JPH08284896A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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Publication number
JPH08284896A
JPH08284896A JP8582095A JP8582095A JPH08284896A JP H08284896 A JPH08284896 A JP H08284896A JP 8582095 A JP8582095 A JP 8582095A JP 8582095 A JP8582095 A JP 8582095A JP H08284896 A JPH08284896 A JP H08284896A
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JP
Japan
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motor
metal plate
resin
air
mounting
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JP8582095A
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English (en)
Inventor
Yoshitake Hoshino
喜岳 星野
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂シュラウド6の製造コストを低減化し、
電動モータ4の寿命を長期化する。さらに、樹脂シュラ
ウド6のモータ取付部23に取り付ける電動モータ4の
体格が異なっても、樹脂シュラウド6の成形型を共用化
することにより型コストを抑えて樹脂シュラウド6の成
形型の稼働率の低下を防止することが可能な空冷式熱交
換器用送風装置1を提供する。 【構成】 樹脂シュラウド6のモータ取付部23の内周
側に、円環状部42を有する略円環板形状の金属プレー
ト7をインサート成形した。そして、金属プレート7の
円環状部42をモータ取付部23よりも内周側に露出さ
せることにより、電動モータ4の体格が変更されてもモ
ータ取付部23の形状を変更することなく、モータ側ス
テー6の取付立壁部18を締結ネジ8により締付け固定
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ取付部に金属
プレートがインサート成形された樹脂シュラウドを備え
た送風装置に関するもので、特に自動車用ラジエータや
冷媒凝縮器などの空冷式熱交換器と軸流式ファンとの間
をダクト化する樹脂シュラウドを備えた熱交換器用送風
装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、図11ないし図13に示した
ような熱交換器用送風装置(第1従来例)100が知ら
れている。この熱交換器用送風装置100は、翼101
を有する軸流式ファン102と、この軸流式ファン10
2の電動モータ103と、この電動モータ103の外周
に立設された3個のモータ側ステー部104と、これら
のモータ側ステー部104を締結ネジ105により締付
け固定する3個のモータ取付部106を有する樹脂シュ
ラウド107とを備えている。
【0003】そして、3個のモータ取付部106の内周
側には、電動モータ103を嵌め込むための丸穴108
が形成されている。また、樹脂シュラウド107には、
樹脂のクリープによる締結ネジ105の緩みを防止する
目的で、3個のモータ取付部106にナット形状の金属
インサート109がそれぞれインサート成形されてい
る。なお、丸穴108の中心を通る3個の金属インサー
ト109の中心までの直径φaは例えばφ90mmである
(図13参照)。
【0004】また、図14ないし図16に示したような
熱交換器用送風装置(第2従来例)200も知られてい
る。この熱交換器用送風装置200は、熱交換器用送風
装置100と同様にして、翼201を有する軸流式ファ
ン202と、電動モータ203と、3個のモータ側ステ
ー部204と、締結ネジ205と、3個のモータ取付部
206を有する樹脂シュラウド207とを備えている。
