JPH08280913A - カードを利用した遊技場管理装置 - Google Patents

カードを利用した遊技場管理装置

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JPH08280913A
JPH08280913A JP10781495A JP10781495A JPH08280913A JP H08280913 A JPH08280913 A JP H08280913A JP 10781495 A JP10781495 A JP 10781495A JP 10781495 A JP10781495 A JP 10781495A JP H08280913 A JPH08280913 A JP H08280913A
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JP
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card
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JP10781495A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Sumikama
辰巳 炭竃
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Suncorporation
Original Assignee
Sun Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技場の入場状況、遊技状況、精算状況並び
に退場状況を正確に把握する。 【構成】 集中管理装置2により識別コードを記憶させ
た識別カードを発行すると共に、ファイル手段に識別コ
ードに対応して記憶領域を設定する。入場用改札機3に
おいて、入場コードを識別カードに書き込み、集中管理
装置2に入場コマンドを送信する。遊技機5において遊
技が開始される際に、集中管理装置2に遊技中コマンド
を送信する。精算機8において、集中管理装置2と通信
を行って識別コードに対応する履歴データを受け取り、
履歴データに基いて精算を行い、精算を正規に完了した
場合に限って識別カードに精算済みコードを書き込むと
共に、集中管理装置2に精算済コマンドを送信する。出
口用改札機4において、識別カードに精算済みコードが
記憶されていた場合に限って、ゲートを開いて退場を許
可し、退場コマンドを集中管理装置2に送信する。集中
管理装置2において、入場コマンド、遊技中コマンド、
精算済コマンド並びに退場コマンドの別に応じて入場、
遊技中、精算済、退場を各々ファイル手段に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、カードを利用
した遊技場管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カードを利用した遊技場の管理装置とし
ては、例えば、有価データとセキュリティデータを少な
くとも記憶させたカードと、上記カードの発行、精算を
総括するカード発行センターと、上記カードを遊技者に
販売するカード販売機と、上記カードに記憶した有価デ
ータの範囲内で遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置
と、上記遊技媒体を投入することにより遊技を行う遊技
機と、上記遊技機で獲得した景品遊技媒体の精算を行う
精算機と、上記カード販売機と、遊技媒体貸出装置と、
遊技機と、精算機とに伝送路を介して電気的に接続さ
れ、カードの販売状況、遊技媒体の貸出状況及び獲得遊
技媒体の精算状況を演算記憶する管理装置と、上記管理
装置で演算された演算結果をカード発行センターへ伝送
する伝達手段とを備え、該演算結果に基き精算を行うカ
ード式遊技システムにおいて、上記精算機に、遊技者が
景品として獲得した遊技媒体を計数する獲得遊技媒体計
数手段と、上記獲得遊技媒体計数手段の計数結果に基き
貨幣を払い出す貨幣払出器と、上記管理装置へ精算遊技
媒体数を伝達する伝達手段とを設けたものが、特開平3
−9776号に開示されている。
【0003】このものにおいては、遊技者が獲得した遊
技媒体を精算機に投入して貨幣を払い出して精算を行う
ことにより、所望の景品がない場合に不要な景品と交換
するといった不都合を解消する一方、精算結果を管理装
置に送信し、管理装置がカードの販売状況、遊技媒体の
貸出状況及び獲得遊技媒体の精算状況を演算記憶するこ
とにより遊技場の管理を行うものであるが、昨今遊技場
側では、景品遊技媒体の払い出しを行わないカード式の
遊技機を導入配置しようとする要望が増えつつある。
【0004】また、このものは、精算を行った時に、日
付、時間、精算球数、精算金額を記載したレシートを発
行するものであるが、利用者から見れば、累計精算の値
しか把握することができず、遊技を行った台毎の収支を
把握することができないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、景品
遊技媒体の払い出しを行わないカード式の遊技機を多数
設置している遊技場において好適であり、遊技場への入
場、遊技機での遊技、精算並びに遊技場からの退場を全
てカードによって行うことを可能とするとともに入場状
況、遊技状況、精算状況並びに退場状況を管理装置に記
憶することで、遊技場における現在の入場者数を正確に
把握することを可能とするカードを利用した遊技場管理
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカードを利用し
た遊技場管理装置は、上記課題を解決するために、遊技
場入り口に設置された入場用改札機と、遊技場出口に設
置された出口用改札機と、遊技場内に設置され、景品遊
技媒体の払出しを行わない複数の遊技機と、精算機と、
遊技場に設置されると共に、前記入場用改札機、出口用
改札機、遊技機及び精算機と通信接続された集中管理装
置とを備え、前記集中管理装置に、識別カードに識別コ
ードを書き込むと共に識別カードを発券する識別カード
発券処理手段と、識別コード記憶領域と少なくとも入場
状況、遊技状況、精算状況並びに退場状況、使用点数、
獲得点数及び差引点数の記憶領域を複数組有し、前記識
別コード毎に予め設定された複数の記憶領域からなるフ
ァイル手段と、データ管理手段とを設け、前記入場用改
札機に、前記識別カードが挿入された場合に、入場コー
ドを前記識別カードに書き込む入場処理手段と、利用者
の入場が検知されると、前記集中管理装置に対して入場
コマンドを送信する入場コマンド送信手段とを設け、前
記遊技機に、前記識別カードが挿入されて遊技が開始さ
れる際に、前記集中管理装置に遊技中コマンドを送信す
る遊技中コマンド送信手段と、遊技が開始されると、遊
技に基く使用点数、獲得点数、獲得点数から使用点数を
差し引いて得られる差引点数をそれぞれ新規に累積記憶
する遊技データ累積記憶処理手段と、前記識別カードを
返却する毎に、前記累積記憶した使用点数、獲得点数及
び差引点数を識別コードと共に前記集中管理装置に送信
する遊技データ送信処理手段とを設け、前記精算機に、
前記識別カードが挿入される毎に、前記集中管理装置と
通信を行って識別コードに対応する履歴データを受け取
る履歴データ受信処理手段と、前記履歴データに基いて
精算を行う精算処理手段と、前記精算処理手段が精算を
正規に完了した場合に限って前記識別カードに精算済み
コードを書き込む精算完了処理手段と、精算済コードを
前記識別カードに書き込んだ後に前記集中管理装置に精
算済コマンドを送信する精算済コマンド送信手段とを設
け、前記出口用改札機に、識別カードが挿入された場合
に、識別カードに精算済みコードが記憶されていた場合
に限って、ゲートを開いて退場を許可する退場処理手段
と、利用者の退場が検知されると、退場コマンドを前記
集中管理装置に送信する退場コマンド送信手段とを設
け、前記集中管理装置に設けた前記データ管理手段が、
前記識別コードに対応して前記ファイル手段の特定領域
を検索するファイル検索手段と、前記入場コマンド、遊
技中コマンド、精算済コマンド並びに退場コマンドを受
ける毎に、前記ファイル検索手段によって検索された特
定領域の記憶領域に、受けたコマンド別に応じて入場、
遊技中、精算済、退場を各々記憶する利用者状況記憶処
理手段と、前記遊技機から送られる使用点数、獲得点数
及び差引点数を受ける毎に、前記ファイル検索手段によ
って検索された特定領域の記憶領域に、前記遊技機毎に
前記使用点数、獲得点数及び差引点数を逐次記憶させる
データ記憶処理手段と、前記精算機と通信を行う毎に、
前記ファイル検索手段によって検索された特定領域の記
憶領域に記憶されている全データを履歴データとして前
記精算機に送信する履歴データ送信手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0007】また、遊技場内に設置された景品POSと
カード対応自動販売機とを前記集中管理装置に通信接続
し、景品POSとカード対応自動販売機の各々に、購入
物品に対応する換算点数を検出する点数検出手段を配設
し、前記集中管理装置に配備された前記ファイル手段に
残高点数記憶領域を設け、前記集中管理装置に配備され
たデータ管理手段が、予め支払われた金額を残高点数に
換算して前記ファイル手段の残高点数記憶領域に記憶さ
せる残高点数登録手段と、前記遊技機、景品POS及び
カード対応自動販売機に対して前記識別コードに対応す
る残高点数を読み出して送信する残高点数送信処理手段
と、前記遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機
から送られた計算更新された更新残高点数を受けとる毎
に、前記ファイル手段の残高点数記憶領域に更新記憶さ
せる残高点数更新記憶手段と、前記景品POS及び前記
カード対応自動販売機毎の前記換算点数を逐次記憶させ
るデータ記憶処理手段とを備え、前記遊技機、景品PO
S及びカード対応自動販売機の各々に、前記識別カード
が挿入される毎に、前記集中管理装置と通信を行って識
別コードに対応する残高点数を受けとる残高点数受信処
理手段と、前記残高点数を計算更新して前記更新残高点
数を算出するための残高点数計算更新手段と、集中管理
装置に前記更新残高点数と前記換算点数とを送信する更
新残高点数送信処理手段とを設け、前記遊技機に配備さ
れた前記残高点数計算更新手段は、前記残高点数に前記
獲得点数を加算する一方、前記残高点数から前記使用点
数を減算して更新残高点数を算出するものであり、前記
カード対応自動販売機並びに景品POSに配備された前
記残高計算更新手段は、前記点数検出手段によって検出
された換算点数を前記残高点数から差し引いて更新残高
点数を算出するものであり、前記精算機に配備された精
算処理手段が、前記履歴データのうちの前記更新残高点
数に基き精算を行うことにより、前払い方式を実現する
一方、遊技場への入場、遊技機での遊技、カード対応自
動販売機での物品の購入、景品の購入、精算並びに遊技
場からの退場を全てカード1枚で行えるようにした。
【0008】また別に、遊技場内に設置された景品PO
Sとカード対応自動販売機とを前記集中管理装置に通信
接続し、景品POSとカード対応自動販売機の各々に、
購入物品に対応する換算点数を検出する点数検出手段を
配設し、前記集中管理装置に配備された前記ファイル手
段に残高点数記憶領域を設け、前記集中管理装置に配備
されたデータ管理手段が、前記遊技機、景品POS及び
カード対応自動販売機に対して前記識別コードに対応す
る残高点数を読み出して送信する残高点数送信処理手段
と、前記遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機
から送られた計算更新された更新残高点数を受けとる毎
に、前記ファイル手段の残高点数記憶領域に更新記憶さ
せる残高点数更新記憶手段と、前記景品POS及び前記
カード対応自動販売機毎の前記換算点数を逐次記憶させ
るデータ記憶処理手段とを備え、前記遊技機、景品PO
S及びカード対応自動販売機の各々に、前記識別カード
が挿入される毎に、前記集中管理装置と通信を行って識
別コードに対応する残高点数を受けとる残高点数受信処
理手段と、前記残高点数を計算更新して前記更新残高点
数を算出するための残高点数計算更新手段と、前記残高
点数計算更新手段による前記更新残高点数がマイナスと
なった場合に、予め設定された使用限度点数の範囲内に
限って、残高点数計算更新手段による前記残高点数の計
算更新の継続を許容する残高点数監視処理手段と、集中
管理装置に前記更新残高点数と前記換算点数とを送信す
る更新残高点数送信処理手段とを設け、前記遊技機に配
備された前記残高点数計算更新手段は、前記残高点数に
前記獲得点数を加算する一方、前記残高点数から前記使
用点数を減算して更新残高点数を算出するものであり、
前記カード対応自動販売機並びに景品POSに配備され
た前記残高計算更新手段は、前記点数検出手段によって
検出された換算点数を前記残高点数から差し引いて更新
残高点数を算出するものであり、前記精算機に配備され
た精算処理手段が、前記履歴データのうちの前記更新残
高点数に基き精算を行うものであり、前記精算機に、精
算処理手段による前記更新残高点数の値がマイナスであ
る場合に、操作入力手段から許可信号が入力された場合
に限って、前記精算完了処理手段による精算済みコード
の書き込みを許可する精算完了処理監視処理手段を設け
たことにより、精算時に不足分があればこれを支払う後
払い方式を実現する一方、遊技場への入場、遊技機での
遊技、カード対応自動販売機での物品の購入、景品の購
入、精算並びに遊技場からの退場を全てカード1枚で行
えるようにし、同時に精算を行わないで遊技場を退場す
る不払い遊技者の発生を防止した。
【0009】さらに、精算機に、前記履歴データに基い
て、少なくとも、遊技場内での前記遊技機毎の使用点
数、獲得点数並びに差引点数の累計、前記カード対応自
動販売機毎の購入物品に対応する換算点数及び前記景品
POSにおける購入物品に対応する換算点数のうちのい
ずれか1つが記載されてなる金額使用の収支状況を表わ
す明細書を発行する明細書発行処理手段を設けたことに
より、収支結果が示されるだけでなく、収支の内訳、即
ち、遊技機毎における使用点数並びに獲得点数の収支を
明確に示すばかりでなく、遊技場内におけるカード対応
自動販売機における飲食や景品POSによる景品交換も
合わせて明確に示すことができる。
【0010】
【作用】集中管理装置に配備された識別カード発券手段
により、素体の識別カードに識別コードを書き込むと共
に識別カードを発行し、ファイル手段の新規の記憶領域
における識別コード記憶領域に識別コードを記憶する。
【0011】利用者は、発行された識別カードを受けと
ると、該識別カードを入場用改札機に挿入する。入場用
改札機に配備された入場処理手段は、入場コードを識別
カードに書き込むと共に、ゲートを開成する。利用者
は、入場用改札機のゲートを通り遊技場内に入場する。
利用者の入場が検知されると、入場コマンド送信手段
は、集中管理装置に入場コマンドを送信する。
【0012】利用者、即ち、遊技者により、遊技機に識
別カードが挿入されて遊技が開始されると、遊技機に配
備された遊技中コマンド送信手段は、集中管理装置に遊
技中コマンドを送信する。また、遊技機に配備された遊
技データ累積記憶手段は、遊技に基く使用点数、獲得点
数、獲得点数から使用点数を差し引いて得られる差引点
数をそれぞれ新規に累積記憶する。遊技者により、遊技
終了が操作されると、遊技データ送信処理手段は、識別
カードを返却すると共に、累積記憶した使用点数、獲得
点数及び差引点数を識別コードと共に集中管理装置に送
信する。
【0013】集中管理装置に配備されたデータ管理手段
は、ファイル検索手段により識別コードに対応してファ
イル手段の特定領域を検索し、データ記憶処理手段によ
り、遊技機から送られる使用点数、獲得点数及び差引点
数を受ける毎に、ファイル検索手段によって検索された
特定領域の記憶領域に、遊技機毎に使用点数、獲得点数
及び差引点数を逐次記憶させる。
【0014】利用者が、精算機に識別カードを挿入する
と、精算機に配備された履歴データ受信処理手段は、集
中管理装置と通信を行う。一方、集中管理装置のデータ
管理手段は、履歴データ送信手段により、ファイル検索
手段によって検索された特定領域の記憶領域に記憶され
ている全データを履歴データとして精算機に送信する。
精算機の履歴データ受信処理手段は、識別カードの識別
コードに対応する履歴データを受け取る。精算機に配備
された精算処理手段は、受け取った履歴データに基いて
精算を行う。精算完了処理手段は、精算処理手段が精算
を正規に完了した場合に限って識別カードに精算済みコ
ードを書き込むと共に識別カードを利用者に返却する。
精算機に配備された精算済コマンド送信手段は、集中管
理装置に精算済コマンドを送信する。
【0015】利用者は、精算機から返却された識別カー
ドを出口用改札機に挿入する。出口用改札機に配備され
た退場処理手段は、識別カードを読み取り、該識別カー
ドに精算済みコードが記憶されている場合に限ってゲー
トを開成する。利用者は、出口用改札機のゲートを通り
遊技場内から退場するところとなる。出口用改札機に配
備された退場コマンド送信手段は、集中管理装置に退場
コマンドを送信する。
【0016】集中管理装置のデータ管理手段は、利用者
状況記憶処理手段により、入場コマンド、遊技中コマン
ド、精算済コマンド、退場コマンドを受ける毎に、ファ
イル検索手段によって検索された特定領域の記憶領域
に、入場、遊技中、精算済、退場を各々記憶する。
【0017】また、前払い方式である遊技場管理装置に
おいては、集中管理装置に配備された識別カード発券手
段により、素体の識別カードに識別コードを書き込むと
共に識別コードを発行し、ファイル手段の新規の記憶領
域における識別コード記憶領域に識別コードを記憶す
る。これと同時に、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段の残高点数登録手段は、利用者から予め支払われ
た金額を残高点数に換算してファイル手段の残高点数記
憶領域に記憶する。
【0018】利用者が遊技場に入場した後、遊技機に識
別カードが挿入されると、遊技機に配備された残高点数
受信処理手段は、集中管理装置と通信を行う。集中管理
装置に配備された残高点数送信手段は、識別コードに対
応する残高点数を読み出して遊技機に送信する。遊技機
の残高点数受信処理手段は、残高点数を受け取る。遊技
機に配備された残高点数計算更新手段は、残高点数に獲
得点数を加算する一方、残高点数から使用点数を減算し
て更新残高点数を算出する。遊技機に配備された更新残
高点数送信処理手段は、集中管理装置に更新残高点数を
送信する。
【0019】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段により遊技機から送ら
れた計算更新された更新残高点数を受けとると、受け取
った更新残高点数をファイル手段の残高点数記憶領域に
更新記憶する。
【0020】利用者がカード対応自動販売機に挿入する
カードと、カード対応自動販売機に配備された残高点数
受信処理手段は、集中管理装置と通信を行う。集中管理
装置に配備された残高点数送信手段は、識別コードに対
応する残高点数を読み出してカード対応自動販売機に送
信する。カード対応自動販売機の残高点数受信処理手段
は、残高点数を受け取る。利用者により購入物品が選択
されると、カード対応自動販売機に配備された点数検出
手段が購入物品に対応する換算点数を検出する。カード
対応自動販売機に配備された残高計算更新手段は、点数
検出手段によって検出された換算点数を残高点数から差
し引いて更新残高点数を算出する。カード対応自動販売
機に配備された更新残高点数送信処理手段は、集中管理
装置に更新残高点数を送信する。
【0021】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段によりカード対応自動
販売機から送られた計算更新された更新残高点数を受け
とると、受け取った更新残高点数をファイル手段の残高
点数記憶領域に更新記憶する。
【0022】利用者が景品POSに挿入するカードと、
景品POSに配備された残高点数受信処理手段は、集中
管理装置と通信を行う。集中管理装置に配備された残高
点数送信手段は、識別コードに対応する残高点数を読み
出して景品POSに送信する。景品POSの残高点数受
信処理手段は、残高点数を受け取る。利用者により購入
物品が選択されると、景品POSに配備された点数検出
手段が購入物品に対応する換算点数を検出する。景品P
OSに配備された残高計算更新手段は、点数検出手段に
よって検出された換算点数を残高点数から差し引いて更
新残高点数を算出する。景品POSに配備された更新残
高点数送信処理手段は、集中管理装置に更新残高点数を
送信する。
【0023】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段により景品POSから
送られた計算更新された更新残高点数を受けとると、受
け取った更新残高点数をファイル手段の残高点数記憶領
域に更新記憶する。
【0024】精算機に配備された精算処理手段は、集中
管理装置から受け取った履歴データのうちの更新残高点
数に基き精算を行う。
【0025】また一方、後払い方式である遊技場管理装
置においては、利用者が遊技場に入場した後、遊技機に
識別カードが挿入して遊技を開始すると、遊技機に配備
された残高点数受信処理手段は、集中管理装置と通信を
行う。集中管理装置に配備された残高点数送信手段は、
識別コードに対応する残高点数を読み出して遊技機に送
信する。遊技機の残高点数受信処理手段は、残高点数を
受け取る。遊技機に配備された残高点数計算更新手段
は、残高点数に獲得点数を加算する一方、残高点数から
使用点数を減算して更新残高点数を算出する。また、残
高点数監視処理手段は、残高点数計算更新手段による更
新残高点数がマイナスとなった場合に、予め設定された
使用限度点数の範囲内に限って、残高点数計算更新手段
による残高点数の計算更新の継続を許容する。遊技機に
配備された更新残高点数送信処理手段は、集中管理装置
