JPH08280908A - セキュリティ管理装置 - Google Patents

セキュリティ管理装置

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JPH08280908A
JPH08280908A JP8420595A JP8420595A JPH08280908A JP H08280908 A JPH08280908 A JP H08280908A JP 8420595 A JP8420595 A JP 8420595A JP 8420595 A JP8420595 A JP 8420595A JP H08280908 A JPH08280908 A JP H08280908A
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JP8420595A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技設備への不正アクセスを防止できるセキ
ュリティ管理装置を提供すること。 【構成】 遊技場10を構成する各遊技設備12,…,
12の施錠すべき要所毎に設けられた電子錠手段30
と、所定鍵打指端順序情報21dに従った指端を用いて
既登録パスワード情報21aの鍵打を促すとともに所定
鍵打指端順序情報21dに従って既登録指端指紋情報2
1eを用いた既登録パスワード情報21aの鍵打が実行
された場合に既登録パスワード情報21aおよび既登録
指端指紋情報21eに対応した解錠資格付解錠権情報2
6aを生成するパスワード検証手段20と、解錠資格付
解錠権情報26aを受け個別解錠権情報30aと解錠資
格付解錠権情報26aとが一致した場合に電子錠手段3
0の解錠を促す制御を実行する解錠管理手段32と、を
備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技場を構成する遊技
設備への不正アクセスを防止するためのセキュリティ管
理装置に関し、特に、遊技盤面上に遊技玉を打出して遊
技玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出しを実
行するための遊技媒体貸出装置、入賞玉の計数を実行す
るための賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、および
これらのパチンコ遊技設備の統括的な管理を実行するた
めのパチンコ遊技場管理装置等から構成されるパチンコ
遊技場における、これらの遊技設備への不正アクセスを
防止するためのセキュリティ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技場を構成する遊技設備への不
正アクセスを防止するためのセキュリティ管理装置にお
いては、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
の錠手段(機械錠手段)が設けられており、保守管理用
の専用鍵が準備保管されていた。
【0003】遊技設備(例えば、パチンコ遊技機、遊技
媒体貸出装置、賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、
およびパチンコ遊技場管理装置)等に保守整備が必要と
なった際、錠手段に設けられた鍵穴に専用鍵を差し入れ
て、解錠し、保守整備を行うことにより、遊技設備への
不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり
替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止す
るためのセキュリティの管理が行われていた。
【0004】また、コンピュータ機能を中心としたセキ
ュリティ管理装置においては、遊技設備にアクセスする
場合、セキュリティ機能を一時的に解除するために、コ
ンピュータOSが要求する既登録パスワード情報に単純
応答するパスワードチェックプロセスを強制することに
より、遊技設備への不正アクセス(例えば、遊技設備の
制御基板の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への
不正交換)を防止するためのセキュリティの管理が行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われている鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構
によるの錠手段(機械錠手段)によるセキュリティ管理
装置では、錠手段(ロック機構)毎に各々専用鍵を用意
する必要があり、錠手段の種類だけ専用鍵が必要であ
り、遊技設備への不正アクセス(例えば、遊技設備の制
御基板の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不
正交換)を防止することが難しいという問題点があっ
た。
【0006】さらに、遊技設備等に保守整備が必要とな
った際、合致する専用鍵を一々探し出さなければなら
ず、保守整備に過大な労力および時間を要し、遊技設備
への不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正
すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防
止することが難しいという問題点があった。
【0007】さらに、専用鍵は、紛失したり、盗取され
たり、模造されやすいため、多種類の専用鍵を、紛失、
盗取または模造されないように保管しておくためにも過
大な労力および時間を要し、遊技設備への不正アクセス
(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造R
OM(裏ROM)への不正交換)を防止することが難し
いという問題点があった。
【0008】また、既登録パスワード情報応答を強制す
るするセキュリティ管理装置では、既登録パスワード情
報は紛失したり、盗取されたり、模造されやすくハッキ
ングされ易く、既登録パスワード情報に単純に合致して
いれば良いため、容易に遊技設備内に侵入されるという
問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来技術が有する問
題点に着目してなされたもので、機械錠手段に代えて電
子錠手段を用い、さらに単純な既登録パスワード情報の
