JPH08285322A - 局所冷房機のドレン水蒸発装置 - Google Patents

局所冷房機のドレン水蒸発装置

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Publication number
JPH08285322A
JPH08285322A JP7089293A JP8929395A JPH08285322A JP H08285322 A JPH08285322 A JP H08285322A JP 7089293 A JP7089293 A JP 7089293A JP 8929395 A JP8929395 A JP 8929395A JP H08285322 A JPH08285322 A JP H08285322A
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JP
Japan
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heat exchanger
drain water
outdoor heat
drain
outdoor
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Application number
JP7089293A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuhiko Matsumoto
睦彦 松本
Kazuo Gensui
和夫 源水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP7089293A priority Critical patent/JPH08285322A/ja
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外側熱交換器の熱を有効に利用し、ドレン
水を全て蒸発することによりメンテナンスの軽減を図る
ことができる局所冷房機のドレン水蒸発装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 本体1内部の一側面の上部側に室内側熱交換
器2および室内側ドレンパン3を設け、室内側ドレンパ
ン3に受けられたドレン水が散水されるように下部側に
室外側熱交換器4および室外側ドレンパン5と滴下した
ドレン水をかき上げるための回転ディスク6とドレン水
飛散防止カバー7を設け、このカバーの一端面から室外
側熱交換器4と隙間を持つように突出するガイド9bを
設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場等で使用される局
所冷房機のドレン水蒸発装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一体型の空気調和機等においては
メンテナンスの軽減を目的として冷房時に発生するドレ
ン水を本体内部で蒸発させ、ドレン排水等を不要とする
タイプが一般的になりつつある。
【0003】従来、この種の空気調和機のドレン水蒸発
装置は、図10および図11に示すような構成が一般的
であった。以下、その構成について図10および図11
を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、一体型の空気調和機の本
体101は室内ユニット部102とこの室内ユニット部
102に対面して室外ユニット部103が設けられ、前
記室内ユニット部102には、室内側熱交換器104
と、この室内側熱交換器104の側方に室内側送風機1
05と、下部に圧縮機106が設けられている。また、
前記室外ユニット部103には、室内ユニット部102
と反対側に室外側熱交換器107と、この室外側熱交換
器107と室内ユニット部102との間に室外側送風機
108を有していた。そして、室外ユニット部103に
は、室内側熱交換器104より冷房時に発生するドレン
水をかき上げる回転ディスク109と室外側風路Aの吸
込口110、吹出口111およびかき上げられたドレン
水が機外に飛び出さないように設けられたドレン水飛散
防止カバー112を一体としている室外側グリル113
を有していた。また、ドレン水飛散防止カバー112は
略錐形状に成形され、その周囲部には室外側熱交換器1
07に対し垂直もしくは前記風路Aを形成するための室
外側グリル113と同一の角度を持つように成形された
ドレン水飛散防止用のガイド114を有し、このガイド
114は端面115が室外側熱交換器107に接するよ
うに構成されていた。
【0005】上記構成において、回転ディスク109に
よりかき上げられたドレン水はドレン水飛散防止カバー