に更新残高点数を送信する。
【0026】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段により遊技機から送ら
れた計算更新された更新残高点数を受けとると、受け取
った更新残高点数をファイル手段の残高点数記憶領域に
更新記憶する。
【0027】利用者がカード対応自動販売機に挿入する
カードと、カード対応自動販売機に配備された残高点数
受信処理手段は、集中管理装置と通信を行う。集中管理
装置に配備された残高点数送信手段は、識別コードに対
応する残高点数を読み出してカード対応自動販売機に送
信する。カード対応自動販売機の残高点数受信処理手段
は、残高点数を受け取る。利用者により購入物品が選択
されると、カード対応自動販売機に配備された点数検出
手段が購入物品に対応する換算点数を検出する。カード
対応自動販売機に配備された残高計算更新手段は、点数
検出手段によって検出された換算点数を残高点数から差
し引いて更新残高点数を算出する。また、残高点数監視
処理手段は、残高点数計算更新手段による更新残高点数
がマイナスとなった場合に、予め設定された使用限度点
数の範囲内に限って、残高点数計算更新手段による残高
点数の計算更新の継続を許容する。カード対応自動販売
機に配備された更新残高点数送信処理手段は、集中管理
装置に更新残高点数を送信する。
【0028】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段によりカード対応自動
販売機から送られた計算更新された更新残高点数を受け
とると、受け取った更新残高点数をファイル手段の残高
点数記憶領域に更新記憶する。
【0029】利用者が景品POSに挿入するカードと、
景品POSに配備された残高点数受信処理手段は、集中
管理装置と通信を行う。集中管理装置に配備された残高
点数送信手段は、識別コードに対応する残高点数を読み
出して景品POSに送信する。景品POSの残高点数受
信処理手段は、残高点数を受け取る。利用者により購入
物品が選択されると、景品POSに配備された点数検出
手段が購入物品に対応する換算点数を検出する。景品P
OSに配備された残高計算更新手段は、点数検出手段に
よって検出された換算点数を残高点数から差し引いて更
新残高点数を算出する。また、残高点数監視処理手段
は、残高点数計算更新手段による更新残高点数がマイナ
スとなった場合に、予め設定された使用限度点数の範囲
内に限って、残高点数計算更新手段による残高点数の計
算更新の継続を許容する。景品POSに配備された更新
残高点数送信処理手段は、集中管理装置に更新残高点数
を送信する。
【0030】一方、集中管理装置に配備されたデータ管
理手段は、残高点数更新記憶手段により景品POSから
送られた計算更新された更新残高点数を受けとると、受
け取った更新残高点数をファイル手段の残高点数記憶領
域に更新記憶する。
【0031】精算機に配備された精算処理手段は、集中
管理装置から受け取った履歴データのうちの更新残高点
数に基き精算を行い、精算完了処理監視処理手段は、精
算処理手段による更新残高点数の値がマイナスである場
合に、精算機に設けられた操作入力手段から許可信号が
入力された場合に限って、精算完了処理手段による精算
済みコードの書き込みを許可する。
【0032】さらに、精算機に配備された明細書発行処
理手段は、集中管理装置から受け取った履歴データに基
いて、遊技場内での前記遊技機毎の使用点数、獲得点数
並びに差引点数の累計、前記カード対応自動販売機毎の
購入物品に対応する換算点数及び前記景品POSにおけ
る購入物品に対応する換算点数が記載されてなる金額使
用の収支状況を表わす明細書を発行する。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のカードを利用
した遊技場管理装置の実施例について説明をする。図1
は、第1実施例の前払い方式のカードを利用した遊技場
管理装置1(以下、単に遊技場装置という)を採用した
遊技場10を示す平面図である。遊技場管理装置1は、
遊技場10の入口付近のフロントに設置された集中管理
装置2、遊技場10の入口に設置された入口用改札機
3、遊技場10の出口に設置された出口用改札機4、遊
技場10の内部において、複数設置された遊技機5、複
数設置されたカード対応自動販売機6、景品場に設置さ
れた景品POS7、金額追加機9、遊技場の出口近傍の
遊技場10の内部において設置された精算機8によって
構成されている。この内、遊技機5は、景品遊技媒体の
払い出しを行わない封入式または映像式のものであり、
入口用改札機3並びに出口用改札機4は、例えば、駅の
自動改札に設置されているもののように開閉自在のゲー
ト11、ゲート12をそれぞれ備えている従来公知のも
のである。
【0034】図2は、第1実施例の遊技場管理装置1の
主要な構成を示す機能ブロック図であり、集中管理装置
2、入口用改札機3、出口用改札機4、複数の遊技機5
(図2においては1つのみ図示し、他は図示を省略)、
複数のカード対応自動販売機6(図2においては1つの
み図示し、他は図示を省略)、景品POS7、精算機8
及び金額追加機9の各々は、遊技場10内に施設された
伝送路としてのバス型LAN13により互いに通信接続
されている。
【0035】以下、各構成要素について各構成を説明す
る。図3は、集中管理装置2の要部を示す機能ブロック
図である。集中管理装置2は、入口用改札機3、出口用
改札機4、各遊技機5、各カード対応自動販売機6、景
品POS7、精算機8及び金額追加機9からデータ収集
を行って遊技場の総括管理を行うものである。集中管理
装置2は、処理実行手段としてのCPU(A)、CPU
(A)が行うための制御プログラムデータが格納された
読み出し専用のメモリとしてのROM14、随時読み出
し書き込みが可能なRAM15、収集したデータを専用
に記憶するための随時読み出し書き込みが可能なメモリ
16及びバス型LAN13に接続された通信インタフェ
ース17とにより構成された制御部18と、CRT表示
装置19、テンキー並びに各種操作のためのファンクシ
ョンキーを備えたキーボード20、プリンタ21、並び
に識別カードとしてのIDカードの発行を行うカードリ
ーダ&ライタ22とにより構成されている。なお、RO
M14には、図15乃至図25に示すようなアルゴリズ
ムに沿って形成された制御プログラムが格納されてい
る。
【0036】本実施例においては、識別カードは、図4
に示すような略板状体のIDカード23を使用してお
り、その長辺一側に配備された磁気ストライプ24に
は、識別コードとしてのID番号を記憶するための記憶
領域aと、入場コードを記憶するための記憶領域bと、
精算済コードを記憶するための記憶領域cの各々が設け
られている。
【0037】IDカード発行手段としてのカードリーダ
&ライタ22は、カード発行部(図示せず)とカード排
出口を兼用するカード挿入口(図示せず)とを備え、図
3に示すように、カード挿入口からカード発行部までの
IDカードの搬送に用いられる正転逆転可能なカード搬
送用モータM1と、カード挿入口にあるカードを検出す
るカードセンサ25及び読み書き共用の磁気ヘッド26
を備えると共に、カード搬送用モータM1はモータ駆動
回路27を介してCPU(A)に接続され、カードセン
サ25はセンサ検出回路28を介してCPU(A)に接
続され、磁気ヘッド26はヘッド制御回路29を介して
CPU(A)に接続され、磁気ヘッド26は、IDカー
ド23の磁気ストライプ24とCPU(A)との間でデ
ータの入出力を行うように構成されている。カードリー
ダ&ライタ22は、CPU(A)からの指令に応じて、
カード挿入口に挿入された素体のIDカードをカード発
行部に搬送し、磁気ヘッド26を介して識別コードとし
てのID番号を書き込んでカード挿入口に搬送する。
【0038】また、メモリ16には、ファイル手段とし
ての複数の記憶レコードにより構成された専用ファイル
が設けられている。図5に示すように、専用ファイルの
各記憶レジスタコードは、ID番号記憶領域を含む利用
者データ記憶領域と、利用者の入場、精算済及び退場の
他、遊技中、精算中、景品交換中、カード対応自動販売
機6における購入中、金額追加機9における追加中を記
憶するための各利用者フラグ領域と、現在の累計使用点
数、累計獲得点数、更新残高点数を記憶する各記憶領域
と、遊技機5、カード対応自動販売機6、景品POS7
および金額追加機9に関わる利用履歴データ記憶領域と
に区分設定されている。
【0039】利用者データ記憶領域は、IDカード申し
込みの際にキーボード入力された、利用者の氏名、住
所、電話番号及び暗証番号を記憶する各記憶領域が設定
されている。
【0040】利用履歴データ記憶領域は、IDカード2
3発行時以降、予め支払われた金額に対応して換算され
た残高点数、金額追加機による追加金額に対応した追加
残高点数、遊技機5、カード対応自動販売機6、景品P
OS7及び金額追加機9の各使用毎の現在の使用点数、
獲得点数及び更新残高点数を逐次記憶するための記憶領
域である。
【0041】図6は、遊技機5の要部を示す機能ブロッ
ク図である。遊技機5は、処理実行手段としてのCPU
(B)、CPU(B)が行うための制御プログラムデー
タが格納された読み出し専用のメモリとしてのROM3
0、随時読み出し書き込みが可能なRAM31、遊技機
5の実質的な遊技を制御する遊技制御基板(図示を省
略)との間で通信を行うための通信インタフェース32
及びバス型LAN13に接続された通信インタフェース
33とにより構成された制御部34と、CPU(B)に
接続されたカードリーダ35及び打球発射装置36とを
備えるほか、暗証番号入力を行うための番号入力キー群
37aおよび遊技終了時に操作する終了キー37bの各
々が入力検出回路38a及び入力検出回路38bを介し
てCPU(B)にそれぞれ接続され、表示部39が表示
駆動回路40を介してCPU(B)に介して接続されて
いる。なお、ROM30には、図30乃至図32に示す
ようなアルゴリズムに沿って形成された制御プログラム
が格納されている。
【0042】カードリーダ35は、IDカード23の搬
入及び搬出に用いられる正転逆転可能なカード搬送用モ
ータM2、カードの挿入を検出するためのカードセンサ
41及び読み込み専用の磁気ヘッド42を備えると共
に、カード搬送用モータM2はモータ駆動回路43を介
してCPU(B)に接続され、カードセンサ41はセン
サ検出回路44を介してCPU(B)に接続され、磁気
ヘッド42はヘッド制御回路45を介してCPU(B)
に接続され、磁気ヘッド42は、IDカード23の磁気
ストライプ24から記憶データを読み取ってCPU
(B)に入力を行うように構成されている。
【0043】打球発射装置36は、パチンコ球を弾発す
るための打球発射モータM3と打球ハンドルの操作を検
出するタッチセンサ46とを有し、打球発射モータM3
およびタッチセンサ46の各々は、モータ駆動回路47
およびセンサ検出回路48を介してCPU(B)に接続
されている。打球発射モータM3によって駆動される打
球杆やスプリング機構等については周知であるから説明
を省略する。
【0044】打球センサ49はセンサ検出回路50を介
してCPU(B)に打球検出信号を入力するものであ
り、打球発射装置36で発射されてパチンコ機の遊技盤
内(図示せず)にまで到達したパチンコ球のみを検出す
るものであって、戻り球を検出することはない。
【0045】また、遊技盤上に配設された各入賞口の各
々には入賞球を検出するための入賞検出スイッチ51が
配備されており、各入賞検出スイッチ51(図6におい
ては1つのみ図示)がスイッチ検出回路52を介してC
PU(B)に接続され、入賞検出スイッチ51からの入
賞検出信号が遊技制御基板とCPU(B)の両方に入力
されるようになっている。
【0046】本実施例における遊技機5は、例えば、遊
技盤内でパチンコ球を閉鎖的に循環させて遊技を行う封
入式のパチンコ機を例として用いている。打球発射装置
36の内部には、打球発射モータM3や打球杆およびス
プリング機構等の構成によって規定された弾発動作の叩
打周期や遊技盤から打球発射装置36へのパチンコ球の
回収速度に関連して、パチンコ遊技を間断なく継続でき
るだけの数のパチンコ球が常時確保されており、パチン
コ遊技実施の可否は、全て、CPU(B)が打球発射モ
ータM3の駆動を許可するか否かに関わっている。従っ
て、遊技機5には賞球や貸し球を払出すための機械的な
球貸し手段は配備されておらず、賞球や貸し球の実質的
な払出し処理は、入賞検出スイッチ51や発射球を検出
する打球センサ49からの検出信号に応じ、使用点数並
びに獲得点数及び残高点数と獲得点数との総和から使用
点数を差し引いて得られる更新残高点数の値をCPU
(B)が計算することによって実施される。
【0047】図7は、カード対応自動販売機6の要部を
示す機能ブロック図である。カード対応自動販売機6
は、処理実行手段としてのCPU(C)、CPU(C)
が行うための制御プログラムデータが格納された読み出
し専用のメモリとしてのROM53、随時読み出し書き
込みが可能なRAM54及びバス型LAN13に接続さ
れた通信インタフェース55とにより構成された制御部
56と、CPU(C)に接続されたカードリーダ57と
を備える。
【0048】なお、ROM53には、図33乃至図35
に示すようなアルゴリズムに沿って形成された制御プロ
グラムが格納されている。また、各購入キー60bに対
して割り付けた販売商品のそれぞれの換算点数が集中管
理装置2側においてキーボード20により変更可能に予
め初期設定され、電源投入時に集中管理装置2からこれ
らの換算点数が送られ、RAM53上に設定記憶される
よう構成されている。
【0049】CPU(C)には、表示部58が表示駆動
回路59を介して接続され、暗証番号入力のための番号
入力キー群60aが入力検出回路61aを介して接続さ
れ、また、購入品目にそれぞれに対応する購入キー群6
0a並びに取消キー60bが入力検出回路61bを介し
て接続され、各々のキーからの操作信号が識別可能にC
PU(C)に入力されるように構成されている。さら
に、CPU(C)には、商品排出器155が接続され、
CPU(C)からの指令により、商品が商品取出口に排
出されるよう構成されている。
【0050】カードリーダ57は、IDカードの搬入及
び搬出に用いられる正転逆転可能なカード搬送用モータ
M4、カードの挿入を検出するためのカードセンサ62
及び読み込み専用の磁気ヘッド63を備えると共に、カ
ード搬送用モータM4はモータ駆動回路64を介してC
PU(C)に接続され、カードセンサはセンサ検出回路
65を介してCPU(C)に接続され、磁気ヘッド63
はヘッド制御回路66を介してCPU(C)に接続さ
れ、その構成自体は、遊技機5に配備されたカードリー
ダ35と同等である。
【0051】図8は、景品POS7の要部を示す機能ブ
ロック図である。景品POS7は、処理実行手段として
のCPU(D)、CPU(D)が行うための制御プログ
ラムデータが格納された読み出し専用のメモリとしての
ROM67、随時読み出し書き込みが可能なRAM68
及びバス型LAN13に接続された通信インタフェース
69とにより構成された制御部70と、CPU(D)に
接続されたカードリーダ71、CRT表示装置72及び
キーボード73とを備えている。
【0052】また、景品に付与されているバーコードを
検出するバーコード検出器74がCPU(D)に接続さ
れている。
【0053】なお、ROM67には、図36乃至図38
に示すようなアルゴリズムに沿って形成された制御プロ
グラムが格納されている。また、各景品に対して付与し
たバーコードに対応する換算点数が、集中管理装置2側
においてキーボード20により変更可能に予め初期設定
され、電源投入時に集中管理装置2からこれらの換算点
数が送られ、RAM67上に設定記憶されるよう構成さ
れている。
【0054】カードリーダ71は、IDカード23の搬
入及び搬出に用いられる正転逆転可能なカード搬送用モ
ータM5、カードの挿入を検出するためのカードセンサ
75及び読み込み専用の磁気ヘッド76を備えると共
に、カード搬送用モータM5はモータ駆動回路77を介
してCPU(D)に接続され、カードセンサ75はセン
サ検出回路78を介してCPU(D)に接続され、磁気
ヘッド76はヘッド制御回路79を介してCPU(D)
に接続され、その構成自体は、遊技機5に配備されたカ
ードリーダ35と同等である。
【0055】図9は、精算機8の要部を示す機能ブロッ
ク図である。精算機8は、処理実行手段としてのCPU
(E)、CPU(E)が行うための制御プログラムデー
タが格納された読み出し専用のメモリとしてのROM8
0、随時読み出し書き込みが可能なRAM81及びバス
型LAN13に接続された通信インタフェース82とに
より構成された制御部83と、CPU(E)に接続され
たCRT表示装置84、テンキー並びに各種操作のため
のファンクションキーを備えたキーボード85、明細書
等を印字出力するプリンタ86、カードリーダ&ライタ
87および現金払い戻しのための紙幣払出器88並びに
硬貨払出器89とを備える。なお、ROM80には、図
43乃至図45に示すようなアルゴリズムに沿って形成
された制御プログラムが格納されている。
【0056】カードリーダ&ライタ87は、IDカード
23の搬入及び搬出に用いられる正転逆転可能なカード
搬送用モータM6、カードの挿入を検出するためのカー
ドセンサ90及び読み込み書き込み共用の磁気ヘッド9
1を備えると共に、カード搬送用モータM6はモータ駆
動回路92を介してCPU(E)に接続され、カードセ
ンサ90はセンサ検出回路93を介してCPU(E)に
接続され、磁気ヘッド91はヘッド制御回路94を介し
てCPU(E)に接続され、磁気ヘッド91は、IDカ
ード23の磁気ストライプ24からID番号を読み取っ
てCPU(E)に入力を行う一方、IDカード23の磁
気ストライプ24に精算済コードを書き込むように構成
されている。
【0057】図10は、入口用改札機3の要部を示す機
能ブロック図である。入口用改札機3は、処理実行手段
としてのCPU(F)、CPU(F)が行うための制御
プログラムデータが格納された読み出し専用のメモリと
してのROM95、随時読み出し書き込みが可能なRA
M96及びバス型LAN13に接続された通信インタフ
ェース97とにより構成された制御部98、CPU
(F)に接続されたカードリーダ99、モータ駆動回路
100を介してCPU(F)に接続されたゲート開閉用
モータM7、センサ検出回路101を介してCPU
(F)に接続された入口ゲート11の内側に配設された
通過検出センサ102、音駆動回路108を介してCP
U(G)に接続された警報ブザー109並びにランプ駆
動回路110を介してCPU(G)に接続された報知ラ
ンプ111を備えている。なお、ROM96には、図2
6乃至図29に示すようなアルゴリズムに沿って形成さ
れた制御プログラムが格納されている。
【0058】通過検出センサ102は、例えば、一対の
発光素子と受光素子とで構成される透過型の光学センサ
であって、発光素子と受光素子との間に物体が介在され
た状態でセンサ検出回路101からの検出信号がオン検
出されるよう構成されている。
【0059】カードリーダ99は、IDカード23の搬
入及び搬出に用いられるカード搬送用モータM8、カー
ド挿入口(図示せず)へのカードの挿入を検出するカー
ドセンサ103a並びにカード返却口(図示せず)にあ
るカードを検出するカードセンサ103b及び読み込み
専用の磁気ヘッド104を備えると共に、カード搬送用
モータM8はモータ駆動回路105を介してCPU
(F)に接続され、カードセンサ103a及びカードセ
ンサ103bの各々は、センサ検出回路106a及びセ
ンサ検出回路106bを介してCPU(F)にそれぞれ
接続され、磁気ヘッド104はヘッド制御回路107を
介してCPU(F)に接続され、その構成自体は、遊技
機5に配備されたカードリーダ35と同等である。
【0060】図11は、出口用改札機3の要部を示す機
能ブロック図である。出口用改札機3は、処理実行手段
としてのCPU(G)、CPU(G)が行うための制御
プログラムデータが格納された読み出し専用のメモリと
してのROM112、随時読み出し書き込みが可能なR
AM113及びバス型LAN13に接続された通信イン
タフェース114とにより構成された制御部115と、
CPU(G)に接続されたカードリーダ116、モータ
駆動回路117を介してCPU(G)に接続されたゲー
ト開閉用モータM9、センサ検出回路118を介してC
PU(G)に接続された出口ゲート12の内側に配設さ
れた通過検出センサ119及び音駆動回路120を介し
てCPU(G)に接続された警報ブザー121並びにラ
ンプ駆動回路122を介してCPU(G)に接続された
報知ランプ123を備えている。なお、ROM112に
は、図46乃至図47に示すようなアルゴリズムに沿っ
て形成された制御プログラムが格納されている。
【0061】通過検出センサ119は、例えば、一対の
発光素子と受光素子とで構成される透過型の光学センサ
であって、発光素子と受光素子との間に物体が介在され
た状態でセンサ検出回路118からの検出信号がオン検
出されるよう構成されている。
【0062】カードリーダ116は、IDカードの搬入
及び搬送に用いられるカード搬送用モータM10、カー
ドの挿入を検出するためのカードセンサ124及び読み
込み専用の磁気ヘッド125を備えると共に、カード搬
送用モータM10はモータ駆動回路126を介してCP
U(G)に接続され、カードセンサ124はセンサ検出
回路127を介してCPU(G)に接続され、磁気ヘッ
ド125はヘッド制御回路128を介してCPU(G)
に接続され、その構成自体は、遊技機5に配備されたカ
ードリーダ35と同等である。
【0063】図12は金額追加機9の要部を示す機能ブ
ロック図であり、該金額追加機9は、概略において、カ
ードリーダ129、紙幣処理ユニット130、硬貨処理
ユニット131および各種のメッセージや追加金額並び
に投入金額の表示を行う表示装置132やキー群13
3,134,135等によって構成される。
【0064】紙幣処理ユニット130は金額追加機前面
の紙幣挿入口(図示せず)と連絡して金額追加機の内部
に配設され、紙幣の回収および返却に用いられる紙幣搬
送用モータM11と紙幣挿入口への紙幣挿入を検出する
