JPH082851B2 - オキサルアニリド化合物 - Google Patents

オキサルアニリド化合物

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JPH082851B2
JPH082851B2 JP62301617A JP30161787A JPH082851B2 JP H082851 B2 JPH082851 B2 JP H082851B2 JP 62301617 A JP62301617 A JP 62301617A JP 30161787 A JP30161787 A JP 30161787A JP H082851 B2 JPH082851 B2 JP H082851B2
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alkyl
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methyl
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/20Carboxylic acid amides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/48Stabilisers against degradation by oxygen, light or heat

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紫外線吸収剤として用いるのに適する、新
規なオキサルアニリドに関する。
本発明によれば、下記式Iで示される化合物が提供さ
れる。
上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキ
ル、C1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2
はR1とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキ
シを表し、R20は−CO−OR6または、R1がそれぞれ水素で
あり、R2が2−C1〜4アルコキシである場合には、−
OHを表し、R3は水素またはメチル(好ましくは水素)を
表し、R6は水素、1または2個の酸素原子が介在してい
てもよい未置換C6〜22アルキル、または1または2個
の酸素原子が介在していてもよい、−OHによりモノまた
はジ置換されたC1〜22アルキルを表す。但し、R1およ
びR2がそれぞれ水素である場合、R6は水素ではないもの
とする。
好ましくは、R20は−CO−OR6である。この明細書にお
いて、直鎖または分枝鎖であることのできるいかなる基
も、特記しない限り、直鎖または分枝鎖であるものとす
る。この明細書において、1つの式において記号が2度
以上現れる場合には、その意味は互いに他と独立である
ものとする。
好ましくは、R1がR1′即ち水素、C1〜4アルキル、
1〜4アルコキシおよび塩素から選ばれる。さらに好
ましくは、R1はそれぞれ水素である。
好ましくは、R2がR2′即ち水素またはC1〜2アルコ
キシであり、好ましくはオルト位にある。
好ましくは、R6がR6′即ち1個の−O−基が介在して
いてもよい未置換C6〜18アルキルまたは1または2個
(好ましくは1個)の−O−基が介在していてもよい、
−OHによりモノ置換されたC1〜18アルキルである。
R6は、さらに好ましくは、R6″即ち未置換C6〜18
ルキルまたは1または2個の−O−基が介在していても
よい、−OHによりモノ置換されたC1〜6アルキルであ
る。
いかなるC1〜12アルキル基も好ましくはC1〜8
ルキル、さらに好ましくはC1〜4アルキル、最も好ま
しくはメチルまたはエチルである。いかなるC1〜12
ルコキシも好ましくはC1〜8アルコキシ、さらに好ま
しくはC1〜4アルコキシ、最も好ましくはエトキシま
たはメトキシである。好ましくは、いかなるC1〜4
ルキルもメチルまたはエチルであり、いかなるC1〜4
アルコキシもエトキシまたはメトキシである。
さらに、本発明によれば、R20が−COOR6である式Iの
化合物の製造方法が提供され、この方法は、下記式II、 で示される化合物を、下記式III、 HO−R6 (III) 〔上式中の記号は前記規定に同一である〕 で示される化合物と、昇温において反応させることを含
む。
式IIおよびIIIの化合物は公知の化合物から公知の方
法によって製造することができる。
好ましくは、本発明に係る方法は、50〜120℃の温度
