンサ15bによりそれぞれ検出されたバケット上のりんごについて第2移載エリアで移載されたことを特定し、さらに、第1移載エリア15aにより検出されたバケット上のリンゴについて第1移載エリアで移載されたことを特定するようになっている。
【0044】
なお、最も下流側に配置された第1移載エリアセンサ15aは、図例では後述する計測装置16よりも上流側に配置しているが、計測装置16と同一の位置に配置してもよく、更に計測装置16がカメラ等のセンサの場合その機能を一部使用する構成としてもよい。
【0045】
各移載エリアセンサ15によって検出されたりんごは、第1移載エリアセンサ15aよりも下流側に配置された計測装置16により色、傷、大きさ等の仕分け、評価に必要な情報が計測される。
【0046】
この計測装置16は、カメラや重量計測装置または内部品質検査装置等またはこれらを組み合わせた装置などの所定の選別要素(評価要素)を計測できる手段で構成されている。計測装置16によって計測された計測結果は、演算処理装置6に入力される。
【0047】
17は、バケット(りんご)の移動と同期する信号(バケットクロック信号)を出力する同期クロック発生装置であり、選別コンベア13の駆動と関連して設けられることで、バケットの進行状態の情報が演算処理装置6に入力され、この進行状態情報が計測,仕分け,評価データ集計等に利用される。これについては後述する。
【0048】
18は、仕分装置をなす電磁ソレノイド式の排出アクチュエータであり、選別コンベア13の下流側に仕分け区分毎に配置されていて、演算装置6からの仕分け信号を受けて該当する区分のりんごを排出すべくバケットを傾動させる。
【0049】
本実施形態においては、荷口切り替えストッパ12に隣接して、キーボード、表示画面上に設けたタッチパネル等からなる荷口情報入力装置19を配置している。管理作業者20がこの荷口情報入力装置19を操作してコンテナ10に収容されたりんごの荷口情報(生産者の名前、りんごの品種、供給されるコンテナ10の総数等)を入力する。
【0050】
荷口情報入力装置19を操作して入力された荷口情報は、演算処理装置6に記録される。荷口情報入力装置19の詳細な説明は後述する。
【0051】
各引き込みコンベア9の近傍には、押しボタン式の荷替わりスイッチ(荷替わり信号出力手段)21(第1荷替わりスイッチ21a、第2荷替わりスイッチ21b、第3荷替わりスイッチ21c)が夫々設けられており、各荷替わりスイッチ21を操作することにより各引き込みコンベア9に対応して設けられた荷替わり時に点灯(第1の報知状態)する各報知ランプ(報知手段)22(第1報知ランプ22a,第2報知ランプ22b,第3報知ランプ22c)が消灯(第2の報知状態)する。
【0052】
また、図示するように各荷替わりスイッチ21は、各引き込みコンベア9に配属された移載作業者14のうち下流側の移載作業者14が操作できるような位置に配置されている。このような位置に配置した理由は後述する。
【0053】
各引き込みコンベア9の延長上には規格外のりんご(虫食いが許容限度を超えている、形状、大きさが規格範囲外であるなどのりんご)の数を計測するための計数取り光電管23(第1計数取り光電管23a、第2計数取り光電管23b、第3計数取り光電管23c)が配置されている。
【0054】
各計数取り光電管23によりカウントされたカウント結果は、演算処理装置6に入力される。
【0055】
24は、選別コンベア13に沿って配置された規格外コンベアであり、この規格外コンベア24の下流端には、不図示の格外収納ボックスが設けられている。上述の規格外のりんごは、各計数取り光電管23によりカウントされた後、この規格外コンベア24により搬送されて格外収納ボックスに収納される。
【0056】
図4は、上述した各装置の作動等を制御する演算処理装置6を、そのハード回路構成と周辺装置との関係をブロック図で示したものである。
【0057】
605は、処理手順が記憶されているROM(リードオンリーメモリ)、606は、処理過程おける一時的なデータメモリーを示すRAM(ランダムアクセスメモリ)、604は、処理実行するMPU(マイクロプロセッサユニット)である。
【0058】
演算処理装置6により出力された仕分け信号は、入出力インターフェース602を介して排出アクチュエータl8に出力される。
