JPH0828326B2 - 化合物半導体層の製造方法 - Google Patents

化合物半導体層の製造方法

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JPH0828326B2 JP2129914A JP12991490A JPH0828326B2 JP H0828326 B2 JPH0828326 B2 JP H0828326B2 JP 2129914 A JP2129914 A JP 2129914A JP 12991490 A JP12991490 A JP 12991490A JP H0828326 B2 JPH0828326 B2 JP H0828326B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化合物半導体層の製造方法に関し、特に、II
I−V族に属する化合物半導体層をGaAs基板上に結晶性
良く形成することができる化合物半導体層の製造方法に
関する。
(従来の技術) 近年、光情報処理システムの高機能化等を目的とし
て、より短波長域で発振する半導体レーザ素子の実現が
要求されている。
GaAs基板に格子整合する(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶
(0≦Y≦1)は、600nm帯の波長を有する光を放射す
る可視光半導体レーザのための材料として注目されてい
る。以下、本明細書に於ては、特に断わらない限り、
(AlYGa1-Y0.5In0.5P(0≦Y≦1)をAlGaInP又はGa
InP(Y=0の場合)と称する。
AlGaInP結晶を基板上に成長させる方法としては、有
機金属気相成長法(MOCVD法)の他に、分子線エピタキ
シー法(MBE法)が期待されている。
MBE法を用いて作用されたAlGaInP系可視光半導体レー
ザ素子が、室温で可視光を連続的に発振したことの報告
がある(Hayakawa,et.al.Journal of Crystal Growth 9
5(1989)pp.949)。
第5図に、MBE法により作成された従来のAlGaInP系可
視光半導体レーザ素子の断面図を示す。
第1導電型GaAs基板1上に、各々MBE法により成長さ
せられた第1導電型GaAsバッファ層2、第1導電型GaIn
Pバッファ層3、第1導電型AlGaInPクラッド層4、GaIn
P活性層5、第2導電型AlGaInP第2クラッド層6、及び
第2導電型GaInP層20が、この順番で基板1側から積層
されている。
第2導電型GaInP層20上には、絶縁性窒化シリコン膜2
1が形成されており、窒化シリコン膜21には、第2導電
型GaInP層20に達する幅10μmのストライプ状溝が形成
されている。
上記の積層構造の上面及び基板1の裏面には、電極2
3、22が形成されている。
第5図の半導体レーザ素子は、ストライプ状の溝を有
する絶縁性窒化シリコン膜21が電流を狭搾する利得導波
形半導体レーザ素子である。
この半導体レーザ素子は、発振閾値93mAを示し、ま
た、可視光を室温で連続的に発振することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の従来技術においては、以下に述
べる問題点があった。
第3図の半導体レーザ素子は、発振時に、活性層で発
生した熱の放散が悪いため、最高連続発振温度が35℃と
低かった。これは、AlGaInP結晶の熱伝導率が低いため
である。
放熱性に優れた構造を有し、しかも、GaAs基板に格子
整合したAlGaInP結晶からなるダブルヘテロ構造を備え
た半導体レーザ素子を製造するためには、AlGaInP結晶
層上に、比較的熱伝導率が大きく、放熱性に優れた材料
であるAlGaAs結晶層を、MBE法により形成することがで
きればよい。
しかし、GaAs基板に格子整合するAlGaInP結晶層上
に、AlGaAs結晶層を、MBE法により形成する場合、AlGaI
nP結晶層の表面が不純物により汚染されると、そのAlGa
InP結晶層上に、結晶性の優れたAlGaAs結晶層を成長さ
せることができないという問題がある。
このような汚染は、AlGaInP結晶層とAlGaAs結晶層と
を、MBE法により連続的に形成する場合に於て、AlGaInP
結晶層の成長終了後に、Pの分子線照射から、Asの分子
線照射への切り替えのため、層成長を一時的に停止する
ときにも生じる。
これは、上述の一時的な結晶層成長の停止後数秒の内
に、MBE装置内雰囲気中の酸素、水蒸気等の不純物が、
成長の停止した結晶層表面を汚染するからである。
また、MBE法により高品質のAlGaAs層を成長させる場
合、基板温度を620℃程度に上昇させる必要がある。こ
の温度では、しかし、AlGaInP層からのIn又はPの蒸発
が盛んに生じるために、AlGaInP結晶層の表面が劣化し
てしまうという問題がある。このような表面の劣化が生
じたAlGaInP結晶層上に、AlGaAs結晶層を成長させる
と、結晶性に優れたAlGaAs結晶層を得ることはできな
い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので
あり、その目的とするところは、GaAs基板に格子整合す
る(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層の表面が汚染されたと
きでも、その(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層上に、高品
質のAlXGa1-XAs結晶層を容易に形成することができる化
合物半導体層の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、GaAs基板に格子整合する(AlYG
a1-Y0.5In0.5P結晶層の表面を劣化させることなく、
その(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層上に、高品質のAlXGa
1-XAs結晶層を容易に形成することができる化合物半導
体層の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の化合物半導体層の製造方法は、GaAs基板に格
子整合する(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層(0≦Y≦
1)を該基板上に形成する工程と、該結晶層の表面にAs
分子線を照射しながら、該結晶層のInが蒸発する温度に
該基板を昇温することにより、該結晶層の表面を数分子
層のAlYGa1-YAs結晶層(0≦Y≦1)に変化させる工程
と、AlXGa1-XAs結晶層(0≦X≦1)を該AlYGa1-YAs結
晶層上に形成する工程とを包含しており、そのことによ
り上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
最初に、第1図を参照しながら、第1の実施例を説明
する。
第1図(a)に示すように、まず、GaAs基板11上に、
GaAsバッファ層12、及び(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14
を、この順番で基板11側からMBE法により成長させた。
このときの基板温度は、510℃とした。
次に、P分子線の照射を停止した後、(Al0.7Ga0.3
0.5In0.5P層14に対してAs分子線を照射しながら、基板
温度を620℃に上昇させ、その状態を数分間維持すると
いう工程を行った。
この工程によって、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14の
表面近傍のIn及びPが、As分子線のAsと置換することに
より、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14の表面近傍の数分
子層が、数分子層のAl0.7Ga0.3As層15に変化した。
この数分子層のAl0.7Ga0.3As層15は、680℃程度以下
では、組成元素の蒸発がほとんど生じない熱的に安定な
材料からなる層である。このため620℃程度で通常盛ん
に生じるはずの(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14からのIn
又はPの蒸発が、数分子層のAl0.7Ga0.3As層15に覆われ
ることによって防止された。
このように、上記工程を行うことによって、特に580
℃程度以上に於いて顕著となる(Al0.7Ga0.30.5In0.5
P層14のIn又はPの蒸発による劣化を、620℃程度に於い
ても防止することができた。
As分子線を照射しながら基板温度を620℃に上昇させ
るという上述の工程の後、その工程に連続させて、Al
0.4Ga0.6As層16をAl0.7Ga0.3As層15上に成長させる工程
を行った。このAl0.4Ga0.6As層16の成長は、As分子線の
他に、Al分子線及びGa分子線を基板11に向けて照射する
通常のMBE法により行った。このときの基板温度は、620
℃とした。第1の実施例の方法により形成したAl0.4Ga
0.6As層16と、As分子線を照射しながら基板温度を620℃
に上昇させるという上述の工程のみを省略した方法によ
り形成したAl0.4Ga0.6As層(比較例)とを比較するため
に、各々のAl0.4Ga0.6As層のフォトルミネッセンスを測
定した。
この結果、実施例の発光強度は、比較例のものの数倍
の大きさであった。このことは、実施例のAl0.4Ga0.6As
層16の結晶性が、比較例のAl0.4Ga0.6As層の結晶性より
も優れていることを示している。
上述の実施例の方法により、このように優れた結晶性
を有するAl0.4Ga0.6As層16を形成できた第1の理由は、
Al0.4Ga0.6As層16の成長前に、As分子線を照射しながら
基板温度を620℃に上昇させるという上述の工程を行う
ことにより、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14の表面近傍
の数分子層を数分子層のAlGaAs層15に変化させ、この層
によって、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14のIn及びPの
蒸発による劣化を防止したためである。
第2の理由は、Al0.4Ga0.6As層16の成長前に、As分子
線を照射しながら基板温度を620℃に上昇させるという
上述の工程中に、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14の表面
近傍のIn及びPが、As分子線のAsと置換することによ
り、(Al0.7Ga0.30.5In0.5P層14の表面近傍に存在し
た酸化物などの不純物が除去され、それによって、その
表面近傍が清浄化されたためである。
このように、本実施例では、たとえP分子線照射の停
止からAs分子線照射を開始するまでの数秒の内に、MBE
装置内雰囲気中の酸素、水蒸気等の不純物が、成長の停
止した結晶層表面を汚染しても、その汚染が上述の方法
により清浄化されるので、分子線照射の切り替えによる
問題は生じなかった。
次に、第2図を参照しながら、第2の実施例を説明す
る。
第2図(a)が示すように、まず、GaAs基板11上に、
GaAsバッファ層12、及びGaInP層13を、この順番で基板1
1側からMBE法により成長させた。このときの基板温度
は、450〜570℃の範囲とした。
この後、表面観察のため、基板11をMBE装置外に取り
出した。その後、再び、基板11をMBE装置内に導入し、G
aInP層13に対してAs分子線を照射しながら、基板温度を
620℃に上昇させ、その状態を数分間維持するという工
程を行った。
この工程によって、GaInP層13の表面近傍のIn及びP
が、As分子線のAsと置換することにより、GaInP層13の
表面近傍の数分子層が、数分子層のGaAs層17に変化し
た。
この数分子層のGaAs層17は、680℃程度以下では、組
成元素の蒸発がほとんど生じない熱的に安定な材料から
なる層である。このため、620℃程度で通常盛んに生じ
るはずのGaInP層13からのIn又はPの蒸発が、この数分
子層のGaAs層17に覆われることによって防止された。
このように、上記工程を行うことによって、特に580
℃程度以上に於いて顕著となるGaInP層13のIn又はPの
蒸発による劣化を、620℃程度に於いても防止すること
ができた。
As分子線を照射しながら基板温度を620℃に上昇させ
るという上述の工程の後、その工程に連続させて、Al
0.7Ga0.3As層18をGaAs層17上に成長させる工程を行っ
た。このAl0.7Ga0.3As層18の成長は、As分子線の他に、
Al分子線及びGa分子線を基板11に向けて照射する通常の
MBE法により行った。このときの基板温度は、690℃とし
た。
こうして形成したAlGaAs層18も、第1の実施例の方法
により形成したAlGaAs層16と同様に、優れた結晶性を有
するものであった。
次に、第3図を参照しながら、第3の実施例を説明す
る。
まず、第1導電型GaAs基板1上に、第1導電型GaAsバ
ッファ層2、第1導電型GaInPバッファ層3、第1導電
型GaInPクラッド層4、GaInP活性層5、第2導電型AlGa
InP第2クラッド層6、及び第2導電型GaInP層7を、こ
の順番で基板1側から、MBE法により成長させた(第3
図(a))。これらの層の成長は、Pを分子線源として
扱うMBE装置内で通常のMBE法により行った。なお、その
ときの基板温度は、510℃とした。また、第2導電型GaI
nP層7の層厚は、100Åとした。
この後、基板1をそのMBE装置から外に取り出し、次
に、Asを分子線源として扱う他のMBE装置内に基板1を
導入した。
次に、このMBE装置内で、第2導電型GaInP層7上にAs
分子線を照射しながら、基板温度を620℃に上昇させ、
その状態を数分間維持するという工程を行った。
この工程によって、GaInP層7の表面近傍のIn及びP
が、As分子線のAsと置換することにより、GaInP層7の
表面近傍の数分子層が、数分子層のGaAs層8に変化した
(第3図(b))。
GaAs層8上に、第2導電型GaAsキャップ層9をMBE法
により成長させた後、第2導電型GaAsキャップ層9上
に、絶縁性窒化シリコン膜21をプラズマCVD法により成
長させた。
窒化シリコン膜21をフォトエッチングすることによ
り、第2導電型GaAsキャップ層9に達する幅10μmのス
トライプ状溝を窒化シリコン膜21に形成した。
このようにして形成した積層構造の上面及び基板1の
裏面に、電極23、22を形成することにより、第3図
(c)に示す利得導波型の半導体レーザ素子を作成し
た。
この半導体レーザ素子は、670nmの波長光を室温で連
続発振した。
この半導体レーザ素子は、GaInPよりも熱伝導性に優
れたGaAsからなる第2導電型GaAsキャップ層9を有して
いるため、活性層5で発生した熱が効率的に半導体レー
ザ素子外へ放散される。このため、第6図の半導体レー
ザ素子の温度特性よりも、優れた温度特性を達成するこ
とができた。
上述の作成方法から、As分子線を照射しながら基板温
度を620℃に上昇させる工程を省略した方法により作成
した半導体レーザ素子(比較例)では、その発振閾値が
上昇したため、室温での連続発振を実現することはでき
なかった。これは、この半導体レーザ素子の第2導電型
GaInP層7の表面が大気との接触により汚染された後、M
BE装置内で充分に洗浄化されないまま、その上に結晶層
を成長させたためである。このため、比較例の第2導電
型GaInP層より上方に形成された結晶層の結晶性が実施
例のものに比べ劣ったものとなり、比較例のレーザ光の
発光効率が低下するに至った。
次に、第4図を参照しながら、第4の実施例を説明す
る。
まず、第1導電型GaAs基板1上に、第1導電型GaInP