紙幣センサ136とを備える。紙幣搬送用モータM11
は金額追加機9の制御基板に配備されたCPU(H)に
よりモータ駆動回路137を介して駆動制御され、ま
た、紙幣センサ136からの検出信号はセンサ検出回路
138を介してCPU(H)に入力されるようになって
いる。
【0065】硬貨処理ユニット131は金額追加機前面
の硬貨投入口(図示せず)と硬貨排出口(図示せず)に
連絡して金額追加機の内部に配設され、釣銭の排出に用
いられる硬貨排出用モータM12と硬貨投入口への硬貨
投入を検出する硬貨センサ139とを備える。硬貨排出
モータM12および硬貨センサ139の各々はモータ駆
動回路140およびセンサ検出回路141を介してCP
U(H)に接続されている。
【0066】金銭投入口を構成する紙幣挿入口および硬
貨投入口の各々に連絡する紙幣処理ユニット130およ
び硬貨処理ユニット131の各々には、投入貨幣の真偽
や種別を判定するための識別手段が配備されているが、
この種の技術については自動販売機等の分野において周
知であるから説明を省略する。
【0067】カードリーダ129は金額追加機前面のカ
ード挿入口(図示せず)と連絡して金額追加機9の内部
に配設され、IDカード23の搬入および搬出に用いら
れるカード搬送用モータM13とカード挿入口へのカー
ド挿入を検出するカードセンサ142および読み込み用
の磁気ヘッド143を備える。カード搬送用モータM1
3およびカードセンサ142の各々はモータ駆動回路1
44およびセンサ検出回路145を介してCPU(H)
に接続され、また、ヘッド制御回路146を介してCP
U(H)に接続された磁気ヘッド143は、IDカード
23の磁気ストライプ24から記憶データを読み取って
CPU(H)に入力するように構成されている。
【0068】金額追加機9の前面には、LCD等の表示
手段からなる表示装置132が配設され、該表示装置1
32はCPU(H)と連絡されている。また、金額追加
機9の前面に配設された番号入力キー群133、金額選
択キー群134、取消キー135の各々は入力検出回路
147及び入力検出回路148を介してCPU(H)に
接続され、夫々のキーからの操作信号が識別可能にCP
U(H)に入力されるようになっている。
【0069】金額追加機9の制御部149は、各種のプ
ログラムを格納したROM150及びデータの一時記憶
に用いられるRAM151と、バス型LAN13を介し
て集中管理装置2と通信接続するための通信インタフェ
ース152とにより構成され、ROM150には、図3
9乃至図42に示されるようなアルゴリズムに沿って形
成されたCPU(H)のための制御プログラムが格納さ
れている。
【0070】以下、第1実施例における前払い方式の遊
技場管理装置1の処理動作について説明する。まず、遊
技場10に来場した利用者は、フロントにてIDカード
の発行の受付を行う。利用者は、申込用紙に氏名、住
所、電話番号、暗証番号および前払い金としての使用金
額を記入し、フロントのオペレータに手渡すと共に使用
金額、例えば、10000円を支払う。
【0071】オペレータは、集中管理装置2のキーボー
ド20より、申込用紙を参照しながら氏名、住所、電話
番号、暗証番号および前払い金としての使用金額を集中
管理装置2に入力し、IDカードの発行を行う。
【0072】図15は、集中管理装置2の制御部18に
配備されたCPU(A)が所定周期毎に実行するメイン
ルーチン処理の概略を示すフローチャートである。電源
投入直後、CPU(A)は、ステップS1の初期化処理
を行い、ステップS2乃至ステップS10の各処理に必
要なレジスタ並びにフラグや記憶エリアの初期化を行
い、ステップS2に移行する。以下、CPU(A)は、
ステップS2乃至ステップS10の各処理を順次繰り返
し行う。
【0073】図16は、ステップS2のIDカード発行
処理の概略を示すフローチャートである。IDカードの
発行を行う場合には、オペレータによりキーボード20
上にIDカード発行として割り付けられた操作キーが操
作される。CPU(A)は、IDカード発行処理を開始
すると、まず、操作キー入力があるか否かの判別を行う
(ステップA1)。操作キー入力がなければ、CPU
(A)は、ステップA1を偽と判別してメインルーチン
にリターンするので、実質的にIDカード発行処理を行
うことない。
【0074】オペレータにより操作キーが操作される
と、CPU(A)はステップA1を真と判別し、ステッ
プA2に移行してカード挿入口に配備されたカードセン
サ25がオンであるか否かを判別するが(ステップA
2)、カード挿入口にカードが挿入されていないから、
CPU(A)は、カードの挿入を待つ待機状態となる。
【0075】オペレータにより素体のIDカードがカー
ド挿入口に挿入されると、カードセンサ25がオンとな
り、CPU(A)は、ステップA2を真と判別し、カー
ド搬送用モータM1を正転させて素体のIDカードをカ
ード発行部に取り込み(ステップA3)、次いで、氏
名、住所、電話番号、暗証番号および前払い金としての
使用金額に関する入力処理を行うと共に(ステップA
4)、入力終了か否かの判別処理を行う(ステップA
5)。
【0076】オペレータによって、キーボード20から
氏名、住所、電話番号、暗証番号および前払い金として
の使用金額がすべて入力されると、CPU(A)はステ
ップA5を真と判別し、ID番号設定レジスタR1に格
納されている現在のID番号を1つアップする(ステッ
プA6)。なお、ステップS1の初期化処理により初期
化処理直後のID番号設定レジスタR1に格納されてい
るID番号は0とされているため、ステップA6の処理
により、ID番号が1となる。
【0077】次いで、CPU(A)は、ID番号設定レ
ジスタR1に格納されているID番号に対して、メモリ
16の専用ファイルの記憶レコードを割り付ける(ステ
ップA7)。CPU(A)は、ステップA7の処理後、
入力された使用金額に所定の換算率を掛けて点数に換算
する(ステップA8)。例えば、4円で1点である場合
には、10000円では2500点となる。
【0078】次に、CPU(A)は、図5に示すような
ステップA7の処理で割り付けた記憶レコードの利用者
データ記憶領域に、入力された利用者データ、即ち、氏
名、住所、電話番号、暗証番号及びID番号設定レジス
タR1に格納されているID番号を転送して記憶登録し
(ステップA9)、該記憶レコードの更新残高点数記憶
領域と利用者履歴データ記憶領域の残高点数記憶領域に
ステップA8で換算した点数をそれぞれ転送して記憶登
録する(ステップA10)。
【0079】次いで、CPU(A)は、ステップA11
に移行し、素体のIDカードの磁気ストライプにID番
号設定レジスタR1に格納されているID番号を書き込
み(ステップA11)、ID番号設定レジスタR1に格
納されているID番号を入口用改札機3、遊技場10内
の全遊技機5、全カード対応自動販売機6、景品POS
7、精算機8及び金額追加機9に対して送信する(ステ
ップA12)。
【0080】CPU(A)は、ステップA12の処理
後、カード搬送用モータM1を逆転させてIDカードを
カード挿入口に搬送すると共に(ステップA13)、カ
ードセンサ25がオンとなっているか否かを判別する
(ステップA14)。カード挿入口にカードが搬送され
ていない場合、CPU(A)はステップA14を偽と判
別するため、ステップA13及びステップA14の処理
を繰り返す。カード挿入口にカードが搬送されると、カ
ードセンサ25がオンとなり、CPU(A)はステップ
A14を真と判別し、カード搬送用モータM1を停止さ
せる(ステップA15)。
【0081】次に、CPU(A)は、カードセンサ25
がオフとなっているか否かを判別する(ステップA1
6)。カード挿入口からIDカード23が抜き取られる
と、CPU(A)はステップA16を真と判別後、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0082】利用者は、フロントのオペレータからID
番号が記憶されているIDカードを受け取り、該IDカ
ードを入口用改札機3に挿入し、遊技場10内に入場す
ることとなる。
【0083】図26は、入口用改札機2の制御部98に
配備されたCPU(F)が実行する処理の概略を示すフ
ローチャートである。CPU(F)は、電源投入直後、
初期化処理を行ってステップa2以降の処理に必要な各
レジスタやフラグの初期化を行い、ステップa2に移行
し、図28に示すSUB(A)のサブルーチン処理を行
う。
【0084】SUB(A)の処理は、集中管理装置2の
CPU(A)から送信されるID番号を受信する処理で
あり、入口用改札機3のCPU(F)、遊技場10内の
各遊技機5のCPU(B)、各カード対応自動販売機6
のCPU(C)、景品POS7のCPU(D)、精算機
8のCPU(E)及び金額追加機9のCPU(H)のい
ずれもが行う処理である。
【0085】まず、ステップs1において、ID番号送
信コマンドがあるか否かが判別される。ID番号送信コ
マンドがない場合には、SUB(A)のサブルーチン処
理を終えてリターンすることはフローチャートに記載さ
れている通りである。ID番号送信コマンドがある場合
には、ステップs2に移行し、送信されたID番号を受
け取り、各制御部の所定の記憶領域に逐次記憶する。S
UB(A)のサブルーチン処理により、IDカード発行
毎に付与したID番号が各制御部に逐次記憶されて蓄積
されていく。
【0086】SUB(A)のサブルーチン処理を終える
と、CPU(F)は、ステップa3に移行し、カード挿
入口にIDカードが挿入されているか否かを判別する
(ステップa3)。カード挿入口にカードが挿入されて
いない場合には、CPU(F)は、カード挿入口に配備
されているカードセンサ103aはオフであるため、ス
テップa2を偽と判別する結果、ステップa2及びステ
ップa3の処理を繰り返し、カード挿入口へのIDカー
ドの挿入を待つ待機状態となる。
【0087】利用者によってカード挿入口にIDカード
が挿入されると、カードセンサ103aがオンとなり、
CPU(F)はステップa3を真と判別し、カード搬送
用モータM8を駆動してIDカードを搬送し(ステップ
a4)、磁気ヘッド104を介してIDカードの磁気ス
トライプ24の記憶領域aからのID番号の読み込みを
行う(ステップa5)。
【0088】次いで、CPU(F)は、読み込んだID
番号をID番号記憶レジスタXに格納し(ステップa
6)、ID番号記憶レジスタXに格納した読込ID番号
がSUB(A)の処理で蓄積記憶したID番号のいずれ
かに一致するか否かを判別する(ステップa7)。もし
仮に、利用者がフロントで発行されたIDカード以外の
カードをカード挿入口に挿入した場合には、読込ID番
号は蓄積記憶されているID番号のいずれとも一致せ
ず、ステップa7の判別処理が偽となる。この場合に
は、CPU(F)は、ステップa17以降の処理に移行
する。
【0089】利用者がフロントで発行されたIDカード
をカード挿入口に挿入した場合には、読込ID番号は蓄
積記憶されているID番号のいずれかに一致し、ステッ
プa7の判別処理が真となる。この場合には、即ち、I
Dカードが正規のものである場合には、CPU(F)
は、磁気ヘッド104を介してIDカード23の磁気ス
トライプ24の記憶領域bに入場コードを書き込む(ス
テップa7)。
【0090】次いで、CPU(F)は、ゲート開閉用モ
ータM7を正転させて入口ゲート11を開成させ(ステ
ップa8)、利用者が入口ゲート11を通過したか否か
を判別する(ステップa9〜ステップa10)。
【0091】通過検出センサ102は、利用者が入口ゲ
ート11を通過する前では、オフ状態にある。従って、
利用者が入口ゲート11に入って、通過検出センサ10
2の検出位置を横切った時点で、通過検出センサ102
はオン状態に転ずる。ステップa9の通過検出センサが
オンであるか否かの判別処理は、利用者が通過検出セン
サ102の検出位置に到達したか否かを判別する処理で
あり、CPU(F)は、利用者が通過検出センサ102
の検出位置に到達するまで待機し、利用者が通過検出セ
ンサ102の検出位置に到達すると、ステップa9を真
と判別し、ステップa10に移行する。
【0092】また、利用者が通過検出センサ102の検
出位置にいる間は、通過検出センサ102はオン状態で
あって、利用者が通過検出センサ102の検出位置から
移動すると、オフ状態に転ずる。ステップa10の通過
検出センサがオフであるか否かの判別処理は、利用者が
通過検出センサ102の検出位置を過ぎたか否かを判別
する処理であり、CPU(F)は、利用者が通過検出セ
ンサ102の検出位置にいる間待機し、利用者が通過検
出センサ102の検出位置を過ぎると、ステップa10
を真と判別し、ステップa11に移行する。
【0093】CPU(F)は、ステップa11に移行す
ると、カード搬送用モータM8を駆動してIDカードを
カード返却口に向けて搬送し(ステップa11)、カー
ド返却口に配備されたカードセンサ103bがオンであ
るか否かを判別する(ステップa12)。CPU(F)
は、カードセンサ103bがオンとなるまでステップa
11及びステップa12の処理を繰り返し、IDカード
がカード返却口に到達することによりカードセンサ10
3bがオンとなると、カード搬送用モータM8を停止し
(ステップa13)、ゲート開閉用モータM7を逆転さ
せて入口ゲート11を閉鎖させる(ステップa14)。
【0094】次に、CPU(F)は、カードセンサ10
3bがオフとなっているか否かを判別する(ステップa
15)。利用者が入口用改札機3のカード挿入口からI
Dカード23を抜き取ると、CPU(F)はステップa
15を真と判別し、集中管理装置2に入場コマンドと共
にID番号記憶レジスタXに格納した読込ID番号を送
信し(ステップa16)、再び、ステップa2の処理に
戻る。この時点で、利用者は、遊技場10内に入場した
こととなる。
【0095】また、利用者が正規のIDカードを入場用
改札機2に挿入せず、この結果ステップa7の判別処理
が偽となった場合には、CPU(F)は、ステップa1
7に移行し、ゲート開閉用モータM7を逆転させて入口
ゲート11を閉鎖させ(ステップa17)、音駆動回路
108に駆動信号出力して警報ブザー109を鳴らし
(ステップa18)、ランプ駆動回路110に駆動信号
出力して報知ランプ111を点灯し(ステップa1
9)、集中管理装置2にエラーコードを送信し(ステッ
プa20)、ステップa21に移行する。
【0096】CPU(F)は、ステップa21に移行す
ると、カード搬送用モータM8を駆動してIDカードを
カード返却口に向けて搬送し(ステップa21)、カー
ド返却口に配備されたカードセンサ103bがオンであ
るか否かを判別する(ステップa22)。CPU(F)
は、カードセンサ103bがオンとなるまでステップa
21及びステップa22の処理を繰り返し、正規のID
カードでないカードがカード返却口に到達することによ
りカードセンサ103bがオンとなると、カード搬送用
モータM8を停止し(ステップa23)、次に、CPU
(F)は、カードセンサ103bがオフとなっているか
否かを判別し(ステップa24)、遊技場10側の者に
より入口用改札機3のカード挿入口からIDカード23
を抜き取られると、CPU(F)はステップa24を真
と判別し、再び、ステップa2の処理に戻る。
【0097】ところで、入場用改札機2から送信された
入場コマンドは、図15のCPU(A)が行うメインル
ーチン処理におけるステップS5の入口改札処理により
受信される。
【0098】図20は、ステップS5の入口改札処理の
概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、入
口改札処理を開始すると、入場コマンドがあるか否かを
判別する(ステップD1)。入場コマンドがなければ、
CPU(A)は実質的に入口改札処理を行うことなくメ
インルーチンにリターンすることはフローチャートに記
載されている通りである。入場コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップD1を真と判別後、入場コマンド
と共に送られたID番号を受け取り、専用ファイルを検
索して該ID番号に対応する記憶レコードを読み出し
(ステップD2)、記憶レコードの利用者フラグ領域の
入場フラグをセットして記憶登録し(ステップD3)、
メインルーチンへリターンする。これにより、ID番号
に対応した利用者の入場が集中管理装置2の専用ファイ
ルに記憶される。
【0099】また、入場用改札機2からエラーコードが
送信された場合、該エラーコードは、図15のCPU
(A)が行うメインルーチン処理におけるステップS1
0のエラー処理により受信される。
【0100】図25は、ステップS10のエラー処理の
概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、エ
ラー処理を開始すると、エラーコードがあるか否かを判
別する(ステップJ1)。エラーコードがなければ、C
PU(A)は実質的にエラー処理を行うことなくメイン
ルーチンにリターンすることはフローチャートに記載さ
れている通りである。なお、エラーコードは、遊技機
5、カード対応自動販売機6、景品POS7、精算機
8、金額追加機9、入口用改札機3並びに出口用改札機
4のそれぞれにおいて、エラーが発生すると各機器個別
のエラーコードが送信される。
【0101】エラーコードがあると、CPU(A)は、
ステップJ1を真と判別後、ステップJ2に移行し、エ
ラーコードの種別に対応するエラーを順次所定の記憶エ
リアに記憶し(ステップJ2)、メインルーチンにリタ
ーンする。
【0102】さて、遊技場10内に入場した利用者は、
IDカード23を遊技機5、カード対応自動販売機6、
景品POS7、金額追加機9及び精算機8にそれぞれ挿
入し、暗証番号を入力することにより利用することが可
能である。以下、順次、各機器における処理について説
明する。
【0103】図30乃至図32は、遊技機5の制御部3
4に配備されたCPU(B)が実行する処理の概略を示
すフローチャートである。CPU(B)は、電源投入直
後、初期化処理を行ってステップb2以降の処理に必要
な各レジスタやフラグの初期化を行いステップb2に移
行し、図28に示すSUB(A)のサブルーチン処理を
行う。
【0104】SUB(A)の処理については、既に説明
したので説明を省略するが、RAM31の所定の記憶領
域に集中管理装置2においてIDカード発行毎に付与し
たID番号が逐次記憶されて蓄積される。
【0105】SUB(A)のサブルーチン処理を終える
と、CPU(B)は、カード挿入口に配備されたカード
センサ41がオンであるか否かを判別するが(ステップ
b2)、カード挿入口に未だIDカードが挿入されてい
ないから、CPU(B)は、ステップb3を偽と判別
し、ステップb2及びステップb3の処理を繰り返し、
カードの挿入を待つ待機状態となる。
【0106】そして、利用者によりIDカードがカード
挿入口に挿入されると、カードセンサ41がオンとな
り、CPU(B)は、ステップb3を真と判別し、カー
ド搬送用モータM2を正転させてIDカードを遊技機5
の内部に取り込み(ステップb4)、磁気ヘッド42を
介してIDカードの磁気ストライプ24の記憶領域aか
らID番号を読み込むと共に記憶領域cを読込み(ステ
ップb5)、読み込んだID番号をID番号記憶レジス
タY1に記憶し(ステップb6)、ステップb7に移行
する。
【0107】ステップb7においては、該IDカードが
精算済であるか否かが判別される。IDカードが精算済
でない場合には、記憶領域cには精算済コードが記憶さ
れていない。なお、精算済コードは、精算機8において
精算を行った場合に、記憶領域cに記憶される。ステッ
プb7の判別処理は、精算済のIDカードを精算機8か
ら受け取った後、再び、精算済のIDカードによる遊技
機4の利用を防止するための処理である。精算済でない
正規のIDカードを挿入した場合には、ステップb7の
判別処理は偽と判別されるため、CPU(B)はステッ
プb8に移行する。しかしながら、精算済のIDカード
を挿入した場合には、該IDカードの記憶領域cに書き
込まれた精算済コードが検出されることにより、ステッ
プb7の判別処理が真と判別され、CPU(B)は、後
述するステップb33に移行する。
【0108】ステップb8に移行すると、CPU(B)
は、ID番号記憶レジスタY1に格納した読込ID番号
がSUB(A)の処理で蓄積記憶したID番号のいずれ
かに一致するか否かを判別する(ステップb8)。な
お、読込ID番号の蓄積記憶したID番号のいずれかに
一致するか否かに関する説明は、既述のとおりであるの
で説明を省略するが、ステップb8の判別結果が真であ
れば、IDカードは正規のものである一方、ステップb
8の判別結果が偽であれば、IDカードは正規以外のも
のである。
【0109】IDカードが正規のものであれば、CPU
(B)は、ステップb9に移行し、集中管理装置2に専
用ファイル要求コマンドと共にID番号記憶レジスタY
1に格納した読込ID番号を送信し(ステップb9)、
ステップb10に移行して集中管理装置2からのデータ
待ちとなる。
【0110】遊技機5から送信された専用ファイル要求
コマンドは、図15のCPU(A)が行うメインルーチ
ン処理におけるステップS9の遊技機処理により受信さ
れる。
【0111】図24は、ステップS9の遊技機処理の概
略を示すフローチャートである。CPU(A)は、遊技
機処理を開始すると、専用ファイル要求コマンドがある
か否かを判別する(ステップH1)。専用ファイル要求
コマンドがなければ、CPU(A)は、ステップH5の
遊技終了コマンドがあるか否かの判別処理に移行する
が、遊技終了コマンドもなければ偽と判別するため、こ
の場合には、実質的に遊技機処理を行うことなくメイン
ルーチンにリターンすることはフローチャートに記載さ
れているとおりである。
【0112】専用ファイル要求コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップH1を真と判別後、専用ファイル
要求コマンドと共に送られたID番号を受け取り、専用
ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコード
を読み出し(ステップH2)、次いで、記憶レコードの
利用者データ記憶領域から暗証番号を読み出すと共に、
更新残高点数記憶領域の現在の更新残高点数を読み出
し、遊技機に暗証番号及び更新残高点数を送信し(ステ
ップH3)、利用者フラグ領域の遊技中フラグをセット
して記憶登録し(ステップH4)、ステップH5を偽と
判別し、メインルーチンへリターンする。
【0113】集中管理装置2から送信された暗証番号及
び更新残高点数は、遊技機5に受信され、ステップb1
0において、暗証番号記憶レジスタANOと更新残高点
数記憶レジスタ$のそれぞれに記憶される(ステップb
10)。
【0114】CPU(B)は、ステップb10の処理
後、ステップb11に移行し、表示部39に暗証番号入
力メッセージを表示させ(ステップb11)、暗証番号
に関する入力処理を行う(ステップb12)。利用者、
即ち、遊技を行おうとする遊技者は、番号入力キー群3
7aを操作することにより暗証番号を入力する。暗証番
号が入力されると、CPU(B)は、入力暗証番号が暗
証番号記憶レジスタANOに格納された登録暗証番号に
一致するか否かを判別する(ステップb13)。入力暗
証番号が登録暗証番号に一致する場合には、CPU
(B)は、ステップb14に移行することとなる。ま
た、入力暗証番号が登録暗証番号に一致しない場合に
は、CPU(B)は、ステップb33に移行する。
【0115】入力暗証番号が登録暗証番号に一致する場
合について説明する。この場合にはは、利用者に遊技を
可能とする。CPU(B)は、遊技開始のための初期条
件設定のための処理を行い、使用点数記憶レジスタX
1、獲得点数記憶レジスタX2、差引点数記憶レジスタ
X3の各々を0クリアし(ステップb14)、打球発射
モータM3の動作禁止を解除し(ステップb15)、ス
テップb16に移行する。
【0116】ステップb16においては、終了キー37
bが操作されたか否かが判別される。終了キー37a
は、遊技を終了する場合に操作されるキーであるから、
終了キー37bの操作がないものとする。CPU(B)
は、ステップb16を偽と判別し、ステップb17に移
行する。
【0117】ステップb17においては、更新残高点数
記憶レジスタ$に記憶されている更新残高点数が0とな
っているか否かが判別される。遊技者が遊技場10に入
場した直後にあっては、IDカード発行時に前払いした
金額に応じた点数が、更新残高点数として記憶されてい
るため、更新残高点数は0ではないので、CPU(B)
はステップb17を偽と判別し、ステップb18に移行
する。
【0118】遊技者が打球ハンドルを適宜回動操作する
と、タッチセンサ46からの検出信号により打球発射モ
ータM3が駆動されてパチンコ球が1球ずつ遊技盤に弾
発されることとなる。遊技盤に到達するパチンコ球は、
打球センサ49により検出される。また、遊技盤面の適
所に配設された入賞装置もしくは入賞口にパチンコ球が
入賞すると、これらの入賞は各入賞検出スイッチ51に
より検出される。
【0119】ステップb18においては、打球センサ4
9がオンであるか否かが判別される。CPU(B)は、
打球センサ49のオン信号が検出される毎に使用点数記
憶レジスタX1に記憶されている使用点数の値を1つず
つアップし(ステップb19)、ステップb20に移行
する。
【0120】ステップb20においては、入賞検出スイ
ッチ51がオンであるか否かが判別される。CPU
(B)は、入賞検出スイッチ51のオン信号が検出され
る毎に、獲得点数記憶レジスタX2に記憶されている獲
得点数の値に入賞に応じて予め定められた入賞点数Kを
加算記憶し(ステップb21)、ステップb22に移行
する。
【0121】ステップb22においては、獲得点数記憶
レジスタX2に記憶されている獲得点数の値から使用点
数記憶レジスタX1に記憶されている使用点数の値を減
算し、差引点数を算出すると共に差引点数記憶レジスタ
X3に格納し、ステップb23に移行する。差引点数記
憶レジスタX3に記憶される差引点数の値は、プラスの
場合には、遊技者が遊技に勝っていることとなり、マイ
ナスの場合には、遊技者が遊技に負けていることとな
る。
【0122】なお、ステップb18の判別処理におい
て、打球センサ49がオンでない場合には、CPU
(B)がステップb19の処理を経ることなくステップ
b20に移行することはフローチャートに記載されてい
るとおりであり、ステップb20の判別処理において、
入賞検出スイッチ51がオンでない場合には、CPU
(B)がステップb21の処理を経ることなくステップ
b22に移行することはフローチャートに記載されてい
るとおりである。
【0123】ステップb23においては、更新残高点数
記憶レジスタ$に記憶されている更新残高点数に差引点
数記憶レジスタX3に記憶される差引点数が加算記憶さ
れる。これにより、差引点数がプラスであれば更新残高
点数が増加し、差引点数がマイナスであれば更新残高点
数が減少する。
【0124】CPU(B)は、ステップb23の処理
後、ステップb24に移行し、今回の処理で求めた使用
点数記憶レジスタX1、獲得点数記憶レジスタX2、差
引点数記憶レジスタX3及び更新残高点数記憶レジスタ
$の各値、即ち、現在の使用点数、獲得点数、差引点数
及び更新残高点数を表示部39に表示出力し(ステップ
b24)(図13参照)、再び、ステップb16に戻
り、以下、終了キー37bの操作入力が検出されるかま
たは更新残高点数記憶レジスタ$の値が0となるまでの
間、ステップb16乃至ステップb24の各処理を繰り
返す。
【0125】遊技者が遊技を終了しようとする場合に
は、終了キー37bを操作する。終了キー37bが操作
されると、CPU(B)は、ステップb16を真と判別
してステップb26に移行し、まず、打球発射モータM
3の動作を禁止し(ステップb26)、次いで、集中管
理装置2に遊技終了コマンドとID番号記憶レジスタY
1に記憶されているID番号、該遊技機の台番号、現在
の使用点数、獲得点数、差引点数及び更新残高点数を送
信し(ステップb27)、ステップb28に移行して集
中管理装置2からの終了コマンド待ちとなる。
【0126】遊技機5から送信された遊技終了コマンド
並びにID番号、該遊技機の台番号、現在の使用点数、
獲得点数、更新残高点数の各値は、集中管理装置2に受
信され、集中管理装置2のCPU(A)は、遊技機処理
のステップH5を真と判別し、受け取ったID番号に従
って専用ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶
レコードを読み出し(ステップH6)、次に、受け取っ
た記憶レコードの利用者履歴データ記憶領域に台番号、
現在の使用点数、獲得点数、更新残高点数を記憶し(ス
テップH7)、次いで、使用点数及び獲得点数の各値を
累計使用点数記憶領域及び累計獲得点数記憶領域の各値
にそれぞれ加算記憶し(ステップH8)、更新残高点数
を更新残高点数記憶領域に記憶し(ステップH9)、利
用者フラグ領域の遊技中フラグをクリアし(ステップH
10)、遊技機5に終了コマンドを送信し(ステップH
11)、メインルーチンへリターンする。
【0127】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者が遊技機5で行った遊技結果が記憶されると共に、遊
技者が遊技機5において獲得または消費した分の点数が
更新残高点数に加算または減算されて更新残高点数記憶
領域に更新記憶されることなる。
【0128】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、遊技機5に受信され、CPU(B)は、ステップ
b28を真と判別し、ステップb29に移行する。
【0129】ステップb29乃至ステップb32の処理
は、IDカード返却に関する処理であり、CPU(B)
は、カード搬送用モータM2を逆転させてIDカードを
カード挿入口に搬送すると共に(ステップb29)、カ
ードセンサ41がオンとなっているか否かを判別する
(ステップb30)。カード挿入口にカードが搬送され
ていない場合、CPU(B)はステップb30を偽と判
別するため、ステップb29及びステップb30の処理
を繰り返す。カード挿入口にカードが搬送されると、カ
ードセンサ41がオンとなり、CPU(B)はステップ
b30を真と判別し、カード搬送用モータM1を停止さ
せる(ステップb31)。
【0130】次に、CPU(B)は、カードセンサ41
がオフとなっているか否かを判別する(ステップb3
2)。カード挿入口からIDカード23が抜き取られる
と、CPU(B)はステップb32を真と判別後、再び
ステップb2にリターンする。
【0131】また、遊技者が遊技に負けている場合に
は、差引点数がマイナスの値となり、更新残高点数から
差引点数がマイナスされる結果(ステップb22〜ステ
ップb23参照)、遊技者が遊技に負け続ければ、更新
残高点数の値が消費されてやがて0となる。この場合に
は、ステップb17の判別結果が真となり、CPU
(B)は、ステップb25に移行し、表示部39に残高
が0となって遊技続行ができない旨のメッセージを表示
し(ステップb25)、ステップb25の処理後、ステ
ップb26に移行し、終了キー37bが操作された場合
と同様の処理を行ってステップb2にリターンする。
【0132】また、ステップb7の判別処理で、IDカ
ードが精算済であると判別された場合、ステップb8の
判別処理で、IDカードが正規のものではないと判別さ
れた場合、ステップb13の判別処理で、入力した暗証
番号が正しくないと判別された場合のいずれの場合も、
CPU(B)はステップb33に移行し、表示部39に
エラーメッセージを表示して遊技者に知らせ(ステップ
b33)、集中管理装置2にエラーコードを送信し(ス
テップb34)、ステップb29以下のカード返却に関
する処理へ移行し、カードを返却する。
【0133】図33乃至図35は、カード対応自動販売
機6の制御部56に配備されたCPU(C)が実行する
処理の概略を示すフローチャートである。CPU(C)
は、電源投入直後、初期化処理を行ってステップc2以
降の処理に必要な各レジスタやフラグの初期化を行いス
テップc2に移行し、図28に示すSUB(A)のサブ
ルーチン処理を行う。
【0134】SUB(A)の処理については、既に説明
したので説明を省略するが、RAM54の所定の記憶領
域に集中管理装置2においてIDカード発行毎に付与し
たID番号が逐次記憶されて蓄積される。
【0135】CPU(C)は、ステップc2の処理後、
ステップc3に移行する。ステップc3乃至ステップc
13の処理は、遊技機5の制御部34に配備された制御
プログラムにおける図30のステップb3乃至ステップ
b13と同様のアルゴリズムであるので、概略で説明す
ることにする。
【0136】CPU(C)は、利用者がIDカードをカ
ード挿入口に挿入するまでの間待機し、利用者がIDカ
ードをカード挿入口に挿入することによりカードセンサ
62がオンとなると、カード搬送用モータM4を正転さ
せてIDカードを取り込み、磁気ヘッド63を介してI
Dカード23の磁気ストライプ24の記憶領域a及び記
憶領域cを読み、読込んだID番号をID番号記憶レジ
スタY2に記憶し、次いで、該IDカードが精算済のも
のか否かを記憶領域cの読み取り結果から判別する(ス
テップc3〜ステップc7)。
【0137】該IDカードが、精算済のものでない正規
のものである場合には、CPU(C)は、ID番号記憶
レジスタY2に記憶されている読取ID番号が既に発行
済のID番号のいずれかに該当するものであるかを判別
し、該当すれば正規IDカードと判別してステップc9
に移行する(ステップc8)。
【0138】CPU(C)は、集中管理装置2にID番
号記憶レジスタY2に記憶されている読取ID番号と専
用データ要求コマンドを送信し(ステップc9)、集中
管理装置2から送られるデータの受信待ちとなる。
【0139】カード対応自動販売機6から送信された専
用ファイル要求コマンドは、図15のCPU(A)が行
うメインルーチン処理におけるステップS8の自動販売
機処理により受信される。
【0140】図23は、ステップS8の自動販売機処理
の概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、
自動販売機処理を開始すると、専用ファイル要求コマン
ドがあるか否かを判別する(ステップG1)。専用ファ
イル要求コマンドがなければ、CPU(A)は、ステッ
プG5の購入完了コマンドがあるか否かの判別処理に移
行するが、購入完了コマンドもなければ偽と判別するた
め、この場合には、実質的に自動販売機処理を行うこと
なくメインルーチンにリターンすることはフローチャー
トに記載されているとおりである。
【0141】専用ファイル要求コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップG1を真と判別後、専用ファイル
要求コマンドと共に送られたID番号を受け取り、専用
ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコード
を読み出し(ステップG2)、次いで、記憶レコードの
利用者データ記憶領域から暗証番号を読み出すと共に、
更新残高点数記憶領域の現在の更新残高点数を読み出
し、カード対応自動販売機6に暗証番号及び更新残高点
数を送信し(ステップG3)、利用者フラグ領域の購入
中フラグをセットして記憶登録し(ステップG4)、ス
テップG5を偽と判別し、メインルーチンへリターンす
る。
【0142】集中管理装置2から送信された暗証番号及
び更新残高点数は、ステップc10で受信され、CPU
(C)は、受け取った暗証番号を暗証番号記憶レジスタ
AN1に記憶すると共に、更新残高点数を更新残高記憶
レジスタ$1に記憶し、暗証番号入力メッセージを表示
部58に表示後、暗証番号に関する入力処理を行い、利
用者により番号入力キー群60aから暗証番号が入力さ
れると、入力された暗証番号が暗証番号記憶レジスタA
N1に記憶した登録暗証番号に一致するか否かを判別す
る(ステップc10〜ステップc13)。
【0143】入力暗証番号が登録暗証番号に一致する場
合には、利用者にカード対応自動販売機6による商品の
購入を可能とする。CPU(C)は、ステップc14に
移行し、表示部58に購入キー操作メッセージを表示し
(ステップc14)、購入キー群60bに関する入力処
理を行うと共に、取消キー60c及び購入キー群60b
に関する入力判別処理を行う(ステップc15〜ステッ
プc17)。
【0144】購入キー60bが操作された場合には、C
PU(C)は、ステップc16を偽と判別後、ステップ
c17を真と判別してステップc18に移行する。な
お、取消キー60cが操作された場合には、CPU
(C)はステップc16を真と判別し、ステップc25
以下のカード返却に関する処理に移行する。
【0145】ステップc18に移行した場合には、CP
U(C)は、購入キー群60bの種別に応じた換算点数
を予め設定されているRAM54の設定領域を検索して
読み出し、該換算点数を換算点数記憶レジスタ¥1に記
憶し(ステップc18)、ステップc19に移行する。
【0146】ステップc19においては、更新残高記憶
レジスタ$1に記憶されている更新残高点数が換算点数
記憶レジスタ¥1に記憶された換算点数以上であるか否
かが判別される。即ち、更新残高点数が購入しようとす
る商品の換算点数以上であれば、CPU(C)は、ステ
ップc19を真と判別し、ステップc20において、商
品排出器155に操作された購入キーに対応した商品の
排出指令を出力し、ステップc21において、商品排出
器155からの排出終了信号の入力を待ち、商品排出器
155からの排出終了信号が入力されて商品が排出され
ると、ステップc22に移行し、更新残高記憶レジスタ
$1に記憶されている更新残高点数から換算点数分だけ
差し引き(ステップc22)、ステップc23に移行し
て、ID番号記憶レジスタY2に記憶されているID番
号と更新残高記憶レジスタ$1に記憶されている更新残
高点数と換算点数記憶レジスタ¥1に記憶された商品の
換算点数、即ち使用点数と、自己の販売機番号と購入完
了コマンドとを集中管理装置2に送信し(ステップc2
3)、ステップc24に移行し、集中管理装置2からの
終了コマンド待ちとなる。
【0147】カード対応自動販売機6から送信された購
入完了コマンド並びにID番号、更新残高点数、使用点
数及び販売機番号の各値は、集中管理装置2に受信さ
れ、集中管理装置2のCPU(A)は、自動販売機処理
のステップG5を真と判別し、受け取ったID番号に従
って専用ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶
レコードを読み出し(ステップG6)、次に、受け取っ
た記憶レコードの利用者履歴データ記憶領域に販売機番
号、使用点数、更新残高点数を記憶し(ステップG
7)、次いで、使用点数を累計使用点数記憶領域の値に
加算記憶し(ステップG8)、更新残高点数を更新残高
点数記憶領域に記憶し(ステップG9)、利用者フラグ
領域の購入中フラグをクリアし(ステップG10)、カ
ード対応自動販売機6に終了コマンドを送信し(ステッ
プG11)、メインルーチンへリターンする。
【0148】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者がカード対応自動販売機6で商品の購入により消費し
た分の点数を減算された更新残高点数が更新残高点数記
憶領域に更新記憶されることなる。
【0149】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、カード対応自動販売機6に受信され、CPU
(C)は、ステップc24を真と判別し、ステップc2
5以下のカード返却に関する処理に移行する。
【0150】また、ステップc19の判別処理におい
て、更新残高点数が購入しようとする商品の換算点数に
満たない場合には、CPU(C)は、ステップc19を
偽と判別し、ステップc29に移行し、表示部58に点
数不足メッセージを表示し(ステップc29)、ステッ
プc25以下のカード返却に関する処理に移行する。
【0151】なお、ステップc7の判別処理で、IDカ
ードが精算済であると判別された場合、ステップc8の
判別処理で、IDカードが正規のものではないと判別さ
れた場合、ステップc13の判別処理で、入力した暗証
番号が正しくないと判別された場合のいずれの場合も、
CPU(C)はステップc30に移行し、表示部58に
エラーメッセージを表示して利用者に知らせ(ステップ
c30)、集中管理装置2にエラーコードを送信し(ス
テップc31)、ステップc25以下のカード返却に関
する処理へ移行する。
【0152】また、ステップc25乃至ステップc28
の処理は、IDカード返却に関する処理であり、遊技機
5の制御部34に配備された制御プログラムにおける図
32のステップb29乃至ステップb32と同様のアル
ゴリズムであるので説明を省略することにする。なお、
CPU(C)は、ステップc28の処理後、再びステッ
プc2に戻る。
【0153】利用者は、景品場で好みの景品を取り、景
品POS7により景品交換を行うことができる。この
際、利用者はIDカードを景品POS7のカード挿入口
(図示せず)に挿入し、キーボード73から暗証番号を
入力する。バーコード入力は、店員がバーコード検出器
74により行う。
【0154】図36乃至図38は、景品POS7の制御
部70に配備されたCPU(D)が実行する処理の概略
を示すフローチャートである。CPU(D)は、電源投
入直後、初期化処理を行ってステップd2以降の処理に
必要な各レジスタやフラグの初期化を行いステップd2
に移行し、図28に示すSUB(A)のサブルーチン処
理を行う。
【0155】SUB(A)の処理については、既に説明
したので説明を省略するが、RAM68の所定の記憶領
域に集中管理装置2においてIDカード発行毎に付与し
たID番号が逐次記憶されて蓄積される。
【0156】CPU(D)は、ステップd2の処理後、
ステップd3に移行する。ステップd3乃至ステップd
13の処理は、遊技機5の制御部34に配備された制御
プログラムにおける図30のステップb3乃至ステップ
b13と同様のアルゴリズムであるので、概略で説明す
ることにする。
【0157】CPU(D)は、利用者がIDカードをカ
ード挿入口に挿入するまでの間待機し、利用者がIDカ
ードをカード挿入口に挿入することによりカードセンサ
75がオンとなると、カード搬送用モータM5を正転さ
せてIDカードを取り込み、磁気ヘッド76を介してI
Dカード23の磁気ストライプ24の記憶領域a及び記
憶領域cを読み、読込んだID番号をID番号記憶レジ
スタY3に記憶し、次いで、該IDカードが精算済のも
のか否かを記憶領域cの読み取り結果から判別する(ス
テップd3〜ステップd7)。
【0158】該IDカードが、精算済のものでない正規
のものである場合には、CPU(D)は、ID番号記憶
レジスタY3に記憶されている読取ID番号が既に発行
済のID番号のいずれかに該当するものであるかを判別
し、該当すれば正規IDカードと判別してステップd9
に移行する(ステップd8)。
【0159】CPU(D)は、集中管理装置2にID番
号記憶レジスタY3に記憶されている読取ID番号と専
用データ要求コマンドを送信し(ステップd9)、集中
管理装置2から送られるデータの受信待ちとなる。
【0160】景品POS7から送信された専用ファイル
要求コマンドは、図15のCPU(A)が行うメインル
ーチン処理におけるステップS7の景品POS処理によ
り受信される。
【0161】図22は、ステップS7の景品POS処理
の概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、
景品POS処理を開始すると、専用ファイル要求コマン
ドがあるか否かを判別する(ステップF1)。専用ファ
イル要求コマンドがなければ、CPU(A)は、ステッ
プF5の景品交換完了コマンドがあるか否かの判別処理
に移行するが、景品交換完了コマンドもなければ偽と判
別するため、この場合には、実質的に景品POS処理を
行うことなくメインルーチンにリターンすることはフロ
ーチャートに記載されているとおりである。
【0162】専用ファイル要求コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップF1を真と判別後、専用ファイル
