JPH08288891A - 高速信号用送受信線路網 - Google Patents

高速信号用送受信線路網

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JPH08288891A
JPH08288891A JP8362095A JP8362095A JPH08288891A JP H08288891 A JPH08288891 A JP H08288891A JP 8362095 A JP8362095 A JP 8362095A JP 8362095 A JP8362095 A JP 8362095A JP H08288891 A JPH08288891 A JP H08288891A
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JP
Japan
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line
transmission
branch point
receiving
characteristic impedance
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JP8362095A
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Inventor
Yasushi Okamoto
康史 岡本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速な信号を送信素子から複数の受信素子に
対して遅延スキューを無くし、安定した波形で伝送する
こと。 【構成】 送信素子1からある特定の距離だけ引き出し
た所に各受信素子2までの線路3のための分岐点cを1
カ所設け、該分岐点cから各受信素子2までの線路3の
特性インピーダンスを、その分岐数に応じて送信素子1
から分岐点までの線路3の特性インピーダンスの分岐数
倍に設定して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック等を含む高速
な信号を送信素子から複数の受信素子に対して遅延スキ
ューを無くし、安定した波形で伝送するための、素子間
の高速信号用送受信線路網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の高速信号用送受信線路網を
示す配線図である。この高速信号用送受信線路網は確実
に接続されていることのみに着目した接続方法である。
図において、1は信号を送信する送信素子、2は送信素
子1から伝送された信号を受信する受信素子、3は送信
素子1と複数の受信素子2とを結ぶ線路である。この線
路3はその上流側の一端に送信素子1が接続され、その
下流側に間隔を置いて複数の受信素子2が順次接続され
ている。
【0003】図4は従来のもう1つの高速信号用送受信
線路網を示す配線図である。この高速信号用送受信線路
網はツリー構造を用いることによって信号の駆動能力を
均一にすることに着目した接続方法である。図におい
て、1は送信素子、2は複数の受信素子、4は送信素子
1と受信素子2との間に介在する複数のバッファ、3は
送信素子1と複数のバッファ4との間、バッファ4同士
の間、バッファ4と複数の受信素子2との間を結ぶ線路
で、送信素子1から複数のバッファ4を介して複数の受
信素子2に至るまでツリー構造に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3に示す従来の高速信号用送受信線路網では、送信素子
1に対して各受信素子2の物理的距離が異なるため、ま
た図4に示す従来のもう1つの高速信号用送受信線路網
では、各バッファ4による伝搬遅延特性のバラツキによ
り、いずれの従来例も送信素子1から出力された高速な
信号を各受信素子2に伝搬遅延時間差を無くして同一時
間に受信させることができないという問題があった。特
に図3の高速信号用送受信線路網の場合には、送信素子
1と各受信側素子2との線路3上でのインピーダンスが
それぞれ異なることにより各受信素子2が受信する信号
波形も異なるという問題もあった。そこで、線路3上で
のインピーダンスの整合等の安定した波形伝送に必要な
処置として終端を取らなければならないが、その終端は
各々の受信素子2に対して取ることが必要なために手間
