JPH0828727A - 浴湯循環流路における五方弁構造 - Google Patents

浴湯循環流路における五方弁構造

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JPH0828727A
JPH0828727A JP6168488A JP16848894A JPH0828727A JP H0828727 A JPH0828727 A JP H0828727A JP 6168488 A JP6168488 A JP 6168488A JP 16848894 A JP16848894 A JP 16848894A JP H0828727 A JPH0828727 A JP H0828727A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、浴湯循環流路における五方弁構
造に関するものである。 【構成】 この発明は、浴槽と、少くとも濾過装置と加
温装置とを有した浴湯の循環流路と、該循環流路の中途
に介設した循環ポンプとにより浴槽中の浴湯を強制循環
しながら少くとも加温、濾過するように構成した浴湯加
温濾過装置において、循環流路の流路分岐部に五方弁を
介設し、しかも、五方弁は、弁体を回動自在に収納した
弁ケースと、弁ケース下方に連通状態に設けた保留ケー
スと、弁体に連設した電動モータと、保留ケースに開口
した入水口と、弁ケース周壁に開口した第1連通口、第
2連通口、第3連通口、及び第4連通口と、中空状に形
成した弁体の内部を隔壁で三室に区画して形成した第1
室、第2室及び第3室と、弁体の下面のうち一室を除い
て閉塞した弁蓋体と、隔壁にて区画された各室外周の弁
壁に開口した第1弁口、第2弁口、第3弁口、第4弁
口、第5弁口及び第6弁口とより構成してなる浴湯循環
流路における五方弁構造を提供せんとするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴湯循環流路におけ
る五方弁構造に環する。
【0002】
【従来の技術】従来、図18に示すように、浴湯をポン
プYで循環させながら、循環流路Zの中途で、濾過N、
殺菌S、濾材逆流洗浄、加温等を行いながら浴湯を長時
間、清潔な状態で使用できるようにした、いわゆる24
時間加温風呂Uがある。
【0003】かかる風呂の循環流路は、その中途の濾
過、洗浄等の作用に応じて流路を一部切換える。例え
ば、濾過装置の濾材を逆洗したり、その後の汚濁物洗浄
を行ったりしており、これらの逆洗、洗浄後の汚水は、
別途設けた汚水排出パイプにより浴湯循環流路外に排水
するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、循環流路
中において種々の機能をもたせた流路変換を行うため
に、流路Zの中途に切換バルブXを介在させているが、
切換流路が多数にわたる場合には、例えば二方弁、三方
弁等を多数個組合わせて流路切換えを行ったり(図18
参照)、五方弁を一個使用して全ての流路切換えを行っ
たりしている。
【0005】しかし、通常弁を多数組合わせた場合は、
各弁の操作を組合わせて所要の流路を形成しなければな
らず、操作系統が煩雑となる欠点を有し、また、五方弁
を利用する場合は単一弁で流路切換えが行えるが、弁構
造が複雑で容積が大きくなるため、浴槽外に循環流路と
その中途の諸機能を有したコンパクトな全体装置を設置
した場合、装置内に組込むことが困難となり、全体装置
を大きくしなければならず、狭い浴室内空間の有効利用
が行いにくい欠点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、浴槽と、少
くとも濾過装置と加温装置とを有した浴湯の循環流路
と、該循環流路の中途に介設した循環ポンプとにより浴
槽中の浴湯を強制循環しながら少くとも加温、濾過する
ように構成した浴湯加温濾過装置において、循環流路の
