JPH08284539A - 連動折り戸用着脱式ストッパ - Google Patents

連動折り戸用着脱式ストッパ

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JPH08284539A
JPH08284539A JP11512295A JP11512295A JPH08284539A JP H08284539 A JPH08284539 A JP H08284539A JP 11512295 A JP11512295 A JP 11512295A JP 11512295 A JP11512295 A JP 11512295A JP H08284539 A JPH08284539 A JP H08284539A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連動折り戸の扉に取着したヒンジを、ガイド
レールの走行体に連結する際、走行体を仮停止状態に確
保するため、ガイドレールに着脱自在としたストッパ
で、その取付け取外し作業を簡易迅速化し、衝撃に対し
ての強度をも向上させる。 【構成】 直方体状のストッパ本体1は、長尺方向の寸
法Aをガイドレール2の開口部2dの横幅B′より大
で、ガイドレール2内の横幅A′と略同等とし、短尺方
向の寸法Bはガイドレール2の開口部2dを出入自在な
長さに設定する。長尺方向の両端部には外向きにばね性
を与えた回転止め板1b、1bを周方向へ同一向きで延
設し、高さ寸法Cはガイドレール2の頂壁2aと開口部
立上り縁2e間の寸法C′と略同等とする。ストッパ本
体1の下面に短尺方向で垂設した摘み1aを持って、ガ
イドレール2内に挿入後、90°回動して回転止め板1
b、1bによりストッパ本体1をガイドレール2と直角
配置に保持し、ガイドレール2の取付ねじ頭部に衝当さ
せて、ガイドレール2内に不動状態で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば洋服だんすやク
ローゼット等の家具等における収納空間の前面開口部を
開閉するのに用いられる連動折り戸にあって、そのガイ
ドレールに走行自在なるよう装設した走行体を、扉の取
り付けのため仮停止させるのに供して好適な着脱式スト
ッパに関する。
【0002】
【従来の技術】連動折り戸は、図7の略示正面図に示し
たように、複数の扉対a、b、cを備え、この各扉対
a、b、cは、各々2枚の扉d、eをフォールディング
ヒンジf‥‥‥等によって互いに折り畳み自在に枢着さ
れており、隣接した2つの扉対a、b、およびb、cに
おける各扉e、dの上端部と下端部が、各々共通なセン
ター走行体gに対して、折り畳み自在なるよう枢着され
ていると共に、左右両側の扉対a、cにおける外側の扉
d、eにあって、その外側上端部と外側下端部が各々サ
イド走行体hに対して折り畳み自在なるよう枢着されて
いる。
【0003】さらに、上記の各走行体g、hは、キャビ
ネット等の扉取付体iにおける前面開口部jにあって、
その上下の開口縁に沿って併設した上側、下側両ガイド
レールk、k、走行自在なるよう係嵌され、このこと
で、複数の扉対a、b、cが一体的に連動して、前面開
口部jが開閉可能な構成となっている。
【0004】ところで、このような形式の連動折り戸に
あっては、予め各扉対a、b、cを上記各走行体g、h
に枢着しておき、この状態で、当該走行体g、hをガイ
ドレールkに対して、走行自在なるよう係装すること
で、各扉対a、b、cの取り付け作業を実施しようとし
ても、これは実際上、扉d、eが大形で重量が大である
場合は、到底不可能である。このため予め上記各走行体
g、hをガイドレールkに係装しておき、この状態で各
扉対a、b、cの各扉d、eを、上記各走行体g、hに
直接枢着するか、または、各扉d、eに図示されていな
いヒンジを取り付けておき、これを、上記した各走行体
g、hに取り付けることにより、扉対a、b、cの取り
付け作業を行うようにしている。
【0005】しかし、上記の扉取り付け手段は、その作
業が非常に面倒で手数と時間がかかり、取り付け位置の
調整も容易でない上、作業上にも危険を伴うことになる
ため、前記の各走行体とヒンジとをスライド操作で連結
してしまう取付機構が既に提案されている。
【0006】上記のスライド式取付機構にあっては、上
記走行体のローラーユニットと、扉d、e側におけるヒ
ンジのマウンティングプレートとを、ガイドレールの長