【0059】
また、この演算処理装置6は、得られた荷口毎の評価データをLAN(ローカルエリアネットワーク)インターフェース607を介してパーソナルコンピュータ32に出力する。パーソナルコンピュータ32は周辺機器としてタッチパネルユニット33又はキーボード、マウス(不図示)、ディスプレイ34、プリンター35、ハードディスク36を備え、操作、評価データ等の表示、印刷、データの保存等ができるように構成されている。
【0060】
本例においては、複数の移載エリアから選別コンベア13上に移載された複数の農産物の評価データ(計測装置16による計測結果)を荷口別(生産者別)に評価集計することができる。
【0061】
すなわち、荷口情報入力装置19から入力された荷口情報としての生産者識別情報(生産者コード),荷口量(容器の総数),荷口情報(品目、品種、収穫日等)、及び計測装置16の計測データは、同期クロック発生装置17の情報を利用して農産物各々に結び付けることができ、当該生産者の農産物の評価データとして集計することができる。
【0062】
上述の構成において、コンテナに搭載されたりんごをバケットに移載するまでの農産物選別装置の動作について、図2、図3を用いて詳細に説明する。これらの図において、101は生産者Aのりんごが収容された複数の籠形状のコンテナであり、102は生産者Bのりんごが収容された複数の籠形状のコンテナとし、生産者Aのりんごを処理した後に生産者Bのりんごを処理するものとする。
【0063】
まず、生産者Aの複数のコンテナ101をコンテナ搬送コンベア11の上流側から供給する。なお、コンテナ搬送コンベア11上に最初に載せたコンテナ101(以下、先頭のコンテナ101という。)内には、荷口情報(生産者(A)、りんごの品種、コンテナ101の総数等)が記録された伝票が搭載されている。
【0064】
先頭のコンテナ101が所定の位置まで搬送されると、コンテナ検出装置8の発光素子から発せられた光がこのコンテナ101の外側側面に設けられた不図示の反射板により反射され、この反射光がコンテナ検出装置8に設けられた受光素子により受光される。この受光結果は、コンテナ検出装置8に設けられた不図示の出力部から演算処理装置6に出力される。
【0065】
演算処理装置6に受光結果が入力されると、演算処理装置6から不図示のストッパ制御部に荷口切り替えストッパ12を作動させるための動作信号が出力され、荷口切り替えストッパ12がコンテナ搬送コンベア11上の搬送路に進入する。
【0066】
なお、ストッパ制御部に動作信号が入力される前の状態において、荷口切り替えストッパ12はコンテナ搬送コンベア11上におけるコンテナの搬送路から下方に退避しており、生産者Aのコンテナ101は停止することなく下流に搬送されるようになっている。
【0067】
このように荷口切り替えストッパ12がコンテナの搬送路に進入することにより、図2(a)に示すように先頭のコンテナ101は、荷口切り替えストッパ12に当接し、各引き込みコンベア9のうち最も上流側に配置される第3引き込みコンベア9cよりも上流側の位置で一旦停止し、待機する。先頭のコンテナ101に後続してコンテナ搬送コンベア11上に供給されたコンテナ101は、停止した先頭のコンテナ101に当接し、下流への搬送が阻止される。
【0068】
先頭のコンテナ101が停止したら、管理作業者20は、先頭のコンテナ101内からりんごの荷口情報が記載された伝票を取り出し、この伝票に記載された荷口情報を荷口情報入力装置19を操作して入力する。
【0069】
管理作業者20が、荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上で荷口切り替わり前の生産者のコンテナが存在していないことを目視により確認すると、管理作業者20は、最終操作として荷口情報入力装置19の例えばタッチパネルを操作して荷口情報の確定操作を行い、演算処理装置6から前記ストッパ制御部に荷口切り替えストッパ12を解除するための解除信号が出力され、荷口切り替えストッパ12がコンテナの搬送路から下方へ退避する。
【0070】
これにより、荷口切り替えストッパ12のコンテナ101に対する当接が解除され、各コンテナ101は、コンテナ搬送コンベア11の下流に向けて順次搬送される。
【0071】
