JPH08282185A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JPH08282185A
JPH08282185A JP7090565A JP9056595A JPH08282185A JP H08282185 A JPH08282185 A JP H08282185A JP 7090565 A JP7090565 A JP 7090565A JP 9056595 A JP9056595 A JP 9056595A JP H08282185 A JPH08282185 A JP H08282185A
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Yoshiomi Kamise
芳臣 神瀬
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部の着脱の容易化と共に、そのシール
性を向上させた筆記具を提供する。 【構成】 筆記具本体10の軸筒に着脱自在となるシー
ル部を有するキャップ20を備えると共に、軸筒の先端
部に設けたペン芯14の周囲以外に空気置換用の空気孔
16を備えた筆記具Aにおいて、前記キャップ20のシ
ール部は、ペン芯14の周囲と空気孔開口部16aとを
遮断する第1シール部25と、空気孔開口部16aと外
気とを遮断する第2シール部26とを備え、該第1シー
ル部25及び/又は第2シール部26は熱可塑性エラス
トマーからなる筆記具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記具本体の軸筒に着
脱自在となるシール部を有するキャップを備えると共
に、軸筒の先端部に設けたペン芯の周囲以外に空気置換
用の空気孔を備えた筆記具に関し、更に詳しくは、シー
ル部の着脱の容易化と共に、そのシール性を向上させた
筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具本体とキャップとのシール
は、キャップの一部分を、例えば、凸部として筆記具本
体の軸筒の一部となる先軸に設けた凹部に嵌入等するこ
とによって行われるか、または、シール部材をキャップ
とは異なるゴム等で構成するのが一般的であった。
【0003】しかしながら、キャップの一部分を、例え
ば、凸部として筆記具本体の軸筒の一部となる先軸に設
けた凹部に嵌入等によりシールする場合には、キャップ
の材質にポリプロピレン等の合成樹脂材料を使うことが
多く、これらの樹脂材料の場合は、硬い材料のためにそ
のシール部の着脱が重くなることが多く、また、ゴム等
で構成した場合はキャップからのゴムの脱落やキャップ
とゴムの間のシールを保証しなければならないなどの課
題を抱えていた。
【0004】一方、内部に筆記具本体と凹凸嵌合する嵌
合部と筆記具本体の有するペン先部を気密に保持するエ
アタイト部を一体または別部材にて設け、外部にクリッ
プ部を一体に設けたポリエチレンテレフタレート(PE
T)樹脂により形成した筆記具のキャップが知られてい
る(特公平6−33022号公報)。しかしながら、こ
のPET樹脂からなる筆記具のキャップでも、硬い材料
のためにシール部の着脱が重くなることが多く、使用性
に不便を生じるという課題がある。
【0005】また、筆記具本体の軸筒に着脱自在となる
キャップを備えると共に、軸筒の先端部に設けたペン芯
の周囲以外に空気置換用の空気孔を備えた筆記具は、数
多く案出されている。このような筆記具において、筆記
具本体とキャップとのシールは、外気とのシールを目的
として行われ、その機能はペン芯からのインキの揮発を
抑えるものであった。しかしながら、軸筒の先端部に設
けたペン芯の周囲以外に空気置換用の空気孔を備えた筆
記具にあっては、空気孔開口部はシールされていないた
め、ペン芯からインキ垂れ等が生じるという課題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記夫々の
従来の課題に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、筆記具本体の軸筒に着脱自在となるシール部を有す
るキャップを備えると共に、軸筒の先端部に設けたペン
芯の周囲以外に空気置換用の空気孔を備えた筆記具にお
いて、シール部の着脱の容易化と共に、そのシール性を
向上させた筆記具を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明者は、筆記具本体
の軸筒に着脱自在となるシール部を有するキャップを備
えると共に、軸筒の先端部に設けたペン芯の周囲以外に
空気置換用の空気孔を備えた筆記具について鋭意検討し
た結果、シール部の材質、構造等を特定することにより
目的の筆記具が得られることを見い出し、本発明を完成
するに至ったのである。すなわち、本発明の筆記具は、
次のとおりである。 (1) 筆記具本体の軸筒に着脱自在となるシール部を有す
るキャップを備えると共に、軸筒の先端部に設けたペン
芯の周囲以外に空気置換用の空気孔を備えた筆記具にお