さ方向に対してスライド操作することで、挿入して行
き、このスライド操作によりレバーが、ばねによる付勢
力に抗して反転し、さらに上記ローラーユニットに対し
マウンティングプレートが所定位置まで挿入されるに至
れば、これと同時に、上記レバーがばね力によって復動
回転し、このことで、ローラーユニットに凹設の係合凹
部に係合して、各走行体に対する各扉対の取り付けが行
われるようにしている。
【0007】従って、上記のスライド式取付機構による
ときは、前記従来の扉対取り付け手段に比し、扉対の取
り付け、取り外しを簡易、迅速に行い得ることとなる
が、この際予めガイドレールに係合してある走行体に対
して、ヒンジをガイドレールの長さ方向へスライド操作
することで、当該走行体にヒンジを取り付けることにな
ることから、走行体がガイドレールに沿って不本意に走
行移動してしまうことのないように、当該走行体に対す
るストッパを当該ガイドレールに着脱自在なるよう設置
しておく必要がある。
【0008】このため、既に連動折り戸におけるガイド
レールに対して図8に示すような着脱式ストッパが提案
されている。このストッパlは、同上図のように、横断
面略転倒皿状とした図示しない走行体に対する当該部材
mと、板状の固定用部材nと、固定ねじoとにより構成
され、同上図に示した如く、当該部材mと固定用部材n
を、ガイドレールkの開口部立上り縁p、pにおける上
下に夫々重ね合わせ、この状態にて両部材を固定ねじo
により締着固定するよう構成され、必要に応じガイドレ
ールkに着脱自在なるよう装着することで、走行体に対
するストッパ機能を適時発揮させるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
トッパlによるときは、ガイドレールに対する取り付
け、取り外しに螺回操作が必要となって手間がかかる
上、当該ガイドレールに走行自在なるよう係装の走行体
が勢いよく衝当した場合には、外れてしまうことがあ
り、また、固定用部材nは強度上の問題で一定の板厚ま
でしか薄く形成できないので、既述スライド式の扉対取
り付けができなくなってしまったり、さらに、部品数が
少なくとも3個以上必要となることから、製造コストが
高くつく等の問題がある。
【0010】本発明は、上記従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑み、予めガイドレールに走行体を走行自在
に係装しておき、この状態にて当該走行体に対し、既述
の如く扉対取り付け、取り外し作業を行うに際して、走
行体の不動状態を確保するために、ガイドレールに固定
して用いるストッパにあって、ガイドレールに対する着
脱を極めて簡易、迅速な操作によって手軽に行い得るよ
うにすると共に、キャビネット等の扉取付体に対するガ
イドレールの取付けに用いられている取付けねじを有効
利用することで、外れを生じたり、移動してしまったり
することなく、走行体を確実に固定できるものを、安価
に提供しようとするのが、その目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ストッパ本体は、略直方体状にして、そ
の長尺方向の寸法は扉対のガイドレールに、長さ方向に
沿って開設されている開口部の横幅よりも大きく、かつ
当該ガイドレール内の横幅と略同等に設定すると共に、
短尺方向の寸法は、当該ストッパ本体をガイドレールに
挿脱可能なる長さに設定し、かつ、高さ寸法は、ガイド
レールの頂壁裏面から開口部立上り縁までの寸法と略同
等に設定し、さらに、前記長尺方向の両端部には、外向
きにばね性が与えられた回転止め板を、周方向へ同一向
きとなるよう延設し、当該ストッパ本体の下面には、そ
の短尺方向に沿って、ガイドレールの開口部内にて回動
操作自在な寸法に形成の摘みが垂設されていることを特
徴とする連動折り戸用着脱式ストッパを提供しようとす
るものである。
【0012】
【作用】予め、扉取付体の上側、下側両ガイドレール
に、サイド走行体、センター走行体を各々走行自在に係
装しておく。一方、各扉対の両扉における吊元の上端部
と下端部とには、その内面にソケットを埋め込み固定す
ることでヒンジを夫々固設しておく。
【0013】このような状態で、各走行体のローラユニ
ットにあって、その長さ方向の一端に対して、各ヒンジ
のマウンティングプレートを、その長さ方向における一
端から押し込んでいくことで、各走行体に対してヒンジ
を取着することになるが、上記各走行体はガイドレール
