JPH08288295A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH08288295A JPH08288295A JP7092838A JP9283895A JPH08288295A JP H08288295 A JPH08288295 A JP H08288295A JP 7092838 A JP7092838 A JP 7092838A JP 9283895 A JP9283895 A JP 9283895A JP H08288295 A JPH08288295 A JP H08288295A
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- forming
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 所定の配線パターン6が形成されてなるウェ
ハに対し、全面に亘ってサイドウォール形成用絶縁膜を
成膜し、配線パターン6が相対的に疎に配置されている
周辺回路部9上に、配線パターン6を重複しない所定パ
ターンを有するレジストマスクを形成してから、前記サ
イドウォール形成用絶縁膜を異方性エッチングすること
により、配線パターン6の側壁にサイドウォール12を
形成すると同時にダミーパターン13を形成する。その
後、レジストマスクを除去し、ウェハ全面に亘って平坦
化絶縁膜17を形成する。 【効果】 配線パターン6の粗密による平坦化絶縁膜1
7の段差を解消できる。また、ダミーパターン13を形
成するために大幅な工程増を伴わない。したがって、段
差のない平坦化絶縁膜17が形成された、信頼性の高い
半導体装置を、低コストに歩留まりよく製造することが
可能となる。
ハに対し、全面に亘ってサイドウォール形成用絶縁膜を
成膜し、配線パターン6が相対的に疎に配置されている
周辺回路部9上に、配線パターン6を重複しない所定パ
ターンを有するレジストマスクを形成してから、前記サ
イドウォール形成用絶縁膜を異方性エッチングすること
により、配線パターン6の側壁にサイドウォール12を
形成すると同時にダミーパターン13を形成する。その
後、レジストマスクを除去し、ウェハ全面に亘って平坦
化絶縁膜17を形成する。 【効果】 配線パターン6の粗密による平坦化絶縁膜1
7の段差を解消できる。また、ダミーパターン13を形
成するために大幅な工程増を伴わない。したがって、段
差のない平坦化絶縁膜17が形成された、信頼性の高い
半導体装置を、低コストに歩留まりよく製造することが
可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、微細化・多層化した配線パターンを有す
る基体を平坦化する方法に関する。
に関し、特に、微細化・多層化した配線パターンを有す
る基体を平坦化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの微細化・高集積
化に伴って配線パターンは微細化・多層化される方向に
進んでいる。しかし、半導体デバイスの微細化・高集積
化によって層間絶縁膜の段差が大きく且つ急峻となる
と、その上に形成される配線パターンの加工精度、信頼
性は低下し、半導体デバイス自体の信頼性をも低下させ
る要因にもなる。このため、通常スパッタリング法によ
って成膜されるAl系材料よりなる配線層の段差被覆性
を大幅に改善することが困難である現在、層間絶縁膜の
平坦性を向上させることが必要とされている。
化に伴って配線パターンは微細化・多層化される方向に
進んでいる。しかし、半導体デバイスの微細化・高集積
化によって層間絶縁膜の段差が大きく且つ急峻となる
と、その上に形成される配線パターンの加工精度、信頼
性は低下し、半導体デバイス自体の信頼性をも低下させ
る要因にもなる。このため、通常スパッタリング法によ
って成膜されるAl系材料よりなる配線層の段差被覆性
を大幅に改善することが困難である現在、層間絶縁膜の
平坦性を向上させることが必要とされている。
【0003】従来、層間絶縁膜を平坦化する技術として
は、例えばSOG(Spin On Glass)を塗布する方法、
有機シリコン系化合物のガスを用いて化学気相成長(以
下、CVDと称する。)を行う方法、熱処理により膜を
リフローさせる方法、膜を成膜後にエッチバックを行う
方法、同じく膜を成膜後に化学機械研磨(CMP)を行
う方法等が知られている。
は、例えばSOG(Spin On Glass)を塗布する方法、
有機シリコン系化合物のガスを用いて化学気相成長(以
下、CVDと称する。)を行う方法、熱処理により膜を
