JPH08288271A - 成膜方法およびこれに用いる成膜装置 - Google Patents

成膜方法およびこれに用いる成膜装置

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JPH08288271A
JPH08288271A JP7092837A JP9283795A JPH08288271A JP H08288271 A JPH08288271 A JP H08288271A JP 7092837 A JP7092837 A JP 7092837A JP 9283795 A JP9283795 A JP 9283795A JP H08288271 A JPH08288271 A JP H08288271A
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film forming
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昌輝 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平坦化特性と膜質の両方に優れる絶縁膜を成
膜する。 【構成】 成膜室1中、上部電極2と基板ステージ5と
の間にメッシュ電極3を配し、該上部電極2を通じてS
iH4 /O2 混合ガスを供給し、プラズマPを生成させ
る。成膜室1の外部には水を封入した溶解槽8を設け、
導入管9から導入されたO3 をこの水に溶解させる。こ
の水を送液管10を通じて成膜室1内へ導入し、該送液
管10の先端部のリング状ノズル10aから超音波振動
子11によりエアロゾル化させた状態でウェハW近傍に
供給する。プラズマP中に膜中不純物の少ないSiOx
が生成してこれがウェハW上に堆積する一方で、該ウェ
ハW上では残余のSiH4 ガスと溶存O3 とが反応し、
膜中不純物は若干含むが流動性の高いSiOxが生成す
る。これら両方のSiOxの混在により、良好なSiO
x層間絶縁膜が成膜される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば半導体装置の
製造に適用される成膜方法に関し、特に膜中不純物が少
なく、かつ優れた流動性を有する絶縁膜を成膜する方法
に関する。また、かかる成膜を可能とする成膜装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSI等の高集積化
半導体デバイスにおいては、数mm角のチップ上に数百
万個以上もの素子を集積させることが必要とされる。し
かし、かかる高集積化に二次元的な素子の微細化で対応
することはもはや困難である。このため、素子分離,容
量素子,トランジスタ等の構造部へトレンチを応用した
り、あるいは多層配線を採用する等、デバイス構造の三
次元化が進められており、特にロジック系デバイスでは
4層以上もの多層配線構造も採用されるようになってい
る。このような三次元的構造の内部では、トレンチや配
線間スペースのアスペクト比が優に1を超えている。そ
こで、配線パターンの信頼性やフォトリソグラフィの解
像度を確保する観点から、これらトレンチや配線間スペ
ースを層間絶縁膜で均一に埋め込む平坦化技術の重要性
が益々高まっている。
【0003】これら平坦化された絶縁膜の形成には、従
来からSiH4 (シラン)等の無機シリコン系の原料が
広く用いられてきたが、近年ではこれに代わり、有機シ
リコン系化合物であるTEOS(テトラエトキシシラ
ン)を用いることが広く検討されている。TEOSを用
いるプロセスには、これと組み合わせて用いる酸素系化
合物の種類に応じて幾つかのタイプが知られており、代
表的なものにTEOS−O3 常圧CVD、TEOS−O
2 プラズマCVD、TEOS−H2O プラズマCVDが
ある。これらの手法は、いずれもTEOSと酸素系化合
物との反応により生成する中間体ポリマーの高い流動性
を利用して、埋め込み特性の向上を図ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
TEOSを原料として成膜された流動性に優れるSiO
x系薄膜は、膜中に未反応のエトキシ基、水分、あるい
は水酸基(−OH)を相当量含有しており、ホットキャ
リヤ耐性の劣化や配線の腐食等の不良を招く原因となっ
ている。膜中不純物の少なさに関しては、無機化合物で
あるシラン系の原料ガスを用いるプラズマCVDで成膜