流路分岐部に五方弁を介設し、しかも、五方弁は、弁体
を回動自在に収納した弁ケースと、弁ケース下方に連通
状態に設けた保留ケースと、弁体に連設した電動モータ
と、保留ケースに開口した入水口と、弁ケース周壁に開
口した第1連通口、第2連通口、第3連通口、及び第4
連通口と、中空状に形成した弁体の内部を隔壁で三室に
区画して形成した第1室、第2室及び第3室と、弁体の
下面のうち一室を除いて閉塞した弁蓋体と、隔壁にて区
画された各室外周の弁壁に開口した第1弁口、第2弁
口、第3弁口、第4弁口、第5弁口及び第6弁口とより
構成してなる浴湯循環流路における五方弁構造を提供せ
んとするものである。
【0007】
【作用】この発明では、浴槽中の浴湯を強制循環しなが
ら加温、濾過する場合は、循環ポンプを作動させて浴湯
を循環流路中で循環させながら、その中途に介設した加
温装置及び濾過装置等で浴湯の加温、濾過等を行うもの
である。
【0008】しかし、かかる循環流路による加温、濾過
作用以外に、濾過装置の濾過材を洗浄すべく逆方向に流
路を形成する場合や、濾過材の洗浄後に流路中の汚水を
更に洗浄排出する場合等には、循環流路の流路分岐部に
介設した五方弁の切換えにより流路を逆にしたり、他の
流路を形成したりするものである。
【0009】すなわち、一般の加温、濾過の循環流路と
する場合は、操作部により電動モータを操作することに
より弁ケース中に収納した弁体を回動させて、弁ケース
周壁に開口した各連通口のうち所定の連通口を、弁体の
所要の区画室のうち所要の弁口と符合せしめるものであ
る。この状態では浴湯は保留ケースに開口した入水口よ
り入水して保留ケース中に一時滞溜しながら弁蓋体によ
り閉塞されていない弁体の一室中に入水し、この一室中
で所要の弁口から弁ケースの所要の連通口より吐水して
循環流路を経て所要の連通口より所要の弁口を介して所
要の区画室に復水し、更に同区画室の所要の弁口より所
要の連通口を介して浴槽中に戻りながら強制循環される
ことになる。
【0010】次いで、逆洗流路とする場合には、操作部
により逆洗操作をすることにより電動モータを介して弁
体を回動させると、弁体の弁口と弁ケースの連通口との
符合位置が変わり、入水口からの入水が濾過時の循環流
路を逆流路で循環流路を流れて弁ケースの所要の連通口
より循環流路外へ排出されるものである。
【0011】また、逆洗後の洗浄では、洗浄操作を行う
ことにより、弁体が回動して弁口と連通口とを洗浄操作
となるように符合させて、逆洗後の循環流路内の汚水、
汚濁を循環流路から外部に排出するものである。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説す
る。
【0013】図4に示すように、五方弁Mは、五方に外
通流路を形成した合成樹脂素材のケーシングAと、ケー
シングA中に回動自在に収納し、内部を隔壁16' にて仕
切った合成樹脂素材弁体Bと、弁体Bの支軸29に連設し
た電動モータCとにより主に構成されている。
【0014】ケーシングAは、図4に示すように円筒状
の弁ケース1と、弁ケース1の下面に流体保留の保留空
間2を形成すべく連設した保留ケース3とよりなり、保
留ケース3の中央には、保留空間2と連通した入水口4
を設け、これに入水パイプ5を突設し、弁ケース1の外
周壁には、略直角方向に、第1連通口6、第2連通口
7、第3連通口8、第4連通口9を開口し、各口にそれ
ぞれ連通パイプ10,11,12,13 を連通連設している。
【0015】各連通口6,7,8,9に設けた連通パイ
プ10,11,12,13 は略L字のエルボ形状としており、弁ケ
ース1に連設した基端部分を中心に反転取付が可能に構
成している。
【0016】なお、他の実施例として図17に示すよう
に、弁ケース1の周壁の連通口にはタッピングネジ14'
を介して取付管14-1を連設し、取付管14-1の周面に係合
爪14を突設し、連通パイプの基端の内周壁に形成した係
合溝15に係合爪14を水密状に係合させて連通パイプを回
