JPH08282541A - カウルルーバ - Google Patents
カウルルーバInfo
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- JPH08282541A JPH08282541A JP8909995A JP8909995A JPH08282541A JP H08282541 A JPH08282541 A JP H08282541A JP 8909995 A JP8909995 A JP 8909995A JP 8909995 A JP8909995 A JP 8909995A JP H08282541 A JPH08282541 A JP H08282541A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windshield
- clip
- holding portion
- protector
- cowl louver
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カウルルーバの車両フロントガラスへの取付
け作業能率を高める。 【構成】 傾斜するガイド31を有する第2の保持部3
0を、プロテクタ23が取付けられる第1の保持部21
に対向して配置し、第2の保持部30のガイド31に、
フロントガラス10の端面との当接により移動しフロン
トガラス10の端面との当接により移動しフロントガラ
ス10の内面10bと接触するクリップ40を保持させ
る。クリップ40がフロントガラス10との当接によっ
て所定量移動した状態では、フロントガラス10の端部
をプロテクタ23とクリップ40とによって挾持する。
け作業能率を高める。 【構成】 傾斜するガイド31を有する第2の保持部3
0を、プロテクタ23が取付けられる第1の保持部21
に対向して配置し、第2の保持部30のガイド31に、
フロントガラス10の端面との当接により移動しフロン
トガラス10の端面との当接により移動しフロントガラ
ス10の内面10bと接触するクリップ40を保持させ
る。クリップ40がフロントガラス10との当接によっ
て所定量移動した状態では、フロントガラス10の端部
をプロテクタ23とクリップ40とによって挾持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のフロントガラス
への取付け作業能率を高めることが可能なカウルルーバ
の構造に関する。
への取付け作業能率を高めることが可能なカウルルーバ
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラス下部の近傍に
は、外気を車室内に取入れるためのカウルルーバが設け
られている。図21および図22は、従来のカウルルー
バの一例を示している。このうち、図21は一体化タイ
プのものを示しており、図22は分割タイプのものを示
している。図23は、図21および図22の断面を示し
ている。図23に示すように、カウルルーバ1の車両後
方側の端部には、フロントガラス2の上面と接触可能な
プロテクタ3が取付けられる保持部4が形成されてい
る。カウルルーバ1には、爪状の複数の取付部5が保持
部4と対向するように形成されている。取付部5は、補
強リブ6によって補強されている。
は、外気を車室内に取入れるためのカウルルーバが設け
られている。図21および図22は、従来のカウルルー
バの一例を示している。このうち、図21は一体化タイ
プのものを示しており、図22は分割タイプのものを示
している。図23は、図21および図22の断面を示し
ている。図23に示すように、カウルルーバ1の車両後
方側の端部には、フロントガラス2の上面と接触可能な
プロテクタ3が取付けられる保持部4が形成されてい
る。カウルルーバ1には、爪状の複数の取付部5が保持
部4と対向するように形成されている。取付部5は、補
強リブ6によって補強されている。
【0003】プロテクタ3と取付部5との間の距離は、
フロントガラス2の厚みよりも小となっている。カウル
ルーバ1をフロントガラス2に組付ける際には、プロテ
クタ3と取付部5との間にフロントガラス2の端部が位
置するようにカウルルーバ1を位置決めし、この状態で
フロントガラス2に向けてカウルルーバ1を押し込む。
これにより、フロントガラス2の端部はプロテクタ3と
取付部5とにより挾持され、フロントガラス2に対する
カウルルーバ1の取付けが完了する。
フロントガラス2の厚みよりも小となっている。カウル
ルーバ1をフロントガラス2に組付ける際には、プロテ
クタ3と取付部5との間にフロントガラス2の端部が位
置するようにカウルルーバ1を位置決めし、この状態で
フロントガラス2に向けてカウルルーバ1を押し込む。
これにより、フロントガラス2の端部はプロテクタ3と
取付部5とにより挾持され、フロントガラス2に対する
カウルルーバ1の取付けが完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図23に示す
従来のカウルルーバの取付け構造には、次の問題が存在
した。カウルルーバ1のプロテクタ3と取付部5との間
の距離は、プロテクタ3と取付部5とを十分にフロント
ガラス2に圧接(密着)させるために、フロントガラス
2の厚みより小となっているので、複数の取付部5を一
度にフロントガラス2に嵌め込むことは過大な力が必要
となり、作業者にとって極めて困難な作業となる。その
ため、カウルルーバ1をフロントガラス2に組付ける際
には、カウルルーバ1の最も端にある取付部5から順に
嵌め込んでいかなければならず、作業能率が極めて悪
い。また、取付部5を順に嵌め込む作業の場合は、作業
者の力の入れ具合によっては、前に嵌め込んだ取付部5
が外れてしまうという問題もあった。
従来のカウルルーバの取付け構造には、次の問題が存在
した。カウルルーバ1のプロテクタ3と取付部5との間
の距離は、プロテクタ3と取付部5とを十分にフロント
ガラス2に圧接(密着)させるために、フロントガラス
2の厚みより小となっているので、複数の取付部5を一
度にフロントガラス2に嵌め込むことは過大な力が必要
となり、作業者にとって極めて困難な作業となる。その
ため、カウルルーバ1をフロントガラス2に組付ける際
には、カウルルーバ1の最も端にある取付部5から順に
嵌め込んでいかなければならず、作業能率が極めて悪
い。また、取付部5を順に嵌め込む作業の場合は、作業
者の力の入れ具合によっては、前に嵌め込んだ取付部5