において実施される。
好ましくは、本発明に係る方法は7〜9のpHにおいて
実施される。
疑問を避けるために、この明細書において規定する範
囲の数はその範囲内に含まれるものとする。
さらに、本発明によれば、式IにおいてR20が−OHで
ある化合物の製造方法が提供され、この方法は、下記式
VI、 で示される化合物を、下記式VII、 で示される化合物と、昇温において反応させることを含
む。
さらに、本発明によれば、下記式Vで示される化合物
が提供される。
上式中、R3は前記規定に同一のものを表し、R10は水
素、メチルまたはエチルを表し、R11は−OHまたは−COO
Hを表す。
好ましくは、R10はR10′即ちメチルまたはエチルであ
る。
好ましくは、R11は−COOHである。
また、本発明によれば、高分子基材の安定化方法が提
供され、この方法は基材に光安定化量の式Iまたは式V
の化合物を添加することを含む。
式Iの化合物は、高分子材料を光による劣化に対して
保護するための安定化剤として有用である。
これらの化合物は特に溶剤系および液体ポリマーおよ
びプレポリマーにおける良好な溶解性および混和性を有
し、このことは広範囲のポリマー材料にこれらを用いる
ことを可能にする。
適当な高分子材料はプラスチックス材料、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロレン、エチレン/プロピレンコポ
リマー、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、ABS、アクリレ
ート、スチレンおよびアクリロニトリルのターポリマ
ー、スチレン/アクリロニトリルおよびスチレン/ブタ
ジエンを含む。他のプラスチックス材料、例えば、ポリ
ブチレン、ポリスチレン、塩素化ポリエチレン、ポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリフェニレ
ンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアセター
ル、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂およびエポキシ
樹脂も用いることができる。好ましいプラスチックス材
料は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン/プロ
ピレンコポリマーおよびABSである。天然ポリマー、例
えば、天然ゴムを安定化することもでき、ポリマー材料
を含む潤滑油も同様である。
式Iの化合物は、公知の方法で、安定化されるべき高
分子材料中に配合することができる。特に重要な方法
は、化合物を、例えば、溶融ブレンダー中でまたはホイ
ル、フィルム、チューブ、容器、ボトル、繊維およびフ
ォームを含む成形品の、押出し、射出成形、吹き込み成
形、紡糸または針金被覆による、形成の間に、溶融され
た熱可塑性ポリマーとブレンドすることである。
高分子材料が本発明に係る化合物との混合の前に十分
に重合されていることは必須ではない。これらの化合物
を、モノマー、プレポリマーまたはプレ縮合物と混合
し、重合または縮合反応を引き続いて行ってもよい。も
ちろん、これは、溶融ブレンドを行うことのできない熱
硬化性ポリマー中にこれらの化合物を配合する好ましい
方法である。
式Iの化合物は、単独でまたは他の安定剤、例えば、
ヒンダードアミン光安定剤、例えば、テトラアルキルピ
ペリジン光安定剤および酸化防止剤、との組み合わせで
用いることができる。
式Iの化合物は、ヒンダードアミン光安定剤ととも
に、ポリマーの系に相乗効果を与えることがある。好ま
しいヒンダードアミン光安定剤は米国特許4408051およ
び英国特許2091732Bに記載されている。他の安定剤の例
は立体障害フェノール、硫黄または燐含有化合物または
これらの混合物を含む。これらの他の安定剤のさらに具
体的な例は、ベンゾフラン−2−オン、インドリン−2
−オンおよび立体障害フェノール、例えば、β−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)プロピ
オニルステアレート、メタンテトラキス−〔メチレン−
3−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、1,3,3−トリス−(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブ
タン、1,3,5−トリス−(4−tert−ブチル−3−ヒド
ロキシ−2,6−ジ−メチルベンジル)−1,3,5−トリアジ
