JPH03135390A - 電力変換器の制御方法及びその装置 - Google Patents

電力変換器の制御方法及びその装置

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JPH03135390A
JPH03135390A JP1272300A JP27230089A JPH03135390A JP H03135390 A JPH03135390 A JP H03135390A JP 1272300 A JP1272300 A JP 1272300A JP 27230089 A JP27230089 A JP 27230089A JP H03135390 A JPH03135390 A JP H03135390A
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JP1272300A
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English (en)
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Takayuki Matsui
孝行 松井
Toshiaki Okuyama
俊昭 奥山
Kunio Miyashita
邦夫 宮下
Junichi Takahashi
潤一 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力変換器の制御方法及びその装置に係り、
特に、電力変換器の出力電流を検出する電流検出器のオ
フセットを補償して電力変換器の出力電圧を制御するに
好適な電力変換器の制御方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電力変換器で駆動される交流電動機のトルク制
御は、交流電動機の電流を検出して電力変換器の出力電
圧を制御することによって行われている。この制御に用
いられる電流検出器には交流電動機の電流が零であって
も出力信号が零とならない有限な値(以下オフセットと
称する。)が発生する。電流検出器のオフセットを補正
しないと、交流電動機に直流電流が流れトルクリップル
が発生する。そこで従来では、特開昭63−27439
0号公報及び特開昭63−274398号公報に記載さ
れているように、インバータ装置、の非動作時に電流検
出器の出力電流が零となるように補正する方法及びイン
バータ装置の交流出力電流が零に相当すると判断された
ときに発生する電流検出器の出力信号をオフセットとし
て補正する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術のうち前者のものは、電流
検出器のオフセットを測定するためにインバータの出力
電流を零にする必要があり、誘導電動機の磁束が零とな
り停止期間が短い場合には、電動機磁束が確立する間ト
ルクリップルが発生する恐れがある。一方、後者のもの
はインバータの動作中に交流出力電流が零相光か否かを
判断して電流検出器のオフセットを決定しているため、
交流出力電流が零相光か否かの判定を電流検出器を用い
ずに行う必要があり、この判定がわずかに狂った場合に
は逆に出力電流に直流成分が増加しトルクリップルが発
生する。
本発明の目的は電力変換器から交流電動機に電流を供給
した状態で電流検出器のオフセットを測定してこれを補
償することができる電力変換器の制御方法及びその装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、第1の制御方法
として、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を
供給する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出
し、この検出信号に基づいて出力電圧指令信号を生成し
、この指令信号に従って電力変換器の出力電圧を制御す
るものにおいて、前記電力変換器の出力周波数を零とし
て交流電動機の2相のみに出力電流を流す出力電圧指令
信号に従って電力変換器を制御し、この制御時に交流電
動機の残りの相の出力電流を電流検出器により検出し、
この検出信号を電流検出器のオフセットとして電流検出
器の検出信号を補償するようにした電力変換制御方法を
採用したものである。