バッファ層3、GaInP活性層5、及び第2導電型GaInP層
6を、この順番で基板側から、MBE法により成長させ
た。これらの層の成長は、Pを分子線源として扱うMBE
装置内で通常のMBE法により行った。
この後、基板1をそのMBE装置から外に取り出し、次
に、Asを分子線源として扱う他のMBE装置内に基板1を
導入した。
次に、このMBE装置内で、第2導電型GaInP層6上にAs
分子線を照射しながら、基板温度を620℃に上昇させ、
その状態を数分間維持するという工程を行った。
この工程によって、GaInP層6の表面近傍のIn及びP
が、As分子線のAsと置換することにより、GaInP層6の
表面近傍の数分子層が、数分子層のGaAs層8に変化し
た。
GaAs層8上に、第2導電型GaAs層9を成長させた後、
第2導電型GaAs層9及び基板1の裏面に、電極23、22を
形成した。
この後、電極23及び第2導電型GaAs層9の所定領域を
第2導電型GaInP層6の表面までエッチングすることに
より、フォトダイオードの受光部を形成した。
次に、電極23、第2導電型GaAs層9、GaAs層8、GaIn
P層6、GaInP活性層5及び第1導電型GaInPバッファ層
3の所定部分をエッチングすることにより、第4図に示
すpin型フォトダイオードを作成した。
MBE装置内で、上述の第2導電型GaInP層6上にAs分子
線を照射しながら、基板温度を620℃に上昇させる工程
を行わないで作製したpin型フォトダイオードの感度に
比較して、本実施例のpin型フォトダイオードの感度は
優れたものであった。これは、MBE法による層成長を一
時的に休止した部分の成長層界面に於ても、本実施例の
方法により、界面順位の形成が低減されたためである。
このように、製造工程中に、GaAs基板に格子整合する
AlGaInP結晶層の表面が汚染されたときでも、その上
に、高品質のAlGaAs結晶層を容易に形成することができ
るので、高品質の半導体レーザ素子のみならず、フォト
ダイオード等の各種の化合物半導体装置を提供すること
ができる。
(発明の効果) このように本発明では、GaAs基板に格子整合する(Al
YGa1-Y0.5In0.5P結晶層(0≦Y≦1)の表面にAs分
子線を照射しながら、該結晶層のInが蒸発する温度に該
基板を昇温することにより、該結晶の表面を数分子層の
AlYGa1-YAs結晶層(0≦Y≦1)に変化させることがで
きる。このため、(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層の表面
を洗浄化し、しかも、(AlYGa1-Y0.5In0.5PからのIn
及びPの蒸発を防ぐことができる。
また、数分子層の該AlYGa1-YAs結晶層上に、AlXGa1-X
As結晶層(0≦X≦1)を形成すれば、該AlYGa1-YAs結
晶層の表面が清浄化されているため、該AlXGa1-XAs結晶
層の結晶性は高品質なものとなる。
従って、本発明の化合物半導体層の製造方法によれ
ば、(AlYGa1-Y0.5In0.5P結晶層上に優れた結晶性を
有するAlXGa1-XAs結晶層を備えた高品質の化合物半導体
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す断面図、第2図は
第2の実施例を示す断面図、第3図は第3の実施例を示
す断面図、第4図は第4の実施例を示す断面図、第5図
は従来例を示す断面図である。 1……第1導電型GaAs基板、2……第1導電型GaAsバッ
ファ層、3……第1導電型GaInPバッファ層、4……第
1導電型AlGaInP第1クラッド層、5……GaInP活性層、
6……第2導電型AlGaInP第2クラッド層、7……第2
導電型GaInP層、8……GaAs層、9……第2導電型GaAs
キャップ層、11……GaAs基板、12……GaAsバッファ層、
13……GaInP層、14……AlGaInP層、15……AlGaAs層、16
……AlGaAs層、17……GaAs層、18……AlGaAs層、20……
第2導電型GaInP層、21……窒化シリコン22、23……電
極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須山 尚宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 松井 完益 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−168091(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GaAs基板に格子整合する(AlYGa1-Y0.5I
    n0.5P結晶層(0≦Y≦1)を該基板上に形成する工程
    と、 該結晶層の表面にAs分子線を照射しながら、該結晶層の
    Inが蒸発する温度に該基板を昇温することにより、該結
    晶層の表面を数分子層のAlYGa1-YAs結晶層(0≦Y≦
    1)に変化させる工程と、 AlXGa1-XAs結晶層(0≦X≦1)を該AlYGa1-YAs結晶層
    上に形成する工程と、 を包含する化合物半導体層の製造方法。
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