合致制御に代えて、パスワードの鍵打を促すとともに鍵
打した指端の指紋を判定して所定鍵打指端順序情報に従
って既登録指端指紋情報を用いた既登録パスワード情報
の鍵打が実行された場合にのみ遊技設備への解錠資格を
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができ、遊技設備への不正
アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替え
や改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止できる
セキュリティ管理装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の各項に存する。 [1]項 遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセスを防止するためのセキュリ
ティ管理装置において、前記遊技場(10)を構成する
各遊技設備(12,…,12)の施錠すべき要所毎に設
けられるとともに、当該遊技設備(12,…,12)毎
の解錠資格(30b)である個別解錠権情報(30a)
が各々予め設定され、解錠要求(30c)に応じて解錠
の制御が可能な電子錠手段(30)と、前記遊技場(1
0)内に設けられ、鍵打する指端の順序である所定鍵打
指端順序情報(21d)に従った指端を用いて予め登録
されたパスワードである既登録パスワード情報(21
a)の鍵打を促し、当該鍵打されたパスワード(21
b)である鍵打パスワード情報(22a)と当該既登録
パスワード情報(21a)との照合を実行し、当該鍵打
された指紋である鍵打指端指紋情報(22b)と予め登
録されている指紋である既登録指端指紋情報(21e)
との画像認識を実行して当該鍵打指端指紋情報(22
b)と当該既登録指端指紋情報(21e)との照合を実
行するとともに、当該鍵打された指端の順序である鍵打
指端順序情報(22c)と当該所定鍵打指端順序情報
(21d)との照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情
報(21d)に従って当該既登録指端指紋情報(21
e)を用いた当該既登録パスワード情報(21a)の鍵
打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報(2
1a)および当該既登録指端指紋情報(21e)に対応
した前記解錠資格(30b)を付加した解錠資格付解錠
権情報(26a)を生成するパスワード検証手段(2
0)と、前記遊技場(10)内に設けられ、前記電子錠
手段(30)毎の解錠要求(30c)である前記解錠資
格付解錠権情報(26a)を受けた場合に、当該解錠要
求(30c)を受けた前記電子錠手段(30)の前記個
別解錠権情報(30a)と当該解錠資格付解錠権情報
(26a)との照合を実行し、当該個別解錠権情報(3
0a)と当該解錠資格付解錠権情報(26a)とが一致
した場合に、当該解錠要求(30c)を受けた電子錠手
段(30)に前記解錠要求(30c)を与えて解錠を促
す制御を実行する解錠管理手段(32)と、を備えて成
ることを特徴とするセキュリティ管理装置(14)。
【0011】[2]項 前記パスワード検証手段(2
0)は、前記解錠要求(30c)を受けたとき、打鍵を
促す前記既登録パスワード情報(21a)および前記所
定鍵打指端順序情報(21d)を所定の規則に基づいて
選択する打鍵パスワード発生部(21)と、前記選択さ
れた既登録パスワード情報(21a)および所定鍵打指
端順序情報(21d)に応じて、パスワードの鍵打を促
す表示をするとともに、鍵打されたパスワード(21
b)に基づいて前記鍵打パスワード情報(22a)およ
び前記鍵打指端指紋情報(22b)を生成するパスワー
ド入力部(22)と、前記鍵打パスワード情報(22
a)を受けたとき、前記鍵打パスワード情報(22a)
と前記既登録パスワード情報(21a)との照合を実行
し、一致した場合に鍵打指端順序情報(22c)および
パスワード一致情報(24a)を生成するパスワード照
合部(24)と、前記鍵打指端順序情報(22c)を受
けたとき、前記鍵打指端指紋情報(22b)と前記既登
録指端指紋情報(21e)との画像認識を実行するとと
もに、当該鍵打指端指紋情報(22b)と当該既登録指
端指紋情報(21e)との画像照合を実行し、一致した
場合に鍵打指端指紋一致情報(23a)を生成する指紋
画像照合部(23)と、前記鍵打指端指紋一致情報(2
3a)を受けたとき、前記鍵打された指端の前記鍵打指
端順序情報(22c)と前記所定鍵打指端順序情報(2
1d)との順序照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情
報(21d)に従って当該既登録指端指紋情報(21
e)を用いた当該既登録パスワード情報(21a)の鍵
打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報(2
1a)および当該既登録指端指紋情報(21e)に対応
した前記解錠資格(30b)を付加した前記解錠資格付
解錠権情報(26a)を生成する鍵打指端順序照合部
(26)と、を備えて成ることを特徴とする[1]項に
記載のセキュリティ管理装置(14)。
【0012】
【作用】本発明におけるセキュリティ管理装置(14)
は、機械錠手段に代えて電子錠手段(30)を用い、さ
らに単純な既登録パスワード情報(21a)の合致制御
に代えて、既登録パスワード情報(21a)の鍵打を促
すとともに鍵打した指端の指紋を判定して所定鍵打指端
順序情報(21d)に従って既登録指端指紋情報(21
e)を用いた既登録パスワード情報(21a)の鍵打が
実行された場合にのみ遊技設備(12,…,12)への
解錠資格(30b)を賦与する制御を実行することによ
り、ハッキングによる被害を最小限に食止めることがで
きる。
【0013】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0014】更に詳しく本発明のセキュリティ管理装置
(14)の作用について説明する。遊技場(10)を構
成する各遊技設備(12,…,12)の施錠すべき要所
毎に設けられた電子錠手段(30)は、当該遊技設備
(12,…,12)毎の解錠資格(30b)である個別
解錠権情報(30a)が各々予め設定され、解錠要求
(30c)に応じて解錠の制御が可能である。
【0015】本発明における遊技設備(パチンコ遊技設