がかかり、非常に困難であったために同一時間に同一形
状の波形を伝送することができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高速信号用
送受信線路網は、送信素子からある特定の距離だけ引き
出した所に各受信素子までの線路のための分岐点を1カ
所設け、該分岐点から各受信素子までの線路の特性イン
ピーダンスを、その分岐数に応じて送信素子から分岐点
までの線路の特性インピーダンスの分岐数倍に設定する
ようにしたものである。また、上記送信素子から上記分
岐点までの間の1カ所に送信素子の出力インピーダンス
と線路の特性インピーダンスとの間に生じた不整合を是
正する終端を施すようにしてもよい。
【0006】本発明に係るもう一つの高速信号用送受信
線路網は、送信もしくは受信を行う複数の双方向素子が
1カ所の分岐点からそれぞれ接続され、該分岐点から全
ての双方向素子までの送信、受信を含めた線路の配線長
を等しく設定するようにしたものである。また、上記分
岐点に線路の特性インピーダンスの不整合を是正する終
端を施すようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明においては、送信素子からある特定の距
離だけ引き出した所に各受信素子までの線路のための分
岐点を1カ所設け、該分岐点から各受信素子までの線路
長を等しく設定したことから、送信素子の送信点からみ
た受信側の各受信素子の受信点までの物理的な距離は全
て等しくなり、信号の伝搬時の遅延時間要因である伝送
線路長のバラツキが無くなり、伝送線路の途中に複数の
送信素子を用いたことにより生じる素子バラツキの項目
も無くなったため、各受信素子の受信点に信号が到着す
るまでの遅延時間差が一切無くなり、同一時間に全ての
受信素子が同一の信号を受信することが可能となった。
【0008】また、分岐点から各受信素子までの配線の
特性インピーダンスを、その分岐数に応じて送信素子か
ら分岐点までの配線の特性インピーダンスの分岐数倍に
設定したから、送信素子の送信点から分岐点までを見た
場合の線路の特性インピーダンスと分岐点から各受信素
子の受信点までを見た場合の並列化された線路の特性イ
ンピーダンスとが等しくなり、送信素子の送信点から各
受信素子の受信点までを見た場合の線路の特性インピー
ダンスは全て均一の特性インピーダンスで実現されるた
め、伝送線路上の信号を伝送する上での一般的な問題で
ある線路の特性インピーダンスの不整合問題が解決さ
れ、安定した波形の乱れが少ない同一の信号を全ての受
信素子に伝送することが可能となった。
【0009】さらに、送信素子から分岐点までの間の1
カ所に送信素子の出力インピーダンスと線路の特性イン
ピーダンスとの間に生じた不整合を是正する終端を施し
たから、送信素子の出力インピーダンスと送信素子の送
信点から各受信素子の受信点までの線路の特性インピー
ダンスに不整合があり、終端等が必要となって各受信素
子の端部の各々に終端を施した場合に比べてそれと同様
の効果を得ることができ、しかも終端を設ける個所が一
箇所で済むこととなった。
【0010】もう一つの本発明においては、複数の送信
もしくは受信を行う双方向素子が1カ所の分岐点からそ
れぞれ接続され、該分岐点から全ての双方向素子までの
送信、受信を含めた線路の配線長を等しく設定したか
ら、その分岐点から接続されている線路の内のどの双方
向素子から見ても、自分以外の残りの全ての双方向素子
が全て同じ距離に存在することになるため、どの双方向
素子が送信側の素子となっても全ての受信側の素子の受
信点に同一時間に信号を受信することが可能となった。
【0011】また、分岐点に線路の特性インピーダンス
の不整合を是正する終端を施したから、線路の特性イン
ピーダンスについて、分岐点に接続されている双方向素
子の総数をHとし、分岐点から各双方向素子までの線路
の特性インピーダンスをWとした場合、分岐点から先の
線路の特性インピーダンスは各特性インピーダンスの並
列インピーダンスとなるためにW/(H−1)となり、
特性インピーダンスの不整合が生じるが、分岐点に施し
た終端がその不整合を未然に防止するため、線路の特性
インピーダンスの不整合に起因する信号波形の乱れが除
去される。
【0012】
【実施例】
実施例1. (構成)の説明 図1は本発明の第1の実施例の高速信号用送受信線路網