動自在に取付けうるようにしている。
【0017】この実施例のように、各連通パイプ10,11,
12,13 を基端部を中心に回動可能とすることにより、連
通パイプに連結する循環流路のパイプの方向を任意にと
ることができ、しかも、係合溝14と係合溝15とにより連
通パイプの組立てもワンタッチで行え、かつ回動も自在
となる効果を有する。
【0018】弁ケース1中には、弁体Bが回動自在に収
納されており、弁体Bの外周摺動面は弯曲状に形成さ
れ、弁体Bは内周を凹状弯曲面とした円筒状の弁ケース
1中において回動しながら、入水口4からの流体の流路
を切換える機能を有するものであり、弁体Bは上面を閉
塞した円筒状の弁壁16とその内部の隔壁16' とで形成さ
れている。
【0019】弁壁16の内部は、図12に示すように、隔
壁16' にて三室に仕切られており、隔壁16' は、中央か
ら三方に放射状に伸延して先端を弁体Bの弁壁16内側に
接合しており、隔壁16' にて形成された三室のうち第1
室17は約90度の角度の隔壁にて形成され、他の第2室
18、第3室19は、約135度の角度の隔壁にて形成され
ている。
【0020】隔壁16' と弁壁16との接合部に対応した弁
体外周面には、溝部20を縦方向に設けており、該溝部20
は、金型で合成樹脂素材の弁体Bを一体成形する際に、
分割金型と分割金型との接合部分に設けるものであり、
分割金型の接合部分に溝部に対応した突片を形成するこ
とにより一体成形時に溝部20が形成されるようにしてい
る。
【0021】しかも、図5に示すように、弁体Bの下面
には一体に一部切欠の円板状の弁蓋体21が設けられ、弁
体Bの下面を第1室17を除いて閉塞している。
【0022】すなわち、円板状の弁蓋体21は弁ケース1
と、その下方の保留ケース3との境部分に配設されて、
弁体Bと同時に回転すべく構成されており、円板状の一
部を第1室17の形状と合致するような扇型に切欠して切
欠部22を形成している。
【0023】なお、弁蓋体21の上面には弁体Bの隔壁1
6' 下縁部が嵌入するだけの嵌入溝23を放射状に形成
しており、隔壁16’ の下縁部を嵌入溝21' と嵌着す
ることにより弁体Bと弁蓋体21とを一体に組立てる。
【0024】また、図5、図6に示すように弁体Bの弁
壁16には、各室毎に2個づつの弁口を形成しており、第
1室17には第1弁口23、第2弁口24を、第2室18には第
3弁口25、第4弁口26を、第3室19には、第5弁口27、
第6弁口28をそれぞれ設けている。
【0025】そして、これらの各弁口には弁体Bの回動
による変位によって弁ケース1の第1、第2、第3、第
4の各連通口と適宜連通して入水口4からの流体の流路
を切換えるものであり、従って、入水口4からの流路
は、保留空間2から弁蓋体21の切欠部22を通り、弁体B
の第1室17から第1弁口23又は第2弁口24を通り、弁ケ
ース1の所要の連通口へと通じる流路を形成すると共
に、弁体Bの第2室18、第3室19の各弁口25,26,27,28
は、弁ケース1の各連通口6,7,8,9と適宜連通し
て吸入吐出の流路を形成するものである。
【0026】また、各隔壁16' の中心部には支軸29が立
設されて同支軸29は、電動モータCの出力軸に連設され
ており、図4、図5、図13に示すように同支軸29の周
壁には上下三段の位置に3個の凹部α,β,γを形成し
たカム体30を設けており、カム体30と対面する位置には
ケーシングAに3個のリミットスイッチ31,32,33を三段
に重ねて設けており、各リミットスイッチ31,32,33のセ
ンサー爪34,35,36は、それぞれカム体30の各凹部に対応
して配設されており、凹部の位置にセンサー爪がくる
と、そのセンサー爪に一体のリミットスイッチが作動し
て電動モータCを停止する。30' は、3個のリミットス
イッチ31,32,33を支持する挿貫ピンを示す。
【0027】電動モータCは別途設けた操作スイッチに