備)(12,…,12)の施錠すべき要所とは、不正ア
クセスが実行されることによって正規の遊技の依らない
不正賞球、不正パチンコ遊技、不正玉貸しが実現できる
ような箇所であって、例えば、パチンコ遊技機の全面ガ
ラス扉部分、パチンコ遊技機の制御基板(12a)部
分、遊技媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒体計数器
の制御部分、パチンコ遊技場管理装置の制御部分等があ
る。
【0016】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板(12a)や制御用ROMが装置
されている。正規の制御基板(12a)の不正すり替え
や正規の制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不
正交換によって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正
パチンコ遊技、不正玉貸しが実現される可能性がある。
本発明における電子錠手段(30)は、このような不正
の目標とされ易い遊技設備(パチンコ遊技設備)(1
2,…,12)の要所に電子的な施錠を行うことができ
る。
【0017】個別解錠権情報(30a)は、解錠資格付
解錠権情報(25a)と一致した場合に、解錠要求(2
5b)を受けた電子錠手段(30)に解錠要求(30
c)を与えて解錠を促す制御を実行するための遊技設備
(12,…,12)への解錠資格(30b)である。
【0018】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワ
ード検証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠
手段(30)を用い、錠手段(ロック機構)毎の各々専
用鍵および錠手段の種類だけの専用鍵を不要とすること
により、より高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備
(12,…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設
備(12,…,12)の制御基板(12a)の不正すり
替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止す
ることができるセキュリティ管理装置(14)を実現で
きる。
【0019】さらに、遊技設備(12,…,12)に保
守整備が必要となった際、合致する専用鍵を一々探し出
すことに代えて、パスワード検証による遊技設備(1
2,…,12)の解錠制御が可能となることにより、よ
り高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができるセキュリティ管理装置(14)を実現できる。
【0020】さらに、遊技設備(12,…,12)の保
守整備における過大な労力および時間などの冗費を節減
できるセキュリティ管理装置(14)を実現できる。
【0021】遊技場(10)内に設けられたパスワード
検証手段(20)は、鍵打する指端の順序である所定鍵
打指端順序情報(21d)に従った指端を用いて予め登
録されたパスワードである既登録パスワード情報(21
a)の鍵打を促し、当該鍵打されたパスワード(21
b)である鍵打パスワード情報(22a)と当該既登録
パスワード情報(21a)との照合を実行し、当該鍵打
された指紋である鍵打指端指紋情報(22b)と予め登
録されている指紋である既登録指端指紋情報(21e)
との画像認識を実行して当該鍵打指端指紋情報(22
b)と当該既登録指端指紋情報(21e)との照合を実
行するとともに、当該鍵打された指端の順序である鍵打
指端順序情報(22c)と当該所定鍵打指端順序情報
(21d)との照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情
報(21d)に従って当該既登録指端指紋情報(21
e)を用いた当該既登録パスワード情報(21a)の鍵
打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報(2
1a)および当該既登録指端指紋情報(21e)に対応
した前記解錠資格(30b)を付加した解錠資格付解錠
権情報(26a)を生成する。
【0022】遊技場(10)内に設けられた解錠管理手
段(32)は、電子錠手段(30)毎の解錠要求(30
c)である解錠資格付解錠権情報(26a)を受けた場
合に、当該解錠要求(30c)を受けた電子錠手段(3
0)の個別解錠権情報(30a)と当該解錠資格付解錠
権情報(26a)との照合を実行し、当該個別解錠権情
報(30a)と当該解錠資格付解錠権情報(26a)と
が一致した場合に、当該解錠要求(30c)を受けた電
子錠手段(30)に解錠要求(30c)を与えて解錠を
促す制御を実行する。
【0023】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
1a)の合致制御に代えて、既登録パスワード情報(2
1a)の鍵打を促すとともに鍵打した指端の指紋を判定
して所定鍵打指端順序情報(21d)に従って既登録指
端指紋情報(21e)を用いた既登録パスワード情報
(21a)の鍵打が実行された場合にのみ遊技設備(1
2,…,12)への解錠資格(30b)を賦与する制御
を実行することにより、ハッキングによる被害を最小限
に食止めることができる。
【0024】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0025】次に本発明のパスワード検証手段(20)
の作用について説明する。打鍵パスワード発生部(2
1)は、常時、電子錠手段(30)からの解錠要求(3
0c)を待って、待機状態となっている。
【0026】打鍵パスワード発生部(21)は、解錠要
求(30c)を受けたとき、打鍵を促す既登録パスワー
ド情報(21a)および所定鍵打指端順序情報(21
d)を所定の規則に基づいて選択する。
【0027】パスワード入力部(22)は、常時、打鍵
パスワード発生部(21)からの既登録パスワード情報
(21a)および所定鍵打指端順序情報(21d)を待
って、待機状態となっている。
【0028】パスワード入力部(22)は、選択された
既登録パスワード情報(21a)および所定鍵打指端順
序情報(21d)に応じて、パスワードの鍵打を促す表
