JPH08284102A - レール頭部継目溶接残部の研削装置 - Google Patents

レール頭部継目溶接残部の研削装置

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JPH08284102A
JPH08284102A JP8522795A JP8522795A JPH08284102A JP H08284102 A JPH08284102 A JP H08284102A JP 8522795 A JP8522795 A JP 8522795A JP 8522795 A JP8522795 A JP 8522795A JP H08284102 A JPH08284102 A JP H08284102A
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奥村良昭
Shinichi Okumura
奥村真一
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じて機台を進退させつつ、第一支持
盤を縦動させ、或いは第二支持盤を横動させることによ
り、レール頭部の上面、円弧面および側面に研削刃を自
在に接触させて溶接残部を研削し、カッター体に対して
研削用駆動モータの荷重を負荷させ、研削作業を尚一層
確実に行う。 【構成】 レールRに沿って進退操作可能な機台1の先
端側に装置基板24を立設する。装置基板24に第一駆
動モータ27の作動によって縦動する第一支持盤25を
装置し、この第一支持盤に第二駆動モータ30の作動に
よって横動する第二支持盤28を組付ける。第二支持盤
28の前面には研削用駆動モータ35と該駆動モータ3
5に連けいしたカッター体37を横軸回動自在に装置す
る。カッター体37には前記レールの頭部R′を係合す
る係合部48を設ける。係合部48にはレール頭部R′
の上面、円弧面および側面のそれぞれを研削する研削刃
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道レールを接続する
際、接続継目に存するレール頭部の継目溶接残部の研削
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レール頭部を研削するものとして、例え
ば、特開昭60−181402号公報所載のものがあ
る。この従来例は、軌道レールの長期間の使用によって
生じるわずかな凹凸或いは損傷などを整形し、使用期間
を延長するために主として用いる軌道レール再生用の研
削装置であるが、複数個の支持部片を備えた風車状の支
持材の各支持部片に回動可能にして研削用の砥石を枢支
させ、支持材を適宜回動させて適宜の支持部片を選択的
に位置決めし、選択された支持部片に備えた砥石によっ
てレール頭部の上面、円弧面および側面それぞれの適所
を研削する構造にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、相応に
軌道レールの研削を機能するものではあるが、研削体を
砥石で構成しているため、研削作業に時間がかかり、ま
た、研削作業の前作業として適宜の砥石(支持部片)を
選択し、かつ、当該砥石をレール頭部の適所に配置する
作業を必要とし、全体として研削作業が煩雑となる。
【0004】本発明は斯様な従来例に着目して研削作業
の作業性の向上を図ることを目的として創案したもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、基本的に請求項1記載の構成、すなわ
ち、レールに沿って進退操作可能な機台の先端側に装置
基板を立設し、該装置基板に電動又は手動操作によって
縦動する第一支持盤を装置し、この第一支持盤に電動又
は手動操作によって横動する第二支持盤を組付け、該第
二支持盤の前面には研削用駆動モータと該駆動モータに
連けいしたカッター体を横軸回動自在に装置し、該カッ
ター体には前記レールの頭部を係合する係合部を設け、
該係合部には、レール頭部の上面、円弧面および側面の
それぞれを研削する研削刃を設けた構成とするのであ
る。
【0006】そして、この構成に加えて、以下に示すよ
うな手段を付加して、より具体化し、研削作業を確実か
