JPH08286631A - ハザードシート - Google Patents

ハザードシート

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Publication number
JPH08286631A
JPH08286631A JP11270495A JP11270495A JPH08286631A JP H08286631 A JPH08286631 A JP H08286631A JP 11270495 A JP11270495 A JP 11270495A JP 11270495 A JP11270495 A JP 11270495A JP H08286631 A JPH08286631 A JP H08286631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
sheet
hazard
warning mark
car
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11270495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiko Fujita
淑子 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH08286631A publication Critical patent/JPH08286631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 警告マークの、設置場所より後方に具現して
見えるハザードシートを提供する。 【構成】 警告マークのホログラムを有するホログラム
形成層10、反射層3、更に必要によっては接着剤層5
を設けて基材シート2とを順に積層して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、警告マークを設けたシ
ートの成形物に係わり、更に詳しくは、自動車、工事現
場などで使用する収納性に富んだハザードシートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、警告マークを付けたシートは、プ
ラスチックシート、布などに警告マークを、蛍光あるい
は濃色の印刷物やテープを設けた旗状の成形品であるハ
ザード表示板すなわちハザードシートで警告の表示を行
っていた。そして、道路、特に高速道路で車を止める場
合はそれらのハザードシートを車後方の所定の位置や、
工事現場の道路上に設置して使用するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のハザードシート
による警告の表示は熱可塑性樹脂シートに形成したもの
は、印刷画像としては優れるものではある。しかしなが
ら、ハザードシートを設置する場合には、車から降り、
離れた後方の位置にまで移動して設ける必要があった。
したがって、道路上、特に夜間の高速道路で車から離れ
ることは極めて危険な作業であった。本発明は、車から
離れないで、警告マークを車の設置位置より後方に具現
できるハザードシートを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハザードシートは、警告マークのホログラ
ムを有するホログラム形成層、反射層、及び基材シート
との積層物である。
【0005】本発明のハザードシートは、図1に示すと
おりの、警告マークのホログラムを有するホログラム形
成層10のホログラムの凹凸面に反射層3及び基材シー
ト2とを積層したハザードシート6である。
【0006】ホログラム形成層は、銀塩を代表とする公
知の写真材料、感光性樹脂、熱可塑性樹脂などの材料を
使用することができる。しかしこれらの材料は、いずれ
においても露光と現像とを要し、多数の原版を用いて同
時に行ったとしても、必ずしも量産に適した方法とはい
えないものである。ホログラムを感光性樹脂と熱可塑性
樹脂とを利用して、一旦、凹凸模様の形で表現した、レ
リーフホログラムとし、得られたレリーフホログラムを
メッキなどにより型取りし、金型、若しくは樹脂型を作
成し使用することにより、熱可塑性の成形用シートに施
す賦型方法でレリーフホログラムを大量複製することが
できる。したがって、ホログラムは、成形ができる熱可
塑性樹脂で構成することが好ましい。
【0007】成形できる熱可塑性樹脂としては、次のよ
うなものを挙げることができる。例えば、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリメタアクリル酸メチル、ポリ
スチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂があ
る。また、板状のハザードシートを構成する場合には、
不飽和ポリエステル、エポキシアクリレート、エポキシ
メタアクリレート〔以下、アクリレートとメタアクリレ
ートとを(メタ)アクリレートと記載する)ポリエステ
ル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリ
レート、ポリオール(メタ)アクリレート、トリアジン
(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート
などの硬化型樹脂も使用することができる。あるいは、
上記の熱可塑性樹脂と、硬化型樹脂との混合物や電離放
射線硬化型樹脂も使用することができる。
【0008】レリーフホログラムを上記の成形可能な樹
脂に設けるには、従来よりの既知の方法を利用できる。
例えば、下記のいずれのものも使用できる。 (1) ホログラムの干渉縞が凹凸模様でフォトレジスト上
に、露光及び現像により形成されているもの。 (2) 上記(1) の凹凸模様(型面)に、銀メッキ及びニッ
ケルメッキなどを行うことにより上記(1) の凹凸模様を
複製した金型、 (3) 上記の(1) 、若しくは(2) の型の凹凸模様を合成樹
脂で複製した樹脂型など。
【0009】これらの型は、必要によっては多数個複製
して、適当な配列を行って複合型として、1回の賦型工
程で多くのレリーフホログラムを複製できる。なお、合
成樹脂で型を作る場合には、型の耐磨耗性、熱プレスす
るときは、硬化反応型もしくは電離放射線硬化型樹脂を
用いることが好ましい。
【0010】ホログラムの形状は、フレネルホログラ
ム、フーリエ変換ホログラム、フランホーファーホログ
ラムなどの原理に基づくもの、及び、それらの原理を利
用したイメージホログラム、レインボーホログラム、ホ
ログラフィックステレオグラム、ホログラフィック回折
格子などいずれの方法のものでも使用できる。本発明の
ハザードシートは、ホログラム成形層に反射性金属薄膜
よりなる反射層を設けて、基材シートと積層して構成す
ることができる。
【0011】本発明の反射層は、化学蒸着、物理的蒸
着、スパッタリング、イオンプレーティングやメッキに
よって形成でき、その厚さは、200〜1000Åで設
けられる。反射層を形成する金属は、クロム、鉄、コバ
ルト、ニッケル、銅、銀、金、ゲルマニゥム、アルミニ
ゥム、マグネシゥム、アンチモン、鉛、パラジゥム、
錫、インジゥムなどの金属及びその酸化物、窒化物など
を単独、若しくは2種以上の組み合わせである。これら
の金属のうち好ましいものは、アルミニウム、クロム、
ニッケル、銀、金である。
【0012】本発明のハザードシートを構成する基材シ
ートは、通常の熱可塑性樹脂よりなるシート、天然ある
