JPH08289386A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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Publication number
JPH08289386A
JPH08289386A JP7085665A JP8566595A JPH08289386A JP H08289386 A JPH08289386 A JP H08289386A JP 7085665 A JP7085665 A JP 7085665A JP 8566595 A JP8566595 A JP 8566595A JP H08289386 A JPH08289386 A JP H08289386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
ultrasonic transducer
acoustic lens
surface side
elements
Prior art date
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Pending
Application number
JP7085665A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
裕之 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
Priority to JP7085665A priority Critical patent/JPH08289386A/ja
Publication of JPH08289386A publication Critical patent/JPH08289386A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マトリックス型超音波振動子の2方向のフォ
ーカス調整を容易に行うことができると共に、診断部位
に密着可能な超音波探触子を提供することを目的とす
る。 【構成】 音響レンズ18の形状がマトリックス超音波
振動子20の表裏面の配列方向に対しそれぞれに曲率を
有する凸球面を呈しているので、表面側の超音波振動子
配列(素子22)に対するフォーカス調整と、前記表面
側の超音波振動子配列(素子22)と直交する裏面側の
超音波振動子配列(素子24)に対するフォーカス調整
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波探触子、特に超
音波振動子の配列方向が表面側と裏面側とでで直交する
マトリックス型振動子を有する超音波探触子のフォーカ
ス調整に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置に接続される超音波探触
子は、加えられた電気信号に対応した超音波ビームを生
体に送波し、生体から戻ってきた超音波ビームを受波し
て対応する電気信号を発生する。この超音波ビームの送
受波によって生体内部の超音波画像を得ている。この作
用を効率良く行うために、一般的な超音波探触子では超
音波ビームの発生源である短冊状の超音波振動子(圧電
セラミックス等)をバッキング材の上に1方向に複数個
整列配置させ接着している。その上に生体と音響的な整
合をはかるための音響整合層が形成されている。また、
鮮明な超音波画像を得るためには、放射された超音波を
細いビームに集束させることが望ましい。そのため、前
記音響整合層の上に各超音波振動子の長さ方向に曲率を
有する蒲鉾状(凸状)の音響レンズを設けたり、各超音
波振動子の励振タイミングを少しずつずらすことによっ
て、超音波ビームを所望の位置に集束させている。前者
を固定フォーカス法、後者を電子フォーカス法という。
【0003】また、他の種類の超音波振動子として2種
類の超音波画像、例えば直交2画面を得ることのできる
マトリックス型超音波振動子が考案されている。図4に
示すようにマトリックス型超音波振動子20は圧電セラ
ミックを表裏面から互いに直交するような溝20a,2
0bを形成し、図中上面側を複数の素子22に分割し、
図中下面側を前記素子22の配列方向と直交する方向に
配列される複数の素子24に分割する。素子22,24
のそれぞれには図示しないスイッチ切り替え可能な信号
線が接続されている。素子22を駆動する場合には、素
子24に接続された信号線をスイッチングによりすべて
接地すると共に、各素子22に個別に所定の駆動信号を
供給する。この結果、素子22の配列方向と同じ断面方
向の超音波画像を得ることができる。同様に、素子24
を駆動する場合には、素子22に接続された信号線をす
べて接地すると共に、各素子24に個別に所定の駆動信
号を供給する。この結果、素子24の配列方向と同じ断
面方向の超音波画像を得ることができる。このマトリッ
クス型超音波振動子20に対して前述したような蒲鉾型
の音響レンズを用いると一方の超音波ビームの集束、例
えば素子22に関する超音波ビームの集束は行うことが
できるが、他方側、すなわち素子24に対する超音波ビ
ームの集束を行うことができないばかりか、音響レンズ
の曲率によって素子24からの超音波ビームは発散して
しまう。つまり、どちらか一方の超音波ビームのフォー
カス調整しか行うことができず極端に解像度の異なる2
画面が生じ、マトリックス型超音波振動子の特徴を活用
できないことになる。このため、マトリックス型超音波
振動子はどちらの方向にも曲率を持たない平面レンズ2
6(図4はマトリックス型超音波振動子を包含してい
る)を用い、フォーカス調整を行わず、得られる2画面
が同等な解像度を有するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マトリックス
型超音波振動子20に対しても音響レンズを用いて超音
波ビームのフォーカス調整を行い、高解像度の直交2方
向の超音波画像を得たいという要望がある。
【0005】また、音響レンズは診断時に診断部位、例
えば食道壁に直接当接させるため、従来のマトリックス
型超音波振動子に用いている平面レンズでは、曲面を有
する食道壁に密着させることが困難であり、良好な超音
波画像を得ることができないという問題がある。
【0006】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、マトリックス型超音波振動子の直交2方向
のフォーカス調整を容易に行うことができると共に、診
断部位に密着可能な超音波探触子を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、超音波の送受波を行う超音波振動子であっ
て、該超音波振動子の配列方向が表面側と裏面側とで直
交するマトリックス型超音波振動子と、前記マトリック
ス型超音波振動子の一面側に配置され超音波のフォーカ
ス調整を行う音響レンズと、を含む超音波探触子におい
て、前記音響レンズは超音波振動子の表裏面の配列方向
に対しそれぞれに曲率を有する凸球面形状を呈すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、音響レンズの形状がマトリ
ックス超音波振動子の表裏面の配列方向に対しそれぞれ
に曲率を有する凸球面を呈しているので、表面側の超音
波振動子配列に対するフォーカス調整と、前記表面側の
超音波振動子配列と直交する裏面側の超音波振動子配列
に対するフォーカス調整を行うことができる。
【0009】また、診断部位当接部が凸球面なので、診
