JPH082864Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH082864Y2
JPH082864Y2 JP6476690U JP6476690U JPH082864Y2 JP H082864 Y2 JPH082864 Y2 JP H082864Y2 JP 6476690 U JP6476690 U JP 6476690U JP 6476690 U JP6476690 U JP 6476690U JP H082864 Y2 JPH082864 Y2 JP H082864Y2
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JP
Japan
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shaft
tip
tape
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bearing portion
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和昭 浦野
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテープを走行案内するガイドローラの支持構
造に改良を加えたテープカートリッジに関する。
〔従来の技術〕
この種のテープカートリッジとして、例えば、第6図
および第7図に示すようなものがある(実開昭60-14028
1号公報)。そこでは、テープカートリッジの本体ケー
ス1がプラスチック製の上下ケース1a・1bを突き合わ
せ、その四隅部および中央部をタッピンねじ2で一体的
に結合してなる。本体ケース1の中央部左右には上下貫
通状の駆動軸挿入孔3・3を設けている。本体ケース1
の内部左右にはテープ4が巻かれるハブ5を各駆動軸挿
入孔3上に位置せしめて回転自在に配置し、本体ケース
1内の前部左右にはテープガイドローラ6を配置してい
る。テープ4は一方のハブ5からテープガイドローラ6
を介して前方に繰り出され、磁気ヘッド挿入窓7を経て
他方のテープガイドローラ6を介してハブ5に巻き取ら
れる。
上記テープガイドローラ6は、第7図に示すように上
下ケース1a・1b間において下ケース1bの内面から垂直に
突設した軸9に挿入し、該軸9の突出側の先端9aを上ケ
ース1aの内面に凹設した軸受部10に嵌合支持している。
その軸9は図示例のごとく下ケース1bと一体に成形する
ものとは異なって、別体の金属ピンが下ケース1bの内面
から立設される場合もある。いずれにしても、その軸9
の上下両端が上下ケース1a・1bで支持されている。
このように上下ケース1a・1bの各内面に対しテープガ
イドローラ6の軸9が両端支持されていると、例えば、
データレコーダ用テープカートリッジのごとく高速で何
千回もテープ走行回転させる場合にも、軸9の先端9aが
上ケース1aに対して支持されない、いわゆる片持ち構造
の軸のごとくこれがテープ4の大きな張力による荷重に
耐えられずに傾くといった、不具合がなくて有利であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、前出の従来例のように上下ケース1a・1bの
各内面に対しテープガイドローラ6の軸9が両端支持さ
れるものでは、上ケース1aと下ケース1b相互に位置ずれ
が生じた場合に軸9に傾きが生じる。また、テープカー
トリッジの組み立てに際しては、下ケース1bにテープ4
やハブ5の所要部品を組み付けたのち、上ケース1aを下
ケース1bに突き合わせるが、このとき下ケース1bから突
設した軸9の先端9aを、上ケース1aの内面に凹設した軸
受部10に位置合わせ嵌合することは、容易なことではな
かった。
本考案は、上記のような、テープ張力による軸の傾き
を防止するためにテープガイドローラの軸を両端支持す
る構造を採るものにおいて、上下ケースの位置ずれを防
止してそのずれに伴う軸の傾き防止を図り、また組み付
けの容易化を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のテープカートリッジでは、例えば第1図に示
すように、上下ケース1a・1bのいずれか一方から他方に
向けて突設したテープガイドローラ6の軸9の先端9aを
支持する軸受部12の形状に特徴を有する。すなわち、そ
の軸受部12は上ケース1aまたは下ケース1bの内面におい
てテープ張力により軸9に加わる荷重の作用方向F(第
2図参照)に対向する位置で、軸9の背面側のみを支持
する形に形成した。そして、上ケース1aと下ケース1bと
はその一方から前記軸9とは別に突設したボス14に、他
方に設けたボス嵌合孔15を嵌合することにより、両ケー
ス1a・1b相互の位置決めを行うものとした。
〔作用〕
テープ張力により軸9の先端9aに荷重が加えられて
も、軸受部12の反力で軸9が後ろに傾くのを規制する。
その軸受部12は軸9の先端9aの背面側のみを受止め支
持する形に形成してあるので、上下ケース1a・1bを突き
合わせて軸9の先端9aと軸受部12とを位置合わせすると
きも、その両者の位置合わせは、軸9の先端9aの全周を
囲んで受止め支持する形の従来の軸受部10に比べて、容
易に行える。
また、ボス14をボス嵌合孔15に嵌合することにより上
下ケース1a・1bの位置決めを行うので、上下ケース1a・
1b相互の位置ずれがなく、そのずれに伴う軸9の傾きを
無くすることができる。
〔考案の効果〕
本考案のテープカートリッジによれば、テープガイド
ローラ6の軸9の両端を上下ケース1a・1bの各内面で支
持するので、テープ張力による軸9の傾きを防止でき、
そればかりかボス14とボス嵌合孔15との嵌合により上下
ケース1a・1b相互の位置ずれを防止しているので、常に
軸9の垂直度を維持できる。
しかも、軸受部12で軸9の先端9aの背面側のみを受止
め支持するので、軸受部12と軸9の先端9aとの位置合わ
