JPH08287269A - 情報表示装置および方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の表示媒体用に新聞や雑誌の記事を再構
成するとともに、そこに追加広告を割り付けることがで
きるようにする。 【構成】 表示画面にイメージ表示領域、見出し表示領
域、および広告表示領域が設定され、新聞や雑誌等の記
事がこの画面用に再編集され、イメージ表示領域および
見出し表示領域に表示される。このとき、新聞や雑誌等
に元からあった広告は、イメージ表示領域に表示され
る。そして、広告表示領域には、新聞や雑誌等にはなか
った新たな広告が割り付けられ、表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報表示装置および方
法に関し、例えば新聞・雑誌などの情報をテレビジョン
受像機の画面やコンピュータの画面に表示するための情
報に電子的に再構成するための編集装置等に用いて好適
な情報表示装置および方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の手法で電子的な情報を作成する場
合においては、情報そのものをスキャナやキーボード等
により、電子的に入力する作業から行う場合と、印刷媒
体用に電子編集を行ったデータを元に、表示媒体の特
性、例えば画面の大きさなどに合わせて再構成を行う場
合があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの場合
も、新たに追加する広告は存在しないか、あっても手作
業での入力となり、その場合、編集効率が悪い課題があ
った。

【０００４】また、全体が電子的な画面であるため、例
えば、新聞などの紙面が縮小されて表示された場合、広
告と主たる記事との区別が付きにくい場合がある課題が
あった。

【０００５】さらに、電子的な広告とはいえイメージの
みのものが主で、広告として期待される効果が低い課題
があった。

【０００６】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、広告作成および割り付け作業の自動化と、
ユーザにとっての電子的な広告の質の向上を両立するこ
とができるようにするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の情報表
示装置は、情報を画面に表示する表示手段と、イメージ
情報を記憶するイメージ情報記憶手段と、イメージ情報
に対応した文字情報を記憶する文字情報記憶手段と、広
告情報を記憶する広告情報記憶手段と、イメージ情報、
文字情報、および広告情報に基づいて、画面構成情報を
構築する画面構成情報構築手段と、画面構成情報構築手
段により構築された画面構成情報を記憶する画面構成情
報記憶手段と、画面構成情報記憶手段により記憶された
画面構成情報に基づいて、イメージ情報および文字情報
を表示手段の画面に表示させるとともに、広告情報を表
示手段の画面の余白に割り付けて表示させる処理手段と
を備えることを特徴とする。

【０００８】また、広告情報は、表示手段の画面の特定
の領域に表示されるようにすることができる。

【０００９】また、表示手段の画面の余白には、ハイパ
ーテキストからなる広告情報が表示されるようにするこ
とができる。

【００１０】請求項４に記載の情報表示方法は、情報を
画面に表示し、イメージ情報を記憶し、イメージ情報に
対応した文字情報を記憶し、広告情報を記憶し、イメー
ジ情報、文字情報、および広告情報に基づいて、画面構
成情報を構築し、構築された画面構成情報を記憶し、記
憶された画面構成情報に基づいて、イメージ情報および
文字情報を画面に表示させるとともに、広告情報を画面
の余白に割り付けて表示させることを特徴とする。

【００１１】

【作用】請求項１に記載の情報表示装置においては、画
面構成情報構築手段により、イメージ情報、文字情報、
および広告情報に基づいて、画面構成情報が構築され、
画面構成情報記憶手段によって記憶される。そして、処
理手段の制御により、この画面構成情報に基づいて、イ
メージ情報および文字情報が表示手段の画面に表示され
るとともに、広告情報が表示手段の画面の余白に割り付
けられて表示される。従って、イメージ情報として表示
された広告情報とは別に、新たに追加した広告情報が画
面に自動的に割り付けられて表示されるようにすること
ができる。

【００１２】請求項４に記載の情報表示方法において
は、イメージ情報、文字情報、および広告情報に基づい
て、画面構成情報が構築され、記憶される。そして、こ
の画面構成情報に基づいて、イメージ情報および文字情
報が画面に表示されるとともに、広告情報が画面の余白
に割り付けられて表示される。従って、イメージ情報と
して表示された広告情報とは別に、新たに追加した広告
情報が、画面に自動的に割り付けられて表示されるよう
にすることができる。