リフローさせる方法、膜を成膜後にエッチバックを行う
方法、同じく膜を成膜後に化学機械研磨(CMP)を行
う方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術を適用して層間絶縁膜を成膜しても、基体の全面
にわたって平坦化する、いわゆるグローバル平坦化を達
成することは容易ではない。
の技術を適用して層間絶縁膜を成膜しても、基体の全面
にわたって平坦化する、いわゆるグローバル平坦化を達
成することは容易ではない。
【0005】例えば、図6に、Si等よりなる基板12
1上に、絶縁層122を介して配線パターン106が形
成されたウェハに対して、有機シリコン系化合物のガス
を用いたCVDにより層間絶縁膜の成膜を行い、その
後、化学的機械研磨(以下、CMPと称する。)による
平坦化を行って平坦化絶縁膜117を形成した状態を示
す。この平坦化絶縁膜117においては、配線パターン
106が相対的に密に配置されているメモリセル部10
8と、該配線パターン106が相対的に疎に配置されて
いる周辺回路部109とで、段差dを生じてしまってい
る。
1上に、絶縁層122を介して配線パターン106が形
成されたウェハに対して、有機シリコン系化合物のガス
を用いたCVDにより層間絶縁膜の成膜を行い、その
後、化学的機械研磨(以下、CMPと称する。)による
平坦化を行って平坦化絶縁膜117を形成した状態を示
す。この平坦化絶縁膜117においては、配線パターン
106が相対的に密に配置されているメモリセル部10
8と、該配線パターン106が相対的に疎に配置されて
いる周辺回路部109とで、段差dを生じてしまってい
る。
【0006】このような問題は、SOGの塗布とエッチ
バックとを組み合わせて平坦化絶縁膜117を形成した
場合にも、同様に生じる。
バックとを組み合わせて平坦化絶縁膜117を形成した
場合にも、同様に生じる。
【0007】なお、有機シリコン系化合物、ホウ素を含
む化合物、リンを含む化合物の混合ガスを用いて高温雰
囲気下にてCVDを行い、さらに、高温アニールで膜を
リフローさせて、ホウ素−リン・ケイ酸ガラス(以下、
BPSGと称する。)よりなる膜を形成する場合には、
配線パターン106の粗密による表面段差をある程度解
消できる。しかしながら、特にデザイン・ルールが0.
35μm以下となるプロセスで浅い接合が要求される場
合や、いわゆるサリサイド技術により拡散層の表面に高
融点金属シリサイド層が形成されている場合等、投入で
きる熱負荷に制約がある場合には、上述したような、高
温を必要とするBPSGよりなる膜を平坦化絶縁膜11
7に適用することができない。
む化合物、リンを含む化合物の混合ガスを用いて高温雰
囲気下にてCVDを行い、さらに、高温アニールで膜を
リフローさせて、ホウ素−リン・ケイ酸ガラス(以下、
BPSGと称する。)よりなる膜を形成する場合には、
配線パターン106の粗密による表面段差をある程度解
消できる。しかしながら、特にデザイン・ルールが0.
35μm以下となるプロセスで浅い接合が要求される場
合や、いわゆるサリサイド技術により拡散層の表面に高
融点金属シリサイド層が形成されている場合等、投入で
きる熱負荷に制約がある場合には、上述したような、高
温を必要とするBPSGよりなる膜を平坦化絶縁膜11
7に適用することができない。
【0008】そこで本発明はかかる従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、配線パターンの粗密による平坦
化絶縁膜の段差を生じさせない、即ち、グローバル平坦
化が可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
提案されたものであり、配線パターンの粗密による平坦
化絶縁膜の段差を生じさせない、即ち、グローバル平坦
化が可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、上述の目的を達成するために提案された
ものであり、基体上に所定の配線パターンを形成する工
程と、前記基体の全面に絶縁膜を成膜する工程と、前記
配線パターンが相対的に疎に配置されている領域におけ
る前記絶縁膜上に、該配線パターンと重複しない所定パ
ターンを有するレジストマスクする工程と、前記絶縁膜
の異方性エッチングを行うことによって、前記配線パタ
ーンの側壁にサイドウォールを形成すると同時に、前記
配線パターンが相対的に疎に配置されている領域にダミ
ーパターンを形成する工程と、前記レジストマスクを除
去する工程と、前記基体の全面に平坦化絶縁膜を形成す
る工程とを有するものである。
