JPH08282852A - 成形工場用の簡易ストッカー - Google Patents

成形工場用の簡易ストッカー

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JPH08282852A
JPH08282852A JP11785295A JP11785295A JPH08282852A JP H08282852 A JPH08282852 A JP H08282852A JP 11785295 A JP11785295 A JP 11785295A JP 11785295 A JP11785295 A JP 11785295A JP H08282852 A JPH08282852 A JP H08282852A
Authority
JP
Japan
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bucket
product
station
stacking
stacking station
Prior art date
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Pending
Application number
JP11785295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Himaki
正和 日巻
Kiyoyuki Uchihara
清行 内原
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡易で置き場所を取らず、運搬、据付、
組替え等の作業が簡単に行える成形工場用の簡易ストッ
カーを新たに提供する。 【構成】 空箱段積みステーション1と、成形機からの
成形品をバケットbに受け取る製品受取ステーション2
と、製品段積みステーション3とを互いに分離された独
立の要素として備え、かつ製品受取ステーション2に設
けられるバケット把持機構4を昇降、旋回可能に設け
て、空箱段積みステーション1からの空バケットbの搬
入手段と、成形品が箱詰めされた実バケットbfの製品
段積みステーションへ3の搬出手段を兼ねるものとして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形機の傍らに配備さ
れて、成形機から排出又は取り出される成形品を自動的
に箱詰めしてストックするための成形工場用の簡易スト
ッカー(ストックシステム)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、成形工場での無人、省力化の推
進、とりわけ夜間の無人操業を実現するため、成形機用
のストックシステムが採用されつつある。この種のシス
テムには様々な形式のものが出回っている現状にある
が、ストックコンベア方式やローラコンベア方式がその
主流となっている。
【0003】図11と図12には、既存システムの具体
例として、ローラコンベア方式を採用するストッカーの
概要を図示している。ここにおいて、ストッカーSは、
成形機Mの機台に沿って配置される長尺の駆動コンベア
Aの上に、成形品の受取位置に当る中央部でバケットb
を掴む把持機構(図示せず)を上下させる昇降装置B
を、バケット搬入側に当る片側で段ばらし装置Cを、バ
ケット搬出側に当る反対側で段積み装置Dをそれぞれ搭
載し、システム全体が分離不能な一体物として構築され
ている。
【0004】このシステムでは、コンベアAの片側で予
め段ばらし装置Cに空バケットbが段積みされてストッ
クされ、段ばらし装置Cで下から1個づつバラされた空
バケットbがコンベアAで中央部に送られる。次いで、
中央部に搬送された空バケットbは昇降装置Bにより所
定の受取位置にまで持ち上げられて、バケットb内に成
形品が積み込まれ、バケット満杯後、昇降装置Bにより
下降されてからコンベアAの反対側に送り出される。そ
して、昇降装置Bより払い出された実バケットbfは、
コンベアAに設けられた段積み装置Dにより順次段積み
されてストックされるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、駆動コンベ
アに昇降装置等を一体に組み付けて構成される現状のコ
ンベア一体型システムでは、重量、スペースが嵩み、機
構、操作が複雑で、設備的にも高価となる上、成形工場
での設置、保管の利便性や、稼働時におけるオペレータ
の作業性などの諸点で不便を来たすものとなっている。
【0006】具体的には、長尺重量物であるため成形機
の傍に設置する際には手間が掛り、しかも占有スペース
が大きくなること、また従来ストッカーでは、図11に
見るように、通常操作盤Uが設けられる成形機前面側に
近接して並設されることになるが、これではオペレータ
による操作盤Uの操作、点検や金型交換等の作業に支障
を来たすこと、さらには保管時や再使用時における運搬
の不便や大きな保管スペースを必要とすることなどが挙
げられる。
【0007】本発明は、かかる現行システムの使用上の
不便に着目し、構造簡易で置き場所を取らず、運搬、据
付、組替え等の作業が簡単に行える成形工場用の簡易ス
トッカーを新たに提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく簡易スト
ッカーでは、上記課題を解決するための手段として、空
箱段積みステーションと、成形機からの成形品をバケッ
トに受け取る製品受取ステーションと製品段積みステー
ションとを互いに分離された独立の要素として備え、か
つ製品受取ステーションに設けられるバケット把持機構
が、空箱段積みステーションからの空バケットの搬入手
段と、成形品が箱詰めされた実バケットの製品段積みス
テーションへの搬出手段を兼ねるものに構成される。よ
り具体的には、製品受取ステーションのバケット把持機
構は、昇降可能に設けられると共に、両ステーションに
対するバケットの搬入出手段を兼ねるため旋回可能に設
けられる。
【0009】そして、バケット把持機構には、好ましく
は昇降、旋回動作時の位置決め検出手段として、受取位
置を検出する受取位置センサと、隣接する空箱又は製品
段積みステーションに対する旋回位置を検出する角度セ
ンサと、空箱又は製品段積みステーションの高さを検出
するバケット検出センサと、バケットの段積み又は段ば
らしを検出する段積み段ばらしセンサとを付設し、これ
らのセンサ情報に基づいて空箱又は製品段積みステーシ
ョンに段積みされるバケット段数の変動にかかわらず運
転可能なものに構成される。
【0010】
【作用】空箱段積みステーションと、製品受取ステーシ
ョンと、製品段積みステーションとを分離して、製品受
取ステーションのバケット把持機構を両ステーションに
対するバケットの搬入出手段に兼用すれば、コンベア方
式の場合のバケット搬送ラインや段積み、段ばらし装置
を必要とせず、システム全体を構造簡易にかつコンパク
トに構築できる。また、各ステーションが分離されてい
るため、運搬、据付、組替え作業や保管の便にも適合す
る。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図6に図示される実施例につい
て説明する。
【0012】この簡易ストッカーは、図1〜図3に示す
ように、互いに分離された三つのステーションからなっ
ている。即ち、図中、右サイドに配置される空箱段積み
ステーション1と、中央部に配置される製品受取ステー
ション2と、左サイドに配置される製品段積みステーシ
ョンとからなる。
【0013】製品受取ステーション2は、バケットbを
把持し、これに成形機から排出又は取り出しされる成形
品を受け取って箱詰めするためのバケット把持機構4を
有している。バケット把持機構4は、バケット形状に対
応する平面視コ字型の支持枠5と、その両辺部の対向す
る内面に取り付けられたチャック部6、6とからなって
いる。各チャック部6は、ロータリアクチェータ(図示
せず)を具備し、図5に示すように、該アクチェータの
ON・OFFで突没切り替えられる爪片7をバケットb
の取手8と係脱させることにより、チャッキング状態と
リリース状態とに切り替えられるようになっている。
【0014】上記バケット把持機構4は、搬入位置から
成形品の受取位置に空バケットbを持ち上げ、また受取
位置から成形品が箱詰めされた実バケットbfを搬出位
置へ下降させるため昇降可能に設けられると共に(図4
矢印参照)、隣接する空箱段積みステーション1と製品
段積みステーション3に対するバケット搬入出手段に兼
用する目的で、製品受取位置を起点に左右に90°の範
囲で旋回可能に設けられている(図2矢印参照)。
【0015】具体的には、バケット把持機構4は、製品
受取ステーション2のベース9上に立設した支柱フレー
ム10に支持される昇降台12に取り付けられ、フレー
ム上端に設けられた昇降用モータ13により、該昇降台
12と共にフレーム前面のガイド溝14、14に沿って
昇降されると共に、支持枠5の中央部が昇降台12から
延出された旋回アーム15に片持ち支持されて、昇降台