されたSiOx系薄膜の方が優れているが、この膜では
微細でアスペクト比の大きい表面段差を均一に埋め込む
ことができない。つまり、従来の技術では、優れた平坦
化特性と優れた膜質とを両立させることが極めて困難で
あった。
【0005】これに対し、以前から用いられているSi
4 を用いて平坦化特性を改善しようとする試みも行わ
れている。たとえば、SiH4 /H22 混合ガスを用
いて0℃で堆積性物質の薄膜を形成し、この薄膜をアニ
ールして脱水縮合反応を促進させることにより、膜中の
シラノールをSiO2 に変化させる方法が知られてい
る。しかし、この膜を今後のサブハーフミクロンないし
クォーターミクロンのデザイン・ルールの下で半導体装
置の絶縁膜として用いるには、水分含量をより一層低減
させたいところである。
【0006】そこで本発明は、平坦化特性と膜質に対す
る要求を共に満足することができる成膜方法、およびそ
れを実現可能な成膜装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために提案されるものである。
【0008】すなわち、本発明の成膜方法は、気相中に
おける堆積性物質の生成反応(以下、第1の反応と称す
る。)と、該気相に隣接して置かれる基板の表面におけ
る堆積性物質の生成反応(以下、第2の反応と称す
る。)とを同時進行させながら、該基板上に該堆積性物
質の薄膜を成膜するものである。
【0009】ここで、前記第1の反応を進行させるため
の手法としては、プラズマCVDが優れている。また、
前記薄膜の成膜終了後には、前記基板のアニールを行う
ことが好適である。
【0010】前記第2の反応には、前記第1の反応に用
いられる気体原料の構成元素と少なくとも一部共通する
構成元素を含む液体原料を用いることができる。ここ
で、ある化合物が気体原料としても液体原料としても供
給可能な場合は、同一の化合物をかかる2通りの状態で
供給しても、もちろん構わない。しかし、これが不可能
である場合は、気体原料の構成元素の一部からなる単体
物質、あるいは該構成元素の一部を含む化合物を液体原
料として利用することになる。この場合の典型的な利用
形態としては、前記気体原料の構成元素と少なくとも一
部共通する構成元素を含む単体および/または化合物を
所定の液体中に溶解させて、液体原料を調製することが
挙げられる。
【0011】たとえば、前記気体原料として無機シリコ
ン系化合物と酸素系の単体および/または化合物との混
合気体、前記液体原料として水に溶解させた酸素系化合
物をそれぞれ用いれば、前記薄膜として酸化シリコン系
薄膜を成膜することができる。このとき用いられる無機
シリコン系化合物には、たとえばシラン(SiH4 )や
ジシラン(Si26 )、あるいはテトラフルオロシラ
ン(SiF4 )等のハロゲン化シランがある。特にSi
4 を用いた場合には、SiOxがFを取り込むことに
よりSiOFとなって低誘電率化され、配線間容量の低
減を図ることができる。また、この無機シリコン系化合
物と混合される酸素系の単体および/または化合物とし
ては、O2 やN2 Oを用いることができる。N2 Oを用
いた場合には、SiON膜を成膜することができる。一
方、水に溶解させる酸素系の単体および/または化合物
としては、O3 やH22 を用いることができる。この
場合、気体原料と液体原料に共通する元素とは、酸素で
ある。したがって、第1の反応においてプラズマ中で分
解されずに残ったかもしくは再結合により再生された無
機シリコン系化合物を、第2の反応において水中に溶解
されたO3 やH22 と反応させることになる。
【0012】なお、本発明では、上記気体原料と液体原
料の使用比率を適宜変更することにより、気相中に生成
する堆積性物質と基板表面で生成する堆積性物質の生成
比を変化させることができ、これにより最終的に得られ
る薄膜の膜質や流動性を目的に応じて最適化することが
できる。
【0013】一方、本発明の成膜装置は、基板を載置す
るための基板ステージを収容する成膜室と、前記成膜室
内に気体原料を供給するための気体原料供給路を兼ねる
上部電極と、前記上部電極と前記基板ステージとの間に
おいて該上部電極と対向するごとく配設される細孔付き
の下部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間に高
周波電界を印加することにより前記気体原料のプラズマ
を生成させるプラズマ生成手段と、前記成膜室内の前記
基板ステージ近傍に液体原料を供給する液体原料供給手