が外れてしまうという問題もあった。
【0005】本発明の目的は、車両フロントガラスへの
取付け作業能率を高めることが可能なカウルルーバを提
供することにある。
取付け作業能率を高めることが可能なカウルルーバを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係るカウルルーバは、次の通りである。 (1)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部に対向して配置され、前記第1の保持部に対して
傾斜して延びるガイドを有する第2の保持部と、前記第
2の保持部のガイドに移動可能に保持され、前記フロン
トガラスの端面との当接によりガイドに沿って所定量移
動した状態ではフロントガラスの内面と接触しフロント
ガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持するクリ
ップと、を備えたことを特徴とするカウルルーバ。 (2)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部の近傍からプロテクタと対向する側に湾曲して延
びるガイドを有する第2の保持部と、前記第2の保持部
のガイドに移動可能に保持され、第2の保持部に所定量
押し込まれた状態ではフロントガラスの内面側と接触し
フロントガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持
するクリップと、を備えたことを特徴とするカウルルー
バ。 (3)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部の近傍に設けられ、周方向に延びる複数のガイド
を有する第2の保持部と、前記第2の保持部にガイドに
回動可能に保持され、第2の保持部に対して所定量回動
された状態ではフロントガラスの内面と接触しフロント
ガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持するクリ
ップと、を備えたことを特徴とするカウルルーバ。
明に係るカウルルーバは、次の通りである。 (1)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部に対向して配置され、前記第1の保持部に対して
傾斜して延びるガイドを有する第2の保持部と、前記第
2の保持部のガイドに移動可能に保持され、前記フロン
トガラスの端面との当接によりガイドに沿って所定量移
動した状態ではフロントガラスの内面と接触しフロント
ガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持するクリ
ップと、を備えたことを特徴とするカウルルーバ。 (2)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部の近傍からプロテクタと対向する側に湾曲して延
びるガイドを有する第2の保持部と、前記第2の保持部
のガイドに移動可能に保持され、第2の保持部に所定量
押し込まれた状態ではフロントガラスの内面側と接触し
フロントガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持
するクリップと、を備えたことを特徴とするカウルルー
バ。 (3)車両のフロントガラスの端部の外面と接触可能な
プロテクタが取付けられる第1の保持部と、前記第1の
保持部の近傍に設けられ、周方向に延びる複数のガイド
を有する第2の保持部と、前記第2の保持部にガイドに
回動可能に保持され、第2の保持部に対して所定量回動
された状態ではフロントガラスの内面と接触しフロント
ガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持するクリ
ップと、を備えたことを特徴とするカウルルーバ。
【0007】
【作用】上記(1)のカウルルーバでは、第1の保持部
にプロテクタが取付けられ、第2の保持部にクリップが
移動可能に保持される。プロテクタとクリップとの間に
フロントガラスの端部がくるようにカウルルーバをフロ
ントガラスに対して位置決めした状態で、カウルルーバ
をフロントガラス側に押し込むと、クリップは第2の保
持部のガイドに沿って移動する。ここで、ガイドはプロ
テクタが取付けられる第1の保持部に傾斜して延びてい
るので、クリップはガイドに沿って移動しつつ第1の保
持部側のプロテクタに接近する。したがって、カウルル
ーバのフロントガラス側への押し込みによりクリップが
所定量移動した状態では、フロントガラスの端部はプロ
テクタとクリップとにより挾持され、1回のみの押し込
み作業によりカウルルーバをフロントガラスへ取付ける
ことが可能となる。上記(2)のカウルルーバでは、第
1の保持部にプロテクタが取付けられ、第2の保持部に
クリップが移動可能に保持される。フロントガラスの端
部の外面にプロテクタを接触させた状態で、クリップを
第2の保持部に押し込むと、クリップは第2の保持部の
ガイドに沿って移動する。ここで、ガイドはプロテクタ
と対向側に湾曲して延びているので、クリップはプロテ
クタと対向する方向に移動し、フロントガラスの内面側
と接触する。したがって、クリップが第2の保持部に所
定量押し込まれた状態では、フロントガラスの端部はプ
ロテクタとクリップとにより挾持される。上記(3)の
カウルルーバでは、第1の保持部にプロテクタが取付け
られ、第2の保持部にクリップが回動可能に保持され
る。フロントガラスの端部の外面にプロテクタを接触さ
せた状態で、第2の保持部に対してクリップを所定量回
動させると、クリップがプロテクタと対向する位置に移
動し、フロントガラスの内面側と接触する。したがっ
て、クリップが第2の保持部に対して所定量回動した状
態では、フロントガラスの端部はプロテクタとクリップ
とにより挾持される。
にプロテクタが取付けられ、第2の保持部にクリップが
移動可能に保持される。プロテクタとクリップとの間に
フロントガラスの端部がくるようにカウルルーバをフロ
ントガラスに対して位置決めした状態で、カウルルーバ
をフロントガラス側に押し込むと、クリップは第2の保
持部のガイドに沿って移動する。ここで、ガイドはプロ
テクタが取付けられる第1の保持部に傾斜して延びてい
るので、クリップはガイドに沿って移動しつつ第1の保
持部側のプロテクタに接近する。したがって、カウルル
ーバのフロントガラス側への押し込みによりクリップが
所定量移動した状態では、フロントガラスの端部はプロ
