JPH08286535A - 電子写真装置用定着装置 - Google Patents

電子写真装置用定着装置

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JPH08286535A
JPH08286535A JP8835795A JP8835795A JPH08286535A JP H08286535 A JPH08286535 A JP H08286535A JP 8835795 A JP8835795 A JP 8835795A JP 8835795 A JP8835795 A JP 8835795A JP H08286535 A JPH08286535 A JP H08286535A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未定着画像の乱れや、部分的な画像の光沢等
の変化が生ずることのない、安定した高画質の定着画像
を得ることができる電子写真装置用定着装置を提供する
こと。 【構成】 定着ローラR1と加熱ローラR3間に無端状の
定着ベルトBを張設し、該定着ベルトBを介して下方よ
り押圧する加圧ローラR2を設けて該定着ベルトBと該
加圧ローラR2間にニップ部を構成し、該加熱ローラR3
と該ニップ間における該定着ベルトR1の下方において
記録媒体支持体Gを設けて該定着ベルトR1との間に加
熱通路Pを形成した定着装置1において、該定着ローラ
1中心点C1と該定着ローラR1下方と該定着ベルトB
の接点C2を結ぶ直線と、該接点C2と該加圧ローラの中
心点C3を結ぶ直線の間の角度が90゜〜175゜にな
るように、該加圧ローラR2が該定着ローラR1と圧接し
てなることを特徴とする電子写真装置用定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体上の未定着ト
ナーを溶融圧着し、記録媒体に定着させるために使用す
る電子写真装置用定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の電子写真装置用定着装置において
は、従来の加熱ローラ定着方式ではなく、図9に示す特
開平6−318001号の例のように、定着ローラR1
と加熱ローラR3間に定着ベルトBを張設し、該定着ベ
ルトBを介して下方より押圧する加圧ローラR2を設け
たベルト定着方式に、記録媒体Dを予熱することを組み
合わせた技術が開発され、予熱によりニップ部の温度を
低く設定でき、熱容量の小さい定着ベルトBを用いるこ
とで、ニップ通過時に定着ベルトBの温度を急速に冷却
させ、ニップ部出口での定着ベルトBと分離するトナー
の凝集力を高めることで、定着ベルトBとトナーとの離
型性を高めて、オイルレス或いは微量のオイルしか塗布
しない場合でもオフセットのない鮮明な定着画像が得ら
れるという、加熱ローラ方式では解決できなかった離型
性とオイルの塗布の問題を解決した定着装置が知られて
いる。
【0003】図9に示す上記従来の定着装置10は、定
着ローラR1と、加圧ローラR2と、加熱兼テンションロ
ーラR3を備え、定着ローラR1と加熱兼テンションロー
ラR 3間に定着ベルトBが張設されている。定着ベルト
Bの上部にはオイル塗布ローラR4が設けられ、定着ベ
ルトBの下部には隙間をあけてガイド板Gが設けられ、
定着ベルトBの下部とガイド板Gの間に記録媒体の加熱
通路Pを形成している。
【0004】加熱兼テンションローラR3の内部には、
加熱源Hが備えられるが、さらに、補助的に定着ローラ
1や加圧ローラR2の内部に加熱源を設ける場合もあ
る。また、定着ベルトBの温度を制御するためのサーミ
スタSが定着ベルトBの非通紙部に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公知技術において
は、離型性とオイルの塗布の問題に関しては優れている
が、定着ベルトBの下方において、記録媒体支持体Gを
設けて定着ベルトBとの間に加熱通路Pを形成した定着
装置10であるので、図10に示すように、搬送中に加
熱通路Pで未定着画像の転写された記録媒体Dが定着ベ
ルトBに接触して、未定着画像に乱れが生じたり、部分
的に画像の光沢等が変化するため、安定して高画質を得
ることが困難であった。
【0006】本発明は、上記従来技術における不具合を
解消し、未定着画像に乱れが生じたり、部分的に画像の
光沢等が変わる等の不具合がなく、安定した高画質の定