第2の制御方法として、交流電動機に可変電圧可変周波
数の交流電圧を供給する電力変換器の出力電流を電流検
出器により検出し、この検出信号を交流電動機の回転磁
界座標系の励磁電流信号とトルク電流信号に変換し、各
変換された信号と励磁電流指令信号及びトルク電流指令
信号に基づいて交流電動機の回転磁界座標系の電圧指令
信号を生成し、一次角周波数指令信号から得られた座標
基準信号に従って前記電圧指令信号を固定子座標系の3
相交流出力電圧指令信号に変換し、この変換された指令
信号に従って電力変換器の出力電圧を制御するものにお
いて、前記電力変換器の出力周波数を零として交流電動
機の2相のみに出力電流が流れるように前記座標基準信
号を設定し、この設定に従って電力変換器を制御したと
きに交流電動機の残りの相の出力電流を電流検出器によ
り検出し、この検出信号を電流検出器のオフセットとし
て電流検出器の検出信号を補償するようにした電力変換
器の制御方法を採用したものである。
第3の制御方法として、交流電動機に可変電圧可変周波
数の交流電圧を供給する電力変換器の出力電流を電流検
出器により検出し、この検出信号を交流電動機の回転磁
界座標系の励磁電流信号とトルク電流信号に変換し、変
換された電流信号に基づいて出力電圧指令信号を生成し
、この指令信号に従って電力変換器の出力電圧を制御す
るものにおいて、前記電力変換器の出力周波数を零とし
て交流電動機の2相のみに出力電流を流す出力電圧指令
信号に従って電力変換器を制御し、この制御時に励磁電
流信号を交流電動機の残りの相の電流検出器のオフセッ
トとして電流検出器の検出信号を補償するようにした電
力変換器の制御方法を採用したものである。
第4の制御方法として、交流電動機に可変電圧可JII
I波数の交流電圧を供給する電力変換器の出力電流を電
流検出器により検出し、この検出信号を交流電動機の回
転磁界座標系の励磁電流信号とトルク電流信号に変換し
、変換された信号に基づいて出力電圧指令信号を生成し
、この指令信号に従って電力変換器の出力電圧を制御す
るものにおいて、前記電力変換器の磁束を確立するに必
要な電流として交流電動機の3相のうちの2相のみに直
流電流を流す出力電圧指令に従って電力変換器を制御し
、この制御時にトルク電流信号を交流電動機の残りの相
の電流検出器のオフセットとして電流検出器の検出信号
を補償するようにした電力変換器の制御方法を採用した
ものである。
第5の制御方法として、交流電動機に可変電圧可変周波
数の交流電圧を供給する電力変換器の出力電流を電流検
出器により検出し、この検出信号を交流電動機の回転磁
界座標系の励磁電流信号とトルク電流信号に変換し、各
変換された電流信号と励磁電流指令信号及びトルク電流
指令信号に基づいて回転磁界座標系の電圧指令信号を生
成し、電圧指令信号から得られた出力電圧指令信号と出
力位相指令信号に基づいて出力電圧指令ベクトルに近接
する3つの出力電圧ベクトルを選択し、選択された出力
電圧ベクトルに従って電力変換器の出力電圧を制御する
ものにおいて、前記交流電動機の2相のみに直流電流が
流れるように前記出力位相指令信号を設定し、この設定
に従って電力変換器を制御したときに交流電動機の残り
の相の出力電流を電流検出器により検出し、この検出信
号を電流検出器のオフセットとして電流検出器の検出信
号を補償するようにした電力変換器の制御方法を採用し
たものである。
第6の制御方法として、交流電動機に可変電圧可変周波
数の交流電圧を供給する電力変換器の出力電流を電流検
出器により検出し、この検出信号を交流電動機の回転磁
界座標系の励磁電流信号とトルク電流信号に変換し、各
変換された電流信号と励磁電流指令信号及びトルク電流
指令信号に基づいて回転磁界座標系の電圧指令信号を生
成し、電圧指令信号から得られた出力電圧指令信号と出
力位相指令信号に基づいて出力電圧指令ベクトルに近接
する3つの出力電圧ベクトルを選択し、選択された出力
電圧ベクトルに従って電力変換器の出力電圧を制御する
ものにおいて、前記交流電動機の2相のみに直流電流が
流れるように前記出力位相指令信号を設定し、この設定
に従って電力変換器を制御したときにトルク電流信号を
交流電動機の残りの相の電流検出器のオフセットとして
電流検出器の検出信号を補償するようにした電力変換器
の制御方法を採用したものである。
制御装置として、交流電動機に可変電圧可変周波数の交
流電圧を供給する電力変換器の出力電流を検出する電流
