JPH08281527A - マシニングセンタのテーブル旋回装置 - Google Patents

マシニングセンタのテーブル旋回装置

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JPH08281527A
JPH08281527A JP8969095A JP8969095A JPH08281527A JP H08281527 A JPH08281527 A JP H08281527A JP 8969095 A JP8969095 A JP 8969095A JP 8969095 A JP8969095 A JP 8969095A JP H08281527 A JPH08281527 A JP H08281527A
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JP
Japan
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spindle
shaft
turning
main shaft
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP8969095A
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English (en)
Inventor
Toshitake Sago
敏武 佐合
Yoshiya Fujiwara
良哉 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP8969095A priority Critical patent/JPH08281527A/ja
Publication of JPH08281527A publication Critical patent/JPH08281527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブル自体に旋回駆動用のモータを装備す
る必要がなく、簡単な構成で旋回テーブルを迅速かつ正
確に割り出す。 【構成】 ベース4に主軸軸線と平行な回転軸11を支
持し、その主軸側端部に被動部13を設ける。主軸3に
駆動工具7を装着し、これに被動部13と係脱可能な係
合部8を設ける。回転軸11と旋回軸5との間にウォー
ムギア及びウォームホィールからなる直交歯車伝達機構
を介装する。主軸3により駆動工具7、回転軸11、直
交歯車伝達機構、及び旋回軸5を介して旋回テーブル6
を割り出す。旋回テーブル6をテーブルクランプで割出
位置に保持し、その割出位置をロータリーエンコーダで
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸に装着した工具で
旋回テーブル上のワークを加工するマシニングセンタに
おいて、主軸を旋回テーブルの駆動源として構成したテ
ーブル旋回装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、横長のワークを加工する場合に
は横長テーブルを備えた横型マシニングセンタが使用さ
れる。ここで、例えば、自動車のダッシュボードの雌金
型を深孔加工する場合、彫り込み加工面に対する刃物の
接触角度は90°に近いほど加工効率が向上する。この
ためには、ワークを支持する横長テーブルを30°〜4
5°の範囲で旋回させる必要がある。さもなければ、段
取り変えに際しその都度、人手に頼ってワークの向きを
変更する面倒がある。そこで、従来、内蔵モータにより
テーブルを360°の角度範囲で旋回可能に構成し、通
常は、これを45°以下の旋回位置に割り出して加工し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のテー
ブル旋回装置によると、テーブル自体にモータが装備さ
れているため、構造が複雑で高価になるという問題点が
あった。特に、横型マシニングセンタは、一般的な金型
加工の場合に、一面のみの加工に多く使用されるので、
特殊加工のためにモータを装備することはたいへん不経
済であった。
【0004】なお、特公平1−20030号公報には、
棒状ワークを軸線周りで回転割り出しするロータリーワ
ークヘッド又はロータリーワークテーブルが開示されて
いる。ここでは、NC工作機械のX,Y,Z軸の駆動機
構を利用してワーク掴持装置を割り出すことで、割出専
用のモータを不要にしている。しかしながら、この従来
装置によると、主軸頭又はテーブルをX,Y軸方向へ移
動し、その移動量に基づいてワーク掴持装置の割出角度
を決定しているため(同公報、第4頁左欄第20〜25
行参照)、NC制御装置の演算処理が複雑化するばかり
でなく、主軸頭又はテーブルの移動に相当時間を費やす
無駄があって、割出時間が長く掛かるという不具合もあ
った。
【0005】そこで、本発明の課題は、テーブル自体に
旋回駆動用のモータを装備する必要がなく、簡単な構成