いて、前記シール部は熱可塑性エラストマーからなるこ
とを特徴とする筆記具。
【0008】(2) 前記キャップのシール部は、ペン芯の
周囲と空気孔開口部とを遮断する第1シール部と、空気
孔開口部と外気とを遮断する第2シール部とを備え、該
第1シール部及び/又は第2シール部は熱可塑性エラス
トマーからなる上記(1)記載の筆記具。 (3) 前記キャップのシール部を熱可塑性エラストマー
で、シール部以外のキャップを熱可塑性樹脂で異材質射
出成形により一体成形してなる上記(1)又は(2)記載の筆
記具。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、筆記具本体の軸
筒に着脱自在となるシール部を有するキャップを備える
と共に、軸筒の先端部に設けたペン芯の周囲以外に空気
置換用の空気孔を備えた筆記具において、キャップのシ
ール部を熱可塑性エラストマーで構成したので、一般の
ゴム製品と同程度のゴム弾性を有するシール部によりシ
ール部の着脱の容易化と共に、そのシール性を向上させ
ることとなる。請求項2記載の発明によれば、キャップ
に備わる第1シール部はペン芯の周囲と空気孔開口部と
を遮断し、第2シール部は空気孔開口部と外気とを遮断
するので、キャップ内では気体の循環が起きないことと
なるため、ペン芯を下向きに等に保管してもペン芯から
のインキ垂れ等が生じないこととなり、また、上記第1
シール部と第2シール部との二重シール構造によりキャ
ップのシール性は大幅に向上し、ペン芯の乾燥をより防
止することができ、しかも、上記夫々のシール部の少な
くとも一つは熱可塑性エラストマーで構成したので、シ
ール部の着脱は容易となる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、シール部を
熱可塑性エラストマーで、シール部以外のキャップを熱
可塑性樹脂とで異材質射出成形により一体成形すれば、
組み立てが不要で脱落することがなく、更に低コストで
製造することができることとなる。なお、本発明で規定
する「異材質射出成形」とは、異材質からなる製品を一
体成形するために、二組の射出機構を備えた射出成形機
を用いて一体成形することをいう。
【0011】以下、本発明の内容を詳しく説明する。シ
ール部に用いる熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば、オレフィン系、ウレタン系、スチレン系、ポリエス
テル系、ポリアミド系、1,2−ポリブタジエン系、塩
ビ系、フッ素系等が挙げられる。これらの熱可塑性エラ
ストマーは、従来のゴムのような加硫による成形加工で
なく、熱可塑性樹脂と同じ加工法で成形できるものであ
り、一般のゴム製品と同程度のゴム弾性を有し、熱可塑
性樹脂との相性がよく、ゴム的性質から半ゴム的性質を
有し、優れた耐熱性、耐寒性、耐薬品性、電気絶縁性を
有する。また、これらの熱可塑性エラストマーは、JI
S A硬度(Hs)で100度以下、好ましくは、60
度以下のものが望ましい。硬度が100度を越えると、
シール部の着脱が重くなり、シール部の着脱の容易化が
達成できず、好ましくない。
【0012】シール部以外のキャップも熱可塑性樹脂を
用いることが好ましく、該シール部以外のキャップに用
いる熱可塑性樹脂としては、従来から筆記具のキャップ
に汎用されている樹脂が使用でき、例えば、ポリプロピ
レン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ABS、ポリブチレンテ
レフタレート等が挙げられる。また、筆記具本体に用い
る樹脂としては、従来から筆記具本体に汎用されている
樹脂、例えば、上記の熱可塑性樹脂等が使用できる。
【0013】シール部と、シール部以外のキャップに用
いる樹脂は、製造面、及び境界面における物性の面等か
ら同系統の熱可塑性エラストマーと熱可塑性樹脂の使用
が好ましく、例えば、シール部がポリアミド系熱可塑性
エラストマーであれば、シール部以外のキャップもポリ
アミド系熱可塑樹脂の使用が好ましい。また、好ましい
熱可塑性エラストマー及び熱可塑性樹脂としては、一般
的に使われている筆記具の主溶剤が水、アルコール、又
はグリコール系であるため、これらの溶剤に対して高い
耐溶剤性とガスバリアー性を有し、しかも、コスト面か
ら勘案するとオレフィン系の熱可塑性エラストマー及び
熱可塑性樹脂の使用が望ましい。
【0014】本発明の筆記具において、筆記具本体の軸
筒等にシールするキャップシール部の構造は、筆記具本
体の軸筒等に着脱自在にシールできる構造であれば、特
に限定されるものではなく、例えば、凹部又は凸部から
なる少なくとも一つの嵌合部、並びに、後述する実施例
の筆記具等が挙げられる。なお、筆記具本体の軸筒に
は、上記嵌合部に対応するように凸部又は凹部からなる
嵌合部、並びにストレート面を備えている。
【0015】本発明の筆記具は、上記種々の構造となる
シール部を熱可塑性エラストマーで、シール部以外のキ
ャップを熱可塑性樹脂で、例えば、異材質射出成形によ
り一体成形することにより製造される。従来においてキ