【００１３】

【実施例】図１は、本発明の情報表示装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。制御装置１１（画面構成
情報構築手段、処理手段）は、所定のプログラムに従っ
て各部を制御するようになされている。イメージ情報格
納装置１２（イメージ情報記憶手段）は、図示せぬ新聞
や雑誌等の印刷用の図示せぬ電子編集装置より入力され
た新聞や雑誌等の各ページのビットマップイメージに対
応するイメージ情報を格納するようになされている。文
字情報格納装置１３（文字情報記憶手段）は、電子編集
装置より入力された新聞や雑誌等の文字情報を格納する
ようになされている。

【００１４】紙面割り付け情報格納装置１４は、電子編
集装置より入力された、イメージ情報格納装置１２に格
納されているイメージ情報と、文字情報格納装置１３に
格納されている文字情報を印刷用に編集するための紙面
割り付け情報を格納するようになされている。また、電
子広告情報格納装置１５（広告情報記憶手段）は、電子
広告に関する情報を記憶するようになされている。

【００１５】編集結果格納装置１６（画面構成情報記憶
手段）は、イメージ情報格納装置１２、文字情報格納装
置１３、および電子広告情報格納装置１５にそれぞれ格
納されているイメージ情報、文字情報、および電子広告
情報に基づいて編集された編集結果に対応する情報を格
納するようになされている。

【００１６】コンソール１７は、制御装置１１より供給
された編集結果格納装置１６に格納された所定の編集結
果に対応する情報を表示するようになされている。

【００１７】また、制御装置１１は、イメージ情報格納
装置１２、文字情報格納装置１３、紙面割り付け情報格
納装置１４、および電子広告情報格納装置１５などに均
等にアクセスすることができるようになされている。

【００１８】これにより、制御装置１１が、紙面割り付
け情報格納装置１４の紙面割り付け情報に基づいて自動
的に電子編集を行うとともに、紙面の余白に対応する位
置に、電子広告情報格納装置１５に格納された電子広告
を自動的に割り付けていくことが可能になる。そして、
編集された最終結果は編集結果格納装置１６に格納され
ることになる。

【００１９】また、編集結果格納装置１６に格納された
編集結果に対応する信号が、所定の伝送路を介して、そ
こに接続された図示せぬ端末等に供給されるようになさ
れている。

【００２０】図２は、自動割り付けが完了した表示画面
の例である。この例では、表示画面２１のほぼ左側半分
に、元の紙面のイメージを表示するためのイメージ表示
領域２２が設定され、右半分の約７割には、文字による
見出しを表示するための見出し表示領域２３が設定され
ている。さらに、右半分の余白部分には、電子広告を表
示するための広告表示領域２４が設定されている。

【００２１】図３は、制御装置１１による自動割り付け
の処理例を示すフローチャートである。この処理は、ユ
ーザがコンソール１７の入力部を操作することによって
処理の開始を指示することにより開始される。本例で
は、ユーザが行う処理は当部分のみで、後は全て自動化
されている。なお、本処理自身もタイマとの連動、もし
くは入力状態の監視などにより自動化することが可能で
ある。

【００２２】ステップＳ１においては、制御装置１１に
より、紙面割り付け情報格納装置１４に格納されている
印刷イメージの割り付け情報に基づいて、イメージ情報
および文字情報を電子化する際のページ構成情報が新た
に生成される。ページ構成情報に基づいたページ生成処
理のための基本ロジックは、新聞、雑誌毎にそれぞれ異
なり、その詳細はそれぞれ装置ごとに設定されたアルゴ
リズムによって別途制御される。ステップＳ１におい
て、ページ構成情報の生成が終了すると、内部ポインタ
を最初のページに初期設定してステップＳ２に進む。

【００２３】ステップＳ２においては、制御装置１１に
より、全てのページについて、ページ構成情報に基づい
たページ生成処理が終了したか否かが判定される。即
ち、内部ポインタが最大ページ番号より大きいか否かが
判定される。上述したように、ステップＳ１からステッ
プＳ２に進んだ直後は、内部ポインタが最初のページに
初期設定されているので、この場合、内部ポインタが最
大ページ番号より大きくないと判定され、ステップＳ３
に進む。