検出器と、交流電動機の速度を検出する速度検出器と、
速度検出器の検出信号とすベリ角周波数指令信号から一
次角周波数指令信号を生成する一次周波数指令信号発生
器と、一次角周波数指令信号からPM標基準信号を生成
する主座標基準信号発生器と、電流検出器の検出信号を
座標基準信号に従って交流電動機の回転磁界座標系の励
磁電流信号とトルク電流信号に変換する第1座標変換器
と、第1座標変換器の出力信号と励磁電流指令信号及び
トルク電流指令信号に基づいて交流電動機の回転磁界座
標系の電圧指令信号を生成する電流調節器と、電流調節
器の出力信号を座。
標基準信号に従って交流電動機の固定子座標系の3相交
流出力電圧指令信号に変換する第2座標変換器と、第2
座標変換器の出力信号に従って前記電力変換器の出力電
圧を制御する制御器と、交流電動機の2相のみに直流電
流を流すための出力電圧ベクトルの位相角に対応づけら
れた座標基準信号を出力する補助座標基準信号発生器と
、主座標基準信号発生器と補助座標基準信号発生器のう
ち一方の出力信号を選択して各座標変換器へ供給する選
択器と、選択器により補助座標基準信号発生器の出力信
号が選択されたときに第1座標変換器の出力信号を電流
検出器のオフセットとして記憶するオフセット設定器と
、オフセット設定器の出力信号をオフセット補償信号と
して電流検出器の出力信号に加算する加算器とを有する
電力変換器の制御装置を構成したものである。
〔作用〕
交流電動機に励磁電流だけを供給する期間中は電力変換
器の出力周波数は零であり、例えば電力変換器の出力電
圧をU相に直交する電圧ベクトルに選択すると、電力変
換器から交流電動機に供給される励磁電流は原理的には
V相とW相にのみ流れる。従って、U相の電流検出器の
検出信号が零でないときには、その大きさはU相電流検
出器のオフセットに相当する。又、励磁電流のみを電力
変換器から交流電動機に供給している期間中は。
トルク電流成分の検出信号も零となるのが正しく、この
大きさが零でないときにはこの大きさはU利用電流検出
器のオフセットによるものである。このため、交流電動
機の2相のみに励磁電流を供給し、残りの相の電流を電
流検出器によって検出すれば、この電流検出器の検出信
号がオフセットとして得られる。従って、電力変換器か
ら交流電動機に励磁電流を供給した状態で電流検出器の
オフセットを補正することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、電力変換器を構成するPWMインバー
タ1は複数のトランジスタを備えており、PWMパルス
演算器5からのパルス幅変調信号によって各トランジス
タが作動すると、直流電圧がコ3相交流電圧に変換され
て誘導電動機2に供給される。インバータ1の出力側に
はU相の電流を検出する電流検出器4.U、W相の電流
を検出する電流検出器4Wが設けられており、各検出器
の検出信号iu、iwが加算器17.18を介して座標
変換器16に供給されている。誘導電動機2の回転速度
は速度検出器3により検出され、速度信号ωrが加算器
7と加算器10に供給されている。
加算器7には速度信号ωrと共に速度指令信号ωr本が
供給されており、加算器7からは両者の偏差に応じた信
号が速度調節器8に供給されている。
速度調節器8は加算器7の出力信号を零に抑制するため
のトルク電流指令信号rq本を生成し、この信号を加算
器12及びすへり角周波数演算器9に供給するようにな
っている。すベリ角周波数演算器9はトルク電流指令信
号Iq本と励磁電流指令信号18本に従ってすべり角周
波数指令信号ωS木を生成し、生成した信号を加算器1
0へ出力するようになっている。加算器10は速度信号
ωrとすべり角周波数指令信号03本を加算して一次角
周波数指令信号発生器を生成する一次角周波数指令信号
発生器として構成されている。この一次角周波数指令信
号ω1本はオフセット調節器6の積分器21により座標
基準信号ω1*tに変換され、切換スイッチ22を介し
て座標変換器15.16に供給されている。
座標変換器16は第1座標変換器として、加算5917
.18からの信号を座標基準信号に従って、誘導電動機
2の回転磁界座標系における励磁電流信号Idとトルク
電流信号Iqに変換し、変換した励磁電流信号Idを加
算器11に、トルク電流信号Iqをオフセット調節器6
を介して加算器12へ出力するようになっている。加算
器11においては励磁電流信号Idと励磁電流指令信号