この解除信号の出力と同時に、演算処理装置6から報知手段としての各報知ランプ22を点灯させるための点灯信号が出力され、図2(a)に示すように各報知ランプ22が点灯する。このように、各報知ランプ22が点灯することにより、各移載作業者14に対してコンテナの荷口が切り替わったことを認識させることができる。
【0072】
荷口切り替えストッパ12の解除により下流に搬送されるコンテナ101は、各引き込みコンベア9に夫々配置された例えば2人の移載作業者14により、最初のコンテナとして各引き込みコンベア9に引き込まれる。
【0073】
図2(b)では、第2引き込みコンベア9b、第3引き込みコンベア9cに生産者Aの最初のコンテナ101が引き込まれた状態を示している。ここで、コンテナ101を第2引き込みコンベア9b、第3引き込みコンベア9cに引き込んだ後、これらの各引き込みコンベア(9b、9c)に配置された各移載作業者14b、14cのうち下流側に配属された作業者が荷替わりスイッチ21b、21cを押すようにしている。
【0074】
荷替わりスイッチ21b、21cが押されたことを演算処理装置6が認識すると、演算処理装置6は第2報知ランプ22b、第3報知ランプ22cを消灯(第2の報知状態)させる。なお、荷替わりスイッチ21のオンにより、演算処理装置6が荷口の切り替わりを認識し、スイッチがオンされた荷替わりスイッチ21に対応した各移載エリアにおいて以後移載されるりんごが生産者Aのりんごであることが記録されることになる。そして、次に荷口の切り替わりが行われるまでは、報知ランプ22の消灯(第2の報知状態)を維持するようにしている。
【0075】
また、管理作業者20は、すべての各報知ランプ22の消灯の有無を確認することによって、各移載作業者14が各荷替わりスイッチ21の押し忘れがないか否かをチェックすることができる。さらに、各移載作業者14も、各報知ランプ22の消灯の有無を確認することによって、各荷替わりスイッチ21の押し忘れがないか否かをチェックすることができる。
【0076】
これにより、これらの報知ランプ(22b、22c)が消灯した後に、第2移載エリア、第3移載エリアから選別コンベア13上の空のバケットにりんごが供給されると、これらのりんごが各移載エリア(第2移載エリア、第3移載エリア)に対応した第2移載エリアセンサ15b、第3移載エリアセンサ15cにて検出され、この検出結果は、荷口情報入力装置19を操作して入力されたコンテナ101内に収容されている生産者Aのりんごの荷口情報と結び付けられ、演算処理装置6に設けられた不図示のメモリに記憶される。
【0077】
なお、図2(b)の例では、最も下流側に配置された引き込みコンベア9aに配属されて、コンテナの引き込み作業を行う移載作業者14aの手の届く範囲に、生産者Aのコンテナ101は到達していない。このため、引き込みコンベア9aには、生産者Aのコンテナ101が引き込まれておらず、第1報知ランプ22aは点灯したままの状態となっている。
【0078】
次に、コンテナ101内のりんごのうち規格内のりんごを、各作業者14が各移載エリアの選別コンベア13上のバケットへ移載する作業を開始する。規格内かどうかは、所定の基準(例えば、虫食いが4分の1以上ある場合は廃棄)に照らして各移載作業者14が判断する。
【0079】
規格外のりんごは、各計数取り光電管23によってカウントされた後、規格外コンベア24で搬送され、不図示の格外収納ボックスへ収納される。
【0080】
各移載作業者14は、コンテナ101内に収容されたりんごをすべて選別コンベア13上のバケットに移載したら、この空になったコンテナ101を引き込みコンベア9上から取り除く。
【0081】
続いて、各移載作業者14は、コンテナ搬送コンベア11上の生産者Aのコンテナ101を各引き込みコンベア9に引き込み、上記と同様に生産者Aのコンテナ101内のりんごを選別コンベア13上のバケットに移載する。
【0082】
生産者Aのコンテナ101のコンテナ搬送コンベア11上への供給が終了すると、生産者Bのコンテナ102のコンテナ搬送コンベア11上への供給が開始される。
【0083】