【0005】そして、3個のモータ取付部206の内周
側には丸穴208が形成され、樹脂シュラウド207の
3個のモータ取付部206には金属インサート209が
それぞれインサート成形されている。なお、丸穴208
の中心を通る3個の金属インサート209の中心までの
直径φbは例えばφ100mmである(図16参照)。す
なわち、この熱交換器用送風装置200の場合には、電
動モータ203の体格(外径)が電動モータ103の体
格(外径)よりも大きいため、直径φbや丸穴208の
内径が直径φaや丸穴108よりも大型化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、熱交換器用
送風装置100および熱交換器用送風装置200におい
ては、金属インサート109、209が円柱形状の金属
素材を鍛造した後に切削加工を施した切削加工品である
ため、金属インサート109、209の製造コストが高
くなる。また、樹脂シュラウド107、207を一体成
形する場合に、3個の金属インサート109、209を
成形型に挿入する必要があるので作業工数が多くなる。
このため、高価な金属インサート109、209をイン
サート成形した樹脂シュラウド107、207の製造コ
ストを上昇させることになる。したがって、高価な樹脂
シュラウド107、207を備えた熱交換器用送風装置
100、200の価格が上昇するという問題が生じてい
る。
【0007】また、樹脂シュラウド107、207は、
鉄板シュラウドと比較して放熱性が悪く、電動モータ1
03、203の内部の発熱を充分に放熱することができ
ないため、電動モータ103、203の寿命が短くなる
という問題も生じている。さらに、電動モータ103、
203の体格(外径)が違う熱交換器用送風装置100
および熱交換器用送風装置200の場合には、樹脂シュ
ラウド107、207の樹脂成形型を共用しようとする
と、成形型に入れる型入れ子等を変更する必要が生じ
る。これにより、成形型の型コストが増加すると共に、
型入れ子等を取り替えるための段取り作業が多くなる。
したがって、樹脂シュラウド107、207の成形型の
稼働率を低下させるという問題が生じている。
【0008】この発明の目的は、樹脂シュラウドの製造
コストを低減化することができる送風装置を提供するこ
とにある。また、モータの寿命を長期化することができ
る送風装置を提供することにある。さらに、樹脂シュラ
ウドのモータ取付部に取り付けるモータの体格が異なっ
ても、樹脂シュラウドの成形型を共用化することにより
型コストを抑えて樹脂シュラウドの成形型の稼働率の低
下を防止することができる送風装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転駆動されて空気流を生じさせる軸流式ファン
と、この軸流式ファンを回転駆動するモータと、このモ
ータの外周に設けられた取付壁部と、前記モータを取り
付けるためのモータ取付部を有し、前記軸流式ファンの
外周を覆う樹脂シュラウドと、この樹脂シュラウドのモ
ータ取付部にインサート成形され、前記モータ取付部よ
り露出する円環状部を有する金属プレートと、この金属
プレートの円環状部に前記取付壁部を締付け固定する締
付け具とを備えた技術手段を採用した。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の送風装置に加えて、前記金属プレートは、平板形状の
金属素材を、プレス加工による穴開け作業および穴抜き
作業を行うことにより略円環板形状に成形されたプレス
成形品である技術手段を採用した。請求項3に記載の発
明は、請求項1または請求項2に記載の送風装置に加え
て、前記樹脂シュラウドは、内部を流れる熱媒体を空気
と熱交換させて冷却する空冷式熱交換器と前記軸流式フ
ァンとの間をダクト化する技術手段を採用した。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の送風装置に加えて、前記取
付壁部は、前記モータの外径に対応した位置に、前記締
付け具が貫通する複数個の第1貫通孔を設け、前記金属
プレートの円環状部は、前記モータが挿入され、前記モ
ータの外径に対応した内径の挿入穴、および前記複数個
の第1貫通孔に対応した位置に、前記締付け具が貫通す