Id本とが加算され、加算器12においてはトルク電流
信号rqとトルク電流指令信号Iq木とが加算され、各
加算器の出力信号がそれぞれ電流調aS13.14に供
給されている。電流!1IWI器13゜14はそれぞれ
加算器11.12からの信号に従って、誘導電動機2の
回転磁界座標系における電圧指令信号Vd本y V q
”を生成し、生成した信号を座標変換器15へ出力する
ようになっている。
座標変換器15は、I9i標基準信号ωLキLに従って
、電圧指令信号Vd、Vq*を誘導電動ja2の固定子
座標系における3相交流出力電圧指令信号Vu本、Vv
本、Vw*に変換する第2座標変換器として構成されて
いる。PWMパルス演算器5は座標変換器15の出力信
号と搬送波信号とを比較して比較結果に応じたパルス幅
変調信号を生成し、この信号をPWMインバータlの各
トランジスタへ供給する制御器として構成されている。
ここで本発明は、誘導電動機2に励磁電流を流した状態
で電流検出器4U、4Wのオフセットを測定することを
特徴としたことから、オフセット調節器6が以下のよう
に構成されている。
即ち、オフセット調節器6は、積分器21と共に定数設
定器19,20,24,25、切換スイッチ22,23
.切換指令器26を備えており、切換スイッチ22.2
3が切換指令器26からの切換指令によって切換えられ
、定数設定器24゜25がそれぞれ加算器17.18に
接続されている。
定数設定器19はW相に直交する出力電圧ベクトルの位
相角に対応づけられた座標基準信号を発生し、定数設定
器20はU相に直交する出力電圧ベクトルの位相角に対
応づけられた座標基準信号を出力するように構成されて
いる。即ち定数設定器19.20は補助座標基準信号発
生器として構成されている。切換指令器26は一次角周
波数指令信号ω1本を監視し、ω1*が零になったとき
に、切換スイッチ22.23に切換指令を出力し、切換
スイッチ22の接点を18側から接点1b。
1c側に順番に切換え、また切換スイッチ23の切換ス
イッチを接点2a側から接点2b、2c側へ順番に切換
させるようになっている。そして座標変換器16からの
出力信号I(1を電流検出器4u、4wのオフセットと
して定数設定器24,25へ供給するようになっている
。定数設定器24゜25は座標変換器16からの出力信
号Iqを電流検出器4U、4WのオフセットIou本、
  Io%1本として記憶し、記憶したオフセットを加
算器17゜18へ出力するようになっている。そして各
オフセットは加算器17.18で電流検出器4U、4W
からの信号iu、iwと減算され、オフセット補償され
た信号が座標変換器16に供給されるようになっている
以上の構成において、誘導電動機2の運転を行うに際し
ては、停止(インバータ1の動作停止)。
運転1 (誘導電動機2の磁束確立、インバータ1より
励磁電流のみ供給)及び運転■(加減速運転)の3つの
モードのうち任意のモードが選択されるが、通常は運転
■、■の繰り返しが主に行われている。そこで、本実施
例においては、運転Iのモードにおいて電流検出器4U
、4Wのオフセットを測定することとしている。このオ
フセットを測定するに際しては、運転モードの判別を行
う必要があるが運転I、■のモードの判別は速度指令信
号01本及びトルク電流指令信号Iq木が零か否かで行
うことができる。ところが、一次角周波数指令信号ω1
*は次の(1)式によって表わされる。
I   Iq* ω1*=ωr+□−□    ・・・・・・(1)T2
    Id ここに、T2:二次時定数である。
(1)式からωr本とωrが一致することから、本実施
例においてはωl零をモードの判別に用いることとして
いる。
運転モード■が選択されているときには、積分器21か
らの座標基準信号ω1*tに従って座標変換器15.1
6が制御され、運転モード■から運転モード■に運転モ
ードが切替わると、一次角周波数指令信号ω1本が零と
なり、切換指令器26により切換スイッチ22.23に
切換指令が出力される。そして切換スイッチ22により
定数設定器20が選択されると、第2図に示されるよう
に、U相に直交する出力電圧ベクトルAあるいはBのう
ちいずれかの出力ベクトルに対応した位相角を示す座標
基準信号ωletが切換スイッチ22を介して各座標変
換器15.16に供給される。
このとき出力電圧ベクトルとして電圧ベクトルBが選択
されたときには、第3図の(B)に示されるような座標
