JP3281395B2 - バリ取り機 - Google Patents

バリ取り機

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JP3281395B2
JP3281395B2 JP27514091A JP27514091A JP3281395B2 JP 3281395 B2 JP3281395 B2 JP 3281395B2 JP 27514091 A JP27514091 A JP 27514091A JP 27514091 A JP27514091 A JP 27514091A JP 3281395 B2 JP3281395 B2 JP 3281395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、形鋼としての例えば
I形鋼あるいはH形鋼のフランジ,ウエブにドリルで穴
明け加工を行なった際に発生したバリを除去するバリ取
り機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、形鋼としての例えばI形鋼あるい
はH形鋼のフランジ,ウエブにドリルで種々な大きさの
穴明け加工が行なわれている。この穴明け加工を行なう
と、フランジの内面、ウエブの一方の面にバリが発生す
る。このバリを除去するために、今までは作業者が手動
サンダー等を使って手動的に行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業者が手
動サンダー等を使ってバリを除去しているために、作業
者にとってかなり大変な作業で、労力と時間を費やして
負担がかかっている。また、作業環境も悪く、作業者に
とって衛生管理上よくないという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記課題を改善するた
め、バリの除去を自動的に行なって、省人化を図ったバ
リ取り機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、請求項1に係る発明は、ワークテーブル上に
載置された形鋼におけるウエブのバリを除去するための
バリ取り機であって、前記ウエブに近接する位置に回動
可能に設けた回動プレートに、前記ウエブの幅方向の対
応位置が異なる複数のバリ取り工具を回転駆動自在に設
けると共にバリの発生位置に対応して適宜のバリ取り工
具を選択可能に設け、この選択されたバリ取り工具を前
記ウエブへ接触自在に構成したものである
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
バリ取り機において、選択されたバリ取り工具を形鋼の
ウエブの幅方向へ移動可能に設けた構成である
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0008】図1を参照するに、バリ取り機1はX軸方
向(図1において左右方向)に延伸したワークテーブル
3を備えており、このワークテーブル3上には形鋼とし
ての例えばI形鋼Wが載置されている。このI形鋼Wは
複数の回転自在なガイドローラ5に案内されて、図示省
略の送材バイスにクランプされて例えばスプロケット,
チェン駆動で一定長さ毎に例えばX軸方向の右側から左
側へ向けて送材されるようになっている。
【0009】前記ワークテーブル3に載置されI形鋼W
の一方側(図1において下側)には、図2に示されてい
るようなI形鋼WのウエブWEにドリルで穴明け加工を
行なった際に発生したバリBを除去するために、第1バ
リ取り装置7と第2バリ取り装置9が配置されている。
また、図2に示されているようなI形鋼WのフランジW
F の両内面にドリルで穴明け加工を行なった際に発生
バリBを除去するために、前記第2バリ取り装置9の
右側におけるI形鋼Wの両側(図1において上,下側)
には一対の第3バリ取り装置11と第4バリ取り装置1
3が配置されている。
【0010】前記第1バリ取り装置7としては、図1お
よび図3に示されているように、箱形状のベッド15が
立設されており、このベッド15上の左右両側には支持
プレート17R,17Lが取付けられている。この支持
プレート17R,17Lには形鋼Wに対して接近離反す
る方向であるY軸方向へ延伸した複数の平行なガイドシ
ャフト19が設けられていると共に、Y軸方向へ延伸し
た回転自在なボールねじ21が支承されている。
【0011】このボールねじ21には、Y軸方向へ適宜
な間隔で複数のナット部材23が螺合されており、この
ナット部材23はベース25の下部に一体化されてい
る。このベース25の下部には複数のガイド部材27が
一体化されていると共に、前記ガイドシャフト19に装
着されている。