つ正確に行えるようにするのである。
【0007】1)機台をレール頭部上面に接触して転動
する少なくも前後一対の受支ローラで支持し、該受支ロ
ーラの近傍にそれぞれ左右一対の挾持ローラを吊設し、
該挾持ローラをレール頭部の上面および側面に接触して
転動する上部材とレール頭部の下面に接触して転動する
下部材とで構成し、該上下の部材を前記レール頭部に密
接させるシリンダ装置を前記機台に搭載した、手段。
【0008】2)レール頭部を介する一側の挾持ローラ
を機台に定置し、他の一側の挾持ローラを、前記一側の
挾持ローラ方向に位置調節自在にして機台に取付けた、
手段。
【0009】3)機台に搭載した油圧シリンダのピスト
ン杆に挾持ローラを枢支させた、手段。
【0010】4)一側が機台側に、他の一側が挾持ロー
ラの上部材側に圧接するスラストベアリングを、ピスト
ン杆を貫通させて機台と挾持ローラの間に介在させた、
手段。
【0011】5)他の一側の挾持ローラ側にスラストベ
アリングを係合させた仲介ブロックを設け、該仲介ブロ
ックに螺子孔を横設し、該螺子孔に螺合貫通させた螺杆
の両端部を機台に設けた支承片に回動自在に支持させ、
支承片を通じて機台より突出する前記螺杆の一端に操作
ハンドルを取付けた、手段。
【0012】また、カッター体を、レール頭部の円弧面
および側面を研削する研削刃を備えた第一、第二一対の
側部構成体の間に、レール頭部の上面を研削する研削刃
を備えた中央構成体を介在させ、これら各構成体に設け
たキー溝に主軸に設けたキーを係合して構成してカッタ
ー体の製作上の便利さを図り、切削刃をカッター体に着
脱自在に取付け、具体的には、カッター体に取付け凹部
を設け、該取付け凹部に研削刃を係合し、この研削刃
を、締付け螺子で締付けた押え片によって前記カッター
体に固定するようにして、カッター体の摩耗に対処する
ようにし、また、各研削刃による回動軌跡の形状が、レ
ール頭部の表面形状に一致するようにして研削刃をカッ
ター体に点在して取付けるようにして前記第一支持盤な
いし第二支持盤の少しの動きによって、溶接残部の研削
が簡単に行えるようにし、さらに、研削刃を超硬チップ
を用いることによって研削を能率的に行えるようにした
ものである。
【0013】
【作用】第一支持盤を縦動させ、第二支持盤を横動させ
ることによって、研削刃はレールの頭部の上面、円弧面
および側面に同時又は異時に接触してレール頭部継目溶
接残部の研削作業が行われ、機台を進退させることによ
ってレール長手方向に沿う研削位置が変わって前記の研
削作業が行われる。
【0014】そして、この研削作業中、挾持ローラを上
下一対の部片で構成してレール頭部を挾持するように
し、また、レール頭部を介する一側の挾持ローラと他の
一側の挾持ローラでレール頭部の左右方向を挾持するよ
うにしてあるので、カッター体すなわち研削刃は定位置
よりずれることがなく、挾持ローラは油圧シリンダない
し螺杆を操作することによってレール頭部を確実に挾持
する。
【0015】また、研削刃が摩耗したときは、これを交
換することによって対処し、交換作業は、締付けねじを
操作することによって行われる。
【0016】
【実施例】図面は本発明に係るレール頭部継目溶接残部
の研削装置の一実施例を示し、図1は略示側面図、図2
は略示平面図、図3は略示正面図、図4は図2の2X−
2X線断面図、図5は図4の4X−4X線断面図、図6
は図5の一部欠截平面図、図7はカッター体の一部欠截
正面図、図8はカッター体の第一側部構成体の側面図、
図9はカッター体の第二側部構成体の側面図、図10は
カッター体の中央構成体の側面図、図11はカッター体
とレール頭部の関係を示す略示正面図で、(a)は中央
構成体で研削中の一状態図、(b)は中央構成体と第一
側部構成体で研削中の一状態図、c)は中央構成体と第
二側部構成体で研削中の一状態図である。
【0017】図中、1は機台で、機台1の下側には前後
にして一対のローラ枠2,2を固定し、該ローラ枠2,
2に受支ローラ3,3を枢支させ、受支ローラ3,3を
軌道レールRの頭部R′の上面R′aに転動自在に載置
して前記機台1を受支させてある。
【0018】この受支ローラ3,3の近傍には、機台1