の製造方法は、上述の目的を達成するために提案された
ものであり、基体上に所定の配線パターンを形成する工
程と、前記基体の全面に絶縁膜を成膜する工程と、前記
配線パターンが相対的に疎に配置されている領域におけ
る前記絶縁膜上に、該配線パターンと重複しない所定パ
ターンを有するレジストマスクする工程と、前記絶縁膜
の異方性エッチングを行うことによって、前記配線パタ
ーンの側壁にサイドウォールを形成すると同時に、前記
配線パターンが相対的に疎に配置されている領域にダミ
ーパターンを形成する工程と、前記レジストマスクを除
去する工程と、前記基体の全面に平坦化絶縁膜を形成す
る工程とを有するものである。
【0010】ここで、前記ダミーパターンは、前記配線
パターンの高さと同程度の高さとなるようにその厚さが
設定されて好適であり、また、前記配線パターンが相対
的に密に配置されている領域におけるライン・アンド・
スペースと同程度の寸法および間隔を有するように設定
されて好適である。即ち、ダミーパターンを形成するこ
とにより、基体表面の凹凸パターンが基体全面に亘って
略均一化されるようにすることが好ましい。
パターンの高さと同程度の高さとなるようにその厚さが
設定されて好適であり、また、前記配線パターンが相対
的に密に配置されている領域におけるライン・アンド・
スペースと同程度の寸法および間隔を有するように設定
されて好適である。即ち、ダミーパターンを形成するこ
とにより、基体表面の凹凸パターンが基体全面に亘って
略均一化されるようにすることが好ましい。
【0011】本発明において、前記サイドウォールは、
いわゆるLDD(Light-Doped Drain )構造のソース/
ドレイン領域を形成するためのスペーサーや、いわゆる
セルフアライン・コンタクトを形成するためのスペーサ
ーとして用いられて好適である。即ち、サイドウォール
が側壁に形成される配線パターンは、その少なくとも一
部がMIS(Metal Insulator Semiconductor )型トラ
ンジスタのゲート電極であって好適である。また、前記
サイドウォールが、縦型バイポーラトランジスタにおけ
るベース取出し電極層とエミッタ取出し電極層との分離
に用いられるものであってもよい。この場合、該サイド
ウォールが側壁に形成される配線パターンは、その少な
くとも一部がベース取出し電極である。
いわゆるLDD(Light-Doped Drain )構造のソース/
ドレイン領域を形成するためのスペーサーや、いわゆる
セルフアライン・コンタクトを形成するためのスペーサ
ーとして用いられて好適である。即ち、サイドウォール
が側壁に形成される配線パターンは、その少なくとも一
部がMIS(Metal Insulator Semiconductor )型トラ
ンジスタのゲート電極であって好適である。また、前記
サイドウォールが、縦型バイポーラトランジスタにおけ
るベース取出し電極層とエミッタ取出し電極層との分離
に用いられるものであってもよい。この場合、該サイド
ウォールが側壁に形成される配線パターンは、その少な
くとも一部がベース取出し電極である。
【0012】
【作用】本発明を適用すると、配線パターンの粗密によ
って生じる平坦化絶縁膜の段差を解消することが可能と
なる。即ち、図5に示されるように、Si等よりなる基
板21上の絶縁層22を介して配線パターン6が形成さ
れてなる基体が、相対的に密に配置されている領域(メ
モリセル部8)と、相対的に疎に配置されている領域
(周辺回路部9)とを有する場合、該基体の周辺回路部
9にダミーパターン13を形成することにより、基体表
面の凹凸パターンを基体全面に亘って略均一化すること
ができる。このため、この状態で平坦化絶縁膜17を成
膜すれば、配線パターン6の粗密による表面段差を解消
することができるのである。
って生じる平坦化絶縁膜の段差を解消することが可能と
なる。即ち、図5に示されるように、Si等よりなる基
板21上の絶縁層22を介して配線パターン6が形成さ
れてなる基体が、相対的に密に配置されている領域(メ
モリセル部8)と、相対的に疎に配置されている領域
(周辺回路部9)とを有する場合、該基体の周辺回路部
9にダミーパターン13を形成することにより、基体表
面の凹凸パターンを基体全面に亘って略均一化すること
ができる。このため、この状態で平坦化絶縁膜17を成
膜すれば、配線パターン6の粗密による表面段差を解消
することができるのである。
【0013】また、上記ダミーパターンは、サイドウォ
ール形成用に成膜された絶縁膜にて形成できるため、新
たな材料層を成膜する必要がない。
ール形成用に成膜された絶縁膜にて形成できるため、新