る複数個の第2貫通孔を設けたことを特徴とする送風装
置。
【0012】
【発明の作用】請求項1に記載の発明によれば、モータ
取付部に円環状部がモータ取付部より露出した状態で金
属プレートをインサート成形して樹脂シュラウドが製造
される。次に、樹脂シュラウドのモータ取付部より露出
した円環状部に、締付け具によりモータの取付壁部を締
付け固定することによって送風装置が組み付けられる。
そして、モータにより軸流式ファンが回転駆動される
と、軸流式ファンの回転により樹脂シュラウド内に吸入
した空気を、樹脂シュラウドよりも風下側へ向かって吹
き出す。このとき、モータの作動に伴うモータ内部で発
生した熱は、モータから取付壁部を経て金属プレートの
円環状部に伝えられ、空気中に放熱される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、平板形状
の金属素材を、プレス加工による穴開け作業および穴抜
き作業を行うことにより略円環板形状に成形することに
よってプレス成形品である金属プレートが製造される。
これにより、金属プレートの製造コストを低減化するこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、モータに
より軸流式ファンが回転駆動されると、軸流式ファンの
回転により空気が空冷式熱交換器を通過する。これによ
り、空冷式熱交換器内を流れる熱媒体が空気により冷却
される。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、金属プレ
ートの円環状部の内周に形成された挿入穴内に、軸流式
ファンのモータを挿入した後に、モータの取付壁部に設
けられた複数個の第1貫通孔と金属プレートの円環状部
に設けられた複数個の第2貫通孔とを締付け具が貫通す
ることにより、モータの取付壁部が金属プレートの円環
状部に締付け固定される。よって、軸流式ファンのモー
タが樹脂シュラウドのモータ取付部に支持される。
【0015】そして、樹脂シュラウドのモータ取付部よ
りも露出する円環状部に、モータの取付壁部を締付け固
定するための複数個の第2貫通孔を設けているので、挿
入穴の内径および複数個の第2貫通孔の形成位置をモー
タの体格に合うように金属プレートの形状を変更するだ
けでモータ取付部へ体格が異なるモータの取り付けが可
能となる。したがって、モータの体格が異なってもモー
タ取付部の形状を変更する必要はないので、体格が異な
るモータをモータ取付部に取り付ける場合でも樹脂シュ
ラウドの成形型を変更する必要はない。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、金属プレート
の円環状部にモータの取付壁部を締付け固定しているた
め、モータ内部で発生した熱の放熱が金属プレートによ
り促進されるので、モータの寿命を長期化することがで
きる。また、モータ取付部に1個の金属プレートをイン
サート成形するだけでモータの取付壁部を締付け固定で
きるので、樹脂シュラウドの製造コストを低減化するこ
とができる。さらに、モータの体格が異なっても金属プ
レートの形状を変更するだけでモータの取付壁部を締付
け固定することが可能となるので、樹脂シュラウドのモ
ータ取付部の形状変更は必要がない。このため、モータ
の体格が異なっても樹脂シュラウドの成形型の共用化を
図ることができる。
【0017】
【実施例】次に、この発明の送風装置を、自動車用エン
ジン冷却装置のラジエータや自動車用空気調和装置の冷
媒凝縮器などの空冷式熱交換器用送風装置に適用した実
施例に基づいて説明する。
【0018】〔第1実施例の構成〕図1ないし図6はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図2および図3は
空冷式熱交換器用送風装置の全体構造を示した図で、図
1および図4は空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造
を示した図である。
【0019】空冷式熱交換器用送風装置1は、自動車の
進行方向側より自動車用エンジンのラジエータ(図示せ
ず)や冷媒凝縮器(図示せず)へ強制的に冷却風(空気
流)を送る押込み型の軸流式送風装置である。この空冷
式熱交換器用送風装置1は、複数枚(本例では5枚)の