着画像を得ることができる電子写真装置用定着装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電子写真装置用定着装置であって、定着ローラと加熱ロ
ーラ間に無端状の定着ベルトを張設し、該定着ベルトを
介して下方より押圧する加圧ローラを設けて該定着ベル
トと該加圧ローラ間にニップ部を構成し、該加熱ローラ
と該ニップ間における該定着ベルトの下方において記録
媒体支持体を設けて該定着ベルトとの間に加熱通路を形
成した定着装置において、該定着ローラ中心点と該定着
ローラ下方と該定着ベルトの接点を結ぶ直線と、該接点
と該加圧ローラの中心点を結ぶ直線の間の角度が90゜
〜175゜になるように、該加圧ローラが該定着ローラ
と圧接してなることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、前記定着ローラと
前記加圧ローラに耐熱弾性体が被覆されていることを特
徴とする。請求項3記載の発明は、前記定着ベルトがベ
ルト主体の表面に離型層を形成してなることを特徴とす
る。
【0009】請求項4記載の発明は、前記定着ベルトに
近接して記録媒体支持体を設けたことを特徴とする。請
求項5記載の発明は、前記定着ローラの表面硬度を前記
加圧ローラの表面硬度より低くしたことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、前記定着ローラ中
心点と、前記定着ローラ下方と前記定着ベルトの接点と
を結ぶ直線と、前記接点と前記加圧ローラの中心点を結
ぶ直線の間の角度が125゜〜160゜になるように、
前記加圧ローラが前記定着ローラに圧接してなることを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、定着ローラの中
心点と、該定着ローラ下方と該定着ベルトの接点と、該
加圧ローラの中心点とを結ぶ直線によって作られる角度
が90゜〜175゜になるように、該加圧ローラが該定
着ローラと圧接しているため、ニップ出口においてニッ
プ部が上側を向くため、ニップ部を通過する手前の未定
着画像を転写した記録媒体は、定着ベルトと隔離する側
でニップに続く緩やかな円弧状となるため、搬送中に加
熱通路で未定着画像を転写した記録媒体が定着ベルトに
接触して、未定着画像に乱れが生じたり、部分的に画像
の光沢が変化する不具合を防止することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、定着ローラ
と加圧ローラには耐熱弾性体が被覆されているので、定
着面積を広くすることができる。請求項3記載の発明に
よれば、かかる定着装置に用いられる定着ベルトとして
は、公知技術に於いて、ニッケル電鋳ベルト、ポリイミ
ド樹脂等からなる無端状ベルト又は該ベルト主体の外周
面に離型層を形成してなる定着ベルトを使用することが
知られているが、該定着ベルトのベルト主体の表面に離
型層を形成してあるため、ニップ部ベルト主体単体の場
合よりも、トナーとの離型性が良くなり、ベルト主体の
よごれを防止することができる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、定着ベルト
に近接して記録媒体支持体を設けたため、記録媒体上の
トナーを予熱することができる。請求項5記載の発明に
よれば、定着ローラの表面硬度を加圧ローラの表面硬度
より低くしたため、ニップ部において加圧ローラの一部
が定着ベルトと共に定着ローラに食い込むようになるた
め、ニップ部から排出される記録媒体の先端の向きが水
平状態以下において加圧ローラ側の下向きとなる。
【0014】請求項6記載の発明によれば、前記定着ロ
ーラ中心点と、前記定着ローラ下方と前記定着ベルトの
接点とを結ぶ直線と、前記接点と前記加圧ローラの中心
点を結ぶ直線の間の角度が125゜〜160゜になるよ
うに、前記加圧ローラが前記定着ローラに圧接したの
で、記録媒体としての紙の厚さが変化しても、搬送中に
加熱通路で未定着画像を転写した記録媒体が定着ベルト
に接触して、未定着画像に乱れが生じたり、部分的に画
像の光沢が変化する不具合を防止することができるとと
もに、記録媒体の定着ローラへの巻き付きを防止でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の電子写真装置用定着装置を添
