JPH08286444A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH08286444A
JPH08286444A JP7084395A JP8439595A JPH08286444A JP H08286444 A JPH08286444 A JP H08286444A JP 7084395 A JP7084395 A JP 7084395A JP 8439595 A JP8439595 A JP 8439595A JP H08286444 A JPH08286444 A JP H08286444A
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JP
Japan
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roll paper
motor
speed
paper
conveying
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JP7084395A
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Koji Nishiyama
耕二 西山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 等倍性を確保し、ロール紙の弛みによる転写
画像の擦れ及び定着時の皺の発生を防止する。 【構成】 読取光学系4に対して原稿7を相対的に移動
させる第一の搬送手段24を第一のモータ27に連結し
て設け、第二のモータ28に連結されてロール紙13を
搬送する第二、第三の搬送手段25,26を設け、第二
のモータ28に対する第二の搬送手段25の減速比より
も第二のモータ28に対する第三の搬送手段26の減速
比を小さく定め、前半の給紙過程では第二の搬送手段2
5によりロール紙13を第一の搬送手段24の搬送速度
と同速で搬送し、ロール紙13が定着手段21に達した
後は、第二のモータ28を減速又は第一のモータ27を
増速することにより、読取光学系4に対する原稿7の相
対的な搬送速度に対し、ロール紙7の搬送速度を常に等
しくするとともに、第二、第三の搬送手段25,26の
間でロール紙13に一定のテンションを与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿の読取画像をロー
ル紙に複写する複写機に用いられる用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、図3に従来例を示す。1はスキャ
ナである。このスキャナ1は、光源2と収束レンズ3と
よりなる読取光学系4をコンタクトガラス5に対向配置
し、二組の原稿搬送ローラ6により原稿7を搬送する過
程で、原稿7を光源2により照明し、原稿7からの反射
画像を感光体8に書き込むように構成されている。
【0003】このようなスキャナ1の下方には画像形成
ユニット9が設けられている。この画像形成ユニット9
は、感光体8の外周を帯電チャージャ10により帯電
し、その帯電された部分にスキャナ1によって書き込ま
れた静電潜像を現像器11により可視可能な顕像として
現像するものである。この感光体8上の顕像は転写チャ
ージャ12によりロール紙13に転写される。また、感
光体8の周囲には、感光体8上の残存トナーを払拭する
クリーニングユニット14と、感光体8上の電荷を除電
する除電ランプ15とが配列されている。
【0004】また、ロール紙13は用紙搬送ローラ1
6,17と、感光体8の回転運動にタイミングを合わせ
て駆動されるレジストローラ18とにより供給され、転
写後は搬送ベルト(分離タンク)19,20と、一対の
定着ローラ21とにより搬送され、この過程でロール紙
13上の転写画像が定着ローラ21によって定着され
る。なお、ロール紙13は用紙搬送ローラ16,17の
間に配列されたカッタ22により切断され、排紙ローラ
23により排紙トレイ(図示せず)に排紙される。
【0005】また、図4に示すように、一対の定着ロー
ラ21は、加熱ローラ21aと加圧ローラ21bとによ
り構成されているが、定着作用を促進するように、加熱
ローラ21aは両端に向かうに従い外形が次第に大きく
なる鼓状の形に形成され、加圧ローラ21bは弾性的に
変形しながらロール紙13を加熱ローラ21aに圧接す
る。したがって、ロール紙13は紙幅が増すに従い定着
ローラ21上での搬送速度が速くなる傾向がある。さら
に、ロール紙13の紙種によっては、定着ローラ21に
対する摩擦や、定着時の熱による伸縮性が異なり、摩擦
が高く伸び易い紙種程搬送速度が速くなる傾向がある。
【0006】ところで、感光体8上の画像をロール紙1
3に転写する場合、等倍性を維持するためには原稿7の
搬送速度とロール紙13の搬送速度とを一致させる必要