に走行自在なるよう係装されているから、本発明に係る
ストッパを次のようにして、ガイドレールに取り付ける
ことで、当該走行体の停止状態を確保しておくことにな
る。
【0014】そこで、先ず、摘みを持って、ストッパ本
体を、その短尺方向がガイドレールの開口部の直下で、
これと平行状態となるように位置合わせしながらガイド
レール内に挿入する。次いで、摘みにより、ストッパ本
体を、その軸心を中心として所定の軸回り方向への回動
させると、ストッパ本体の長尺方向における両端部に延
設された回転止め板は、ガイドレールの前後における各
側壁内面に当接するが、さらに同一方向へ回動していく
と、回転止め板は、そのばね性に抗して内側へ弾性変形
し、これにより、当該ストッパ本体は、90°回転され
た位置、つまり、長尺方向がガイドレールの長さ方向に
対して直角位置まで回転されて停止する。
【0015】この状態となればストッパ本体の下面が、
ガイドレールにおける一対の開口部立上り縁上に載置さ
れて、ストッパ本体の上面がガイドレールの頂壁に当接
または近接すると共に、回転止め板が、そのばね性によ
ってガイドレールの各側壁内面に押当し、これによっ
て、当該ストッパ本体は既述の当該位置に保持されるこ
ととなる。この状態から当該ストッパをガイドレールの
長さ方向に沿って押圧してスライドさせれば、扉対取付
体に対するガイドレールの取付けねじの頭部にストッパ
本体が衝当するに至り、このことによって、当該ストッ
パはガイドレール内の所定位置にあって、それ以上の押
動を阻止する固定状態に保持され、走行体を当該ストッ
パに突き合わせることで、この走行体をガイドレールの
所定位置に保持し得ることになる。
【0016】従って、上記不動状態の走行体に対して、
扉に取着のヒンジを、そのスライド操作により、安心し
て、迅速かつ確実に装着することができる。また、当該
ストッパを用いての作業が終われば、その摘みを持って
上記の取着位置から90°回転するだけで、ガイドレー
ルから簡易に取り外すことができ、さらに、当該ストッ
パをガイドレールの別位置に前記のようにして取り付け
れば、他の走行体に対する別ヒンジの取着作業に供する
ことができる。
【0017】
【実施例】本発明につき、その実施例であるストッパと
ガイドレールの一部との斜視図である図1と、ガイドレ
ールにストッパ本体を挿入した状態の断面図である図2
と、ガイドレールに対するストッパ本体の固定状態を示
した断面図である図3と、図3におけるA−A線矢視断
面図である図4とを参照して以下詳細に説示する。
【0018】同上図に示したように、ストッパ本体1
は、例えば、ポリプロピレン等によって直方体であるブ
ロック状に形成されており、その長尺方向の寸法Aが、
ガイドレール2における前後の各側壁2b、2bにあっ
て、その内面間の寸法(ガイドレール内の横幅)A′
と、略同等、すなわち、AがA′より僅かに大きいか、
同一もしくは僅かに小さく設定してあり、また、短尺方
向の寸法Bは、ガイドレール2の下辺側中央に開設の開
口部2dに出入自在な寸法となっており、図示例ではB
が開口部2dの横幅B′と同一か、それより僅少となる
ように設定されている。また、ストッパ本体1の高さ寸
法Cは、ガイドレール2における頂壁2aの裏面から、
開口部2dを画成している開口部立上り縁2e、2eま
での寸法C′と略同等に設定してある。このことによっ
て、ストッパ本体1は、開口部2dからガイドレール2
内に挿入可能にして、かつ、軸回り方向へ回転自在なる
よう構成されていることになる。
【0019】上記のストッパ本体1からは、その下面の
長手方向中央にあって、短尺方向へ板状の回転操作用で
ある摘み1aが、下向きで直交状となるよう突設されて
いると共に、当該ストッパ本体1には、長尺方向におけ
る両端部にあって、一対の回転止め板1b、1bが、短
尺方向へ逆向きにて、一体に延出されている。
【0020】上記回転止め板1b、1bにつき詳記する
と、図1に明示の如く、ストッパ本体1の長尺方向にお
ける両端面から、所定寸法だけ内側にあって凹溝条1
c、1cが、短尺方向で、互いに逆向きとなるように切
り込まれることで形成されており、従って、回転止め板
1b、1bは、何れもストッパ本体1の軸心を中心とす
る周方向へ指向するようにして延出され、かつ長尺方向
に対するばね性を具備している。
【0021】上記のストッパ本体1は、その長尺方向に
おける両端部にあって、回転止め板1b、1bの基端が
連設されている対角線上のコーナ部1d、1dが直角で