段とを備えたものである。上記細孔付き下部電極の構成
材料として最も典型的と考えられるものは、荷電粒子の
デバイ径以下の寸法の開口を有する金属メッシュであ
る。
【0014】また、前記液体原料供給手段は、前記成膜
室外において所定の単体および/または化合物を所定の
液体中に溶解させる溶解槽と、前記溶解槽から導出され
て前記成膜室内の前記基板ステージ近傍に開口され、単
体および/または化合物の溶解された液体を該成膜室内
へ導入するための送液管と、この送液管の開口端近傍に
おいて前記液体をエアロゾルに変化させるためのエアロ
ゾル化装置を備えたものとすることができる。なお、上
記溶解槽には、所定の液体に対する気体化合物の溶解度
を高めるための温度制御手段や加圧手段、あるいは液体
を成膜室へ送出するためのポンプ等の圧送手段が付加さ
れていても良い。また、上記エアロゾル化装置として
は、断熱膨張を利用した装置あるいは超音波振動子を利
用した装置を用いることができる。
【0015】
【作用】本発明の成膜方法によれば、所望の薄膜の成膜
反応は気相中(第1の反応)と基板上(第2の反応)で
それぞれ同時に進行し、膜中不純物の少ない気相中の堆
積性物質(気相中生成物)が、膜中不純物はやや多いが
流動性に富む基板上の堆積性物質(基板上生成物)のマ
トリクスの中に分散される形で基板上に堆積する。した
がって、第1の反応で用いられる気体原料の構成元素と
少なくとも一部共通する構成元素を含む液体原料を第2
の反応で用いれば、不純物含量は異なるものの基本的に
は共通組成を有する堆積性物質を所望の割合で生成させ
ることができる。これにより、従来は困難であった薄膜
の平坦化特性と膜質に対する要求を同時に満足させるこ
とができる。
【0016】本発明の装置は、上部電極と基板ステージ
との間に細孔付きの下部電極を備えているため、プラズ
マは基板から離れた位置で生成され、しかもプラズマ中
の荷電粒子は下部電極でトラップされる。したがって、
本装置により実現されるプロセスは、本質的に低ダメー
ジである。下部電極の細孔を通過できる化学種は、プラ
ズマ中に生じた不純物の少ない気相中生成物、未反応の
気体原料、解離種の再結合により再生された気体原料、
中性活性種(ラジカル)等である。本装置はまた、基板
近傍に液体原料を供給する手段を備えているため、上記
細孔を通過した気体原料や中性活性種をこの液体原料と
反応させ、流動性に優れる基板上生成物を生成させるこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0018】実施例1 本実施例では、本発明を適用したCVD装置の一構成例
について図1を参照しながら説明する。
【0019】この装置は、プラズマCVD装置とLPC
VD(減圧CVD)装置のハイブリッド形式とも言える
構成を有する。すなわち、SUS鋼等の金属材料からな
る成膜室1の天井部には上部電極2、底面側には該上部
電極2と対面する形でウェハWを載置するための温調ス
テージ5が配設され、さらにこれら両者の中間には、デ
バイ径以下の開口3aを有するメッシュ電極3が上部電
極2の対向電極として配されている。上記成膜室1の内
部は、排気口4を通じて矢印B方向に高真空排気されて
いる。上記上部電極2は気体原料の流路を兼ねた中空の
シャワーヘッド型電極であり、マッチング・ネットワー
ク12を介してRF電源13に接続されている。
【0020】上記温調ステージ5は、ヒータ6、および
図示されない成膜室外のチラーから供給される冷媒を矢
印C1 ,C2 方向に循環させるための冷却配管7を内蔵
し、ウェハWの温度を所望値に制御できるようになされ
ている。これらヒーター6と冷却配線7は、単独使用も
組み合わせ使用も可能である。上記RF電源13の周波
数は、13.56MHzとした。
【0021】本装置はさらに、液体原料供給手段を備え
ている。この液体原料供給手段は、成膜室1の外部に設
置され所定の液体14を満たす溶解槽8と、この溶解槽
8に所定の原料単体および/または化合物を矢印D方向
から導入するための導入管9と、所定の原料単体および
/または化合物の溶解された上記液体14を上記成膜室
1内へ供給するための送液管10を備えたものである。
上記送液管10の一端は上記液体14中に浸漬され、他
端は成膜室1内においてウェハW近傍に開口するリング
状ノズル10aとされている。このリング状ノズル10
aには超音波振動子11が取り付けられており、溶解槽
8から送出された液体14を該リング状ノズル10aの