ン−2,4,6(1H,3H,5H)トリオン、ビス−(4−tert−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジ−メチルベンジル)
ジチオールテレフタレート、トリス−(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト、β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)プロピオン酸と1,3,4−トリス−(2−ヒドロ
キシエチル)−5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)ト
リオンとのトリエステル、ビス−〔3,3−ビス−(4′
−ヒドロキシ−3−tert−ブチルフェニル)酪酸〕グリ
コールエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6
−tert−ブチルフェニル)テレフタレート、4,4−メチ
レン−ビス−(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、
4,4′−ブチリジン−ビス−(tert−ブチルメタクレゾ
ール)、2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t
ert−ブチルフェノール)である。
用いることのできる硫黄含有酸化防止補助安定剤は、
例えば、ジステアリルチオジプロピオネート、ジラウリ
ルチオジプロピオネート、メタンテトラキス−(メチレ
ン−3−ヘキシルチオプロピオネート)、メタンテトラ
キス−(メチレン−3−ドデシルチオプロピオネー
ト)、およびジオクタデシルジスルフィドを含む。燐含
有補助安定剤は、例えば、トリノニルフェニルホスファ
イト、4,9−ジステアリル−3,5,8,10−テトラオキサジ
ホスファスピロウンデカン、トリス−(2,4−ジ−tert
−ブチルフェニル)ホスファイトおよびテトラキス−
(2,3−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4′−ビフェニ
レンジホスホナイトを含む。さらに、アミノアリール化
合物の如き他の添加剤および紫外線吸収剤および日光安
定剤、例えば、2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、1,3
−ビス−(2′−ヒドロキシベンゾイル)ベンゼン、サ
リチレート、シンナメート、ベンゾエートおよび置換ベ
ンゾエート、立体障害アミンおよび修酸ジアミドを用い
ることもできる。他の公知のタイプの添加剤、例えば、
難燃剤および帯電防止剤を添加してもよい。
本発明の化合物は、また、光重合のための光開始剤を
含む感光性重合体基材に用いることもできる。
式Iの化合物は、特に、有機ポリマー含有塗料、特に
自動車用塗料に用いるのに適する。
自動車用塗料は、一般に、有機溶剤中の有機ポリマー
またはポリマー前駆体の溶液または分散液である。大部
分は焼付塗料であり、これはプライマー塗布された金属
表面に一旦適用されたあとで、許容され得る時間内に塗
料を硬化させるために、熱、特に80℃以上の熱の適用を
必要とする。硬化工程は、酸触媒の使用により促進する
ことができる。この加熱の硬化は熱硬化性の系中のポリ
マー前駆体間の化学反応を促進し、または熱可塑性ポリ
マーの粒子の溶融を起こさせるためのものである。
多くの自動車用塗料は、メタリック塗料であり、反射
による光学的効果を与えるために、金属、通常はアルミ
ニウム、のフレークを含む。そのような塗料は、多くの
場合、2層塗料であり、透明なトップコート塗料を単一
のピグメントおよび/または金属フレークを含むベース
コート塗料上に適用する。式Iの化合物は、トップコー
ト塗料またはベースコート塗料のいずれにあってもよい
が、前者が好ましい。そのような2層メタリック塗料
は、トップコート中のポリマーが光吸収性のピグメント
によって保護されていず、下の金属層からの光の反射に
よって通常の放射量のほぼ2倍の放射を受けるから、ト
ップコート中に紫外線安定剤を特に必要としている。
式Iの化合物は、特に、酸触媒焼付塗料、特に、2層
焼付塗料のトップコート中に有用である。
式Iの化合物は、その製造のいかなる段階において塗
料に添加されてもよく、固体形または溶液形、好ましく
は適当な溶剤中の液体濃厚物の形で添加されてもよい。
実際には、式Iの化合物は有機溶剤中の溶液として液
体塗料に添加される。そのような塗料においては、バイ