があるので、従来は、ロール紙13の搬送速度をレジス
トローラ18の周速度により決めている。そして、レジ
ストローラ18と定着ローラ21との周速度を一致させ
ることが困難であり、さらに、紙種や紙幅によってレジ
ストローラ18と定着ローラ21とのロール紙13の送
り長さの違いが生ずることを考慮して、搬送ベルト19
の周速度を搬送ベルト20及び定着ローラ21の周速度
よりも速くして、搬送ベルト19,20の間でロール紙
13を弛ませることにより、等倍性を維持している。
【0007】なお、ロール紙13をカッタ22により切
断するときに、カッタ22により定着前のロール紙13
に振動が伝わるとジター等が発生するので、レジストロ
ーラ18の周速度よりも用紙搬送ローラ16,17の周
速度を速くし、レジストローラ18と用紙搬送ローラ1
7との間でロール紙13を弛ませることも行なわれてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ロール紙13をレジス
トローラ18や定着ローラ21の直前で弛ませると、ロ
ール紙13は自らの腰の強さによって伸びようとするた
め、先端縁をレジストローラ18や定着ローラ21のニ
ップ部に当接させる。これにより、ロール紙13の蛇行
を防止すると言う利点がある。しかし、ロール紙13の
搬送が進行するに従い、搬送ベルト19,20の間にお
けるロール紙13の弛みが一定以上に大きくなると、レ
ジストローラ18や定着ローラ21のニップ部に対する
当接力も弱くなり、直進性が損なわれ蛇行し易くなる。
さらに、定着ローラ21上ではロール紙13に皺が寄り
易い。さらに、定着前のロール紙13の弛み部分が画像
形成装置の構造物に触れ、画像が擦れる問題も生ずる。
【0009】逆に、レジストローラ18と定着ローラ2
1との間でのロール紙13の弛みがなく、レジストロー
ラ18の周速度以上の周速度で回転する定着ローラ21
によりロール紙13が引っ張られると、原稿7の搬送速
度よりロール紙13の搬送速度が速くなるため、等倍性
が損なわれる。
【0010】このようなことを防止するために、ロール
紙13の実際の搬送速度を検出し、その検出結果に応じ
てモータの回転数を制御することにより、レジストロー
ラ18の下流側(定着ローラ21側)における搬送力を
制御することが考えられる。この場合、モータの回転数
を制御する前提として、ロール紙13の搬送速度を検出
する方法は、例えば、次の公報等によって知られてい
る。
【0011】まず、特開昭58−63487号公報に
は、給紙過程において、所定の距離を隔てて配列した複
数の検出器により用紙を検出し、これらの検出器の検出
信号をもとに用紙の搬送速度を検出することが記載され
ているが、この方法は、給紙通路に複数の検出器を一定
の距離を隔てて配列しなければならないため、給紙路が
長くなり、装置の小型化を阻害する。また、複数の検出
器を必要とするためコストが高くなる。
【0012】次に、特開昭62−269841号公報に
は、ロール紙の巻回部分の外周に回転体を当接させ、引
き出されるロール紙との摩擦により回転する回転体の回
転角を検出することが記載されているが、この検出装置
は構造が複雑化するためコストが高くなる。
【0013】さらに、特開平1−267237号公報に
は、感光体と定着装置との間での用紙の弛みを複数のセ
ンサにより検出することが記載されているが、用紙の弛
みを検出するために複数のセンサを必要とするためコス
トが高くなる。さらに、用紙に弛みが発生する位置が一
定ではないため検出誤差が生ずる。さらに、定着装置の
加圧ローラと、その上流側に配列された搬送装置とを独
立的に駆動するため、用紙搬送系のモータの数が増え、
この面においてもコストが高くなる。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
読取光学系上で原稿を相対的に移動させてその原稿上の
画像に対応した顕像を感光体上に形成し、前記感光体の
外周に供給されたロール紙に前記感光体上の顕像を転写
し、前記ロール紙に転写された転写画像を定着手段によ
り定着する複写機において、前記読取光学系に対して前
記原稿を相対的に移動させる第一の搬送手段と、前記第
一の搬送手段を駆動する第一のモータと、第二のモータ
に連結されて前記ロール紙を前記感光体の外周に供給す
る第二の搬送手段と、前記第二のモータに対する減速比
が前記第二の搬送手段の減速比よりもやや小さい値に定
められて前記ロール紙を前記定着手段側に引っ張る第三
の搬送手段と、前記第二の搬送手段と前記第三の搬送手
段との減速比に基づく前記ロール紙の搬送速度の差を前
記第二のモータ又は前記第一のモータの回転速度に変換
して記憶する記憶手段と、前記ロール紙が前記第三の搬
送手段に達するまでは、前記第一の搬送手段の搬送速度
と前記第二の搬送手段による前記ロール紙の搬送速度と
を等しくし、前記ロール紙が前記第三の搬送手段に達し