の前後にしてそれぞれ左右一対の挾持ローラ4,4′,
5,5′を吊設し、挾持ローラ4,4′,5,5′は、
レール頭部R′の上面R′aおよび側面R′bに接触し
て縦軸転動する上部材4a,4′a,5a,5′aと、
レール頭部R′の下面R′dに接触して縦軸転動する下
部材4b,4′b,5b,5′bで構成する。挾持ロー
ラ4,4′,5,5′の上側にスラストベアリング6,
6′(機台1後部側の挾持ローラ5,5′部のものは図
示省略)を配し、このスラストベアリング6,6′を通
じて油圧シリンダ7,7′のピストン杆8,8を上下の
部材4a,4b,4′a,4′b,5a,5b,5′
a,5′bに貫通させ、該ピストン杆8,8の先端に座
金9,9を介して螺合した締付けナット10,10を締
め付けて、前記の通り挾持ローラ4,4′,5,5′を
機台1に吊設したものである。ピストン杆8,8を縦軸
として転動する各挾持ローラ4,4′,5,5′は、ピ
ストン杆8にベアリング(ラジアル)15を介して組付
けて自在に転動する。
【0019】なお、機台1の前部側の前記一対の挾持ロ
ーラ4,4′には、該挾持ローラ4,4′と前記スラス
トベアリング6,6′の間に介在するようにして従動歯
車11,11′を固定し、これに前記ピストン杆8,8
を貫通させてある。
【0020】従動歯車11、11′は駆動歯車12,1
2′にかみ合い、駆動歯車12,12′は、前記機台1
に載置して該機台1を進退させるために正転又は逆転さ
せる機台移動用の正逆の駆動モータ13,13′のモー
タ軸14(駆動モータ13′側のモータ軸は図示省略)
を中心に回動し、従動歯車11,11′を介して挾持ロ
ーラ4,4′の上部材4a,4′aは回動し、下部材4
b,4′bは、上部材4a,4′aの下面に突設した伝
達ピン16を該下部材4b,4′bに係合させてあるこ
とにより上部材4a,4′aと一体的に転動する。
【0021】なお、後部側の一対の挾持ローラ5,5′
の上部材5a,5′aと下部材5b,5′bも伝達ピン
を用いて一体的に転動するようにしてある。
【0022】もっとも、上部材4a,4′a,5a,
5′aと下部材4b,4′b,5b,5′bは、必ずし
も一体的に回動しなくても良く(伝達ピン16を用いな
いで)、この場合、挾持ローラ4,4′の上部材4a,
4′aが機台1を移動のための駆動用として機能し、下
部材4b,4′bは機能しない。
【0023】また、油圧シリンダ7,7′は前記機台1
上に載置し、ピストン杆8は機台1を通じて機台1下方
に突出し、挾持ローラ4,4′,5,5′を支持する。
【0024】軌道レールRを介する一側の前記スラスト
ベアリング6は仲介ブロック17に係合させてある。
【0025】スラストベアリング6,6′の上側の一側
は前記機台1側に、下側の他の一側は、挾持ローラ4,
4′の上部材4a,4′aに、従動歯車11,11′を
介して間接的に、挾持ローラ5,5′の上部材5a,
5′aにおいては直接的に、それぞれ前記油圧シリンダ
7,7′の作動によって固定され、このため、各挾持ロ
ーラ4,4′,5,5′は機台1と無関係に転動する。
【0026】軌道レール頭部R′を介した一側の前後一
対の挾持ローラ4′,5′側の油圧シリンダ7,7′は
前記機台1にボルト締めしてあり、他の一側の前後一対
の挾持ローラ4,5側の油圧シリンダ7,7は機台1上
に移動可能に設けた台板18,18′に載置し、この油
圧シリンダ7,7のピストン杆8は、機台1に設けた横
方向に長い長孔19(機台後部側のピストン杆および長
孔は図示省略)に貫通させてある。なお、駆動モータ1
3,13′の前記モータ軸14もほぼ同様の長孔19′
に貫通させてある。
【0027】符号4,5で示す挾持ローラは、横方向す
なわち符号4′,5′で示す挾持ローラ方向に移動可能
にして機台1に組付けたもので、この挾持ローラ4,5
側に備えた前記仲介ブロック17には、軌道レール頭部
R′を介する他の一側の挾持ローラ4′,5′方向にし
て螺子孔20を設け、該螺子孔20に螺杆21を螺合貫
通させ、螺杆21は、その両端部において前記機台1に
設けた支承片22,22′に回動自在に支持させ、一方
の支承片22を通じて機台1の側面より突出する前記螺
杆21の一端に操作ハンドル23を取付けてある。