付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る
定着装置の全体を示すものである。定着装置1は、定着
ローラR1と、加圧ローラR2と、加熱兼テンションロー
ラR3を備え、定着ローラR1と加熱兼テンションローラ
3間に定着ベルトBが張設されている。
【0016】定着ベルトBの上部にはオイル塗布ローラ
4が設けられ、定着ベルトBの下部には隙間をあけて
ガイド板Gが設けられ、定着ベルトBの下部とガイド板
Gの間に記録媒体の加熱通路Pを形成している。定着ベ
ルトBは、加熱兼テンションローラR3が加圧レバーU
により定着ローラR1と隔離する方向に加圧されること
で所望の張力を得るとともに、定着ローラR1で駆動す
ることによりスリップや緩みのない安定した回転をする
ことができる。
【0017】加熱兼テンションローラR3の内部には、
加熱源Hとして、両端の配光を中央より50%大きくし
た600Wのヒーターが備えられる。さらに、補助的に
定着ローラR1や加圧ローラR2の内部に加熱源を設ける
こともできる。また、定着ベルトBの温度を制御するた
めのサーミスタSが定着ベルトBの非通紙部に設けられ
ている。尚、このサーミスタSを加熱兼テンションロー
ラR3の芯金面に設けることも可能である。
【0018】この定着装置1においては、通紙速度10
mm/秒〜400mm/秒とし、定着ベルトBの下部と
ガイド板Gの隙間を0.5mm〜10mmとして、加熱
兼テンションローラR3と定着ローラR1の中心を結んだ
距離を通過する予熱時間として、0.1秒〜4秒の条件
を満足することが好適である。
【0019】定着装置1に使用する定着ベルトBとして
は、当該定着ベルトB1cm2当たりの熱容量が0.0
02cal/℃〜0.025cal/℃の範囲のものが
好ましいので、定着ベルトBは内径50mm、厚さ40
μmのニッケル電鋳等の無端状ベルト主体の外周面にシ
リコーンゴムの耐熱弾性離型層を150μm設けてい
る。
【0020】定着ローラR1は、直径14mmの鉄シャ
フト芯金上に厚さ3mmのシリコーンゴム耐熱弾性層を
設けている。加圧ローラR2は、直径14mmの鉄シャ
フト芯金上に厚さ3mmのシリコーンゴムの耐熱弾性体
層を設けている。
【0021】加熱兼テンションローラR3は、直径20
mmで肉厚1.75mmのアルミパイプ芯金をアルマイ
ト処理したもので、図2に示すように、両端のジャーナ
ル部には耐熱樹脂のポリエーテルエーテルケトン(PE
EK)製の直径24mmのカラーCを装入して、定着ベ
ルトBの蛇行や寄りを防止している。
【0022】オイル塗布ローラR4は、図3に示すよう
に、直径8mmの鉄シャフト芯金上R4aにシリコーン
オイルを含浸させた耐熱紙層R4bを設け、さらに10
0μmの多孔質フッ素樹脂フィルムを最外層R4cに設
けた直径14mmのローラである。オイル塗布ローラR
4として、従来使用された最外層がノーメックスフェル
トのものは、定着ベルトBへの塗布ムラが激しいため使
用することができないが、多孔質フッ素樹脂フィルムや
合成皮革を使用することで、定着ベルトBへの安定した
微量オイル塗布が可能となる。その他に、図4に示すよ
うに、金属芯金上にシリコーンゴム等の耐熱弾性体層を
設けた定着ベルトBにオイル塗布とクリーニングをする
ドナーローラR5と、金属芯金上に合成皮革等を設けた
クリーニングローラR6と、金属芯金上にシリコーンオ
イルを含浸させた不織布や、不織布からなる層と合成皮
革層等を設けたオイル塗布ローラR4を組み合わせた3
本のローラによる定着ベルトオイル塗布クリーニング機
構を使用することもできる。
【0023】図5に示すように、ガイド板Gは、加熱兼
テンションローラR3と定着ローラR1の軸間の中間点よ
り垂線をおろした位置Mで、ガイド板Gの上面と定着ベ
ルトB下部との隙間L1が3mmになるように設置され
ている。尚、本実施例では、加熱兼テンションローラR
3と定着ローラR1の軸間の距離L3は47mmであり、
定着ローラR1の中心よりの垂線と前記中央位置Mとの
間の距離L2は23.5mmである。
【0024】このガイド板Gは鉄製で、図6に示すよう
に、表面にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等
のフッ素樹脂による離型処理tがされている。ガイド板
Gは、図1及び図5に示すように、未定着画像を乱さな