テクタとクリップとにより挾持され、1回のみの押し込
み作業によりカウルルーバをフロントガラスへ取付ける
ことが可能となる。上記(2)のカウルルーバでは、第
1の保持部にプロテクタが取付けられ、第2の保持部に
クリップが移動可能に保持される。フロントガラスの端
部の外面にプロテクタを接触させた状態で、クリップを
第2の保持部に押し込むと、クリップは第2の保持部の
ガイドに沿って移動する。ここで、ガイドはプロテクタ
と対向側に湾曲して延びているので、クリップはプロテ
クタと対向する方向に移動し、フロントガラスの内面側
と接触する。したがって、クリップが第2の保持部に所
定量押し込まれた状態では、フロントガラスの端部はプ
ロテクタとクリップとにより挾持される。上記(3)の
カウルルーバでは、第1の保持部にプロテクタが取付け
られ、第2の保持部にクリップが回動可能に保持され
る。フロントガラスの端部の外面にプロテクタを接触さ
せた状態で、第2の保持部に対してクリップを所定量回
動させると、クリップがプロテクタと対向する位置に移
動し、フロントガラスの内面側と接触する。したがっ
て、クリップが第2の保持部に対して所定量回動した状
態では、フロントガラスの端部はプロテクタとクリップ
とにより挾持される。
【0008】
【実施例】図1ないし図8は本発明の第1実施例を示
し、図9ないし図13は本発明の第2実施例を示し、図
14ないし図20は本発明の第3実施例を示している。
まず、全実施例にわたって共通な構成を例えば図1およ
び図2を参照して説明する。共通構成部分には、全実施
例にわたって同一の符号を付してある。
し、図9ないし図13は本発明の第2実施例を示し、図
14ないし図20は本発明の第3実施例を示している。
まず、全実施例にわたって共通な構成を例えば図1およ
び図2を参照して説明する。共通構成部分には、全実施
例にわたって同一の符号を付してある。
【0009】図2は、カウルルーバ20の全体構成を示
している。カウルルーバ20は、外気を車室内に取り入
れるためのものであり、車両のフロントガラス10の下
部に取付けられる。カウルルーバ20は、合成樹脂から
構成されている。図1に示すように、カウルルーバ20
のフロントガラス10側の端部には、V字状の保持溝2
2を有する第1の保持部21が形成されている。第1の
保持部21は、カウルルーバ20の車両幅方向の全長に
わたって形成されている。第1の保持部21には、弾性
部材としてのプロテクタ23が装着されている。プロテ
クタ23の端部は、保持溝22と係合している。プロテ
クタ23は、シール部材としても機能する。
している。カウルルーバ20は、外気を車室内に取り入
れるためのものであり、車両のフロントガラス10の下
部に取付けられる。カウルルーバ20は、合成樹脂から
構成されている。図1に示すように、カウルルーバ20
のフロントガラス10側の端部には、V字状の保持溝2
2を有する第1の保持部21が形成されている。第1の
保持部21は、カウルルーバ20の車両幅方向の全長に
わたって形成されている。第1の保持部21には、弾性
部材としてのプロテクタ23が装着されている。プロテ
クタ23の端部は、保持溝22と係合している。プロテ
クタ23は、シール部材としても機能する。
【0010】車両のフロントガラス10は、傾斜して配
置されている。フロントガラス10の下端部は、カウル
ルーバ20の第1の保持部21に沿って車両幅方向に延
びている。プロテクタ23は、フロントガラス10の下
端部の外面10aと接触可能となっている。カウルルー
バ20がフロントガラス10の下端部に取付けられた状
態では、プロテクタ23はフロントガラス10の外面1
0aによる押圧により弾性変形し、フロントガラス10
の外面10aと密着するようになっている。
置されている。フロントガラス10の下端部は、カウル
ルーバ20の第1の保持部21に沿って車両幅方向に延
びている。プロテクタ23は、フロントガラス10の下
端部の外面10aと接触可能となっている。カウルルー
バ20がフロントガラス10の下端部に取付けられた状
態では、プロテクタ23はフロントガラス10の外面1
0aによる押圧により弾性変形し、フロントガラス10
の外面10aと密着するようになっている。
【0011】つぎに、各実施例特有の構成および作用に
ついて説明する。 第1実施例 カウルルーバ20の下面側の第1の保持部21の近傍に
は、複数の第2の保持部30が形成されている。本実施
例では、車両幅方向に9つの第2の保持部30が所定の
間隔をもって形成されている。第2の保持部30は合成
樹脂からなり、カウルルーバ20と一体成形可能となっ
ている。第2の保持部30は、側面形状が略L字形とな
っている。第2の保持部30は、ガイド31と補強リブ
35とから構成されている。ガイド31は、第1の保持
部21と対向するように配置されている。ガイド31
は、補強リブ35を介してカウルルーバ20に固定され
ている。ガイド31は、第1の保持部21に対して傾斜
して延びている。ガイド31は、補強リブ35に近づく
につれて第1の保持部21と近接するようになってい
る。
ついて説明する。 第1実施例 カウルルーバ20の下面側の第1の保持部21の近傍に
は、複数の第2の保持部30が形成されている。本実施
例では、車両幅方向に9つの第2の保持部30が所定の
間隔をもって形成されている。第2の保持部30は合成
樹脂からなり、カウルルーバ20と一体成形可能となっ
ている。第2の保持部30は、側面形状が略L字形とな
っている。第2の保持部30は、ガイド31と補強リブ
35とから構成されている。ガイド31は、第1の保持
部21と対向するように配置されている。ガイド31
は、補強リブ35を介してカウルルーバ20に固定され
ている。ガイド31は、第1の保持部21に対して傾斜
して延びている。ガイド31は、補強リブ35に近づく
につれて第1の保持部21と近接するようになってい
る。
【0012】ガイド31には、車両前後方向に延びるガ
イド溝32が形成されている。ガイド溝32には、所定
の間隔をおいて2つの位置決め部33、34が形成され
ている。各位置決め部33、34は、後述するクリップ
40と係合可能となっている。ガイド31は、ガイド溝
32を中心として車両幅方向に弾性変形可能となってい
る。ガイド31には、クリップ40が移動可能に保持さ
れている。クリップ40は、例えば合成樹脂から構成さ
れている。クリップ40は、上板41と下板42とを有
している。上板41と下板42は、連結板43を介して