112内部の室外側熱交換器107部分にのみに付着
し、室外側熱交換器107の熱により蒸発していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機のドレン水蒸発装置では、回転ディスク109に
よりかき上げられたドレン水は、ドレン水飛散防止カバ
ー112内部の室外側熱交換器107部分のみにしか付
着せず、室外側熱交換器107の一部しか利用しておら
ず、有効に室外側熱交換器107の熱を利用できていな
い。したがって使用環境の悪い、湿度の高い環境下等で
使用される局所冷房機においては全てのドレン水を蒸発
させることができず、排水作業等を軽減することはでき
るが、なくすことはできないという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、室外
側熱交換器の熱を有効に利用し、ドレン水を完全に蒸発
させることのできる局所冷房機のドレン水蒸発装置を提
供することを第1の目的とする。
【0008】また、第2の目的は、ドレン水飛散防止カ
バーの風上側に隣接するエアーフィルター表面にドレン
水を付着させ、蒸発効率を向上させることにある。
【0009】また、第3の目的は、ドレン水飛散防止カ
バー内部に通風させ、風による蒸発能力をも利用し、さ
らに蒸発効率を向上させることにある。
【0010】また、第4の目的は、かき上げられたドレ
ン水をリブにより強制的に室外側熱交換器に付着させ、
さらに蒸発効率を向上させることにある。
【0011】また、第5の目的は、ドレン水飛散防止カ
バー内部の室外側熱交換器部分の面積を拡大し、室外側
熱交換器の熱を有効に利用することにより、さらに蒸発
効率を向上させることにある。
【0012】また、第6の目的は、かき上げられたドレ
ン水を再度室外側熱交換器に導入し、室外側熱交換器の
熱を有効に利用することにより、さらに蒸発効率を向上
させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の局所冷房機のド
レン水蒸発装置は、上記目的を達成するために第1の手
段は、本体内部に本体の一側面の上部側に設けられる室
内側熱交換器および室内側ドレンパンと、この室内側ド
レンパンに受けられたドレン水が散水されるように下部
側に設けられる室外側熱交換器および室外側ドレンパン
と、前記室内側熱交換器と室外側熱交換器に対面して取
り付けられるエアーフィルターと、前記室内側熱交換器
に対面して本体内部に設けられる室内側送風機および、
室外側送風機により前記室内側熱交換器と室外側熱交換
器を通過する独立した風路を形成し、前記室外側熱交換
器に隣接して、風上側より略錐形状に成形されたドレン
水飛散防止カバーと、ドレン水かき上げ用回転ディスク
とを備え、前記ドレン水飛散防止カバーには、周囲部に
室外側熱交換器に向かって一定角度を持ち、室外側熱交
換器と一方を接し他方には隙間を持つように成形されて
いるガイドを設けた構成とする。
【0014】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段はドレン水飛散防止カバーの風上側に開口部を設
け、風上側に設けられたエアーフィルター側へもドレン
水を飛散させる構成とする。
【0015】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段はドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換器と対
面する面に数個の補助風路用長孔を設けた構成とする。
【0016】また、第4の目的を達成するために、第4
の手段はドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換器と対
面する面に数個の補助風路用長孔を設け、さらに前記補
助風路用長孔の上端部に室外側熱交換器に向かって斜め
上方に突出したドレン水飛散促進用リブを備えた構成と
する。
【0017】また、第5の目的を達成するために、第5
の手段はドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換器と接
する側のガイドを室外側熱交換器と接する角度を小さく
することにより大型化した構成とする。
【0018】また、第6の目的を達成するために、第6
の手段はドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換器と接
する側のガイドを室外側熱交換器と接する角度を小さく
することにより大型化し、さらに前記ガイドの室外側熱
交換器側に回転ディスクによりかき上げられたドレン水
を保持し室外側熱交換器の側面から導入するための略U
の字形状に成形されたドレンガイドを備えた構成とす