ンダー材料が35(低固形分塗料)および70(高固形分塗
料)重量%を占めており、塗料のバインダー材料は水性
エマルジョンまたは懸濁液の形(水性塗料として)にあ
り、塗料の20〜30重量%を占める。式Iの化合物はまた
粉末塗料に添加することもできる。
式Iの化合物は、焼付または硬化の前に液体または粉
末塗料に添加されるべきである。好ましくは、式Iの化
合物は、必要な量で添加することが容易であるから、液
体塗料中に用いられる。濃厚物の合計重量の少なくとも
40重量%、好ましくは60〜80重量%の式Iの化合物を含
む濃厚物を用いて、式Iの化合物を焼付用塗料に配合す
るのが特に好ましい。
0.01〜8重量%、好ましくは0.2〜4重量%の1種ま
たはそれ以上の式Iの化合物を添加すると、焼付塗料中
の有機ピグメントの日光および耐候安定性に明らかな改
良が見られ、また屋内暴露の結果としてのヘアラインク
ラックおよび光沢の消失の傾向が減少される。これはま
たメタリック塗料に対しても認められ、2層メタリック
塗料の透明トップコートの優れた長期間安定性が得られ
る。そのような塗料において、式Iの化合物は、メタリ
ックアンダーコード、透明なトップコートまたはその両
者に添加されてよく、透明トップコートのみに添加され
るのが好ましい。塗装されるべき金属表面は、金属表面
を塗装するのに通常の如く、プライマー塗料により下塗
りされていてもよい。
下記の例は本発明をさらに説明するためのものであ
る。
例1 10.4gの式1b、 で示される化合物を、4.3gの2−エチル−1−ヘキサノ
ール(イソオクタノール)および2.4gのピリジンととも
に、50mlのトルエン中で90℃で7時間加温した。この白
色の懸濁液を水に添加し、トルエン相を分離し、次いで
水で2回洗浄した。次に、混合物を濃縮し、白色の残留
物をアルコールから再結晶した。得られた生成物は下記
式1a、 で示されるものであり、73〜75℃の融点を有する白色粉
末であった。
例2 30mlのエチレングリコールおよび5.0gのトリエチルア
ミンの混合物を調製し、これを20mlのテトラヒドロフラ
ン中10.4gの式1b(例1に規定)の化合物の懸濁液と反
応させた。白色の生成物が析出した。1時間後、この混
合物を60℃においてメタノールで稀釈し、次いで生成物
を濾別し、次に生成物を水洗した。
エタノールから再結晶後、下記式2a で示される生成物が得られ、これは189〜190℃の融点を
有する白色粉末であった。
例3〜5 適当な原料から例1または2の方法と同様の方法によ
り下記の化合物を製造することができた。
例3 例4 例5 例6 式6aの化合物の製造 22.3gの式6b で示される化合物、10.9gのp−アミノフェノールおよ
び0.5gの硼酸を110℃において30mlのエチレングリコー
ル中に入れた。得られたアルコールをロータリー蒸発機
により蒸留除去した。約80℃に冷却後、50mlのメタノー
ルを添加し、次いで混合物を室温に冷却した。次に、得
られた沈澱を真空蒸発させて液体相から分離した。次
に、沈澱を水洗した。194〜196℃の融点を有する灰白色
の式6aの生成物が得られた。
例7 下記式7aの化合物の製造 23.7gの式7b で示される化合物、10.9gのp−アミノフェノールおよ
び0.5gの硼酸を110℃において30mlのエチレングリコー
ルに添加した。
得られたアルコールをロータリー蒸発機により蒸留除
去した。80℃に冷却後、50mlのメタノールを添加し、次
いで混合物を室温に冷却した。得られた沈澱を真空蒸発
により液体相から分離した。沈澱を水洗した。190〜194
℃の融点を有する式7aの白色生成物を得た。
例8 水の添加により適当な酸クロリドから下記式8a、 で示される化合物を製造することができた。
適用例A 80重量部のViacryl SC344(Vianovaからのアクリル樹
脂の50%溶液)、13.9重量部のMaprenal MF80(Hoechst
からのメラミン樹脂の72%溶液)および4.1重量部のByk
etol OK(Byk−Malinckrodt)からなる透明塗料に、2
部の式1aの化合物(例1に記載)を添加した。1分後、
得られた光安定剤材料を塗料中に溶解した。この塗料
を、常法によりまだ濡れているうちに、スプレーによっ
てメタリックまたは単一ピグメント塗装に適用して、30
〜40μmの厚さを有する層を形成した。次に、得られた
コーチングを140℃で30分間硬化させた。コーチングは
極めて良好な紫外線および屋外暴露に対する耐性を示し
た。
適用例B 29.5重量部のSetalux C−1502XX−60(Synthese B.V.