【００２４】ステップＳ３においては、制御装置１１
は、イメージ情報格納装置１２に格納されている印刷イ
メージの情報を、割り付け情報格納装置１４に格納され
ている割り付け情報を元に加工することにより、具体的
には、例えば、イメージ情報格納装置１２に格納されて
いる印刷イメージの情報から、複数のイメージ情報を読
み出し、それらを貼り合わせたり、それらの解像度を合
わせたり、あるいは拡大、縮小などの加工を施すことに
より、コンソール１７上の表示画面２１に設定されたイ
メージ表示領域２２に表示するためのイメージ情報を生
成する。イメージ情報の生成が終了すると、生成された
イメージ情報を編集結果格納装置１６の所定の記憶領域
に記憶させ、ステップＳ４に進む。

【００２５】ステップＳ４において、制御装置１１は、
文字情報格納装置１３に格納されている文字情報（テキ
スト情報）と、紙面割り付け情報格納装置１４に格納さ
れている割り付け情報を元に、見出し表示領域２３に表
示する見出しに対応した文字列情報を生成し、この文字
列情報を、編集結果格納装置１６の所定の記憶領域に記
憶させた後、ステップＳ５に進む。

【００２６】ステップＳ５においては、制御装置１１
は、すでに電子広告情報格納装置１５にプールされてい
る電子広告情報を、表示画面２１上に設定された広告表
示領域２４に配置可能な形に加工するとともに、加工し
て得られた結果としての電子広告情報を編集結果格納装
置１６上の所定の記憶領域に記憶させる。

【００２７】ここで、見出し表示領域２３と広告表示領
域２４のそれぞれが、表示画面上で占める割合を固定す
る必要はなく、見出し表示領域２３に表示すべき見出し
が少ない場合には、その分だけ、広告表示領域２４を大
きくし、逆に、見出し表示領域２３に表示すべき見出し
が多い場合には、広告表示領域２４を小さくすることが
可能である。従って、ステップＳ５においては、広告表
示領域２４の大きさも考慮して、電子広告情報に対する
加工処理が行われる。

【００２８】次に、ステップＳ６においては、ページ単
位に行われる最後の処理が実行される。即ち、ステップ
Ｓ３，Ｓ４，およびＳ５においてそれぞれ生成されたイ
メージ情報、文字情報、および電子広告情報が関連づけ
られ、表示画面２１上に電子的に再構築して表示できる
ように、画面構成情報が生成され、編集結果格納装置１
６上の所定の記憶領域に記憶される。

【００２９】以上の処理が終了したら、ステップＳ７に
おいて、処理対象とするページを表す内部ポインタにの
カウントアップを行うことにより、次のページ番号をセ
ットする。次に、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。

【００３０】そして、全ページに対する処理が終了する
と、ステップＳ２において、内部ポインタに設定された
ページ番号が、最大ページ番号より大きいと判定され、
処理を終了する。

【００３１】その後、編集結果格納装置１６に格納され
た編集結果に対応する信号が、制御装置によりコンソー
ル１７に供給され、コンソール１７上の表示画面に表示
される。即ち、編集結果格納装置１６に格納されたイメ
ージ情報、見出しに対応した文字情報、電子広告情報、
および画面構成情報が読み出され、画面構成情報に基づ
いて、イメージ情報、文字情報、および電子広告情報か
らなる画面データが構築される。この画面データは、コ
ンソール１７に供給され、対応するイメージ、文字、お
よび広告が表示画面上の対応する各領域にそれぞれ表示
される。

【００３２】このように、画面を構成する全ての情報を
入力し、最終的な編集結果を格納し、それを出力、表示
するまでの処理を全て自動化することにより、情報を効
率的に編集し、表示することができる。また、主たる記
事を提供するイメージ情報、および文字情報、割り付け
情報などがディジタル情報にして処理され、オンライン
化されるとともに、電子的な編集作業時に新たに追加す
るための広告情報に対しても、入力時点からオンライン
化がなされており、表示画面への各情報の割り付け処理
を行う場合においては、追加広告情報の割り付け処理ま
で含めた形での全自動化を実現することができる。

【００３３】また、上記実施例において、図２の表示画
面２１を構成する広告表示領域２４に表示する広告情報
をハイパーテキストとすることが可能である。例えば、
広告表示領域２４に所定の広告情報が表示されているも
のとする。ここで、マウス等を用いて広告表示領域２４
を指示することにより、いま表示されている広告情報に
リンクされている他の記事や、情報を表示させるように
することができる。従って、ユーザは、所定の広告に対
して関心がある場合、その広告のさらに詳細な情報を得
ることが可能となる。