示をするとともに、鍵打されたパスワード(21b)に
基づいて鍵打パスワード情報(22a)および鍵打指端
指紋情報(22b)を生成するパスワード照合部(2
4)は、常時、打鍵パスワード発生部(21)からの既
登録パスワード情報(21a)およびパスワード入力部
(22)からの鍵打パスワード情報(22a)を待っ
て、待機状態となっている。
【0029】パスワード照合部(24)は、鍵打パスワ
ード情報(22a)を受けたとき、鍵打パスワード情報
(22a)と既登録パスワード情報(21a)との照合
を実行し、一致した場合にパスワード一致情報(24
a)を生成する。
【0030】指紋画像照合部(23)は、パスワード一
致情報(24a)を受けたとき、鍵打指端指紋情報(2
2b)と既登録指端指紋情報(21e)との画像認識を
実行するとともに、当該鍵打指端指紋情報(22b)と
当該既登録指端指紋情報(21e)との画像照合を実行
し、一致した場合に鍵打指端順序情報(22c)および
鍵打指端指紋一致情報(23a)を生成する。
【0031】単純な既登録パスワード情報(21a)の
合致制御に代えて、既登録パスワード情報(21a)の
鍵打を促すとともに鍵打した指端の指紋を判定して、所
定鍵打指端順序情報(21d)に従って既登録指端指紋
情報(21e)を用いた既登録パスワード情報(21
a)の鍵打が実行された場合にのみ遊技設備(12,
…,12)への解錠資格(30b)を賦与する制御を実
行することにより、ハッキングによる被害を最小限に食
止めることができる。
【0032】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0033】鍵打指端順序照合部(26)は、鍵打指端
順序情報(22c)を受けたとき、鍵打された指端の鍵
打指端順序情報(22c)と所定鍵打指端順序情報(2
1d)との順序照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情
報(21d)に従って当該既登録指端指紋情報(21
e)を用いた当該既登録パスワード情報(21a)の鍵
打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報(2
1a)および当該既登録指端指紋情報(21e)に対応
した解錠資格(30b)を付加した解錠資格付解錠権情
報(26a)を生成する。
【0034】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
1a)の合致制御に代えて、既登録パスワード情報(2
1a)の鍵打を促すとともに鍵打した指端の順序を判定
し、所定鍵打指端順序情報(21d)に従って既登録指
端指紋情報(21e)を用いた既登録パスワード情報
(21a)の鍵打が実行された場合にのみ遊技設備(1
2,…,12)への解錠資格(30b)を賦与する制御
を実行することにより、ハッキングによる被害を最小限
に食止めることができる。
【0035】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0036】以上説明したように本発明によれば、機械
錠手段に代えて電子錠手段(30)を用い、さらに単純
な既登録パスワード情報(21a)の合致制御に代え
て、既登録パスワード情報(21a)の鍵打を促すとと
もに鍵打した指端の指紋を判定して所定鍵打指端順序情
報(21d)に従って既登録指端指紋情報(21e)を
用いた既登録パスワード情報(21a)の鍵打が実行さ
れた場合にのみ遊技設備(12,…,12)への解錠資
格(30b)を賦与する制御を実行することにより、ハ
ッキングによる被害を最小限に食止めることができ、よ
り高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備(12,
…,12)内への侵入やハッキングが難しくなるので、
遊技設備(12,…,12)への不正アクセス(例え
ば、遊技設備(12,…,12)の制御基板(12a)
の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交
換)を防止することができるセキュリティ管理装置(1
4)を実現できる。
【0037】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るセキュリティ管理
装置14の機能ブロック図である。
【0038】本実施例におけるセキュリティ管理装置1
4は、機械錠手段に代えて電子錠手段30を用い、さら
に単純な既登録パスワード情報21aの合致制御に代え
て、既登録パスワード情報21aの鍵打を促すとともに
鍵打した指端の指紋を判定して所定鍵打指端順序情報2
1dに従って既登録指端指紋情報21eを用いた既登録
パスワード情報21aの鍵打が実行された場合にのみ遊
技設備12,…,12への解錠資格30bを賦与して、
電子錠手段30の解錠を促す制御を実行し、遊技場10
を構成する遊技設備12,…,12への不正アクセスを
防止するものであり、特に、遊技設備12,…,12と
して、遊技盤面上に遊技玉を打出して遊技玉の入賞を競
うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出しを実行するための遊
技媒体貸出装置、入賞玉の計数を実行するための賞出媒
体計数器等のパチンコ遊技設備、およびこれらのパチン
コ遊技設備の統括的な管理を実行するためのパチンコ遊
技場管理装置等から構成されるパチンコ遊技場(パチン
コ遊技場)10において、これらの遊技設備(パチンコ
遊技設備)12,…,12への不正アクセスを防止する
ためものであって、図1に示すように、電子錠手段30
と解錠管理手段32とパスワード検証手段20とを備え
て成る。
【0039】パスワード検証手段20は、打鍵パスワー
ド発生部21と打鍵パスワード発生部21に装置された
テンプレート21cとパスワード入力部22と指紋画像
照合部23とパスワード照合部24と鍵打指端順序照合
部26とが装置されて成る。
【0040】更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装
置14の構成について説明する。本実施例の既登録パス
ワード情報は、遊技場の管理者等が遊技場(パチンコ遊
技場)10の正規の管理者であることをセキュリティ管
理装置14に通知するソフトウェア上の「鍵」の役割を
する文字列や数字列である。なお、コンピュータ技術に
おけるログインネーム、既登録パスワード情報、暗証番
