JPH0828273B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH0828273B2
JPH0828273B2 JP3097175A JP9717591A JPH0828273B2 JP H0828273 B2 JPH0828273 B2 JP H0828273B2 JP 3097175 A JP3097175 A JP 3097175A JP 9717591 A JP9717591 A JP 9717591A JP H0828273 B2 JPH0828273 B2 JP H0828273B2
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JP3097175A
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JPH04230991A (ja
Inventor
俊一 長本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ボタンを有する如
き自動電子レンジ等の加熱調理器に関するもので、特に
1つの自動ボタンでより数多くの料理メニューが精度よ
く自動調理できる方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジ等の加熱調理器におい
ては温度センサー,赤外線センサー,ガスセンサーなど
を用いて、加熱調理を自動化する方法が提案され、すで
に実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来型の自動加熱調理器においては、物理量(温度,湿度
等)を個々に(一次元的に)捕えていたため、料理メニ
ューごとに自動ボタンが必要となり、操作パネル上には
非常に数多くの自動ボタンが並べられているというのが
現状である。そのため、使用者に繁雑感を与え、非常に
使い勝手が悪くなっていた。又、これ以上、新らたに料
理メニューの自動化の範囲を広げようにも、現状の操作
パネルでは、これ以上操作ボタンを増やせないという状
態であった。
【0004】そこで本発明は、このような欠点を鑑み、
料理メニューごとの自動ボタンをグルーピングして、1
つの自動ボタンでより数多くの料理メニューが自動調理
できる方法(複数種類の物理量を統括して多次元的に捕
える方法)を提供し、使い勝手が良く、かつ精度のよい
自動加熱調理器を提供することを目的とする。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の加熱
調理器は後述の構成とした。すなわち、加熱シーケンス
実行中に複数種類の物理量を検出する物理量検出手段
と、検出された物理量に基づいて加熱進行状態を判定す
るための状態判定手段と、その判定結果によって加熱シ
ーケンスを決定する加熱シーケンス制御手段を備え、上
記状態判定手段は、前記物理量検出手段から検出された
複数種類の物理量を演算パラメータx(1≦i≦n;
nは2以上の整数)として入力し、検出された物理量の
種類と組み合わせによって定まる所定の関数演算f(x
,x,…,x)を行う演算部と、その演算結果が
所定値に達したか否かを判定するための比較部とで構成
した。
【0006】また、前記複数種類の物理量変化を検出
し、電気信号に変換するための物理量検出手段として、
加熱された食品から輻射される赤外線を検出するための
赤外線センサーと、加熱された食品から加熱室内を循環
する空気流に伝導される熱量を捕えるための温度センサ
ーを用いた構成とした。
【0007】
【作用】本発明は前記構成により、複数の食品を数グル
ープにグルーピングし、各グループごとのボタン操作で
調理することができる。すなわち、物理量検出手段は複
数種類の物理量をそれに対応するセンサーでとらえ電気
信号に変換する。状態判定手段は前記物理量検出手段か
らの電気信号を入力し、演算部で予め定められた内容の
演算を行なう。この演算結果を比較部で、予め定められ
た領域データと比較し、加熱進行がどのような状態にあ
るかを物理量を多次元的にとらえて判断する。この判断
にもとづいて加熱制御する。このようにすることによ
り、異なる数種類の食品を一つのグループとして一つの
操作ボタンで調理することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。本実施例では電子レンジに本発明の構成を適用
した場合を説明する。図1に、又、動作を図2のフロー
チャートで示す。図1において、1は金属加熱室であ
り、中に食品2等を入れて加熱する。3はマグネトロン
などの高周波発振器である。
【0009】4は物理量検出手段であり、食品2を加熱
調理中に現われる物理量変化を検出するものである。例
えば、ここでは、物理量Aと物理量Bを、センサーA5
と、センサーB6で捕え、物理量A検出部7,物理量B
検出部8によって電気信号に変換している。
【0010】9は状態判定手段であり、前述の物理量検
出手段4から出力された物理量Aおよび物理量Bに対応
した電気信号を入力し、演算部10で予め定められた内
容(関数f(A,B))の演算を行なう。その演算結果
を比較部11で、予め定められた領域データ12と大小
比較し、加熱進行がどのような状態にあるのかを物理量
を多次元的に捕えて判定するものである。
【0011】関数演算式としては用いる物理量の種類や
組み合わせによって異なるため一義的に定義できない
が、第3図、第5図を用いて2つの例で説明する。たと
えば第3図に示す例では関数演算式は、 f(A,B)=KAB……(1) であり、Kは比例定数である。この演算結果が所定値以
上か未満かによって、加熱シーケンスが決定され、図中
14で示す曲線式f(A,B)=P(Pは定数)が判定
のための領域データとなる。
【0012】次により具体的に説明するために加熱進行
とともに状態の推移を考えてみる。図中15は、加熱進
行に伴なって検出された物理量Aと物理量B(関数f
(A,B))の軌跡である。t0 点が加熱開始点であ
り、t1 →t2 →t3 →と時間経過とともに推移してゆ