基準信号ω1*tが出力され、誘導電動機2の■相とW
相に励磁電流が供給される。
そしてこのときU相の電流を電流検出器4Uで検出する
と、この検出信号iuが座標変換器16によってトルク
電流信号I9変換され、この信号が電流検出器4Uのオ
フセットI ou *として定数設定器24に格納され
る。
次に、切換スイッチ22が定数設定器19を選択すると
、第2図に示されるようにW相に直交する出力電圧ベク
トルFあるいはEのうちいずれか一方の電圧ベクトルに
対応した位相角を示す座標基準信号ω1*tが各座標変
換器15.16に供給される。そしてこのとき電圧ベク
トルとしてベクトルFが選択されると、第3図の(B)
に示されるように、位相角5/6πに対応した座標基準
信号ω1*tが座標変換器15.16に供給される。こ
れにより誘導電動機2のU相と■相に励磁電流が供給さ
れる。このときW相の電流を電流検出器4Wで検出する
と、この検出信号iwが座標変換器16でトルク電流信
号Iqに変換され、この変換された信号Iqが電流検出
器4WのオフセットIow本として定数設定器25に格
納される。
このあと各定数設定器24.25からオフセットIou
本、Iow本が加算器17.18に供給されると、各オ
フセットが電流検出器4U、4Wの出力信号iu、iw
から減算され、オフセット補正が完了する。この後運転
モードがiから■へ移行すると、電流検出器4U、4W
の検出信号がオフセット補償された状態で誘導電動機2
の運転が行われる。ここで、座標変換器16の演算は次
の(2)式によって表される。
・・・・・・(2) 一方、電流検出器4U、4WのオフセットIou。
Iovを回転磁界座標系に変換した大きさをΔId。
ΔI(Iとすると、これらは(2)式から次の(3)式
によって表せる。
・・・・・・(3) 今、第2図に示すU相に直交する出力電圧ベクトルBを
選択すると、座標基準信号01本し=−π/2となり、
(3)式は次の(4)式によって表される。
又、第2図に示すW相に直交する出力電圧ベクトルFを
選択すると、座標基準信号01本t=5/6πとなり、
(3)式は次の(5)式によって表される。
上記式から、運転iのモードにおいては、q軸の検出信
号であるトルクffl流信号Iqは(4)式及ヒ(5)
式ノΔrqに等しく、この電流が電流検出器4U、4W
のオフセットIou、  Iowとして定数設定値24
.25に格納される。
このように、本実施例においては、運転モード■におい
て誘導電動機2に励磁電流を流した状態で電流検出器4
U、4Wのオフセットを測定し、このオフセットを基に
電流検出器4U、4Wの検出信号を補償することができ
るため、誘導電動機2を停止させる必要はなく誘導電動
機2のトルクリップルの発生を防止した状態で誘導電動
機2の運転をスムースに行うことができる。
前記実施例においては、アナログ回路を用いたもので説
明したが、マイクロプロセッサ等を用いたデジタル回路
にも適用することは可能である。
又、q軸電流Iqの代わりに電流検出器4U。
4Wの検出信号を用いること及び誘導電動機2の固定子
座標系の電圧指令を用いて2相のみに直流電流を流すこ
とによっても前記実施例と同様な効果を得ることができ
る。さらに出力電圧指令と出力位相指令に基いて出力電
圧ベクトルを選択する空間ベクトル制御(特開昭61−
288795号参照)にも前記実施例を適用することも
可能である。
又、前記実施例及び空間ベクトル制御に適用する場合、
d軸、q軸の関係を逆とし、d軸を流れる電流を検出し
、励磁電流信号Idから電流検出器4U、4Wのオフセ
ットを補償することも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように5本発明によれば、電力変換器から
交流電動機に出力電流を供給しながら電流検出器のオフ
セットを測定してこれを補償することができるため、交
流電動機のトルクリップルの発生を防止した状態で交流
電動機の運転をスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図。 第2図は第1図に示す電動機を運転する際に選択す入き
出力電圧ベクトルを説明するためのベクトル図、第3図
は第1図に示す装置の作用を説明するだめの動作波形図
である。 1・・・PWMインバータ、 2・・・誘導電動機、 3・・・速度検出器、 4U、4W・・・電流検出器、 5・・・PWMパルス演算器、 6・・・オフセット調節器。 7.10,11,12,17.18・・・加算器、8・