で旋回テーブルを迅速かつ正確に割り出すことができる
マシニングセンタのテーブル旋回装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のテーブル旋回装置は、主軸と、主軸先端
側に設置されたベースと、主軸軸線と直交する旋回軸を
介してベース上に支持された旋回テーブルとを備え、主
軸と旋回テーブルとの相対移動に伴い、主軸に装着した
工具で旋回テーブル上のワークを加工するマシニングセ
ンタにおいて、ベースに主軸軸線と平行な回転軸を支持
し、回転軸の主軸側端部に被動部を設け、主軸には被動
部に係脱可能な係合部を備えた駆動工具を装着し、回転
軸と旋回軸との間に直交歯車伝達機構を介装し、主軸に
より駆動工具、回転軸、直交歯車伝達機構、及び旋回軸
を介して旋回テーブルを割出可能に構成し、旋回テーブ
ルを割出位置に保持するクランプ手段と、旋回テーブル
の割出位置を検出する検出器とを備えて構成される。
【0007】
【作用】本発明のテーブル旋回装置においては、旋回テ
ーブルの割り出しに際し、まず、駆動工具が自動工具交
換装置(ATC)によって主軸に装着される。次いで、
主軸が回転軸と相対する位置に位置決めされ、駆動工具
の係合部が回転軸の被動部に係合された後、クランプ手
段により旋回テーブルがアンクランプされる。この状態
で、主軸が回転され、駆動工具、回転軸、直交歯車伝達
機構、及び旋回軸を介して旋回テーブルが割り出され
る。このとき、主軸の回転角度と旋回テーブルの旋回角
度とは比例関係にあるので、主軸の多点割出機能、又は
主軸の割出位置決め機能、及び検出器からの位置信号を
利用することで、旋回テーブルを所定の旋回位置に迅速
かつ正確に割り出すことができる。割出後は、クランプ
手段により旋回テーブルがクランプされ、ATCによっ
て駆動工具が主軸から外されて工具マガジンに返却され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、本実施例の横型
マシニングセンタ1においては、主軸頭2に主軸3が回
転可能に設けられ、主軸3の先端側にはベース4が設置
されている。ベース4上には、主軸3の軸線と直交する
旋回軸5を介して旋回テーブル6が水平面内で旋回可能
に支持されている。そして、主軸3と旋回テーブル5と
のX,Y,Z軸方向の相対移動に伴い、主軸3に装着し
た工具(図示略)で旋回テーブル5上のワーク(図示
略)が加工される。
【0009】テーブル旋回加工に際しては、旋回テーブ
ル5を旋回するための駆動工具7が自動工具交換装置
(ATC)により工具マガジン(図示略)から取り出さ
れて主軸3に装着される。図4に示すように、駆動工具
7には凸状の係合部8がバネ9及びスプライン10によ
って主軸軸線方向へ摺動可能かつ主軸軸線周りで回転不
能に設けられている。
【0010】図2及び図3に示すように、ベース4には
回転軸11が軸受12により主軸軸線と平行に支持さ
れ、回転軸11の主軸側端部には駆動工具7の係合部8
に係脱される被動部13が凹状に形成されている。回転
軸11の中間部にはウォームギア14が設けられるとと
もに、旋回軸5の外周には弧状のウォームホイール15
が固着され、これらにより回転軸11と旋回軸5との間
に直交歯車伝達機構が介装されている。そして、主軸3
により駆動工具7、回転軸11、ウォームギア14、ウ
ォームホイール15、及び旋回軸5を介して、旋回テー
ブル6を正逆両方向にそれぞれ0°から30°乃至45
°の範囲で任意の位置に割り出すことができるように構
成されている。
【0011】ベース4と旋回テーブル6との間には、摺
動面16が旋回軸5を包囲するように円弧状に形成され
るとともに、旋回テーブル6を割出位置に保持するテー
ブルクランプ17が設けられている。テーブルクランプ
17は、ベース4にシリンダ18を設置し、シリンダ1
8のピストン19にクランプ駒20を設け、クランプ駒
20が嵌合する溝21を旋回テーブル6の下面に旋回軸
5と同心に形成して構成されている。また、旋回軸5は
テーパコロ軸受22でベース4に回転可能に支持され、
旋回軸5の下側には、その回転角度に基づいて旋回テー
ブル6の割出位置を検出する検出器としてのロータリー
エンコーダ23が設けられている。
【0012】上記のように構成された本実施例のテーブ
ル旋回装置においては、旋回テーブル6の割り出しに際
し、まず、駆動工具7がATCによって主軸3に装着さ
れる。次いで、主軸頭2のX,Y,Z軸方向への移動に
より、主軸3が回転軸11と相対する位置に位置決めさ
れ、駆動工具7の係合部8が回転軸11の被動部13に
係合される。続いて、テーブルクランプ17により旋回
テーブル6がアンクランプされ、この状態で、主軸3が
所定の回転数で回転され、駆動工具7、回転軸11、ウ
ォームギア14、ウォームホイール15、及び旋回軸5
を介して、旋回テーブル6が所定位置に割り出される。
割出後は、テーブルクランプ17により旋回テーブル6