く。又、14は物理量A=a,物理量B=bという所定
値で決定された曲線f(A=a,B=b)=Pで表わさ
れる領域境界線であり、これによって物理領域を領域
I,II(状態I,II)に区分している。すなわち、加熱
進行に伴って、物理量A,B(関数f(A,B))の軌
跡15は状態Iから状態IIへと移ってゆき、tN 点に達
する。このtN 点において、比較部11から加熱シーケ
ンス制御手段13に対して、状態変化信号が出力され、
加熱を終了するなどの加熱シーケンスの更新を行なうも
のである。
【0013】又、第5図で示す例では関数演算式は、 f(A,B)=K1 A+K2 B……(2) であり、K1 ,K2 は重み係数である。尚、第5図の横
軸のパラメータの単位表面積当りの赤外線量を物理量A
とし、縦軸パラメータの加熱室内の空気温度上昇を物理
量Bとする。
【0014】この演算結果が所定値以上か未満かによっ
て、加熱シーケンスが決定され、図中14aで示す直線
式f(A,B)=Q(Qは定数)が判定のための領域デ
ータとなる。
【0015】尚、以上の説明では、2種類の物理量を扱
う2次元的な場合について詳述したが、本発明は、勿
論、これに限定されるものではなく、3種以上の物理
量を多次元的に扱う場合も適用する。
【0016】以下、このような考え方をもとに、電子レ
ンジに適用した場合の実施例を図4を用いて説明する。
【0017】この実施例では、センサーとして、加熱さ
れた食品2から輻射される赤外線を捕えるための赤外線
センサー5aと、加熱された食品2から加熱室1内を循
環する空気流16に伝導される熱量を捕えるための温度
センサー6aを用いる。
【0018】尚、17は、赤外線センサー5aとして焦
電型素子を用いるときに必要なチョッピング装置、18
は加熱室1内の循環空気流16を作るためのファン装置
である。
【0019】このような構成において、例えば、ベーコ
ンの調理と牛乳の温めを1つの自動ボタンで調理するこ
とが可能となる。すなわち、ベーコンは、周知のように
平板状の豚肉であり、カリカリと香ばしくなるほどに高
温まで加熱するものであり、単位表面積から輻射される
赤外線量は大きくなる。一方、加熱室内の循環空気流の
温度上昇値は、加熱時間が短かいため、それほど大きく
はならない。図5の15aにベーコンの加熱調理時の物
理量の軌跡を示す。
【0020】次に、牛乳の温めの場合は、飲み頃の温度
が50℃程度であるので、輻射される赤外線量のレベル
はそれほど大きくはないが、循環空気流の温度上昇値
は、加熱時間が長いための相当大きくなる。図5の15
bに牛乳の温めの場合の軌跡を示している。
【0021】これら2つの場合の軌跡が、例えば図5の
14aのような領域境界線を越したとき(tN ,t
P 点)加熱シーケンスを終了し、出来上りという判定に
することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、加熱
調理の進行とともに現われる複数の物理量xi (1≦i
≦n;n≧2)変化を検出し、それらに所定の演算を施
した後(関数f(x1 ,…,xn )を演算した後)、そ
の結果が所定の領域内に達したことを判定することによ
って、自動的に加熱を終了するなどの加熱シーケンスを
操作する方法によって、1つの自動ボタンでより数多く
のメニューを自動調理できる電子レンジ等の加熱調理器
を実現するものであり、非常に簡素化された操作パネル
で使い勝手を良くすることができる。
【0023】尚、複数の物理量を統括して多次元的に加
熱進行状態を捕えられるので、加熱調理の精度も向上す
ることは明らかである。
【0024】又、本発明によって、自動ボタンの数が少
なくなった分だけ、操作パネル自体を小さくすることが
可能となる。
【0025】更に、他の有用な機能を持った操作ボタン
を新らたに設けることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】同じく、動作を示す概略流れ図
【図3】同じく、一部動作説明図
【図4】本発明の実施例の一部構成図
【図5】加熱室内の空気温度上昇と単位表面積当りの赤
外線量との関係を示す図
【符号の説明】
4 物理量検出手段 9 状態判定手段 10 演算部 11 比較部 13 加熱シーケンス制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱シーケンス実行中に複数種類の物理
    量を検出する物理量検出手段と、検出された物理量に基
    づいて加熱進行状態を判定するための状態判定手段と、
    その判定結果によって加熱シーケンスを決定する加熱シ
    ーケンス制御手段を備え、上記状態判定手段は、前記物
    理量検出手段から検出された複数種類の物理量を演算パ
    ラメータx(1≦i≦n;nは2以上の整数)として
    入力し、検出された物理量の種類と組み合わせによって
    定まる所定の関数演算f(x,x,…,x)を行
    う演算部と、その演算結果が所定値に達したか否かを判
    定するための比較部とで構成された加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記複数種類の物理量変化を検出し、電
    気信号に変換するための物理量検出手段として、加熱さ
    れた食品から輻射される赤外線を検出するための赤外線
    センサーと、加熱された食品から加熱室内を循環する空
    気流に伝導される熱量を捕えるための温度センサーを用
    いた特許請求の範囲第1項に記載の加熱調理器。
JP3097175A 1991-04-26 1991-04-26 加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0828273B2 (ja)

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JPH04230991A JPH04230991A (ja) 1992-08-19
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