JPH08286453A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08286453A
JPH08286453A JP7116308A JP11630895A JPH08286453A JP H08286453 A JPH08286453 A JP H08286453A JP 7116308 A JP7116308 A JP 7116308A JP 11630895 A JP11630895 A JP 11630895A JP H08286453 A JPH08286453 A JP H08286453A
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JP
Japan
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developer
latent image
carrying member
carrier
image forming
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Pending
Application number
JP7116308A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonori Tsuda
清典 津田
Seiji Oka
誠二 岡
Hajime Koyama
一 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤担持体に回転駆動力を与える駆動ギヤ
と従動ギヤとの間に生じる圧力角方向を、現像剤担持体
表面と潜像担持体表面との間隔を変化させないさせない
向きにし、該間隔の変化を最小限に食い止め、濃度ムラ
の少ない安定したコピー画像を得る。 【構成】 駆動ギヤ20中心と従動ギヤ21中心とを結
ぶ線分が、感光体ドラム1と現像スリーブ4との間の距
離方向に対して平行から圧力角分傾くように両ギヤを配
置し、両ギヤ間に生じる圧力角方向pが、感光体ドラム
1の軸と現像スリーブ4の軸とを含む平面に対してほぼ
直交するようにする。そして、駆動ギヤが回転し、圧力
角方向pへの押圧力が従動ギヤを介して現像スリーブに
伝わっても、この押圧力は、感光体ドラム1表面と現像
スリーブ4表面との間の距離Gpを変える方向には働か
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において
は、現像剤を表面に担持した現像剤担持体を静電潜像が
形成された潜像担持体に対して、所定の距離を開けて設
け、現像剤担持体を回転させて潜像担持体上の静電潜像
に現像剤を静電的に吸着させ、静電潜像の可視像化を行
う方法が知られている。この現像方法において、画像ム
ラを少なくするためには、潜像担持体表面と現像剤担持
体表面との間隔(以下、Gpという)を一定の交差巾の
中で保ち、潜像担持体上に均一に現像剤を吸着させるこ
とが望ましい。
【0003】そこで、従来の画像形成装置においては、
を現像装置の側壁で支持した現像剤担持体の軸に突き当
てコロを設け、現像装置を現像剤担持体と潜像担持体と
の間の距離方向に移動可能に設けると共に、現像装置を
潜像担持体側に付勢して上記突き当てコロを潜像担持体
に突き当てることで所望のGpを得たり、現像装置側壁
の現像剤担持体の軸取り付け部に面板を設け、Gpが所
望の値になるよう該軸を正確に位置決めして取り付けた
りしていた。
【0004】また、現像剤担持体への回転駆動力の伝達
は現像剤担持体の軸の片方だけに行う場合には、回転駆
動時に現像剤担持体の軸が長手方向で傾きやすくなる。
そこで、現像剤担持体を潜像担持体側に付勢する押圧力
を全体的に強力にしたり、該押圧力を該長手方向の間で
変えたりすることでこの傾きを防止しようとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にGpを所望の値に維持する構成によっても実際には、
Gpは予想外に変化してしまい、画像ムラが発生してし
まっていた。
【0006】従来、現像剤担持体に回転駆動力を与える
方法としては、駆動ギヤと従動ギヤを用い、画像形成装
置本体側に軸部が支持された駆動ギヤを現像剤担持体の
軸部に設けた従動ギヤに噛み合わせ、駆動ギヤからの回
転力を従動ギヤを介して現像剤担持体に伝える方法が採
られている。ここで、駆動ギヤが現像剤担持体に及ぼす
