JPH0828637B2 - 分布定数形デイレ−ライン - Google Patents

分布定数形デイレ−ライン

Info

Publication number
JPH0828637B2
JPH0828637B2 JP31217086A JP31217086A JPH0828637B2 JP H0828637 B2 JPH0828637 B2 JP H0828637B2 JP 31217086 A JP31217086 A JP 31217086A JP 31217086 A JP31217086 A JP 31217086A JP H0828637 B2 JPH0828637 B2 JP H0828637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
signal
groove
series capacitance
delay line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31217086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63164705A (ja
Inventor
孝伸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31217086A priority Critical patent/JPH0828637B2/ja
Publication of JPS63164705A publication Critical patent/JPS63164705A/ja
Publication of JPH0828637B2 publication Critical patent/JPH0828637B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主にカラーテレビジョン受像機に用いられる
分布定数形ディレーラインに関するものである。
従来の技術 一般にカラーテレビジョン受像機においては、映像検
波回路後の映像増幅回路にディレーラインを組み込んで
輝度信号を色信号の遅れと一致させるように構成されて
いるが、近年、高画質化が進む中で、検波回路の方式に
より、位相特性をコントロールする必要がでてきた。
以下図面を参照しながら、従来の分布定数形ディレー
ラインの構成を示す。
第10図は従来の分布定数形ディレーラインの構成を示
す。1は複数個の溝とツバを備えた絶縁樹脂ボビンであ
る。2a,2bは絶縁被膜を有する導体からなるアース巻線
である。3は絶縁被膜を有する導体からなる信号巻線で
ある。絶縁樹脂ボビン1に、アース巻線2aを各巻線溝に
連続して巻回し、その上に信号巻線3を同様に各巻線溝
に連続して巻回し、更にその上にアース巻線2bが同様に
巻回された構成となっている。第11図は上記の線輪図で
ある。第12図はアース巻線2aと信号巻線3により生じる
分布容量C1およびアース巻線2bと信号巻線3により生じ
る分布容量C2を示した従来の構成による等価回路であ
る。以上の構成により作られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、位相特性をコン
トロールするには、絶縁樹脂ボビン1の巻線溝の芯径お
よび巻線ツバの厚みを変えるしか位相特性をコントロー
ルすることができず、要望する位相特性を得るには、そ
の都度、絶縁樹脂ボビン1の変更が必要となり、部品の
標準化,共用化という点で問題があった。
本発明はこのような問題を解決するもので、同一絶縁
樹脂ボビンで位相特性のコントロールが可能な巻線構成
を施した分布定数形ディレーラインを提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 この問題を解決するために本発明の分布定数形ディレ
ーラインは、絶縁樹脂ボビンに、絶縁樹脂より成る複数
個の巻線溝とツバを備えたボビンの各巻線溝に絶縁被膜
を有する導体を信号巻線およびアース巻線として巻回
し、上記のいくつかの信号巻線に直列容量巻線を接続
し、その直列容量巻線を対となる信号巻線と少なくとも
2溝以上離れた巻線溝に、信号巻線の巻方向と逆の巻方
向にして、逆結合させて巻回したものである。
作用 以上のように信号巻線に直列容量巻線を接続し、その
直列容量巻線を2溝以上離れた巻線溝に信号巻線と逆結
合になるように巻回して配することにより、コイルの両
端に直列容量巻線による分布容量が得られ、更に信号巻
線間の結合を小さくすることができ、その直列容量巻線
の巻回数の増減により、この分布容量の大きさと、逆結
合の大きさを変化して、効果的に位相特性をコントロー
ルすることができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第1図は本発明の一実施例における分布定数
形ディレーラインの構成を示すものである。
第1図において4は絶縁樹脂ボビン、5a,5bはアース
巻線、6は信号巻線で、以上は第10図の構成と同じもの
である。更に7は直列容量巻線で信号巻線6と接続され
ている。
以上のように構成された分布定数形ディレーラインに
ついて以下その動作を説明する。まず、第2図に示すよ
うに絶縁樹脂ボビン4にアース巻線5aを各巻線溝に連続
して巻回し、その上に信号巻線6と1溝離れた巻線溝に
直列容量巻線7が接続され連続して信号巻線6と逆結合
(信号巻線6の巻方向と逆の巻方向)になるように巻回
されている。つまり、直列容量巻線7は、信号巻線6の
巻方向(巻回進行方向)と逆の巻方向(逆の巻回進行方
向)に巻回するとともに、信号巻線6と逆結合させてい
る。このため、直列容量巻線7および信号巻線6は、そ
の巻回進行方向を一方が左方向、他方が右方向となるよ
うにし、その巻回の向きを同一方向となるようにしてい
る。更にその上にアース巻線5bが各巻線溝に連続して巻
回された構成となっている。直列容量巻線7は2溝離れ
た巻線溝Bに信号巻線と逆結合になるように巻回し、連
続して信号巻線6を1溝戻った巻線溝Aに巻回する。更
に直列容量巻線7を2溝離れた巻線溝Cに信号巻線6と
逆結合になるように巻回し、信号巻線6を1溝戻った巻
線溝Bに巻回する。以上の動作を連続してくり返す。以
上のように本実施例によれば信号巻線6に直列容量巻線
7を接続し、その直列容量巻線7を2溝離れた巻線溝に
信号巻線6と逆結合になるように巻回することにより、
第3図に示すように信号コイルの両端に分布容量8が得
られ、更に信号巻線6の結合kを小さくすることがで
き、直列容量巻線7の巻回数の増減により、この分布容
量の大きさと、逆結合の大きさを変化して、効果的に位
相特性のコントロールが可能である。
第4図は分布定数形ディレーラインの群遅延特性を示
したものであるが、従来の構成による特性はAで示し、