がクランプされ、ATCによって駆動工具7が主軸3か
ら外されて工具マガジンに返却される。
【0013】従って、本実施例のテーブル旋回装置によ
れば、主軸3を駆動源とすることで、旋回テーブル6自
体のモータを不要にできて、装置全体を簡単かつ安価に
構成することができる。また、主軸3の回転角度と旋回
テーブル6の旋回角度とは比例関係にあるので、主軸3
の多点割出機能、又は主軸3の割出位置決め機能、及び
ロータリーエンコーダ23からの位置信号を利用するこ
とで、旋回テーブル6を所定の旋回位置に迅速かつ正確
に割り出すことができる。特に、本実施例では、旋回テ
ーブル6が0°から30°乃至45°の範囲で旋回し、
それ以上不必要に旋回しないので、マシニングセンタ1
の全体をカバーで覆う場合に、そのカバーを小形化でき
るという利点もある。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
主軸を旋回テーブルの駆動源としたので、テーブル自体
にモータを装備する必要がなく、簡単な構成で旋回テー
ブルを迅速かつ正確に割り出すことができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横型マシニングセンタ
の平面図である。
【図2】同マシニングセンタのテーブル旋回装置を示す
平面図である。
【図3】同旋回装置の立面図である。
【図4】同旋回装置の駆動工具を示す一部破断平面図で
ある。
【符号の説明】
1・・横型マシニングセンタ、2・・主軸頭、3・・主
軸、4・・ベース、5・・旋回軸、6・・旋回テーブ
ル、7・・駆動工具、8・・係合部、11・・回転軸、
13・・被動部、14・・ウォームギア、15・・ウォ
ームホィール、16・・摺動面、17・・テーブルクラ
ンプ、23・・ロータリーエンコーダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、主軸先端側に設置されたベース
    と、主軸軸線と直交する旋回軸を介してベース上に支持
    された旋回テーブルとを備え、主軸と旋回テーブルとの
    相対移動に伴い、主軸に装着した工具で旋回テーブル上
    のワークを加工するマシニングセンタにおいて、 ベースに主軸軸線と平行な回転軸を支持し、回転軸の主
    軸側端部に被動部を設け、主軸には被動部に係脱可能な
    係合部を備えた駆動工具を装着し、回転軸と旋回軸との
    間に直交歯車伝達機構を介装し、主軸により駆動工具、
    回転軸、直交歯車伝達機構、及び旋回軸を介して旋回テ
    ーブルを割出可能に構成し、旋回テーブルを割出位置に
    保持するクランプ手段と、旋回テーブルの割出位置を検
    出する検出器とを備えてなるテーブル旋回装置。
JP8969095A 1995-04-14 1995-04-14 マシニングセンタのテーブル旋回装置 Pending JPH08281527A (ja)

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JP8969095A JPH08281527A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 マシニングセンタのテーブル旋回装置

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JP8969095A JPH08281527A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 マシニングセンタのテーブル旋回装置

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JPH08281527A true JPH08281527A (ja) 1996-10-29

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ID=13977766

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JP8969095A Pending JPH08281527A (ja) 1995-04-14 1995-04-14 マシニングセンタのテーブル旋回装置

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JP (1) JPH08281527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100959221B1 (ko) * 2002-10-24 2010-05-19 츠다코마 고교 가부시키가이샤 인덱스 테이블

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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