力が、現像剤担持体を回転させる方向のみに働いていれ
ば良いのだが、従来の駆動伝達部材においては、Gpを
変化させる方向にも働いてしまっていたり、ギヤ間に生
じる振動がGpを変化させる方向に働いてしまっていた
りしていたのてある。
【0007】一般的に、一方から他方へ駆動力を伝える
2つのギヤの間には、駆動ギヤから従動ギヤに、該従動
ギヤを回転させる力以外に、圧力角方向の力も働く。こ
こで、圧力角αは、両ギヤの基礎円の両基礎円間を通る
共通接線と、両ギヤのピッチ円の該ピッチ円の接点を通
る共通接線lとのなす角度のことをいう。また、圧力角
方向は、上記圧力角を形成する両基礎円の共通接線のう
ち、駆動ギヤの回転駆動時に、駆動ギヤとの接点から該
駆動ギヤの回転方向に対して順方向の下流側で両基礎円
の間を通り、次に従動ギヤに接する接線の指す方向で、
この方向に従動ギヤは、駆動ギヤの回転によって押圧さ
れる。
【0008】図1は、従来の現像剤担持体への駆動伝達
機構の1例を示したものである。この図1においては、
潜像担持体1に対して現像剤担持体4を横に配置し、現
像剤担持体の軸部に設けた従動ギヤ21の上部にこの従
動ギヤ21に噛み合う駆動ギヤ20が設けられている。
このようなレイアウトによると、両ギヤ21,22によ
って生じる圧力角方向pは、8時半の方向となる。一
方、現像剤担持体4と潜像担持体1との間の距離方向は
水平になっているので、上記圧力角方向pは、この現像
剤担持体4と潜像担持体1との間の距離方向にほぼ平行
になっている。そして、駆動ギヤ20を回転させると、
従動ギヤ21を介して現像剤担持体4が圧力角方向p即
ち潜像担持体1との間の距離が小さくなる方向へ押圧さ
れてしまうのである。
【0009】そして、上記、圧力角方向pの押圧力は予
想以上に強かったため、現像剤担持体が圧力角方向pに
押圧されることによって、コロ又は面板によって設定し
ていたGpの値が当初設定していた値から変化してしま
ったり、現像剤担持体の軸に設けている軸受がGpを変
化させてしまう方向に経時的に削られてしまったするこ
とによって、現像剤担持体が潜像担持体に全体的に近づ
いたり離れたり、長手方向で傾いたりして、Gpを所望
の巾に保持できなくなってしまっていた。また、駆動ギ
ヤが回転する時に発生する振動のうち、現像剤担持体と
潜像担持体との距離方向の振動によっても、Gpを不用
意に変化させてしまっていた。その結果、最初に設定し
た静電潜像条件及び現像バイアス条件等の現像条件で
は、画像を均一に維持できなくなり、画像ムラが発生し
ていたのである。
【0010】また、前記のようにGpの差が生じないよ
うにするための従来の構造は、押圧機構の調整や、コロ
及び面板等の位置決め部材を設けるのに手間がかかった
り、位置決め部材を設ける分コストがかかってしまって
いた。
【0011】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、駆動ギヤからの回転
駆動力を現像剤担持体に伝えて現像剤担持体を回転さ
せ、現像を行う画像形成装置において、現像剤担持体表
面と潜像担持体表面との間隔を簡単な構成で所望の巾に
維持し、濃度ムラの少ない安定したコピー画像を得るこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、現像剤を表面に担持す
る現像剤担持体と、該現像剤担持体に回転駆動を与える
駆動伝達手段と、該現像剤担持体表面と潜像担持体表面
との間隔を一定に保つための間隔保持手段とを有する画
像形成装置において、上記駆動伝達手段に、画像形成装
置本体側に保持された駆動ギヤと該駆動ギヤの駆動力を
現像剤担持体に伝達する現像装置側に保持された従動ギ
ヤとを設け、現像剤担持体と潜像担持体との間の距離方
向に対して、駆動ギヤと従動ギヤとによって生じる圧力
角方向がほぼ直交するように両ギヤを配設したことを特
徴とするものである。ここで、圧力角方向がほぼ直交す
るというのは、圧力角方向が現像剤担持体と潜像担持体
との間の距離方向に垂直な方向に対して圧力角分程度傾
斜する場合を含む。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記間隔保持手段に、上記現像剤担持体上
の現像剤層の厚さを均一にするための現像剤規制部材を
設けるとともに、現像剤担持体が現像剤担持体と潜像担
持体との間の距離方向に進退移動可能になるように、該