12に搭載された回転用モータ16により旋回アーム1
5と一体に旋回できるようになっている。
【0016】なお、支柱フレーム10の基端部背面側に
は、バケット把持機構4の運転を制御する制御部を収納
した制御ボックス17が取り付けられ、ここに成形機か
らのショット信号や後述するセンサ群からの信号が入力
される。
【0017】一方、製品受取ステーション2の両側に配
置される空箱段積みステーション1と製品段積みステー
ション3については、本実施例の場合、バケット把持機
構4の両側旋回位置に対応する直下の位置に置き台18
を設置し、その上に所望段数の空又は実バケットb、b
fが段積みされるようになっている。これらは製品受取
ステーション2と別個独立に設けられると共に、既存シ
ステムにおける段積み、段ばらし装置の付帯を必要とし
ない。もっとも、バケット搬送の便を考慮して、置き台
18に代え、それらの一方又は双方を台車やコンベアに
置き換えることも可能である。
【0018】上述した本発明に係る簡易ストッカーで
は、製品受取ステーション2のバケット把持機構4が、
空箱段積みステーション1と製品段積みステーション3
に対するバケットb、bfの搬入出手段を兼ね、しかも
空箱段積みステーション1と製品段積みステーション3
に段積みされるバケット段数の変化にかかわらず運転可
能なものとすべく、昇降、旋回動作時の位置決め検出手
段として各種センサが付設され、それらのセンサ情報が
バケット把持機構4の運転を司る前記制御ボックス17
の制御部に逐次入力されるようになっている。
【0019】すなわち、まずバケット把持機構4には、
これを支持するフレーム10に、成形機からの成形品を
受取る受取位置を検出するための受取位置センサ20
と、隣接する空箱又は製品段積みステーション1、3に
対する旋回位置(R軸−90°、0°、90°)を検出
するための角度センサ21a、21b、21cが付設さ
れている。また、バケット支持枠5には、その両側に隣
接する空箱又は製品段積みステーション1、3の高さを
検出するバケット検出センサ22が設けられ、同じくそ
の一箇所にバケットb、bfとの接離で段積み又は段ば
らしを検出する段積み段ばらしセンサ23が付設されて
いる(図3、図4参照)。
【0020】以上のように構成された簡易ストッカーで
は、図2に示す如く、製品受取ステーション2を成形機
Mからの成形品受取位置に配し、その両側に空箱、製品
段積みステーション1、3を所定の隣接位置で配置すれ
ば、製品受取ステーション2に設けられるバケット把持
機構4により、まず空箱段積みステーション1の上に旋
回して空バケットbを把持し、次いでこれを受取位置へ
搬入して成形品を受け取り、続いて製品段積みステーシ
ョン3の上に旋回して成形品が箱詰めされた実バケット
bfをその上に段積みしてから元の位置に復帰させるサ
イクル動作を行わしめることができる。
【0021】かかるストックサイクルの動作フローの詳
細が、図6〜図10に分割して図示されている。但し、
このフローは、図2に示す如く、空箱ステーション1を
右サイドに製品段積みステーション3を左サイドに配し
て空バケットbを右側に置く右付仕様を採る場合を前提
としている。
【0022】しかして、本発明に係る簡易ストッカーで
は、既存のコンベア一体型のストッカーに比較すると、
次のような利点が列挙されるものとなる。
【0023】システム全体が構造簡易となる。製品受取
ステーション2のバケット把持機構4がバケット搬入出
手段を兼ねるため、空箱段積みステーション1と製品段
積みステーション3にはコンベア等のバケット搬送手段
とせず、段ばらし装置や段積み装置の付帯も要しない。
また、製品受取、搬送時にはバケット1個分の重量のみ
を支持すれば足りるので、バケット把持機構4自体も重
厚な設備であることを要しない。
【0024】置き場所、保管場所を取らず、運搬、据
付、組替え作業等も簡便となる。ステーション分離で空
箱段積みステーション1と製品段積みステーション3と
にバケット搬送手段が不要となり、特にバケット搬送手
段を兼ねるバケット把持機構に旋回方式を採用すること
で、成形機前面で置き場所を取らない。具体的には、図
2にハッチングで示す領域a、aが開放され、作業の便
が改善される。
【0025】サイクルタイムが短縮できる。バケット旋
回方式では、空箱段積みステーション1からの空バケッ
トbの搬入と製品段積みステーション3への実バケット
bfの搬出が迅速に行え、ストッカーのために成形機に
無駄なアイドルタイムを要しない。