たな材料層を成膜する必要がない。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置の製造方法を
適用した具体的な実施例について説明する。
適用した具体的な実施例について説明する。
【0015】本実施例においては、配線パターンが相対
的に密に配置されているメモリセル部から該配線パター
ンが相対的に疎に配置されている周辺回路部に亘るウェ
ハ全面をグローバル平坦化した。
的に密に配置されているメモリセル部から該配線パター
ンが相対的に疎に配置されている周辺回路部に亘るウェ
ハ全面をグローバル平坦化した。
【0016】具体的には、図1に示されるように、厚さ
400nmの素子分離領域2および厚さ16nmのゲー
ト酸化膜3が形成されたp型のSi基板1上に、所定の
配線パターン6が形成されてなるウェハを用意した。こ
こで、配線パターン6とは、Si基板1上に設けられ、
n+ 型ポリシリコンよりなり、厚さ300nm、幅35
0nmのゲート電極4と、素子分離領域2上に設けら
れ、同じくn+ 型ポリシリコンよりなる他の電極5との
両者を示すものとする。
400nmの素子分離領域2および厚さ16nmのゲー
ト酸化膜3が形成されたp型のSi基板1上に、所定の
配線パターン6が形成されてなるウェハを用意した。こ
こで、配線パターン6とは、Si基板1上に設けられ、
n+ 型ポリシリコンよりなり、厚さ300nm、幅35
0nmのゲート電極4と、素子分離領域2上に設けら
れ、同じくn+ 型ポリシリコンよりなる他の電極5との
両者を示すものとする。
【0017】なお、上記配線パターン6は、ポリシリコ
ン層を成膜した後、POCl3 ガス雰囲気下で900℃
にて熱処理することによってn型不純物であるPを高濃
度に導入した後、ハーフトーン型位相シフト・マスクを
用いたi線リソグラフィにより所定パターンにパターニ
ングすることによって得られたものである。
ン層を成膜した後、POCl3 ガス雰囲気下で900℃
にて熱処理することによってn型不純物であるPを高濃
度に導入した後、ハーフトーン型位相シフト・マスクを
用いたi線リソグラフィにより所定パターンにパターニ
ングすることによって得られたものである。
【0018】また、上記Si基板1の表層部には、イオ
ン加速エネルギー30keV、ドース量2×1013個/
cm2 なる条件にてP+ イオンが注入されて、低濃度不
純物拡散層7が形成されている。
ン加速エネルギー30keV、ドース量2×1013個/
cm2 なる条件にてP+ イオンが注入されて、低濃度不
純物拡散層7が形成されている。
【0019】図1ではウェハの一部のみを示したが、こ
のウェハにおいて、ゲート電極4とその近傍の素子分離
領域2上の他の電極5とが配されている領域がメモリセ
ル部8であり、その周囲の領域が周辺回路部9である。
のウェハにおいて、ゲート電極4とその近傍の素子分離
領域2上の他の電極5とが配されている領域がメモリセ
ル部8であり、その周囲の領域が周辺回路部9である。
【0020】そして、上述のような構成を有するウェハ
に対して、下記のCVD条件にてSiO2 を堆積させる
ことにより、図2に示されるように、サイドウォール形
成用絶縁膜10を成膜した。
に対して、下記のCVD条件にてSiO2 を堆積させる
ことにより、図2に示されるように、サイドウォール形
成用絶縁膜10を成膜した。
【0021】 サイドウォール形成用絶縁膜10を成膜するためのCVD条件 導入ガス : SiH4 流量100sccm O2 流量200sccm 圧力 : 1300Pa 基板温度 : 400℃ RF出力 : 500W(13.56MHz) 膜厚 : 250nm なお、CVDは通常の平行平板型のプラズマCVD装置
によって行った。
によって行った。
【0022】続いて、上述のウェハにおける周辺回路部
9であって他の電極5に重複しない領域に、所定パター
ンを有するレジストマスク11を形成した。なお、図2
においてはこのレジストマスク11が1箇所にしか記載
されていないが、実際のウェハにおける周辺回路部9は
もっと広範囲に亘っており、レジストマスク11は、メ
モリセル部8における配線パターン6のライン・アンド
・スペースと同程度の幅および間隔にて形成された。
9であって他の電極5に重複しない領域に、所定パター
ンを有するレジストマスク11を形成した。なお、図2
においてはこのレジストマスク11が1箇所にしか記載
されていないが、実際のウェハにおける周辺回路部9は
もっと広範囲に亘っており、レジストマスク11は、メ
モリセル部8における配線パターン6のライン・アンド
・スペースと同程度の幅および間隔にて形成された。
