JPH082813A - Ｐｃ鋼撚り線の送り出し装置並びに送り込み方法 - Google Patents
Ｐｃ鋼撚り線の送り出し装置並びに送り込み方法Info
- Publication number
- JPH082813A JPH082813A JP34745193A JP34745193A JPH082813A JP H082813 A JPH082813 A JP H082813A JP 34745193 A JP34745193 A JP 34745193A JP 34745193 A JP34745193 A JP 34745193A JP H082813 A JPH082813 A JP H082813A
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- JP
- Japan
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- steel stranded
- steel
- stranded wire
- sandwiching
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/38—Thread sheet, e.g. sheet of parallel yarns or wires
Landscapes
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＰＣ鋼より線を橋梁などに配置されたパイプ
内に送り込むに当り、多数本を同時に送り込むための装
置並びに方法を提供する。 【構成】 複数のＰＣ鋼撚り線ａを、自動車用タイヤ１
のトレッド面を対設回転して形成されるゴム状弾性体よ
りなる挟持平面２によって同時に送り出し、該撚り線の
送り出し先端を一つに束ねてキャップ８を被ぶせ、該先
端よりパイプ内に送り込むことを特徴とする。
内に送り込むに当り、多数本を同時に送り込むための装
置並びに方法を提供する。 【構成】 複数のＰＣ鋼撚り線ａを、自動車用タイヤ１
のトレッド面を対設回転して形成されるゴム状弾性体よ
りなる挟持平面２によって同時に送り出し、該撚り線の
送り出し先端を一つに束ねてキャップ８を被ぶせ、該先
端よりパイプ内に送り込むことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁などに配置された
パイプ（シース）にＰＣ鋼撚り線を挿入するための送り
出し装置並びに送り込み方法に関するものである。
パイプ（シース）にＰＣ鋼撚り線を挿入するための送り
出し装置並びに送り込み方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】橋梁の長スパン化、連続桁化に加え、労
働力の不足が叫ばれるなか、ＰＣ鋼撚り線を巻き取られ
たコイルから駆動装置により引き出し、橋梁などに配置
されたパイプに送り出す施工方式がよく用いられるよう
になってきた。ところで、この送り出しを行う装置は、
従来、特開昭57-27870号公報に示されるように、相対し
て移動するチェーンに沿った捕捉具の間にＰＣ鋼撚り線
を捕捉保持しながら送り出す装置がある。又、図２
（イ）（ロ）に示すように複数組の送り出しロール10間
にＰＣ鋼撚り線ａを捕捉保持しながら送り出す装置もあ
る。
働力の不足が叫ばれるなか、ＰＣ鋼撚り線を巻き取られ
たコイルから駆動装置により引き出し、橋梁などに配置
されたパイプに送り出す施工方式がよく用いられるよう
になってきた。ところで、この送り出しを行う装置は、
従来、特開昭57-27870号公報に示されるように、相対し
て移動するチェーンに沿った捕捉具の間にＰＣ鋼撚り線
を捕捉保持しながら送り出す装置がある。又、図２
（イ）（ロ）に示すように複数組の送り出しロール10間
にＰＣ鋼撚り線ａを捕捉保持しながら送り出す装置もあ
る。
【０００３】ところで、このような装置にＰＣ鋼撚り線
を供給するコイルには、図３〜図５に記載された形態の
ものがある。先ず、図３記載のものは、ＰＣ鋼撚り線ａ
を巻回したドラム11をスタンド12に固定したもので、供
給時、ＰＣ鋼撚り線にねじれが加わらない点で優れる
が、ドラム費用や輸送費用がかさむといった問題があり
現在普及していない。次に、図４記載のものは、ＰＣ鋼
撚り線ａをドラムに巻かないリールレスコイルをターン
テーブル13上に取り付け、これを回転させてコイル外周
から繰り出すものである。しかし、この方法も作業性が
悪く、ターンテーブル輸送の問題がある。
を供給するコイルには、図３〜図５に記載された形態の
ものがある。先ず、図３記載のものは、ＰＣ鋼撚り線ａ