要求コマンドと共に送られたID番号を受け取り、専用
ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコード
を読み出し(ステップF2)、次いで、記憶レコードの
利用者データ記憶領域から暗証番号を読み出すと共に、
更新残高点数記憶領域の現在の更新残高点数を読み出
し、景品POS7に暗証番号及び更新残高点数を送信し
(ステップF3)、利用者フラグ領域の景品交換中フラ
グをセットして記憶登録し(ステップF4)、ステップ
F5を偽と判別し、メインルーチンへリターンする。
【0163】集中管理装置2から送信された暗証番号及
び更新残高点数は、ステップd10で受信され、CPU
(D)は、受け取った暗証番号を暗証番号記憶レジスタ
AN2に記憶すると共に、更新残高点数を更新残高記憶
レジスタ$2に記憶し、暗証番号入力メッセージをCR
T表示装置72に表示後、暗証番号に関する入力処理を
行い、利用者によりキーボード73から暗証番号が入力
されると、入力された暗証番号が暗証番号記憶レジスタ
AN2に記憶した登録暗証番号に一致するか否かを判別
する(ステップd10〜ステップd13)。
【0164】入力暗証番号が登録暗証番号に一致する場
合には、利用者に景品POS7による景品の交換を可能
とする。CPU(D)は、ステップd14に移行し、合
計点数計数レジスタRRを0クリアし(ステップd1
4)、次に、CRT表示装置73にバーコード入力メッ
セージを表示し(ステップd15)、バーコード検出器
74からのバーコード入力に関する処理を行うと共に、
キーボード73の合計キーに関する入力判別処理を行う
(ステップd16〜ステップd18)。
【0165】店員によりバーコード検出器74が操作さ
れて、景品に付与されているバーコードが読み込まれ
る。バーコード検出器74からバーコード入力がある
と、CPU(D)は、ステップd17を偽と判別後、ス
テップd18を真と判別してステップd19に移行す
る。
【0166】ステップd19に移行した場合には、CP
U(D)は、入力されたバーコードをバーコードレジス
タBARに格納し(ステップd19)、バーコードレジ
スタBARに格納したバーコードの種別に応じた換算点
数を予め設定されているRAM68の設定領域を検索し
て読み出し(ステップd20)、該換算点数を合計点数
計数レジスタRRに記憶されている現在の合計点数に加
算して記憶し(ステップd21)、再びステップd15
に戻り、バーコード検出器74からの次のバーコード入
力を待つ。
【0167】ステップd15乃至ステップd21の処理
は反復可能であるから、複数個の景品のバーコード入力
を行うことができる。バーコード入力を終えると、店員
によりキーボード73から合計キーが操作入力される。
CPU(D)は、ステップd17を真と判別し、ステッ
プd22に移行する。
【0168】ステップd22においては、更新残高記憶
レジスタ$2に記憶されている更新残高点数が合計点数
計数レジスタRRに記憶された合計点数以上であるか否
かが判別される。即ち、更新残高点数が交換しようとす
る景品の合計点数以上であれば、CPU(D)は、ステ
ップd22を真と判別し、ステップd23において、更
新残高記憶レジスタ$2に記憶されている更新残高点数
から合計点数分だけ差し引き(ステップd23)、ステ
ップd24に移行して、ID番号記憶レジスタY3に記
憶されているID番号と更新残高記憶レジスタ$2に記
憶されている更新残高点数と合計点数計数レジスタRR
に記憶された景品の合計点数、即ち使用点数と、交換完
了コマンドとを集中管理装置2に送信し(ステップd2
4)、ステップd25に移行し、集中管理装置2からの
終了コマンド待ちとなる。
【0169】景品POS7から送信された交換完了コマ
ンド並びにID番号、更新残高点数及び使用点数の各値
は、集中管理装置2に受信され、集中管理装置2のCP
U(A)は、景品POS処理のステップF5を真と判別
し、受け取ったID番号に従って専用ファイルを検索し
て該ID番号に対応する記憶レコードを読み出し(ステ
ップF6)、次に、受け取った記憶レコードの利用者履
歴データ記憶領域に景品POS、使用点数、更新残高点
数を記憶し(ステップF7)、次いで、使用点数を累計
使用点数記憶領域の値に加算記憶し(ステップF8)、
更新残高点数を更新残高点数記憶領域に記憶し(ステッ
プF9)、利用者フラグ領域の景品交換中フラグをクリ
アし(ステップF10)、景品POS7に終了コマンド
を送信し(ステップF11)、メインルーチンへリター
ンする。
【0170】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者が景品POS7で景品交換により消費した分の点数を
減算された更新残高点数が更新残高点数記憶領域に更新
記憶されることなる。
【0171】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、景品POS7に受信され、CPU(D)は、ステ
ップd25を真と判別し、ステップd26以下のカード
返却に関する処理に移行する。
【0172】また、ステップd22の判別処理におい
て、更新残高点数が景品交換しようとする景品の合計点
数に満たない場合には、CPU(D)は、ステップd2
2を偽と判別し、ステップd30に移行し、CRT表示
装置72に点数不足メッセージを表示し(ステップd3
0)、ステップd26以下のカード返却に関する処理に
移行する。
【0173】なお、ステップd7の判別処理で、IDカ
ードが精算済であると判別された場合、ステップd8の
判別処理で、IDカードが正規のものではないと判別さ
れた場合、ステップd13の判別処理で、入力した暗証
番号が正しくないと判別された場合のいずれの場合も、
CPU(D)はステップd31に移行し、CRT表示装
置72にエラーメッセージを表示して店員に知らせ(ス
テップd31)、集中管理装置2にエラーコードを送信
し(ステップd32)、ステップd26以下のカード返
却に関する処理へ移行する。
【0174】また、ステップd26乃至ステップd29
の処理は、IDカード返却に関する処理であり、遊技機
5の制御部34に配備された制御プログラムにおける図
32のステップb29乃至ステップb32と同様のアル
ゴリズムであるので説明を省略することにする。なお、
CPU(D)は、ステップd29の処理後、再びステッ
プd2に戻る。以上、遊技機5、カード対応自動販売機
6および景品POS7について説明したが、遊技機5、
カード対応自動販売機6および景品POS7で更新残高
点数を消費していくうちに、更新残高点数が0となって
IDカードが返却された場合に、利用者は、金額追加機
9にて追加金額を投入することにより、更新残高点数を
追加書き込みすることができる。なお、該金額追加機9
における使用通貨は、1000円札及び500円硬貨専
用であり、釣銭の払い出しは500円硬貨によって行う
ものである。
【0175】図39乃至図42は、金額追加機9の制御
部149に配備されたCPU(H)が実行する処理の概
略を示すフローチャートである。CPU(H)は、電源
投入直後、ステップe1の初期化処理を行ってステップ
e2以降の処理に必要な各レジスタやフラグの初期化を
行いステップe2に移行し、図28に示すSUB(A)
のサブルーチン処理を行う。
【0176】SUB(A)の処理については、既に説明
したので説明を省略するが、RAM151の所定の記憶
領域に集中管理装置2においてIDカード発行毎に付与
したID番号が逐次記憶されて蓄積される。
【0177】CPU(H)は、ステップe2の処理後、
ステップe3に移行する。ステップe3乃至ステップe
13の処理は、遊技機5の制御部34に配備された制御
プログラムにおける図30のステップb3乃至ステップ
b13と同様のアルゴリズムであるので、概略で説明す
ることにする。
【0178】CPU(H)は、利用者がIDカードをカ
ード挿入口に挿入するまでの間待機し、利用者がIDカ
ードをカード挿入口に挿入することによりカードセンサ
142がオンとなると、カード搬送用モータM13を正
転させてIDカードを取り込み、磁気ヘッド143を介
してIDカード23の磁気ストライプ24の記憶領域a
及び記憶領域cを読み、読込んだID番号をID番号記
憶レジスタY4に記憶し、次いで、該IDカードが精算
済のものか否かを記憶領域cの読み取り結果から判別す
る(ステップe3〜ステップe7)。
【0179】該IDカードが、精算済のものでない正規
のものである場合には、CPU(H)は、ID番号記憶
レジスタY4に記憶されている読取ID番号が既に発行
済のID番号のいずれかに該当するものであるかを判別
し、該当すれば正規IDカードと判別してステップe9
に移行する(ステップe8)。
【0180】CPU(H)は、集中管理装置2にID番
号記憶レジスタY4に記憶されている読取ID番号と専
用データ要求コマンドを送信し(ステップe9)、集中
管理装置2から送られるデータの受信待ちとなる。
【0181】金額追加機9から送信された専用ファイル
要求コマンドは、図15のCPU(A)が行うメインル
ーチン処理におけるステップS3の金額追加処理により
受信される。
【0182】図18は、ステップS3の金額追加処理の
概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、金
額追加処理を開始すると、専用ファイル要求コマンドが
あるか否かを判別する(ステップB1)。専用ファイル
要求コマンドがなければ、CPU(A)は、ステップB
5の追加完了コマンドがあるか否かの判別処理に移行す
るが、追加完了コマンドもなければ偽と判別するため、
この場合には、実質的に金額追加処理を行うことなくメ
インルーチンにリターンすることはフローチャートに記
載されているとおりである。
【0183】専用ファイル要求コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップB1を真と判別後、専用ファイル
要求コマンドと共に送られたID番号を受け取り、専用
ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコード
を読み出し(ステップB2)、次いで、記憶レコードの
利用者データ記憶領域から暗証番号を読み出すと共に、
更新残高点数記憶領域の現在の更新残高点数を読み出
し、金額追加機9に暗証番号及び更新残高点数を送信し
(ステップB3)、利用者フラグ領域の追加中フラグを
セットして記憶登録し(ステップB4)、ステップB5
を偽と判別し、メインルーチンへリターンする。
【0184】集中管理装置2から送信された暗証番号及
び更新残高点数は、ステップe10で受信され、CPU
(H)は、受け取った暗証番号を暗証番号記憶レジスタ
AN3に記憶すると共に、更新残高点数を更新残高記憶
レジスタ$3に記憶し、暗証番号入力メッセージを表示
装置132に表示後、暗証番号に関する入力処理を行
い、利用者により番号入力キー群133から暗証番号が
入力されると、入力された暗証番号が暗証番号記憶レジ
スタAN3に記憶した登録暗証番号に一致するか否かを
判別する(ステップe10〜ステップe13)。
【0185】入力暗証番号が登録暗証番号に一致する場
合には、利用者に金額追加機9による更新残高点数の追
加を可能とする。CPU(H)は、ステップe14に移
行し、金額選択キー134を操作入力する旨を表わすメ
ッセージを表示装置132に表示し(ステップe1
4)、次に、追加金額記憶レジスタR5、投入金額記憶
レジスタR6、釣金額記憶レジスタR7の各値を0クリ
アし(ステップe15)、金額選択キー群134に関す
る入力処理を行うと共に、金額選択キー134並びに取
消キー134に関する入力判別処理を行う(ステップe
16〜ステップe18)。なお、金額選択キー群134
は、例えば、1000円、2000円、2500円のよ
うに追加金額毎にそれぞれ複数のキーが設けられてい
る。
【0186】利用者により、金額選択キーが操作される
と、CPU(H)は、ステップe17を偽と判別後、ス
テップe18を真と判別してステップe19に移行す
る。
【0187】ステップe19に移行した場合には、CP
U(H)は、入力された金額選択キーに対応する追加金
額K¥を追加金額記憶レジスタR5に格納し(ステップ
e19)、表示装置132にR5に格納されている追加
金額K¥を表示し、(ステップe20)、次いで、表示
装置132に現金投入を表わす旨のメッセージを表示し
(ステップe21)、ステップe22に移行し、現金投
入に関わるサブルーチン処理SUB(B)を行う。
【0188】図42は、サブルーチンSUB(B)の処
理の概略を示すフローチャートである。該サブルーチン
処理を開始したCPU(H)は、紙幣センサ136がオ
ンとなっているか否か、即ち、紙幣(1000円札)の
先端が紙幣挿入口(図示せず)に手動挿入されているか
否かを判別する(ステップe50)。紙幣センサ136
がオフであれば、次に、CPU(H)は、硬貨センサ1
39がオンとなっているか否か、即ち、硬貨投入口(図
示せず)から硬貨(500円硬貨)が投入されたか否か
を判別する(ステップe51)。硬貨センサ139がオ
フであれば、次に、追加金額記憶レジスタR5に格納さ
れている追加金額K¥が投入金額記憶レジスタR6に記
憶されている投入金額を上回っているか否かを判別する
(ステップe52)。該サブルーチン処理を開始した直
後は、紙幣の投入並びに硬貨の投入は未だ行われていな
いと判断され、投入金額記憶レジスタR6の値が0クリ
アされている結果、以下、CPU(H)は、ステップe
50〜ステップe52の処理を繰り返し行い、紙幣の手
動挿入並びに硬貨の投入を待つ待機状態に入る。
【0189】利用者が紙幣挿入口から紙幣を挿入する
と、紙幣センサ136がこれを検出し、CPU(H)
は、ステップe50を真と判別し、紙幣搬送用モータM
11を正転して紙幣の搬入を開始する(ステップe5
3)。次いで、図示しない識別手段からの識別信号を受
けたCPU(H)は、挿入紙幣に対する金額を投入金額
記憶レジスタR6に加算し(ステップe54〜ステップ
e55)、挿入紙幣を回収して紙幣搬送用モータM11
を停止すると共に(ステップe56)、更新された投入
金額記憶レジスタR6の値を表示装置132に表示し
(ステップe57)、現時点における投入金額の総和を
利用者に知らせる。
【0190】また、利用者が硬貨投入口から硬貨を投入
すると、硬貨センサ139がこれを検出し、CPU
(H)は、ステップe51を真と判別し、図示しない識
別手段からの識別信号を受け、投入硬貨に対応する金額
を投入金額記憶レジスタR6に加算し(ステップe58
〜ステップe59)、更新された投入金額記憶レジスタ
R6の値を表示装置132に表示し(ステップe5
7)、現時点における投入金額の総和を利用者に知らせ
る。
【0191】なお、追加金額記憶レジスタR5に格納さ
れている追加金額K¥が投入金額記憶レジスタR6に記
憶されている投入金額を上回っていれば、ステップe5
0、ステップe53乃至ステップe57の処理およびス
テップe51、ステップe58、ステップe59、ステ
ップe57の処理は反復可能であるから、複数枚の紙幣
や硬貨を連続投入することができることは、フローチャ
ートにより明確である。
【0192】このようにして、利用者が投入金額を追加
していくと、追加金額記憶レジスタR5に格納されてい
る追加金額K¥に投入金額記憶レジスタR6に記憶され
ている投入金額が等しくなるか、または、投入金額記憶
レジスタR6に記憶されている投入金額が追加金額記憶
レジスタR5に格納されている追加金額K¥を超えるか
する。この時点で、CPU(H)は、ステップe52を
偽と判別し、次いで、投入金額記憶レジスタR6に記憶
されている投入金額が追加金額記憶レジスタR5に格納
されている追加金額K¥を超えているか否かを判別し
(ステップe60)、投入金額が追加金額を越えていれ
ば、投入金額記憶レジスタR6に記憶されている投入金
額から追加金額記憶レジスタR5に格納されている追加
金額K¥を差し引いた金額を釣金額記憶レジスタR7に
記憶し(ステップe61)、硬貨排出モータM12を駆
動して釣金額記憶レジスタR7に記憶された釣金額に対
応する釣銭を硬貨排出口(図示せず)に返却し(ステッ
プe62)、表示装置132に表示している追加金額お
よび投入金額を消去し(ステップe63)、金額追加処
理ルーチンにリターンする。
【0193】なお、追加金額記憶レジスタR5に格納さ
れている追加金額K¥と投入金額記憶レジスタR6に記
憶されている投入金額とが等しければ、CPU(H)
は、ステップe61及びステップe62を経ることなく
ステップe63に移行することは、フローチャートに記
されているとおりである。
【0194】CPU(H)は、ステップe22のSUB
(B)のサブルーチン処理を終えると、ステップe23
に移行し、追加金額記憶レジスタR5に格納されている
追加金額K¥を点数に換算して追加点数記憶レジスタR
8に格納する。次いで、CPU(H)は、更新残高記憶
レジスタ$3に記憶されている更新残高点数に追加点数
記憶レジスタR8の追加点数を加算記憶し(ステップe
23)、ステップe24に移行して、ID番号記憶レジ
スタY4に記憶されているID番号と更新残高記憶レジ
スタ$3に記憶されている更新残高点数と追加点数記憶
レジスタR8に記憶された追加点数と、追加完了コマン
ドとを集中管理装置2に送信し(ステップe24)、ス
テップe25に移行し、集中管理装置2からの終了コマ
ンド待ちとなる。
【0195】金額追加機9から送信された追加完了コマ
ンド並びにID番号、更新残高点数及び追加点数の各値
は、集中管理装置2に受信され、集中管理装置2のCP
U(A)は、金額追加処理のステップB5を真と判別
し、受け取ったID番号に従って専用ファイルを検索し
て該ID番号に対応する記憶レコードを読み出し(ステ
ップB6)、次に、受け取った記憶レコードの利用者履
歴データ記憶領域に金額追加機、追加点数、更新残高点
数を記憶し(ステップB7)、次いで、更新残高点数を
更新残高点数記憶領域に記憶し(ステップB8)、利用
者フラグ領域の追加中フラグをクリアし(ステップB
9)、金額追加機9に終了コマンドを送信し(ステップ
B10)、メインルーチンへリターンする。
【0196】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者が金額追加機9で追加投入により増加した分の点数を
加算された更新残高点数が更新残高点数記憶領域に更新
記憶されることなる。
【0197】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、金額追加機9に受信され、CPU(H)は、ステ
ップe26を真と判別し、ステップe27以下のカード
返却に関する処理に移行する。
【0198】また、ステップe17の判別処理におい
て、取消キー135が操作された場合には、CPU
(H)は、ステップe27以下のカード返却に関する処
理に移行する。
【0199】なお、ステップe7の判別処理で、IDカ
ードが精算済であると判別された場合、ステップe8の
判別処理で、IDカードが正規のものではないと判別さ
れた場合、ステップe13の判別処理で、入力した暗証
番号が正しくないと判別された場合のいずれの場合も、
CPU(H)はステップe31に移行し、表示装置13
2にエラーメッセージを表示して知らせ(ステップe3
1)、集中管理装置2にエラーコードを送信し(ステッ
プe32)、ステップe27以下のカード返却に関する
処理へ移行する。
【0200】また、ステップe27乃至ステップe30
の処理は、IDカード返却に関する処理であり、遊技機
5の制御部34に配備された制御プログラムにおける図
32のステップb29乃至ステップb32と同様のアル
ゴリズムであるので説明を省略することにする。なお、
CPU(H)は、ステップe30の処理後、再びステッ
プe2に戻る。
【0201】利用者は、精算機8のカード挿入口(図示
せず)にIDカード23を挿入して更新残高点数の精算
を行う。図43乃至図45は、精算機8の制御部83に
配備されたCPU(E)が実行する処理の概略を示すフ
ローチャートである。CPU(E)は、電源投入直後、
ステップf1の初期化処理を行ってステップf2以降の
処理に必要な各レジスタやフラグの初期化を行いステッ
プf2に移行し、図28に示すSUB(A)のサブルー
チン処理を行う。
【0202】SUB(A)の処理については、既に説明
したので説明を省略するが、RAM81の所定の記憶領
域に集中管理装置2においてIDカード発行毎に付与し
たID番号が逐次記憶されて蓄積される。
【0203】CPU(E)は、ステップf2の処理後、
ステップf3に移行する。ステップf3乃至ステップf
13の処理は、遊技機5の制御部34に配備された制御
プログラムにおける図30のステップb3乃至ステップ
b13と同様のアルゴリズムであるので、概略で説明す
ることにする。
【0204】CPU(E)は、利用者がIDカードをカ
ード挿入口(図示せず)に挿入するまでの間待機し、利
用者がIDカードをカード挿入口に挿入することにより
カードセンサ90がオンとなると、カード搬送用モータ
M6を正転させてIDカードを取り込み、磁気ヘッド9
1を介してIDカード23の磁気ストライプ24の記憶
領域a及び記憶領域cを読み、読込んだID番号をID
番号記憶レジスタY4に記憶し、次いで、該IDカード
が精算済のものか否かを記憶領域cの読み取り結果から
判別する(ステップf3〜ステップf7)。
【0205】該IDカードが、精算済のものでない正規
のものである場合には、CPU(E)は、ID番号記憶
レジスタY5に記憶されている読取ID番号が既に発行
済のID番号のいずれかに該当するものであるかを判別
し、該当すれば正規IDカードと判別してステップf9
に移行する(ステップf8)。
【0206】CPU(E)は、集中管理装置2にID番
号記憶レジスタY5に記憶されている読取ID番号と専
用データ要求コマンドを送信し(ステップf9)、集中
管理装置2から送られるデータの受信待ちとなる。
【0207】精算機8から送信された専用ファイル要求
コマンドは、図15のCPU(A)が行うメインルーチ
ン処理におけるステップS4の精算処理により受信され