た後には、前記第一の搬送手段の搬送速度と前記第三の
搬送手段による前記ロール紙の搬送速度とを等しくする
ように、前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて前
記第二のモータを減速し又は前記第一のモータを増速す
るモータ制御手段と、を設けた用紙搬送装置である。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ロール紙の紙種や紙幅に応じて第二のモー
タ又は第一のモータの出力を補正する補正手段を設けた
用紙搬送装置である。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、読取光学系に対する
原稿の相対的な搬送速度は第一のモータにより駆動され
る第一の搬送手段によって定められる。また、給紙開始
からロール紙が定着手段に達するまでは、ロール紙は第
二の搬送手段により原稿の搬送速度と等しい搬送速度で
搬送される。そして、ロール紙が定着手段側の第三の搬
送手段に達したときには、第二、第三の搬送手段を駆動
する第二のモータを減速し又は第一のモータを増速する
ことにより、第三の搬送手段が原稿の搬送速度と等しい
搬送速度でロール紙を搬送する。この第三の搬送手段で
ロール紙を搬送する過程では、第二の搬送手段と第三の
搬送手段との周速度が減速比の差によって異なるため、
両者の間でロール紙に一定のテンションが付与される。
【0017】請求項2記載の発明は、補正手段により、
ロール紙の紙種や紙幅に応じて第二のモータ又は第一の
モータの出力を補正することが可能であるため、第一の
搬送速度と第三の搬送手段との搬送速度を等しくする効
果、及び、ロール紙に最適なテンションを付与する効果
を、ロール紙の紙種や紙幅によらずさらに高めることが
可能となる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。図3及び図4おいて説明した部分と同一部分
は同一符号を用い説明も省略する。スキャナ1には複数
の原稿搬送ローラ6により第一の搬送手段24が設けら
れている。また、ロール紙13を感光体8の外周に供給
する第二の搬送手段25が、二組の用紙搬送ローラ1
6,17とレジストローラ18とにより形成され、第三
の搬送手段26が搬送ベルト20と定着手段である定着
ローラ21とにより形成されている。そして、第一の搬
送手段24は第一のモータ27に連結され、第二、第三
の搬送手段25,26は回転数を変更することが可能な
第二のモータ28に連結されている。
【0019】また、定着ローラ21の下流側の近傍に
は、ロール紙13の先端を検出する用紙センサ29が設
けられている。ロール紙13を収容するホッパ30に
は、手動切替操作によりロール紙13の紙種を設定する
紙種設定スイッチ31が設けられ、用紙搬送ローラ16
とカッタ22との間には紙幅検出センサ32が配列され
ている。これらの用紙センサ29、紙種設定スイッチ3
1、紙幅検出センサ32は、モータ制御手段33の入力
側に接続され、第二のモータ28を駆動するドライバ3
4はモータ制御手段33の出力側に接続されている。
【0020】前記第二の搬送手段25においては、用紙
搬送ローラ17とレジストローラ18との間でロール紙
13を弛ませるために、第二のモータ28に対する減速
比は、用紙搬送ローラ16,17よりもレジストローラ
18の方が大きく定められているが、第二の搬送手段2
5全体としての減速比は、感光体8に対するロール紙1
3の搬送速度を決めるレジストローラ18の減速比であ
る。第三の搬送手段26の第二のモータ28に対する減
速比は、レジストローラ18の第二のモータ28に対す
る減速比よりも小さく定められている。
【0021】すなわち、前記第一の搬送手段24による
原稿7の搬送速度は一定のV1に定められており、第二
の搬送手段25(実質的にはレジストローラ18)によ
るロール紙13の搬送速度をV2、第三の搬送手段26
によるロール紙13の搬送速度をV3とすると、単位時
間当たりの回転数Nをもって第二のモータ28を回転さ
せた場合には、V1=V2、V2<V3なる関係に定め
られ、また、用紙搬送ローラ16,17によるロール紙
13の搬送速度は、レジストローラ18、搬送ベルト2
0、定着ローラ21によるロール紙13の搬送速度より
も速くなるように減速比が設定されている。
【0022】前記モータ制御手段33は、図示しないが
CPUやプログラムが書き込まれたROMやワークデー
タを一時的に書き込むRAM等により構成されていると
ともに複数のテーブル35,36,37を具備してい
る。
【0023】テーブル35には、前述したV1=V2の
条件に対応する単位時間当たりの回転数Nをもって第二
のモータ28を駆動する基準周波数f0 が記憶されてい
る。テーブル36は、第二の搬送手段25(実質的には