【0012】前記ボールねじ21の右端は前記支持プレ
ート17Rの外側へ突出されていて、減速機付の駆動モ
ータ29に連動連結されている。この駆動モータ29は
前記支持プレート17Rに取付けられている。
【0013】上記構成により、駆動モータ29を駆動せ
しめると、ボールねじ21が回転される。このボールね
じ21の回転によりナット部材23を介してベース25
形鋼Wに対して接近離反するY軸方向へガイドシャフ
ト19に案内されながら移動されることになる。
【0014】前記ベース25上の右側には逆U字形状の
ブラケット31が取付けられていると共に、このブラケ
ット31上には減速機付の回動用駆動モータ33が設け
られている。この回動用駆動モータ33の出力軸35に
は駆動スプロケット37が回転自在に支承されている。
【0015】一方、前記ベース25上の左側には、取付
プレート39が設けられており、この取付プレート39
には回転自在なシャフト41が支承されており、このシ
ャフト41の下部には従動スプロケット43が装着され
ている。この従動スプロケットう43と前記駆動スプロ
ケット37とにはチェン45が巻回されている。しか
も、前記シャフト41には回動プレート47が一体化さ
れている。
【0016】上記構成により、回動用駆動モータ33を
駆動せしめると、出力軸35を介して駆動スプロケット
37が回転される。この駆動スプロケット37の回転に
よりチェン45,従動スプロケット43およびシャフト
41を介して回動プレート47が回動されることにな
る。
【0017】前記回動プレート47上には回転自在な第
1,第2,第3回転軸49,51,53が支承されてい
ると共に、この第1,第2,第3回転軸49,51,5
3には、形鋼Wにおけるウエブの幅方向の対応位置が異
なるように高さH1 ,H2 ,H3 (H1 <H2 <H3
が異なるバリ取り工具としての例えば第1,第2,第3
砥石55,57,59が装着されている。また、第1,
第2,第3回転軸49,51,53の下部には、第1,
第2,第3スプロケット61,63,65が装着されて
いる。
【0018】前記回動プレート47上には減速機付の回
転用駆動モータ67が取付けられていると共に、この回
転用駆動モータ67の出力軸69には駆動スプロケット
71が装着されている。この駆動スプロケット71と、
第1,第2,第3スプロケット61,63,65とには
チェン73が巻回されている。
【0019】上記構成により、回転用駆動モータ67を
駆動せしめると出力軸69を介して駆動スプロケット7
1が回転される。この駆動スプロケット71の回転によ
りチェン73,第1,第2,第3スプロケット61,6
3,65および第1,第2,第3回転軸49,51,5
3を介して、それぞれ第1,第2,第3砥石55,5
7,59が回転されることになる。
【0020】したがって、回動用駆動モータ33を駆動
せしめて、第1,第2,第3砥石55,57,59のう
ちの1つを選択して、I形鋼WにおけるウエブWEと平
行になるように割出して位置決めする。次いで、回転用
駆動モータ67を駆動せしめて、第1,第2,第3砥石
55,57,59を回転せしめると共に、駆動モータ2
9を駆動せしめてベース25をI形鋼W側へ移動せしめ
ると、選択された第1砥石55又は第2砥石57あるい
は第3砥石59がウエブWE面に接触するので、選択さ
れた砥石に対応した位置のウエブWE面のバリBを砥石
の回転力で除去することができる。
【0021】前記第2バリ取り装置9としては、図1,
図4および図5に示されているように、複数の支持フレ
ーム75が立設されており、この支持フレーム75の上
部には支持プレート77が一体化されている。この支持
プレート77には形鋼Wにおけるウエブの幅方向である
Z軸方向(図5において上下方向)へ延伸した複数の
平行なガイドシャフト79が装着されている。
【0022】このガイドシャフト79の上,下部には
上,下部取付プレート81,83が取付けられている。
また、前記支持プレート77にはナット部材85が設け
られており、このナット部材85にはZ軸方向へ延伸し
たボールねじ87が螺合されている。このボールねじ8
7の上端は上部取付プレート81に取付けられていると
共に、ボールねじ87の下端には下部取付プレート83
に取付けられた上下用駆動モータ89に連動連結されて
いる。
【0023】上記構成により、上下用駆動モータ89を
駆動せしめると、ボールねじ87が回転され、ナット部
材85が支持プレート77に固定されているので、上部
取付プレート81がガイドシャフト79に案内されなが
、形鋼におけるウエブの幅方向に移動されることにな
る。
【0024】前記上部取付プレート81の下部には回動
用駆動モータ91が取付けられていると共に、この回動