ャップの一部分を、例えば、凸部からなる嵌合部をゴム
等で構成した場合は、キャップにゴム製の嵌合部を接着
などにより固着したものであるので、キャップからのゴ
ムの脱落やキャップとゴムの間のシールを保証しなけれ
ばならないなどの課題を抱えていたが、異材質射出成形
により一体成形すれば、組み立てが不要で脱落すること
がなく、しかも、製造が容易となると共に、製造コスト
も低減できることとなる。
【0016】本発明が適用される筆記具は、筆記具本体
の軸筒に着脱自在となるシール部を有するキャップを備
えると共に、軸筒の先端部に設けたペン芯の周囲以外に
空気置換用の空気孔を備えた筆記具であれば、特に限定
されるものではなく、例えば、中綿式のサインペン、マ
ーキングペン、若しくはインキを貯溜するタンクを有
し、中綿を使用しないで直接タンク内にインキを貯溜す
るインキ直接貯溜方式のサインペン、マーキングペン等
を挙げることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を更に図面を参照して
更に詳しく説明する。
【0018】本第1実施例の筆記具Aは、図1及び図2
に示すように、筆記具本体10と、キャップ20とを備
えている。筆記具本体10は、軸筒の一部となる大径部
11と小径部12とからなる筒状体の先軸13を有し、
該先軸13内にはペン芯14を保持する筒状のペン芯保
持部15が設けられると共に、先軸13とペン芯保持部
15間、すなわち、ペン芯14の周囲以外となる先軸1
3の周囲に環状の空気置換用の空気孔16が設けられて
いる。
【0019】筆記具本体10内部には、図示しないイン
キを貯溜するインキタンクを有し、該インキタンク内の
インキを図示しない吸液性の繊維部材等からなる中継部
材を介してペン芯14に供給する構造になっている。ま
た、上記空気孔16は、インキタンク内に連通し、イン
キタンク内と大気圧とを同圧にして、温度変化、圧力変
化による筆記時のインキのボタ落ちや洩出を防止してい
る。
【0020】キャップ20は、先軸13と同様の径違い
の閉塞部を有する筒状体であって、先軸13の大径部1
1に着脱自在に外嵌される大径の胴部21と、該胴部2
1が肩部22を介して一体に設けられた首部23とを有
している。該首部23内には、ペン芯14を包囲する包
囲部24と、該包囲部24の開口部に設けられ、上記ペ
ン芯14の周囲と空気孔開口部16aを遮断する環状の
シール突起25aを有する第1シール部25が設けられ
ると共に、首部23内周面には空気孔開口部16aと外
気とを遮断するシール突起26aを有する第2シール部
26と、先軸13の小径部12に設けた嵌合用凸部12
aと嵌合する嵌合用凸部27とを有している。
【0021】前記先軸13を有する筆記具本体10はポ
リプロピレン(PP)樹脂で成形されたものであり、第
2シール部26もポリプロピレン(PP)樹脂で一体成
形されたものである。また、上述ように構成されるキャ
ップ20は、第1シール部25は、オレフィン系熱可塑
性エラストマー〔商品名「住友TPE3570」、JI
S A硬度47(住友化学工業社製)〕で、シール部2
5以外のキャップ20がポリプロピレン(PP)樹脂で
異材質射出形により一体成形したものである。
【0022】先軸13の小径部12先端部はストレート
面12bとなっており、小径部12の外周面も環状の周
面となっている。なお、先軸13の小径部12先端部に
シール突起を設け、シール部25の先端部をストレート
面としてもよく、また、小径部12の外周面にシール突
起を設け、シール部26の先端部をストレート面として
もよい。
【0023】本第1実施例の筆記具Aでは、キャップ2
0の胴部21を筆記具本体10の大径部11に嵌合、す
なわち、嵌合用凸部12aと27とにより嵌合させるこ
とによりキャップ20を筆記具本体10に被着すること
ができる。これにより、先軸13の小径部12先端部に
第1シール部25のシール突起25aが当接されてペン
芯14の周囲と空気孔開口部16aとを遮断(シール)
すると共に、小径部12の外周面に第2シール部26の
シール突起26aが嵌入されて空気孔開口部16aと外
気とを遮断(シ−ル)することとなる。従って、本第1
実施例の筆記具Aでは、キャップ20を筆記具本体10
に被着すると、第1シール部25及び第2シール部26
により、ペン芯14の周囲と、空気孔開口部16aと、
外気とをそれぞれ遮断することとなるので、キャップ2
0内では気体の循環が起きないため、ペン芯14を下向
き等に保管してもペン芯14からのインキ垂れ等が生じ
ないこととなり、また、該二重シール構造によりキャッ
プ20のシール性は大幅に向上し、ペン芯14の乾燥を
より防止することができることとなる。
【0024】また、本第1実施例の筆記具Aでは、キャ
ップ20のシール部25はキャップより柔らかい熱可塑
性エラストマーで構成されているので、当接でシールが
可能となり、しかも、シール部とキャップとは異材質射
出成形により一体成形されているので、組み立てが不要
で脱落することがなく、低コストで製造できるものとな
る。
