JPH08289545A - サイクロコンバータの制御方法 - Google Patents

サイクロコンバータの制御方法

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JPH08289545A
JPH08289545A JP7084061A JP8406195A JPH08289545A JP H08289545 A JPH08289545 A JP H08289545A JP 7084061 A JP7084061 A JP 7084061A JP 8406195 A JP8406195 A JP 8406195A JP H08289545 A JPH08289545 A JP H08289545A
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JP7084061A
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Toshitaka Nakamura
利孝 中村
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Toshiba Corp
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    • Y02E40/30Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Ac-Ac Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクロコンバータの発生無効電力が最小と
なるように出力電圧を制御し、入力力率を向上させる。 【構成】 サイクロコンバータの線間出力電圧は正弦波
に保ったまま、各相の出力電圧を可変させるサイクロコ
ンバータの制御方法において、サイクロコンバータの各
相の出力電圧と各相の出力電流とを基に発生無効電力を
演算し、この発生無効電力が最小となるように前記各相
の出力電圧を決めることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイクロコンバータを
制御するサイクロコンバータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクロコンバータを制御する方法とし
て、サイクロコンバータの正弦波電圧指令にバイアス電
圧を加算して、出力電圧を台形状にひずませて出力電圧
の増大、および入力力率の改善を図るバイアス電圧制御
方式は、従来より広く用いられている。
【0003】図7は、従来のサイクロコンバータの制御
装置を示すブロック図であり、サイクロコンバータには
負荷として3相誘導電動機が接続されている。図7に示
すように、サイクロコンバータの主回路は、3相交流電
源1に接続された電源変圧器2と、その電源変圧器2の
二次巻線2a、2b、2cに接続された3相グレーツ接
続コンバータ3a、3b、3cとから構成され、その出
力側に接続される誘導電動機4に電力を供給している。
この3相グレーツ接続コンバータ3a、3b、3cはサ
イリスタが逆並列に接続され、正逆両方向の電流を流す
ことができる。
【0004】また、3相グレーツ接続コンバータ3a,
3b,3cの出力側には、負荷電流を検出する電流検出
器5a、5b、5cが設けられ、誘導電動機4には、そ
の速度を検出する速度検出器6が取り付けられている。
【0005】制御回路には、誘導電動機4の速度を設定
する速度設定器10が設けられており、この速度設定器10
で設定された速度基準信号と速度検出器6で検出された
速度フィードバック信号とは速度制御回路11に入力され
る。速度制御回路11は、前記速度基準信号に前記速度フ
ィードバック信号が追従するように、比例積分動作を行
いトルク基準信号を出力する。また、速度検出器6から
得られた速度フィードバック信号は、磁束弱め制御回路
12に入力され、出力として、2次磁束基準信号が得られ
る。
【0006】ベクトル演算回路13では、速度制御回路11
からのトルク基準信号と、磁束弱め制御回路12からの2
次磁束基準信号が入力され、予め与えられた誘導電動機
4の諸定数を基に、トルク電流基準信号、磁束電流基準
信号、および、すべり角周波数信号が演算される。
【0007】また、電流検出器5a、5b、5cで検出
された各相の負荷電流は、3相2相変換器14に入力され
2相変換され、トルク電流フィードバック信号と磁束電
流フィードバック信号とに分けられる。
【0008】トルク電流制御回路15には、ベクトル演算