を巻回したドラム11をスタンド12に固定したもので、供
給時、ＰＣ鋼撚り線にねじれが加わらない点で優れる
が、ドラム費用や輸送費用がかさむといった問題があり
現在普及していない。次に、図４記載のものは、ＰＣ鋼
撚り線ａをドラムに巻かないリールレスコイルをターン
テーブル13上に取り付け、これを回転させてコイル外周
から繰り出すものである。しかし、この方法も作業性が
悪く、ターンテーブル輸送の問題がある。
【０００４】このため、図５に示すようにリールレスコ
イルの内周から繰り出す方法がもっとも合理的であると
考えられるが、このようなコイルから従来の送り出し装
置にＰＣ鋼撚り線を供給した場合、コイル側のＰＣ鋼撚
り線にねじれが蓄積されるという問題がある。即ち、Ｐ
Ｃ鋼撚り線はコイルから１周送り出されるごとに１回転
のねじれを生じるが、送り出し装置内では図２（ロ）の
様にロール溝で強固に捕捉されているため、コイル側に
ねじれが蓄積する。ねじれが蓄積するとコイル内でＰＣ
鋼撚り線にキンク（もつれ）を生じ、ＰＣ鋼撚り線を送
り出せなくなるのである。
イルの内周から繰り出す方法がもっとも合理的であると
考えられるが、このようなコイルから従来の送り出し装
置にＰＣ鋼撚り線を供給した場合、コイル側のＰＣ鋼撚
り線にねじれが蓄積されるという問題がある。即ち、Ｐ
Ｃ鋼撚り線はコイルから１周送り出されるごとに１回転
のねじれを生じるが、送り出し装置内では図２（ロ）の
様にロール溝で強固に捕捉されているため、コイル側に
ねじれが蓄積する。ねじれが蓄積するとコイル内でＰＣ
鋼撚り線にキンク（もつれ）を生じ、ＰＣ鋼撚り線を送
り出せなくなるのである。
【０００５】一方、この対応策として、捕捉具（ロー
ル）間の締め付け力を緩めてＰＣ鋼撚り線の自転（スリ
ップ）を許容し、ねじれが蓄積することを回避すること
が行われる。しかし、パイプ内への挿入長が長くなるに
したがい、或はパイプ内の充填密度が高くなるに伴って
送り込み抵抗が増大し、締め付け力を緩めれば捕捉具と
ＰＣ鋼撚り線がスリップして、これを送り込めなくなる
といった欠点があった。
ル）間の締め付け力を緩めてＰＣ鋼撚り線の自転（スリ
ップ）を許容し、ねじれが蓄積することを回避すること
が行われる。しかし、パイプ内への挿入長が長くなるに
したがい、或はパイプ内の充填密度が高くなるに伴って
送り込み抵抗が増大し、締め付け力を緩めれば捕捉具と
ＰＣ鋼撚り線がスリップして、これを送り込めなくなる
といった欠点があった。
【０００６】この欠点を解消するため、対向して回転す
るＰＣ鋼撚り線の捕捉具を、ＰＣ鋼撚り線を軸として回
転できるクレードル内に配置し、捕捉具をねじれを解す
方向に回転する方法を特願平 5-27391号で提案した。
るＰＣ鋼撚り線の捕捉具を、ＰＣ鋼撚り線を軸として回
転できるクレードル内に配置し、捕捉具をねじれを解す
方向に回転する方法を特願平 5-27391号で提案した。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、この提案方
法によってはＰＣ鋼撚り線を１本づつしか送り出せず、
他の従来法も概ね１本づつの送り出しで、１つのパイプ
内に12〜61本のように多数本のＰＣ鋼より線を送り込む
には多くの手数と時間を要する。
法によってはＰＣ鋼撚り線を１本づつしか送り出せず、
他の従来法も概ね１本づつの送り出しで、１つのパイプ
内に12〜61本のように多数本のＰＣ鋼より線を送り込む
には多くの手数と時間を要する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決し更に新たな効果を有するもので、その第１の特徴と
するところは、対向して回転する捕捉具の対向部を複数
本のＰＣ鋼撚り線を同時に挟持できる幅のゴム状弾性体
によって形成したことにある。
決し更に新たな効果を有するもので、その第１の特徴と
するところは、対向して回転する捕捉具の対向部を複数
本のＰＣ鋼撚り線を同時に挟持できる幅のゴム状弾性体
によって形成したことにある。
【０００９】対向部は例えば自動車用タイヤのトレッド
面で挟持平面が形成され、複数本のＰＣ鋼撚り線を同時
に送り出すのに充分な挟持力が発揮され、しかも送り出
されるＰＣ鋼撚り線のねじれの蓄積を回避するための自
転（スリップ）は、その弾性によって許容される。以下
図示する実施によってその内容を説明する。
面で挟持平面が形成され、複数本のＰＣ鋼撚り線を同時
に送り出すのに充分な挟持力が発揮され、しかも送り出
されるＰＣ鋼撚り線のねじれの蓄積を回避するための自
転（スリップ）は、その弾性によって許容される。以下
図示する実施によってその内容を説明する。
【００１０】