なお、先頭の生産者Bのコンテナ102を荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上に向けて供給する動作は、生産者Aのコンテナ101を引き込みコンベア9にすべて載せ終えてから、即ち、荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上に生産者Aのコンテナ101が搬送されていないことを確認して開始するようにしている。したがって、コンテナ搬送コンベア11上で生産者Aのコンテナ101と生産者Bのコンテナ102とが混在することはない。
【0084】
ここで、生産者Aに続く生産者Bの先頭のコンテナ102(コンテナ搬送コンベア11に最初に載せたコンテナ102)には、不図示の反射板が取り付けられている。したがって、先頭のコンテナ102が所定の位置まで搬送されると、コンテナ検出装置8の発光素子から発せられた光がこのコンテナ102の外側側面に設けられた不図示の反射板により反射され、この反射光がコンテナ検出装置8に設けられた受光素子により受光される。この受光結果は、コンテナ検出装置8に設けられた不図示の出力部から演算処理装置6に出力される。
【0085】
演算処理装置6に受光結果が入力されると、演算処理装置6から不図示のストッパ制御部に荷口切り替えストッパ12を作動させるための動作信号が出力され、荷口切り替えストッパ12がコンテナ搬送コンベア11上の搬送路に進入し、先頭のコンテナ102はこの荷口切り替えストッパ12に当接することにより一旦停止する(図2(c)参照)。
【0086】
なお、先頭のコンテナ102内にはコンテナ102に収容されているりんごの荷口情報(生産者(B)、りんごの品種、コンテナ102の総数等)を記載した伝票が搭載されている。
【0087】
そして、管理作業者20は、ストッパ12に当接し停止した先頭のコンテナ102内から生産者Bの荷口情報が記載された伝票を取り出し、この伝票に記載された荷口情報を荷口情報入力装置19を操作して入力する。
【0088】
続いて、管理作業者20は、荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上に残っている生産者Aのコンテナ101が移載作業者14によりすべて引き込みコンベア9に引き込まれたことを目視により確認すると、最終操作として荷口情報入力装置19を操作して荷口情報の確定操作を行う。
【0089】
管理作業者20の操作により荷口情報が確定すると上記と同様に、荷口切り替えストッパ12が解除されると、生産者Bのコンテナ102は待機位置から下流側のコンテナ搬送コンベア11に向けて搬送される。
ここで、管理作業者20が、コンテナ搬送コンベア11上のコンテナ101がすべて引き込みコンベア9に引き込まれたことを確認した後に、荷口情報を入力するようにしたのは以下の理由による。
【0090】
すなわち、荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上に生産者Aのコンテナ101が残っている状態で荷口切り替えストッパ12が解除されると、このコンテナ搬送コンベア11上に生産者Aのコンテナ101と生産者Bのコンテナ102とが混在し、移載作業者が生産者Aまたは生産者Bの何れのりんごが収容されたコンテナなのかを見分けるのが困難となるからである。
【0091】
荷口情報の入力が確定すると、上記と同様にすべての各報知ランプ22が点灯する。これにより、各移載作業者14に対して、各報知ランプ22の点灯後に各引き込みコンベア9に最初に引き込むコンテナ102がそれまでのコンテナ101とは荷口情報が異なることを認識させることができる(図3(a)参照)。
【0092】
続いて、各引き込みコンベア9に夫々配置された例えば2人の移載作業者14により、コンテナ搬送コンベア11上に供給された生産者Bのコンテナ102が各引き込みコンベア9に引き込まれる。
【0093】
図3(b)では、第2引き込みコンベア9bに生産者Bのコンテナ102が引き込まれた状態を示している。ここで、上述のように、生産者Bのコンテナ102を第2引き込みコンベア9bに引き込んだ後、第2引き込みコンベア9bに配属された2人の移載作業者14bのうち下流側に配置された移載作業者が荷替わりスイッチ21bを押すようにしている。
【0094】
このように各引き込みコンベア9に配置された2人の移載作業者14のうち下流側の移載作業者に荷替わりスイッチ21を操作させるようにしたのは、以下の理由による。
【0095】