【0028】駆動用として転動する一方の挾持ローラ4
側の前記駆動モータ13は、該挾持ローラ4側の前記油
圧シリンダ7と同様に台板18に載置され、前記仲介ブ
ロック17に、ベアリング15を介して貫通させた該駆
動モータ13のピストン杆8には、前記の通り駆動歯車
12を取付けてある。
【0029】前記操作ハンドル23を操作すると、支承
片22,22′に支持された螺杆21は回動し、該螺杆
21を螺合した仲介ブロック17は、螺杆21に沿い、
しかも台板18,18′を伴って、すなわち、油圧シリ
ンダ7と挾持ローラ4,5および駆動モータ7を伴って
移動し、レール頭部R′に密接し、レール頭部R′は、
該レール頭部R′を介する一対の挾持ローラ4,4′,
5,5′で挾持されるのである。
【0030】図中、24は機台1の先端側に立設した装
置基板で、装置基板24の前面側に第一支持盤25を配
設し、該第一支持盤25の部片25aには装置基板24
の前面側に縦設した螺杆26を螺合し、螺杆26をモー
タ軸とし、選択的に正転、逆転する第一駆動モータ27
を、前記装置基板24に取付けてある。
【0031】この第一支持盤25の前面側には第二支持
盤28を配設し、第二支持盤28の部片28aには第一
支持盤25の前面側に横設した螺杆29を螺合し、螺杆
29をモータ軸とし、選択的に正転、逆転する第二駆動
モータ30を第一支持盤25に支持させてある。
【0032】なお、装置基板24には一対の突条31,
31を縦設してこれに第一支持盤25の背面側に設けた
溝ブロック32,32を摺嵌し、また、第一支持盤25
の前面側には一対の突条33,33を横設してこれに第
二支持盤28の背面側に設けた溝ブロック34,34を
摺嵌して、第一支持盤25の縦動、または、第二支持盤
28の横動が円滑に行われるようにしてある。
【0033】第一支持盤25は、第一駆動モータ27の
駆動によって螺杆26に沿って自在に縦動し、第二支持
盤28は第二駆動モータ30の駆動によって螺杆29に
沿って自在に横動する。
【0034】第二支持盤28の前面には研削用駆動モー
タ35を配置して該第二支持盤28に支持させ、駆動モ
ータ35にプーリー36,36′間に張設した無端帯5
3を介して全体として正面視ボビン状輪郭形を成すカッ
ター体37を連けいさせてある。
【0035】カッター体37は軸受38に支持させた主
軸39を介して横軸回動自在にして第二支持盤28に支
持させたものである。
【0036】カッター体37は、中央構成体37aを介
して、互いにほぼ対称形の第一側部構成体37bと第二
側部構成体37b′を相対向させるようにして並べ、各
構成体37a,37b,37b′に設けたキー溝40,
40,40に前記主軸39の周側に突設したキー41を
係合し、仲介リング42,42を介して固定ナット43
と、主軸39に設けた受圧鍔44とで締め付け、主軸3
9に固定して主軸39と一体的に回動するようにしたも
ので、主軸39を中心に横軸回動させたとき、主軸39
に沿う方向の中央部が、軌道レール頭部R′の表面輪郭
形(図7の2点鎖線で示す)とほぼ一致する係合部48
を形付くる、全体としてボビン状の軌跡形状を成すよう
にしたもので、係合部48を形成する適所、すなわち、
各構成体37a,37b,37b′の適所には研削刃4
5(超硬チップ或いはセラミックチップで構成するが、
レール頭部を研削できるものであれば良い),…を点在
させて着脱自在に取付けてある。
【0037】研削刃45,…は、前記係合部48を形成
する側を開口するようにして各構成体37a,37b,
37b′の部分に設けた取付け凹部46,…に、先端が
係合部48内に突出するようにしてその基部側を係合
し、取付け凹部46,…に係合した研削刃45,…の基
部側表面に押え片47,…の先端を重ね合わせ、押え片
47,…の基部に止着ねじ49,…の先端を挿通させ、
止着ねじ49,…の先端を構成体37a,37b,37
b′に螺合締め付けることによって、構成体37a,3
7b,37b′すなわちカッター体37に着脱自在に取
付けたものである。研削刃45は、止着ねじ49の操作
によって着脱でき、新しいものと自在に交換できる。
【0038】なお、研削刃45はカッター体37の係合
部48域の表面側の適所に点在配置してあるが、主軸3