る。
【0208】図19は、ステップS4の精算処理の概略
を示すフローチャートである。CPU(A)は、精算処
理を開始すると、専用ファイル要求コマンドがあるか否
かを判別する(ステップC1)。専用ファイル要求コマ
ンドがなければ、CPU(A)は、ステップC5の精算
完了コマンドがあるか否かの判別処理に移行するが、精
算完了コマンドもなければ偽と判別するため、この場合
には、実質的に精算処理を行うことなくメインルーチン
にリターンすることはフローチャートに記載されている
とおりである。
【0209】専用ファイル要求コマンドがあると、CP
U(A)は、ステップC1を真と判別後、専用ファイル
要求コマンドと共に送られたID番号を受け取り、専用
ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコード
を読み出し(ステップC2)、次いで、読み出した記憶
レコードを精算機8に送信し(ステップC3)、利用者
フラグ領域の精算中フラグをセットして記憶登録し(ス
テップC4)、ステップC5を偽と判別し、メインルー
チンへリターンする。
【0210】集中管理装置2から送信された記憶レコー
ドは、ステップf10で受信され、CPU(E)は、受
け取った記憶レコードをRAM81の所定の記憶領域に
記憶し、暗証番号入力メッセージをCRT表示装置84
に表示後、暗証番号に関する入力処理を行い、利用者に
よりキーボード85から暗証番号が入力されると、入力
された暗証番号が記憶レコードの利用者データ記憶領域
に記憶されている登録暗証番号に一致するか否かを判別
する(ステップf10〜ステップf13)。
【0211】入力暗証番号が登録暗証番号に一致する場
合には、利用者に精算機8による更新残高点数の精算を
可能とする。CPU(E)は、ステップf14に移行
し、記憶レコードの利用履歴データ記憶領域に記憶され
ている全履歴データ、即ち、IDカード発行時に支払っ
た前払い金額に対応する申込点数、遊技を行った全遊技
機5毎の使用点数、獲得点数並びに更新残高点数、カー
ド対応自動販売機6毎の使用点数並びに更新残高点数、
景品POS7における使用点数並びに更新残高点数及び
金額追加機9によって追加した追加点数をCRT表示装
置84に表示する(ステップf14)。
【0212】次に、CPU(E)は、記憶レコードの利
用履歴データ記憶領域に記憶されている全履歴データを
RAM81に設定した印字エリアに転送し(ステップf
15)、現在の更新残高点数を更新残高点数記憶領域か
ら読み出すと共に換算レートにより点数を金額に換算し
て払戻金額設定レジスタR9に格納し(ステップf1
6)、印字エリアに転送されている全履歴データ並び払
戻金額設定レジスタR9に格納されている払戻し金額を
プリンタ86から印字出力して明細書を発行する(ステ
ップf17)。なお、図14に明細書の一例を示す。
【0213】利用者は、店員から発行された明細書を受
け取り、入場から精算までの収支、即ち、各遊技機6毎
の収支、カード対応自動販売機6の使用時の支出及び残
高、景品POS7による景品交換時の支出及び残高、金
額追加機8による追加点数を確認することができる。
【0214】CPU(E)は、ステップf17の処理
後、払戻金額設定レジスタR9に格納されている払戻し
金額が0円であるか否かを判別し(ステップf18)、
払戻し金額が0円でなければ、ステップf19に移行し
て現金の払い出しを行い(ステップf19)、ステップ
f20に移行する。即ち、払出紙幣がある場合には、紙
幣払出器88に払い出し枚数を設定して紙幣を払い出
し、払出硬貨がある場合には、硬貨払出器89に払出枚
数を設定して硬貨を払い出す。なお、払戻し金額が0円
であるときは、CPU(E)はステップf19の処理を
行うことなくステップf20に移行する。
【0215】CPU(E)は、記憶レコードと精算完了
コマンドとを集中管理装置2に送信し(ステップe2
0)、ステップe21に移行し、集中管理装置2からの
終了コマンド待ちとなる。
【0216】精算機8から送信された精算完了コマンド
並びに記憶レコードは、集中管理装置2に受信され、集
中管理装置2のCPU(A)は、精算処理のステップC
5を真と判別し、受け取った記憶レコードの利用者履歴
データ記憶領域に精算結果を記憶し(ステップC7)、
利用者フラグ領域の精算済フラグをセットし(ステップ
C8)、利用者フラグ領域の精算中フラグをクリアし
(ステップC9)、精算済となった該記憶レコードのI
D番号を出口用改札機4に送信し(ステップC10)、
精算機8に終了コマンドを送信し(ステップC11)、
メインルーチンへリターンする。
【0217】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者が精算機8での精算結果並びに精算済が記憶されるこ
となる。
【0218】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、精算機8に受信され、CPU(E)は、ステップ
f21を真と判別すると、磁気ヘッド91を介してID
カード23の磁気ストライプ24の記憶領域cに精算済
コードを書き込み(ステップf22)、ステップf23
以下のカード返却に関する処理に移行する。
【0219】なお、ステップf7の判別処理で、挿入し
たIDカードが既に精算済であると判別された場合、ス
テップf8の判別処理で、IDカードが正規のものでは
ないと判別された場合、ステップf13の判別処理で、
入力した暗証番号が正しくないと判別された場合のいず
れの場合も、CPU(H)はステップf31に移行し、
CRT表示装置84にエラーメッセージを表示してオペ
レータに知らせ(ステップf27)、集中管理装置2に
エラーコードを送信し(ステップf28)、ステップf
23以下のカード返却に関する処理へ移行する。
【0220】また、ステップf23乃至ステップf26
の処理は、IDカード返却に関する処理であり、遊技機
5の制御部34に配備された制御プログラムにおける図
32のステップb29乃至ステップb32と同様のアル
ゴリズムであるので説明を省略することにする。なお、
CPU(H)は、ステップf26の処理後、再びステッ
プf2に戻る。
【0221】利用者は、精算機8により精算を済ます
と、精算機8から返却される精算済コードが記録された
IDカードを抜き取り、該IDカードを出口用改札機4
のカード挿入口(図示せず)に挿入して遊技場10から
退場する。
【0222】図46乃至図47は、出口用改札機4の制
御部115に配備されたCPU(G)が実行する処理の
概略を示すフローチャートである。CPU(G)は、電
源投入直後、ステップg1の初期化処理を行ってステッ
プg2以降の処理に必要な各レジスタやフラグの初期化
を行いステップg2に移行する。
【0223】CPU(G)は、ステップg2において
は、集中管理装置2のCPU(A)から送信されるID
番号を受信したか否かが判別される(ステップg2)。
該ID番号は、精算済となったID番号であり、ID番
号を受信した場合には、CPU(G)は、精算済となっ
たID番号を受信する毎に所定の記憶領域に逐次記憶し
(ステップg3)、ステップg4に移行する。ID番号
の受信がない場合には、CPU(G)はステップg3を
経ずにステップg4に移行することはフローチャートに
記載されているとおりである。
【0224】CPU(G)は、ステップg4に移行する
と、カード挿入口に配備されたカードセンサ124から
の検出信号がオンとなっているか否かを判別し、カード
センサ124からの検出信号がオフであれば、利用者が
IDカードをカード挿入口に挿入するまでの間、ステッ
プg2に戻り、ステップg2乃至ステップg4の処理を
繰り返し待機状態となる。
【0225】利用者がIDカードをカード挿入口に挿入
することによりカードセンサ124がオンとなると、C
PU(G)は、カード搬送用モータM10を正転させて
IDカードを取り込み、磁気ヘッド125を介してID
カード23の磁気ストライプ24の記憶領域a並びに記
憶領域cを読み、記憶領域aから読み込んだID番号を
一時記憶すると共に、読込んだID番号がステップg3
の処理で蓄積記憶した精算済となったID番号のうちの
いずれかに一致するか否かを判別する(ステップg4〜
ステップg7)。
【0226】利用者が精算機8において精算を行った後
であれば、出口用改札機4のRAM113の所定の記憶
領域に精算済となったID番号が蓄積記憶されているこ
ととなり、ステップg7の判別結果が真となり、CPU
(G)はステップg8に移行する。なお、利用者が正規
のIDカードでない不正カードを使用した場合には、ス
テップg7の判別結果が偽となり、この場合には、ステ
ップg15以降の処理に移行する。
【0227】ステップg8においては、記憶領域cから
読込んだデータが精算済コードであるか否かを判別する
ことにより、該IDカードが精算済のものか否かが判別
される(ステップg8)。
【0228】該IDカードが、精算済のものである場合
には、CPU(G)は、ゲート開閉用モータM9を正転
させて出口ゲート12を開成させ(ステップg9)、利
用者が出口ゲート12を通過したか否かを判別する(ス
テップg10〜ステップg11)。
【0229】ステップg10の通過検出センサ119が
オンであるか否かの判別処理は、利用者が通過検出セン
サ119の検出位置に到達したか否かを判別する処理で
あり、CPU(G)は、利用者が通過検出センサ119
の検出位置に到達するまで待機し、利用者が通過検出セ
ンサ119の検出位置に到達すると、ステップg10を
真と判別し、ステップg11に移行する。
【0230】また、利用者が通過検出センサ102の検
出位置にいる間は、通過検出センサ119はオン状態で
あって、利用者が通過検出センサ119の検出位置から
移動すると、オフ状態に転ずる。ステップg11の通過
検出センサ119がオフであるか否かの判別処理は、利
用者が通過検出センサ119の検出位置を過ぎたか否か
を判別する処理であり、CPU(G)は、利用者が通過
検出センサ119の検出位置にいる間待機し、利用者が
通過検出センサ119の検出位置を過ぎると、ステップ
g11を真と判別し、ステップg12に移行する。
【0231】CPU(G)は、ステップg12に移行す
ると、カード搬送用モータM8を駆動してIDカードを
カード回収部(図示せず)に向けて搬送してカードを回
収すると共に(ステップg12)、ゲート開閉用モータ
M9を逆転させて出口ゲート12を閉鎖させる(ステッ
プg13)。
【0232】次に、CPU(G)は、集中管理装置2に
退場コマンドと共に読み込んだID番号を送信し(ステ
ップg14)、再び、ステップg2の処理に戻る。この
時点で、利用者は、遊技場10内から退場したこととな
る。
【0233】また、ステップg7の判別処理で、IDカ
ードが正規のものではないと判別された場合、ステップ
g8の判別処理で、利用者が精算済でないIDカードを
カード挿入口に挿入した結果、ステップg8の判別処理
が偽となった場合のいずれの場合も、CPU(G)は、
ステップg15に移行し、ゲート開閉用モータM9を逆
転させて出口ゲート12を閉鎖させ(ステップg1
5)、カード搬送用モータM8を駆動してIDカードを
カード回収部に向けて搬送してカードを回収すると共に
(ステップg16)、音駆動回路120に駆動信号出力
して警報ブザー121を鳴らし(ステップg17)、ラ
ンプ駆動回路122に駆動信号出力して報知ランプ12
3を点灯し(ステップg18)、集中管理装置2にエラ
ーコードを送信し(ステップg19)、再び、ステップ
g2の処理に戻る。
【0234】出口用改札機4から送信された退場コマン
ドは、図15のCPU(A)が行うメインルーチン処理
におけるステップS6の出口改札処理により受信され
る。
【0235】図21は、ステップS6の出口改札処理の
概略を示すフローチャートである。CPU(A)は、出
口改札処理を開始すると、退場コマンドがあるか否かを
判別する(ステップE1)。退場コマンドがなければ、
CPU(A)は実質的に出口改札処理を行うことなくメ
インルーチンにリターンすることはフローチャートに記
載されているとおりである。退場コマンドがあると、C
PU(A)は、ステップE1を真と判別後、退場コマン
ドと共に送られたID番号を受け取り、専用ファイルを
検索して該ID番号に対応する記憶レコードを読み出し
(ステップE2)、記憶レコードの利用者フラグ領域の
退場フラグをセットして記憶登録し(ステップE3)、
メインルーチンへリターンする。これにより、ID番号
に対応した利用者の退場が集中管理装置2の専用ファイ
ルに記憶される。
【0236】以上、IDカード23を発行する際に、予
め所望する金額を支払い、該支払った金額が更新残高点
数として記憶登録され、遊技機5、カード対応自動販売
機機6、景品POS7において消費可能となり、精算機
8において精算を行う第1実施例の前払い方式による遊
技場管理装置1について説明した。
【0237】次に、本発明の遊技場管理装置の第2実施
例について説明する。第2実施例の遊技場管理装置は、
IDカード23を発行する際に、金額の支払いは行わ
ず、従って、IDカード発行時の更新残高点数として0
を基準としてIDカードによって遊技機5での遊技、カ
ード対応自動販売機機6での商品の購入、景品POS7
の景品交換を一部許容し、遊技機5による獲得点数をプ
ラスと見做す一方、遊技機5における使用点数やカード
対応自動販売機機6並びに景品POS7における消費点
数をマイナスと見做し、精算機8により更新残高点数が
プラスであれば、プラス分の現金を支払う一方、更新残
高点数がマイナスであれば、利用者がマイナス分の金額
を支払う後払い方式のものである。従って、遊技場10
内で点数追加を行う第1実施例における金額追加機9
は、図48に示すように第2実施例における遊技場1
0′においては設置されていない。
【0238】図49は、第2実施例の遊技場管理装置
1′の主要な構成を示す機能ブロック図であり、集中管
理装置2、入口用改札機3、出口用改札機4、複数の遊
技機5(図49においては1つのみ図示し、他は図示を
省略)、複数のカード対応自動販売機6(図49におい
ては1つのみ図示し、他は図示を省略)、景品POS7
及び精算機8の各々は、遊技場10内に施設された伝送
路としてのバス型LAN13により互いに通信接続され
ている。また、各構成要素、即ち、集中管理装置2、入
口用改札機3、出口用改札機4、遊技機5、カード対応
自動販売機6、景品POS7及び精算機8の各々は、そ
の構成自体は第1実施例と同一であるので同一の符号を
用いている。
【0239】第2実施例の遊技場管理装置1′は、第1
実施例の遊技場管理装置1と比較して、集中管理装置2
の制御部18に配備されている制御プログラムと、遊技
機5の制御部34に配備されている制御プログラムと、
カード対応自動販売機6の制御部56に配備されている
制御プログラムと、景品POS7の制御部70に配備さ
れている制御プログラムと、精算機8の制御部83に配
備されている制御プログラムとが第1実施例と異なり、
入口用改札機3及び出口用改札機4の各制御部98及び
115にそれぞれ配備されている各制御プログラムは第
1実施例と同一である。
【0240】以下、第2実施例の後払い方式の遊技場管
理装置1′の処理動作を第1実施例の遊技場管理装置1
と比較して異なる点について説明する。図50は、第2
実施例における集中管理装置2のCPU(A)が実行す
るメインルーチン処理を概略で示すフローチャートであ
る。CPU(A)は、ステップS11の初期化処理を行
った後、ステップS12乃至ステップS19の処理を繰
り返し実行する。図15に示す第1実施例におけるCP
U(A)が実行するメインルーチン処理と比較すると、
第2実施例のメインルーチン処理は、金額追加機9が配
備されていないため、金額追加処理がない点及びステッ
プS12のIDカード発行処理が異なり、ステップS1
3乃至ステップS19に示す精算処理、入口改札処理、
出口改札処理、景品POS処理、自動販売機処理、遊技
機処理及びエラー処理は、それぞれ第1実施例における
ステップS4乃至ステップS10の各処理に対応し、同
等のアルゴリズムによって行われるので説明を省略す
る。
【0241】次に、第2実施例におけるステップS12
のIDカード発行処理について説明する。図51は、ス
テップS12のIDカード発行処理の一部を示すフロー
チャートである。
【0242】遊技場10′に来場した利用者は、フロン
トにてIDカードの発行の受付を行う。利用者は、申込
用紙に氏名、住所、電話番号、暗証番号を記入し、フロ
ントのオペレータに手渡す。
【0243】オペレータは、集中管理装置2のキーボー
ド20より、申込用紙を参照しながら氏名、住所、電話
番号及び暗証番号を集中管理装置2に入力し、IDカー
ドの発行を行う。
【0244】IDカードの発行を行う場合には、オペレ
ータによりキーボード20上にIDカード発行として割
り付けられた操作キーが操作される。CPU(A)は、
IDカード発行処理を開始すると、まず、操作キー入力
があるか否かの判別を行う(ステップA21)。操作キ
ー入力がなければ、CPU(A)は、ステップA21を
偽と判別してメインルーチンにリターンするので、実質
的にIDカード発行処理を行うことない。
【0245】オペレータにより操作キーが操作される
と、CPU(A)はステップA21を真と判別し、ステ
ップA22に移行してカード挿入口に配備されたカード
センサ25がオンであるか否かを判別するが(ステップ
A22)、カード挿入口にカードが挿入されていないか
ら、CPU(A)は、カードの挿入を待つ待機状態とな
る。
【0246】オペレータにより素体のIDカードがカー
ド挿入口に挿入されると、カードセンサ25がオンとな
り、CPU(A)は、ステップA22を真と判別し、カ
ード搬送用モータM1を正転させて素体のIDカードを
カード発行部に取り込み(ステップA23)、次いで、
氏名、住所、電話番号および暗証番号に関する入力処理
を行うと共に(ステップA24)、入力終了か否かの判
別処理を行う(ステップA25)。
【0247】オペレータによって、キーボード20から
氏名、住所、電話番号および暗証番号がすべて入力され
ると、CPU(A)はステップA25を真と判別し、I
D番号設定レジスタR1に格納されている現在のID番
号を1つアップする(ステップA26)。なお、ステッ
プS1の初期化処理により、初期化処理直後のID番号
設定レジスタR1に格納されているID番号は0とされ
ているため、ステップA26の処理により、ID番号が
1となる。
【0248】次いで、CPU(A)は、ID番号設定レ
ジスタR1に格納されているID番号に対して、メモリ
16の専用ファイルの記憶レコードを割り付ける(ステ
ップA27)。
【0249】次に、CPU(A)は、図5に示すような
ステップA27の処理で割り付けた記憶レコードの利用
者データ記憶領域に、入力された利用者データ、即ち、
氏名、住所、電話番号、暗証番号及びID番号設定レジ
スタR1に格納されているID番号を転送して記憶登録
し(ステップA28)、該記憶レコードの累計使用点数
記憶領域、累計獲得点数記憶領域および更新残高点数記
憶領域の全てを0クリアして初期化する(ステップA2
9)。
【0250】次いで、CPU(A)は、ステップA30
に移行し、素体のIDカードの磁気ストライプにID番
号設定レジスタR1に格納されているID番号を書き込
み(ステップA30)、ID番号設定レジスタR1に格
納されているID番号を入口用改札機3、出口用改札機
4、遊技場10内の全遊技機5、全カード対応自動販売
機6、景品POS7および精算機8に対して送信する
(ステップA31)。
【0251】ステップA31の処理後に行う処理は、第
1実施例の図17に示すステップA13乃至ステップA
16の処理と同一であるので説明を省略する。なお、利
用者は、ID番号が記憶されてるIDカードをオペレー
タから受け取り、該IDカードを入口用改札機3のカー
ド挿入口に挿入して遊技場10′に入場する。入口用改
札機3が行う処理に関しては、第1実施例と同一に行わ
れるので説明を省略する。
【0252】次に、第2実施例における遊技機5に配備
されたCPU(B)が行う処理について説明する。図5
2は、第2実施例における遊技機5に配備されたCPU
(B)が実行する処理の一部を示すフローチャートであ
る。第2実施例におけるCPU(B)が行う処理は、第
1実施例における図30に示す電源投入時に行うステッ
プb1の初期化処理からステップb15に至るまでの各
処理は、同一であるので説明を省略する。なお、利用者
が遊技場10′に入場した直後に行う遊技にあっては、
集中管理装置2から送られた更新残高点数は0であり、
従って更新残高点数記憶レジスタ$に記憶される値も0
である。
【0253】CPU(B)は、ステップb15の処理
後、ステップb40に移行する。ステップb40におい
ては、終了キー37bが操作されたか否かが判別され
る。CPU(B)は、終了キー37aからの操作入力が
検出されなければ、ステップb40を偽と判別してステ
ップb41に移行する。
【0254】ステップb41においては、更新残高点数
記憶レジスタ$に記憶されている更新残高点数がマイナ
スの値となっているか否かが判別される。遊技者が遊技
場10に入場した直後にあっては、更新残高点数の値は
0として記憶されているため、CPU(B)はステップ
b41を偽と判別し、ステップb18に移行する。
【0255】遊技者が打球ハンドルを適宜回動操作する
と、タッチセンサ46からの検出信号により打球発射モ
ータM3が駆動されてパチンコ球が1球ずつ遊技盤に弾
発されることとなる。遊技盤に到達するパチンコ球は、
打球センサ49により検出される。また、遊技盤面の適
所に配設された入賞装置もしくは入賞口にパチンコ球が
入賞すると、これらの入賞は各入賞検出スイッチ51に
より検出される。
【0256】ステップb18においては、打球センサ4
9がオンであるか否かが判別される。CPU(B)は、
打球センサ49のオン信号が検出される毎に使用点数記
憶レジスタX1に記憶されている使用点数の値を1つず
つアップし(ステップb19)、ステップb20に移行
する。
【0257】ステップb20においては、入賞検出スイ
ッチ51がオンであるか否かが判別される。CPU
(B)は、入賞検出スイッチ51のオン信号が検出され
る毎に、獲得点数記憶レジスタX2に記憶されている獲
得点数の値に入賞に応じて予め定められた入賞点数Kを
加算記憶し(ステップb21)、ステップb22に移行
する。
【0258】ステップb22においては、獲得点数記憶
レジスタX2に記憶されている獲得点数の値から使用点
数記憶レジスタX1に記憶されている使用点数の値を減
算し、差引点数を算出すると共に差引点数記憶レジスタ
X3に格納し、ステップb23に移行する。差引点数記
憶レジスタX3に記憶される差引点数の値は、プラスの
場合には、遊技者が遊技に勝っていることとなり、マイ
ナスの場合には、遊技者が遊技に負けていることとな
る。
【0259】なお、ステップb18の判別処理におい
て、打球センサ49がオンでない場合には、CPU
(B)がステップb19の処理を経ることなくステップ
b20に移行することはフローチャートに記載されてい
るとおりであり、ステップb20の判別処理において、
入賞検出スイッチ51がオンでない場合には、CPU
(B)がステップb21の処理を経ることなくステップ
b22に移行することはフローチャートに記載されてい
るとおりである。
【0260】ステップb23においては、更新残高点数
記憶レジスタ$に記憶されている更新残高点数に差引点
数記憶レジスタX3に記憶される差引点数が加算記憶さ
れる。これにより、差引点数がプラスであれば更新残高
点数が増加し、差引点数がマイナスであれば更新残高点
数が減少する。なお、遊技者が遊技に勝っている場合に
は、獲得点数の値から使用点数の値を差し引いた差引点
数の値がプラスとなり、即ち、勝ち分となり、該勝ち分
の点数が更新残高点数に加算されて記憶される。
【0261】CPU(B)は、ステップb23の処理
後、ステップb24に移行し、今回の処理で求めた使用
点数記憶レジスタX1、獲得点数記憶レジスタX2、差
引点数記憶レジスタX3及び更新残高点数記憶レジスタ
$の各値、即ち、現在の使用点数、獲得点数、差引点数
及び更新残高点数を表示部39に表示出力し(ステップ
b24)(図13参照)、再び、ステップb40に戻
り、以下、終了キー37bの操作入力が検出されるかま
たは更新残高点数記憶レジスタ$の値がマイナスとなる
までの間、ステップb41、ステップb18乃至ステッ
プb24の各処理を繰り返す。
【0262】ステップb41の判別処理において、更新
残高点数記憶レジスタ$の値がマイナスと判別された場
合には、CPU(B)は、ステップb42に移行する。
ステップb42においては、更新残高点数記憶レジスタ
$に記憶されている更新残高点数の絶対値が、使用限度
点数Zとなっているかが判別される。遊技者が遊技に負
け続ける場合、更新残高点数記憶レジスタ$に記憶され
ている更新残高点数の値から差引点数記憶されている差
引点数の値が差し引かれることとなるため、更新残高点
数記憶レジスタ$に記憶されている更新残高点数の値が
マイナスの値のまま減少する。更新残高点数の絶対値が
使用限度点数Zに達していない場合には、CPU(B)
は、ステップb18に移行するので、遊技が続行され
る。更新残高点数の絶対値が使用限度点数Zに達した場
合には、CPU(B)は、ステップb43に移行し、表
示部39に遊技の続行ができない旨のメッセージを表示
し(ステップb43)、ステップb26に移行して打球
発射モータM3の動作を禁止する(ステップb26)。
したがって、遊技者に、遊技の続行を禁止する。次い
で、CPU(B)は、集中管理装置2に遊技終了コマン
ドとID番号記憶レジスタY1に記憶されているID番
号、該遊技機の台番号、現在の使用点数、獲得点数、差
引点数及び更新残高点数を送信し(ステップb27)、
ステップb28に移行して集中管理装置2からの終了コ
マンド待ちとなる。
【0263】遊技者が遊技を終了しようとする場合に
は、終了キー37bが操作入力されるので、この場合に
も、CPU(B)は、ステップb40を真と判別してス
テップb26に移行する。
【0264】以下、第1実施例と同様の処理が行われ
る。遊技機5から送信された遊技終了コマンド並びにI
D番号、該遊技機の台番号、現在の使用点数、獲得点
数、更新残高点数の各値は、集中管理装置2に受信さ
れ、集中管理装置2のCPU(A)は、遊技機処理のス
テップH5を真と判別し、受け取ったID番号に従って
専用ファイルを検索して該ID番号に対応する記憶レコ
ードを読み出し(ステップH6)、次に、受け取った記
憶レコードの利用者履歴データ記憶領域に台番号、現在
の使用点数、獲得点数、更新残高点数を記憶し(ステッ
プH7)、次いで、使用点数及び獲得点数の各値を累計
使用点数記憶領域及び累計獲得点数記憶領域の各値にそ
れぞれ加算記憶し(ステップH8)、更新残高点数を更
新残高点数記憶領域に記憶し(ステップH9)、利用者
フラグ領域の遊技中フラグをクリアし(ステップH1
0)、遊技機5に終了コマンドを送信し(ステップH1
1)、メインルーチンへリターンする。
【0265】これにより、集中管理装置2の専用ファイ
ルのID番号に対応した記憶レコードには、今回、利用
者が遊技機5で行った遊技結果記憶されると共に、遊技
者が遊技機5において獲得または消費した分の点数が更
新残高点数に加算または減算されて更新残高点数記憶領
域に更新記憶されることなる。
【0266】集中管理装置2から送信された終了コマン
ドは、遊技機5に受信され、CPU(B)は、ステップ
b28を真と判別し、ステップb29に移行する。な
お、ステップb29乃至ステップb32の処理は、カー
ド返却のための処理であり、第1実施例と同一であるた
め説明を省略する。なお、遊技の続行を禁止された場合
も、ステップb29乃至ステップb32の処理が行われ
るため、IDカード23は、遊技者(利用者)に返却さ
れる。
【0267】なお、遊技者が終了キーを操作することに
より遊技終了した場合、今回遊技により負けて消費した
分の点数を減算された更新残高点数の値は、マイナスの
値となる場合があるが、この場合、更新残高点数の絶対
値は、使用限度点数Z未満の値であることは自明であ
る。
【0268】次に、第2実施例におけるカード対応自動
販売機6に配備されたCPU(C)が行う処理について
説明する。図53は、第2実施例におけるカード対応自
動販売機6に配備されたCPU(C)が実行する処理の
一部を示すフローチャートである。第2実施例における
CPU(C)が行う処理は、第1実施例における図33
に示す電源投入時に行うステップc1の初期化処理から
図34のステップc18に至るまでの各処理は、同一で
あるので説明を省略する。なお、利用者が遊技機5で行
った遊技において勝っていれば、勝ち分の点数が更新残
高点数の値に加算されて更新残高点数がプラスの値にな
っている。
【0269】利用者が、IDカードをカード対応自動販
売機6のカード挿入口に挿入した後、購入したい商品に
応じた購入キーを押すと、CPU(C)は、購入キー群
60bの種別に応じた換算点数を予め設定されているR
AM53の設定領域を検索して読み出し、該換算点数を
換算点数記憶レジスタ¥1に記憶し(ステップc1
8)、ステップc40に移行する。
【0270】ステップc40においては、CPU(C)
は、更新残高点数記憶レジスタ$1に記憶されている集
中管理装置2から受け取った更新残高点数から換算点数
記憶レジスタ¥1に記憶されている商品の換算点数を差
し引いて演算結果を点数判別用レジスタJ$に記憶し
(ステップc40)、ステップc41に移行する。
【0271】ステップc41においては、点数判別用レ
ジスタJ$に記憶されている更新残高点数から商品の換
算点数を差し引いた演算結果がマイナスとなっているか
が判別される。点数判別用レジスタJ$に記憶されてい
る演算結果がマイナスでない場合には、CPU(C)は
ステップc20以下の処理に移行し、第1実施例と同様
に、購入キーに対応する商品の排出を行い、更新残高点
数記憶レジスタ$1に記憶されている更新残高点数から
商品の換算点数を差し引いて更新残高点数記憶レジスタ
$1に更新記憶し、集中管理装置2に更新残高点数並び
に使用点数を送る。
【0272】点数判別用レジスタJ$に記憶されている
演算結果がマイナスである場合には、CPU(C)は、
ステップc42に移行する。ステップc42において
は、点数判別用レジスタJ$に記憶されている演算結果
の絶対値が、使用限度点数Z以上であるか否かが判別さ
れる。更新残高点数から商品の換算点数を差し引いた演
算結果の絶対値が使用限度点数Zに達していない場合に
は、CPU(C)は、ステップc20以下に移行するの
で、購入キーに対応する商品が排出される。点数判別用
レジスタJ$に記憶されている演算結果の絶対値が使用
限度点数Z以上であれば、CPU(C)は、表示部58
に点数不足メッセージを表示し(ステップc43)、ス
テップc25以下のカード返却に関する処理に移行し、
IDカード23を返却する。
【0273】商品の排出が行われた場合には、第1実施
例と同様に、集中管理装置2の専用ファイルのID番号
に対応した記憶レコードに、今回、利用者がカード対応
自動販売機6で商品の購入により消費した分の点数を減
算された更新残高点数が更新残高点数記憶領域に更新記
憶されることなる。なお、商品の購入により消費した分
の点数を減算された更新残高点数の値は、マイナスの値
となる場合があるが、この場合、更新残高点数の絶対値
は、使用限度点数Z未満の値であることは自明である。
【0274】次に、第2実施例における景品POS7に
配備されたCPU(D)が行う処理について説明する。
図54は、第2実施例における景品POS7に配備され
たCPU(D)が実行する処理の一部を示すフローチャ
ートである。第2実施例におけるCPU(D)が行う処
理は、第1実施例における図36に示す電源投入時に行
うステップd1の初期化処理から図37のステップd1
5乃至ステップd21によって形成される処理ループに
至るまでの各処理は、同一であるので説明を省略する。
【0275】ステップd15乃至ステップd21の処理
ループを反復することにより、複数個の景品のバーコー
ド入力を行い、バーコード入力を行った景品の合計点数
が合計点数計数レジスタRRに記憶される。バーコード
入力を終えると、店員によりキーボード73から合計キ
ーが操作入力されると、CPU(D)は、ステップd1
7を真と判別し、ステップd40に移行する。
【0276】ステップd40においては、更新残高記憶
レジスタ$2に記憶されている集中管理装置2から受け
取った更新残高点数から合計点数計数レジスタRRに記
憶された合計点数を差し引いた演算結果が点数判別用レ
ジスタK$に記憶される(ステップd40)。
【0277】次いで、ステップd41においては、点数
判別用レジスタK$に記憶されている更新残高点数から
景品の合計点数を差し引いた演算結果がマイナスとなっ
ているかが判別される(ステップd41)。点数判別用
レジスタK$に記憶されている演算結果がマイナスでな
い場合には、CPU(D)はステップd23以下の処理
に移行し、第1実施例と同様に、更新残高記憶レジスタ
$2に記憶されている更新残高点数から合計点数分だけ
差し引き(ステップd23)、ステップd24に移行し
て、ID番号記憶レジスタY3に記憶されているID番
号と更新残高記憶レジスタ$2に記憶されている更新残
高点数と合計点数計数レジスタRRに記憶された景品の
合計点数、即ち使用点数と、交換完了コマンドとを集中
管理装置2に送信し(ステップd24)、ステップd2
5に移行し、集中管理装置2からの終了コマンド待ちと
なる。
【0278】点数判別用レジスタK$に記憶されている
演算結果がマイナスである場合には、CPU(D)は、
ステップd42に移行する。ステップd42において
は、点数判別用レジスタK$に記憶されている演算結果
の絶対値が、使用限度点数Z以上であるか否かが判別さ
れる。更新残高点数から景品の合計点数を差し引いた演
算結果の絶対値が使用限度点数Zに達していない場合に
は、CPU(D)は、ステップd23以下に移行するの
で、景品交換が成立する。点数判別用レジスタK$に記
憶されている演算結果の絶対値が使用限度点数Z以上で
あれば、CPU(D)は、CRT表示装置72に点数不
足メッセージを表示し(ステップd43)、ステップd
26以下のカード返却に関する処理に移行し、IDカー
ド23を返却する。
【0279】景品交換が成立した場合には、第1実施例
と同様に、集中管理装置2の専用ファイルのID番号に
対応した記憶レコードに、今回、利用者が景品POS7
によって景品交換により消費した分の点数を減算された
更新残高点数が更新残高点数記憶領域に更新記憶される
ことなる。なお、景品交換により消費した分の点数を減
算された更新残高点数の値は、マイナスの値となる場合
があるが、この場合、更新残高点数の絶対値は、使用限
度点数Z未満の値であることは自明である。
【0280】次に、第2実施例における精算機8に配備
されたCPU(E)が行う処理について説明する。図5
5は、第2実施例における精算機8に配備されたCPU
(E)が実行する処理の一部を示すフローチャートであ
る。第2実施例におけるCPU(E)が行う処理は、第
1実施例における図43示す電源投入時に行うステップ
f1の初期化処理から図44のステップf17の明細書
印字処理に至るまでの各処理は、同一であるので説明を
省略する。なお、CPU(E)は、記憶レコードの利用
履歴データ記憶領域に記憶されている全履歴データをR
AM81に設定した印字エリアに転送し(ステップf1
5)、現在の更新残高点数を更新残高点数記憶領域から
読み出すと共に換算レートにより点数を金額に換算して
払戻金額設定レジスタR9に格納し(ステップf1
6)、印字エリアに転送されている全履歴データ並び払
戻金額設定レジスタR9に格納されている払戻し金額を
プリンタ86から印字出力して明細書を発行する(ステ
ップf17)。
【0281】なお、図56に第2実施例の精算機8から
発行される明細書の一例を示す。利用者は、店員から発
行された明細書を受け取り、入場から精算までの収支、
即ち、各遊技機6毎の収支、カード対応自動販売機6の
使用時の支出及び残高、景品POS7による景品交換時
の支出及び残高を確認することができる。
【0282】CPU(E)は、ステップf17の処理
後、ステップf40に移行する。ステップf40におい
ては、払戻金額設定レジスタR9に格納されている払戻
し金額が0円以下であるか否かが判別される(ステップ
f18)。払戻し金額が0円以下でなければ、即ち、更
新残高点数がプラスの場合には、実質的に払戻し金額が
あることとなるので、この場合には、CPU(E)は、
第1実施例と同様に、ステップf19に移行して現金の
払い出しを行い(ステップf19)、ステップf20に
移行する。CPU(E)は、記憶レコードと精算完了コ
マンドとを集中管理装置2に送信し(ステップe2
0)、ステップe21に移行し、集中管理装置2からの
終了コマンド待ちとなる。
【0283】払戻し金額が0円以下の場合、即ち、更新
残高点数の値が0以下であって、払戻し金額が0円また
は利用者が遊技機5、カード対応自動販売機6及び景品
POS7において消費した点数により、遊技場10′側
に対して支払い金が発生した場合には、CPU(E)
は、ステップf40を真と判別後、ステップf41に移
行し、CRT表示装置84に入金の旨を表わすメッセー
ジを表示し(ステップf41)、ステップf42に移行
し、キーボード85からの精算済の入力操作が入力され
たか否かを判別する(ステップf42)。
【0284】CPU(E)は、キーボード85から精算
済入力操作が入力されるまでの間は、ステップf42の
判別処理を繰り返し判別し、オペレータによる精算済入
力操作待ちの待機状態となる。払戻し金額が0円であれ
ば、オペレータはキーボード85から精算済入力操作を
行う。また、更新残高点数の値がマイナスであるときに
は、支払い金が発生することとなり、この場合には、オ
ペレータは、明細書に記入された支払い金額を利用者か
ら受け取ると、キーボード85から精算済入力操作を行
う。CPU(E)は、キーボード85から精算済入力操
作が入力されると、ステップf42を真と判別してステ
ップf20に移行する。
【0285】以下の処理は、第1実施例と同一であり、
集中管理装置2の専用ファイルのID番号に対応した記
憶レコードには、今回、利用者が精算機8での精算結果
並びに精算済が記憶されることなる。また、集中管理装
置2から送信された終了コマンドは、精算機8に受信さ
れ、CPU(E)は、ステップf21を真と判別する
と、磁気ヘッド91を介してIDカード23の磁気スト
ライプ24の記憶領域cに精算済コードを書き込み(ス
テップf22)、ステップf23以下のカード返却に関
する処理に移行し、精算済コードが記録されたIDカー
ドを返却する。
【0286】第2実施例の遊技場管理装置1′において
は、IDカード発行時には、更新残高点数の値が0とさ
れ、遊技機5において獲得した獲得点数が、遊技機5に
おいて使用した使用点数を上回った場合にのみ、獲得点
数から使用点数を差し引いた点数が勝ち分として更新残
高点数に加算される。遊技機5において獲得した獲得点
数が、遊技機5において使用した使用点数を下回った場
合には、獲得点数から使用点数を差し引いたマイナスの
点数が負け分として更新残高点数に加算され、即ち、使
用点数から獲得点数を差し引いた点数が更新残高点数よ
り減算される。
【0287】また、カード対応自動販売機6並びに景品
POS7において消費された点数が更新残高点数より減
算される。更新残高点数の値がマイナスとなった場合、
更新残高点数のマイナス値の絶対値が使用限度点数Zに
達するまでは、遊技機5での遊技の続行が可能である
が、更新残高点数のマイナス値の絶対値が使用限度点数
Zに達した時点で、遊技機5での遊技の続行が禁止され
る。カード対応自動販売機6並びに景品POS7におい
ては、更新残高点数から商品や景品の点数を差し引く演
算を行うと、この演算を行った場合の更新残高点数のマ
イナス値の絶対値が使用限度点数Zに達する場合には、
点数不足として商品の排出や景品の交換を行わないで、
そのままカードを返却する。なお、更新残高点数の値
は、そのまま減算されずにカード挿入前の値が残る。
【0288】精算機8において精算を行う時に、更新残
高点数がプラスの値であれば、更新残高点数に対応する
現金が利用者に払い出される。また、更新残高点数がマ
イナスの値であれば、入金のメッセージが表示され、利
用者は、マイナスの更新残高点数に対応した支払い金額
をオペレータに支払い、オペレータによって精算済操作
入力が行われると、IDカード23に精算済コードが書
き込まれる。
【0289】利用者は、第1実施例と同様に、精算機8
から返却された精算済コードが記録されたIDカードを
出口用改札機4のカード挿入口に挿入する。出口用改札
機4の制御部115に配備されたCPU(G)が行う処
理は、第1実施例と同一であるため、IDカード23に
精算済コードが書き込まれていれば、ゲート12が開成
され、利用者は退場する。利用者は、IDカード23を
遊技機5、カード自動販売機6または景品POS7に挿
入することで、現在の更新残高点数がプラスであるかマ
イナスであるかを把握することができる。更新残高点数
がかマイナスである場合、もし、利用者が、不払い遊技
を図ろうとして精算を行わずに退場しよう試みても、精
算が行われていないIDカードを出口用改札機4のカー
ド挿入口に挿入して退場しようとする場合には、ゲート
12が閉鎖されることにより、利用者の退場が防止され
る。
【0290】なお、専用ファイルに各ID番号毎に蓄積
記憶されているデータは、遊技場閉店後、集中管理装置
2における閉店処理で、1日分のデータ集計が行われ、
集計結果がプリンタ21から日報として出力される。な
お、集中管理装置2を管理会社に配備されているセンタ
ーコンピュータに通信接続し、1日の集計結果を送信し
て管理会社に経営を管理させてもよい。
【0291】また、第1実施例及び第2実施例では、識
別カードとして磁気ストライプ24を有するIDカード
23を使用しているが、IDカード23に代えてICカ
ードを用いてもよい。ICカードを用いる場合には、更
新残高点数をICカードのメモリにも記憶させ、集中管
理装置2との通信毎に点数の一致を照合すれば識別カー
ドの安全性を確保することができる。さらに、後払い方
式である第2実施例の精算処理において、精算機8に紙
幣並びに硬貨の入金装置を設けて、精算機8における精
算処理を自動化してもよい。
【0292】
【発明の効果】本発明のカードを利用した遊技場管理装
置によれば、遊技場の入口に入場用改札機を設け、遊技
場の出口に出口用改札機を設け、集中管理装置により識
別コードを記憶した識別カードを発行し、発行された識
別カードを入場用改札機に挿入することによって遊技場
に入場し、識別カードにより遊技機において遊技が開始
されると、遊技に基く使用点数、獲得点数、獲得点数か
ら使用点数を差し引いて得られる差引点数をそれぞれ新
規に累積記憶し、遊技終了の際に、識別カードを返却す
ると共に、累積記憶した使用点数、獲得点数及び差引点
数を識別コードと共に集中管理装置に送信し、集中管理
装置は、ファイル検索手段により識別コードに対応して
ファイル手段の特定領域を検索し、遊技機から送られる
使用点数、獲得点数及び差引点数を受ける毎に、ファイ
ル検索手段によって検索された特定領域の記憶領域に、
遊技機毎に使用点数、獲得点数及び差引点数を逐次記憶
し、精算機に識別カードを挿入すると、精算機は、集中
管理装置と通信を行い、ファイル検索手段によって検索
された特定領域の記憶領域に記憶されている全データを
履歴データとして受け取り、受け取った履歴データに基
いて精算を行い、識別カードを出口用改札機に挿入する
ことにより遊技場から退場するので、遊技場への入場、
遊技機での遊技、精算並びに遊技場からの退場の全てを
識別カードにより行うことができるため、景品遊技媒体
の払い出しを行わないカード式の遊技機を多数設置して
いる遊技場に用いる上で好適となる。
【0293】また、入場改札機において、利用者の入場
が検知されると入場コマンドが集中管理装置に送信さ
れ、遊技機において遊技が開始される際に遊技中コマン
ドが集中管理装置に送信され、精算機において精算が完
了すると集中管理装置に精算済コマンドが送信され、出
口用改札機において、利用者の退場が検知されると集中
管理装置に退場コマンドが送信され、集中管理装置は、
入場コマンド、遊技中コマンド、精算済コマンド並びに
