JPH08287471A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH08287471A
JPH08287471A JP9108195A JP9108195A JPH08287471A JP H08287471 A JPH08287471 A JP H08287471A JP 9108195 A JP9108195 A JP 9108195A JP 9108195 A JP9108195 A JP 9108195A JP H08287471 A JPH08287471 A JP H08287471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
signal
output
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9108195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Miyazaki
佳久 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9108195A priority Critical patent/JPH08287471A/ja
Publication of JPH08287471A publication Critical patent/JPH08287471A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号ライン中にスイッチ及びその切換のため
の制御信号を必要としないで、トランジェント対策を行
うことができる光学式情報記録再生装置を提供するこ
と。 【構成】 光ディスクで反射されたレーザ光は対物レン
ズ等の光学素子を経て光検出器で受光され、光電変換さ
れた後に電流電圧変換部21(22)に入力され、電圧
信号に変換される。電流電圧変換部21(22)は電流
電圧変換を行う電流電圧変換器31と、この電流電圧変
換器31の入出力端に負帰還するように接続され、振幅
が大きい場合には時定数を小さくするローパスフィルタ
32とから構成され、トランジェントの変動を速やかに
収束させる構成にして、スイッチ及び切換のための制御
信号を不要にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光磁気デ
ィスク、光カード等の光学式記録媒体に対して情報の記
録再生を行う光学式情報記録再生装置に関し、特にその
情報信号再生系の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来装置としては、特開平4−95223
号公報がある。この従来例の構成を図6に示す。この図
6において記録媒体(図示せず)からの反射光を受光す
る光検出器51の出力を増幅器52、帰還抵抗53から
なる電流電圧変換器と増幅器57に供給するようにした
もので増幅器53と57との間に高帯域のアナログスイ
ッチ54とACカップリング56のコンデンサC11と
抵抗R11が接続されている。アナログスイッチ54を
ライトゲートスイッチ(WGSW)信号によりインバー
タ55を介し、再生時はオン、記録/消去時はオフにす
る構成である。この従来例の作用は図7に示すようにな
る。
【0003】図7aに示すWGSW信号に応じて、増幅
器52の出力は、図7bに示すようになる。WGSW信
号がハイレベルの時(記録/消去時)、図7cに示すよ
うACカップリング56の入力はオープンとなり、AC
カップリング56の出力はGNDレベルになる。また、
図7dに示すよう増幅器57の入力もGNDレベルにな
る。
【0004】また、WGSW信号がロウレベルの時(再
生時)、増幅器52の出力電圧は記録媒体の情報に応じ
た信号電圧がグランドレベルより低い電位で信号電圧を
出力する。図7cに示すようACカップリング56の出
力は記録/再生時との間にΔVの充放電が生じる。
【0005】増幅器57に入力する信号にトランジェン
トが発生するが、電位差ΔVは再生時のDCレベルが非
常に低いため、増幅器57に入力する信号は、図7dに
示すようにトランジェントの影響を殆ど受けないため記
録/再生直後のプリフォーマット情報およびそれに続く
データ領域に書き込まれデータを正確に再生することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとしている問題点】前記従来例の欠
点は、トランジェントの影響に対策するために制御信号
が必要であること。そして、信号ラインにアナログスイ
ッチがシリアルに挿入されているのでノイズの影響を受
け易くなるという面で不利になることである。
【0007】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、信号ラインにスイッチをシリアルに挿入しないで、
且つトランジェント対策のための制御信号を必要としな
いでトランジェント対策を行うことができる光学式情報
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決する手段および作用】光記録媒体に光ビ
ームを照射する光照射手段と、前記光照射手段から照射
された光ビームの前記光記録媒体からの反射光を受光
し、少なくとも前記光記録媒体に記録された情報を検知