現像剤担持体を現像装置本体に設けるか、又は、現像装
置を画像形成装置本体に設け、該現像剤規制部材で規制
された量の現像剤担持体上の現像剤の層を現像剤担持体
と潜像担持体とで挾んで両担持体間の間隔が決定される
ように、現像剤担持体又は現像装置を潜像担持体側に付
勢する付勢手段、及び、該現像剤担持体上の現像剤層で
上記間隔保持手段を構成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記間隔保持手段に、該現像剤担持体表面
と該潜像担持体表面との間隔が、上記現像剤規制部材に
よって設定された現像剤担持体上の現像剤層の厚みの
0.4倍より狭くなることを防止するための最低ギャッ
プ保証部材を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1乃至3の画像形成装置においては、駆
動ギヤと従動ギヤによって生じる圧力角方向が現像剤担
持体の軸と潜像担持体の軸とを含む平面に対してほぼ垂
直な方向になるように駆動ギヤと従動ギヤとを配設する
ことによって、従動ギヤを介して現像剤担持体が該圧力
角方向に力を受けても、現像剤担持体は、現像剤担持体
と潜像担持体との間の距離方向に対してほぼ垂直方向に
のみ力を受け、現像剤担持体表面と潜像担持体表面との
間隔(以下、Gpという)を変化させる方向には力を受
けない。従って、Gpを所望の巾に維持することができ
る。
【0016】ここで、図2において、該現像剤担持体の
軸を、現像剤担持体と潜像担持体の間の距離方向に向か
って進退移動可能に設けるとともに潜像担持体側に付勢
し、現像剤担持体上の現像剤層を現像剤担持体と潜像担
持体とで挾んだときの該現像剤層の厚さ(以下、Gdと
いう)とそのGdに対応するGpとの関係を、Gdの値
を変化させて調べたところ、GpはGdにほぼ比例する
ことがわかった。このことから、現像剤担持体の潜像担
持体側への付勢力とGdとを相対的に制御することによ
って、Gpを所望の巾に維持することができるというこ
とがいえる。
【0017】そこで、請求項2の画像形成装置において
は、現像剤担持体上の現像剤層の厚みを現像剤規制部材
で均一にし、該現像剤担持体又は現像剤担持体を設けた
現像装置を現像剤担持体と潜像担持体との間の距離方向
に向かって進退移動可能に設けるとともに付勢し、現像
剤担持体と潜像担持体との間に挾まれる現像剤層の厚み
に比例したGpを得る。
【0018】また、請求項3の画像形成装置において
は、万一、現像剤担持体を潜像担持体側へ押圧する押圧
機構に予期しない力が加わり、現像剤担持体が潜像担持
体側へ強く押されて現像剤担持体が潜像担持体に近づく
危険性が生じたとき、最低ギャップ保証部材が、Gpを
Gdの0.4倍より狭くなることを阻止する。
【0019】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機に適用した一実施例について説明する。図3は本
実施例に係る電子写真複写機の現像装置近傍の概略構成
を示す部分断面図である。この電子写真複写機は潜像担
持体である円筒状の感光体ドラム1の側方に配設され、
感光体ドラム1に向けて開口部が形成され、かつ、該開
口部に対向する側の側壁外部に板ばね10が設けられた
支持ケース2、該開口部から一部が露出し、軸部が支持
ケース2に回転自在に支持された、トナー及び磁性粒子
からなる現像剤3を表面に担持する現像剤担持体として
の非磁性材質からなる現像スリーブ4、現像スリーブ4
の内部に固定配置された磁界発生手段としてのマグネッ
トローラ5、現像スリーブ4上に担持されて搬送されて
いる現像剤の量を規制する現像剤規制部材としてのドク
タ6、現像剤収納ケース7、トナー収容部としてのトナ
ーホッパ8等を備えている。
【0020】上記現像剤収納ケース7は、現像スリーブ
4との間に、感光体ドラム1との対向部の現像位置に供
給されずにドクタ6で進行が阻止された現像剤が滞留す
る現像剤滞留部Aを形成している。この現像剤滞留部A
に対向する現像スリーブ4の内側にはマグネットローラ
5の磁極が配置している。また、トナーホッパ8は、現
像剤搬送方向における現像剤滞留部Aの上流側に隣接し
て現像スリーブ4表面と対向するトナー補給口8aを有
し、該トナー補給口8aに隣合ったスペースには、トナ
ー3aをトナー補給口8aに向けて撹拌しながら送り出
す撹拌部材としてのトナーアジテータ9が配設されてい
る。また、この電子写真複写機は、上記支持ケース2の