号は、本実施例の既登録パスワード情報に包含される概
念である。
【0041】本実施例の遊技機の遊技場(パチンコ遊技
場)10と遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2に装置された制御基盤12a,…,12aとパスワー
ド検証手段20と電子錠手段30と解錠管理手段32と
は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ
を用いて制御を実現している。また、マイクロプロセッ
サーは、システムバス接続されている。
【0042】同様に、パスワード検証手段20に装置さ
れた打鍵パスワード発生部21と打鍵パスワード発生部
21に装置されたテンプレート21cとパスワード入力
部22と指紋画像照合部23とパスワード照合部24と
鍵打指端順序照合部26も、マイクロプロセッサーをベ
ースとしたコンピュータを用いて制御を実現している。
また、マイクロプロセッサーは、システムバス接続され
ている。
【0043】遊技場(パチンコ遊技場)10の遊技管理
情報、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の
遊技管理情報、制御基盤12a,…,12aの遊技管理
情報、既登録パスワード情報21a、鍵打されたパスワ
ード21bの情報、所定鍵打指端順序情報21d、既登
録指端指紋情報21e、鍵打パスワード情報22a、鍵
打指端指紋情報22b、鍵打指端順序情報22c、鍵打
指端指紋一致情報23a、パスワード一致情報24a、
解錠資格付解錠権情報26a、個別解錠権情報30a、
解錠資格30bの情報、解錠要求30cの情報、等の情
報の伝送は、コンピュータのシステムバスを介して実行
される。またイーサネットバス、GP−IBバス、RS
232Cバス、S100バスまたはセントロニクスバス
等のバス構造を用いたときは、各々に該当する所定の通
信プロトコルに準拠して情報の伝送が実行される。
【0044】制御基盤12a,…,12aはパチンコ遊
技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12に各々内設
され、パチンコ遊技制御プログラムおよびパチンコ遊技
制御情報が記録されパチンコ遊技の制御を実行するもの
である。
【0045】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたRAM、ROM、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。
【0046】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできるものである。
【0047】電子錠手段30は、遊技場(パチンコ遊技
場)10を構成する各遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12の施錠すべき要所毎に設けられ、当該遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12毎の解錠資格
30bである個別解錠権情報30aが各々予め設定され
ており、解錠要求30cに応じて解錠の制御が可能なよ
うに、パスワード検証手段20と解錠管理手段32とに
接続されて成る。
【0048】本実施例の電子錠手段30は、遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12毎の解錠資格30
bである個別解錠権情報30aを各々予め設定するため
に、フラッシュEEPROMが実装されているが、特に
これに限定されるものではなく、ROM、磁気記録手
段、光学的記録手段等を用いることができる。
【0049】本実施例において、遊技設備(パチンコ遊
技設備)12,…,12の施錠すべき要所とは、不正ア
クセスが実行されることによって正規の遊技の依らない
不正賞球、不正パチンコ遊技、不正玉貸しが実現できる
ような箇所であって、例えば、パチンコ遊技機の全面ガ
ラス扉部分、パチンコ遊技機の制御基板12a部分、遊
技媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒体計数器の制御
部分、パチンコ遊技場管理装置の制御部分等がある。
【0050】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板12aや制御用ROMが装置され
ている。正規の制御基板12aの不正すり替えや正規の
制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不正交換に
よって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正パチンコ
遊技、不正玉貸しが実現される可能性がある。本実施例
の電子錠手段30は、このような不正の目標とされ易い
遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の要所に
電子的な施錠を行うことができる。
【0051】本実施例のパスワード検証手段20は、遊
技場(パチンコ遊技場)10内に設けられ、鍵打する指
端の順序である所定鍵打指端順序情報21dに従った指
端を用いて予め登録されたパスワードである既登録パス
ワード情報21aの鍵打を促し、当該鍵打されたパスワ
ード21bである鍵打パスワード情報22aと当該既登
録パスワード情報21aとの照合を実行し、当該鍵打さ
れた指紋である鍵打指端指紋情報22bと予め登録され
ている指紋である既登録指端指紋情報21eとの画像認
識を実行して当該鍵打指端指紋情報22bと当該既登録
指端指紋情報21eとの照合を実行するとともに、当該
鍵打された指端の順序である鍵打指端順序情報22cと
当該所定鍵打指端順序情報21dとの照合を実行し、当
該所定鍵打指端順序情報21dに従って当該既登録指端
指紋情報21eを用いた当該既登録パスワード情報21
aの鍵打が実行された場合に、当該既登録パスワード情
報21aおよび当該既登録指端指紋情報21eに対応し
た解錠資格30bを付加した解錠資格付解錠権情報26
aを生成するよう、電子錠手段30と解錠管理手段32
とに接続されて成る。
【0052】本実施例の解錠管理手段32は、遊技場
(パチンコ遊技場)10内に設けられ、電子錠手段30
毎の解錠要求30cである解錠資格付解錠権情報26a
を受けた場合に、当該解錠要求30cを受けた電子錠手