連結されている。上板41はガイド31の上面と摺接可
能であり、下板42はガイド31の下面と摺接可能とな
っている。連結板43は、ガイド31のガイド溝32に
挿入可能となっている。連結板43には、ガイド溝32
に形成された位置決め部33、34と係合可能な位置決
め突起45が形成されている。
イド溝32が形成されている。ガイド溝32には、所定
の間隔をおいて2つの位置決め部33、34が形成され
ている。各位置決め部33、34は、後述するクリップ
40と係合可能となっている。ガイド31は、ガイド溝
32を中心として車両幅方向に弾性変形可能となってい
る。ガイド31には、クリップ40が移動可能に保持さ
れている。クリップ40は、例えば合成樹脂から構成さ
れている。クリップ40は、上板41と下板42とを有
している。上板41と下板42は、連結板43を介して
連結されている。上板41はガイド31の上面と摺接可
能であり、下板42はガイド31の下面と摺接可能とな
っている。連結板43は、ガイド31のガイド溝32に
挿入可能となっている。連結板43には、ガイド溝32
に形成された位置決め部33、34と係合可能な位置決
め突起45が形成されている。
【0013】クリップ40の上板41の車両前方側に
は、フロントガラス10の端面が当接可能なストッパ4
6が形成されている。クリップ40の上板41のストッ
パ46と対向する位置には、フロントガラス10の内面
10bを押圧する押圧突起47が形成されている。押圧
突起47の車両後方側は、円弧状に形成されている。カ
ウルルーバ20をフロントガラス10に取付ける前は、
プロテクタ23と押圧突起47との間の距離Sは、フロ
ントガラス10の板厚Tよりも大となっている。
は、フロントガラス10の端面が当接可能なストッパ4
6が形成されている。クリップ40の上板41のストッ
パ46と対向する位置には、フロントガラス10の内面
10bを押圧する押圧突起47が形成されている。押圧
突起47の車両後方側は、円弧状に形成されている。カ
ウルルーバ20をフロントガラス10に取付ける前は、
プロテクタ23と押圧突起47との間の距離Sは、フロ
ントガラス10の板厚Tよりも大となっている。
【0014】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。図1(イ)に示すように、カウルルーバ20
をフロントガラス10に取付ける際には、プロテクタ2
3と押圧突起47との間をフロントガラス10の端部に
位置合わせする。この状態では、クリップ40はガイド
溝32の位置決め部33との係合により第2の保持部3
0の端部に位置している。つぎに、図1(ロ)に示すよ
うに押圧突起47をフロントガラス10の内面10bに
接触させながら、カウルルーバ20のフロントガラス1
0側への押し込みを開始する。カウルルーバ20の押し
込み量が増大すると、図1(ハ)に示すようにフロント
ガラス10の端面がクリップ40のストッパ46に当接
し、第2の保持部に対してクリップ40が移動する。す
なわち、クリップ40は、位置決め部33から位置決め
部34に向って移動する。
説明する。図1(イ)に示すように、カウルルーバ20
をフロントガラス10に取付ける際には、プロテクタ2
3と押圧突起47との間をフロントガラス10の端部に
位置合わせする。この状態では、クリップ40はガイド
溝32の位置決め部33との係合により第2の保持部3
0の端部に位置している。つぎに、図1(ロ)に示すよ
うに押圧突起47をフロントガラス10の内面10bに
接触させながら、カウルルーバ20のフロントガラス1
0側への押し込みを開始する。カウルルーバ20の押し
込み量が増大すると、図1(ハ)に示すようにフロント
ガラス10の端面がクリップ40のストッパ46に当接
し、第2の保持部に対してクリップ40が移動する。す
なわち、クリップ40は、位置決め部33から位置決め
部34に向って移動する。
【0015】ガイド31は、第1の保持部21に対して
傾斜して延びているので、クリップ40はフロントガラ
ス10の押圧による移動によりプロテクタ23に接近
し、クリップ40がガイド31に対して所定量移動した
状態では、図1(ニ)に示すように、プロテクタ23が
フロントガラス10の外面10aに接触するとともに、
クリップ40の押圧突起47がフロントガラス10の内
面10bに接触する。さらに、カウルルーバ20をフロ
ントガラス10に向けて押し込むと、クリップ40の位
置決め突起45がガイド溝32の位置決め部34と係合
する。この状態では、図1(ホ)に示すように、プロテ
クタ23が圧縮方向に弾性変形し、フロントガラス10
の端部がプロテクタ23とクリップ40の押圧突起47
によって挾持される。
傾斜して延びているので、クリップ40はフロントガラ
ス10の押圧による移動によりプロテクタ23に接近
し、クリップ40がガイド31に対して所定量移動した
状態では、図1(ニ)に示すように、プロテクタ23が
フロントガラス10の外面10aに接触するとともに、
クリップ40の押圧突起47がフロントガラス10の内
面10bに接触する。さらに、カウルルーバ20をフロ
ントガラス10に向けて押し込むと、クリップ40の位
置決め突起45がガイド溝32の位置決め部34と係合
する。この状態では、図1(ホ)に示すように、プロテ
クタ23が圧縮方向に弾性変形し、フロントガラス10
の端部がプロテクタ23とクリップ40の押圧突起47
によって挾持される。
【0016】第1実施例では、カウルルーバ20をフロ
ントガラス10に取付ける前は、プロテクタ23と押圧
突起47との間の距離Sは、フロントガラス10の板厚
Tよりも大となっているので、フロントガラス10の端
部をプロテクタ23と押圧突起47との間に容易に押し
込むことができ、従来構造に比べて押し込み当初から過
大な力を必要としない。また、傾斜するガイドに沿って
クリップ40を移動させているので、くさび効果を利用
してフロントガラス10の端部を挾持することができ、
過大な力を必要とすることなく、カウルルーバ20の取
付けが可能となる。さらに、カウルルーバ20の取付け
作業は、カウルルーバ20を単にフロントガラス10の
端部に押し付けるだけでよいので、カウルルーバ20の
各部を1個所ずつ嵌め込む従来構造に比べて、取付け作
業能率を著しく高めることが可能となる。
ントガラス10に取付ける前は、プロテクタ23と押圧
突起47との間の距離Sは、フロントガラス10の板厚
Tよりも大となっているので、フロントガラス10の端
部をプロテクタ23と押圧突起47との間に容易に押し