用駆動モータ91の出力軸93にはピニオン95が装着
されている。このピニオン95にはギア97が噛合され
ており、このギア97には回転軸99が支承されてい
る。しかも、この回転軸99の上部には回動プレート1
01が一体化されている。前記ギア97は前記上部取付
プレート81上に回転自在に支承されている。
【0025】上記構成により、回動用駆動モータ91を
駆動せしめると出力軸93を介してピニオン95が回転
される。このピニオン95の回転によりギア97,回転
軸99を介して回動プレート101が回動されることに
なる。
【0026】前記回動プレート101には第4,第5回
転軸103,105が支承されており、この第4,第5
回転軸103,105には高さH4 ,H5 (H3 <H4
<H5 が異なるバリ取り工具としての例えば第4,第
5砥石107,109が装着されている。また、第4,
第5回転軸103,105の下部には第4,第5スプロ
ケット111,113が装着されている。
【0027】前記回動プレート101上には減速機付の
回転用駆動モータ115が取付けられていると共に、こ
の回転用駆動モータ115の出力軸117には駆動スプ
ロケット119が装着されている。この駆動スプロケッ
ト119と、前記第4,第5スプロケット111,11
3とにチェン121が巻回されている。
【0028】上記構成により、回転用駆動モータ115
を駆動せしめると、出力軸117を介して駆動スプロケ
ット119が回転される。この駆動スプロケット119
の回転によりチェン121,第4,第5スプロケット1
11,113および第4,第5回転軸103,105を
介して、それぞれ第4,第5砥石107,109が回転
されることになる。
【0029】したがって、回動用駆動モータ91を駆動
せしめて、第4,第5砥石107,109のうちの1つ
を選択して、I形鋼WにおけるウエブWEと平行となる
ように割出して位置決めする。次いで、回転用駆動モー
タ115を駆動せしめて、第4,第5砥石107,10
9を回転せしめると共に、上下用駆動モータ89を駆動
せしめて回動プレート101を上昇せしめると、選択さ
れた第4砥石107又は第5砥石109がウエブWE面
に接触するので、選択された砥石に対応した位置のウエ
ブWE面のバリBを砥石の回転力で除去することができ
る。
【0030】I形鋼WにおけるウエブWEの寸法は種々
のものがあり、この種々の寸法に応じてウエブWE面に
発生するバリBを除去するために第1,第2,第3,第
4,第5砥石55,57,59,107,109の使い
方の一例を説明する。
【0031】すなわち、ウエブWEの幅方向の対応位置
が異なるように高さH1 ,H2 ,H3 ,H4 ,H5 の異
なる第1,第2,第3,第4,第5砥石55,57,5
9,107,109を単独に割出すことにより5種類の
使い方がある。
【0032】また、高さH4 第4砥石107に、高さ
1 ,H2 ,H3 第1,第2,第3砥石55,57,
59をそれぞれ1個組合せて使う3種類の使い方があ
る。さらに、高さH5 第5砥石109に、高さ1
2 ,H3 第1,第2,第3砥石55,57,59を
それぞれ1個組合せて使う3種類の使い方がある。した
がって、合計11種類の使い方で、ウエブWEの幅方向
の対応位置に応じて対応せしめることができる。すなわ
ち、H1 ,H2 3 4 ,H5 ,(H4 +H1 ),
(H4 +H2 ),(H4 +H3 ),(H5 +H1 ),
(H5 +H2 ),(H5 +H3 )の高さ位置のバリBを
容易に、しかも自動的に除去することが可能となる。
【0033】上記第1,第2,第3,第4,第5砥石5
5,57,59,107,109の各第1,第2,第
3,第4,第5回転軸49,51,53,103,10
5にクラッチを具備せしめて、I形鋼WのウエブWE面
に接触された砥石以外の砥石はクラッチをOFFにする
ことによって停止させることができる。したがって、消
耗電力の削減を図ることができる。
【0034】次に、I形鋼WにおけるフランジWFの内
面に発生するバリBを除去する第3,第4バリ取り装置
11,13について説明するが、第3バリ取り装置11
は第4バリ取り装置13の揺動式のものを固定式にした
もので、それ以外の具体的な構成はほぼ同じであるか
ら、説明を省略する。
【0035】図1,図6および図7を参照するに、前記
ワークテーブル3における回転自在なローラ3R上にI
形鋼Wが載置されている。このワークテーブル3の両側
に第4バリ取り装置13が配置されているが、両側の第
4バリ取り装置13は同じであるから片側(図1におい
て下側)について説明する。
【0036】第4バリ取り装置13としては、枠組され
たベース123が立設されており、このベース123上