段30の個別解錠権情報30aと当該解錠資格付解錠権
情報26aとの照合を実行し、当該個別解錠権情報30
aと当該解錠資格付解錠権情報26aとが一致した場合
に、当該解錠要求30cを受けた電子錠手段30に解錠
要求30cを与えて解錠を促す制御を実行するよう、パ
スワード検証手段20と電子錠手段30とに接続されて
成る。
【0053】更に詳しく本実施例のパスワード検証手段
20の構成について説明する。パスワード検証手段20
には、図1に示すように、打鍵パスワード発生部21と
テンプレート21cとパスワード入力部22と指紋画像
照合部23とパスワード照合部24と鍵打指端順序照合
部26とが装置されている。
【0054】打鍵パスワード発生部21は、解錠要求3
0cを受けたとき、打鍵を促す既登録パスワード情報2
1aおよび所定鍵打指端順序情報21dを所定の規則に
基づいて選択するよう、パスワード入力部22と指紋画
像照合部23とパスワード照合部24と鍵打指端順序照
合部26とに接続されて成る。本実施例では、既登録パ
スワード情報21aとして、テンプレート(記憶手段)
21cに予め登録された記号列を用いることができる。
同様に、所定鍵打指端順序情報21dとして、テンプレ
ート(記憶手段)21cに予め登録された指紋画像情報
を用いることができる。本実施例のテンプレート21c
は、フラッシュEEPROMによって実現できる。
【0055】なお、本実施例でフラッシュEEPROM
場合、フラッシュEEPROMを内蔵したメモリカード
を用いることができる。メモリカード形式を用いること
により、随時脱着が可能となり、セキュリティ性を向上
させることができる。
【0056】本実施例の打鍵パスワード発生部21は、
鍵打指端指紋情報22bまたは既登録指端指紋情報21
eを所定の順番で選択するよう、パスワード入力部22
と指紋画像照合部23とパスワード照合部24と鍵打指
端順序照合部26とに接続されていてもよい。
【0057】なお、打鍵パスワード発生部21は、鍵打
指端指紋情報22bまたは既登録指端指紋情報21eを
ランダムに選択するよう、パスワード入力部22と指紋
画像照合部23とパスワード照合部24と鍵打指端順序
照合部26とに接続されていてもよい。
【0058】パスワード入力部22は、選択された既登
録パスワード情報21aおよび所定鍵打指端順序情報2
1dに応じて、パスワードの鍵打を促す表示をするとと
もに、鍵打されたパスワード21bに基づいて鍵打パス
ワード情報22aおよび鍵打指端指紋情報22bを生成
するよう、打鍵パスワード発生部21と指紋画像照合部
23とパスワード照合部24とに接続されて成る。
【0059】本実施例のパスワード入力部22は、パス
ワードの鍵打を促す表示を実行するためにディスプレイ
と、パスワードを鍵打するためのキーボードを装置して
いる。本実施例のディスプレイは、CRT表示デバイ
ス、液晶表示デバイス、プラズマ表示デバイス、EL表
示デバイス等を用いて実現できる。なお、キーボードに
代えて、ペン入力デバイス、音声入力デバイス、等を用
いても良い。
【0060】パスワード照合部24は、鍵打パスワード
情報22aを受けたとき、鍵打パスワード情報22aと
既登録パスワード情報21aとの照合を実行し、一致し
た場合にパスワード一致情報24aを生成するよう、打
鍵パスワード発生部21とパスワード入力部22と指紋
画像照合部23とに接続されて成る。
【0061】指紋画像照合部23は、パスワード一致情
報24aを受けたとき、鍵打指端指紋情報22bと既登
録指端指紋情報21eとの画像認識を実行するととも
に、当該鍵打指端指紋情報22bと当該既登録指端指紋
情報21eとの画像照合を実行し、一致した場合に鍵打
指端順序情報22cおよび鍵打指端指紋一致情報23a
を生成するよう、打鍵パスワード発生部21とパスワー
ド入力部22とパスワード照合部24と鍵打指端順序照
合部26とに接続されて成る。
【0062】本実施例の指紋画像照合部23における画
像認識はパターン認識(pattern recogn
ition)であって、鍵打指端指紋情報22bまたは
既登録指端指紋情報21eから特徴を抽出して記憶する
ものである。
【0063】指紋画像照合部23に装置されたメモリ
(図示せず)は、鍵打指端指紋情報22bまたは既登録
指端指紋情報21eの特徴パターンを記憶するものであ
る。
【0064】指紋画像照合部23における画像認識のア
ルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人工知
能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用するこ
とができ、さらに、ニューロ・コンピューター(neu
ro computer)を用いた画像認識のアルゴリ
ズムの適用も可能である。
【0065】鍵打指端指紋情報22bまたは既登録指端
指紋情報21eの画像読込みとしては、犯罪捜査向けの
指紋認識や、金融機関向けの印章認識などで実用されて
いるCCDを用いた読取技術を用いることができる。な
お、読取精度を向上させる目的で、CCD読取手段に適
当な光学系を付加して良いことは、言うまでもない。
【0066】ニューロ・コンピューター(ニューラル・
ネットワークとも呼ばれる)は、神経細胞(ニューロ
ン)の構造や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣
し、人間の脳が行っているような高度な情報処理(例え
ば、学習機能)を実現するものである。
【0067】ニューロ・コンピューターを用いた画像認
識を実行する指紋画像照合部23は、予め、既登録指端
指紋情報21eを入力データとしてニューロ・コンピュ
ーターの学習機能を実行するとともに、既登録指端指紋
情報21eの学習が完了したニューロ・コンピューター
に、鍵打指端指紋情報22bを入力データとして与え、
そのときのニューロ・コンピューターの出力データを考
察することによって、鍵打指端指紋情報22b既登録指
端指紋情報21eとの一致または不一致を判断するもの
である。
【0068】鍵打指端順序照合部26は、鍵打指端順序
情報22cを受けたとき、鍵打された指端の鍵打指端順
序情報22cと所定鍵打指端順序情報21dとの順序照
合を実行し、当該所定鍵打指端順序情報21dに従って
当該既登録指端指紋情報21eを用いた当該既登録パス
ワード情報21aの鍵打が実行された場合に、当該既登
録パスワード情報21aおよび当該既登録指端指紋情報
