JPH08284065A - 防護衣料用アラミド布帛 - Google Patents

防護衣料用アラミド布帛

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JPH08284065A
JPH08284065A JP7109155A JP10915595A JPH08284065A JP H08284065 A JPH08284065 A JP H08284065A JP 7109155 A JP7109155 A JP 7109155A JP 10915595 A JP10915595 A JP 10915595A JP H08284065 A JPH08284065 A JP H08284065A
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resin
weight
cloth
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aramid
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JP7109155A
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Hajime Izawa
一 伊澤
Makoto Tanaka
信 田中
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、本来の耐熱性や衣裳性に加
えて、洗濯耐久性の良好な耐スパッター性も持つ防護衣
料用アラミド布帛を提供することである。 【構成】 0℃〜200℃における造膜性、高い耐熱性
および平滑性を有する樹脂と特定構造の環状尿素系樹脂
とからなる被膜で繊維表面が被覆されてなることを特徴
とする防護衣料用アラミド布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼会社、電力会社な
どの、ノロ(溶融金属塊)や溶接火花が飛散する可能性
のある作業に従事する人に適した、耐熱性、衣裳性、耐
スパッター性防護衣料用布帛に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、耐熱性、耐溶融性及び耐スパッ
ター性を併せ持つ布帛は、(1)防炎加工を施した繊維
素系繊維布帛および羊毛布帛、(2)防融加工を施した
ポリアミド繊維、ポリエステル繊維又はアクリル繊維よ
りなる布帛、或いは(3)ガラス繊維、無機繊維や炭素
繊維よりなる布帛などが一般に知られている。
【0003】(1)の防炎加工方法については、オルブ
ライト・アンド・ウィルソン社製のプロバンCCおよび
NXや、チバ・ガイギー社製のピロバテックスCPによ
る繊維素系繊維布帛の防炎加工法、およびチタニウムあ
るいはジルコニウムの金属錯塩を使って、羊毛繊維のコ
ルテックス中に金属イオンを化学吸着させる羊毛布帛の
加工法(ザプロ加工法)等が提案されている。これらに
ついては加工技術VOL.21,No.12(198
7)に詳述されている。
【0004】(2)の防融加工については、メラミン系
樹脂やトリアジン系樹脂で加工する方法(例えば、特開
昭50−199号公報、特開昭50−58399号公
報、特開昭54−131100号公報、特開昭58−2
3966号公報、特開昭59−36776号公報、特開
昭61−637号公報)、ケイ素化合物で加工する方法
(例えば、特開昭49−597号公報、特開昭61−2
8075号公報、特開昭62−199879号公報)、
フッ素系界面活性剤で処理する方法(例えば、特開昭5
9−22806号公報)、熱硬化性樹脂微小粉体で被覆
する加工法(特開平3−180582号公報)などが提
案されている。
【0005】(3)については、例えば特開昭57−4
2557号公報、特開昭60−126354号公報、特
開昭63−249775号公報、特開平2−26983
1号公報、特開平5−123869号公報に開示されて
いる。
【0006】しかし、(1)の布帛は衣裳性は高いもの
の炭化温度が比較的低く、かかる用途での耐熱性は不充
分である。(2)の布帛は目的が主にタバコあるはそれ
と同等の温度に対する防融性にあり、ノロ(溶融金属
塊)や溶接火花に対する防融性は不充分である。(3)
の布帛は染色性が悪いうえに硬くて重く、衣裳性が低い
などのため、かかる用途には適用できない、あるいは適
用しても性能は不充分である。
【0007】一方、高い耐熱性を有し、衣裳性も持つア
ラミド繊維布帛あるいはアラミド繊維を主体とする布帛
が数多く報告されている。例えば、「ハロゲン原子を有
する有機リン系難燃剤の1種以上を紡糸液に配合して紡
糸したポリ(メタフェニレンイソフタルアミド)」(特
開昭55−53065号公報)、「ポリ(テトラフルオ
ロエチレン)繊維よりなる外層とアラミド繊維などの耐
熱性繊維よりなる内層からなる布帛」(特開昭60−9
4607号公報)、「アラミド繊維を芯部に、防炎加工
したセルロース繊維を鞘部に持つ構造の複合糸で編織さ
れた布帛」(特開昭63−196741号公報)、「メ
タ系アラミド繊維と共重合パラ系アラミド繊維、そして
場合によってはセルロース系繊維も特定割合で均一に混
紡されてなる耐熱性繊維」(特開平1−221537号
公報)、「アラミド繊維とザプロ防炎加工された羊毛繊
維とで構成された表素材と、防炎加工された羊毛繊維を
含む耐熱性繊維で構成された裏素材とから成る特殊布
帛」(特開平3−24896号公報)、「LOIが25
以上のポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)繊維と
耐熱性木綿とを特定割合で混用した軽量織物」(USP
5223334号公報)などを挙げることができる。し
かし、これらは構成繊維の改良によるので、繊維の製造
工程が煩雑であったり、多重構造のために高重量であっ
たり、ノロ(溶融金属塊)や熔接火花で穴あきが生じる
などの欠点を有していた。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、本来の耐熱性や衣裳性
に加えて、洗濯耐久性の良好な耐スパッター性も持つ防
護衣料用アラミド布帛を提供することである。
【0009】
【発明の構成】すなわち本発明は、「(請求項1) 0
℃〜200℃における造膜性、高い耐熱性および平滑性
を有する樹脂(樹脂A)と下記式(化1)で表される環
状尿素系樹脂(樹脂B)とからなる被膜で繊維表面が被
覆されてなることを特徴とする防護衣料用アラミド布
帛。
【0010】
【化2】
【0011】(請求項2) 樹脂Aが主鎖にフッ素原子
が直接結合している重合体よりなる請求項1の防護衣料
用アラミド布帛。 (請求項3) 樹脂Aがシリコン系化合物である請求項
1の防護衣料用アラミド布帛。 (請求項4) 樹脂Bがウロン系樹脂である請求項1〜
3のいずれかの防護衣料用アラミド布帛。 (請求項5) 樹脂Aと樹脂Bとの固形分の付着量が未
処理時の布帛重量に対して1〜20%である請求項1〜
4のいずれかの防護衣料用アラミド布帛。
【0012】本発明者らは先に樹脂Aと樹脂Bとをそれ
ぞれ単独で使用した防護衣料用アラミド布帛を提案し
た。しかしながら、樹脂A単独の場合は、洗濯後の固形
分の脱落が比較的少なく耐スパッター性も初期(洗濯
前)と同様に良好であるが、スパッター接触箇所の変色
が目立ち、衣裳性を損なう。樹脂B単独の場合は、初期
(洗濯前)の耐スパッター性は良好であるが、洗濯後の
固形分の脱落が大きくて耐スパッター性も大幅に低下す
る。こにように樹脂Aまたは樹脂B単独で加工処理する
場合、付着量の調節や熱処理条件を変更しても耐スパッ
ター性或いはその洗濯耐久性、またはスパッター接触箇
所の変色といった一連の性能について目立った改善は認
められず、樹脂Aまたは樹脂Bの単独加工では更なる性
能向上には限界がある。
【0013】0℃〜200℃における造膜性、高い耐熱
性および平滑性を有する樹脂(樹脂A)とはフッ素を含
む重合体よりなる樹脂を代表的な例に挙げることができ
るが、それに限るものではなく、同様の性質を持つもの
であればいずれの樹脂でもよい。0℃〜200℃での造
膜性が必要なのは、加工処理により付着した固形分の脱
落を防ぎ、洗濯後も良好な耐スッパター性を保つためで
ある。造膜により樹脂は強固に布帛に付着され、洗濯時
に揉まれても脱落しにくくなる。造膜の温度を0℃〜2
00℃に限定する理由は、これ以上高い温度での処理で
は基布であるアラミド繊維布帛の物性が衣料用に相応し
くない方向に変化するためと、これ以上低い温度での処
理では所望の性能を発揮する樹脂が市販されていないた
めである。0℃〜200℃での造膜性と耐熱性および平
滑性を具備する樹脂しては、主鎖にフッ素原子と水素原
子のいずれも有している重合体、例えば、フルオロオレ
フィンとビニルエーテルやビニルエステル、ビニリデン
フロリドなどとの共重合体、或いは、主鎖ではなく側鎖
にフッ素原子を有する重合体、例えば、フッ素化アクリ
レートやフッ素化ウレタンであり、就中前者の主鎖にフ
ッ素原子と水素原子のいずれも有している重合体がより
良好な耐スパッター性が得られる点で好ましい。また同
様の性質を持つものであれば含フッ素樹脂ではなくても
よく、シリコンゴムなども用いることができる。
【0014】一方、本発明に用いる環状尿素系樹脂(樹
脂B)は下記式(化3)で示される構造を持つものであ
る。
【0015】
【化3】
【0016】具体的にはグリオキザール系樹脂(R0
−〔CH(OH)〕2 −)やウロン系樹脂(R0 が−C
2 OCH2 −)を例として挙げることができる。
【0017】アラミド繊維とは、メタ系アラミド繊維、
例えばデュポン株式会社製のノーメックス、帝人株式会
社製のコーネックス或いはパラ系アラミド繊維、例えば
デュポン株式会社製のケブラー、帝人株式会社製のテク
ノーラ等である。また、メタ系アラミド短繊維またはパ
ラ系アラミド短繊維を主体成分とし、これに他のアラミ
ド系短繊維、難燃再生セルロース、難燃木綿、難燃羊毛
或いは難燃合成繊維等が均一に混合された耐熱性繊維も
本発明のアラミド繊維に含まれる。
【0018】加工処理は、ディッピング法、スプレイ
法、コーティング法など従来公知のいかなる方法でもよ
い。均一な加工を大量に簡単に行なうという点で、以下
の方法が好ましい。加工用布帛の浴中での加工処理液
(樹脂の水分散液)への浸漬、次にマングルによる絞液
(望みのピックアップが得られる絞り率の調節、例え
ば、1kg/cm2 から5kg/cm2 に調節す
る。)、そして予備乾燥(必要に応じて100℃〜12
0℃で3分〜15分)およびキュアリング(必要に応じ
て150℃〜200℃で30秒〜5分)を行う。また、
必要ならばこの後ソーピングなどの処理を施してもよ
い。ここで、キュアリング温度は150℃〜200℃が
好ましい。これより低いと時間を延長しても造膜が充分
に行われず、加工後の洗濯や摩擦などの耐久性が悪くな
り、これより高いと布帛が熱劣化を起こして強度が低下
する。固形分付着量は処理液の濃度と絞液後のピックア
ップにより調節するが、1%以上は必要である。好まし
くは5%以上である。1%未満では加工樹脂で繊維をカ
バーできない部分が多く生じるようになりい、所望の性
能が得られない。
【0019】
【発明の効果】本発明は、アラミド繊維布帛の耐熱性や
衣裳性を損なわないで耐スパッター性を改善することが
でき、これは溶融金属や溶接火花に対する防護を目的と
した作業服などの用途に用いることができる。このよう
な耐スパッター性の向上は、併用樹脂による表面張力の
低下および耐熱性の向上などによるものと考えられる。
また、洗濯による固形分の脱落がそれぞれの単独樹脂の
場合よりも少ない。これは造膜性樹脂のエマルジョン粒
子同士が加工時に融着して膜を形成する際に、双方の樹
脂が複雑に絡み合うことで、付着樹脂の強度および耐熱
性が向上し、より強固に布帛に付着するためと考えられ
る。また、スパッター接触箇所の変色が少なくなるのも
上記と同様の理由によると考えられる。
【0020】以下、実施例により本発明の防護衣料用ア
ラミド布帛の製造方法を説明する。なお、実施例におけ
る耐スパッター性評価は下記の転がり試験法でおこなっ
た。 〈耐スパッター性〉角度が調節できる傾斜台に、布帛
(340mm×250mm)を、皺や弛みができないよ
うにピン枠で張り付ける。この布帛上に、ガスバーナー
で約1000℃まで熱した直径4mmのベアリング球
(重さ437mg)を静置する。傾斜台の角度を次第に
大きくしていって、静置したときにベアリング球が転が
り落ちる傾斜角度(最低傾斜角度)を測定する。この角
度が小さいほど、耐スパッター性が良好と判断した(図
1参照)。この測定法を「転がり試験」という。
【0021】また、「転がり試験」において、加熱鉄球
の接触箇所の変色の少なさ(以下、「接触変色」とい
う)は◎(変色域直径1mm未満)、○(変色域直径1
〜2mm未満)、△(変色域直径2〜4mm未満)、×
(変色域直径4mm以上)の4段階で評価する。
【0022】
【実施例1】アラミド繊維布帛として、メタ系アラミド
短繊維60重量部とパラ系アラミド短繊維5重量部およ
び難燃レーヨン短繊維35重量部が均一に混合された耐
熱性繊維よりなる布帛(目付250g/m2 )を用い
た。これをフルオロオレフィン・ビニルエーテル共重合
体の固形分濃度50%の水分散体(旭硝子株式会社製;
商標名ルミフロンFE−3000)10重量部とウロン
系樹脂の有効成分量60%の水分散体(住友化学株式会