本実施例による特性はBで示されるように、本発明によ
りA→Bに変化することができる。
また、本発明は第5図〜第7図に示すように、直列容
量巻線7を、3溝離れた巻線溝Cに信号巻線6と逆結合
になるように巻回し、信号巻線6を2溝戻った巻線溝A
に巻回し、更に、直列容量巻線7を3溝離れた巻線溝D
に信号巻線6と逆結合になるように巻回し、信号巻線6
を2溝戻った巻線溝Bに巻回する。以上の動作を連続し
てくり返しても同様の結果を得ることができる。
なお、上記の実施例において直列容量巻線7を2溝あ
るいは3溝離れた巻線溝に信号巻線6と逆結合になるよ
うに巻回するとしたが直列容量巻線7を4溝以上離れた
巻線溝に巻回してもよい。
また、本発明は第8図に示すように、信号巻線6を巻
線溝Aに巻回し直列容量巻線7を1溝戻った巻線溝に信
号巻線6と逆結合になるように巻回し、更に信号巻線6
を2溝離れた巻線溝Bに巻回し、直列容量巻線7を1溝
戻った巻線溝Aに信号巻線6とは逆結合になるように巻
回する。以上の動作を連続してくり返すと、第9図のよ
うな等価回路になり、第3図と同様となる。従って上記
のような巻線構成でも前記と同じ結果が得られることは
言うまでもない。
発明の効果 以上のように本発明は信号巻線に直列容量巻線を接続
し、その直列容量巻線を2溝以上離れた巻線溝に信号巻
線と逆結合になるように巻回し、直列容量巻線の巻回数
によって位相特性をコントロールでき、同一絶縁樹脂ボ
ビンでユーザーが要望する特性を容易に得ることが可能
なため、部品の標準化、共用化の点でその実用的効果は
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図,第5図は本発明の一実施例における分布定数形
ディレーラインの線輪断面図、第2図,第6図,第8図
は各溝における巻線の配置図、第3図,第7図,第9図
は同等価回路図、第4図は位相特性図、第10図は従来の
分布定数形ディレーラインの線輪断面図、第11図は各溝
における巻線の配置図、第12図は等価回路図である。 4……絶縁樹脂ボビン、5a,5b……アース巻線、6……
信号巻線、7……直列容量巻線、8……分布容量、k…
…信号巻線間の結合(直列容量巻線による)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁樹脂より成る複数個の巻線溝とツバを
    備えたボビンの各巻線溝に絶縁被膜を有する導体を信号
    巻線およびアース巻線として巻回し、上記のいくつかの
    信号巻線に直列容量巻線を接続し、その直列容量巻線を
    対となる信号巻線と少なくとも2溝以上離れた巻線溝
    に、信号巻線の巻方向と逆の巻方向にして、逆結合させ
    て巻回してなる分布定数形ディレーライン。
JP31217086A 1986-12-26 1986-12-26 分布定数形デイレ−ライン Expired - Fee Related JPH0828637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31217086A JPH0828637B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 分布定数形デイレ−ライン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31217086A JPH0828637B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 分布定数形デイレ−ライン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164705A JPS63164705A (ja) 1988-07-08
JPH0828637B2 true JPH0828637B2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=18026069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31217086A Expired - Fee Related JPH0828637B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 分布定数形デイレ−ライン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0828637B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63164705A (ja) 1988-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0474298B1 (en) Rotary transformer
SU1074421A3 (ru) Отклон юща система
GB1421988A (en) Toroidal deflection yoke having conductors wound in flyback manner
JPH0413212A (ja) 薄膜磁気ヘッド
US5124681A (en) Winding construction for a transformer
JPH0828637B2 (ja) 分布定数形デイレ−ライン
JPH056804B2 (ja)
JPH056926B2 (ja)
US5446432A (en) Saddle type deflection coil
GB1216905A (en) Improvements in or relating to magnetically cored coils and methods of making the same
US1355085A (en) Differentially-wound electromagnet
JPH0218613B2 (ja)
JPH09306741A (ja) ラインフィルタ
JPH0475304A (ja) 縦捲きコイル及びその製造方法
JP3041074B2 (ja) 2分配器
JPH03750Y2 (ja)
JP2705516B2 (ja) コイル部品
JP2621409B2 (ja) 同軸形ロータリートランス
JPH0530693A (ja) 三相電機子巻線
JPH0322896Y2 (ja)
JPH06132144A (ja) 絶縁型変圧器
JPH0787154B2 (ja) ロ−タリトランス
JPS6040025Y2 (ja) 遅延線
JP2514673Y2 (ja) 変圧器用巻線
JPH06162961A (ja) 偏向ヨーク

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees