JPH0828947A - 消音機構付き風量調整装置 - Google Patents

消音機構付き風量調整装置

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JPH0828947A
JPH0828947A JP6156954A JP15695494A JPH0828947A JP H0828947 A JPH0828947 A JP H0828947A JP 6156954 A JP6156954 A JP 6156954A JP 15695494 A JP15695494 A JP 15695494A JP H0828947 A JPH0828947 A JP H0828947A
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air
tube
air volume
noise
adjusting device
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JP6156954A
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Keiichi Kimura
木村恵一
Akira Takinami
滝浪陽
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Kimura Kohki Co Ltd
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Kimura Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はVAV機構としての機能を全く劣
低させることなく必要とする風量を容易確実に変更、調
整が得られると共に送風時に発生せる喧騒音を未然に確
実に消去し、常時室内に非常に低騒音の空調展開を求め
るようとするをその主な目的としている。 【構成】 周部に軸方向に多数条の送風溝孔3.3.3
を開孔し、且つ一方入口側に導入口5を開口設けてなる
有底筒状の配風筒2を器筒1内に適当間隔aを隔てて支
設して二重筒を形成設けると共に上記夫々の送風溝孔
3.3.3にダンパー4を各開閉自在に付設し、該ダン
パー4による開閉作動によって上記器筒1内に被着せる
吸音材7に各送風溝孔3.3.3よりの送風を積極的に
当接行わしめ、該吸音材7による空気の低下と吸音作用
によって送風通路内における喧騒音を確実容易に排除行
わしめるべく構成してなる消音機構付き風量調整装置。
また、上記配風筒2の内底面6に帽蓋状の分流板9を突
設し、より良好な消音作用を求めることも出来得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空調ダクトの送風通路
内に連設し、室内への送風と同時に流出する喧騒音をき
わめて簡単な機構装置によって確実且つ完全に排除する
と共に所定風量の冷暖風を送給行わしめんとする消音機
構付き風量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、室内における空調手段の一つとし
て空調機にて適当温度に調整せる冷暖気をダクト方式に
よって各室内への配風が行われているが該送風量の調節
用として変風量調整装置、即ちVAV機構が一般に併設
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記、VAV
機構は所定風量の送風状体が容易に求め得られる反面、
これらの機構は単に送風量のみを変更または調整しよう
とするものであるから該送風と共に種々の喧騒音が室内
に流出する等の欠点があった。これがために一般におい
ては上記VAV機構の設置と併せて該喧騒音の流出阻止
用としての種々の消音機構をダクト内、または送風口近
辺に各異別に付設されているが、夫々の消音機構が異別
の構造であるがために当然、該設置等に煩雑にて多数の
手数を要し、且つまた該消音機構の設置スペースも必要
とされていた。近時かかる問題に鑑みて、上記VAV機
構の内部に消音装置を一体に取付けしたものが一部にて
開発されているが、かかる装置の殆どは器内を通流する
空気の流れ方向に消音機構を補足的に付設してなるもの
であるから、完全な騒振音の排除を求めることは非常に
困難であった。この発明は、上記問題点を根本的に解決
しようとするものであってVAV機構としての機能を全
く劣低させることなく必要とする風量を容易確実に求め
得られると共に従来各異別に形成されていた消音機構を
VAV機構内に一体的に組込み導入せる送気を積極的に
上記消音機構に当接行わしめることによって、送風内に
発生せる喧騒音を未然に確実に消去し、以て室内に非常
に低騒音の空調展開を求め得ようとするをその主な目的
としているものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成しようとするものであってその概略を図示例にて説
明すると、周部に軸方向に多数条の送風溝孔3.3.3
を開孔し、且つ一方入口側に導入口5を開口設けてなる
有底筒状の配風筒2を器筒1内に適当間隔aを隔てて支
設して二重筒を形成設けると共に上記夫々の送風溝孔
3.3.3にダンパー4を開閉自在に付設し、該ダンパ
ー4による開閉作動によって上記器筒1内に被着せる吸
音材7に各送風溝孔3.3.3よりの送風を積極的に当
接させ該当接による風速の低下と上記吸音材7による作
用にて送風通路内の喧騒音を確実容易に排除行わしめん
とする消音機構付き風量調整装置を提供しようとする。
【0005】またこの発明においては、上記配風筒2の
内底面6の形状を帽蓋状に凸設せる分流板9に形成する
ことによって、配風筒2内を流れる送気を該筒内におい
て周辺に強制的に拡散分流し以て送風溝孔3.3.3に
おける送風をより有効確実に吸音材7に付成行わしめ完
全な消音機能を求めることが出来得るのである。
【0006】
【作用】上記の構造を有してなる風量調整装置を空調ダ
クト工事時において空調機の送風配管内またはダクトD
等の適宜箇所に連設して使用するものであって、風量を
変更調整する場合に電動機10を運転しダンパー4を開
閉作動行わしめることによって各送風溝孔3.3.3よ
りの風量を任意に設定することが出来得る。かかるダン
パー4の開閉作動により配風筒2内に導入された空気は
各送風溝孔3.3.3より該配風筒2内の間隔a内に送
出するが該送出空気は従来の如く軸方向に流れることも
なく矢印の如く全周に放射状に吹き出しこれが器筒1内
面の吸音材7に積極的に当接し、該吸音材7による作用
及び風速の低下と相まって送気内の騒振音を吸音排除し
ながら一方の送風口8より殆ど無騒音状体の送風を室内
に容易に送給行わしめることが出来得るのである。更に
上記配風筒2の奥底部、内底面6の形状を筒内に突出せ
る帽蓋状の分流板9に形成行わしめることによって、配
風筒2内における導入空気をより確実に周辺に分流拡散
し吸音材7への付成作用を良好とする。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面について説明
すると、1は一方に導入口5を、他方に送風口8を各開
口せる筒状の器筒にて該内部に適当な間隔aを隔てて導
入口5側に配風筒2を一体的に延設し二重筒を形成する
と共に内部配風筒2の周部に軸方向に多数条の送風溝孔
3.3.3を並列に開孔する。また上記、各送風溝孔
3.3.3には数枚の羽根片4Aにて形成されたダンパ
ー4が開閉自在に付設されており電動機10とによる種
々の歯車連動手段を介して該送風溝孔3.3.3を開閉
行わしめ必要風量を任意に設定する。特にこの発明によ
る場合は上記送風溝孔3.3.3の空気吹出し方向側、
器筒1の内面全周に吸音材7を被着してなるものであっ
て上記各送風溝孔3.3.3よりの送風を積極的に吸音
材7に当接行わしめるように形成されている。
【0008】またこの発明においては、上記配風筒2の
内底面6形状を筒内に突出させた帽蓋状の分流板9に形
成行わしめることによって配風筒2内に導入せる空気を
拡散分流し送風溝孔3.3.3よりの送風をより有効確
実に吸音材7に当接行わしめることが出来得る。
【0009】更に、器筒1の送風口8の内側に数個の適
当形状の消音機構11を付設行わしめることによってよ
り有効な消音作用を求めることも出来得るのである。な
お上記、器筒1及び配風筒2形状は図2の如く方形型器
筒と円筒形の配風筒との組み合わせは勿論のこと、図3
の方形型器筒と方形型の配風筒と、図4の円形型器筒と
円筒形の配風筒等、種々の組み合わせとすることは任意
自在である。
【0010】
【発明の効果】この発明は上記の如く器筒1の内部に有
底筒状で且つ周部に軸方向に多数条の送風溝孔3.3.
3を開孔してなる配風筒2を適当間隔aを隔てて支設
し、該各送風溝孔3.3.3にダンパー4を開閉自在に
付設すると共に上記器筒1の内面に吸音材7を被着し形
成してなるものであるから、器内に導入せる送風は各送
風溝孔3.3.3より積極的に吸音材7に当接し、該当
接による空気流れの鈍流と吸音材7の作用によって上記
送風内の喧騒音を確実容易に消去する効果がある。しか
も上記消音機能と併せてダンパー4の作動により所定の
風量を任意自在に求め得られることは謂うまでもない。
【0011】更にこの発明においては請求項2項記載の
如く、配風筒2の内底面6に帽蓋状の分流板9を凸設行
わしめることによって、配風筒2内に導入せる空気を円
周に円滑容易に分流拡散させ、各送風溝孔3.3.3に
おける送風作用をより有効確実とし完全な消音機能を期
待求めることが出来得る等の効果を有している。
【0012】更にこの発明においては請求項3項記載の
如く、器筒1の送風口8の内側に数個の消音機構11を
付設行わしめることによって上記消音効果と併せてより
完全良好な消音効果を求めることが出来得る。況やこの
発明は従来の単なるVAV機構と異なり該機構内に配風
機構及び消音機構を一体的に組込み形成してなるもので
あるから全体形状がすこぶるコンパクト小型化に形成出
来得、他の消音装置等を必要とすることもなく如何なる
箇所にも容易に設置可能であり、特に音楽ホール、病
院、研究所等の如く完全無騒音を対象とする室内向とし
ては最適な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る消音機構付き風量調整装置の内
部構造図、
【図2】 同上、中央縦断面図、
【図3】 他の実施態様による同上、中央縦断面図、
【図4】 同上、他の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 器筒 2 配風筒 3 送風溝孔 4 ダンパー 5 導入口 6 内底面 7 吸音材 8 送風口 9 分流板 10 電動機 11 消音装置 a 間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器筒1の内部に、適当な間隔aを隔てて
    一方入口側に導入口5を、周部に軸方向に多数条の送風
    溝孔3.3.3を開孔してなる有底筒状の配風筒2を支
    設して二重筒を形成し、且つ上記送風溝孔3.3.3の
    夫々に電動機10と連動連結せるダンパー4を導入口5
    よりの導入空気の風量を任意自在に調整すべく各開閉自
    在に付設すると共に更に上記器筒1の内面に吸音材7を
    被着設け、各送風溝孔3.3.3よりの送風を上記吸音
    材7に積極的に当接せしめ、該当接による風速の低下及
    び吸音材7の作用によって送風内の喧騒音を自然的に消
    去行わしめんとすることを特徴とする消音機構付き風量
    調整装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1項記載の風量調整装置にお
    いて、有底状配風筒2の内底面6形状を筒内に突出せる
    帽蓋状の分流板9に形成し、該配風筒2内の風流を四方
    に分流行わしめるように構成したことを特徴とする消音
    機構付き風量調整装置。
  3. 【請求項3】 上記各請求項記載の風量調整装置におい
    て、器筒1の送風口8の内側部分に数個の消音機構11
    を配設せしめたことを特徴とする消音機構付き風量調整
    装置。
JP6156954A 1994-07-08 1994-07-08 消音機構付き風量調整装置 Expired - Lifetime JP2697616B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933138A (ja) * 1972-07-29 1974-03-27
JPH04148150A (ja) * 1990-10-12 1992-05-21 Nikken Sekkei Ltd 空気調和における可変定風量装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933138A (ja) * 1972-07-29 1974-03-27
JPH04148150A (ja) * 1990-10-12 1992-05-21 Nikken Sekkei Ltd 空気調和における可変定風量装置

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