する検知手段と、前記検知手段から出力される検知電流
信号を電流電圧変換する電流電圧変換手段とを有する光
学式情報記録再生装置において、前記電流電圧変換手段
の出力振幅によって時定数が変化するローパスフィルタ
手段を備え、前記ローパスフィルタ手段出力を前記電流
電圧変換手段に、出力振幅が大きく変動した時に前記時
定数を小さくして負帰還させることにより、電流電圧変
換手段の出力の振幅レベルが大きく変動した時に時定数
を小さく、前記振幅レベルの変動が小さいときに時定数
を大きくするローパスフィルタの出力を電流電圧変換手
段に負帰還して、電流電圧変換手段の出力振幅が大きく
変動した時でも電流電圧変換手段の出力を直流レベルに
素早く戻すことでスイッチ及びその切換のための制御信
号を設けることなくトランジェントの影響を迅速に軽減
或いは抑制している。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 (第1実施例)図1ないし図4は本発明の第1実施例に
係り、図1は本発明の第1実施例の光学式情報記録再生
装置の構成を示し、図2は電流電圧変換部の構成を示
し、図3は第1実施例の作用の説明図を示し、図4は図
2の周波数特性の説明図を示す。図1に示すように第1
実施例の光学式情報記録再生装置1はスピンドルモータ
2によって回転させられる光学式記録媒体としての光デ
ィスク3に対向して光学ヘッド4が配置され、スピンル
モータ2は図示しないモータ制御回路により回転の開
始、停止、あるいは回転数等が制御されるようになって
いる。
【0010】光学ヘッド4は光ディスク3に対して情報
の記録あるいは再生を光学的に行うものであり、リニア
モータ等によって構成されるヘッド移動機構5により、
光ディスク3の半径方向に移動可能になっており、光デ
ィスク3の同心円状に形成されたトラックにおける任意
のトラックにアクセスできるようにしている。
【0011】この光学ヘッド4は、半導体レーザ6、コ
リメータレンズ7、偏光ビームスプリッタ8、1/4波
長板9、対物レンズ10、シリンドルカルレンズ11と
凸レンズ12とから成る周知の非点収差光学系13、光
検出器14、15等により構成されている。
【0012】上記半導体レーザ6はAPC回路19から
ドライブ信号S1に応じた発散性のレーザ光(光ビー
ム)を発生するもので、情報を光ディスク3の記録膜に
記録する際は、記録すべき情報に応じてその光強度が変
調された強いレーザ光を発生し、情報を光ディスク3の
記録膜から読み出して再生する際は、一定の光強度を有
する弱いレーザ光を発生するようになっている。
【0013】上記半導体レーザ6から発生された発散性
のレーザ光は、コリメターレンズ7によって平行光束に
変換されて偏光ビームスプリッタ8に例えばP偏光で入
射され、この偏光ビームスプリッタ8に入射されたレー
ザ光はこの偏光ビームスプリッタ8を透過した後1/4
波長板9により円偏光の光にされた後、対物レンズ10
に入射され、この対物レンズ10によって光ディスク3
の記録膜に向けて収束されて照射される。
【0014】上記対物レンズ10は、レンズ駆動機構と
してのトラッキング用レンズアクチュエータ16によ
り、光軸と直交する光ディスク3の半径方向に移動可能
に支持されている。図示していないトラッキングサーボ
回路からトラッキング用サーボ信号S2が印加されるこ
とにより光軸と直交する光ディスク3の半径方向へ移動
されることにより上記対物レンズ10を通った集束性の
レーザ光が光ディスク3の記録膜の表面上に投影され、
光ディスク3の記録膜に表面上に形成された記録トラッ
クの上に照射されるようになっている。この状態におい
て、対物レンズ10は合トラック状態(或いはトラッキ
ング状態)となる。
【0015】また、上記対物レンズ10はレンズ駆動機
構としてのフォーカス用レンズアクチュエータ17によ
り、その光軸方向に移動可能に支持されている。図示し
ないフォーカスサーボ回路からフォーカス用サーボ信号
S3により光軸方向へ移動されることにより上記対物レ
ンズ10を通った集束性レーザ光が光ディスク3の記録
膜の表面上に投影され、最小ビームスポットが光ディス
ク3の記録膜の表面上に形成されるようになっている。
この状態において、対物レンズ10は合焦点状態(或い
はフォーカス状態)となる。そして上記合トラック及び
合焦点状態において、情報の書き込み及び読出が可能と
なる。
【0016】一方、光ディスク3の記録膜から反射され
た発散性のレーザ光は、合焦点時には対物レンズ10に
よって平行光束に変換され、再び1/4波長板9により
S偏光の光となり、偏光ビームスプリッタ8に戻され
る。そして、この偏光ビームスプリッタ8で反射され、
非点収差光学系13を構成するシリンドリカルレンズ1
1と凸レンズ12を経て光検出器14上に導かれる。こ
の光検出器14により光電変換されて出力される検知信
号としての電流信号は信号処理回路18を構成する電流
電圧変換部21、22によって光検出器14で検知(検
出)された電流信号が電圧信号に変換、つまり検知電流
信号が検知電圧信号に変換される。
【0017】また、半導体レーザ6の背面側に出射され
るレーザ光は光検出器15で受光され、この光電変換出
力はAPC回路19に入力され、このAPC回路19の
出力で再生時のレーザ光の出力が自動制御される。