側壁外部に設けた上記板ばね10が電子写真複写機内壁
に押圧されることによって、現像スリーブ4を感光体ド
ラム1側へ付勢し、図4に示すように現像スリーブの軸
4aの両端部に設けた位置決め部材としての突き当てコ
ロ11が感光体ドラム1に突き当たり現像スリーブがそ
れ以上感光体ドラム1側へ近づけないようにすることに
より、Gpが所望の値をとるように構成されている。
【0021】上記構成の電子写真複写機において、現像
スリーブ4上の現像剤3は、該ローラ4の矢印方向の回
転に伴って搬送され、ドクタ6により規制されて薄層化
される。薄層化された現像剤3は、矢印方向に回転して
いる感光体ドラム1と対向する現像領域に搬送される。
そして、現像領域では、感光体ドラム1上に形成されて
いる静電潜像にトナーが供給され、該静電潜像の可視像
化が行われる。この可視像化に使用されなかった現像剤
3は、現像スリーブ4の回転に伴って搬送され、アジテ
ータ9で送り出されてトナー補給口8aから供給された
新しいトナー3aを取り込んだ後、現像剤滞留部Aに戻
る。そして、新しいトナー3aを含んだ現像剤3はドク
タ6による規制部で内圧が増加し、これにより、現像剤
3のトナーの帯電が行われる。
【0022】一方、上記現像領域に供給されずにドクタ
6で進行が阻止された現像剤3の一部は、現像剤滞留部
A内で現像剤3自身の内圧及び重力によってトナーホッ
パ8のトナー補給口8aに向かって移動する。トナー補
給口8a付近まで移動してきた現像剤3は、現像スリー
ブ4の回転に伴ってドクタ6側に循環するように搬送さ
れる。
【0023】そして、本実施例では現像スリーブ4を回
転させるための駆動伝達手段として駆動ギヤ20及び従
動ギヤ21、22を設けている。駆動ギヤ20は、電子
写真複写機本体側壁に支持され、現像スリーブ4の上方
に位置するように設けられ、この駆動ギヤに接するよう
に従動ギヤ21が現像装置の支持ケース2に支持されて
設けられている。ここで、上記2つのギヤ20,21の
中心を結ぶ線分が、感光体ドラム1の軸と現像スリーブ
4の軸とを含む平面に対して、両ギヤによって生じる圧
力角の大きさα分だけ傾くような位置に該従動ギヤ21
を設けている。また、従動ギヤ21の下部と、現像スリ
ーブ4の軸に設けたギヤ(図示省略)の感光体ドラム1
と対向する側とに接するように従動ギヤ22が設けら
れ、該従動ギヤ22の軸も支持ケース2に支持されてい
る。
【0024】以上のように駆動ギヤ20及び従動ギヤ2
1,22を配置することにより、駆動ギア20と従動ギ
ヤ21とによって生じる圧力角方向pは、感光体ドラム
1の軸と現像スリーブ4との間の距離方向dに対してほ
ぼ直交する。このため、駆動ギヤ20が回転したとき、
圧力角方向pへの押圧力が該駆動ギヤ20に接している
従動ギヤ21及び該従動ギヤ21に接している従動ギヤ
22を介して現像スリーブ4に伝わっても、この圧力角
方向pへの押圧力は、感光体ドラム1と現像スリーブ4
との間の距離を変える方向には働かない。また、現像ス
リーブ4の軸4aの一端のみにこの圧力角方向pの押圧
力がかかっても、この押圧力がかかる側のが感光体ドラ
ム1と現像スリーブ4との間の距離方向に移動しないの
で、この軸4aは傾かない。また、ギヤによる回転駆動
時に上記圧力角方向pにおける振動が発生しても、この
振動は、感光体ドラム1と現像スリーブ4との間の距離
を変える方向には働かない。従って、現像スリーブ4を
回転させるための駆動伝達手段によって発生する圧力角
方向pへの押圧力及び振動によってGpが変化すること
を防止でき、濃度ムラの少ない安定したコピー画像を得
ることができる。
【0025】また、電子写真複写機内で現像装置を感光
体ドラム1との距離方向に対して進退移動可能に設ける
ことによって、コロ又は、面板等の位置決め部材を設け
ずにGpを所望の値に維持することが可能となる。図4
(a)及び(b)は、本実施例に用いる軸受ケース3
0,33の斜視図である。軸受ケース30には、軸挿入
部としての孔30aが長細く形成され、該孔30aの内
部に玉軸受31が設けられ、軸受ケース33には、軸挿
入部としての内部に玉軸受を有しない孔が細長く形成さ
れている。軸受ケース30は、図5に示すように、現像
装置が電子写真複写機に取り付けられているときに、現
像スリーブの軸4aが該軸受ケース30内の玉軸受31
に進入し、かつ、該軸受ケースの孔30aの長手方向が
感光体ドラム1と現像スリーブ4との間の距離方向に延