込むことができ、従来構造に比べて押し込み当初から過
大な力を必要としない。また、傾斜するガイドに沿って
クリップ40を移動させているので、くさび効果を利用
してフロントガラス10の端部を挾持することができ、
過大な力を必要とすることなく、カウルルーバ20の取
付けが可能となる。さらに、カウルルーバ20の取付け
作業は、カウルルーバ20を単にフロントガラス10の
端部に押し付けるだけでよいので、カウルルーバ20の
各部を1個所ずつ嵌め込む従来構造に比べて、取付け作
業能率を著しく高めることが可能となる。
【0017】第2実施例 図9に示すように、カウルルーバ20の下面側の第1の
保持部21の近傍には、複数の第2の保持部50が形成
されている。第2の保持部50は合成樹脂からなり、カ
ウルルーバ20と一体成形可能となっている。第2の保
持部50は、第1の保持部21の近傍からプロテクタ2
3と対向する側に湾曲して延びるガイド51を有してい
る。ガイド51は、縁部53に固定された補強リブ52
によって補強されている。ガイド51には、クリップ6
0が移動可能に保持されている。
保持部21の近傍には、複数の第2の保持部50が形成
されている。第2の保持部50は合成樹脂からなり、カ
ウルルーバ20と一体成形可能となっている。第2の保
持部50は、第1の保持部21の近傍からプロテクタ2
3と対向する側に湾曲して延びるガイド51を有してい
る。ガイド51は、縁部53に固定された補強リブ52
によって補強されている。ガイド51には、クリップ6
0が移動可能に保持されている。
【0018】クリップ60は、合成樹脂からなり一体成
形されている。クリップ60は、湾曲した保持板61と
保持板62とを有している。保持板61と保持板62
は、連結板63を介して連結されている。保持板61、
62および連結板63の一方は、座板64に固定されて
いる。座板64には、第2の保持部50の縁部53と係
合可能な係合爪66が形成されている。保持板61、6
2との間には、湾曲して延びるガイド溝65が形成され
ている。連結板63は、保持板61、62よりもフロン
トガラス10側に延びている。連結板63の先端部に
は、フロントガラス10の内面10bと接触可能な押圧
突起63aが形成されている。クリップ60のガイド溝
65には、第2の保持部50のガイド51が進入可能と
なっている。クリップ60を第2の保持部50側へ所定
量押し込んだ際には、係合爪66が縁部53と係合し、
フロントガラス10の端部がプロテクタ23とクリップ
60の押圧突起65とによって挾持されるようになって
いる。
形されている。クリップ60は、湾曲した保持板61と
保持板62とを有している。保持板61と保持板62
は、連結板63を介して連結されている。保持板61、
62および連結板63の一方は、座板64に固定されて
いる。座板64には、第2の保持部50の縁部53と係
合可能な係合爪66が形成されている。保持板61、6
2との間には、湾曲して延びるガイド溝65が形成され
ている。連結板63は、保持板61、62よりもフロン
トガラス10側に延びている。連結板63の先端部に
は、フロントガラス10の内面10bと接触可能な押圧
突起63aが形成されている。クリップ60のガイド溝
65には、第2の保持部50のガイド51が進入可能と
なっている。クリップ60を第2の保持部50側へ所定
量押し込んだ際には、係合爪66が縁部53と係合し、
フロントガラス10の端部がプロテクタ23とクリップ
60の押圧突起65とによって挾持されるようになって
いる。
【0019】つぎに、第2実施例における作用について
説明する。図9に示すように、フロントガラス10にカ
ウルルーバ20を取付ける際には、カウルルーバ20を
プロテクタ23がフロントガラス10の外面10a側に
接触するように位置決めする。この状態でクリップ60
を第2の保持部50の開口部54から挿入すると、クリ
ップ60は第2の保持部50のガイド51に沿って移動
する。ここで、ガイド51は、プロテクタ23と対向す
る側に湾曲して延びているので、クリップ60もプロテ
クタ23と対向する方向に移動する。クリップ60が第
2の保持部50に完全に押し込まれ。係合爪66が縁部
53と係合した状態では、押圧突起65がフロントガラ
ス10の内面10bを押圧する。これにより、プロテク
タ23が圧接方向に弾性変形し、フロントガラス10の
端部がプロテクタ23と押圧突起65によって挾持され
る。したがって、本実施例では各クリップ60の座板6
4を第2の保持部50に向けて押圧する作業のみで、カ
ウルルーバ20のフロントガラス10への取付けが可能
となる。
説明する。図9に示すように、フロントガラス10にカ
ウルルーバ20を取付ける際には、カウルルーバ20を
プロテクタ23がフロントガラス10の外面10a側に
接触するように位置決めする。この状態でクリップ60
を第2の保持部50の開口部54から挿入すると、クリ
ップ60は第2の保持部50のガイド51に沿って移動
する。ここで、ガイド51は、プロテクタ23と対向す
る側に湾曲して延びているので、クリップ60もプロテ
クタ23と対向する方向に移動する。クリップ60が第
2の保持部50に完全に押し込まれ。係合爪66が縁部
53と係合した状態では、押圧突起65がフロントガラ
ス10の内面10bを押圧する。これにより、プロテク
タ23が圧接方向に弾性変形し、フロントガラス10の
端部がプロテクタ23と押圧突起65によって挾持され
る。したがって、本実施例では各クリップ60の座板6
4を第2の保持部50に向けて押圧する作業のみで、カ
ウルルーバ20のフロントガラス10への取付けが可能
となる。
【0020】第3実施例 図15に示すように、カウルルーバ20の下面側の第1
の保持部21の近傍には、複数の第2の保持部70が形
成されている。第2の保持部70は合成樹脂からなり、
カウルルーバ20と一体成形可能となっている。第2の
保持部70は、カウルルーバ20に形成された円形の装
着穴71の周縁に沿って延びる2つのガイド72を有し
ている。各ガイド72は対向して配置されており、それ
ぞれ扇形に形成されている。各ガイド72の内周部は、
装着穴71の周縁よりも内側に突出している。一方のガ
イド72には、V字状の係合溝73が形成されている。
ガイド72には、クリップ80が回動可能に保持されて
いる。ガイド72には、クリップ80の回動を阻止する
ストッパ74が形成されている。
の保持部21の近傍には、複数の第2の保持部70が形
成されている。第2の保持部70は合成樹脂からなり、