なく、斜切状態となっており、これによって、図4に二
点鎖線で示した如く、ガイドレール2内に挿入後、同図
中矢印qで示したように、反時計回りの方向に回転可能
であり、これにより同図中実線で示した90°回動変位
の向きとなり得るようにしてある。
【0022】さらに、図示例ではストッパ本体1の上面
における短尺方向の長尺方向中央における端部に、ガイ
ドレール2の頂壁2aにおける取付けねじ3の頭部3a
が嵌装係止される凹欠部1eが、図1により示されてい
る通り、片側にのみ設けている。もちろん、図4に実線
と、二点鎖線で各々示したように、凹欠部1eは両側に
設けるようにしてもよく、また、このような凹欠部1e
を欠設しなくとも、本発明の目的は達成することができ
る。
【0023】図5に示す扉対4を走行自在に案内するガ
イドレール2は、図1ないし図6に示したように、頂壁
2a前後の側壁2b、2bとで、横断面略下向きコ字状
に形成されていると共に、前後の側壁2b、2bの余端
を各々内側へ水平に折曲することで、前後両側に、後述
する縦ローラ8、8が転動可能なるよう係装される底壁
2c、2cと、当該両底壁2c、2c間にあって、一定
の横幅B′を有する開口部2dが、長さ方向に沿って開
設されており、また、当該開口部2dの前後両側には、
上記両底壁2c、2cの対向各端部から上向きに直交状
となるよう折曲されて、前記の開口立上り縁2e、2e
が併設されている。
【0024】上記したガイドレール2は、図2、図3そ
して図5、図6に示されているように、キャビネット等
である扉取付体5の前面開口部における開口縁5aの上
側と下側とに、取付けねじ3‥‥‥によって固定するこ
とにより併設されている。
【0025】図5および図6は、扉対4の前記スライド
式取付け機構を例示しており、当該機構は次のように構
成されている。同上図の如く走行体6は、既述したガイ
ドレール2の長さ方向に長く設けてあるローラーユニッ
ト7にあって、その長さ方向における両端部に、一対の
縦ローラ8、8と、横ローラ9、9とを、夫々軸支する
ことで形成され、上記ガイドレール2に走行自在なるよ
う係嵌されている。
【0026】上記ローラーユニット7には、その長さ方
向の両端部にあって、傾斜面を有する凸部7a、7aが
形成されていると共に、長さ方向における略中間部の外
側面には、後述するヒンジ10のレバー10fが掛け外
し自在となる凹部7bが形成されている。
【0027】一方、複数の扉対4における各扉4a、4
aには、その吊元側の表面にあって、図6の如くソケッ
ト10aを埋装固定することでヒンジ10が、折り畳み
自在なるよう取り付けられている。上記ヒンジ10は、
そのヒンジ本体10bに、上下調整ねじ10cによりア
ジャスター10dが取り付けられ、当該アジャスター1
0dにマウンティングプレート10eが固定されてい
る。
【0028】さらに、上記ヒンジ10には、そのアジャ
スター10dの外側面における長さ方向の中間部に、レ
バー10fが、回動自在に軸支されてあり、当該レバー
10fの先端に設けた係止部10gを前記ローラーユニ
ット7の凹部7bに対して掛け外し自在にして、かつ、
当該係止部10gが凹部7bに係合する方向で上記レバ
ー10fには、レバー用ばね10hによるばね力が付勢
されている。
【0029】以上のように構成されているストッパを用
いて走行体6にヒンジ10を取り付けるには、先ず、摘
み1aを持って、ストッパ本体1の長尺方向を、ガイド
レール2の長さ方向に位置合わせした状態で、図2に示
した如く、当該ストッパ本体1を開口部2dからガイド
レール2内へ挿入し、続いて摘み1aをもってストッパ
本体1を、その軸心を中心として90°回転し、さら
に、当該ストッパ本体1をガイドレール2に沿ってスラ
イドさせ、図3ないし図5に示した通り、前記の通り凹
欠部1eを形成してある場合には、これにガイドレール
2の取付けねじ3における頭部3aを係嵌する。この
際、凹欠部1eのない場合には、頭部3aがストッパ本
体1の長尺方向における端縁部と衝当する。このことに
よって、当該ストッパ本体1は、図5において左方向へ
の移動が阻止された状態にして、かつ、回転しないよう
にガイドレール2内の所定位置にあって、不動状態を確
保することになる。
【0030】従って、予めガイドレール2に係装させて
おいた走行体6を、図5により示されているように、上
記ストッパ本体1に突き合わせることで、当該走行体6
は同上図において左方向へ走行することなく固定される