社製;商標名スミテックスレジン810)8.5重量部
とウロン樹脂の有機アミン系硬化触媒(有効成分量20
%)(住友化学株式会社製;商標名スミテックスアクセ
ラレータACX)0.5重量部と水81重量部とをよく
攪拌した液に、処理液付着量が約90%になるようにマ
ングルで絞液した。続いて110℃で5分間乾燥後、1
60℃で3分間熱処理を行なった。この一連の処理によ
る固形分付着量は未処理の布帛重量に対して8.2%で
あった。得られた布帛をJIS−L−1018−77
6.36H法による洗濯を5回おこなった。この布帛の
固形分付着量は7.0%であった。
【0023】ここで得られた加工布帛の転がり試験の測
定角度は洗濯前(L0 )で12°、洗濯後(L5 )で1
4°であり、いずれも耐スパッター性は良好であり、接
触変色はいずれも○であった。一方、未加工の布帛の転
がり試験の測定角度は21°で、洗濯後(L5 )で23
°であり、いずれも耐スパッター性は不良で、接触変色
はいずれも×であった。
【0024】
【実施例2】アラミド繊維布帛として、メタ系アラミド
短繊維95重量部およびパラ系アラミド短繊維5重量部
が均一に混合された耐熱性繊維よりなる布帛(目付20
0g/m2 )を用いた。この布帛に実施例1と同じ処理
を施した。洗濯前(L0 )の布帛は固形分付着量が8.
2%で、転がり試験の測定角度は13°であった。洗濯
後(L5 )の布帛は固形分付着量が6.7%、転がり試
験の測定角度は15°、いずれも耐スパッター性は良好
であり、接触変色はいずれも○であった。一方、未加工
布帛の転がり試験の測定角度は22°、洗濯後(L5
で25°であり、耐スパッター性は不良で、接触変色は
いずれも△であった。
【0025】
【実施例3】アラミド繊維布帛として、メタ系アラミド
短繊維の紡績糸よりなる布帛(目付200g/m2 )を
用いた。この布帛に実施例1と同じ処理を施した。洗濯
前(L0 )の布帛は固形分付着量が8.7%、転がり試
験の測定角度は13°であった。洗濯後(L5 )の布帛
は固形分付着量が6.5%、転がり試験の測定角度は1
6°、いずれも耐スパッター性は良好であり、接触変色
はいずれも○であった。一方、未加工布帛転がり試験の
測定角度は24°、洗濯後(L5 )で26°であり、耐
スパッター性は不良で、接触変色はいずれも△であっ
た。
【0026】
【実施例4〜8、比較例1〜11】以下、実施例1と同
じ布帛を用い、それぞれの処理液で実施例1と同じ加工
条件で処理をおこなった。そして、得られた各加工布帛
(洗濯前;L0 洗濯後;L5 )について「転がり試験」
をおこなった。結果を表1、表2、表3に示した。 比較例1の処方: ルミフロンFE−3000(固形分濃度50%水分散体) 20重量部 水 80重量部 比較例2の処方: スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 16.8重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 1重量部 水 82.2重量部 実施例4の処方:実施例1で用いた処理液を水で希釈し
てその濃度を5分の1倍にした処理液 比較例3の処方:実施例1で用いた処理液を水で希釈し
てその濃度を10分の1倍にした処理液 実施例5の処方: ルミフロンFE−3000(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 スミッテクスレジンNS−19(有効成分量45%) 11重量部 (住友化学株式会社製グリオキザール系樹脂) スミッテクスアクセレレータX−110(有効成分量35%) 0.5重量部 (住友化学株式会社製金属塩系硬化触媒) 水 78.5重量部 比較例4の処方: ルミフロンFE−3000(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 スミッテクスレジンH−90(有効成分量80%) 6.3重量部 (住友化学株式会社製尿素系樹脂) スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 (住友化学株式会社製金属塩系硬化触媒) 水 83.2重量部 比較例5の処方: ルミフロンFE−3000(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 スミテックスレジンM−6(有効成分量50%) 10重量部 (住友化学株式会社製メラミン樹脂) スミテックスアクセレレータX−80(有効成分量12%) 0.5重量部 水 79.5重量部 実施例6の処方: FX−3529(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 (住友3M株式会社製フッ素化ウレタン) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 81.1重量部 比較例6の処方: FX−3529(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 スミッテクスレジンH−90(有効成分量80%) 6.3重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 83.2重量部 実施例7の処方: アサヒガードLS−317(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 (旭硝子株式会社製フッ素化アクリレート) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 81.1重量部 比較例7の処方: アサヒガードLS−317(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 スミッテクスレジンH−90(有効成分量80%) 6.3重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 83.2重量部 比較例8の処方: ビニブラン240(固形分濃度45%水分散体) 11.1重量部 (日信化学株式会社製塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体;) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 81重量部 比較例9の処方: ビニブラン610(固形分濃度43%水分散体) 11.7重量部 (日信化学株式会社製塩化ビニル・アクリル酸共重合体) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 79.4重量部 比較例10の処方: KD−100AS(固形分濃度50%水分散体) 10重量部 (喜多村化学株式会社製ポリテトラフルオロエチレン) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 81.1重量部 実施例8の処方: KM−2002T(固形分濃度40%水分散体) 12.5重量部 (信越化学株式会社製シリコンゴム) スミッテクスレジン810(有効成分量60%) 8.4重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 78.6重量部 比較例11の処方: KM−2002T(固形分濃度40%水分散体) 12.5重量部 スミッテクスレジンH−90(有効成分量80%) 6.3重量部 スミッテクスアクセレレータACX(有効成分量20%) 0.5重量部 水 80.7重量部
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は「転がり試験」を行うための装置の俯瞰
図。
【符号の説明】
1.試験布帛 2.加熱ベアリング球 3.ピン枠 4.台 5.分度器 6.糸 7.分銅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0℃〜200℃における造膜性、高い耐
    熱性および平滑性を有する樹脂(樹脂A)と下記式(化
    1)で表される環状尿素系樹脂(樹脂B)とからなる被
    膜で繊維表面が被覆されてなることを特徴とする防護衣
    料用アラミド布帛。 【化1】
  2. 【請求項2】 樹脂Aが主鎖にフッ素原子が直接結合し
    ている重合体よりなる請求項1の防護衣料用アラミド布
    帛。
  3. 【請求項3】 樹脂Aがシリコン系化合物である請求項
    1の防護衣料用アラミド布帛。
  4. 【請求項4】 樹脂Bがウロン系樹脂である請求項1〜
    3のいずれかの防護衣料用アラミド布帛。
  5. 【請求項5】 樹脂Aと樹脂Bとの固形分の付着量が未
    処理時の布帛重量に対して1〜20%である請求項1〜
    4のいずれかの防護衣料用アラミド布帛。
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