すなわち、下流側に配属された各移載作業者14は、荷口切り替えストッパ12を配置した方向を向いて、コンテナの引き込みなどの作業などを行うため、荷口切り替えストッパ12が解除され新しい荷口のコンテナが到来することを容易に把握することができる。したがって、引き込みコンベア9に引き込むコンテナの荷口が新しいかどうかを容易に把握することができる。
【0096】
下流側に配属された移載作業者14bにより荷替わりスイッチ21bが押されると、第2報知ランプ22bが消灯する。これにより、第2報知ランプ22bが消灯した後に、第2移載エリアから選別コンベア13上の空のバケットにりんごが供給されると、これらのりんごが第2移載エリアセンサ15b、第1移載エリアセンサ15aにおいて検出される。
【0097】
この検出結果が演算処理装置6に入力されると、演算処理装置6は、第2移載エリアセンサ15b、第1移載エリアセンサ15aにおいて検出されたりんごが第2移載エリアにおいて移載されたことを特定するとともに、これらの特定されたりんごと荷口情報入力装置19を操作して入力されたコンテナ102内の生産者Bのりんごの荷口情報とを結び付け、演算処理装置6内の不図示のメモリに記録する。
【0098】
なお、図3(b)では、第1引き込みコンベア9a、第3引き込みコンベア9cには、生産者Aのコンテナ101の処理(選別コンベア13上のバケットへのりんごの移載作業)が終わっていないため、まだ生産者Bのコンテナ102が引き込まれていない。
【0099】
このため、第1引き込みコンベア9a、第3引き込みコンベア9cの左右両側に夫々配属された移載作業者14a、14cのうち下流側の各移載作業者は、荷替わりスイッチ21a、21cを押すことはできず、第1報知ランプ22a、第2報知ランプ22bは点灯したままの状態となっている。
【0100】
各移載作業者14は、各荷替わりスイッチ21を押して各報知ランプ22が消灯したことを確認したら、コンテナ102内に収容されたりんごのうち、規格内のものについては選別コンベア13上のバケットに移載し、規格外のものについては規格外搬送コンベア24に移載する。
【0101】
ところで荷口を切り替える際に、引き込みコンベア9には異なる2つの荷口、コンテナの待機位置にはさらに他の荷口、合計3つの荷口が存在する状況が考えられる。このような状況を具体化して図3(c)に示す。同図では、第1引き込みコンベア9aに生産者Bのコンテナ102、第2引き込みコンベア9bに生産者Bのコンテナ102、第3引き込みコンベア9cに生産者Aのコンテナ101が引き込まれた状態で、生産者Cのコンテナ103がコンテナ搬送コンベア11上における荷口切り替えストッパ12との当接位置で停止している場合である。
【0102】
この状態において、荷口切り替えストッパ12を解除して、生産者Cのコンテナ103を下流へ流すと、荷口の混乱を招くおそれがある。
【0103】
そこで、このような場合には、管理作業者20が最終確定操作を行なわないようにして、荷口切り替えストッパ12より下流側のコンテナ搬送コンベア11上に先の荷口のコンテナが無くなる(引き込みコンベア9上に引き込まれるまで)、生産者Cのコンテナ103を荷口切り替えストッパ12に停止させて待機させる。
【0104】
各移載エリアにおいて選別コンベア13上のバケットに供給されたりんごは、選別コンベア13の下流に配置された計測装置16によって所定の評価項目が計測される。
【0105】
計測装置16による評価項目の計測後、演算処理装置6により等級、階級が判別され、荷口情報入力装置19を操作して入力された荷口情報とこの判別結果とを結びつけ、記憶される。そして、この判別結果は生産者毎に集計され、また、下流側に設けた仕分排出装置により仕分区分毎に側方の排出プールコンベアにりんごが排出される。
【0106】
同じ仕分け区分に排出されたりんごは、等級、階級が同一であるため、生産者がAであるのかBであるのかを問わずに、1つの包装箱に箱詰めされる。ただし、演算処理装置6では、生産者別に個数、階級などのデータが管理され、生産者ごとの代価精算の処理が行われる。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の農産物の選別装置によれば、以下に述べる効果が奏される。
【0108】