21eに対応した解錠資格30bを付加した解錠資格付
解錠権情報26aを生成するよう、打鍵パスワード発生
部21と指紋画像照合部23と解錠管理手段32とに接
続されて成る。
【0069】次に作用を説明する。本実施例におけるセ
キュリティ管理装置14は、機械錠手段に代えて電子錠
手段30を用い、さらに単純な既登録パスワード情報2
1aの合致制御に代えて、既登録パスワード情報21a
の鍵打を促すとともに鍵打した指端の指紋を判定して所
定鍵打指端順序情報21dに従って既登録指端指紋情報
21eを用いた既登録パスワード情報21aの鍵打が実
行された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12への解錠資格30bを賦与する制御を実行
することにより、ハッキングによる被害を最小限に食止
めることができる。
【0070】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0071】更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装
置14の作用について説明する。遊技場10の遊技管理
情報、遊技設備12,…,12の遊技管理情報、制御基
盤12a,…,12aの遊技管理情報、既登録パスワー
ド情報21a、鍵打されたパスワード21bの情報、所
定鍵打指端順序情報21d、既登録指端指紋情報21
e、鍵打パスワード情報22a、鍵打指端指紋情報22
b、鍵打指端順序情報22c、鍵打指端指紋一致情報2
3a、パスワード一致情報24a、解錠資格付解錠権情
報26a、個別解錠権情報30a、解錠資格30bの情
報、解錠要求30cの情報、等の情報の伝送は、コンピ
ュータのシステムバスを介して実行される。またイーサ
ネットバス、GP−IBバス、RS232Cバス、S1
00バスまたはセントロニクスバス等のバス構造を用い
たときは、各々に該当する所定の通信プロトコルに準拠
して情報の伝送が実行される。
【0072】パチンコ遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12に実装された制御基盤(パチンコ遊技制御
基盤)12aは、パチンコ遊技制御プログラムおよびパ
チンコ遊技制御情報が記録されている。なお、パチンコ
遊技制御プログラムおよびパチンコ遊技制御情報は、制
御基盤(パチンコ遊技制御基盤)12aに実装されたR
OMに記録されることが多い。
【0073】パチンコ遊技は、パチンコ遊技制御プログ
ラムおよびパチンコ遊技制御情報に基づいて進行され
る。
【0074】本実施例におけるパチンコ遊技設備(パチ
ンコ遊技設備)12,…,12である遊技盤面上に遊技
玉を打出して遊技玉の入賞を競うパチンコ遊技機に装置
された制御基板12a、パチンコ遊技玉の入賞に応じて
生成されるパチンコ遊技結果情報に応じた付与価値を与
える(つまり、入賞玉(出玉)の払出し)パチンコ遊技
の制御を実行できる。
【0075】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたRAM、ROM、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。
【0076】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできる。
【0077】本実施例の制御基板12aに用いるパチン
コ遊技結果情報とは、例えば、持玉計数器(ジェットカ
ウンタ)(図示せず)からの出玉数情報、特定入賞口
(チャッカー)、可変入賞口(V入賞口、通常入賞
口)、電動チューリップ、役物(可変表示手段)へのパ
チンコ遊技玉の入賞回数、入賞順序、入賞タイミング等
を意味する。
【0078】また、本実施例の制御基板12aに用いる
パチンコ遊技制御情報とは、例えば、入賞時の出玉数
率、大当りパチンコ遊技確率、入賞確率、賞球数、連チ
ャン確立、平均出玉数、等を意味する。
【0079】遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する
各遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の施錠
すべき要所毎に設けられた電子錠手段30は、当該遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12毎の解錠資格
30bである個別解錠権情報30aが各々予めEEPR
OM内に設定され、解錠要求30cに応じて解錠の制御
が可能である。
【0080】本実施例における遊技設備(パチンコ遊技
設備)12,…,12の施錠すべき要所とは、不正アク
セスが実行されることによって正規の遊技の依らない不
正賞球、不正パチンコ遊技、不正玉貸しが実現できるよ
うな箇所であって、例えば、パチンコ遊技機の全面ガラ
ス扉部分、パチンコ遊技機の制御基板12a部分、遊技
媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒体計数器の制御部
分、パチンコ遊技場管理装置の制御部分等がある。
【0081】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板12aや制御用ROMが装置され
ている。正規の制御基板12aの不正すり替えや正規の
制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不正交換に
よって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正パチンコ
遊技、不正玉貸しが実現される可能性がある。本実施例
における電子錠手段30は、このような不正の目標とさ
れ易い遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の
要所に電子的な施錠を行うことができる。
【0082】個別解錠権情報30aは、解錠資格付解錠
権情報25aと一致した場合に、解錠要求25bを受け
た電子錠手段30に解錠要求30cを与えて解錠を促す
制御を実行するための遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12への解錠資格30bである。
【0083】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段機械錠手段に代えて、パスワード