細孔からエアロゾル化させた状態で矢印E方向に放出す
るようになされている。
【0022】なお、上記溶解槽8には、液体14に対す
る所定の単体および/または化合物の溶解度を高めるた
めの温度制御手段や加圧手段、あるいは液体を成膜室へ
送出するためのポンプ等の圧送手段が付加されていても
良い。
【0023】この装置においては、プラズマPは上部電
極2とメッシュ電極3との間に生成されるが、イオン等
の荷電粒子はすべてメッシュ電極3でトラップされる。
成膜室1内の排気流に乗ってメッシュ電極3の開口3a
を通過してウェハW側へ引き出された未反応の気体原
料,気相中生成物,中性活性種等の化学種は、ウェハW
表面においてその近傍から供給される液体原料と反応
し、基板上生成物を生成する。これら気相中生成物と基
板上生成物とが混合してウェハW上に堆積することによ
り、成膜反応が進行する。
【0024】実施例2 本実施例では、実施例1で上述したCVD装置を用い、
また気体原料としてSiH4 /O2 混合ガス、液体原料
としてO3 を溶解させたH2O をそれぞれ用いることに
より、微細なAl系配線パターンを被覆するSiOx層
間絶縁膜を成膜した。
【0025】本実施例で用いたサンプル・ウェハは、図
3に示されるように、8インチ径の絶縁基板21上に高
さ1μmのAl系配線パターン22が0.3μmのライ
ン・アンド・スペースをもって形成されたものである。
ここで、配線間スペースのアスペクト比は3以上と大き
い。このウェハを温調ステージ5上にセットし、一例と
して下記の条件でCVDを行った。
【0026】 SiH4 流量(上部電極2より) 50〜150 SCCM O2 流量(上部電極2より) 2〜 10 SCCM 成膜室内圧力 106〜266 Pa RFパワー 200 W(13.56MHz) 溶解槽内O3 圧力 2 気圧 液体原料供給量(送液管10より) 5〜 25 mg/分 温調ステージ温度 −10〜 10 ℃ ここで、H2O 中のO3 含有量は、図2に示すH2O に
対する1気圧のO3 の溶解度曲線より見積もることがで
きる。ただし、上述の条件では溶解槽8内のO3 の圧力
を2気圧に維持しているため、ヘンリーの法則を適用す
ると、溶存O3量は図2の曲線から読み取れる値の2倍
となる。
【0027】上記CVDの過程では、まずプラズマP中
においてSiH4 とO2 が反応することにより、−OH
基や残留水分等の膜中不純物の少ないSiOx粒子が気
相中生成物として生成した。一方、ウェハWの表面で
は、残余のSiH4 とH2O 中に溶解されたO3 とが反
応し、膜中不純物のやや多いSiOx膜が基板上生成物
として生成した。これら気相中生成物と基板上生成物が
混合して堆積した。この結果、図4に示されるように、
大きなアスペクト比を有する配線間スペースをボイドを
発生させることなく良好に埋め込み、表面を略々平坦化
し、かつ全体としての膜質にも優れるSiOx層間絶縁
膜23を形成することができた。
【0028】ここで、図5に、上記SiOx層間絶縁膜
23の組織を透過型電子顕微鏡で観察した様子を模式的
に示す。この図より、流動性の高い基板上生成物23a
のマトリクス中に、島状の気相中生成物23bが分散さ
れている様子が明らかである。
【0029】CVD終了後、420℃,10分間のアニ
ールを行うことにより、SiOx層間絶縁膜23の残留
水分を除去し、膜質の一層の改善を図ることができた。
これにより、SiOx層間絶縁膜23の膜中不純物に起
因するAl系配線パターン22の腐食を抑制することが
できた。
【0030】なお、このアニールは、冷却配管7への冷
媒供給を停止し、ヒータ6のみを作動させれば温調ステ
ージ5上でも理論上は実施可能である。しかし、真空断
熱下では温調ステージ6とウェハWとの間の熱伝導効率
が不足するため、ウェハWを成膜室1の外へ一旦取り出
して別装置にてアニールを行うか、あるいは加熱ステー
ジを有する別チャンバを上記成膜室1に接続したマルチ
チャンバ型の装置を用いることが特に望ましい。
【0031】以上、本発明を2例の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもの
ではない。たとえば、上部電極2を通って供給されるO
2 は、N2 Oに替えても良い。この場合、成膜される薄
膜はSiON膜となる。また、上部電極2から供給され
るSiH4 をSiF4 に替えると、SiOxよりも誘電
率の低いSiOF膜を成膜することができる。さらに、