からのアクリル樹脂の60%溶液)、39.2重量部のSetalu
x C−1382BX−45(Synthese B.V.からのアクリル樹脂の
45%溶液)、21.4重量部のSetamin US−138BB−70(Syn
these B.V.からのアクリル樹脂の70%溶液)、2.5重量
部のBaysilon−oil〔Bayerから(キシレン中2%溶
液)〕および7.4重量部のDepanol Y(Hoechstからの溶
剤)からなる透明塗料を、2.5重量部の式1aの化合物
(例1に記載)および2重量部の燐酸から誘導された酸
触媒(American CyanamidからのタイプCatalyst269−
9)とともに撹拌して、均質混合物を得た。この塗料を
常法により、両者がまだ濡れている間にスプレーにより
メタリックまたは単一ピグメント塗装に適用して、30〜
40μmの厚さを有する層に形成した。得られたコーチン
グを、次いで、110℃で20分間硬化させた。コーチング
は紫外線および屋外暴露に対して極めて良好な耐性を示
した。
適用例C 75重量部のMacrynal SH510N(Bayerからのヒドロキシ
含有アクリル樹脂)、2重量部のBaysilon−oil A〔Bay
erから(キシレン中1%溶液)〕、0.3重量部のジブチ
ル亜鉛ジラウレート、0.35重量部のジエタノールアミ
ン、5.0重量部のエチルグリコールアセテート、5.0重量
部のSolvesso100、6.0重量部のキシレンおよび6.36重量
部の酢酸ブチルからなる透明塗料に、2.5重量部の式1a
の化合物(例1に記載)および30重量部のDesmodur N75
(Bayerから)を添加した。得られた均質混合物を、常
法により、両者がまだ濡れている間にスプレーによりメ
タリックまたは単一ピグメント塗装に適用して、30〜40
μmの厚さを有する層に形成した。得られたコーチング
を80〜90℃で20分間硬化させた。得られた2K−PURコー
チングは紫外線および屋外暴露に対して良好な耐性を示
した。
適用例D 14.30部のSetamin US−132BB70(Syntheseからのメラ
ミン樹脂の70%溶液)、57.15部のSetal84W−70(Synth
eseからのアルキッド樹脂の70%溶液)、7.70重量部の
n−ブタノール、1.85重量部のブチルグリコールアセテ
ート、9.50重量部のキシレンおよび25重量部の二酸化チ
タン(ルチルタイプ)から単一白色ピグメント塗料に、
1.38部の式1aの生成物(例1)を添加した。この塗料
を、常法により、20〜30μmの厚さのフィラーの層がア
ニールされた研磨されたスチール金属に、スプレーによ
り適用し、室温で30分間放置後、スチール金属表面を12
0℃で30分間アニールした。得られたコーチングは紫外
線および屋外暴露に対して極めて良好な耐性を示した。
適用例A〜Dにおいて、式1aの生成物の代わりに、適
当な量の例2〜8のいずれかの生成物を用いることがで
きた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/16 KAX C09D 5/00 PSD 5/32 PRB 7/12 PSL

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式Iで示される化合物。 上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキル、
    1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2はR1
    とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキシを
    表し、R20は−CO−OR6または、R1がそれぞれ水素であ
    り、R2が2−C1〜4アルコキシである場合には、−OH
    を表し、R3は水素またはメチル(好ましくは水素)を表
    し、R6は水素、1または2個の酸素原子が介在していて
    もよい未置換C6〜22アルキル、または1または2個の
    酸素原子が介在していてもよい、−OHによりモノまたは
    ジ置換されたC1〜22アルキルを表す。但し、R1および
    R2がそれぞれ水素である場合、R6は水素ではないものと
    する。
  2. 【請求項2】R1がR1′即ち水素、C1〜4アルキル、C
    1〜4アルコキシまたは塩素である、特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】R2がR2′即ち水素またはC1〜2アルコキ
    シである、特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】R6がR6′即ち1個の−O−基が介在してい
    てもよい未置換C6〜18アルキルまたは1または2個の
    −O−基が介在していてもよい、−OHによりモノ置換さ
    れたC1〜18アルキルである、特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。
  5. 【請求項5】R6がR6″即ち未置換C6〜18アルキルまた
    は1または2個の−O−基が介在していてもよい、−OH