翼2を持つ軸流式ファン3と、この軸流式ファン3を回
転駆動する電動モータ4と、この電動モータ4の外周に
一体的に固定されたモータ側ステー5と、軸流式ファン
3と空冷式熱交換器との間をダクト化する樹脂シュラウ
ド6と、この樹脂シュラウド6にインサート成形された
金属プレート7と、モータ側ステー5と金属プレート7
とを締付け固定する複数個(本例では3個)の締結ネジ
8とを備えている。
【0020】軸流式ファン3は、電動モータ4により回
転駆動されると冷却風を生じさせる複数枚の翼2、これ
らの翼2を一体成形した樹脂プレート11、この樹脂プ
レート11と一体成形された樹脂ボス部12、およびこ
の樹脂ボス部12の内周側にインサート成形されたアル
ミニウム等の金属インサート(インサートナット)13
等を有している。
【0021】電動モータ4は、周知の構造を内蔵したモ
ータハウジング14、このモータハウジング14の空冷
式熱交換器側より突出した出力軸15、およびモータハ
ウジング14の空冷式熱交換器側と異なる側にモータハ
ウジング14を補強するための複数の補強リブ16aを
持つ補強用カバー16等を有している。そして、出力軸
15の外周には、軸流式ファン3の樹脂ボス部12が金
属インサート13を介して締付け固定されている。な
お、電動モータの代わりに油圧モータ等の駆動源(モー
タ)を用いても良い。
【0022】モータ側ステー5は、アルミニウム等の金
属材料製で、モータハウジング14の空冷式熱交換器側
の外周に嵌め合わされた円筒状部17、およびこの円筒
状部17の外周面より電動モータ4の径方向に立設され
た複数個(本例では3個)の取付立壁部18等を有して
いる。複数個の取付立壁部18は、本発明の取付壁部で
あって、略三角形状に形成されており、円筒状部17の
空冷式熱交換器側と異なる側より等角度(例えば120
°)となるように突設されている。これらの取付立壁部
18には、締結ネジ8が貫通した状態で捩じ込まれる雌
型ねじ穴19が形成されている。この雌型ねじ穴19
は、本発明の第1貫通孔である。
【0023】次に、樹脂シュラウド6を図1ないし図5
に基づいて詳細に説明する。この樹脂シュラウド6は、
所謂ファンシュラウドのことで、軸流式ファン3の周り
を円筒状に覆うリング部(シュラウド部、円筒部)2
1、このリング部21の空冷式熱交換器側に設けられ、
空冷式熱交換器のコア面を密閉するスカート部22、電
動モータ4を取り付けるためのモータ取付部23を有し
ている。さらに、樹脂シュラウド6は、リング部21の
空冷式熱交換器側と逆側端部とモータ取付部23の外周
部とを連結する複数本(本例では4本)のモータステー
部24、リング部21の上端側より上方に突設された複
数本(本例では2本)の上端側取付用ステー部25、お
よびリング部21の下端側より下方に突設された複数本
(本例では2本)の下端側取付用ステー部26等を有し
ている。
【0024】ここで、モータ取付部23は、略円環板形
状に形成されており、内周側に金属プレート7をインサ
ート成形するための所定形状の溝部27を有している。
そして、モータ取付部23の表面には、モータ取付部2
3を補強するための立壁形状の補強リブ28が多数立設
されている。また、複数本のモータステー部24の表面
は、モータステー部24を補強するための立壁形状の補
強リブ29が多数立設されている。
【0025】なお、これらのリング部21、スカート部
22、モータ取付部23、複数本のモータステー部2
4、複数本の上端側取付用ステー部25、および複数本
の下端側取付用ステー部26は、ガラス繊維を20重量
%〜30重量%含有したポリプロピレン樹脂(PP樹
脂)等の樹脂により一体成形されている。そして、30
は電動モータ4へ通電するためのモータハーネス(給電
線)31の端部に接続されたコネクタである。コネクタ
30は、リング部21の外周にクランプ32を介して固
定され、モータハーネス31は、下端側のモータステー
部24にクランプ33を介して固定されている。また、
34は電動モータ4のモータハウジング14内に浸入し
た水を排水するドレーンパイプである。
【0026】金属プレート7は、帯板形状の冷間圧延鋼
板(金属素材)をプレス加工による穴抜き作業、穴開け
作業およびフランジ成形により略円環板形状に成形され
たプレス成形品(金属インサート、金属板)である。こ