回路13からのトルク電流基準信号と3相2相変換器14か
らのトルク電流フィードバック信号とが入力され、トル
ク電流フィードバック信号がトルク電流基準信号に追従
するように比例積分動作が行なわれ、トルク軸電圧信号
Vq が出力される。
【0009】磁束電流制御回路16には、ベクトル演算回
路13からの磁束電流基準信号と3相2相変換器14からの
磁束電流フィードバック信号とが入力され、磁束電流フ
ィードバック信号が磁束電流基準信号に追従するように
比例積分動作が行なわれ、磁束軸電圧信号Vd が出力さ
れる。
【0010】電圧指令回路17では、速度検出器6で検出
された速度フィートバック信号ωrとベクトル演算回路1
3からのすべり角周波数信号ωs とトルク電流制御回路1
5からのトルク軸電圧信号Vq と磁束電流制御回路16か
らの磁束軸電圧信号Vd とが入力され、各相の出力電圧
を演算し、その演算した出力電圧となるように3相グレ
ーツ接続コンバータ3a、3b、3cを制御する。
【0011】上述の制御は、誘導電動機のベクトル制御
として、広く一般に知られている。次に、電圧指令回路
17の詳細について、図8を用いて説明する。図8に示す
ように、電圧指令回路17では、トルク軸電圧信号Vq と
磁束軸電圧信号Vd を電圧ベクトル演算回路21に入力し
て、電圧振幅指令値Vと位相信号θを演算する。
【0012】また、すべり角周波数ωs と速度フィード
バック信号ωr は、加算器22にて加算され、その後積分
器23を介して磁束角信号θo に変換される。この変換さ
れた磁束角信号θo は、加算器24にて、電圧ベクトル演
算回路21からの位相信号θと加算され、電圧位相指令値
θv として、電圧ベクトル演算回路21からの電圧振幅指
令値Vとともに、U相電圧指令器25とV相電圧指令器26
とW相電圧指令器27とに入力される。U相電圧指令器25
とV相電圧指令器26とW相電圧指令器27では、各相の出
力電圧指令値Vu 、Vv 、Vw を次式により算出する。
【0013】
【数1】 Vu =V(sin θv +αsim n・θv ) Vv =V(sin (θv − 120°)+αsim n・(θv − 120°)) Vw =V(sin (θv − 240°)+αsim n・(θv − 240°)) 上式において、各式の第2項はバイパス電圧分であり、
α=1/6、n=3と選ぶのが一般的である。
【0014】算出された各相の出力電圧指令値は、各相
のコンバータ3a、3b、3cに出力され、各相のコン
バータの出力電圧を制御する。それにより、図9に示す
ような電圧波形が各相のコンバータから出力される。
【0015】このような、バイアス電圧制御方式のサイ
クロコンバータでは、バイアス電圧を加算して、出力電
圧を台形状にひずませているため、コンバータの点弧位
相角は平均的に進んだ状態であり、サイクロコンバータ
の入力力率が改善される。また、負荷となる電動機にか
かる電圧は、各相の線間電圧が印加されるので、バイア
ス電圧はキャンセルされ、正弦波となる。この線間電圧
の振幅値は、コンバータ電圧を台形波状にひずませてい
る分だけ、増大する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなバ
イアス電圧制御方式のサイクロコンバータでは、出力電
圧を台形状にひずませてコンバータの点弧位相角を平均
的に進んだ状態とし、入力力率を改善しているが、必ず
しもサイクロコンバータの入力力率を最善とする方式で
はない。
【0017】よって、本発明では、サイクロコンバータ
の発生無効電力に着目し、これを評価関数として利用し
その値が最小となるように各相の出力電圧を制御するこ
とによって、サイクロコンバータの入力力率を最大とす
るサイクロコンバータの制御方法を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の請求
項1記載のサイクロコンバータの制御方法では、サイク
ロコンバータの線間出力電圧を正弦波に保持し、各相の
出力電圧を可変させるサイクロコンバータの制御方法に
おいて、前記サイクロコンバータの各相の出力電圧と各
相の出力電流とを基に発生無効電力を演算し、この発生
無効電力が最小となるように上記各相の出力電圧を決定
することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項2記載のサイクロコンバー
タの制御方法では、多段構成のサイクロコンバータの線
間出力電圧を正弦波に保持し、各相の出力電圧を可変さ
せるサイクロコンバータの制御方法においてサイクロコ
ンバータの各相の出力電圧と各相の出力電流とを基に発