9を回動させて主軸39と一体的に回動させて研削操作
を行う際、研削刃45,…それぞれが、軌道レール頭部
R′表面に部分的に接触して研削し、頭部上面R′a、
円弧面R′c、側面R′bの全域が研削されるようにな
っている。
【0039】カッター体37を構成する中央構成体37
aは図10で示すように、また、第一、第二の側部構成
体37b,37b′は図8又は図9で示すように、それ
ぞれ4枚の翼部分を備えた側面視やや風車形状を成すも
ので、それぞれの翼部分37′a,37′b,37′
b′(中央構成体37aの翼部分は互いに同形である
が、第一、第二の側部構成体37b,37b′の翼部分
37′b,37′b′は互いに長さを変えてある)の片
面側に前記の通りにして研削刃45,…を取付けてあ
る。
【0040】そして、中央構成体37aの研削刃45,
…はレール頭部R′の上面R′aの全域を研削し、側部
構成体37b,37b′の研削刃45,…は頭部円弧面
R′cおよび側面R′bの全域を研削する。
【0041】なお、カッター体37の各構成体37a,
37b,37b′を風車状にして翼部分37′a,3
7′b,37′b′に研削刃45を取付けるようにした
のは、研削刃45の着脱操作を容易にするためである。
もっとも、例えば、中央構成体37aに備えた研削刃4
5,…全部が頭部上面R′aに同時に接触しないから研
削時による接触抵抗を低減させることができる。
【0042】しかして、各油圧シリンダ7,7′を作動
させる一方、駆動モータ13,13′を作動させると、
モータ軸14,14′を中心にして駆動歯車12,1
2′は回動する。
【0043】この駆動歯車12,12′にかみ合ってい
る従動歯車11,11′は回動し、従動歯車11,1
1′は挾持ローラ4,5の上部材4a,5aに固定して
いるため、挾持ローラ4,5は転動する。
【0044】この結果、機台1は他の前後一対の挾持ロ
ーラ4′,5′および前後一対の受支ローラ3,3の、
挾持ローラ4,5の転動に伴う転動によってレールRの
所定位置に移動する。
【0045】この時点で、必要に応じて操作ハンドル2
3を操作して螺杆21を回動させて挾持ローラ4,
4′,5,5′をレール頭部R′に尚一層確実に密接さ
せ、機台1のレール頭部R′に対する横方向の動きを規
制するようにする。
【0046】なお、一方の前後一対の挾持ローラ4′,
5′(基準側に配置した)は、機台1に対して定置さ
れ、基準側(基準側とは互いに並行して配した一対の軌
道レールの相対する内面側をいう)の他の一方の前後一
対の挾持ローラ4,5側が変位するため、挾持ローラ
4′,5′側を結ぶ仮想線が研削作業の基準線と平行に
成り、軌道レールR,R,…に沿う各継目溶接残部が均
一に研削される。
【0047】そして、油圧シリンダ7,7′を作動状態
においたまま、必要に応じて駆動モータ13,13′を
正転或いは逆転させて機台1を前進或いは後退させ、レ
ール頭部R′の溶接残部をカッター体37によって研削
するのである。
【0048】すなわち、研削用駆動モータ35を作動さ
せ、第一駆動モータ27を作動させて第一支持盤25を
降下させると、図11(a)で示すごとく、カッター体
37の中央構成体37aに備えた研削刃45,…が頭部
上面R′aを研削する。また、第二駆動モータ30を作
動させ第二支持盤28を横動させ、カッター体37を第
二駆動モータ30側に移動させ、しかる後、第一支持盤
25を第一駆動モータ27の作動によって降下させる
と、図11(b)で示すごとくに、カッター体37の中
央構成37aに備えた研削刃45,…が頭部上面R′a
を、第一側部構成体37bに備えた研削刃45,…が頭
部R′の一側(基準側)の円弧面R′cおよび側面R′
bを研削し、第二駆動モータ30によって第二支持盤2
8を第二駆動モータ30より離開方向に移動させれば、
図11(c)で示すように、カッター体37の中央構成
体37aの研削刃45,…が頭部上面R′aを、第二側
部構成体37b′に備えた研削刃45,…が頭部R′の
基準側に対する他の一側の円弧面R′cおよび側面R′
bを研削する。
【0049】頭部側面R′bのみを研削したいときは、
第一支持盤25を上昇させて研削刃45,…を上面R′