せが容易に行えて組み付け作業性に優れる。
〔実施例〕
本考案に係るテープカートリッジの一実施例を第1図
ないし第3図に基づき説明する。
このテープカートリッジの基本的構成は前述した従来
例のものと同じであるので、ここでは従来例のものと異
なる点についてのみ説明する。従来例のものと異なる部
分以外については同一符号を付してその説明を省略す
る。
第1図ないし第3図において、テープガイドローラ6
の軸9はSUSなどの金属ピンからなり、下ケース1bの内
面の所定位置に設けた孔11に圧入するか、またはインサ
ート成形することにより垂直に立てられる。テープガイ
ドローラ6は下ケース1bに上ケース1aが被せられる前
に、その軸9に挿入されて回転自在に支持され、そのロ
ーラ6の周面にテープ4が巻き掛けられる。
上ケース1aの内面には、軸9の突出側の先端9aを支持
する軸受部12が設けられる。その軸受部12は、テープ4
の張力によりテープガイドローラ6を介して軸9に加え
られる荷重の作用方向Fと対向する位置、つまりテープ
ガイドローラ6の周面上のテープ巻き掛け部に対向する
位置で、軸9の先端9aの背面側のみを受け止め支持する
形に形成される。すなわち、図示例の軸受部12は、軸9
の先端9aが嵌まり易いようにその径よりも大きい径の軸
受孔13を有する環状に形成するが、その先端9aは軸受孔
13の内周全体で支持するものではなく、その軸受孔13の
内周一部、すなわち軸受孔13の内周の前記荷重の作用方
向Fと交わる箇所13aのみで、先端9aの背面側のみを受
け止め支持するものとなしている。
こうした形の軸受部12に対しては、下ケース1bに上ケ
ース1aを突き合わせるときも、軸9の先端9aはこれより
も径大な軸受孔13に余裕をもって嵌め込まれ、その先端
9aの背面側を軸受部12に位置合わせし易いので、組み付
けが容易に行える。組み付け後、使用時にテープ4の張
力により軸9の先端9aに後ろ傾き荷重がテープガイドロ
ーラ6を介して加えられても、その先端9aの背面側を受
ける軸受部12でその後ろ傾きを防止できる。
このような軸9の先端9aの支持構造のみでは、その先
端9aが軸受部12で押される方向に上ケース1aと下ケース
1bが互いに位置ずれを起こすと、軸9が傾くことにな
る。そして、上ケース1aと下ケース1bとは、そのねじ締
結箇所、好ましくはテープガイドローラ6の最寄りのね
じ締結箇所において、上下ケース1a・1bをタッピンねじ
2で締結するために下ケース1b側から突設された下孔14
aを有するボス14と、上ケース1a側に設けられたボス嵌
合孔15とを、上下ケース1a・1bの位置決め手段に利用す
る。すなわち、それらボス14とボス嵌合孔15の嵌め合い
精度を高めることにより、上下ケース1a・1b相互が位置
ずれを起こさないように上下ケース1a・1b相互の位置決
めを行う。また、ボス14をボス嵌合孔15に嵌合すると、
丁度、軸9の先端9aの背面側が軸受部12に位置するよう
に設定している。このさい、ボス14およびボス嵌合孔15
を上下ケース1a・1bの位置決めのみに用いる場合は、必
ずしもタッピンねじ2はボス14の下孔14aにねじ込む必
要はない。
〔別実施例〕
第4図は上記軸受部12の変形例を示しており、これで
は軸9の先端9aの径よりも大きい多角形の軸受孔13を設
けて、その内周の一部で先端9aの背面側のみを受止め支
持するものとしている。
第5図は上記軸受部12の更に別の変形例を示してお
り、この軸受部12は各実施例に挙げた環状のものとは異
なって、軸9の先端9aの背面側のみを支持する円弧形状
のリブのみで構成したものである。
なお、各実施例では下ケース1bから突設した軸9の先
端9aを支持する軸受部12について説明したが、これとは
反対に上ケース1aから軸9を下向きに突設し、その下端
側を上記した軸受部12で支持する構造とすることもでき
る。
また、軸9としては、第7図に示すように下ケース1b
または上ケース1aから一体に突出成形する軸にも同様に
適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るテープカートリッジ
の一実施例を示しており、 第1図は第3図におけるA−A線拡大断面図、 第2図は第1図におけるB−B線断面図、 第3図はテープカートリッジの一部を切り欠いて示す内
部平面図である。 第4図は本考案の他の実施例を第2図に対応して示す断
面図である。 第5図は本考案の更に他の実施例を第2図に相応して示
す断面図である。 第6図および第7図は従来例のテープカートリッジを示
しており、 第6図はテープカートリッジの一部を切り欠いて示す内
部平面図、 第7図はテープガイドローラの支持構造部分の断面図で
ある。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b……下ケース、
4……テープ、6……テープガイドローラ、9……軸、
12……軸受部、14……ボス、15……ボス嵌合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに突き合わされる上下ケース(1a・1
    b)はその一方から突設したボス(14)に、他方に設け
    たボス嵌合孔(15)を嵌合することで上下ケース(1a・
    1b)相互の位置決めがなされており、 上下ケース(1a・1b)の一方から他方に向けて突設した
    軸(9)に、テープガイドローラ(6)を回転自在に支
    持しており、 軸(9)の突出側の先端(9a)を支持すべく上ケース
    (1a)または下ケース(1b)に設けられた軸受部(12)
    が、テープ張力により軸(9)に加わる荷重の作用方向
    (F)に対向する位置で、先端(9a)の背面側のみを支
    持する形に形成されていることを特徴とするテープカー
    トリッジ。
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