【実施例】図１（イ）は、実施例１を模式的に示す斜視
図で、（ロ）はその挟持部分の説明図である。１はその
トレッド面が挟持平面２を形成する自動車用タイヤで、
軸３が可変駆動装置４に連結されている。1'は対向設置
された今一つの自動車用タイヤで、１と1'との対向間隔
は軸５の進退により自在に調節できる様に構成されてい
る。
図で、（ロ）はその挟持部分の説明図である。１はその
トレッド面が挟持平面２を形成する自動車用タイヤで、
軸３が可変駆動装置４に連結されている。1'は対向設置
された今一つの自動車用タイヤで、１と1'との対向間隔
は軸５の進退により自在に調節できる様に構成されてい
る。
【００１１】６，７はＰＣ鋼撚り線ａの複数本をガイド
する目板で、前記タイヤ１の矢印の方向の回転により、
該撚り線ａは６より７の方向に送り出される。該撚り線
ａの送り出し側先端は、一つに束ねてキャップ８を被ぶ
せ、送り込むべきパイプ口内に挿入して、送り出しを続
けて送り込む。
する目板で、前記タイヤ１の矢印の方向の回転により、
該撚り線ａは６より７の方向に送り出される。該撚り線
ａの送り出し側先端は、一つに束ねてキャップ８を被ぶ
せ、送り込むべきパイプ口内に挿入して、送り出しを続
けて送り込む。
【００１２】実施例では、直径15.2mmのＰＣ鋼撚線を19
本同時に挟持送り込んだが、従来１本宛で100 〜 120ｍ
程度の送り込み長さに対し120 ｍ以上の送り込みが可能
となる。
本同時に挟持送り込んだが、従来１本宛で100 〜 120ｍ
程度の送り込み長さに対し120 ｍ以上の送り込みが可能
となる。
【００１３】これは、図１（ロ）に示す様に、挟持平面
がゴム状弾性体で形成されているため、複数本のＰＣ鋼
撚り線夫々に面接触し、摩擦係数も大きいので、１と1'
との対向押圧程度を選択すれば、送り出し力とねじれ蓄
積回避のための自転が許容されるからである。
がゴム状弾性体で形成されているため、複数本のＰＣ鋼
撚り線夫々に面接触し、摩擦係数も大きいので、１と1'
との対向押圧程度を選択すれば、送り出し力とねじれ蓄
積回避のための自転が許容されるからである。
【００１４】今一つの大きな理由は、複数本を一つに束
ねて送り込むため、線の腰が強くなりパイプ内挿通中の
パイプ内壁や既配線に当っての曲りに対して強くなるこ
と、相対的に１本当りの摩擦が軽減されることである。
ねて送り込むため、線の腰が強くなりパイプ内挿通中の
パイプ内壁や既配線に当っての曲りに対して強くなるこ
と、相対的に１本当りの摩擦が軽減されることである。
【００１５】
【発明の効果】この様に従来法より、パイプに送り込む
本数が数倍増すると共に、パイプ内における摩擦に対す
る抵抗力が相対的に著しく強くなり、長い距離にわたっ
ての送り込みを一時に行うことができる。その結果架橋
等の工事期間が著しく短縮され、工事費も削減される効
果を奏する。
本数が数倍増すると共に、パイプ内における摩擦に対す
る抵抗力が相対的に著しく強くなり、長い距離にわたっ
ての送り込みを一時に行うことができる。その結果架橋
等の工事期間が著しく短縮され、工事費も削減される効
果を奏する。
【００１６】尚実施例においては、自動車用タイヤ１対
を用いるものについて図解したが、これは複数組用いた
方が、挟持力と自転の許容に適している。また自動車用
タイヤの使用が、経済的にも、挟持平面の形成にも優れ
ているが、必要によっては、ゴム状弾性体で挟持平面を
形成したフラットベルトを用いることもできる。
を用いるものについて図解したが、これは複数組用いた
方が、挟持力と自転の許容に適している。また自動車用
タイヤの使用が、経済的にも、挟持平面の形成にも優れ
ているが、必要によっては、ゴム状弾性体で挟持平面を
形成したフラットベルトを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を模式的に示すもので（イ）は
斜視図、（ロ）は挟持平面の説明図である。
斜視図、（ロ）は挟持平面の説明図である。
【図２】従来の装置の構成を示すもので（イ）は側面概
略図、（ロ）はロール挟持面の説明図である。
略図、（ロ）はロール挟持面の説明図である。
【図３】ＰＣ鋼撚り線のコイルの巻回形状を示す斜視図
である。
である。
【図４】ＰＣ鋼撚り線のコイルの巻回形状を示す斜視図
である。
である。
【図５】ＰＣ鋼撚り線のコイルの巻回形状を示す斜視図
である。
である。
１ 自動車用タイヤ 1' 対向する自動車用タイヤ ２ 自動車用タイヤのトレッド面（挟持平面） ３ 自動車用タイヤの軸 ４ 駆動装置 ５ 対向する自動車用タイヤの軸 ６ ガイド用目板 ７ ガイド用目板 ８ キャップ 10 送り出しロール 11 ドラム 12 スタンド 13 ターンテーブル 14 鋼帯 ａ ＰＣ鋼撚り線