にはモータブラケット125を介して駆動モータ127
が取付けられている。この駆動モータ127の出力軸1
29には駆動ギア131が装着されていると共に、この
駆動ギア131には別のギア133が噛合されている。
【0037】このギア133には図6において左右方向
へ延伸した回転軸135が装着されており、前記ベース
123の突出部123Tを貫通して回転自在に支承され
ている。前記回転軸135の図6において右端にはバリ
取り工具支持部材としての回動アーム137の一端が取
付けられていると共に、回動アーム137の他端には回
動駆動装置139が設けられている。この回転駆動装置
139は図示省略されているが、例えばギアなどを経て
回転軸141の先端にバリ取り工具としての例えば砥石
143が回転自在に装着されている。
【0038】上記構成により、駆動モータ127を駆動
せしめると、出力軸129を介して駆動ギア131が回
転される。この駆動ギア131の回転によりギア13
3,回転軸135を介して回動アーム137が形鋼にお
けるウエブの幅方向に回動される。したがって、砥石1
43が両フランジに対して接近離反する方向に移動され
て、I形鋼Wにおける一方のフランジWFの上内面に接
触される。また、回転駆動装置139を駆動せしめる
と、出力軸141を介して砥石143が回転されること
になる。したがって、砥石143が回転しながら、I形
鋼におけるフランジWFの上内面に接触してバリBを容
易に除去することができる。
【0039】I形鋼WにおけるウエブWEの高さが変っ
ても回動アーム137を回動させることによって、砥石
143をフランジWFの上内面に接触させることができ
るから、ウエブWF の寸法に応じでフランジWEの上
内面に発生したバリBを除去することができる。
【0040】また、回動アーム137を下方向に回動さ
せて砥石143をフランジWFの下内面に接触すること
により、フランジWFの下内面に発生したバリBを除
することができる。したがって、フランジWFの下内面
に発生したバリB及びフランジWFの上内面に発生した
バリBを回動自在の砥石143で除去できるので、バリ
取り除去が、短時間で済む。また、第3,第4バリ取り
装置11,13をワークテーブル3の両側に配置されて
いるので、さらにバリ取り作業が短時間で済むことにな
る。
【0041】すなわち、第4バリ取り装置13における
回動アーム137の回動量を大きくすることによって、
フランジWFの上,下内面に発生したバリBを回動自在
の砥石143で除去することができる。
【0042】このように第1,第2,第3,第4バリ取
り装置7,9,11,13を設けることによって、I形
鋼WにおけるウエブWEの寸法に応じて、ウエブWE面
およびフランジWFの上,下内面に発生するバリBを作
業者に頼ることなく、自動的かつ容易に、しかも短時間
で除去させることができると共に、省人化を図ることが
できる。
【0043】前記I形鋼WにおけるウエブWEに発生し
たバリBをバリ取り工具としての砥石でもって除去する
例を、図1,図3,図4および図5でもって説明した
が、エンドミルなどのカッターでもってバリBを除去す
ることも可能である。
【0044】より詳細には、図8に示されているよう
に、ワークテーブル3の片側には、X軸方向に沿って平
行な複数のガイドレール145が延伸して敷設されてい
る。このガイドレール145には複数のガイド部材14
7を介して箱型状のX軸キャレッジ149が設けてられ
ている。このX軸キャレッジ149の下部には複数のナ
ット部材151が設けられており、このナット部材15
1にはX軸方向へ延伸した回転自在にボールねじ153
が螺合されている。しかも、このボールねじ153には
図示省略の駆動モータが連動連結されている。
【0045】上記構成により、駆動モータを駆動せしめ
と、ボーネねじ153が回転される。このボールねじ
153の回転によりナット部材151を介してX軸キャ
レッジ149がガイドレール147に案内されながらX
軸方向へ移動されることになる。
【0046】前記X軸キャレッジ149にはZ軸方向
(図8において上下方向)へ延伸した平行な複数のガイ
ドロッド155が設けられている。このガイドロッド1
55に装着されてZ軸方向へ移動自在なZ軸キャレッジ
157が設けられている。このZ軸キャレッジ157の
下部にはZ軸方向へ延伸したピストンロッド159が設
けられており、このピストンロッド159を装着した流
体シリンダが前記X軸キャレッジ149内に設けられて
いる。
【0047】上記構成により、流体シリンダを作動せし
めて、ピストンロッド159をZ軸方向へ移動せしめる
ことによりZ軸キャレッジ157がガイドロッド155
と共に同方向へ移動されることになる。
【0048】前記Z軸キャレッド157上の前後にはY