【0018】前記電流電圧変換部21、22の出力信号
は加算回路23によって両信号が加算される。この加算
回路23の出力は、光ディスク3の予めプリフォーマッ
トされているトラックアドレスやセクタアドレス等のデ
ータを反映したものであり、次段の2値化回路24に送
出されるようになっている。この2値化回路24で2値
化された反射信号は、処理回路25へ供給されるように
なっている。
【0019】そして、この処理回路25においては、光
学ヘッド3が現在対向している光ディスク3上の位置を
知り、引き続いて行う記録あるいは再生処理の目標位置
を認識するようになっている。また、前記電流電圧変換
部21、22の出力信号は減算回路26に入力され、一
方の信号から他方が減算される。この減算回路26の出
力は、光ディスク3の記録内容を反映したものであり、
次段の2値化回路27に送出されるようになっている。
この2値化回路27で2値化された反射信号は、処理回
路25へ供給されるようになっている。そして、この処
理回路25において所定の処理が施された後、再生信号
として図示しないホスト装置に送出されるようになって
いる。
【0020】前記電流電圧変換部21、22の構成は同
じであるので図2に一方の電流電圧変換部21(或いは
22)の具体的構成を示す。この電流電圧変換部21
(又は22)は増幅器A1と帰還用抵抗Rfからなる電
流電圧変換器31と、ダイオードD1、D2、抵抗R
1、R2、コンデンサC1、基準電源E1、増幅器A2
からなるローパスフィルタ32から構成される。
【0021】前記電流電圧変換器31の出力は前記ロー
パスフィルタ32に入力されるように接続され、このロ
ーパスフィルタ32の出力端は電流電圧変換器31を構
成する増幅器A1の非反転入力に接続され、負帰還ルー
プを構成する。
【0022】前記ローパスフィルタ32は、互いに極性
の異なるダイオードD1,D2を並列に接続して、電流
電圧変換器31の出力信号のレベルの変動の検知手段を
形成すると共に、その変動が閾値を越えたか否かで時定
数を変更する構成にしている。
【0023】つまり、このローパスフィルタ32は、互
いに極性の異なるダイオードD1,D2を並列に接続し
て、電流電圧変換器31の出力信号のレベルがトランジ
ェント(過渡的)に大きく変化した場合に、その大きな
振幅の変化により負帰還の時定数を小さくしてトランジ
ェントの変動に対して高速の負帰還により、トランジェ
ントの変動を短い期間にて定常状態に収束させる構成に
している。
【0024】より具体的には、信号再生期間或いは記録
/消去期間中の定常状態では、ローパスフィルタ32の
時定数はC1・R1となり、この時定数C1・R1に対応
する周波数f1は1/2πC1・R1となり、この周波
数f1以下の周波数をカットして電流電圧変換部21及
び22から出力し、再生期間から記録/消去期間或いは
その逆の切換時における電流電圧変換器31の振幅が大
きく変化する過渡時にはローパスフィルタ22の時定数
をより小さい時定数C1(R1//R2)にしてトラン
ジェントの影響を迅速に解消するようにしている。
【0025】ここで、R1//R2は並列の合成抵抗値
Rを示す(つまり1/R=1/R1+1/R2)。この
時定数C1(R1//R2)に対応する周波数f2を図
4に示している。
【0026】図4に示すように時定数C1・R1による
周波数f1は図4に示すように再生信号の周波数帯域の
低域側のカットオフ周波数より低くなるように設定され
ており、再生期間中での再生信号に影響を及ぼさない
(換言すると時定数C1・R1は低域側のカットオフ周
波数に対応する時定数より大きい)。また、時定数C1
(R1//R2)は再生信号の低域側のカットオフ周波
数より高くなるように設定されており、速やかに定常状
態に戻すようにしている(換言すると時定数C1・(R
1//R2)は低域側のカットオフ周波数に対応する時
定数より小さい)。
【0027】このように構成された第1実施例の作用を
以下に説明する。図3のaに再生又は記録/消去時の光
検出器14の出力電流を示す。再生中と記録/消去中の
信号振幅は比較的小さく、図2に示すローパスフィルタ
32のダイオードD1、D2は共にオフ状態となり、ロ
ーパスフィルタ32の時定数はC1・R1となる。
【0028】この時、時定数C1・R1による周波数f
1は図4或いは上述のように再生信号の周波数帯域の低
域側のカットオフ周波数より低くなるように設定されて
おり、再生信号に影響を及ぼさない。図3のbに示すよ
うに電流電圧変換部31の出力電圧は、基準電圧E1を
中心に出力される。
【0029】再生から記録/消去に変わる場合、図3の
aに示すように光検出器14の出力電流は、直流的に大
きく増加する。この時の電流電圧変換器31の再生出力
電圧は、基準電圧E1より大きく下がる。従って、ロー
パスフィルタ32のダイオードD1はオン状態となり、
ローパスフィルタ32の時定数はC1・(R1//R
2)となり、より高い周波数f2で電流電圧変換部21
及び22は負帰還されることになる。
【0030】図3のbに示すように電流電圧変換器31
の出力電圧は、大きなトランジェントを発生するがロー
パスフィルタ32の時定数が小さくなっているため、基
準電圧E1に高速に収束する。さらに、基準電圧E1と
の偏差が小さくなるとローパスフィルタ32のダイオー
ドD1、D2は共にオフ状態となり、ローパスフィルタ