在するように該電子写真複写機側壁に固定的に取り付け
られている。また、内で現像装置を水平に保つために支
持ケース2に固定的に設けられ、現像スリーブの軸4a
に対して平行な支軸32の端部は、電子写真複写機内に
固設された軸受ケース33の孔に進入し、現像スリーブ
4の進退移動にともなって該支軸32が進退移動できる
ように支持されている。
【0026】以上の構成によれば、現像スリーブ4を上
記軸受ケースの孔30aの長さの範囲で感光体ドラム1
に対して進退移動自在に付勢することができる。そして
表面に現像剤3を担持した現像スリーブ4が回転し、該
現像剤3が搬送されて現像スリーブ4と感光体ドラム1
との間に到達すると、現像スリーブ4が感光体ドラム1
に対して現像剤層の厚みに対応した一定の間隔を保つよ
うに進退移動する。ここで、現像スリーブ4上の現像剤
3は、ドクタ6によって厚みが均一になるようにされて
いるので、図2に示したように厚みに比例した巾をとる
Gpも、一定の巾に維持される。
【0027】従って、上記構成の電子写真複写機におい
ては、位置決め部材としてのコロや面板等を使用せず
に、Gpを所望の値に維持することができ、簡単な構成
で濃度ムラの少ない安定したコピー画像を得ることがで
きる。
【0028】また、上記構成の電子写真複写機において
は、予期せぬ理由によって、現像スリーブ4上の現像剤
層の厚みがドクタによって設定した厚みと異なった場合
においても、現像剤の実際の厚みに比例したGpをとる
ことができるので、現像スリーブ4上の現像剤の厚みが
薄いときにはGpが狭くなり、感光体ドラム1への現像
剤の吸着効率を上げて画像濃度が薄くなりすぎないよう
にし、現像剤の厚みが厚いときにはGpが広くなり、感
光体ドラム1への現像剤の吸着効率を下げて画像濃度が
濃くなりすぎないようにすることが自動的に行われる。
よって、現像剤担持体上に担持された現像剤の厚みに変
化が生じた場合においても、安定したコピー画像を得る
ことができる。
【0029】また、現像スリーブ4に担持される現像剤
3の厚みによってGpを維持する上記構成に、Gpが一
定の値以下にならないようにするための最低ギャップ保
証部材を設けてもよい。図5において、最低ギャップ保
証部材としての突き当てコロ11を現像スリーブ4の軸
4aに設けている。この突き当てコロ11は、現像スリ
ーブ4の軸4aに固設され、その外径が、Gpがドクタ
によって規制している現像スリーブ4上の現像剤3の厚
み即ちGdの0.4倍だけ現像スリーブ4外径より大き
くなるような大きさに形成されている。
【0030】上記構成の電子写真複写機においては、予
期しない力によって現像スリーブ4が感光体ドラム1側
に当初の設定以上に強く押圧され、現像スリーブ4が感
光体ドラム1に近づいても、両者間の距離が現像スリー
ブ4上に担持されている現像剤3の厚みの0.4倍まで
近づいたとき、突き当てコロが感光体ドラム1に突き当
たって現像スリーブ4は感光体ドラム1にそれ以上近づ
くことができない。よって、GpがGdの0.4倍より
狭くなることによる異常画像の発生を防止することがで
き、より確実に安定したコピー画像を得ることができ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1乃至3の画像形成装置によれ
ば、駆動ギヤと従動ギヤとの間に生じる圧力角の方向が
現像剤担持体と潜像担持体との間隔を変化させない方向
に向くように両ギヤを配設しているので、現像剤担持体
が駆動ギヤから受ける圧力角方向の力及び振動によっ
て、Gpは変化しない。また、現像剤担持体の軸の片方
のみに回転駆動力を与えて該現像剤担持体を回転させる
場合においても、現像剤担持体は、長手方向で感光体と
の距離に差が生じない。このため、現像剤担持体に回転
駆動を与える駆動伝達手段に用いるギヤの配置を変える
という簡単な構成で、Gpを所望の巾に維持できる。よ
って、Gpが所望の巾を維持できなかったり、該間隔が
現像剤担持体の長手方向の間で変化したりすることから
生じる濃度ムラの発生を防止でき、安定したコピー画像
を得ることができるという優れた効果がある。
【0032】特に、請求項2の画像形成装置において
は、現像剤担持体上に一定の厚みの現像剤を担持し、現
像剤担持体を潜像担持体側に付勢して、現像剤担持体表
面と潜像担持体表面との間に挾んだ現像剤層の厚みに比
例したGpを得ることによってGpを所望の巾に維持す
る。よって、該間隔を維持するためのコロ又は、面板等