軸方向へ延伸した平行な複数のガイドレール161が設
けられており、このガイドレール161には複数のガイ
ド部材163を介してバリ取り工具支持部材としての
軸キャレッジ165が設けられている。前記Z軸キャレ
ッジ157にはブラケット167を介して流体シリンダ
169が設けられており、この流体シリンダ169に装
着されたピストンロッド171の先端が前記Y軸キャレ
ッジ165に取付けられている。
【0049】上記構成により、流体シリンダ169を作
動せしめると、ピストンロッド171を介してY軸キャ
レッジ165がガイドレール161に案内されてY軸方
向へ移動されることになる。
【0050】前記Y軸キャレッジ165の下部にはブラ
ケット173を介して回転用駆動モータ175が取付け
られていると共に、この回転用駆動モータ175の出力
軸177には回転自在なエンドミルなどのカッター17
9が支承されている。
【0051】上記構成により、回転用駆動モータ175
を駆動せしめると、出力軸177を介してカッター17
9が所望の回転数で回転されることになる。
【0052】したがって、X軸キャレッジ149をX軸
方向へ、Z軸キャレッジ157をZ軸方向へ、Y軸キャ
レッジ165をY軸方向へ移動せしめると共に、カッタ
ー179を回転せしめることによって、I形鋼Wにおけ
るウエブWEに発生した縦一列のバリBをI形鋼Wの高
さに影響されることなく、自動的かつ容易に除去するこ
とができる。
【0053】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。本実施例ではI形鋼
に発生するバリBの除去について説明したが、H形鋼な
ど他の形鋼におけるバリ取り除去に対応させることがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、形鋼におけるウエブ面に
発生したバリを容易に除去することができると共に省人
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバリ取り機における一実施例の平面
図である。
【図2】形鋼としての例えばI形鋼におけるフランジの
内面,ウエブ面にバリが発生する説明図である。
【図3】図1における第1バリ取り装置の拡大斜視図で
ある。
【図4】図1における第2バリ取り装置における拡大平
面図である。
【図5】図4における正面図である。
【図6】図1における第4バリ取り装置で、図1におけ
るVI矢視拡大図である。
【図7】図6における正面断面図である。
【図8】I形鋼におけるウエブ面に発生したバリを除去
する他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 バリ取り機 3 ワークテーブル 5 ガイドローラ 7 第1バリ取り装置 9 第2バリ取り装置 11 第3バリ取り装置 13 第4バリ取り装置 29 駆動モータ 33 回動用駆動モータ 47 回動プレート 55 第1砥石(バリ取り工具) 57 第2砥石(バリ取り工具) 59 第3砥石(バリ取り工具) 67 回転用駆動モータ 81 上部取付プレート 89 上下用駆動モータ 91 回動用駆動モータ 101 回動プレート 107 第4砥石(バリ取り工具) 109 第5砥石(バリ取り工具) 115 回転用駆動モータ 127 駆動モータ 137 回動アーム 139 回転駆動装置 143 砥石(バリ取り工具) W I形鋼(形鋼) WF フランジ WE ウエブ B バリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル(3)上に載置された形
    鋼(W)におけるウエブ(WE)のバリを除去するため
    のバリ取り機であって、前記ウエブ(WE)に近接する
    位置に回動可能に設けた回動プレート(47,101)
    に、前記ウエブ(WE)の幅方向の対応位置が異なる複
    数のバリ取り工具を回転駆動自在に設けると共にバリの
    発生位置に対応して適宜のバリ取り工具を選択可能に設
    け、この選択されたバリ取り工具を前記ウエブ(WE)
    へ接触自在に構成したことを特徴とするバリ取り機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバリ取り機において、
    選択されたバリ取り工具を形鋼のウエブの幅方向へ移動
    可能に設けたことを特徴とするバリ取り機。
JP27514091A 1991-10-23 1991-10-23 バリ取り機 Expired - Fee Related JP3281395B2 (ja)

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