から、この状態で、扉対4が取り付けられているヒンジ
10を、実線で示した右側位置から左方向へ移動して行
き、そのマウンティングプレート10eを、走行体6の
ローラーユニット7に差し込むことで、その凸部7aに
おける図示しない傾斜面によってレバー10fは、その
ばね力に抗して回転し、上記マウンティングプレート1
0eが所定位置まで来ると、上記レバー10fはばね力
により回転復帰され、その係止部10gがローラーユニ
ット7の凹部7bと係合し、走行体6に対してヒンジ1
0は取り付けられる。
【0031】また、走行体6からヒンジ10を取り外す
ときは、レバー10fをばね力に抗して押圧回動させ
て、係止部10gと凹部7bの係合を外した後、ヒンジ
10をスライドするようにすればよい。
【0032】走行体6に対するヒンジ10の取り付けが
終わったならば、走行体6をストッパから引き離した
後、摘み1aを持って頭部3aからストッパ本体1を離
した後、90°回転し、これを下方へ引くことで、当該
ストッパ本体1を、ガイドレール2から取り外すことが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ガイドレールに対する取り付け、取り外し
を、特にドライバとかペンチ等の工具を全く用いること
なく、直接摘みを持って回転操作するだけの簡易な操作
により手軽に行うことができる。しかも、長尺方向の両
端部に設けた回転止め板によって回転方向の動きは阻止
することができ、かつ、ガイドレールの取付けねじの有
効利用によって、ガイドレールの長さ方向への不本意な
移動も確実に阻止できるので、ガイドレール内の走行体
が勢いよく当たった場合でも移動してしまったり、外れ
たりすることがないから、走行体を所定位置で確実に固
定できることにより、当該走行体に対するヒンジの取り
付け、取り外しを簡易、迅速に行い得ることとなる。
【0034】さらに、ストッパ本体が、ガイドレールの
開口部を閉塞するものではないから、走行体とヒンジと
のスライド式取り付け機構におけるストッパとして利用
でき、また一体に成形できる上、構造的に簡潔であるた
め、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連動折り戸用着脱式ストッパとガ
イドレールの一実施例を示した斜視図である。
【図2】同上実施例に係るストッパをガイドレールに挿
入した状態を示す縦断側面図である。
【図3】同上実施例のストッパをガイドレール内に固定
した状態を示す縦断側面図である。
【図4】図3におけるA−A線矢視断面図である。
【図5】同上実施例のストッパを使用して、ガイドレー
ルに係装した走行体に、扉対に取り付けたヒンジをスラ
イド操作で取着する状態を示した一部切欠の正面図であ
る。
【図6】同上実施例のストッパ使用状態を示す一部を切
欠して示した側面図である。
【図7】連動折り戸を示す開放状態の略示平面図であ
る。
【図8】従来の連動折り戸に用いられていた着脱式スト
ッパを示す使用状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ストッパ本体 1a 摘み 1b 回転止め板 2 ガイドレール 2a 頂壁 2d 開口部 2e 開口部立上り縁 4 扉対 A 長尺方向の寸法 A′ ガイドレール内の横幅 B 短尺方向の寸法 B′ 開口部の横幅 C 高さ寸法 C′ 頂壁から開口部立上り縁までの寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッパ本体は、略直方体状にして、そ
    の長尺方向の寸法は扉対のガイドレールに、長さ方向に
    沿って開設されている開口部の横幅よりも大きく、かつ
    当該ガイドレール内の横幅と略同等に設定すると共に、
    短尺方向の寸法は、当該ストッパ本体をガイドレールに
    挿脱可能なる長さに設定し、かつ、高さ寸法は、ガイド
    レールの頂壁裏面から開口部立上り縁までの寸法と略同
    等に設定し、さらに、前記長尺方向の両端部には、外向
    きにばね性が与えられた回転止め板を、周方向へ同一向
    きとなるよう延設し、当該ストッパ本体の下面には、そ
    の短尺方向に沿って、ガイドレールの開口部内にて回動
    操作自在な寸法に形成の摘みが垂設されていることを特
    徴とする連動折り戸用着脱式ストッパ。
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