【0025】図3は、本発明の第2実施例を示すもので
ある。本実施例の筆記具Bは、ペン芯14を包囲する包
囲部24の形状を変更した点、第2シール部を第1シー
ル部と一体にして二つの突起28a、28bからなるシ
ール部28を包囲部24の開口部に設け、突起28aに
よりペン芯14の周囲と空気孔開口部16aとを遮断
(シール)すると共に、突起28bにより空気孔開口部
16aと外気とを遮断(シ−ル)した点、該シール部2
8をオレフィン系熱可塑性エラストマー〔商品名「ミラ
ストマー5030N」、JIS A硬度50(三井石油
化学工業社製)〕で構成した点でのみ前記第1実施例と
相違し、前記第1実施例と同様に使用されるものであ
る。
【0026】本第2実施例では、ペン芯14の周囲と、
空気孔開口部16aと、外気とを夫々遮断するシール部
28を熱可塑性エラストマーで構成したので、前記第1
実施例と同様の作用効果を発揮すると共に、シール部の
着脱を更に容易となる。なお、先軸13の小径12先端
部にシール用凸部を二つ設け、シール部28の当接面を
ストレート面としてもよい。
【0027】本発明の筆記具は、上述のように構成さ
れ、使用されるものであるが、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
態様に設計変更等できるものである。例えば、上記実施
例では、シール部とシール部以外のキャップをオレフィ
ン系の熱可塑性エラストマー及び熱可塑性樹脂で構成し
たが、これ以外の熱可塑性エラストマー及び熱可塑性樹
脂、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系の熱可塑性
エラストマー及び熱可塑性樹脂であってもよい。また、
ペン芯14を筆ペンタイプとしてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、筆記具本
体の軸筒に着脱自在となるシール部を有するキャップを
備えると共に、軸筒の先端部に設けたペン芯の周囲以外
に空気置換用の空気孔を備えた筆記具において、シール
部はキャップより柔らかい熱可塑性エラストマーで構成
されているので、当接でシールが可能となり、シール部
の着脱の容易化と共に、そのシール性を向上させた筆記
具が提供される。
【0029】請求項2記載の発明によれば、キャップに
備わる第1シール部はペン芯の周囲と空気孔開口部とを
遮断すると共に、第2シール部は空気孔開口部と外気と
を遮断するので、キャップ内では気体の循環が起きない
ため、ペン芯を下向き等に保管してもペン芯からのイン
キ垂れ等が生じることがなく、また、上記第1シール部
と第2シール部との二重シール構造によりキャップのシ
ール性は大幅に向上し、ペン芯の乾燥をより防止するこ
とができ、しかも、上記夫々のシール部の少なくとも一
つは熱可塑性エラストマーで構成したので、シール部の
着脱は容易となる筆記具が提供される。
【0030】請求項3記載の発明によれば、シール部を
熱可塑性エラストマーで、シール部以外のキャップを熱
可塑性樹脂とで異材質射出成形により一体成形すれば、
組み立てが不要で脱落することがなく、更に低コストで
製造することができる筆記具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部分断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
A 筆記具 10 筆記具本体 13 先軸 14 ペン芯 16 空気置換用の空気孔 20 キャップ 25 第1シール部 26 第2シール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具本体の軸筒に着脱自在となるシー
    ル部を有するキャップを備えると共に、軸筒の先端部に
    設けたペン芯の周囲以外に空気置換用の空気孔を備えた
    筆記具において、前記シール部は熱可塑性エラストマー
    からなることを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 前記キャップのシール部は、ペン芯の周
    囲と空気孔開口部とを遮断する第1シール部と、空気孔
    開口部と外気とを遮断する第2シール部とを備え、該第
    1シール部及び/又は第2シール部は熱可塑性エラスト
    マーからなる請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 前記キャップのシール部を熱可塑性エラ
    ストマーで、シール部以外のキャップを熱可塑性樹脂で
    異材質射出成形により一体成形してなる請求項1又は2
    記載の筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019177611A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 シヤチハタ株式会社 筆記具

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