上記送液管10より供給される液体原料としては、O3
を溶解させたH2O に替えて過酸化水素水を用いても良
い。
【0032】その他、CVD装置の構成、サンプル・ウ
ェハの構成、ウェハ上の各部の寸法、CVD条件等の細
部はいずれも適宜変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、従来は両立困難であった優れた膜質と優れ
た平坦化特性とを共に満足する成膜を行うことができ
る。本発明は、特に半導体装置の絶縁膜の成膜に適用さ
れた場合に極めて有効であり、半導体装置の高集積化、
高性能化、高信頼化に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したCVD装置の一構成例を示す
模式的断面図である。
【図2】H2O に対する1気圧のO3 の溶解度曲線であ
る。
【図3】本発明を適用したSiOx層間絶縁膜の成膜プ
ロセスで用いたサンプル・ウェハの構成を示す模式的断
面図である。
【図4】図3のサンプル・ウェハ上の微細な配線間スペ
ースがSiOx層間絶縁膜で良好に埋め込まれた状態を
示す模式的断面図である。
【図5】図4のSiOx層間絶縁膜の組織の電子顕微鏡
観察図である。
【符号の説明】
1 成膜室 2 上部電極 3 メッシュ電極 5 温調ステージ 6 ヒータ 7 冷却配管 8 溶解槽 9 導入管 10 送液管 11 超音波振動子 13 RF電源 21 絶縁基板 22 Al系配線パターン 23 SiOx層間絶縁膜 23a 基板上生成物 23b 気相中生成物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相中における堆積性物質の生成反応
    と、該気相に隣接して置かれる基板の表面における堆積
    性物質の生成反応とを同時進行させながら、該基板上に
    該堆積性物質の薄膜を成膜する成膜方法。
  2. 【請求項2】 前記気相中における堆積性物質の生成反
    応をプラズマCVDにより進行させる請求項1記載の成
    膜方法。
  3. 【請求項3】 前記薄膜の成膜終了後に前記基板のアニ
    ールを行う請求項1記載の成膜方法。
  4. 【請求項4】 前記基板の表面における堆積性物質の生
    成反応には、前記気相中における堆積性物質の生成反応
    に用いられる気体原料の構成元素と少なくとも一部共通
    する構成元素を含む液体原料を用いる請求項1記載の成
    膜方法。
  5. 【請求項5】 前記液体原料は、前記気体原料の構成元
    素と少なくとも一部共通する構成元素を含む単体および
    /または化合物を所定の液体中に溶解させることにより
    調製する請求項4記載の成膜方法。
  6. 【請求項6】 前記気体原料として無機シリコン系化合
    物と酸素系の単体および/または化合物との混合気体、
    前記液体原料として水に溶解させた酸素系の単体および
    /または化合物をそれぞれ用いることにより、前記堆積
    性物質の薄膜として酸化シリコン系薄膜を成膜する請求
    項5記載の成膜方法。
  7. 【請求項7】 基板を載置するための基板ステージを収
    容する成膜室と、 前記成膜室内に気体原料を供給するための気体原料供給
    路を兼ねる上部電極と、 前記上部電極と前記基板ステージとの間において該上部
    電極と対向するごとく配設される細孔付きの下部電極
    と、 前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電界を印加
    することにより前記気体原料のプラズマを生成させるプ
    ラズマ生成手段と、 前記成膜室内の前記基板ステージ近傍に液体原料を供給
    する液体原料供給手段とを備えた成膜装置。
  8. 【請求項8】 前記液体原料供給手段は、前記成膜室外
    において所定の単体および/または化合物を所定の液体
    中に溶解させる溶解槽と、 前記溶解槽から導出されて前記成膜室内の前記基板ステ
    ージ近傍に開口され、前記所定の単体および/または化
    合物の溶解された液体を該成膜室内へ導入するための送
    液管と、 前記送液管の開口端近傍において前記液体をエアロゾル
    に変化させるためのエアロゾル化装置を備えてなる請求
    項7記載の成膜装置。
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