【0026】バケット段積み数の変動にも対応できる。
成形工場では、ストッカーの稼働途中に作業の都合など
から、製品段積みステーション3に段積みされた実バケ
ットbfを途中で抜き取って搬出したり或いは空箱段積
みステーション1に空バケットbを追加したりする場合
がある。その場合、一定のシーケンス制御でバケット
b、bfの搬入、搬出高さを変更する方式では、突発的
な段積み高さの変更に対応できないが、上述したセンサ
により隣接ステーションのバケット段積み高さとバケッ
トの段ばらし、段積みの有無を検出する方式では、エラ
ーなしで対応できるものとなる。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、本発明に基づいて改良され
た簡易ストッカーでは、空箱段積みステーションと、製
品受取ステーションと、製品段積みステーションとを分
離独立化し、かつ又製品受取ステーションに設けられる
バケット把持機構を空箱段積みステーションと製品段積
みステーションへのバケット搬入出手段に兼用すること
で、従来のコンベア一体型のものに比較すると、構造簡
易で置き場所を取らず、運搬、据付、組替え等の作業が
簡単に行えるストックシステムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す簡易ストッカーの斜視図である。
【図2】簡易ストッカーの設置状態を示す平面図であ
る。
【図3】センサの設置状態を示すバケット把持機構の平
面図である。
【図4】簡易ストッカーの設置状態を示す正面図であ
る。
【図5】バケット把持機構によるバケットの把持状態を
示す正面図である。
【図6】実施例の簡易ストッカーにより実行されるスト
ックサイクルの動作を示すフローチャートである。
【図7】同じくストックサイクルの動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】同じくストックサイクルの動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】同じくストックサイクルの動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】同じくストックサイクルの動作を示すフロー
チャートである。
【図11】従来例のシステム概要を示す平面図である。
【図12】従来例のシステム概要を示す正面図である。
【符号の説明】
1 空箱段積みステーション 2 製品受取ステーション 3 製品段積みステーション 4 バケット把持機構 5 バケット支持枠 6 チャック部 7 爪片 8 取手 9 ベース 10 支柱フレーム 12 昇降台 13 昇降用モータ 15 旋回アーム 16 回転用モータ 17 制御ボックス 18 置き台 20 受取位置センサ 21a、21b、21c 角度センサ 22 バケット検出センサ 23 段積み段ばらしセンサ b 空バケット bf 実バケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに分離された空箱段積みステーショ
    ンと、成形機からの成形品をバケットに受け取る製品受
    取ステーションと、製品段積みステーションとを備え、
    製品受取ステーションに設けられるバケット把持機構
    が、空箱段積みステーションからの空バケットの搬入手
    段と、成形品が箱詰めされた実バケットの製品段積みス
    テーションへの搬出手段を兼ねる成形工場用の簡易スト
    ッカー。
  2. 【請求項2】 製品受取ステーションに設けられるバケ
    ット把持機構が、昇降、旋回可能に構成されている請求
    項1記載の簡易ストッカー。
  3. 【請求項3】 バケット把持機構には、昇降、旋回動作
    時の位置決め検出手段として、受取位置を検出する受取
    位置センサと、隣接する空箱又は製品段積みステーショ
    ンに対する旋回位置を検出する角度センサと、空箱又は
    製品段積みステーションの高さを検出するバケット検出
    センサと、バケットの段積み又は段ばらしを検出する段
    積み段ばらしセンサとが付設されている請求項2記載の
    簡易ストッカー。
JP11785295A 1995-04-19 1995-04-19 成形工場用の簡易ストッカー Pending JPH08282852A (ja)

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