コンテナをコンテナ搬送コンベア上で一旦停止させた状態で、荷口情報を入力するようにしている。これにより、従来例のような荷口情報の読み取りミスをなくし、荷口情報を確実に入力し記録することができる。また、従来例のようにデータキャリアを荷口情報が異なるコンテナごとに作る必要がないため、データキャリアが不要となり、コストを削減することができる。さらに、読み取り装置が不要となるため、コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の農産物の選別装置の全体図
【図2】 コンテナの荷口切り替え態様と荷口情報の認識方法との関係を示す図
【図3】 コンテナの荷口切り替え態様と荷口情報の認識方法との関係を示す図
【図4】 本実施形態の農産物の選別装置の制御を司る演算処理装置のブロック図
【図5】 従来例の農産物の選別装置の概略図
【符号の説明】
9 引き込みコンベア
10 コンテナ
11 コンテナ搬送コンベア
12 荷口切り替えストッパ
13 選別コンベア
14 移載作業者
15 エリア識別センサ
16 計測装置
17 同期クロック発生装置
18 排出アクチュエータ
19 荷口情報入力装置
20 管理作業者

Claims (3)

  1. 農産物が収容されたコンテナを搬送するコンテナ搬送コンベアと、
    該コンテナ搬送コンベアから前記コンテナを引き込むための複数の引き込みコンベアと、
    これらの引き込みコンベアに引き込まれた前記コンテナ内から取り出された農産物を搬送する選別コンベアと、
    該選別コンベアにより搬送される農産物を計測して仕分けのための選別情報を得る計測手段と、
    前記複数の各引き込みコンベアに対応して設けられ、該各引き込みコンベア上のコンテナに収容されている農産物を前記選別コンベアに作業者により供給するための供給部と、
    前記コンテナを前記コンテナ搬送コンベア上で、該コンテナ搬送コンベアの搬送方向で見て最上流側に位置する前記引き込みコンベアよりも上流側の位置に一旦停止させるとともに、このコンテナの停止を解除可能な停止手段と、
    前記複数の供給部に対応してそれぞれ設けられ、前記選別コンベアに対して農産物を移載する移載エリアを仕切り、前記選別コンベアにより搬送される農産物の通過を検出するエリア識別センサと、
    前記選別コンベア上を搬送される農産物の通過を検出した前記エリア識別センサの検出情報に基づいて当該通過農産物の供給部を特定すると共に、該供給部の特定された農産物に対して前記計測手段で計測した選別情報を対応して記録する演算処理手段と、
    記停止手段により停止しているコンテナが新たな荷口である場合に、新たな荷口の荷口情報を手入力操作により入力手段を介して前記演算処理手段へ入力する荷口情報入力手段と、
    異なる報知状態である第1の報知状態と第2の報知状態とを切り替え可能とし、第1の報知状態で作業者へ荷口の切り替えを報知する前記各供給部に配置された報知手段と、
    手入力操作により荷替わり信号を前記演算処理手段に出力する前記各供給部に設けた荷替わり信号出力手段と、を有し、
    前記演算処理手段は、前記荷口情報入力手段から荷口情報の確定操作信号を受けると前記停止手段の停止解除を行うと共に前記報知手段を第1の報知状態とし、前記荷替わり信号出力手段より荷替わり信号を受けると、その後に当該供給部から供給される農産物の荷口を前記荷口情報入力手段により入力された新たな荷口情報とすると共に、前記報知手段を第2の報知状態に切り替えることを特徴とする農産物の選別装置。
  2. 前記コンテナの荷口が切り替わった後に前記コンテナ搬送コンベア上のコンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナを検出する検出手段を有し、
    前記停止手段は、前記検出手段による検出結果を受けて前記コンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナを停止させることを特徴とする請求項1に記載の農産物の選別装置。
  3. 前記コンテナの停止位置に最初に到来する次の荷口のコンテナには、このコンテナ内に収容されている農産物の荷口情報が記録された伝票が付けられていることを特徴とする請求項2に記載の農産物の選別装置。
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