カウルルーバ20と一体成形可能となっている。第2の
保持部70は、カウルルーバ20に形成された円形の装
着穴71の周縁に沿って延びる2つのガイド72を有し
ている。各ガイド72は対向して配置されており、それ
ぞれ扇形に形成されている。各ガイド72の内周部は、
装着穴71の周縁よりも内側に突出している。一方のガ
イド72には、V字状の係合溝73が形成されている。
ガイド72には、クリップ80が回動可能に保持されて
いる。ガイド72には、クリップ80の回動を阻止する
ストッパ74が形成されている。
【0021】第2の保持部70に保持されるクリップ8
0は、2つの円形状の保持板81、82を有している。
保持板81は、外径が装着穴71の内径よりも僅かに小
となっている。保持板81と保持板82は、円形の連結
板83を介して連結されている。連結板83の外径は、
保持板81の外径よりも小となっている。保持板82
は、半径方向外方に膨出する2つの係合フランジ82a
を有している。一方の係合フランジ82aの外周面から
他方の係合フランジ82aの外周面までの距離は、保持
板81の外径と同一となっている。保持板81の頂面に
は、クリップ80を回転させる工具(図示略)が係合さ
せる工具溝88が形成されている。
0は、2つの円形状の保持板81、82を有している。
保持板81は、外径が装着穴71の内径よりも僅かに小
となっている。保持板81と保持板82は、円形の連結
板83を介して連結されている。連結板83の外径は、
保持板81の外径よりも小となっている。保持板82
は、半径方向外方に膨出する2つの係合フランジ82a
を有している。一方の係合フランジ82aの外周面から
他方の係合フランジ82aの外周面までの距離は、保持
板81の外径と同一となっている。保持板81の頂面に
は、クリップ80を回転させる工具(図示略)が係合さ
せる工具溝88が形成されている。
【0022】保持板81と保持板82の各係合フランジ
82aとの間には、ガイド溝84がそれぞれ形成されて
いる。ガイド溝84には、第2の保持部70のガイド7
2が進入可能となっている。一方の係合フランジ82a
には、係合溝73と係合可能な係合突起85が形成され
ている。保持板82には、フロントガラス10の内面1
0bと接触可能な押圧突起86aを有するアーム86が
設けられている。クリップ80は、保持板81が装着穴
71に挿入された状態で第1の保持部21に対して回動
可能となっており、ガイド溝84に係合フランジ82a
が進入することにより、クリップ80は第2の保持部7
0と上下方向に係合するようになっている。この状態で
は、クリップ80の押圧突起86aによりフロントガラ
ス10の内面10bが押圧され、フロントガラス10の
端部がプロテクタ23とクリップ80とによって挾持さ
れる。
82aとの間には、ガイド溝84がそれぞれ形成されて
いる。ガイド溝84には、第2の保持部70のガイド7
2が進入可能となっている。一方の係合フランジ82a
には、係合溝73と係合可能な係合突起85が形成され
ている。保持板82には、フロントガラス10の内面1
0bと接触可能な押圧突起86aを有するアーム86が
設けられている。クリップ80は、保持板81が装着穴
71に挿入された状態で第1の保持部21に対して回動
可能となっており、ガイド溝84に係合フランジ82a
が進入することにより、クリップ80は第2の保持部7
0と上下方向に係合するようになっている。この状態で
は、クリップ80の押圧突起86aによりフロントガラ
ス10の内面10bが押圧され、フロントガラス10の
端部がプロテクタ23とクリップ80とによって挾持さ
れる。
【0023】つぎに、第3実施例における作用について
説明する。図19(イ)に示すように、第2の保持部7
0に対してクリップ80を横向きにした状態で、クリッ
プ80の保持板81を装着穴71に挿入する。この状態
では、クリップ80のフランジ82aが装着穴71の内
周縁に接触するので、クリップ80をこれ以上装着穴7
1に押し込むことはできない。つぎに、図19(ロ)に
示すように、クリップ80を第2の保持部70に対して
矢印F方向に回動させることにより、各フランジ82a
がガイド溝84に進入するとともに、アーム86がフロ
ントガラス10側に移動する。図19(ハ)に示すよう
に、クリップ80のフランジ82aがストッパ74と当
接した状態では、クリップ80の係合突起85が第2の
保持部70の係合溝73と係合し、第2の保持部70に
クリップ80が固定される。
説明する。図19(イ)に示すように、第2の保持部7
0に対してクリップ80を横向きにした状態で、クリッ
プ80の保持板81を装着穴71に挿入する。この状態
では、クリップ80のフランジ82aが装着穴71の内
周縁に接触するので、クリップ80をこれ以上装着穴7
1に押し込むことはできない。つぎに、図19(ロ)に
示すように、クリップ80を第2の保持部70に対して
矢印F方向に回動させることにより、各フランジ82a
がガイド溝84に進入するとともに、アーム86がフロ
ントガラス10側に移動する。図19(ハ)に示すよう
に、クリップ80のフランジ82aがストッパ74と当
接した状態では、クリップ80の係合突起85が第2の
保持部70の係合溝73と係合し、第2の保持部70に
クリップ80が固定される。
【0024】この状態では、アーム86の押圧突起85
がフロントガラス10の内面10bを押圧する。これに
より、プロテクタ23が圧縮方向に弾性変形し、フロン
トガラス10の端部がプロテクタ23とクリップ80と
によって挾持される。したがって、図19に示すよう
に、本実施例では各クリップ80を第2の保持部70に
対して90°だけ回動させる作業のみで、カウルルーバ
20のフロントガラス10への取付けが可能となる。
がフロントガラス10の内面10bを押圧する。これに
より、プロテクタ23が圧縮方向に弾性変形し、フロン
トガラス10の端部がプロテクタ23とクリップ80と
によって挾持される。したがって、図19に示すよう
に、本実施例では各クリップ80を第2の保持部70に
対して90°だけ回動させる作業のみで、カウルルーバ
20のフロントガラス10への取付けが可能となる。
【0025】図20は、第3実施例の変形例を示してい
る。第3実施例では、クリップ80を第2の保持部70
に対して所定量回動させることにより、クリップ80に
よりフロントガラス10を押圧する構成としたが、図2
0の場合は、クリップ90のボス部91をカウルルーバ