の金属プレート7は、樹脂シュラウド6のモータ取付部
23の内周側にインサート成形される埋設部41、この
埋設部41より内周側に突設され、モータ取付部23よ
りも内周側で露出した円環状部42、およびこの円環状
部42の内周部より空冷式熱交換器側に延長された円筒
状部43等を有している。
【0027】埋設部41は、モータ取付部23に形成さ
れた溝部27内に埋設され、外周に複数個(本例では3
個)の歯部44を設けている。この歯部44は、金属プ
レート7をモータ取付部23にインサート成形した後の
回り止めである。円環状部42は、モータ側ステー5の
取付立壁部18を締付け固定することにより電動モータ
4を支持する支持部である。
【0028】円環状部42には、締結ネジ8が貫通した
状態で捩じ込まれる複数個(本例では3個)の丸穴45
が形成されている。これらの丸穴45は、本発明の第2
貫通孔であって、取付立壁部18の雌型ねじ穴19に対
応した位置に、プレス加工による穴開け作業により穿設
されている。そして、金属プレート7の中心を通る複数
個の丸穴45の中心までの直径φaは例えばφ90mmで
ある。
【0029】円環状部42および円筒状部43の内側に
は、電動モータ4が挿入される円形状の挿入穴46が形
成されている。この挿入穴46は、電動モータ4のモー
タハウジング14の外径およびモータ側ステー5の円筒
状部17の外径よりも、モータ側ステー5が軸方向に移
動可能となるようなクリアランス(円筒状部17の外周
と円環状部42の内周との隙間)分だけ大きい内径を有
している。
【0030】〔第1実施例の製造方法〕次に、この実施
例の樹脂シュラウド6および金属プレート7の製造方法
を図5および図6に基づいて説明する。先ず、金属プレ
ート7のプレス加工を説明する。最初に、帯板形状の冷
間圧延鋼板(金属素材)を所定の円環板形状に打抜くこ
とにより、外周に歯部44を複数個有する円環板を成形
する第1行程を行う。この第1行程では、打抜き作業
(ブランキング)と穴開け作業(パンチング)とを同時
に行っている。
【0031】そして、その円環板の内周にフランジ成形
を行うことにより埋設部41、この埋設部42の内周側
に円環状部42、この円環状部42の内周部に円筒状部
43、および円環状部42と円筒状部43の内側に挿入
穴46を成形する第2行程を行う。さらに、円環状部4
2の所定の箇所(電動モータ4の体格に対応したい位
置)に穴開けを行って複数個の丸穴45を形成する第3
行程を行う。これらの第1〜第3行程を行うことによ
り、所定の円環板形状の金属プレート7が製造される。
【0032】次に、樹脂シュラウド6のモータ取付部2
3を成形する成形型について図6を用いて説明する。樹
脂シュラウド6のモータ取付部23に金属プレート7を
インサート成形する成形型9は、モータ取付部23の表
面および補強リブ28を成形し、矢印E方向に型抜きさ
れる第1樹脂型51と、モータ取付部23の裏面を成形
し、矢印F方向に型抜きされる第2樹脂型52とから構
成されている。なお、第1樹脂型51または第2樹脂型
52の一方の樹脂型がコア型となり、他方の樹脂型がス
ライド型となる。また、スライド型は油圧式の駆動装置
(図示せず)により駆動される。
【0033】次に、樹脂シュラウド6のモータ取付部2
3の成形方法について図6を用いて説明する。先ず、第
1樹脂型51の凹所53と第2樹脂型52の凹所54と
の間に金属プレート7の埋設部41が露出した状態で、
円環状部42および円筒状部43を第1、第2樹脂型5
1、52間に挟み込む。
【0034】そして、第1、第2樹脂型51、52間に
金属プレート7を保持した状態で、第1、第2樹脂型5
1、52間のキャビティ内、特に凹所53、54内に加
熱されて溶融状態の樹脂(例えばガラス繊維を20重量
%〜30重量%含有したポリプロピレン樹脂)を充填す
る。その後に第1、第2樹脂型51、52間のキャビテ
ィ内の樹脂が冷却することにより、所定の形状の樹脂シ
ュラウド6が一体成形される。
【0035】特に、第1樹脂型51の凹所53と第2樹
脂型52の凹所54との間で、樹脂シュラウド6のモー
タ取付部23が成形され、また第1樹脂型51と第2樹
脂型52との間で、モータ取付部23に金属プレート7
がインサート成形される。このとき、金属プレート7
は、モータ取付部23内に埋設部41が埋設(インサー