生無効電力を演算し、この発生無効電力が最小となるよ
うに各段の各相の出力電圧を決定することを特徴とす
る。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例のサイクロコンバータの制御装置
を図1に示す。図1のサイクロコンバータの制御装置
は、図7に示す制御装置の電圧指令回路を図2に示す構
成としたことと、電流検出器5a、5b、5cの出力が
電圧指令回路30に入力された以外は図7の制御装置と同
一である。尚、本実施例において、従来のサイクロコン
バータの制御装置と同一構成要素には同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0021】図1に示した電圧指令回路30は、トルク軸
電圧信号Vq と磁束軸電圧信号Vdとが入力され、電圧
振幅指令値Vと位相信号θとを演算する電圧ベクトル演
算回路21と、すべり角周波数ωs と速度フィードバック
信号ωr とを加算する加算器22と、加算器22からの信号
を積分して磁束角信号θo に変換する積分器23と、電圧
ベクトル演算回路21からの位相信号θと積分器23からの
磁束角信号とを加算して電圧位相指令値θv を求める加
算器24と、電圧振幅指令値Vと電圧位相指令値θvとが
入力され、U相の第1の出力電圧指令値Vu を求めるU
相電圧指令器25と、V相の第1の出力電圧指令値Vv
を求めるV相電圧指令器26と、W相の第1の出力電圧
指令値Vw を求めるW相電圧指令器27と、各相の第1の
出力電圧指令値Vu 、Vv 、Vw と各相の出力電流Iu
、Iv 、Iw とが入力されサイクロコンバータの発生
無効電力を最小にする各相の第2の出力電圧指令値Vu
′、Vv′、Vw ′を求める無効電力演算回路31とから
なる。
【0022】次に無効電力演算回路31での発生無効電力
の演算手法について述べる。電動機には、必要な電圧が
与えられなければならないが、図1のような構成に於い
ては、電動機の線間電圧に対し所定の電圧が与えられれ
ば良い。一方、変換器の出力電圧は相電圧となるための
決定には自由度がある。電動機の線間電圧は次式で与え
られる。
【0023】
【数2】 Vuv=Vu −Vv Vvw=Vv −Vw Vwu=Vw −Vu …式1 また各相の出力電圧指令値をV′u 、V′v 、V′w と
すると、次の関係を満たさなければならない。
【0024】
【数3】 V′u −V′v =Vuv V′v −V′w =Vvw V′w −V′u =Vwu …式2 次に、各相の出力電圧には、通常サイリスタの点弧タイ
ミングに応じた上限値と下限値がある。下限値は逆変換
動作における余裕角により決められるため、下限値の絶
対値は上限値の絶対値より小さくなる。また、変換器の
出力電流の極性により出力電圧の極性と変換動作との関
係が異なるため、正の出力電流時には出力電圧が正のと
きに順変換動作となるのに対して、負の出力電流時には
出力電圧が負のときに逆変換動作となるため、出力電流
の極性により、出力電圧の上限値、下限値を切り換える
必要がある。各相の電流Iu 、Iv 、Iw とすると、各
相の出力電圧の範囲は、
【0025】
【数4】 LLMT≦V′u ≦ ULMT(Iu ≧0のとき) −ULMT≦V′u ≦−LLMT(Iu <0のとき) LLMT≦V′v ≦ ULMT(Iv ≧0のとき) −ULMT≦V′v ≦−LLMT(Iv <0のとき) LLMT≦V′w ≦ ULMT(Iw ≧0のとき) −ULMT≦V′w ≦−LLMT(Iw <0のとき) …式3 となる。ここで式2より、
【0026】
【数5】 V′v =V′u −Vuv V′w =V′u +Vwu …式4 の関係があるためこの式を式3に代入するとV′u に関
して、以下の条件となる。
【0027】
【数6】 LLMT≦V′u ≦ ULMT(Iu ≧0のとき) −ULMT≦V′u ≦−LLMT(Iu <0のとき) LLMT+Vuv≦V′u ≦ ULMT+Vuv(Iv ≧0のとき) −ULMT+Vuv≦V′u ≦−LLMT+Vuv(Iv <0のとき) LLMT−Vwu≦V′u ≦ ULMT−Vwu(Iw ≧0のとき) −ULMT−Vwu≦V′u ≦−LLMT−Vwu(Iw <0のとき)…式5 一方、サイリスタ変換器の発生無効電力は、点弧角に関
係し、次式で与えられ、
【0028】
【数7】Vu =K×COSαU とすると、 var =sin αu ×|Iu |+sin αv ×|Iv |+sin αw ×|Iw | =√(1−(V′u /k)2 )×|Iu |+√(1−(V′v /k)2 ) ×|Iv |+√(1−(V′w /k)2 )×|Iw | …6式 この式に式4を代入すると、