を示す配線図である。図において、1は送信素子、2は
複数の受信素子、3は3は送信素子1と複数の受信素子
2とを結ぶ線路である。この実施例では、ある一つの送
信素子1から、ある距離bだけ線路を引き出した後、た
だ1カ所の分岐点cより複数の受信素子2へとそれぞれ
線路3を引き出し、分岐点cから各受信素子2までの各
線路3の配線長d、e…mが全て等しくなるように接続
されて構成されている。
【0013】そして、送信素子1の送信点aからただ1
カ所の分岐点cまでの線路のインピーダンスをRとし、
その1カ所の分岐点cから各受信素子2の受信点までの
線路のインピーダンスをZとし、その分岐点cから分岐
される各受信素子2の数をNとした場合に、各線路のイ
ンピーダンスは以下の式に示される条件を満足するよう
に構成する。 Z=N×R ……(1)式 但し、送信素子1には、複数の受信側素子2を駆動でき
るだけの駆動能力を有していることは信号伝送を行う上
での最低必要条件である。なお、rは送信素子1から分
岐点cまでの間の1カ所に施した終端である。
【0014】(動作)の説明 上記第1の実施例の構成の場合、送信素子1の送信点a
から見た、複数の受信素子2の各受信点までの物理的な
距離は全て等しくなっている。このように、送信素子1
は1つであり、その送信点aから各受信点までの物理的
距離が全て等しくなっていることから、信号の伝搬時の
遅延時間要因である伝送線路長のバラツキ、複数の送信
素子を用いたことにより生じる素子バラツキの項目も無
くなったことにより、各受信素子2の受信点に信号が到
着するまでの遅延時間差が一切無くなり、同一時間に全
ての受信素子が同一の信号を受信することができる。
【0015】また、送信点aから分岐点cまでの線路の
特性インピーダンスと分岐点cから受信点までの線路の
特性インピーダンスが各々上記(1)式の条件に則って
実現されることにより、分岐点cから受信点側を見た場
合、受信点の数と同じN個の線路が並列に並んでいるこ
とになり、分岐点cから受信点を見た場合の線路の特性
インピーダンスは以下の式で求められる。 Z/N=(N×R)/N=R ……(2)式
【0016】上記(2)式の結果から、送信素子1の送
信点aから分岐点cまでを見た場合の線路の特性インピ
ーダンス=Rと,分岐点cから各受信素子2の受信点ま
でを見た場合の並列化された線路の特性インピーダンス
=Rとが等しくなり、送信素子1の送信点aから各受信
素子2の受信点までを見た場合の線路の特性インピーダ
ンスは、全て均一の特性インピーダンス=Rで実現され
ていることになる。そのことにより、線路3上を信号伝
送する上での一般的な問題である線路の特性インピーダ
ンスの不整合問題が解決され、安定した波形の乱れが少
ない同一の信号を全ての受信素子2に伝送することがで
きる。
【0017】(効果)の説明 一般に、ある一つの送信素子から高速な信号を複数の受
信素子に向けて伝送(送信)する場合に、信号の遅延に
よる到着時間差(信号スキュー)と、信号波形の乱れと
いう2つの大きな問題がある。しかし、この実施例では
信号の遅延による到着時間差の問題に関しては、図4の
従来例に示す伝送線路3の途中段階に挿入されるバッフ
ァ4を削除し、送信素子1から受信素子2までの線路3
の線路長の等長化を図る接続方法を実施することによ
り、遅延時間差の発生要因が削除され、到着時間差を無
くすことが容易に可能となった。
【0018】また、信号波形の乱れの問題に関しては、
この実施例では上記(1)式に示す条件で線路3の特性
インピーダンスについて、送信素子1の送信点aから分
岐点cまでを見た場合の線路の特性インピーダンスと,
分岐点cから各受信素子2の受信点までを見た場合の並
列化された線路の特性インピーダンスとを等しく調整を
行うことにより、送信素子1の送信点から各受信素子2
の受信点までを見た場合の線路の特性インピーダンスの
均一化が図れ、線路の特性インピーダンスの不整合に起
因する信号波形の乱れを除去することが可能となった。
以上の2つの問題を解決したことにより、安定した波形
の乱れが少ない信号を全ての受信素子に対して同一時間
に、同一波形で伝送することが可能となった。
【0019】また、送信素子1の出力インピーダンスと
伝送線路3の特性インピーダンスに不整合がある場合に
は終端等が必要となるが、この実施例では、送信素子1
から分岐点cまでの間の1カ所に終端rを施したから、