【0023】その後、上述のウェハに対して、下記の条
件にて異方性エッチングを施した後、上記レジストマス
ク11をアッシングにより除去した。
件にて異方性エッチングを施した後、上記レジストマス
ク11をアッシングにより除去した。
【0024】 エッチング条件 エッチングガス : CHF3 流量 200sccm O2 流量 100sccm RF出力 : 400W (13.56Hz) 圧力 : 0.26Pa なお、このエッチングはマグネトロンRIE(Reactive
Ion Etching)装置によって行った。
Ion Etching)装置によって行った。
【0025】これにより、図3に示されるように、ゲー
ト電極4および他の電極5の側壁面にサイドウォール1
2が形成されたと同時に、上記レジストマスク11にて
マスクされていた部分にダミーパターン13が形成され
た。また、Si基板1の表層部の低濃度不純物拡散層7
のうち、上述のサイドウォール12にマスクされていな
い領域に対して、イオン加速エネルギー50keV、ド
ース量3×1015個/cm2 なる条件にてAs+ イオン
を注入して高濃度不純物拡散領域を形成した後、N2 雰
囲気下で、1050℃にてRTA(Rapid Thermal Anne
al)を行うことにより、いわゆるLDD構造を有するソ
ース/ドレイン領域14を形成した。
ト電極4および他の電極5の側壁面にサイドウォール1
2が形成されたと同時に、上記レジストマスク11にて
マスクされていた部分にダミーパターン13が形成され
た。また、Si基板1の表層部の低濃度不純物拡散層7
のうち、上述のサイドウォール12にマスクされていな
い領域に対して、イオン加速エネルギー50keV、ド
ース量3×1015個/cm2 なる条件にてAs+ イオン
を注入して高濃度不純物拡散領域を形成した後、N2 雰
囲気下で、1050℃にてRTA(Rapid Thermal Anne
al)を行うことにより、いわゆるLDD構造を有するソ
ース/ドレイン領域14を形成した。
【0026】次に、図4に示されるように、上述のウェ
ハに対し、下記のCVD条件にて、SiO2 よりなる第
1の層間絶縁膜15、リン・ケイ酸ガラス(以下、PS
Gと称す。)よりなる第2の層間絶縁膜16をこの順に
成膜した。
ハに対し、下記のCVD条件にて、SiO2 よりなる第
1の層間絶縁膜15、リン・ケイ酸ガラス(以下、PS
Gと称す。)よりなる第2の層間絶縁膜16をこの順に
成膜した。
【0027】 第1の層間絶縁膜15を成膜するためのCVD条件 導入ガス : TEOS 流量 60sccm O3 流量950sccm 圧力 : 常圧 基板温度 : 520℃ 膜厚 : 200nm なお、この成膜は、常圧CVD装置によって行った。ま
た、TEOSとは、テトラエトキシシランなる化合物で
ある。
た、TEOSとは、テトラエトキシシランなる化合物で
ある。
【0028】 第2の層間絶縁膜16を成膜するためのCVD条件 導入ガス : TEOS 流量 60sccm O3 流量950sccm TMPO 流量 15sccm 圧力 : 常圧 基板温度 : 520℃ 膜厚 : 500nm なお、この成膜も、常圧CVD装置によって行った。ま
た、TMPOとは、トリメチルリン酸:PO(OC
H3 )3 なる化合物である。
た、TMPOとは、トリメチルリン酸:PO(OC
H3 )3 なる化合物である。
【0029】その後、第2の層間絶縁膜16をCMPに
よって平坦化した。これにより、カバレージに優れた第
1の層間絶縁膜15と、さらにカバレージに優れた第2
の層間絶縁膜16とが積層されてなり、表面が平坦化さ
れた平坦化絶縁膜17が形成された。
よって平坦化した。これにより、カバレージに優れた第
1の層間絶縁膜15と、さらにカバレージに優れた第2
の層間絶縁膜16とが積層されてなり、表面が平坦化さ
れた平坦化絶縁膜17が形成された。
【0030】これは、配線パターン6が相対的に疎に配
置されている領域にダミーパターン13を形成したこと
により、平坦化絶縁膜17形成前のウェハ表面の凹凸パ
ターンがウェハ全面に亘って略均一化されたからであ
る。
置されている領域にダミーパターン13を形成したこと
により、平坦化絶縁膜17形成前のウェハ表面の凹凸パ
ターンがウェハ全面に亘って略均一化されたからであ
る。
【0031】実際に、上述の平坦化絶縁膜17の上にA
l系材料よりなる配線パターンを形成したところ、優れ
た加工精度が達成された。
l系材料よりなる配線パターンを形成したところ、優れ
た加工精度が達成された。
【0032】以上、本発明に係る半導体装置の製造方法