【0029】
【数8】 var =√(1−(V′u /k)2 )×|Iu | +√(1−(V′u −Vuv)/k)2 )×|Iv | +√(1−(V′u +Vwu)/k)2 )×|Iw | …7式 となる。
【0030】したがって、発生無効電力を最小にするた
めにはこの式を式5の条件のもとで最小とするV′u を
求めれば良い。実際にこの方法により求めた電圧波形を
図3に示す。この場合の発生無効電力は 1.08 であり通
常の方法にくらべ約3/5になっている。(k=1,E
1= 0.5,電流位相差30°のとき) よって本実施例によれば、サイクロコンバータの発生無
効電力が最小となるように出力電圧が決定されるため、
常に入力力率が高く、経済的なサイクロコンバータの制
御方法を提供することができる。
【0031】次に本発明の第2の実施例のサイクロコン
バータの制御装置について図面を参照して説明する。図
4はサイクロコンバータの制御装置であり、コンバータ
が2段構成となっていることを除いては第1の実施例の
サイクロコンバータの制御装置と同様である。
【0032】図5は、サイクロコンバータの制御装置の
電圧指令回路40のブロック図である。図5に示した電圧
指令回路は、トルク軸電圧信号Vq と磁束軸電圧信号V
d とが入力され、電圧振幅指令値Vと位相信号θとを演
算する電圧ベクトル演算回路21と、すべり角周波数ωs
と速度フィードバック信号ωr とを加算する加算器22
と、加算器22からの信号を積分して磁束角信号θo に変
換する積分器23と、電圧ベクトル演算回路21からの位相
信号θと積分器23からの磁束角信号とを加算して電圧位
相値θv を求める加算器24と、電圧振幅指令値Vと電圧
位相指令値θv とが入力され、U相の第1の出力電圧指
令値Vu を求めるU相電圧指令器25と、V相の第1の出
力電圧指令値Vv を求めるV相電圧指令器26と、W相の
第1の出力電圧指令値Vw を求めるW相電圧指令器27
と、各相の第1の出力電圧指令値Vu、Vv 、Vw と各
相の出力電流Iu 、Iv 、Iw とが入力されサイクロコ
ンバータの発生無効電力を最小にする各相の第2の出力
電圧指令値V′u1、V′u2、V′v1、V′v2、V′w1、
V′w2を求める無効電力演算回路41とからなる。
【0033】次に無効電力演算回路41での発生無効電力
の演算手法について述べる。電動機には、必要な電圧が
与えられなければならないが、図4のような構成におい
ては、電動機の線間電圧に対し所定の電圧が与えられれ
ば良い。一方、変換器の出力電圧は相電圧となるためそ
の決定には自由度がある。また変換器は2段構成となっ
ており、1段目と2段目の出力電圧は個別に決定でき
る。
【0034】各相の変換器の出力電圧を、V′u 、V′
v 、V′w とし、1段目と2段目の出力電圧をそれぞ
れ、V′u1、V′u2、V′v1、V′v2、V′w1、V′w2
をとすると、次の関係がある。
【0035】
【数9】 V′u =V′u1+V′u2 V′v =V′v1+V′v2 V′w =V′w1+V′w2 …式8 また、上限値、下限値についてはそれぞれ以下で与えら
れる。
【0036】
【数10】 LLMT/2≦V′u1,u2≦ ULMT/2 (Iu ≧0のとき) −ULMT/2≦V′u1,u2≦−LLMT/2 (Iu <0のとき) LLMT/2≦V′v1,v2≦ ULMT/2 (Iv ≧0のとき) −ULMT/2≦V′v1,v2≦−LLMT/2 (Iv <0のとき) LLMT/2≦V′w1,w2≦ ULMT/2 (Iw ≧0のとき) −ULMT/2≦V′w1,w2≦−LLMT/2 (Iw <0のとき) …式9 一方、サイリスタ変換器の発生無効電力は、次式で与え
られる。
【0037】
【数11】 var =√(1−(V′u1/k)2 )×|Iu | +√(1−(V′u2/k)2 )×|Iu | +√(1−(V′v1/k)2 )×|Iv | +√(1−(V′v2/k)2 )×|Iv | +√(1−(V′w1/k)2 )×|Iw | +√(1−(V′w2/k)2 )×|Iw | …式10 となる。
【0038】したがって、発生無効電力を最小にするた
めにはこの式を式9のもとで最小にすれば良い。まず、
あるV′u が与えられた時、V′u1は次の関係を満たす
必要がある。
【0039】
【数12】 LLMT/2≦V′u1≦ ULMT/2 (Iu ≧0のとき) −ULMT/2≦V′u1≦−LLMT/2 (Iu <0のとき) LLMT/2≦V′u −V′u1≦ ULMT/2 (Iu ≧0のとき) −ULMT/2≦V′u −V′u1≦−LLMT/2 (Iu <0のとき) V′u1とV′u2の組み合わせは、他のV相、W相には影