退場コマンドを受ける毎に、ファイル検索手段によって
検索された特定領域の記憶領域に、受けたコマンド別に
応じて入場、遊技中、精算済、退場を各々記憶するの
で、入場状況、遊技状況、精算状況並びに退場状況を集
中管理装置において適格に把握することができると共
に、遊技場における現在の入場者数を正確に把握するこ
とができる。
【0294】また、識別カードの発行時に前払い金額を
支払うことにより、前払い金額に対応する更新残高点数
が集中管理装置のファイル手段に登録され、発行された
識別カードの識別コードに応じて、遊技場内において、
遊技機での遊技における勝ち分が更新残高点数に加算記
憶される一方、遊技機での遊技における負け分が更新残
高点数から差し引かれ、カード対応自動販売機での商品
の購入に応じた点数が更新残高点数から差し引かれ、景
品POSによる景品交換に応じた点数が更新残高点数か
ら差し引かれ、精算する場合に、精算機が更新残高点数
に基いて精算を行うので、遊技場への入場、遊技機での
遊技、カード対応自動販売機での物品の購入、景品の購
入、精算並びに遊技場からの退場を全てカード1枚で行
うことができる共に前払い方式を実現することができ
る。
【0295】また一方、発行された識別カードの識別コ
ードに応じて、遊技機での遊技における勝ち分が更新残
高点数に加算記憶される一方、更新残高点数がマイナス
となった場合に、予め設定された使用限度点数の範囲内
に限って、遊技機での遊技における負け分、カード対応
自動販売機での商品の購入に応じた点数、景品POSに
よる景品交換に応じた点数が、更新残高点数から減算さ
れ、精算機が更新残高点数に基いて精算を行った時に、
更新残高点数の値がマイナスである場合には、操作入力
手段から許可信号が入力された場合に限って、精算済み
コードを識別カードに書き込むようにし、出口用改札機
が、識別カードが挿入された場合に、識別カードに精算
済みコードが記憶されていた場合に限って、ゲートを開
いて退場を許可するので、遊技場への入場、遊技機での
遊技、カード対応自動販売機での物品の購入、景品の購
入、精算並びに遊技場からの退場を全てカード1枚で行
うことができ、精算時に不足分があればこれを支払う後
払い方式を実現することができ、同時に精算を行わない
で遊技場を退場する不払い遊技者の発生を防止すること
ができる。
【0296】さらに、精算機が履歴データに基いて、遊
技場内での遊技機毎の使用点数、獲得点数並びに差引点
数の累計、カード対応自動販売機毎の購入物品に対応す
る換算点数及び景品POSにおける購入物品に対応する
換算点数が記載されてなる金額使用の収支状況を表わす
明細書を発行するので、遊技場内での利用者の収支結果
が示されるだけでなく、収支の内訳、即ち、遊技機毎に
おける使用点数並びに獲得点数の収支を明確に示すばか
りでなく、遊技場内におけるカード対応自動販売機にお
ける飲食や景品POSによる景品交換も合わせて明確に
示すことができるため、利用者の満足度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る前払い方式のカード
を利用した遊技場管理装置を採用した遊技場を示す平面
【図2】同第1実施例の遊技場管理装置の主要な構成を
示す機能ブロック図
【図3】同第1実施例の集中管理装置の要部を示す機能
ブロック図
【図4】識別カードを構成するIDカードの平面図
【図5】ファイル手段を構成する専用ファイルにおける
記憶レコードの記憶領域の構成を示す図
【図6】同第1実施例の遊技機の要部を示す機能ブロッ
ク図
【図7】同第1実施例のカード対応自動販売機の要部を
示す機能ブロック図
【図8】同第1実施例の景品POSの要部を示す機能ブ
ロック図
【図9】同第1実施例の精算機の要部を示す機能ブロッ
ク図
【図10】同第1実施例の入口用改札機の要部を示す機
能ブロック図
【図11】同第1実施例の出口用改札機の要部を示す機
能ブロック図
【図12】同第1実施例の金額追加機の要部を示す機能
ブロック図
【図13】同第1実施例の遊技機に配備された表示部に
表示される表示内容を示す図
【図14】同第1実施例の精算機によって発行される明
細書を示す図
【図15】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
するメインルーチンの概略を示すフローチャート
【図16】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
するIDカード発行処理の一部を示すフローチャート
【図17】図16のフローチャートのつづき
【図18】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する金額追加処理の概略を示すフローチャート
【図19】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する精算処理の概略を示すフローチャート
【図20】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する入口改札処理の概略を示すフローチャート
【図21】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する出口改札処理の概略を示すフローチャート
【図22】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する景品POS処理の概略を示すフローチャート
【図23】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する自動販売機処理の概略を示すフローチャート
【図24】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
する遊技機処理の概略を示すフローチャート
【図25】同第1実施例の集中管理装置の制御部が実行
するエラー処理の概略を示すフローチャート
【図26】同第1実施例の入口用改札機の制御部が実行
する処理の一部を示すフローチャート
【図27】図26のフローチャートのつづき
【図28】SUB(A)サブルーチンの処理を示すフロ
ーチャート
【図29】図26のフローチャートのつづき
【図30】同第1実施例の遊技機の制御部が実行する処
理の一部を示すフローチャート
【図31】図30のフローチャートのつづき
【図32】図31のフローチャートのつづき
【図33】同第1実施例のカード対応自動販売機の制御
部が実行する処理の一部を示すフローチャート
【図34】図33のフローチャートのつづき
【図35】図33並びに図34のフローチャートのつづ
【図36】同第1実施例の景品POSの制御部が実行す
る処理の一部を示すフローチャート
【図37】図36のフローチャートのつづき
【図38】図36並びに図37のフローチャートのつづ
【図39】同第1実施例の金額追加機の制御部が実行す
る処理の一部を示すフローチャート
【図40】図39のフローチャートのつづき
【図41】図39並びに図40のフローチャートのつづ
【図42】SUB(B)サブルーチンの処理を示すフロ
ーチャート
【図43】同第1実施例の精算機の制御部が実行する処
理の一部を示すフローチャート
【図44】図43のフローチャートつづき
【図45】図43並びに図44のフローチャートのつづ
【図46】同第1実施例の出口用改札機の制御部が実行
する処理の一部を示すフローチャート
【図47】図46のフローチャートのつづき
【図48】本発明の第2実施例に係る後払い方式のカー
ドを利用した遊技場管理装置を採用した遊技場を示す平
面図
【図49】同第2実施例の遊技場管理装置の主要な構成
を示す機能ブロック図
【図50】同第2実施例の集中管理装置の制御部が実行
するメインルーチンの概略を示すフローチャート
【図51】同第2実施例の集中管理装置の制御部が実行
するIDカード発行処理の一部を示すフローチャート
【図52】同第2実施例の遊技機の制御部が実行する処
理の一部を示すフローチャート
【図53】同第2実施例のカード対応自動販売機の制御
部が実行する処理の一部を示すフローチャート
【図54】同第2実施例の景品POSの制御部が実行す
る処理の一部を示すフローチャート
【図55】同第2実施例の精算機の制御部が実行する処
理の一部を示すフローチャート
【図56】同第2実施例の精算機によって発行される明
細書を示す図
【符号の説明】
1 遊技場管理装置 2 集中管理装置 3 入口用改札機 4 出口用改札機 5 遊技機 6 カード対応自動販売機 7 景品POS 8 精算機 9 金額追加機 10 遊技場 11 ゲート 12 ゲート 13 バス型LAN 14 ROM 15 RAM 16 メモリ 17 通信インタフェース 18 制御部 19 CRT表示装置 20 キーボード 21 プリンタ 22 カードリーダ&ライタ 23 IDカード(識別カード) 24 磁気ストライプ 25 カードセンサ 26 磁気ヘッド 27 モータ駆動回路 28 センサ検出回路 29 ヘッド制御回路 30 ROM 31 RAM 32 通信インタフェース 33 通信インタフェース 34 制御部 35 カードリーダ 36 打球発射装置 37a 番号入力キー 37b 終了キー 38a 入力検出回路 38b 入力検出回路 39 表示部 40 表示駆動回路 41 カードセンサ 42 磁気ヘッド 43 モータ駆動回路 44 センサ検出回路 45 ヘッド制御回路 46 タッチセンサ 47 モータ駆動回路 48 センサ検出回路 49 打球センサ 50 センサ検出回路 51 入賞検出スイッチ 52 スイッチ検出回路 53 ROM 54 RAM 55 通信インタフェース 56 制御部 57 カードリーダ 58 表示部 59 表示駆動回路 60a 番号入力キー群 60b 購入キー群 60c 取消キー 61a 入力検出回路 61b 入力検出回路 62 カードセンサ 63 磁気ヘッド 64 モータ駆動回路 65 センサ検出回路 66 ヘッド制御回路 67 ROM 68 RAM 69 通信インタフェース 70 制御部 71 カードリーダ 72 CRT表示装置 73 キーボード 74 バーコード検出器 75 カードセンサ 76 磁気ヘッド 77 モータ駆動回路 78 センサ検出回路 79 ヘッド制御回路 80 ROM 81 RAM 82 通信インタフェース 83 制御部 84 CRT表示装置 85 キーボード 86 プリンタ 87 カードリーダ&ライタ 88 紙幣払出器 89 硬貨払出器 90 カードセンサ 91 磁気ヘッド 92 モータ駆動回路 93 センサ検出回路 94 ヘッド制御回路 95 ROM 96 RAM 97 通信インタフェース 98 制御部 99 カードリーダ 100 モータ駆動回路 101 センサ検出回路 102 通過検出センサ 103a カードセンサ 103b カードセンサ 104 磁気ヘッド 105 モータ駆動回路 106a センサ検出回路 106b センサ検出回路 107 ヘッド制御回路 108 音駆動回路 109 警報ブザー 110 ランプ駆動回路 111 報知ランプ 112 ROM 113 RAM 114 通信インタフェース 115 制御部 116 カードリーダ 117 モータ駆動回路 118 センサ検出回路 119 通過検出センサ 120 音駆動回路 121 警報ブザー 122 ランプ駆動回路 123 報知ランプ 124 カードセンサ 125 磁気ヘッド 126 モータ駆動回路 127 センサ検出回路 128 ヘッド制御回路 129 カードリーダ 130 紙幣処理ユニット 131 硬貨処理ユニット 132 表示装置 133 番号入力キー群 134 金額選択キー 135 取消キー 136 紙幣センサ 137 モータ駆動回路 138 センサ検出回路 139 硬貨センサ 140 モータ駆動回路 141 センサ検出回路 142 カードセンサ 143 磁気ヘッド 144 モータ駆動回路 145 センサ検出回路 146 ヘッド制御回路 147 入力検出回路 148 入力検出回路 149 制御部 150 ROM 151 RAM 152 通信インタフェース 155 商品排出器 M1 カード搬送用モータ M2 カード搬送用モータ M3 打球発射モータ M4 カード搬送用モータ M5 カード搬送用モータ M6 カード搬送用モータ M7 ゲート開閉用モータ M8 カード搬送用モータ M9 ゲート開閉用モータ M10 カード搬送用モータ M11 紙幣搬送用モータ M12 硬貨排出用モータ M13 カード搬送用モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場入り口に設置された入場用改札機
    と、遊技場出口に設置された出口用改札機と、遊技場内
    に設置され、景品遊技媒体の払出しを行わない複数の遊
    技機と、精算機と、遊技場に設置されると共に、前記入
    場用改札機、出口用改札機、遊技機及び精算機と通信接
    続された集中管理装置とを備え、 前記集中管理装置に、識別カードに識別コードを書き込
    むと共に識別カードを発券する識別カード発券処理手段
    と、識別コード記憶領域と少なくとも入場状況、遊技状
    況、精算状況並びに退場状況、使用点数、獲得点数及び
    差引点数の記憶領域を複数組有し、前記識別コード毎に
    予め設定された複数の記憶領域からなるファイル手段
    と、データ管理手段とを設け、 前記入場用改札機に、前記識別カードが挿入された場合
    に、入場コードを前記識別カードに書き込む入場処理手
    段と、利用者の入場が検知されると、前記集中管理装置
    に対して入場コマンドを送信する入場コマンド送信手段
    とを設け、 前記遊技機に、前記識別カードが挿入されて遊技が開始
    される際に、前記集中管理装置に遊技中コマンドを送信
    する遊技中コマンド送信手段と、遊技が開始されると、
    遊技に基く使用点数、獲得点数、獲得点数から使用点数
    を差し引いて得られる差引点数をそれぞれ新規に累積記
    憶する遊技データ累積記憶処理手段と、前記識別カード
    を返却する毎に、前記累積記憶した使用点数、獲得点数
    及び差引点数を識別コードと共に前記集中管理装置に送
    信する遊技データ送信処理手段とを設け、 前記精算機に、前記識別カードが挿入される毎に、前記
    集中管理装置と通信を行って識別コードに対応する履歴
    データを受け取る履歴データ受信処理手段と、前記履歴
    データに基いて精算を行う精算処理手段と、前記精算処
    理手段が精算を正規に完了した場合に限って前記識別カ
    ードに精算済みコードを書き込む精算完了処理手段と、
    精算済コードを前記識別カードに書き込んだ後に前記集
    中管理装置に精算済コマンドを送信する精算済コマンド
    送信手段とを設け、 前記出口用改札機に、識別カードが挿入された場合に、
    識別カードに精算済みコードが記憶されていた場合に限
    って、ゲートを開いて退場を許可する退場処理手段と、
    利用者の退場が検知されると、退場コマンドを前記集中
    管理装置に送信する退場コマンド送信手段とを設け、 前記集中管理装置に設けた前記データ管理手段が、前記
    識別コードに対応して前記ファイル手段の特定領域を検
    索するファイル検索手段と、 前記入場コマンド、遊技中コマンド、精算済コマンド並
    びに退場コマンドを受ける毎に、前記ファイル検索手段
    によって検索された特定領域の記憶領域に、受けたコマ
    ンド別に応じて入場、遊技中、精算済、退場を各々記憶
    する利用者状況記憶処理手段と、前記遊技機から送られ
    る使用点数、獲得点数及び差引点数を受ける毎に、前記
    ファイル検索手段によって検索された特定領域の記憶領
    域に、前記遊技機毎に前記使用点数、獲得点数及び差引
    点数を逐次記憶させるデータ記憶処理手段と、前記精算
    機と通信を行う毎に、前記ファイル検索手段によって検
    索された特定領域の記憶領域に記憶されている全データ
    を履歴データとして前記精算機に送信する履歴データ送
    信手段とを備えたことを特徴とするカードを利用した遊
    技場管理装置。
  2. 【請求項2】 遊技場内に設置された景品POSとカー
    ド対応自動販売機とを前記集中管理装置に通信接続し、
    景品POSとカード対応自動販売機の各々に、購入物品
    に対応する換算点数を検出する点数検出手段を配設し、 前記集中管理装置に配備された前記ファイル手段に残高
    点数記憶領域を設け、前記集中管理装置に配備されたデ
    ータ管理手段が、予め支払われた金額を残高点数に換算
    して前記ファイル手段の残高点数記憶領域に記憶させる
    残高点数登録手段と、前記遊技機、景品POS及びカー
    ド対応自動販売機に対して前記識別コードに対応する残
    高点数を読み出して送信する残高点数送信処理手段と、
    前記遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機から
    送られた計算更新された更新残高点数を受けとる毎に、
    前記ファイル手段の残高点数記憶領域に更新記憶させる
    残高点数更新記憶手段と、前記景品POS及び前記カー
    ド対応自動販売機毎の前記換算点数を逐次記憶させるデ
    ータ記憶処理手段とを備え、 前記遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機の各
    々に、前記識別カードが挿入される毎に、前記集中管理
    装置と通信を行って識別コードに対応する残高点数を受
    けとる残高点数受信処理手段と、前記残高点数を計算更
    新して前記更新残高点数を算出するための残高点数計算
    更新手段と、集中管理装置に前記更新残高点数と前記換
    算点数とを送信する更新残高点数送信処理手段とを設
    け、 前記遊技機に配備された前記残高点数計算更新手段は、
    前記残高点数に前記獲得点数を加算する一方、前記残高
    点数から前記使用点数を減算して更新残高点数を算出す
    るものであり、 前記カード対応自動販売機並びに景品POSに配備され
    た前記残高計算更新手段は、前記点数検出手段によって
    検出された換算点数を前記残高点数から差し引いて更新
    残高点数を算出するものであり、 前記精算機に配備された精算処理手段が、前記履歴デー
    タのうちの前記更新残高点数に基き精算を行う前払い方
    式であることを特徴とする請求項1に記載のカードを利
    用した遊技場管理装置。
  3. 【請求項3】 遊技場内に設置された景品POSとカー
    ド対応自動販売機とを前記集中管理装置に通信接続し、
    景品POSとカード対応自動販売機の各々に、購入物品
    に対応する換算点数を検出する点数検出手段を配設し、 前記集中管理装置に配備された前記ファイル手段に残高
    点数記憶領域を設け、前記集中管理装置に配備されたデ
    ータ管理手段が、前記遊技機、景品POS及びカード対
    応自動販売機に対して前記識別コードに対応する残高点
    数を読み出して送信する残高点数送信処理手段と、前記
    遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機から送ら
    れた計算更新された更新残高点数を受けとる毎に、前記
    ファイル手段の残高点数記憶領域に更新記憶させる残高
    点数更新記憶手段と、前記景品POS及び前記カード対
    応自動販売機毎の前記換算点数を逐次記憶させるデータ
    記憶処理手段とを備え、 前記遊技機、景品POS及びカード対応自動販売機の各
    々に、前記識別カードが挿入される毎に、前記集中管理
    装置と通信を行って識別コードに対応する残高点数を受
    けとる残高点数受信処理手段と、前記残高点数を計算更
    新して前記更新残高点数を算出するための残高点数計算
    更新手段と、前記残高点数計算更新手段による前記更新
    残高点数がマイナスとなった場合に、予め設定された使
    用限度点数の範囲内に限って、残高点数計算更新手段に
    よる前記残高点数の計算更新の継続を許容する残高点数
    監視処理手段と、集中管理装置に前記更新残高点数と前
    記換算点数とを送信する更新残高点数送信処理手段とを
    設け、 前記遊技機に配備された前記残高点数計算更新手段は、
    前記残高点数に前記獲得点数を加算する一方、前記残高
    点数から前記使用点数を減算して更新残高点数を算出す
    るものであり、 前記カード対応自動販売機並びに景品POSに配備され
    た前記残高計算更新手段は、前記点数検出手段によって
    検出された換算点数を前記残高点数から差し引いて更新
    残高点数を算出するものであり、 前記精算機に配備された精算処理手段が、前記履歴デー
    タのうちの前記更新残高点数に基き精算を行うものであ
    り、前記精算機に、精算処理手段による前記更新残高点
    数の値がマイナスである場合に、操作入力手段から許可
    信号が入力された場合に限って、前記精算完了処理手段
    による精算済みコードの書き込みを許可する精算完了処
    理監視処理手段を設けた後払い方式であることを特徴と
    する請求項1に記載のカードを利用した遊技場管理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記精算機に、前記履歴データに基い
    て、少なくとも、遊技場内での前記遊技機毎の使用点
    数、獲得点数並びに差引点数の累計、前記カード対応自
    動販売機毎の購入物品に対応する換算点数及び前記景品
    POSにおける購入物品に対応する換算点数のうちのい
    ずれか1つが記載されてなる金額使用の収支状況を表わ
    す明細書を発行する明細書発行処理手段を設けたことを
    特徴とする請求項2または3のうちのいずれか1つに記
    載のカードを利用した遊技場管理装置。
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Cited By (5)

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