る。
【0019】
【作用】本発明は上記した第1手段の構成により、室内
側熱交換器で発生したドレン水は下方の室内側ドレンパ
ンに滴下し、室内側ドレンパンにより分流されたドレン
水は、さらに下方に備えられた室外側熱交換器の上部に
滴下し、フィンを水平方向に並設した室外側熱交換器の
内部を徐々に降下しながら蒸発することができる。さら
に、蒸発しきれなかったドレン水は室外側熱交換器の下
部に備えられた室外側ドレンパン内部の回転ディスクに
よりかき上げられ再び室外側熱交換器に付着することと
なる。このときかき上げられたドレン水はドレン水飛散
防止カバー内部だけでなくカバーのガイドと室外側熱交
換器の予め設定されている隙間から飛び出しカバー外部
の室外側熱交換器の表面にも付着し、ほぼ室外側熱交換
器の全面を利用してドレン水を蒸発させることとなる。
【0020】また、第2手段の構成によりかき上げられ
たドレン水はカバーの風上側に設けられたエアーフィル
ターにも付着させることができ、室外側熱交換器の熱利
用とエアーフィルターを通過する風によってもドレン水
を蒸発させることとなる。
【0021】また、第3手段の構成によりかき上げられ
たドレン水はカバーの表面に設けられた補助風路用長孔
より侵入する風によりドレン水の蒸発を促進させること
となる。
【0022】また、第4手段の構成によりかき上げられ
たドレン水はカバーの表面に設けられた補助風路用長孔
の上端より突出したリブにより強制的に室外側熱交換器
の方向に曲げられ、この長孔より侵入する風により完全
に室外側熱交換器の方向に向き、室外側熱交換器の表面
への付着性が向上し、ドレン水の蒸発を促進させること
となる。
【0023】また、第5手段の構成によりかき上げられ
たドレン水は多量に室外側熱交換器内部に侵入し、内部
を徐々に落下することとなり室外側熱交換器のドレン水
保持量が増加し、ドレン水の蒸発を促進させることとな
る。
【0024】また、第6手段の構成によりかき上げられ
たドレン水は直接室外側熱交換器に侵入するものと、ド
レンガイド上面に保持され、その後室外側熱交換器内部
に侵入するものが、内部を徐々に落下することとなり室
外側熱交換器のドレン水保持量がさらに増加し、ドレン
水の蒸発を促進させることとなる。
【0025】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
〜図3を参照しながら説明する。
【0026】図に示すように、本体1の内部に上方より
室内側熱交換器2と室内側ドレンパン3とフィンを水平
方向になるように設置した室外側熱交換器4と室外側ド
レンパン5を設け、室内側ドレンパン3には室外側熱交
換器4の上部にドレン水が分散し、散水するように数個
の分流用の滴下口を設け、室外側ドレンパン5の内部の
室外側熱交換器4下部の風上側には室外側熱交換器4よ
り落下したドレン水を上方にかき上げるためのドレン水
かき上げ用回転ディスク6を設け、さらに風上側には室
外側熱交換器に対面して略錐形状のドレン水飛散防止カ
バー7と風上側にエアーフィルター8を備えている。
【0027】そして、ドレン水飛散防止カバー7の一端
面7aは直線状で、この端面7aより室外側熱交換器4
に向かって一定角度を持ちながら室外側熱交換器4と接
する位置まで突出するガイド9aを有し、他端面7b
は”く”の字形状に成形されており端面7aと同様に室
外側熱交換器4に向かって一定角度を持ちながら室外側
熱交換器4との間に一定の隙間Xを有する位置まで突出
するガイド9bを備えている。また、ドレン水かき上げ
用回転ディスク6は円形に成形され、表面にはドレン水
をかき上げるための凹凸を備えている。この回転ディス
ク6は室外側ドレンパン5の本体内部側に設けられた駆
動用モーター10により回転する。
【0028】そして、室内側熱交換器2および室外側熱
交換器4が対面する本体1の同一側面には室内側吸込口
11および室外側吸込口12を設け、室内側吸込口11
より吸い込んだ空気が室内側熱交換器2を介し、室内側
送風機13を通り室内側吹出口14より排出される風路
Aが形成される。また室外側吸込口12より吸い込んだ
空気が室外側熱交換器4を介し、室外側送風機15を通
り室外側吹出口16より排出される風路Bが形成され
る。
【0029】また、本体下部フレーム17上には圧縮機
18を設け、本体1の底部にはキャスター19を設けて
いる。
【0030】上記構成により、室内側熱交換器2で発生
したドレン水は下方の室内側ドレンパン3に滴下し、室
内側ドレンパン3により分流されたドレン水は、さらに
下方に備えられた室外側熱交換器4の上部に散水され、
フィンが水平方向になるように設置した室外側熱交換器
4の内部を徐々に降下しながら蒸発することとなる。さ
らに、蒸発しきれなかったドレン水は下方の室外側ドレ