よる通電により作動を開始し、弁体Bの回動を行うが、
一定角度回動してリミットスイッチのセンサー爪がカム
体30の凹部にくるとミリットスイッチがOFF作動して
電動モータCへの通電を切断し、弁体Bの回動を停止す
る。
【0028】このように、リミットスイッチとカム体の
組合せによって、弁体Bが一定の角度回転したら自動的
に停止するようにし、弁体Bの各弁口が弁ケース1の所
要の連通口に自動的に位置して流路の切換えが自動的に
行われるようにしている。
【0029】従って、カム体30の三段の凹部の位置は、
どの弁口とどの連通口とを合致させるかによってその位
置が決定されるものである(これは後述する)。
【0030】以上のように構成された五方弁Mは、いわ
ゆる24時間保温風呂に使用されるものであり、24時
間保温風呂を図6に示す模式図で説明する。
【0031】24時間保温風呂は、浴槽100 と、加温装
置101 と、殺菌装置102 と、濾過装置103 と循環ポンプ
Pとより主に構成されており、これらの間を循環パイプ
104で連通連結しているものであり、循環パイプ104 の
中途には五方弁Mが介在されて浴槽100 からの湯を循環
流路において切換えるものである。
【0032】詳説すると、浴槽100 から浴湯を取出すた
めの吸水パイプ107 に設けた吸水口109 は、五方弁Mの
入水口4に連通しており、浴槽100 へ循環した浴湯を供
給するための吐出パイプ105 に設けた吐出口106 は、五
方弁Mの第3連通口8に連通しており、五方弁Mの第1
連通口6と第2連通口7との間には、加温装置101 と殺
菌装置102 と濾過装置103 との間を連通連結した循環流
路Rが介設されており、五方弁Mの第4連通口9には、
汚水排水パイプ109 が連通されている。
【0033】このように、浴槽100 は、五方弁Mを介し
て、加温装置101 、殺菌装置102 、濾過装置103 等より
なる循環流路R及び汚水排出パイプ109 と連通されてい
るものであり、浴槽100 中の浴湯は、給水パイプ107 中
途に介設した循環ポンプPによって循環流路Rを循環し
ながら加温され、殺菌され、濾過されるものであり、2
4時間中いつでも適温に保持しつつ、殺菌、濾過によっ
て浴湯の取替えもせずに長期間使用できるように構成し
ている。
【0034】更には、五方弁Mの切換操作により、濾過
装置103 を逆洗して濾過材の洗浄を行うべく循環流路R
に通常と逆方向に浴湯を流して汚水排出パイプ109 から
洗浄汚水を排出するという逆洗流路Qを形成する場合が
あり(図7参照)、更には、五方弁Mの他の切換操作に
より逆流洗浄を行った後に、逆洗流路Q中に滞溜した塵
等を洗い流すための通常洗浄の場合もある(図8参
照)。
【0035】このように、浴槽100 と循環流路Rとの間
では、五方弁Mの操作を行うことにより図9に示すよう
な浴湯の加温、殺菌、濾過を行う流路を形成する場合
(以下濾過流路という)、図10に示すように濾過装置
の逆流洗浄を行う流路を形成する場合(以下逆洗流路と
いう)、及び図11に示すように逆洗後の洗浄を行う流
路を形成する場合(以下洗浄流路という)の三形態がつ
くられる。
【0036】次に具体的に、各流路における五方弁Mの
作動を説明すると次の通りである。
【0037】(i) 濾過流路を形成する場合(図6参
照)。 弁体Bを回動させて第1室17における第1弁口23を弁ケ
ース1の第1連通口6に連通させると共に、第2室18の
第3弁口25を第3連通口8に、また第4弁口26を第2連
通口7にそれぞれ連通させる。
【0038】この状態で、循環ポンプPを作動させる
と、浴槽100 の吸水口108 、吸水パイプ107 からケーシ
ングAの入水口4に浴湯が送られ入水口4から保留空間
2を経て弁蓋体21の切欠部22より弁体Bの第1室17へ入
水し、第1弁口23から第1連通口6を経て循環流路Rへ
送水されて、加温、殺菌、濾過が行われて第2連通口7
から第4弁口26を経て第2室18に入水し、第2室18の第