いは合成繊維よりなる不織布、織物を単層あるいは積層
して使用する。例えば、6ナイロン、66ナイロン等の
ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール等の
ビニル系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体等の
ポリオレフィン系共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポ
リ(メタ)アクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル等
のアクリル樹脂の他に、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、セルロ
ーストリアセテ−ト、ポリカーボネート等の、単層又は
積層シートが使用できる。好ましい基材は、ポリアミ
ド、ポリエステルよりなる厚さが50〜150μmの不
織布である。
【0013】ホログラム形成層と基材シートとの接着
は、使用する種類と材質によって決定されるものであ
り、基材シートが非吸収シートの場合は、揮発成分を含
まない状態で積層するドライラミネーション、又は、ヒ
ートラミネーションで行われる。ハザードシートが極度
にカーリングを嫌う場合は、枚葉で行うこともできる。
接着剤層は、ポリウレタン、エポキシなどの反応型樹脂
によるものや、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリア
ミドなどの熱可塑性樹脂、ゴム、にかわ、カゼインなど
の天然材料から選択することができる。
【0014】積層されたハザードシートは、更に図2に
示すようにホログラムに半多角錐柱、半円柱、半楕円柱
又はこれらと類似の形状をもつ柱状形状の単位レンズ部
の長軸部を平行状に多数並列して形成したレンチキラー
レンズよりなる面状のレンズ4を必要によっては接着剤
層5を設けて積層し、画像に指向性をもたせたり、部分
的に輝度を調整たりして警告マークを強調することがで
きる。
【0015】ハザードシートは、図3に示すようにロー
ル状に巻き取って収納するロールタイプハザードシート
61や、又は図4に示すように蛇腹タイプに小さく折り
込んで収納し、緊急事態、又は使用するときにおいて
は、広げて実用に供する蛇腹タイプハザードシート62
などを構成することができる。そして、図5に示すよう
に車のトランクのに設置しておき、必要の時には、トラ
ンクのを開くことにより、小さく収納されたハザードシ
ートが、ふたの裏面の棒に広げて垂直に立てて設けるこ
とができる。また、図6に示すようにトランクのふた7
1に水平に載置したものを広げたりして後続車に警告マ
ーク1を表示できるものである。
【0016】
【作用】上記のように構成されたハザードシートは、ホ
ログラムに形成した警告マークは、立体的に表示される
ように見えるものである。したがって、ハザードシート
を車の後方に離して設けなくても、ホログラムの警告マ
ークは、後続車にとっては、車の後方に存在して見える
ように作用する。
【0017】
【実施例】実施例について図面を参照にして説明する。
【0018】(実施例 1)図1において、警告マーク
を感光樹脂を用いて、凹凸の形で型取りしたレリーフホ
ログラムをクロムメッキ法により型取りし金型を作成し
た。25μmの成形用シートであるポリエステルシート
に、上記金型を用いて警告マークを加熱、加圧により賦
型して、更にアルミニウムを500Åの厚さで蒸着した
反射層3を設けた。次いで、反射層3にウレタン系接着
剤を10g/m2 (固形分)塗布し、ポリエステル系不
織布を基材シート2として積層して接着剤層5を設け、
ハザードシート6を構成した。
【0019】
【発明の効果】実施例で構成したハザードシートは、ホ
ログラムに形成した警告マークが、立体的に表示される
ように見えるものである。したがって、ハザードシート
を車に直接設けても、ホログラムの警告マークは、後続
車にとっては、車の後方に存在するかのように見えるも
のであった。そして、ハザードシートを設置する場合に
は、車から降り、離れた後方の位置にまで移動しないで
警告マークを表示できるようになった。したがって、車
から降りないで、警告マークを車の後方に具現できるた
め、道路上、特に夜間の高速道路で車から離れるような
極めて危険な作業を避けることができる効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハザードシートの例を示す断面概略図
である。
【図2】レンズを設けたハザードシートの断面概略図で
ある。
【図3】ロールタイプに収納したハザードシートの断面
概略図である。
【図4】蛇腹タイプに収納したハザードシートの断面概
略図である。
【図5】車の後部に設置したハザードシートの想定断面
概略図である。
【図6】車の後部に設置した別タイプのハザードシート
の想定斜視概略図である。
【符号の説明】
1 警告マーク 10 ホログラム形成層 2 基材シート 3 反射層 4 レンズ 5 接着剤層 6 ハザードシート 61 ロールタイプハザードシート 62 蛇腹タイプハザードシート 71 トランクのふた 72 表示用棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警告マークのホログラムを有するホログ
    ラム形成層、反射層、及び基材シートとの積層物である
    ことを特徴とするハザードシート。
JP11270495A 1995-04-14 1995-04-14 ハザードシート Withdrawn JPH08286631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11270495A JPH08286631A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハザードシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11270495A JPH08286631A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハザードシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08286631A true JPH08286631A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14593414

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11270495A Withdrawn JPH08286631A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 ハザードシート

Country Status (1)

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JP (1) JPH08286631A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855287B1 (ko) * 2000-07-19 2008-08-29 소니 가부시끼 가이샤 화상 재생 장치 및 화상 재생 방법

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