ンパン5に溜まり駆動用モーター10により高速回転し
ているドレン水かき上げ用回転ディスク6によりかき上
げられ、ドレン水飛散防止カバー7内部で室外側熱交換
器4の内部に侵入し再び徐々に降下しながら蒸発すると
ともに、室外側熱交換器4と一定の隙間Xを持つように
突出したガイド9b側よりドレン水飛散防止カバー7外
部に飛び出した水滴20は室外側熱交換器4の表面に付
着し蒸発することとなる。
【0031】このように、本発明の第1実施例の局所冷
房機の蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の全面を利
用してドレン水を蒸発させることができるため、効率的
に室外側熱交換器4の熱を利用でき、容易に室内側熱交
換器2で発生するドレン水を全て蒸発させることができ
る。
【0032】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
ついて、図4を参照しながら説明する。
【0033】なお、第1実施例と同一部分については、
同一符号を付して以下の各実施例とも詳細な説明は省略
する。
【0034】図に示すように、ドレン水飛散防止カバー
7の風上側に開口7cを形成した構成にする。
【0035】上記構成により、ドレン水かき上げ用回転
ディスク6によりかき上げられたドレン水の一部の水滴
20は室外側熱交換器4の表面に付着し蒸発し、一部の
水滴21は室外側熱交換器4に対面して風上側に備えら
れるエアーフィルター8表面に付着し通過風により蒸発
することとなる。
【0036】このように、本発明の第2実施例の局所冷
房機のドレン水蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の
全面を利用してドレン水を蒸発させることができるだけ
でなくエアーフィルター8を補助蒸発装置として利用で
きるため、蒸発効率をさらに向上することができ、容易
に室内側熱交換器2で発生するドレン水を全て蒸発させ
ることができる。
【0037】(実施例3)以下、本発明の第3実施例に
ついて、図5および図6を参照しながら説明する。
【0038】図に示すように、ドレン水飛散防止カバー
7の室外側熱交換器4に対面する面に数個の補助風路用
長孔22を設けた構成にする。
【0039】上記構成により、補助風路用長孔22を通
過し室外側熱交換器4に吸い込まれる風路が形成される
ためドレン水かき上げ用回転ディスク6によりかき上げ
られたドレン水は、室外側熱交換器4の熱により蒸発す
るだけでなく、この通過風23によっても蒸発すること
となる。
【0040】このように、本発明の第3実施例の局所冷
房機のドレン水蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の
熱と通過風23の利用ができるため、蒸発効率をさらに
向上することができ、容易に室内側熱交換器2で発生す
るドレン水を全て蒸発させることができる。
【0041】(実施例4)以下、本発明の第4実施例に
ついて、図7を参照しながら説明する。
【0042】図に示すように、ドレン水飛散防止カバー
7の室外側熱交換器4に対面する面に数個の補助風路用
長孔22を設け、さらに補助風路用長孔22の上端部よ
り室外側熱交換器4に向かって斜め上方に突出するリブ
24を備え、このリブ24は下方より徐々に長くするよ
うな構成にする。
【0043】上記構成により、補助風路用長孔22を通
過し室外側熱交換器4に吸い込まれる風路が形成され、
またドレン水かき上げ用回転ディスク6によりかき上げ
られたドレン水の水滴25は、リブ24により室外側熱
交換器4側に曲げられ、前記風路の通過風23により室
外側熱交換器4の内部に導入されるため室外側熱交換器
4内部に保持されるドレン水量が増加することとなる。
【0044】このように、本発明の第4実施例の局所冷
房機のドレン水蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の
内部に保持されるドレン水の量を増加することができる
ため、蒸発効率をさらに向上することができ、容易に室
内側熱交換器2で発生するドレン水を全て蒸発させるこ
とができる。
【0045】(実施例5)以下、本発明の第5実施例に
ついて、図8を参照しながら説明する。
【0046】図に示すように、ドレン水飛散防止カバー
7の直線部端面7aより突出するガイド9aの室外側熱
交換器4に対する角度αを小さくし、ガイド9aの面積
を拡大した構成にする。
【0047】上記構成により、ドレン水かき上げ用回転
ディスク6によりかき上げられた細粒化される前の水流
状態のドレン水の室外側熱交換器4への侵入する割合が
増加するため、室外側熱交換器4内部に保持されるドレ
ン水量が増加することとなる。