32の時定数はC1・R1となる。
【0031】記録/消去から再生に変わる場合、図3の
aに示すように光検出器14の出力電流は、直流的に減
少する。この時の電流電圧変換器31の再生出力電圧
は、基準電圧E1より大きく上がる。ローパスフィルタ
32のダイオードD2はオン状態となり、ローパスフィ
ルタ32の時定数はC1・(R1//R2)となる。
【0032】図3のbに示すように電流電圧変換器31
の出力電圧は、大きなトランジェントを発生するがロー
パスフィルタ32の時定数が小さくなっているため基準
電圧E1に高速に収束する。さらに、基準電圧E1と偏
差が小さくなるとローパスフィルタ32のダイオードD
1、D2はオフ状態となり、ローパスフィルタ32の時
定数はC1・R1となる。そして、電流電圧変換器31
の出力電圧は、基準電圧E1を中心に出力される。
【0033】本実施例によれば、電流電圧変換部21及
び22に、振幅によって時定数の変わるDCサーボを掛
け、再生から記録/消去或いはその逆の切換時の直後の
トランジェントを素早く収束させる事ができる為、アナ
ログスイッチを設ける必要がないし、かつその切換制御
のための制御信号をつくる必要もない。
【0034】さらに、従来例のように信号ライン中にア
ナログスイッチをシリアルに挿入していないので、アナ
ログスイッチをシリアルに設けた場合にノイズの影響を
受けやすくなることも確実に解消でき、ノイズに対する
耐性も大きくできる面で有利にもなる。なお、ローパス
フィルタ22による遅れは、低域側を帰還しているため
特に問題とならない。
【0035】(第2実施例)次に本発明の光学式情報記
録再生装置の第2実施例の構成を説明する。第2実施例
の構成は、図1に示す第1実施例の構成において、電流
電圧変換部21、22の構成が異なるだけで、他の構成
部分は同様であるので、電流電圧変換部21、22の構
成を説明する。
【0036】この実施例における電流電圧変換部21、
22の構成は互いに同じであるので、その一方の構成を
図5に示す。この電流電圧変換部21(又は22)は増
幅器A3、抵抗Rf、基準電源E2からなる電流電圧変
換器33と、ダイオードD3、D4、抵抗R3、R4、
コンデンサC2、基準電源E3、増幅器A4,トランジ
スタTr及び抵抗R5からなるローパスフィルタ34と
から構成される。
【0037】前記電流電圧変換器33の出力は前記ロー
パスフィルタ34に入力されるように接続され、このロ
ーパスフィルタ34の出力端は電流電圧変換器33を構
成する増幅器A3の反転入力端に接続され、電流による
負帰還ループを構成している。次にこの実施例の作用を
説明する。この作用は基本的に第1実施例と同様で以下
の点が異なる。
【0038】電流電圧変換器33の出力が基準電源E2
に収束する点と、この電流電圧変換器33の信号振幅が
大きいときのローパスフィルタ34の時定数は、C2・
(R3//R4)となる点と、電流電圧変換器33の信
号振幅が小さいときのローパスフィルタ34の時定数
は、C2・R3となる点が異なる。
【0039】この実施例の効果は以下のようになる。本
実施例によれば、電流電圧変換部21に振幅によって時
定数の変わるDCサーボを掛け、記録/消去直後のトラ
ンジェントを素早く収束させる事ができるため、アナロ
グスイッチの制御信号をつくる必要がない。さらに、従
来例のように信号ラインにアナログスイッチをシリアル
に挿入していないのでノイズの面で有利になる。
【0040】更に、第1実施例に比較して、電流で負帰
還を掛けているため、増幅器A3の動作点の変動が少な
くダイナミックレンジを大きくとれる。その他は第1実
施例と同様の効果を有する。
【0041】なお、図1では光学式記録媒体としての光
ディスクに記録/消去及び再生を行う場合で説明してい
るが、本発明はこれに限定されものでなく、例えば光磁
気ディスクにレーザ光で記録/消去及び再生を行う光学
式情報記録再生装置にも同様に適用できる。
【0042】[付記] 1.前記ローパスフィルタは前記出力振幅の変動が小さ
い場合の時定数が再生時における信号帯域の低域側のカ
ットオフ周波数に対応する時定数より大きいことを特徴
とする請求項1記載の光学式情報記録再生装置。
【0043】2.前記ローパスフィルタは前記出力振幅
の変動が大きい場合の時定数が再生時における信号帯域
の低域側のカットオフ周波数に対応する時定数より小さ
いことを特徴とする付記1記載の光学式情報記録再生装
置。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、光記
録媒体に光ビームを照射する光照射手段と、前記光照射
手段から照射された光ビームの前記光記録媒体からの反
射光を受光し、少なくとも前記光記録媒体に記録された
情報を検知する検知手段と、前記検知手段から出力され
る検知電流信号を電流電圧変換する電流電圧変換手段と
を有する光学式情報記録再生装置において、前記電流電
圧変換手段の出力振幅によって時定数が変化するローパ
スフィルタ手段を備え、前記ローパスフィルタ手段出力
を前記電流電圧変換手段に負帰還し、前記電流電圧変換
手段の出力振幅が大きく変化した場合には時定数を小さ
くして変動を迅速に収束させるようにしているので、切
換手段及び制御信号を必要とすることなく、迅速に定常