20側に形成された第2の保持部95に押し込むことに
より、フロントガラス10をクリップ90によって押圧
するとともに、クリップ90の回転方向の動きを規制す
る構造を採用している。クリップ90のボス部91に
は、周方向に延びる係合溝92が形成されており、この
係合溝92に第2の保持部95に形成された弾性変形可
能な係合爪96が係合可能となっている。また、係合溝
92には、係合爪96と当接し第2の保持部95に対す
るクリップ90の回転を規制するリブ93が形成されて
いる。
る。第3実施例では、クリップ80を第2の保持部70
に対して所定量回動させることにより、クリップ80に
よりフロントガラス10を押圧する構成としたが、図2
0の場合は、クリップ90のボス部91をカウルルーバ
20側に形成された第2の保持部95に押し込むことに
より、フロントガラス10をクリップ90によって押圧
するとともに、クリップ90の回転方向の動きを規制す
る構造を採用している。クリップ90のボス部91に
は、周方向に延びる係合溝92が形成されており、この
係合溝92に第2の保持部95に形成された弾性変形可
能な係合爪96が係合可能となっている。また、係合溝
92には、係合爪96と当接し第2の保持部95に対す
るクリップ90の回転を規制するリブ93が形成されて
いる。
【0026】
(1)請求項1のカウルルーバでは、傾斜して延びるガ
イドを有する第2の保持部を、プロテクタが取付けられ
る第1の保持部に対向して配置し、第2の保持部のガイ
ドに、フロントガラスの端面との当接により移動しフロ
ントガラスの内面と接触するクリップを保持させたの
で、クリップがフロントガラスとの当接によって所定量
移動した状態では、フロントガラスの端部をプロテクタ
とクリップとによって挾持することができる。したがっ
て、カウルルーバをフロントガラス側に向けて押し込む
だけの作業でカウルルーバをフロントガラスの端部に組
付けることができ、カウルルーバの取付け作業能率を高
めることができる。 (2)請求項2のカウルルーバでは、第1の保持部の近
傍からプロテクタと対向する側に湾曲して延びるガイド
を有する第2の保持部に、フロントガラスの内面と接触
するクリップを移動可能に保持させたので、クリップが
第2の保持部に所定量押し込まれた状態では、フロント
ガラスの端部をプロテクタとクリップとによって挾持す
ることができる。したがって、クリップを第2の保持部
に押し込むだけの作業でカウルルーバをフロントガラス
の端部に組付けることができ、カウルルーバの取付け作
業能率を高めることができる。 (3)請求項3のカウルルーバでは、第1の保持部の近
傍に設けられ周方向に延びる複数のガイド部を有する第
2の保持部に、フロントガラスの内面に接触するクリッ
プを回動可能に保持させたので、クリップを第2の保持
部に対して所定量回動させた状態では、フロントガラス
の端部をプロテクタとクリップとによって挾持すること
ができる。したがって、クリップを第2の保持部に対し
て回動させるだけの作業でカウルルーバをフロントガラ
スの端部に組付けることができ、カウルルーバの取付け
作業能率を高めることができる。
イドを有する第2の保持部を、プロテクタが取付けられ
る第1の保持部に対向して配置し、第2の保持部のガイ
ドに、フロントガラスの端面との当接により移動しフロ
ントガラスの内面と接触するクリップを保持させたの
で、クリップがフロントガラスとの当接によって所定量
移動した状態では、フロントガラスの端部をプロテクタ
とクリップとによって挾持することができる。したがっ
て、カウルルーバをフロントガラス側に向けて押し込む
だけの作業でカウルルーバをフロントガラスの端部に組
付けることができ、カウルルーバの取付け作業能率を高
めることができる。 (2)請求項2のカウルルーバでは、第1の保持部の近
傍からプロテクタと対向する側に湾曲して延びるガイド
を有する第2の保持部に、フロントガラスの内面と接触
するクリップを移動可能に保持させたので、クリップが
第2の保持部に所定量押し込まれた状態では、フロント
ガラスの端部をプロテクタとクリップとによって挾持す
ることができる。したがって、クリップを第2の保持部
に押し込むだけの作業でカウルルーバをフロントガラス
の端部に組付けることができ、カウルルーバの取付け作
業能率を高めることができる。 (3)請求項3のカウルルーバでは、第1の保持部の近
傍に設けられ周方向に延びる複数のガイド部を有する第
2の保持部に、フロントガラスの内面に接触するクリッ
プを回動可能に保持させたので、クリップを第2の保持
部に対して所定量回動させた状態では、フロントガラス
の端部をプロテクタとクリップとによって挾持すること
ができる。したがって、クリップを第2の保持部に対し
て回動させるだけの作業でカウルルーバをフロントガラ
スの端部に組付けることができ、カウルルーバの取付け
作業能率を高めることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るカウルルーバの車両
フロントガラスへの組付け作業手順を示す工程図であ
る。
フロントガラスへの組付け作業手順を示す工程図であ
る。
【図2】図1のカウルルーバの平面図である。
【図3】図1の部分拡大透視平面図である。
【図4】図4の側面図である。
【図5】図4の第2の保持部の斜視図である。
【図6】図4のクリップの斜視図である。
【図7】図6のクリップの側面図である。
【図8】図2のカウルルーバのフロントガラスへの取付
け時におけるクリップの位置変化を示す透視斜視図であ
る。
け時におけるクリップの位置変化を示す透視斜視図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例に係るカウルルーバの車両
フロントガラスへの組付状態を示す透視断面図である。
フロントガラスへの組付状態を示す透視断面図である。
【図10】図9のカウルルーバの平面図である。
【図11】図10の部分拡大透視図である。
【図12】図9の第2の保持部の斜視図である。
【図13】図9のクリップの斜視図である。
【図14】本発明の第3実施例に係るカウルルーバの車
両フロントガラスへの組付状態を示す透視断面図であ
る。
両フロントガラスへの組付状態を示す透視断面図であ
る。
【図15】図14のカウルルーバの平面図である。
【図16】図15の部分拡大透視平面図である。
【図17】図14のクリップの透視平面図である。
【図18】図17の透視側面図である。
【図19】図14のカウルルーバのフロントガラスへの