【0048】このように、本発明の第5実施例の局所冷
房機のドレン水蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の
内部に保持されるドレン水の量を増加することができる
ため、蒸発効率をさらに向上することができ、容易に室
内側熱交換器2で発生するドレン水を全て蒸発させるこ
とができる。
【0049】(実施例6)以下、本発明の第6実施例に
ついて、図9を参照しながら説明する。
【0050】図に示すように、ドレン水飛散防止カバー
7の直線部端面7aより突出するガイド9aの室外側熱
交換器4に対する角度αを小さくし、ガイド9aの面積
を拡大した構成にし、さらにこのガイド9aの室外側熱
交換器4側に斜め下方に向けて略Uの字形状で上方が開
口し、室外側熱交換器に接するようにしたドレンガイド
26を備えた構成とする。
【0051】上記構成により、ドレン水かき上げ用回転
ディスク6によりかき上げられたドレン水の室外側熱交
換器4へ侵入できずに落下しようとしている一部がドレ
ンガイド26により保持され再び室外側熱交換器4に戻
されるため、室外側熱交換器4内部に保持されるドレン
水量が増加することとなる。
【0052】このように、本発明の第6実施例の局所冷
房機のドレン水蒸発装置によれば、室外側熱交換器4の
内部に保持されるドレン水の量を増加することができる
ため、蒸発効率をさらに向上することができ、容易に室
内側熱交換器2で発生するドレン水を全て蒸発させるこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば本体内部に、本体の一側面の上部側に設けら
れる室内側熱交換器および室内側ドレンパンと、この室
内側ドレンパンに受けられたドレン水が散水されるよう
に下部側に設けられる室外側熱交換器および室外側ドレ
ンパンと、前記室内側熱交換器と室外側熱交換器に対面
して取付けられるエアーフィルターと、前記室内側熱交
換器に対面して本体内部に設けられる室内側送風機およ
び室外側送風機により前記室内側熱交換器と室外側熱交
換器を通過する独立した風路を形成し、前記室外側熱交
換器に隣接して、風上側に設けられる略錐形状に形成さ
れたドレン水飛散防止カバーと、前記室外側ドレンパン
のドレン水かき上げ用の回転ディスクとを備え、前記ド
レン水飛散防止カバーには、周囲部に室外側熱交換器に
向かって一定角度を持ち、室外側熱交換器と一方を接し
他方には隙間を持つよう形成されているガイドを設けた
ので、室外側熱交換器の熱を有効に利用し、ドレン水を
完全に蒸発させることのできる局所冷房機のドレン水蒸
発装置を提供することができる。
【0054】また、ドレン水飛散防止カバーの風上側に
開口部を設け、風上側に設けられたエアーフィルター側
へもドレン水を飛散させる構成としているので、エアー
フィルターにドレン水を付着させ蒸発効率を向上でき
る。
【0055】また、ドレン水飛散防止カバーの室外側熱
交換器と対面する面に数個の補助風路用長孔を設けたの
で、通風による蒸発能力が高められる。
【0056】また、ドレン水飛散防止カバーの室外側熱
交換器と対面する面に数個の補助風路用長孔を設け、さ
らに前記補助用長孔の上端部に室外側熱交換器に向かっ
て斜め上方に突出したドレン水飛散促進用リブを設けた
ので、かき上げられたドレン水がリブにより強制的に室
外側熱交換器に付着して蒸発効率が高められる。
【0057】また、ドレン水飛散防止カバーの室外側熱
交換器と接する側のガイドを室外側熱交換器と接する角
度を小さくすることにより大型化したので、ドレン水飛
散防止カバー内部における室外側熱交換器部分の面積が
拡大し、室外側熱交換器による蒸発効率が高まる。
【0058】また、ドレン水飛散防止カバーの室外側熱
交換器と接する側のガイドを室外側熱交換器と接する角
度を小さくすることにより大型化し、さらに前記ガイド
の室外側熱交換器側に回転ディスクによりかき上げられ
たドレン水を保持し室外側熱交換器の側面から導入する
ための略Uの字形状に形成されたドレンガイドを設けた
ので、かき上げられたドレン水が再度室外側熱交換器に
導入され蒸発効率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の局所冷房機のドレン水蒸
発装置の構成を示す斜視図
【図2】同第1実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す拡大斜視図
【図3】同第1実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す断面図
【図4】同第2実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す断面図