ト)され、円環状部42および円筒状部43がモータ取
付部23より露出する。
【0036】〔第1実施例の取付方法〕次に、軸流式フ
ァン3および電動モータ4を樹脂シュラウド6に取り付
ける取付方法を図1ないし図5に基づいて簡単に説明す
る。
【0037】先ず、モータハウジング14の外周にモー
タ側ステー5の円筒状部17をかしめや溶接等により固
定し、モータハウジング14の端面に補強用カバー16
をかしめや溶接等により固定して電動モータ4とモータ
側ステー5とを一体化しておく。
【0038】次に、電動モータ4とモータ側ステー5の
一体品を図2において図示左方向から、樹脂シュラウド
6のモータ取付部23にインサート成形された金属プレ
ート7の円環状部42および円筒状部43内、つまり挿
入穴46内に差し込む。すると、モータ側ステー5の複
数個の取付立壁部18が金属プレート7の円環状部42
に当接する。
【0039】そして、複数個の取付立壁部18の各々に
形成された雌型ねじ穴19と円環状部42に複数個形成
された丸穴45とを位置合わせした後に、複数個の締結
ネジ8を金属プレート7側から丸穴45、雌型ねじ穴1
9内に挿入して、雌型ねじ穴19に捩じ込む。すると、
複数個の取付立壁部18が円環状部42に締付け固定さ
れることにより、電動モータ4が樹脂シュラウド6のモ
ータ取付部23に取り付けられる。
【0040】そして、電動モータ4をモータ取付部23
に取り付けた後に、電動モータ4の出力軸15に軸流式
ファン3の樹脂ボス部12を金属インサート13を介し
て締付け固定することによって、図3および図4に示し
たように、軸流式ファン3、電動モータ4および樹脂シ
ュラウド6が一体的に組み付けられることになる。
【0041】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
空冷式熱交換器用送風装置1の作用を図1ないし図5に
基づいて簡単に説明する。
【0042】電動モータ4が通電され、電動モータ4が
作動を開始すると、軸流式ファン3が回転する。軸流式
ファン3が回転すると、複数枚の翼2の働きによって、
軸流式ファン3は樹脂シュラウド6のリング部21内に
吸入し、吸入した空気をスカート部22側よりラジエー
タまたは冷媒凝縮器側へ向かって吹き出す。
【0043】このため、ラジエータ内を流れるエンジン
の冷却水(熱媒体)は、軸流式ファン3の回転により発
生した冷却風によって冷却される。あるいは、冷媒凝縮
器内に流入したガス冷媒(熱媒体)は、軸流式ファン3
の回転により発生した冷却風によって冷却されて凝縮液
化される。
【0044】ここで、電動モータ4を通電して作動させ
ることにより電動モータ4の内部では種々の電気部品が
発熱を伴う。この電気モータ4の内部で生じた熱は、モ
ータハウジング14からモータ側ステー5の円筒状部1
7に伝わり、次に円筒状部17から複数個の取付立壁部
18に伝わって、これらの取付立壁部18が締付け固定
されている金属プレート7の円環状部42に伝わる。
【0045】電気モータ4の内部の発熱が伝熱された金
属プレート7は、図3に示したように、樹脂シュラウド
6のモータ取付部23内に埋設(インサート)された埋
設部41とモータ取付部23の内周より露出した円環状
部42および円筒状部43とに分けられているので、円
環状部42および円筒状部43が放熱を促進する放熱フ
ィン(放熱部)として働く。これにより、電気モータ4
の内部の発熱は、金属プレート7の円環状部42および
円筒状部43より空気中へ放熱されることにより電動モ
ータ4の内部部品の異常過熱を防止できる。
【0046】〔第1実施例の効果〕以上のように、空冷
式熱交換器用送風装置1は、樹脂シュラウド6のモータ
取付部23の内周側にインサート成形された金属プレー
ト7の円環状部42に、電動モータ4の外周に固定され
たモータ側ステー5の取付立壁部18を3個の締結ネジ
8によって締付け固定している。このため、電動モータ
4の内部部品の発熱を金属プレート7の円環状部42に
て放熱でき、また円環状部42により放熱部を非常に広
くとることができるので、鉄板シュラウドを用いたもの
に放熱性能を近づけることができ、電動モータ4の耐久
寿命を長期化することができる。
【0047】また、樹脂シュラウド6のモータ取付部2
3の内周側に1枚の金属プレート7をインサート成形す