いように接地されているが、接地をする代わりに除電ブ
ラシ、バリスタ素子、ダイオード等を使用することもで
きる。
【0025】上記のような定着装置1を、図7及び図8
に示すように、定着ローラR1の中心線をC1、定着ロ
ーラR1と定着ベルトBの接点の位置をC2、加圧ローラ
2の中心点をC3とし、直線C12と直線C23との間
の角度をθと定義したとき、加圧ローラR2の位置の変
更でθが90゜〜180゜になるように改造し(図7で
は、θが90゜及び175゜の場合の加圧ローラR2
位置を示している)、通紙速度70mm/秒、定着圧力
20kgf、定着ベルトBの表面温度160℃に設定
し、定着ローラR1と加圧ローラR2の硬度とθを変化さ
せて、実験例1として55kg紙を使用した場合、実験
例2として68kg紙を使用した場合、実験例としてO
HPフィルムを使用した場合として、3種類の試験用紙
について、ミノルタCF−70用トナーで未定着画像を
転写したものを使用して、画像の乱れ、光沢ムラ等が発
生するかどうかを試験した。本試験では5枚通紙して、
5枚すべてにおいて画像の光沢ムラ等が発生しない場合
は○、1枚でも画像の光沢ムラ等が発生した場合は△、
5枚全てに光沢ムラ等が発生した場合は×、さらに1枚
でも定着ローラR1に紙3が巻き付いた場合は▲と表示
した。その結果を、実験例1乃至3のそれぞれについ
て、表1乃至表3に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】表1の実験例1では、角度θが125゜〜
140゜の範囲にある場合は、ほぼ良好な結果を示して
いるが、θが140゜より大きくなると、徐々に画像の
光沢ムラ等が発生しやすくなっている。また、θが11
0゜以下になると定着ローラR1に紙が巻き付いてしま
う場合が多く、θが100゜、90゜の場合には紙がす
べて定着ベルトに巻き付き画像の良否の判定はできなか
った。尚、定着ローラR1のゴム硬度が加圧ローラR2
ゴム硬度よりも高く、かつ両者の差が大きい場合には、
画像の光沢不良が発生する確率が高い。
【0030】表2の実験例2では、角度θが175゜、
180゜の場合を除き、画像の光沢ムラ等は発生せず良
好の画像が得られた。θが175゜及び180゜の場
合、定着ローラR1のゴム硬度が60゜の場合に画像の
光沢ムラ等が発生し、θが180゜の場合には、定着ロ
ーラR1のゴム硬度と加圧ローラR2のゴム硬度に拘わら
ず光沢不良が発生し、定着ローラR1のゴム硬度が60
゜の場合には必ず画像の光沢ムラ等が発生した。
【0031】表3の実験例3では、上記実験例2とほぼ
同様の結果が得られた。実験例2の場合と異なるのは、
定着ローラR1のゴム硬度が60゜の場合のみであっ
て、実験例2よりも若干光沢不良等の発生率が低くなっ
ている。上記実験結果より、定着ローラR1の中心点を
1、定着ローラR1と定着ベルトBの接点の位置を
2、加圧ローラR2の中心点をC3として直線C12
直線C23との間の角度をθとすると、θが175゜よ
り大きい場合には、加熱通路Pにおいて、未定着画像が
転写された記録媒体Dは本来接触してはならない定着ベ
ルトBに接触し、画像の乱れ、光沢ムラ等が発生し、紙
の厚さによっては 110゜以下となると定着ローラR1
への巻き付きが発生する。従って、角度θとしては12
5゜〜160゜が好適である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送中に
加熱通路で未定着画像を転写した記録媒体が定着ベルト
に接触して、未定着画像に乱れが生じたり、部分的に画
像の光沢が変化する不具合を防止することができるの
で、安定して高画質の定着画像を得ることができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、弾性体を被
覆することにより、ニップ幅を広くすることができるの
で、記録媒体上のトナーの加圧時間が増加し、安定して
高画質の定着画像を得ることができる。請求項3記載の
発明によれば、かかる定着装置に用いられる定着ベルト
としては、公知技術に於いて、ニッケル電鋳ベルト、ポ
リイミド樹脂等からなる無端状ベルト又は該ベルト主体
の外周面に離型層を形成してなる定着ベルトを使用する
ことが知られているが、該ベルト主体単体の場合より
も、トナーとの離型性が良くなり、確実に定着ベルトと
トナーが剥離しオフセットが防止されるとともに、ベル