それによって各受信素子の端部の各々に終端を施した場
合と同様の効果を得ることができ、しかも終端を設ける
個所が一箇所で済むこととなった。
【0020】実施例2. (構成の説明)図2は本発明の第2の実施例の高速信号
用送受信線路網を示す配線図である。図において、10
は送信、受信の状態が入れ替わる複数の双方向素子、3
は双方向素子10同士を結ぶ伝送線路である。第1の実
施例では、ある一つの送信素子1から複数の受信素子2
に向けて信号の伝送を行う場合について示したが、第2
の実施例では、送信側、受信側共に複数である場合の接
続方法に関するものである。この実施例では、ある1カ
所の分岐点fから全ての双方向素子10までの線路3の
配線長(距離)l及び特性インピーダンスが等しくなる
ように接続されて構成されている。なお、rは分岐点f
の一点に施した終端である。
【0021】(動作)の説明 上記第2の実施例の構成の場合、1カ所の分岐点fから
送信、受信の状態が入れ替わる全ての双方向素子10ま
での線路3の配線長lが等しくなって接続されているこ
とにより、その分岐点fから接続されている線路3の内
のどの双方向素子10から見ても、自分以外の残りの全
ての双方向素子10が全て同じ距離に存在することにな
る。そのため、どの双方向素子10が送信側の素子とな
っても、第1の実施例の場合と同様の理由により、全て
の受信側の素子の受信点に同一時間に到達することにな
る。
【0022】また、線路の特性インピーダンスについて
は、その分岐点fから接続されている双方向素子10の
総数をHとし、分岐点fから各双方向素子10までの線
路の特性インピーダンスをWとした場合、送信側となっ
た双方向素子10の送信点から分岐点fまでの特性イン
ピーダンスはWであり、分岐点fから先の線路3の特性
インピーダンスは第1の実施例でも示したように各特性
インピーダンスの並列インピーダンスとなるためW/
(H−1)となる。ここで、(H−1)と1を引いてい
るのは、送信側となっている双方向素子10が必ず1つ
存在するからである。
【0023】つまり、送信側素子から見た伝送線路の特
性インピーダンスは、分岐点fまではWであり、分岐点
fから先はW/(H−1)となり、特性インピーダンス
の不整合が生じることになる。そこで、この実施例で
は、分岐点fの1点に終端rを設けることにより、特性
インピーダンスの不整合を解消している。なお、かかる
特性インピーダンスの不整合が生じるのは、分岐点fか
ら各双方向素子10までの線路3の線路長が長いときで
あり、その線路長が短いときは不整合が生じない。
【0024】(効果)の説明 以上のように、第2の実施例によれば、高速な信号を複
数の受信素子に向けて伝送する場合の信号の遅延による
到着時間差の問題に関しては、送信側となっている双方
向素子10から見た受信側となっている各双方向素子1
0までの線路長の等長化を行う接続方法を実施すること
により、遅延時間差要因が削除され、到着時間差を無く
すことが容易に可能となった。また、高速な信号を複数
の受信素子に向けて伝送する場合の信号波形の乱れの問
題に関しては、分岐点fで特性インピーダンスの不整合
が生じることになるが、分岐点fの1点に終端rを施し
たことにより、その終端rが特性インピーダンスの不整
合を未然に防止するため、線路の特性インピーダンスの
不整合に起因する信号波形の乱れが除去される。
【0025】以上の2つの問題を解決したことにより、
複数の双方向素子10を1つの分岐点fからそれぞれ接
続して双方向伝送を行う必要がある接続形態の場合で
も、安定した波形の乱れが少ない信号を送信側となって
いる双方向素子10から受信側となっている各双方向素
子10に対して同一時間に、同一波形で伝送することが
可能となった。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、送信素子
からある特定の距離だけ引き出した所に各受信素子まで
の線路のための分岐点を1カ所設け、該分岐点から各受
信素子までの線路の特性インピーダンスを、その分岐数
に応じて送信素子から分岐点までの線路の特性インピー
ダンスの分岐数倍に設定したので、送信素子の送信点か
らみた受信側の各受信素子の受信点までの物理的な距離
は全て等しくなり、各受信素子の受信点に信号が到着す
るまでの遅延時間差が一切無くなり、同一時間に全ての
受信素子が同一の信号を受信することができるという効