るだけでモータ側ステー5の取付立壁部18を締付け固
定できる。このため、第1従来例(図11ないし図13
参照)および第2従来例(図14ないし図16参照)と
比較してインサート成形時の作業工数を低減することが
できるので、金属プレート7をインサート成形した樹脂
シュラウド6の製造コストの上昇を抑えることができ
る。したがって、安価な樹脂シュラウド6を備えた空冷
式熱交換器用送風装置1の価格を低減することができる
ので、最終的にその空冷式熱交換器用送風装置1を搭載
した自動車の価格が低価格となる。
【0048】〔第2実施例の構成〕図7ないし図10は
この発明の第2実施例を示したもので、図7および図8
は空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造を示した図
で、図9は樹脂シュラウドの主要部構造を示した図であ
る。
【0049】この実施例では、樹脂シュラウド6のモー
タ取付部23に第1実施例の電動モータ4よりも体格
(外径)の大きい電動モータ40、および第1実施例の
モータ側ステー5よりも体格の大きいモータ側ステー5
0を取り付けている。この実施例の金属プレート70の
場合には、金属プレート7の円環状部42の径方向寸法
を短くして、電動モータ40の体格に見合うように挿入
穴46の内径を第1実施例よりも大きくしている。ま
た、3個の丸穴45は、金属プレート70の中心を通る
丸穴45の中心までの直径φbが例えば100mmとなる
ように120°毎に等間隔で切々されている。
【0050】次に、樹脂シュラウド6のモータ取付部2
3を成形する成形型について図10を用いて説明する。
樹脂シュラウド6のモータ取付部23に金属プレート7
0をインサート成形する成形型9は、第1実施例のもの
と共通化が図られており、第1樹脂型51と第2樹脂型
52とから構成されている。
【0051】〔第1、第2実施例の効果〕ここで、樹脂
シュラウド6のモータ取付部23に締付け固定する電動
モータを第1実施例のものから第2実施例のものに変更
する場合が考えられる。すなわち、電動モータ40は、
第1実施例の電動モータ4と体格(外径寸法)が異なる
ことによりモータ側ステー50の3個の取付立壁部18
の雌型ねじ穴19の位置が変更されても、金属プレート
70の3個の丸穴45の位置を直径φaから直径φbへ
変更し、且つ挿入穴46の内径寸法を大きくするだけで
モータ側ステー50の取付立壁部18を締結ネジ8によ
ってモータ取付部23に取り付けることができる。
【0052】したがって、樹脂シュラウド6のモータ取
付部23の形状変更を必要としないので、電動モータ
4、40の体格(外径寸法)やモータ側ステー5、50
の雌型ねじ穴19の径方向の位置が異なっても樹脂シュ
ラウド6のモータ取付部23を成形する成形型9を共用
することができる。すなわち、電動モータ4、40の体
格が異なっても成形型9の第1樹脂型51と第2樹脂型
52を変更する必要がないので、型コストの増加を抑え
ることができ、且つ段取り工数を少なくすることができ
る。これにより、樹脂シュラウド6の製造コストを低下
させることができ、且つ樹脂シュラウド6の成形型9の
稼働率の低下を防止することができる。
【0053】〔変形例〕この実施例では、取付壁部とし
てモータ側ステー5の円筒状部17の外周より複数個立
設された略三角形状の取付立壁部18を用いたが、取付
壁部としてモータハウジング14の外周より複数個立設
された略三角形状の取付立壁部を用いても良い。また、
1個の取付立壁部に複数の雌型ねじ穴(第1貫通孔)1
9を形成しても良い。さらに、取付壁部として電動モー
タ4のモータハウジング14の外周より円環板形状に突
設されたものや、モータハウジング14の端面に設けら
れた三角板形状のものを用いても良い。そして、円環板
形状の取付壁部の場合には、取付壁部の形状に沿うよう
に等間隔で雌型ねじ穴を形成すれば良い。この実施例で
は、締付け具として締結ネジ8を用いたが、締付け具と
してボルト、ナット、ワッシャ等の締結具を用いても良
い。この実施例では、本発明を空冷式熱交換器用送風装
置1に適用したが、本発明をエンジン冷却用送風装置、
空気調和装置の室内送風装置、排気ダクト用排気送風装
置等に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造を示し