3弁口25から第3連通口8を経て浴槽100 への吐出口10
6 に至り浴槽100 へ給水される。
【0039】この流水経路を示すと、吸水口108 →入水
口4→第1室17→第1弁口23→第1連通口6→循環流路
R→第2連通口7→第4弁口26→第2室18→第3弁口25
→第3連通口8→吐出口106 となる。
【0040】(ii) 逆洗流路を形成する場合(図7参
照)。 弁体Bを回動させて、第1室17における第1弁口23を弁
ケース1の第2連通口7に連通させると共に、第2室18
の第4弁口26を第1連通口6に、また第3弁口25を第4
連通口9にそれぞれ連通させる。この流水経路を示す
と、吸水口108 →入水口4→第1室17→第1弁口23→第
2連通口7→逆方向の循環流路R→第1連通口6→第2
室18の第4弁口26→第2室18→第3弁口25→第4連通口
9→汚水排出パイプ109 (iii) 洗浄流路を形成する場合(図8参照)。 弁体Bを回動させて、第1室17における第2弁口24を弁
ケース1の第1連通口6に連通させると共に、第3室19
の第5弁口27を第2連通口7に、また第6弁口28を第4
連通口9にそれぞれ連通させる。この流水経路を示す
と、吸水口108 →入水口4→第1室17→第2弁口24→第
1連通口6→循環流路R→第2連通口7→第3室19の第
5弁口27→第3室19→第6弁口28→第4連通口9→汚水
排出パイプ109 以上、(i),(ii),(iii)で述べたように五方弁Mは作動す
るものである。
【0041】なお、これ以外に単独で洗浄を行うための
流路形成があり、この場合には所要位置に配設した操作
部の洗浄スイッチを2秒以内に3回押すことにより排水
モードになる。
【0042】すなわち、該排水モードは、洗浄スイッチ
を所定の形態で押すと、循環ポンプが停止し、五方弁が
作動して弁体Bが図8の洗浄流路と同じ位置で停止す
る。
【0043】そして、汚水排出パイプ109 から、五方弁
M内の水や濾過装置103 中の水や循環パイプ104 中の水
が排水される(この状態では空気は汚水排出パイプ109
から逆流し、五方弁等の内部を大気圧とする)。
【0044】かかる自然排水の状態は次の循環ポンプP
の作動のためのスイッチを入れるまで解除されない。
【0045】次いで、濾過流路を形成すべく操作部を操
作すると五方弁は図6の濾過流路状態にもどり濾過運転
を再開する。
【0046】かかる単独の排水モードを作ることによ
り、操作部のワンタッチ操作によって24時間保温風呂
の本体内部の排水が容易に行え、従来、本体内部の排出
を手動で行い別途排水コック等を設けていた構造を廃止
できる効果を有する。
【0047】ここで、かかる24時間保温風呂における
五方弁Mのカム体30の作用を説明すると、カム体30の周
面に形成した凹部α,β,γは、循環浴槽の濾過流路、
逆洗流路、洗浄流路に対応して設けられているものであ
る。すなわち図14〜図16に示すように、凹部αは最
上段に凹設されており、これは濾過流路を形成すべく操
作盤(図示せず)を操作して弁体Bを回動した場合、一
定回動後に凹部αと最上段のリミットスイッチ31のセン
サー爪34とが係合し電動モータCへの通電を遮断して弁
体Bの回動を停止するものであり、この停止位置が濾過
流路の状態となる。
【0048】また、凹部βは、中段に凹設されており、
これは逆洗流路を形成すべく操作盤(図示せず)を操作
して弁体Bを回動した場合、一定回動後に凹部βと中段
のリミットスイッチ32のセンサー爪35とが係合し電動モ
ータCへの通電を遮断して弁体Bの回動を停止するもの
であり、この停止位置が逆洗流路の状態となる。
【0049】また、凹部γは、最下段に凹設されてお
り、これは洗浄流路となるように操作盤(図示せず)を
操作し、又は逆洗後一定時間経過して自動的に弁体Bが
回動した場合、一定回動後に、凹部γと、最下段のリミ
ットスイッチ33のセンサー爪36とが係合し電動モータC