果を有すると共に、送信素子の送信点から分岐点までを
見た場合の線路の特性インピーダンスと分岐点から各受
信素子の受信点までを見た場合の並列化された線路の特
性インピーダンスとが等しくなり、送信素子の送信点か
ら各受信素子の受信点までを見た場合の線路の特性イン
ピーダンスは全て均一の特性インピーダンスで実現され
るため、伝送線路上の信号を伝送する上での一般的な問
題である線路の特性インピーダンスの不整合問題が解決
され、安定した波形の乱れが少ない同一の信号を全ての
受信素子に伝送することができるという効果も有する。
【0027】また、送信素子から分岐点までの間の1カ
所に送信素子の出力インピーダンスと線路の特性インピ
ーダンスとの間に生じた不整合を是正する終端を施すよ
うにしたので、送信素子の出力インピーダンスと送信素
子の送信点から各受信素子の受信点までの線路の特性イ
ンピーダンスに不整合があり、終端等が必要となって各
受信素子の端部の各々に終端を施した場合に比べてそれ
と同様の効果を得ることができ、しかも終端を設ける個
所が一箇所で済むという効果を有する。
【0028】また、もう一つの本発明では、複数の送信
もしくは受信を行う双方向素子が1カ所の分岐点からそ
れぞれ接続され、該分岐点から全ての双方向素子までの
送信、受信を含めた線路の配線長を等しく設定したの
で、その分岐点から接続されている線路の内のどの双方
向素子から見ても、自分以外の残りの全ての双方向素子
が全て同じ距離に存在することになるため、どの双方向
素子が送信側の素子となっても全ての受信側の素子の受
信点に同一時間に信号を受信することができるという効
果を有する。
【0029】また、分岐点に線路の特性インピーダンス
の不整合を是正する終端を施すようにしたので、線路の
特性インピーダンスについて、分岐点に接続されている
双方向素子の総数をHとし、分岐点から各双方向素子ま
での線路の特性インピーダンスをWとした場合、分岐点
から先の線路の特性インピーダンスは各特性インピーダ
ンスの並列インピーダンスとなるためにW/(H−1)
となり、特性インピーダンスの不整合が生じるが、分岐
点に施された終端がその不整合を未然に防止するため、
線路の特性インピーダンスの不整合に起因する信号波形
の乱れが除去されるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の高速信号用送受信線路
網を示す配線図である。
【図2】本発明の第2の実施例の高速信号用送受信線路
網を示す配線図である。
【図3】従来の高速信号用送受信線路網を示す配線図で
ある。
【図4】従来のもう一つの高速信号用送受信線路網を示
す配線図である。
【符号の説明】
1 送信素子 2 受信素子 3 線路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの送信素子から複数の受信素子に向
    けて信号の伝送を行うよう接続された高速信号用送受信
    線路網において、 上記送信素子からある特定の距離だけ引き出した所に各
    受信素子までの線路のための分岐点を1カ所設け、該分
    岐点から各受信素子までの線路の特性インピーダンス
    を、その分岐数に応じて送信素子から分岐点までの線路
    の特性インピーダンスの分岐数倍に設定したことを特徴
    とする高速信号用送受信線路網。
  2. 【請求項2】 上記送信素子から上記分岐点までの間の
    1カ所に送信素子の出力インピーダンスと線路の特性イ
    ンピーダンスとの間に生じた不整合を是正する終端を施
    したことを特徴とする請求項1記載の高速信号用送受信
    線路網。
  3. 【請求項3】 送信もしくは受信を行う複数の双方向素
    子が1カ所の分岐点からそれぞれ接続され、該分岐点か
    ら全ての双方向素子までの送信、受信を含めた線路の配
    線長を等しく設定したことを特徴とする高速信号用送受
    信線路網。
  4. 【請求項4】 上記分岐点に線路の特性インピーダンス
    の不整合を是正する終端を施したことを特徴とする請求
    項3記載の高速信号用送受信線路網。
JP8362095A 1995-04-10 1995-04-10 高速信号用送受信線路網 Pending JPH08288891A (ja)

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