の位置決め部材を設ける必要がなくなり、コストダウン
ができるという優れた効果がある。
【0033】特に、請求項3の画像形成装置において
は、万一、現像剤担持体を潜像担持体側へ付勢する押圧
力に予期しない力が加わり、現像剤担持体が潜像担持体
側へ強く押されてGpが狭くなる危険性が生じたとき、
最低ギャップ保証部材で、Gpが潜像担持体上の現像剤
層の厚みの0.4倍より狭くなることを阻止する。よっ
て、Gpが現像剤層の厚みの0.4倍より狭くなること
によって生じる異常画像の発生を防止できるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置における現像剤担持体への
駆動伝達機構を示す概略構成図。
【図2】実施例に用いる電子写真複写機における、現像
剤担持体表面と潜像担持体表面との間隔と、ドクターギ
ャップとの関係を表す相関図。
【図3】実施例に係る電子写真複写機の現像装置近傍の
概略構成を示す正面図。
【図4】(a)及び(b)は、現像剤担持体を潜像担持
体側へ進退移動可能に保持するために用いる軸受ケース
の斜視図。
【図5】本実施例に係る電子写真複写機の、現像剤担持
体表面と潜像担持体表面との距離を所望の値に保つため
の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 支持ケース 3 現像剤 3a トナー 4 現像スリーブ 4a 現像スリーブ軸 5 マグネットローラ 6 ドクタ 7 現像剤収納ケース 8 トナーホッパ 8a トナー補給口 9 トナーアジテータ 10 板バネ 11 突き当てコロ 20 駆動ギヤ 21,22,23 従動ギヤ 30 軸受ケース 30a 孔 31 玉軸受 32 支軸 33 軸受ケース A 現像剤滞留部 d 現像剤担持体と潜像担持体との間の距離方向 l 共通接線 m 駆動ギヤ中心と従動ギヤ中心とを結ぶ線分 p 圧力角方向 α 圧力角 Gp 現像剤担持体表面と潜像担持体表面との間隔 Gd ドクタギャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に回転駆動を与える駆動伝達手段と、該
    現像剤担持体表面と潜像担持体表面との間隔を一定に保
    つための間隔保持手段とを有する画像形成装置におい
    て、 上記駆動伝達手段に、画像形成装置本体側に保持された
    駆動ギヤと該駆動ギヤの駆動力を現像剤担持体に伝達す
    る現像装置側に保持された従動ギヤとを設け、 現像剤担持体と潜像担持体との間の距離方向に対して、
    駆動ギヤと従動ギヤとによって生じる圧力角方向がほぼ
    直交するように両ギヤを配設したことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】上記間隔保持手段に、上記現像剤担持体上
    の現像剤層の厚さを均一にするための現像剤規制部材を
    設けるとともに、現像剤担持体が現像剤担持体と潜像担
    持体との間の距離方向に進退移動可能になるように、該
    現像剤担持体を現像装置本体に設けるか、又は、現像装
    置を画像形成装置本体に設け、 該現像剤規制部材で規制された量の現像剤担持体上の現
    像剤の層を現像剤担持体と潜像担持体とで挾んで両担持
    体間の間隔が決定されるように、現像剤担持体又は現像
    装置を潜像担持体側に付勢する付勢手段、及び、該現像
    剤担持体上の現像剤層で上記間隔保持手段を構成したこ
    とを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記間隔保持手段に、該現像剤担持体表面
    と該潜像担持体表面との間隔が、上記現像剤規制部材に
    よって設定された現像剤担持体上の現像剤層の厚みの
    0.4倍より狭くなることを防止するための最低ギャッ
    プ保証部材を設けたことを特徴とする請求項2の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9335708B1 (en) 2015-02-06 2016-05-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Imaging unit and image forming apparatus

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