・・速度調節器、 9・・・すべり角周波数演算器、 13.14・・・電流調節器、 15.16・・・座標変換器、 19.20,24,25・・・定数設定器、21・・・
積分器、 22.23・・・切換スイッチ、 26・・・切換指令器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号に基づいて出力電圧指令信号を生成し、こ
    の指令信号に従って電力変換器の出力電圧を制御するも
    のにおいて、前記電力変換器の出力周波数を零として交
    流電動機の2相のみに出力電流を流す出力電圧指令信号
    に従って電力変換器を制御し、この制御時に交流電動機
    の残りの相の出力電流を電流検出器により検出し、この
    検出信号を電流検出器のオフセットとして電流検出器の
    検出信号を補償することを特徴とする電力変換器の制御
    方法。 2、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号を交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流
    信号とトルク電流信号に変換し、各変換された信号と励
    磁電流指令信号及びトルク電流指令信号に基づいて交流
    電動機の回転磁界座標系の電圧指令信号を生成し、一次
    角周波数指令信号から得られた座標基準信号に従って前
    記電圧指令信号を固定子座標系の3相交流出力電圧指令
    信号に変換し、この変換された指令信号に従って電力変
    換器の出力電圧を制御するものにおいて、前記電力変換
    器の出力周波数を零として交流電動機の2相のみに出力
    電流が流れるように前記座標基準信号を設定し、この設
    定に従って電力変換器を制御したときに交流電動機の残
    りの相の出力電流を電流検出器により検出し、この検出
    信号を電流検出器のオフセットとして電流検出器の検出
    信号を補償することを特徴とする電力変換器の制御方法
    。 3、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号を交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流
    信号とトルク電流信号に変換し、変換された電流信号に
    基づいて出力電圧指令信号を生成し、この指令信号に従
    って電力変換器の出力電圧を制御するものにおいて、前
    記電力変換器の出力周波数を零として交流電動機の2相
    のみに出力電流を流す出力電圧指令信号に従って電力変
    換器を制御し、この制御時に励磁電流信号を交流電動機
    の残の相の電流検出器のオフセットとして電流検出器の
    検出信号を補償することを特徴とする電力変換器の制御
    方法。 4、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号を交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流
    信号とトルク電流信号に変換し、変換された信号に基づ
    いて出力電圧指令信号を生成し、この指令信号に従って
    電力変換器の出力電圧を制御するものにおいて、前記電
    力変換器の磁束を確立するに必要な電流として交流電動
    機の3相のうちの2相のみに直流電流を流す出力電圧指
    令に従って電力変換器を制御し、この制御時にトルク電
    流信号を交流電動機の残りの相の電流検出器のオフセッ
    トとして電流検出器の検出信号を補償することを特徴と
    する電力変換器の制御方法。 5、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号を交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流
    信号とトルク電流信号に変換し、各変換された電流信号
    と励磁電流指令信号及びトルク電流指令信号に基づいて
    回転磁界座標系の電圧指令信号を生成し、電圧指令信号
    から得られた出力電圧指令信号と出力位相指令信号に基
    づいて出力電圧指令ベクトルに近接する3つの出力電圧