について説明したが、本発明は上述の実施例に限定され
るものではないことはいうまでもない。例えば、上述の
実施例においては、第1の層間絶縁膜15を、O3 とT
EOSの混合ガスを用いた常圧CVDにて成膜し、第2
の層間絶縁膜16を、上記ガスにさらにTMPを含むガ
スを用いた常圧CVDにて成膜したが、この成膜条件は
上述したものに限定されない。例えば、TEOSの代わ
りに、その他のアルコキシシラン類や、鎖状ポリシロキ
サン類、環状ポリシロキサン類を用いてもよいし、水と
上述のような有機シリコン系化合物とを用いたプラズマ
CVDを適用してもよい。
について説明したが、本発明は上述の実施例に限定され
るものではないことはいうまでもない。例えば、上述の
実施例においては、第1の層間絶縁膜15を、O3 とT
EOSの混合ガスを用いた常圧CVDにて成膜し、第2
の層間絶縁膜16を、上記ガスにさらにTMPを含むガ
スを用いた常圧CVDにて成膜したが、この成膜条件は
上述したものに限定されない。例えば、TEOSの代わ
りに、その他のアルコキシシラン類や、鎖状ポリシロキ
サン類、環状ポリシロキサン類を用いてもよいし、水と
上述のような有機シリコン系化合物とを用いたプラズマ
CVDを適用してもよい。
【0033】また、第1の層間絶縁膜15、第2の層間
絶縁膜16の少なくともいずれかを、無機シランを用い
た従来公知のCVD装置にて成膜してもよい。例えば、
バイアスECRプラズマCVD装置を用いて成膜すれ
ば、配線パターン6等にダメージを与える虞れがある
が、比較的優れた平坦化効果と示すため、CMPにかか
る負荷が軽減される。
絶縁膜16の少なくともいずれかを、無機シランを用い
た従来公知のCVD装置にて成膜してもよい。例えば、
バイアスECRプラズマCVD装置を用いて成膜すれ
ば、配線パターン6等にダメージを与える虞れがある
が、比較的優れた平坦化効果と示すため、CMPにかか
る負荷が軽減される。
【0034】さらに、第1の層間絶縁膜15、第2の層
間絶縁膜16の少なくともいずれかとして、BPSG膜
やその他の不純物含有SiOX 膜、SiNx 膜やSiO
x Ny 膜を成膜してもよい。
間絶縁膜16の少なくともいずれかとして、BPSG膜
やその他の不純物含有SiOX 膜、SiNx 膜やSiO
x Ny 膜を成膜してもよい。
【0035】また、平坦化絶縁膜17は、第1の層間絶
縁膜15と第2の層間絶縁膜16との2層構造でなくと
も、1層の絶縁膜より構成するようにしても、3層構造
以上の絶縁膜より構成するようにしてもよい。
縁膜15と第2の層間絶縁膜16との2層構造でなくと
も、1層の絶縁膜より構成するようにしても、3層構造
以上の絶縁膜より構成するようにしてもよい。
【0036】なお、ダミーパターン13には高い寸法精
度が要求されないため、上述した実施例においては、ダ
ミーパターン13のパターニングのためのリソグラフィ
を行うに際して反射防止膜を用いなかったが、もちろ
ん、TiN膜等従来公知の反射防止膜を設けてからフォ
トリソグラフィを行ってもよい。また、その他のウェハ
の構成も何等限定されない。
度が要求されないため、上述した実施例においては、ダ
ミーパターン13のパターニングのためのリソグラフィ
を行うに際して反射防止膜を用いなかったが、もちろ
ん、TiN膜等従来公知の反射防止膜を設けてからフォ
トリソグラフィを行ってもよい。また、その他のウェハ
の構成も何等限定されない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明を
適用すると、配線パターンの粗密による平坦化絶縁膜の
段差を解消できる。また、この平坦化絶縁膜の段差を解
消するために設けられるダミーパターンは、サイドウォ
ール形成用の絶縁膜を用いて形成されるため、大幅な工
程増を伴わない。
適用すると、配線パターンの粗密による平坦化絶縁膜の
段差を解消できる。また、この平坦化絶縁膜の段差を解
消するために設けられるダミーパターンは、サイドウォ
ール形成用の絶縁膜を用いて形成されるため、大幅な工
程増を伴わない。
【0038】したがって、段差のない平坦化絶縁膜が形
成された、信頼性の高い半導体装置を、低コストに歩留
まりよく製造することが可能となる。
成された、信頼性の高い半導体装置を、低コストに歩留
まりよく製造することが可能となる。
【図1】基体上に所定の配線パターンが形成された状態
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
【図2】図1のウェハに対して、サイドウォール形成用
の絶縁膜を成膜し、ダミーパターン形成部分にレジスト
マスクを設けた状態を示す模式的断面図である。