Claims (3)
- 【請求項１】 対向して回転する捕捉具によって、ＰＣ
鋼撚り線を挟持してこれを送り出す装置であって、該捕
捉具の対向部は複数本の該撚り線を同時に挟持できる幅
のゴム状弾性体よりなる挟持平面を有し、かつ一方また
は相方の捕捉具が挟持方向への前後進機能並びに回転駆
動機構を具備してなることを特徴とするＰＣ鋼撚り線の
送り出し装置。 - 【請求項２】 ゴム状弾性体よりなる挟持平面は自動車
用タイヤのトレッド面またはフラットベルトにより構成
され、回転駆動機構は可変速機能を具備してなることを
特徴とする請求項１記載の送り出し装置。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の送り出し装置に
よって同時に送り出される複数本のＰＣ鋼撚り線を、そ
の先端を１つに束ねてパイプ口に導き、引き続きパイプ
内に送り込むことを特徴とするＰＣ鋼撚り線の送り込み
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34745193A JPH082813A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | Ｐｃ鋼撚り線の送り出し装置並びに送り込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34745193A JPH082813A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | Ｐｃ鋼撚り線の送り出し装置並びに送り込み方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082813A true JPH082813A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=18390329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34745193A Pending JPH082813A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | Ｐｃ鋼撚り線の送り出し装置並びに送り込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082813A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019236418A1 (en) | 2018-06-05 | 2019-12-12 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alcohol-polyalphaolefins and methods thereof |
| CN113494053A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-10-12 | 中国建筑土木建设有限公司 | T梁腹板底部自动穿筋的辅助系统及施工方法 |
| WO2021261171A1 (ja) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 株式会社カネカ | 複数の可撓性長尺物の搬送装置およびその作動方法 |
-
1993
- 1993-12-25 JP JP34745193A patent/JPH082813A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019236418A1 (en) | 2018-06-05 | 2019-12-12 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alcohol-polyalphaolefins and methods thereof |
| WO2021261171A1 (ja) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 株式会社カネカ | 複数の可撓性長尺物の搬送装置およびその作動方法 |
| CN113494053A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-10-12 | 中国建筑土木建设有限公司 | T梁腹板底部自动穿筋的辅助系统及施工方法 |
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