aより離開させ、第一又は第二の構成体37b,37
b′の研削刃45,…を頭部側面R′bに接触させるよ
うにすれば良い。
【0050】なお、機台1には図示省略してあるが、レ
ール頭部の適宜な場所に接触するセンサーから信号を受
ける電装盤を搭載し、電装盤を各駆動モータ13,1
3′,27,30,35等に連けいさせ、リモートコン
トロールにより研削刃による研削精度を出すようにして
ある。
【0051】第一駆動モータ27および第二駆動モータ
30に代えて操作ハンドルを螺杆26,29に取付け
て、第一支持盤25、第二支持盤28を手動操作しても
良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
必要に応じて機台を進退させつつ、第一支持盤を縦動さ
せ、或いは第二支持盤を横動させることにより、レール
頭部の上面、円弧面および側面に研削刃を自在に接触さ
せて溶接残部を研削することができ、カッター体に対し
て研削用駆動モータの荷重を負荷させられるので研削作
業を尚一層確実に行うことができる。
【0053】請求項2の発明にあっては、研削作業中、
カッター体等を搭載した機台は挾持ローラによってレー
ル頭部に確実に位置決めされ、従って、研削作業による
機台の動きが規制され、機台が動くことによる研削精度
の低下を未然に防ぐことができる。
【0054】請求項3の発明にあっては、一側の前後一
対の挾持ローラが接する頭部側面を基準にして研削作業
を行え、従って、各継目溶接残部間の不均一を吸収して
研削作業の基準線の設定が自動的に行われ、研削作業を
能率的に行える。
【0055】請求項3の発明にあっては油圧シリンダを
用いることによって挾持ローラによるレール頭部の挾持
が確実に行われ、請求項5の発明にあっては、挾持ロー
ラの転動を機台と無関係に円滑に行って研削作業を行う
ことができる。
【0056】また、請求項6の発明にあっては、操作ハ
ンドルを操作することによって挾持ローラによるレール
頭部の挾持操作を簡単に行える。
【0057】更に、請求項7の発明は、レール頭部を研
削するに好適なカッター体を容易に得られ、請求項8の
発明にあっては、研削刃の摩耗、損傷に対処でき、さら
に、請求項9の発明にあっては研削刃の交換を簡単に行
うことができる。
【0058】そして、請求項10の発明にあっては、カ
ッター体全体を前後、左右、上下に少し動かすだけで、
レール頭部の適所を研削し、研削時に生じる接触抵抗を
低減させることができる。
【0059】請求項11の発明にあって、従来の砥石と
比較し、研削作業を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】略示側面図。
【図2】略示平面図。
【図3】略示正面図。
【図4】図2の2X−2X線断面図。
【図5】図4の4X−4X線断面図。
【図6】図5の一部欠截平面図。
【図7】カッター体の一部欠截正面図。
【図8】カッター体の第一側部構成体の側面図。
【図9】カッター体の第二側部構成体の側面図。
【図10】カッター体の中央構成体の側面図。
【図11】カッター体とレール頭部の関係を示す略示正
面図。
【符号の説明】
1 機台 3 受支ローラ 4,4′ 挾持ローラ 5,5′ 挾持ローラ 4a,4′a 上部材 5a,5′a 上部材 4b,4′b 下部材 5b,5′b 下部材 6,6′ スラストベアリング 7,7′ 油圧シリンダ 8 ピストン杆 11,11′ 従動歯車 12,12′ 駆動歯車 13,13′ 駆動モータ 14 モータ軸 16 伝達ピン 17 仲介ブロック 20 螺子孔 21 螺杆 23 操作ハンドル 24 装置基板 25 第一支持盤 26 螺杆 27 第一駆動モータ 28 第二支持盤 29 螺杆 30 第二駆動モータ 35 研削用駆動モータ 37 カッター体 37a 中央構成体 37b 第一側部構成体 37b′ 第二側部構成体 39 主軸 45 研削刃 46 取付け凹部 47 押え片 49 止着ねじ R 軌道レール R′ 軌道レールの頭部 R′a 軌道レールの頭部上面 R′b 軌道レールの頭部側面 R′c 軌道レールの頭部円弧面 R′d 軌道レールの頭部下面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って進退操作可能な機台の先