レジストローラ18)と第三の搬送手段26との減速比
に基づくロール紙13の搬送速度の差を第二のモータ2
8(又は第一のモータ27)の回転速度に変換して記憶
する記憶手段として機能するものである。本実施例にお
けるテーブル36には、V1=V3になるように第二の
モータ28を回転させるための補正値β(回転数Nから
減算するΔNに相当)が記憶されている。また、テーブ
ル37には、ロール紙13の紙種及び紙幅に応じて第二
のモータ28の回転数を補正する補正値αが記憶されて
いる。前記補正値βは一定であるが、補正値αは図2に
示すように、ロール紙13の紙種a,b,cと、紙幅
A,B,Cとの組合せにより定められている。
【0024】このような構成において、ホッパ30にロ
ール紙13をセットするときに、オペレータが紙種設定
スイッチ31を操作することによりロール紙13の紙種
が設定される。そして、コピーに際して、スタート釦
(図示せず)を操作すると、原稿7が第一のモータ27
により駆動される第一の搬送手段24によって搬送さ
れ、その搬送過程で画像が読み取られ、その画像は静電
潜像として感光体8に書き込まれる。この感光体8上の
静電潜像は現像器11により顕像化される。一方では、
感光体8の回転運動に同期して第二のモータ28が基準
周波数f0により駆動され、単位時間当たりの回転数N
の速度で回転する。これにより、ロール紙13は第二の
搬送手段25により感光体8の外周に供給されるが、実
質的にはレジストローラ18の周速度により、原稿7の
搬送速度V1と等しいV2なる搬送速度で供給される。
この前半の給紙過程では、第三の搬送手段26(搬送ベ
ルト20及び定着ローラ21)は、減速比の小さい分だ
けV1及びV2より速い周速度V3をもって回転する
が、実際にはロール紙13が定着ローラ21に到達して
いないのでロール紙13には過大な引張力は作用しな
い。このロール紙13の搬送過程では、ロール紙13の
紙幅のデータが紙幅センサ32により検出され、その検
出結果がモータ制御手段33に入力される。
【0025】そして、ロール紙13が定着ローラ21に
より銜えられた直後にロール紙13の先端が用紙センサ
29により検出されると、モータ制御手段33は、補正
値βと、ロール紙13の紙種及び紙幅により定められた
補正値αとを基準周波数f0から差し引いた周波数によ
り駆動するため、第二のモータ28がNより低い単位時
間当たりの回転数をもって回転する。これにより、第三
の搬送手段26は原稿7の搬送速度V1と等しい搬送速
度V3をもってロール紙13を搬送する。
【0026】このように、ロール紙13は常に原稿7の
搬送速度と等しい搬送速度で搬送されるため、等倍性を
正確にコピーすることが可能である。また、第三の搬送
手段26でロール紙13を引っ張って搬送する過程で
は、第二の搬送手段25のレジストローラ18と第三の
搬送手段26との周速度が減速比の差によって異なるた
め、レジストローラ18の周速度が低下するので、レジ
ストローラ18と第三の搬送手段26と間でロール紙1
3に一定のテンションが付与される。これにより、一対
の定着ローラ21の間でロール紙13に皺が寄ることが
なく、また、未定着の部分のロール紙13が弛んで画像
形成装置内の構造物に接触することもないため、転写画
像が擦れることも防止される。
【0027】以上のように、補正値αを記憶するテーブ
ル37を具備したモータ制御手段33は、ロール紙13
の紙種や紙幅に応じて第二のモータ28の出力を補正す
る補正手段としての機能をも有するものである。また、
このようなモータ制御手段33により第一のモータ27
の回転数を制御することも可能である。すなわち、第二
のモータ28を常に一定の回転数Nをもって回転させる
ことにより、前半の給紙過程では第二の搬送手段25に
よりV2なる搬送速度をもってロール紙13を搬送し、
ロール紙13が定着ローラ21に達したときからは、ロ
ール紙13をV2よりも速い搬送速度V3で搬送し、一
方、スキャナ1側では、前半の給紙過程では原稿7をロ
ール紙13の搬送速度V2と等しい搬送速度V1で搬送
し、ロール紙13が定着ローラ21に達したときから
は、第一のモータ27を増速し、V3と等しい搬送速度
V1で原稿7を搬送するようにしても、同様の目的を達
成することが可能である。
【0028】さらに、本発明においては、第二のモータ
28を減速(又は第一のモータ27を増速)して第一の
搬送手段24と第三の搬送手段26との搬送速度を等し
くするために、それ以前の搬送速度を検出するための検
出手段を用いる必要がない。したがって、構造を簡略化
することができる。
【0029】なお、原稿移動型のスキャナを用いて説明
したが、本発明は、原稿に対して読取光学系を移動させ
るスキャナを具備する機種にも適用されるものである。
【0030】
【発明の効果】野請求項1記載の発明は、読取光学系に
対して原稿を相対的に移動させる第一の搬送手段と、こ