【００３４】また、広告表示領域２４には、広告情報と
して、イメージだけではなく、テキストやアニメーショ
ン、あるいは音声などさまざまな種類の情報を表示また
は出力させることが可能である。そして、上述したよう
に、さらにそれらに関連する情報をリンクさせることが
できる。これにより広告の質をこれまで以上に向上させ
ることが可能となり、付加価値を高めることが可能とな
る。

【００３５】なお、上記実施例においては、編集結果
を、コンソール１７に表示するようにしたが、伝送路を
介して端末を接続し、端末に編集結果に対応する信号を
供給し、端末の画面にそれを表示させるようにすること
も可能である。このとき、端末側から要求された所定の
編集結果を伝送路を介して端末に供給し、それを端末の
画面に表示させるようにすることも可能である。

【００３６】

【発明の効果】請求項１に記載の情報表示装置、および
請求項４に記載の情報表示方法によれば、イメージ情
報、文字情報、および広告情報に基づいて、画面構成情
報が構築され、記憶される。そして、この画面構成情報
に基づいて、イメージ情報および文字情報が画面に表示
されるとともに、広告情報が画面の余白に割り付けられ
て表示されるようにしたので、イメージ情報として表示
される広告情報とは別に、新たに追加した広告情報が、
画面に自動的に割り付けられて表示されるようにするこ
とができる。従って、電子的な編集作業における追加広
告の割り付け処理を自動化することができ、編集効率を
上げることが可能となる。また、画面の特定の位置に追
加広告が表示されるようにすることができるため、主た
る記事との区別を容易にすることができ、デザイン上
も、引き締まった画面を構成することが可能となる。

【００３７】請求項３に記載の情報表示装置によれば、
広告情報をハイパーテキストより構成するようにしたの
で、イメージ以外の広告、他の記事、または各種の情報
とのリンクを実現することができ、広告としての価値を
向上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報表示装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。

【図２】図１の実施例のコンソール１７の画面に表示さ
れた表示画面を示す図である。

【図３】図１の実施例の処理例を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１１ 制御装置（画面構成情報構築手段、処理手段） １２ イメージ情報格納装置（イメージ情報記憶手段） １３ 文字情報格納装置（文字情報記憶手段） １４ 紙面割り付け情報格納装置 １５ 電子広告情報格納装置（広告情報記憶手段） １６ 編集結果格納装置（画面構成情報記憶手段） １７ コンソール（表示手段）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報を画面に表示する表示手段と、 イメージ情報を記憶するイメージ情報記憶手段と、 前記イメージ情報に対応した文字情報を記憶する文字情
   報記憶手段と、 広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、 前記イメージ情報、文字情報、および広告情報に基づい
   て、画面構成情報を構築する画面構成情報構築手段と、 前記画面構成情報構築手段により構築された前記画面構
   成情報を記憶する画面構成情報記憶手段と、 前記画面構成情報記憶手段により記憶された前記画面構
   成情報に基づいて、前記イメージ情報および文字情報を
   前記表示手段の前記画面に表示させるとともに、前記広
   告情報を前記表示手段の前記画面の余白に割り付けて表
   示させる処理手段とを備えることを特徴とする情報表示
   装置。
2. 【請求項２】 前記広告情報は、前記表示手段の前記画
   面の特定の領域に表示されることを特徴とする請求項１
   に記載の情報表示装置。
3. 【請求項３】 前記表示手段の前記画面の余白には、ハ
   イパーテキストからなる広告情報が表示されることを特
   徴とする請求項１に記載の情報表示装置。
4. 【請求項４】 情報を画面に表示し、 イメージ情報を記憶し、 前記イメージ情報に対応した文字情報を記憶し、 広告情報を記憶し、 前記イメージ情報、文字情報、および広告情報に基づい
   て、画面構成情報を構築し、 構築された前記画面構成情報を記憶し、 記憶された前記画面構成情報に基づいて、前記イメージ
   情報および文字情報を前記画面に表示させるとともに、
   前記広告情報を前記画面の余白に割り付けて表示させる
   ことを特徴とする情報表示方法。