取付け時におけるクリップの位置変化を示す透視斜視図
である。
取付け時におけるクリップの位置変化を示す透視斜視図
である。
【図20】図14の変形例を示す斜視図である。
【図21】従来のカウルルーバの一例を示すカウルルー
バの平面図である。
バの平面図である。
【図22】従来のカウルルーバの別の例を示すカウルル
ーバの平面図である。
ーバの平面図である。
【図23】図21および図22に示すカウルルーバの車
両フロントガラスへの取付け状態を示す透視断面図であ
る。
両フロントガラスへの取付け状態を示す透視断面図であ
る。
10 フロントガラス 20 カウルルーバ 21 第1の保持部 23 プロテクタ 30 第2の保持部材 31 ガイド 40 クリップ 50 第2の保持部 51 ガイド 60 クリップ 70 第2の保持部 72 ガイド 80 クリップ
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のフロントガラスの端部の外面と接
触可能なプロテクタが取付けられる第1の保持部と、 前記第1の保持部に対向して配置され、前記第1の保持
部に対して傾斜して延びるガイドを有する第2の保持部
と、 前記第2の保持部のガイドに移動可能に保持され、前記
フロントガラスの端面との当接によりガイドに沿って所
定量移動した状態ではフロントガラスの内面と接触しフ
ロントガラスの端部を前記プロテクタとによって挾持す
るクリップと、を備えたことを特徴とするカウルルー
バ。 - 【請求項2】 車両のフロントガラスの端部の外面と接
触可能なプロテクタが取付けられる第1の保持部と、 前記第1の保持部の近傍からプロテクタと対向する側に
湾曲して延びるガイドを有する第2の保持部と、 前記第2の保持部のガイドに移動可能に保持され、第2
の保持部に所定量押し込まれた状態ではフロントガラス
の内面側と接触しフロントガラスの端部を前記プロテク
タとによって挾持するクリップと、を備えたことを特徴
とするカウルルーバ。 - 【請求項3】 車両のフロントガラスの端部の外面と接
触可能なプロテクタが取付けられる第1の保持部と、 前記第1の保持部の近傍に設けられ、周方向に延びる複
数のガイドを有する第2の保持部と、 前記第2の保持部にガイドに回動可能に保持され、第2
の保持部に対して所定量回動された状態ではフロントガ
ラスの内面と接触しフロントガラスの端部を前記プロテ
クタとによって挾持するクリップと、を備えたことを特
徴とするカウルルーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8909995A JPH08282541A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | カウルルーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8909995A JPH08282541A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | カウルルーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282541A true JPH08282541A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13961445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8909995A Pending JPH08282541A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | カウルルーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08282541A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521675B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-10-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 카울 톱 커버의 상부 지지구조 |
JP2007145167A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Nippon Plast Co Ltd | カウルトップカバーのシール構造 |
JP2012111385A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両用カウルルーバの固定構造 |
WO2014196747A1 (ko) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 주식회사 성창오토텍 | 자동차용 카울탑 커버 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP8909995A patent/JPH08282541A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521675B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-10-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 카울 톱 커버의 상부 지지구조 |
JP2007145167A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Nippon Plast Co Ltd | カウルトップカバーのシール構造 |
JP4684088B2 (ja) * | 2005-11-28 | 2011-05-18 | 日本プラスト株式会社 | カウルトップカバーのシール構造 |
JP2012111385A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両用カウルルーバの固定構造 |
WO2014196747A1 (ko) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 주식회사 성창오토텍 | 자동차용 카울탑 커버 |
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