【図5】同第3実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す拡大斜視図
【図6】同第3実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す断面図
【図7】同第4実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す断面図
【図8】同第5実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す断面図
【図9】同第6実施例の局所冷房機のドレン水蒸発装置
の構成を示す拡大斜視図
【図10】従来のドレン水蒸発装置の構成を示す斜視図
【図11】従来のドレン水蒸発装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 本体 2 室内側熱交換器 3 室内側ドレンパン 4 室外側熱交換器 5 室外側ドレンパン 6 回転ディスク 7 ドレン水飛散防止カバー 7c 開口部 8 エアーフィルター 9 ガイド 13 室内側送風機 15 室外側送風機 22 補助風路用長孔 24 リブ 26 ドレンガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内部に本体一側面の上部側に設けら
    れる室内側熱交換器および室内側ドレンパンと、この室
    内側ドレンパンに受けられたドレン水が散水されるよう
    に下部側に設けられる室外側熱交換器および室外側ドレ
    ンパンと、前記室内側熱交換器と室外側熱交換器に対面
    して取り付けられるエアーフィルターと、前記室内側熱
    交換器に対面して本体内部に設けられる室内側送風機お
    よび、室外側送風機により前記室内側熱交換器と室外側
    熱交換器を通過する独立した風路を形成し、前記室外側
    熱交換器に隣接して、風上側に設けられる略錐形状に成
    形されたドレン水飛散防止カバーと、前記室外側ドレン
    パンのドレン水かき上げ用の回転ディスクとを備え、前
    記ドレン水飛散防止カバーには、周囲部に室外側熱交換
    器に向かって一定角度を持ち、室外側熱交換器と一方を
    接し他方には隙間を持つように成形されているガイドを
    設けた局所冷房機のドレン水蒸発装置。
  2. 【請求項2】 ドレン水飛散防止カバーの風上側に開口
    部を設け、風上側に設けられたエアーフィルター側へも
    ドレン水を飛散させる構成とした請求項1記載の局所冷
    房機のドレン水蒸発装置。
  3. 【請求項3】 ドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換
    器と対面する面に数個の補助風路用長孔を設けた請求項
    1記載の局所冷房機のドレン水蒸発装置。
  4. 【請求項4】 ドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換
    器と対面する面に数個の補助風路用長孔を設け、さらに
    前記補助風路用長孔の上端部に室外側熱交換器に向かっ
    て斜め上方に突出したドレン水飛散促進用リブを備えた
    請求項1記載の局所冷房機のドレン水蒸発装置。
  5. 【請求項5】 ドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換
    器と接する側のガイドを室外側熱交換器と接する角度を
    小さくすることにより大型化した請求項1記載の局所冷
    房機のドレン水蒸発装置。
  6. 【請求項6】 ドレン水飛散防止カバーの室外側熱交換
    器と接する側のガイドを室外側熱交換器と接する角度を
    小さくすることにより大型化し、さらに前記ガイドの室
    外側熱交換器側に回転ディスクによりかき上げられたド
    レン水を保持し室外側熱交換器の側面から導入するため
    の略Uの字形状に成形されたドレンガイドを備えた請求
    項1記載の局所冷房機のドレン水蒸発装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0981030A2 (de) * 1998-08-13 2000-02-23 BSH Fabricacion, S.A. Transportable Klimaanlage
EP0981030A3 (de) * 1998-08-13 2001-10-31 BSH Fabricacion, S.A. Transportable Klimaanlage

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