    ベクトルを選択し、選択された出力電圧ベクトルに従っ
    て電力変換器の出力電圧を制御するものにおいて、前記
    交流電動機の2相のみに直流電流が流れるように前記出
    力位相指令信号を設定し、この設定に従って電力変換器
    を制御したときに交流電動機の残りの相の出力電流を電
    流検出器により検出し、この検出信号を電流検出器のオ
    フセットとして電流検出器の検出信号を補償することを
    特徴とする電力変換器の制御方法。 6、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を電流検出器により検出し、
    この検出信号を交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流
    信号とトルク電流信号に変換し、各変換された電流信号
    と励磁電流指令信号及びトルク電流指令信号に基づいて
    回転磁界座標系の電圧指令信号を生成し、電圧指令信号
    から得られた出力電圧指令信号と出力位相指令信号に基
    づいて出力電圧指令ベクトルに近接する3つの出力電圧
    ベクトルを選択し、選択された出力電圧ベクトルに従っ
    て電力変換器の出力電圧を制御するものにおいて、前記
    交流電動機の2相のみに直流電流が流れるように前記出
    力位相指令信号を設定し、この設定に従って電力変換器
    を制御したときにトルク電流信号を交流電動機の残りの
    相の電流検出器のオフセットとして電流検出器の検出信
    号を補償することを特徴とする電力変換器の制御方法。 7、交流電動機に可変電圧可変周波数の交流電圧を供給
    する電力変換器の出力電流を検出する電流検出器と、交
    流電動機の速度を検出する速度検出器と、速度検出器の
    検出信号とすべり角周波数指令信号から一次角周波数指
    令信号を生成する一次周波数指令信号発生器と、一次角
    周波数指令信号から座標基準信号を生成する主座標基準
    信号発生器と、電流検出器の検出信号を座標基準信号に
    従って交流電動機の回転磁界座標系の励磁電流信号とト
    ルク電流信号に変換する第1座標変換器と、第1座標変
    換器の出力信号と励磁電流指令信号及びトルク電流指令
    信号に基づいて交流電動機の回転磁界座標系の電圧指令
    信号を生成する電流調節器と、電流調節器の出力信号を
    座標基準信号に従って交流電動機の固定子座標系の3相
    交流出力電圧指令信号に変換する第2座標変換器と、第
    2座標変換器の出力信号に従って前記電力変換器の出力
    電圧を制御する制御器と、交流電動機の2相のみに直流
    電流を流すための出力電圧ベクトルの位相角に対応づけ
    られた座標基準信号を出力する補助座標基準信号発生器
    と、主座標基準信号発生器と補助座標基準信号発生器の
    うち一方の出力信号を選択して各座標変換器へ供給する
    選択器と、選択器により補助座標基準信号発生器の出力
    信号が選択されたときに第1座標変換器の出力信号を電
    流検出器のオフセットとして記憶するオフセット設定器
    と、オフセット設定器の出力信号をオフセット補償信号
    として電流検出器の出力信号に加算する加算器とを有す
    る電力変換器の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0572015A2 (en) * 1992-05-28 1993-12-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for automatically adjusting offset correction values for current detectors
KR100438978B1 (ko) * 1998-02-17 2004-09-13 엘지산전 주식회사 인버터전류제어장치
KR100549253B1 (ko) * 2002-10-09 2006-02-03 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 교류전동기의 제어장치

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