ト主体のよごれを防止することができるので、安定して
高画質の定着画像を得ることができる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、記録媒体上
のトナーが予熱されるため、ニップ部での定着温度を低
く設定できるため、オフセットを防止することができ
る。請求項5記載の発明によれば、ニップ部から排出さ
れる記録媒体の先端の向きが水平状態以下において加圧
ローラ側の下向きとなるため、記録媒体の定着ベルトへ
の巻き付きを防止することができる。
【0035】請求項6記載の発明によれば、記録媒体と
しての紙の厚さが変化しても、搬送中に加熱通路で未定
着画像を転写した記録媒体が定着ベルトに接触して、未
定着画像に乱れが生じたり、部分的に画像の光沢が変化
することなく、また、記録媒体の定着ローラへの巻き付
きが発生することのない、安定した高画質の定着画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真装置用定着装置の全体を
示す概略図である。
【図2】本発明に係る電子写真装置用定着装置に使用す
る加熱兼テンションローラR3の正面図である。
【図3】本発明に係る電子写真装置用定着装置に使用す
るオイル塗布ローラR4の側面図である。
【図4】本発明に係る電子写真装置用定着装置におけ
る、定着ベルトオイル塗布クリーニング機構を示す概略
図である。
【図5】本発明に係る電子写真装置用定着装置に使用す
るガイド板Gと定着ベルト等の位置関係を示す正面図で
ある。
【図6】本発明に係る電子写真装置用定着装置に使用す
るガイド板Gの正面図である。
【図7】本発明に係る電子写真装置用定着装置の加圧ロ
ーラと定着ローラの位置関係を示す図である。
【図8】本発明に係る電子写真装置用定着装置のニップ
部近傍を示す一部断面図である。
【図9】従来の電子写真装置用定着装置の全体概略図で
ある。
【図10】従来の電子写真装置用定着装置におけるニッ
プ部近傍の動作を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ R2 加圧ローラ R3 加熱兼テンションローラ R4 オイル塗布ローラ R5 ドナーローラ B 定着ベルト G ガイド板 U 加圧レバー S サーミスタ P 加熱通路 D 記録媒体 C カラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと加熱ローラ間に無端状の定
    着ベルトを張設し、該定着ベルトを介して下方より押圧
    する加圧ローラを設けて該定着ベルトと該加圧ローラ間
    にニップ部を構成し、該加熱ローラと該ニップ間におけ
    る該定着ベルトの下方において記録媒体支持体を設けて
    該定着ベルトとの間に加熱通路を形成した定着装置にお
    いて、該定着ローラ中心点と該定着ローラ下方と該定着
    ベルトの接点を結ぶ直線と、該接点と該加圧ローラの中
    心点を結ぶ直線の間の角度が90゜〜175゜になるよ
    うに、該加圧ローラが該定着ローラと圧接してなること
    を特徴とする電子写真装置用定着装置。
  2. 【請求項2】 前記定着ローラと前記加圧ローラには耐
    熱弾性体が被覆されていることを特徴とする請求項1記
    載の電子写真装置用定着装置。
  3. 【請求項3】 前記定着ベルトは、ベルト主体の表面に
    離型層を形成してなることを特徴とする請求項2記載の
    電子写真装置用定着装置。
  4. 【請求項4】 前記定着ベルトに近接して記録媒体支持
    体を設けたことを特徴とする請求項2記載の電子写真装
    置用定着装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ローラの表面硬度を前記加圧ロ
    ーラの表面硬度より低くしたことを特徴とする請求項2
    記載の電子写真装置用定着装置。
  6. 【請求項6】 前記定着ローラ中心点と、前記定着ロー
    ラ下方と前記定着ベルトの接点とを結ぶ直線と、前記接
    点と前記加圧ローラの中心点を結ぶ直線の間の角度が1
    25゜〜160゜になるように、前記加圧ローラが前記
    定着ローラに圧接してなることを特徴とする電子写真装
    置用定着装置。
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