への通電を遮断して弁体Bの回動を停止し、洗浄流路の
状態となる。
【0050】このように、操作盤(図示せず)により濾
過、逆洗、洗浄等の操作を行うものであり、まず当初に
濾過操作をすると、電動モータCにより弁体Bが回動し
てカム体30の凹部αとセンサー爪34との係合により濾過
流路の位置で弁体Bが停止する。通常の循環はかかる濾
過流路が使用されて24時間保温風呂としての機能を果
す。そして、時々、濾過装置103 の洗浄を行う場合は、
操作盤にて逆洗操作をすると、電動モータCが作動して
弁体Bが回動しカム体30の凹部32とセンサー爪35が係合
して弁体Bの逆洗位置で電動モータCが停止し、その
後、洗浄操作をし、或は予め定められた所要時間が経過
すると、洗浄操作により或は自動的に電動モータCが作
動して弁体Bが回動しカム体30の凹部33とセンサー爪36
が係合して弁体Bの洗浄位置で電動モータCが停止する
ことになるものである。
【0051】
【効果】この発明によれば、浴湯の循環流路を切換える
ために五方弁を使用すると共に、五方弁の構造を弁ケー
スと保留ケースに分けて、弁ケース中に入水する前に一
旦保留ケースに浴湯を滞溜させるために、浴湯の流水が
円滑になり、しかも弁ケースの外周に四個の連通口を形
成し、保留ケースの所要位置に形成した入水口から入水
する浴湯を弁体の弁口による振分けによって、濾過、逆
洗、洗浄等の流路を切換えることができるので、コンパ
クトな1個の五方弁により各種流路の切換えが円滑に行
える効果を有し、限られた空間の浴室内に設置する浴湯
加温循環装置を全体的に小型化できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明五方弁構造の全体正面図。
【図2】同平面図。
【図3】同底面図。
【図4】図1のA−A断面図。
【図5】本発明五方弁構造の分解斜視図。
【図6】濾過流路の場合の弁体位置を示す底面からみた
横断面図。
【図7】逆洗流路の場合の弁体位置を示す底面からみた
横断面図。
【図8】洗浄流路の場合の弁体位置を示す底面からみた
横断面図。
【図9】濾過流路の全体位置を示す模式図。
【図10】逆洗流路の全体位置を示す模式図。
【図11】洗浄流路の全体位置を示す模式図。
【図12】弁体の横断面図。
【図13】カム体の一部断面説明図。
【図14】図13のA−A線における断面図。
【図15】図13のB−B線における断面図。
【図16】図13のC−C線における断面図。
【図17】連通パイプの説明図。
【図18】従来の循環流路に設けた切換弁の説明図。
【符号の説明】
A ケーシング B 弁体 C 電動モータ M 五方弁 1 弁ケース 3 保管ケース 4 入水口 16 弁壁 16' 隔壁 20 溝部 21 弁蓋体 23 嵌入溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と、少くとも濾過装置と加温装置と
    を有した浴湯の循環流路と、該循環流路の中途に介設し
    た循環ポンプとにより浴槽中の浴湯を強制循環しながら
    少くとも加温、濾過するように構成した浴湯加温濾過装
    置において、 循環流路の流路分岐部に五方弁を介設し、しかも、 五方弁は、弁体を回動自在に収納した弁ケースと、 弁ケース下方に連通状態に設けた保留ケースと、 弁体に連設した電動モータと、 保留ケースに開口した入水口と、 弁ケース周壁に開口した第1連通口、第2連通口、第3
    連通口、及び第4連通口と、 中空状に形成した弁体の内部を隔壁で三室に区画して形
    成した第1室、第2室及び第3室と、 弁体の下面のうち一室を除いて閉塞した弁蓋体と、 隔壁にて区画された各室外周の弁壁に開口した第1弁
    口、第2弁口、第3弁口、第4弁口、第5弁口及び第6
    弁口とより構成してなる浴湯循環流路における五方弁構
    造。
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