    端側に装置基板を立設し、該装置基板に電動又は手動操
    作によって縦動する第一支持盤を装置し、この第一支持
    盤に電動又は手動操作によって横動する第二支持盤を組
    付け、該第二支持盤の前面には研削用駆動モータと該駆
    動モータに連けいしたカッター体を横軸回動自在に装置
    し、該カッター体には前記レールの頭部を係合する係合
    部を設け、該係合部には、レール頭部の上面、円弧面お
    よび側面のそれぞれを研削する研削刃を設けた、レール
    頭部継目溶接残部の研削装置。
  2. 【請求項2】 機台をレール頭部上面に接触して転動す
    る少なくも前後一対の受支ローラで支持し、該受支ロー
    ラの近傍にそれぞれ左右一対の挾持ローラを吊設し、該
    挾持ローラをレール頭部の上面および側面に接触して転
    動する上部材とレール頭部の下面に接触して転動する下
    部材とで構成し、該上下の部材を前記レール頭部に密接
    させるシリンダ装置を前記機台に搭載した、請求項1記
    載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
  3. 【請求項3】 レール頭部を介する一側の挾持ローラを
    機台に定置し、他の一側の挾持ローラを、前記一側の挾
    持ローラ方向に位置調節自在にして機台に取付けた、請
    求項2記載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
  4. 【請求項4】 機台に搭載した油圧シリンダのピストン
    杆に挾持ローラを枢支させた、請求項2又は3記載のレ
    ール頭部継目溶接残部の研削装置。
  5. 【請求項5】 一側が機台側に、他の一側が挾持ローラ
    の上部材側に圧接するスラストベアリングを、ピストン
    杆を貫通させて機台と挾持ローラの間に介在させた、請
    求項4記載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
  6. 【請求項6】 他の一側の挾持ローラ側にスラストベア
    リングを係合させた仲介ブロックを設け、該仲介ブロッ
    クに螺子孔を横設し、該螺子孔に螺合貫通させた螺杆の
    両端部を機台に設けた支承片に回動自在に支持させ、支
    承片を通じて機台より突出する前記螺杆の一端に操作ハ
    ンドルを取付けた、請求項3又は5記載のレール頭部継
    目溶接残部の研削装置。
  7. 【請求項7】 レール頭部の円弧面および側面を研削す
    る研削刃を備えた第一、第二一対の側部構成体の間に、
    レール頭部の上面を研削する研削刃を備えた中央構成体
    を介在させ、これら各構成体に設けたキー溝に主軸に設
    けたキーを係合してカッター体を構成した、請求項1な
    いし6の内いずれか1項記載のレール頭部継目溶接残部
    の研削装置。
  8. 【請求項8】 研削刃をカッター体に着脱自在に取付け
    た、請求項7記載のレール頭部継目溶接残部の研削装
    置。
  9. 【請求項9】 カッター体に取付け凹部を設け、該取付
    け凹部に研削刃を係合し、この研削刃を、締付け螺子で
    締付けた押え片によって前記カッター体に固定した、請
    求項8記載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
  10. 【請求項10】 各研削刃の回動軌跡による形状が、レ
    ール頭部の表面形状に一致するようにして研削刃をカッ
    ター体に点在して取付けた、請求項7ないし9の内いず
    れか1項記載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
  11. 【請求項11】 研削刃を超硬チップ又はセラミックチ
    ップで構成した、請求項7ないし10の内いずれか1項
    記載のレール頭部継目溶接残部の研削装置。
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