の第一の搬送手段を駆動する第一のモータと、第二のモ
ータに連結されてロール紙を感光体の外周に供給する第
二の搬送手段と、前記第二のモータに対する減速比が前
記第二の搬送手段の減速比よりもやや小さい値に定めら
れてロール紙を前記定着手段側に引っ張る第三の搬送手
段と、前記第二の搬送手段と前記第三の搬送手段との減
速比に基づく前記ロール紙の搬送速度の差を前記第二の
モータ又は前記第一のモータの回転速度に変換して記憶
する記憶手段とを設け、給紙開始からロール紙が定着手
段に達するまでは、ロール紙を第二の搬送手段により原
稿の搬送速度と等しい搬送速度で搬送し、ロール紙が定
着手段側の第三の搬送手段に達したときには、第二のモ
ータを減速し又は第一のモータを増速することにより、
第三の搬送手段によるロール紙の搬送速度を原稿の搬送
速度と等しくすることができる。これにより、等倍性を
正確にすることができる。また、この第三の搬送手段で
ロール紙を搬送する過程では、第二の搬送手段と第三の
搬送手段との周速度が減速比の差によって異なるため、
両者の間でロール紙に一定のテンションを付与すること
ができる。これにより、定着時においてロール紙に皺が
寄ることを防止することができ、さらに、未定着の部分
のロール紙が弛んで画像形成装置内の構造物に接触する
こともないため、転写画像が擦れることを防止すること
ができる。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ロール紙の紙種や紙幅に応じて第二のモー
タ又は第一のモータの出力を補正する補正手段を設けた
ので、補正手段により、ロール紙の紙種や紙幅に応じて
第二のモータ又は第一のモータの出力を補正することが
できる。これにより、第一の搬送速度と第三の搬送手段
との搬送速度を等しくする効果、及び、ロール紙に最適
なテンションを付与する効果を、ロール紙の紙種や紙幅
によらずさらに高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、複写機の内部
構造を回路ブロック図とともに示す説明図である。
【図2】紙種及び紙幅に対応する補正値を記憶するテー
ブルの説明図である。
【図3】従来例としての複写機の内部構造を示す説明図
である。
【図4】定着ローラの正面図である。
【符号の説明】
4 読取光学系 7 原稿 8 感光体 13 ロール紙 21 定着手段 24 第一の搬送手段 25 第二の搬送手段 26 第三の搬送手段 27 第一のモータ 28 第二のモータ 33 モータ制御手段、補正手段 36 記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取光学系上で原稿を相対的に移動させ
    てその原稿上の画像に対応した顕像を感光体上に形成
    し、前記感光体の外周に供給されたロール紙に前記感光
    体上の顕像を転写し、前記ロール紙に転写された転写画
    像を定着手段により定着する複写機において、 前記読取光学系に対して前記原稿を相対的に移動させる
    第一の搬送手段と、 前記第一の搬送手段を駆動する第一のモータと、 第二のモータに連結されて前記ロール紙を前記感光体の
    外周に供給する第二の搬送手段と、 前記第二のモータに対する減速比が前記第二の搬送手段
    の減速比よりもやや小さい値に定められて前記ロール紙
    を前記定着手段側に引っ張る第三の搬送手段と、 前記第二の搬送手段と前記第三の搬送手段との減速比に
    基づく前記ロール紙の搬送速度の差を前記第二のモータ
    又は前記第一のモータの回転速度に変換して記憶する記
    憶手段と、 前記ロール紙が前記第三の搬送手段に達するまでは、前
    記第一の搬送手段の搬送速度と前記第二の搬送手段によ
    る前記ロール紙の搬送速度とを等しくし、前記ロール紙
    が前記第三の搬送手段に達した後には、前記第一の搬送
    手段の搬送速度と前記第三の搬送手段による前記ロール
    紙の搬送速度とを等しくするように、前記記憶手段に記
    憶されたデータに基づいて前記第二のモータを減速し又
    は前記第一のモータを増速するモータ制御手段と、を設
    けたことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 ロール紙の紙種や紙幅に応じて第二のモ
    ータ又は第一のモータの出力を補正する補正手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
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JP (1) JPH08286444A (ja)

Cited By (3)

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