響を与えたいため、以下の式が最小となるV′u1を決め
れば良い。
【0040】
【数13】 var ′=√(1−(V′u1/k)2 )×|Iu | +√(1−(V′u2/k)2 )×|Iu | 他の相も同様にして、V′v1、V′v2、V′w1、V′w2
が求められる。その後は、実施例と同様に式(3)が最
小となるVu を決めれば良い。実際にこの方法により求
めた電圧波形を図9に示す。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のサイクロコンバ
ータの制御方法によると、サイクロコンバータの発生無
効電力が最小となるように出力電圧が決められるため、
常に入力力率が高く、経済的な制御を行なうことができ
る。
【0042】本発明の請求項2記載のサイクロコンバー
タの制御方法によると、多段構成のサイクロコンバータ
において、サイクロコンバータの発生無効電力が最小と
なるように各段の出力電圧が決められるため、常に入力
力率が高く、経済的な制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のサイクロコンバータの
制御装置のブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の電圧指令回路のブロッ
ク図。
【図3】本発明の第1の実施例により求めた電圧波形。
【図4】本発明の第2の実施例のサイクロコンバータの
制御装置のブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例の電圧指令回路のブロッ
ク図。
【図6】本発明の第2の実施例により求めた電圧波形。
【図7】従来のサイクロコンバータの制御装置のブロッ
ク図。
【図8】従来の電圧指令回路のブロック図。
【図9】従来のサイクロコンバータの電圧波形。
【符号の説明】
1…3相交流電源 2…電源変圧器 3a,3b,3c…3相グレーツ接続コンバータ 4…誘導電動機 5a,5b,5c…電流検
出器 6…速度検出器 10…速度設定器 11…速度制御回路 12…磁束弱め制御回路 13…ベクトル演算回路 14…3相2相変換器 15…トルク電流制御回路 16…磁束電流制御回路 17,30,40…電圧指令回路 21…電圧ベクトル演算回路 22,24…加算器 23…積分器 25,26,27…電圧指令器 31,41…無効電力演算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロコンバータの線間出力電圧を正
    弦波に保持し、各相の出力電圧を可変させるサイクロコ
    ンバータの制御方法において、前記サイクロコンバータ
    の各相の出力電圧と各相の出力電流とを基に発生無効電
    力を演算し、この発生無効電力が最小となるように前記
    各相の出力電圧を決定することを特徴とするサイクロコ
    ンバータの制御方法。
  2. 【請求項2】 多段構成のサイクロコンバータの線間出
    力電圧を正弦波に保持し、各相の出力電圧を可変させる
    サイクロコンバータの制御方法において、前記サイクロ
    コンバータの各相の出力電圧と各相の出力電流とを基に
    発生無効電力を演算し、この発生無効電力が最小となる
    ように前記各相の出力電圧を決定することを特徴とする
    サイクロコンバータの制御方法。
JP7084061A 1995-04-10 1995-04-10 サイクロコンバータの制御方法 Pending JPH08289545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007014685A1 (de) * 2005-08-02 2007-02-08 Trafobau Schindler Gmbh Verfahren und vorrichtung zur steigerung der effizienz eines elektromotors

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WO2007014685A1 (de) * 2005-08-02 2007-02-08 Trafobau Schindler Gmbh Verfahren und vorrichtung zur steigerung der effizienz eines elektromotors

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