断部位が曲面を有する場合でも超音波探触子(音響レン
ズ部)を容易に密着させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づき
説明する。
【0011】図1は本実施例の凸球面形状の音響レンズ
を有するマトリックス型超音波振動子を搭載した超音波
探触子10の概略図である。
【0012】超音波探触子10は従来と同様に長尺のチ
ューブ12の先端にマトリックス型超音波振動子20を
備えており、チューブ12の基端には、操作把持部14
及び、図示しない超音波診断装置に接続される接続コー
ド16が設けられている。前記マトリックス型超音波振
動子20に接続される信号線は、チューブ12、操作把
持部14、コード16を介して超音波診断装置に導かれ
ている。
【0013】図2はマトリックス型超音波振動子20に
本発明の特徴とする凸球面形状を呈する音響レンズ18
を組み付けた状態を示す拡大図である。本実施例におい
ては、音響レンズ18はマトリックス型超音波振動子2
0を包含している。
【0014】音響レンズ18の表面は、図3に示すよう
に球の一部を切り取ったような形状を呈している。音響
レンズ18の材質は、超音波ビームのフォーカス調整を
行うためには生体内で音速が1530m/秒より遅い音
速の材料が必要になるため、一般に音速が1000m/
秒のシリコンゴムが使われ、例えば成形型等を用いて成
形される。
【0015】球面の一部を用いて音響レンズ18の表面
を形成する場合、図2、図3に示すように音響レンズ1
8を矢印M方向(素子22の配列方向)から見た場合、
その曲率は中央部Aと外側部Bとで異なる。つまり中央
部Aの曲率の方が外側部Bの曲率より大きくなる。曲率
の違いは超音波ビームのフォーカス位置に大きく影響す
るが、例えばマトリックス型超音波振動子20の外形が
10mm角の場合、中央部Aの曲率をR50mmとする
と、外側部はR49.8mm程度になり、曲率の違いに
よるフォーカスへの影響はない。同様に他方側(素子2
4の配列方向)から見た場合も曲率の違いによるフォー
カスへの影響はない。
【0016】このように中央部Aと外側部Bとの曲率の
違いや、マトリックス型超音波振動子20全体をカバー
できる大きさを得るためには曲率をR50mm程度にす
ることが好ましい。
【0017】以上のように構成される音響レンズ18を
有するマトリックス型超音波振動子20は、素子22に
関するフォーカスは中央部A方向の曲面に基づいて実行
され、素子24に関するフォーカスは中央部C方向の曲
面に基づいて実行される。従って、表面側の超音波振動
子配列に対するフォーカス調整と、前記表面側の超音波
振動子配列と直交する裏面側の超音波振動子配列に対す
るフォーカス調整を行うことができる。
【0018】なお、超音波ビームのフォーカス位置は音
響レンズ18の曲率によって決定されるが、超音波ビー
ムを送受波する時のディレー量を調整することによっ
て、フォーカス位置を超音波ビームの深度方向に前後さ
せることができる。
【0019】また、音響レンズ18の表面が凸球面なの
で、診断部位が曲面を有する場合でも超音波探触子(音
響レンズ部)を容易に診断部位に密着させることができ
るので、診断時の操作性が向上すると共に、高品質の超
音波画像を得ることができる。
【0020】本実施例においては、圧電セラミックを表
裏面から互いに直交する2種類の溝を形成したマトリッ
クス型超音波振動子を例に取って説明したが、他のタイ
プのマトリックス型超音波振動子、例えば複数の角柱状
の素子を碁盤状に配列しスイッチングによって直交2方
向の超音波ビームを形成するマトリックス型超音波振動
子に本発明の凸球面型の音響レンズを用いても同様の効
果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の超音波探触子によれば、音響レ
ンズの形状が超音波振動子の表裏面の配列方向に対しそ
れぞれに曲率を有する凸球面を呈しているので、マトリ
ックス型超音波振動子における表面側の超音波振動子配
列に対するフォーカス調整と、前記表面側の超音波振動
子配列と直交する裏面側の超音波振動子配列に対するフ
ォーカス調整を行うことが可能になり、高解像度の2種
類の超音波画像を得ることができる。
【0022】また、診断部位当接部が凸球面なので、診
断部位が曲面を有する場合でも超音波探触子(音響レン
ズ部)を容易に密着させることが可能になり、診断時の
操作性が向上すると共に、高品質の超音波画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る凸球面型の音響レンズを用いた
マトリックス型超音波振動子を搭載した超音波探触子の
概略図である。
【図2】 本発明に係る凸球面型の音響レンズとマトリ
ックス型超音波振動子を説明する斜視図である。
【図3】 本発明に係る凸球面型の音響レンズの形状を
説明する説明図である。
【図4】 従来の音響レンズとマトリックス型超音波振
動子を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10 超音波探触子、18 音響レンズ、20 マトリ
ックス型超音波振動子、22,24 素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受波を行う超音波振動子であ
    って、該超音波振動子の配列方向が表面側と裏面側とで
    直交するマトリックス型超音波振動子と、 前記マトリックス型超音波振動子の一面側に配置され超
    音波のフォーカス調整を行う音響レンズと、 を含む超音波探触子において、 前記音響レンズは超音波振動子の表裏面の配列方向に対
    しそれぞれに曲率を有する凸球面形状を呈することを特
    徴とする超音波探触子。
JP7085665A 1995-04-11 1995-04-11 超音波探触子 Pending JPH08289386A (ja)

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JP7085665A JPH08289386A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 超音波探触子

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JP (1) JPH08289386A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068911A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子
JP2007075130A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子
US10123774B2 (en) 2014-01-07 2018-11-13 Samsung Medison Co., Ltd. Ultrasonic probe

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JP2007068911A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子
JP2007075130A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子
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