    によりモノ置換されたC1〜6アルキルである、特許請
    求の範囲第4項記載の化合物。
  6. 【請求項6】下記式Vで示される特許請求の範囲第1項
    記載の化合物。 上式中、R3は水素またはメチルを表し、R10は水素、
    メチルまたはエチルを表し、R11は−OHまたは−COOHを
    表す。
  7. 【請求項7】下記式I、 〔上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキ
    ル、C1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2
    はR1とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキ
    シを表し、R20は−CO−OR6を表し、R3は水素またはメチ
    ル(好ましくは水素)を表し、R6は水素、1または2個
    の酸素原子が介在していてもよい未置換C6〜22アルキ
    ル、または1または2個の酸素原子が介在していてもよ
    い、−OHによりモノまたはジ置換されたC1〜22アルキ
    ルを表す。但し、R1およびR2がそれぞれ水素である場
    合、R6は水素ではないものとする〕 で表される化合物を製造するに当たり、下記式II、 で示される化合物を、下記式III、 HO−R6 (III) 〔上式中の記号は前記規定に同一である〕 で示される化合物と、昇温において反応させることを含
    む方法。
  8. 【請求項8】下記式I、 〔上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキ
    ル、C1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2
    はR1とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキ
    シを表し、R20は−OHを表し、R3は水素またはメチル
    (好ましくは水素)を表し、R6は水素、1または2個の
    酸素原子が介在していてもよい未置換C6〜22アルキ
    ル、または1または2個の酸素原子が介在していてもよ
    い、−OHによりモノまたはジ置換されたC1〜22アルキ
    ルを表す。但し、R1およびR2がそれぞれ水素である場
    合、R6は水素ではないものとする〕 で示される化合物を製造するに当たり、下記式VI、 で示される化合物を、下記式VII、 で示される化合物と、昇温において反応させることを含
    む方法。
  9. 【請求項9】高分子基材に、光安定化量の、下記式I、 〔上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキ
    ル、C1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2
    はR1とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキ
    シを表し、R20は−CO−OR6または、R1がそれぞれ水素で
    あり、R2が2−C1〜4アルコキシである場合には、−
    OHを表し、R3は水素またはメチル(好ましくは水素)を
    表し、R6は水素、1または2個の酸素原子が介在してい
    てもよい未置換C6〜22アルキル、または1または2個
    の酸素原子が介在していてもよい、−OHによりモノまた
    はジ置換されたC1〜22アルキルを表す。但し、R1およ
    びR2がそれぞれ水素である場合、R6は水素ではないもの
    とする〕 で示される化合物を添加することを含む、高分子基材の
    安定化方法。
  10. 【請求項10】有機基材に、光安定化量の、下記式V、 〔上式中、R3は水素またはメチルを表し、R10は水素、
    メチルまたはエチルを表し、R11は−OHまたは−COOHを
    表す〕 で示される化合物を添加することを含む、特許請求の範
    囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】下記式I、 〔上式中、R1はそれぞれ独立に水素、C1〜12アルキ
    ル、C1〜12アルコキシおよびハロゲンから選ばれ、R2
    はR1とは独立にR1と同一のものを表すかまたはヒドロキ
    シを表し、R20は−CO−OR6または、R1がそれぞれ水素で
    あり、R2が2−C1〜4アルコキシである場合には、−
    OHを表し、R3は水素またはメチル(好ましくは水素)を
    表し、R6は水素、1または2個の酸素原子が介在してい
    てもよい未置換C6〜22アルキル、または1または2個
    の酸素原子が介在していてもよい、−OHによりモノまた
    はジ置換されたC1〜22アルキルを表す。但し、R1およ
    びR2がそれぞれ水素である場合、R6は水素ではないもの
    とする〕 で示される化合物を含む、アクリル、アルキッドまたは
    ポリエステル樹脂に基づくラッカー塗料。
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