の絶縁膜を成膜し、ダミーパターン形成部分にレジスト
マスクを設けた状態を示す模式的断面図である。
【図3】図2のウェハに対して、異方性エッチングを行
い、サイドウォールとともに、ダミーパターンを形成し
た状態を示す模式的断面図である。
い、サイドウォールとともに、ダミーパターンを形成し
た状態を示す模式的断面図である。
【図4】図3のウェハに対して、第1の層間絶縁膜およ
び第2の層間絶縁膜の成膜を行い、CMPを行うことに
よって、平坦化絶縁膜が形成された状態を示す模式的断
面図である。
び第2の層間絶縁膜の成膜を行い、CMPを行うことに
よって、平坦化絶縁膜が形成された状態を示す模式的断
面図である。
【図5】平坦化絶縁膜によって、グローバル平坦化が達
成されたウェハを示す模式的断面図である。
成されたウェハを示す模式的断面図である。
【図6】従来法によって形成された平坦化絶縁膜の表面
に段差が生じている状態を示す模式図である。
に段差が生じている状態を示す模式図である。
1 Si基板 6 配線パターン 8 メモリセル部 9 周辺回路部 10 サイドウォール形成用絶縁膜 11 レジストマスク 12 サイドウォール 13 ダミーパターン 17 平坦化絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/088 29/43
Claims (2)
- 【請求項1】 基体上に所定の配線パターンを形成する
工程と、 前記基体の全面に絶縁膜を成膜する工程と、 前記配線パターンが相対的に疎に配置されている領域に
おける前記絶縁膜上に、該配線パターンと重複しない所
定パターンを有するレジストマスクする工程と、 前記絶縁膜の異方性エッチングを行うことによって、前
記配線パターンの側壁にサイドウォールを形成すると同
時に、前記配線パターンが相対的に疎に配置されている
領域にダミーパターンを形成する工程と、 前記レジストマスクを除去する工程と、 前記基体の全面に平坦化絶縁膜を形成する工程とを有す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記配線パターンの少なくとも一部は、
MIS型トランジスタのゲート電極であることを特徴と
する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092838A JPH08288295A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7092838A JPH08288295A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288295A true JPH08288295A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14065581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7092838A Pending JPH08288295A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08288295A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100561983B1 (ko) * | 1997-03-31 | 2006-05-25 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 반도체집적회로장치 |
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WO2009078215A1 (ja) * | 2007-12-18 | 2009-06-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
JP2016054276A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP7092838A patent/JPH08288295A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100561983B1 (ko) * | 1997-03-31 | 2006-05-25 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 반도체집적회로장치 |
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