た拡大図である(第1実施例)。
【図2】空冷式熱交換器用送風装置の全体構造を示した
正面図である(第1実施例)。
【図3】空冷式熱交換器用送風装置の全体構造を示した
側面図である(第1実施例)。
【図4】空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造を示し
た部分断面図である(第1実施例)。
【図5】(a)は樹脂シュラウドの主要部構造を示した
拡大図で、(b)は(a)のA−A断面図である(第1
実施例)。
【図6】インサート成形を説明するための成形型の断面
図である(第1実施例)。
【図7】空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造を示し
た拡大図である(第2実施例)。
【図8】空冷式熱交換器用送風装置の主要部構造を示し
た部分断面図である(第2実施例)。
【図9】(a)は樹脂シュラウドの主要部構造を示した
拡大図で、(b)は(a)のB−B断面図である(第2
実施例)。
【図10】インサート成形を説明するための成形型の断
面図である(第2実施例)。
【図11】熱交換器用送風装置の主要部構造を示した拡
大図である(第1従来例)。
【図12】熱交換器用送風装置の主要部構造を示した部
分断面図である(第1従来例)。
【図13】(a)は樹脂シュラウドの主要部構造を示し
た拡大図で、(b)は(a)のC−C断面図である(第
1従来例)。
【図14】熱交換器用送風装置の主要部構造を示した拡
大図である(第2従来例)。
【図15】熱交換器用送風装置の主要部構造を示した部
分断面図である(第2従来例)。
【図16】(a)は樹脂シュラウドの主要部構造を示し
た拡大図で、(b)は(a)のD−D断面図である(第
2従来例)。
【符号の説明】
1 空冷式熱交換器用送風装置 3 軸流式ファン 4 電動モータ 5 モータ側ステー 6 樹脂シュラウド 7 金属プレート 8 締結ネジ(締付け具) 9 成形型 18 取付立壁部(取付壁部) 19 雌型ねじ穴(第1貫通孔) 21 リング部 23 モータ取付部 24 モータステー部 41 埋設部 42 円環状部 43 円筒状部 45 丸穴(第2貫通孔) 46 挿入穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)回転駆動されて空気流を生じさせる
    軸流式ファンと、 (b)この軸流式ファンを回転駆動するモータと、 (c)このモータの外周に設けられた取付壁部と、 (d)前記モータを取り付けるためのモータ取付部を有
    し、前記軸流式ファンの外周を覆う樹脂シュラウドと、 (e)この樹脂シュラウドのモータ取付部にインサート
    成形され、前記モータ取付部より露出する円環状部を有
    する金属プレートと、 (f)この金属プレートの円環状部に前記取付壁部を締
    付け固定する締付け具とを備えた送風装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の送風装置において、 前記金属プレートは、平板形状の金属素材を、プレス加
    工による穴開け作業および穴抜き作業を行うことにより
    略円環板形状に成形されたプレス成形品であることを特
    徴とする送風装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の送風装置
    において、 前記樹脂シュラウドは、内部を流れる熱媒体を空気と熱
    交換させて冷却する空冷式熱交換器と前記軸流式ファン
    との間をダクト化することを特徴とする送風装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の送風装置において、 前記取付壁部は、前記モータの外径に対応した位置に、
    前記締付け具が貫通する複数個の第1貫通孔を有し、 前記金属プレートの円環状部は、前記モータが挿入さ
    れ、前記モータの外径に対応した内径の挿入穴、および
    前記複数個の第1貫通孔に対応した位置に、前記締付け
    具が貫通する複数個の第2貫通孔を有することを特徴と
    する送風装置。
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