状態に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光学式情報記録再生装置
の構成図。
【図2】電流電圧変換部の構成を示す回路図。
【図3】第1実施例の作用の説明図。
【図4】図2の周波数特性の説明図。
【図5】本発明の第2実施例における電流電圧変換部の
構成を示す回路図。
【図6】従来例における信号処理系の一部を示す回路
図。
【図7】従来例の動作説明図。
【符号の説明】
1…光学式情報記録再生装置 2…スピンドルモータ 3…光ディスク 4…光学ヘッド 6…半導体レーザ 10…対物レンズ 14…光検出器 18…信号処理回路 21、22…電流電圧変換部 31…電流電圧変換器 32…ローパスフィルタ A1,A2…増幅器 C1…コンデンサ D1,D2…ダイオード E1…基準電圧 Rf,R1,R2…抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に光ビームを照射する光照射
    手段と、 前記光照射手段から照射された光ビームの前記光記録媒
    体からの反射光を受光し、少なくとも前記光記録媒体に
    記録された情報を検知する検知手段と、 前記検知手段から出力される検知電流信号を電流電圧変
    換する電流電圧変換手段とを有する光学式情報記録再生
    装置において、 前記電流電圧変換手段の出力振幅によって時定数が変化
    するローパスフィルタ手段を備え、 前記ローパスフィルタ手段出力を前記電流電圧変換手段
    に、出力振幅が大きく変動した時に前記時定数を小さく
    して負帰還させることを特徴とする光学式情報記録再生
    装置。
JP9108195A 1995-04-17 1995-04-17 光学式情報記録再生装置 Withdrawn JPH08287471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108195A JPH08287471A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 光学式情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9108195A JPH08287471A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 光学式情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08287471A true JPH08287471A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14016573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9108195A Withdrawn JPH08287471A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 光学式情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08287471A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02101637A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH02103734A (ja) トラッキング制御装置
KR100477501B1 (ko) 디스크드라이브장치
JPH01263978A (ja) 情報トラックの検索装置
JPH08287471A (ja) 光学式情報記録再生装置
US5231618A (en) Optical disc system
JP2731237B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2598165B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2731223B2 (ja) 光ディスク装置
JPS6111941A (ja) 光学式記録再生装置
JPH03122823A (ja) 光ディスク装置
JPH0548532B2 (ja)
JPS6185631A (ja) 光学式記録再生装置におけるフオ−カスサ−ボ・タイミングコントロ−ル装置
JPH0464925A (ja) 光ディスク装置
JPS63298822A (ja) 光ピックアップの制御方式
JP3199425B2 (ja) 情報トラック検索装置
JPH07326934A (ja) 光学式情報再生装置
JPH04337526A (ja) フォーカスサーボ回路
JPS61258335A (ja) デイスク装置
JPH04283426A (ja) 光学的記録再生装置
JPH1166580A (ja) 情報再生装置、情報記録再生装置及びオントラック・オフトラック検出回路
JPH05334755A (ja) 光学式情報再生装置
JPH03269832A (ja) 光学式記録再生装置及びサーボ回路
JPH05334756A (ja) 光学式情報再生装置
JPS63253539A (ja) デイスクサ−ボ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702