検証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手段
30を用い、錠手段ロック機構毎の各々専用鍵および錠
手段の種類だけの専用鍵を不要とすることにより、より
高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備(パチンコ遊
技設備)12,…,12への不正アクセス(例えば、遊
技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の制御基板
12aの不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不
正交換)を防止することができるセキュリティ管理装置
14を実現できる。
【0084】さらに、遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12に保守整備が必要となった際、合致する専
用鍵を一々探し出すことに代えて、パスワード検証によ
る遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の解錠
制御が可能となることにより、より高いセキュリティ性
を実現でき、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,
12への不正アクセス(例えば、遊技設備(パチンコ遊
技設備)12,…,12の制御基板12aの不正すり替
えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止する
ことができるセキュリティ管理装置14を実現できる。
【0085】さらに、遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12の保守整備における過大な労力および時間
などの冗費を節減できるセキュリティ管理装置14を実
現できる。
【0086】本実施例のパスワード検証手段20は、鍵
打する指端の順序である所定鍵打指端順序情報21d
(例えば、右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中
指端→右人差指端→右人差指端の順序で指定された所定
鍵打指端順序情報21d)に従った指端(例えば、右人
差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→右人差指
端→右人差指端の順序の指端)を用いて予め登録された
パスワード(例えば、P,C,H,I,N,K,Oの7
文字から構成されるパスワード)である既登録パスワー
ド情報21aの鍵打を促す。
【0087】さらに、当該鍵打されたパスワード(例え
ば、P,C,H,I,N,K,Oの7文字から構成され
るパスワード)21bである鍵打パスワード情報22a
と当該既登録パスワード情報21aとの照合を実行す
る。
【0088】さらに、当該鍵打された指紋(例えば、右
人差指の指紋、左中指の指紋)である鍵打指端指紋情報
22bと予め登録されている指紋(例えば、右人差指の
指紋、左中指の指紋)である既登録指端指紋情報21e
との画像認識を実行する。
【0089】続いて、当該鍵打指端指紋情報(例えば、
右人差指の鍵打指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情
報)22bと当該既登録指端指紋情報(例えば、右人差
指の鍵打指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)2
1eとの照合を実行する。
【0090】さらに、当該鍵打された指端の順序(例え
ば、右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→
右人差指端→右人差指端の順序)である鍵打指端順序情
報(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→
右人差指端→右人差指端の順序の情報)22cと当該所
定鍵打指端順序情報21dとの照合を実行する。
【0091】さらに、当該所定鍵打指端順序情報(例え
ば、右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→
右人差指端→右人差指端の順序の情報)21dに従っ
て、当該既登録指端指紋情報(例えば、右人差指の鍵打
指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)21eを用
いた当該既登録パスワード情報(例えば、既登録パスワ
ードとしてのPCHINKOという文字列既登録パスワ
ード情報)21aの鍵打が実行された場合に、当該既登
録パスワード情報21aおよび当該既登録指端指紋情報
21eに対応した前記解錠資格30bを付加した解錠資
格付解錠権情報26aを生成する。
【0092】解錠資格30bとは、解錠を要求するため
にパスワードの鍵打を行った人物に対する、解錠を要求
した遊技設備12aへの解錠許可情報である。
【0093】解錠資格30bを付加した解錠資格付解錠
権情報26aとは、解錠許可情報を付加した、遊技設備
12aへの解錠アクセス権情報である。
【0094】遊技場(パチンコ遊技場)10内に設けら
れた解錠管理手段32は、電子錠手段30毎の解錠要求
30cである解錠資格付解錠権情報26aを受けた場合
に、当該解錠要求30cを受けた電子錠手段30の個別
解錠権情報30aと当該解錠資格付解錠権情報26aと
の照合を実行し、当該個別解錠権情報30aと当該解錠
資格付解錠権情報26aとが一致した場合に、当該解錠
要求30cを受けた電子錠手段30に解錠要求30cを
与えて解錠を促す制御を実行する。
【0095】つまり、単純な既登録パスワード情報21
aの合致制御に代えて、既登録パスワード情報21aの
鍵打を促すとともに鍵打した指端の指紋を判定して所定
鍵打指端順序情報21dに従って既登録指端指紋情報2
1eを用いた既登録パスワード情報21aの鍵打が実行
された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12への解錠資格30bを賦与する制御を実行する
ことにより、ハッキングによる被害を最小限に食止める
ことができる。
【0096】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0097】次に本実施例のパスワード検証手段20の
作用について説明する。打鍵パスワード発生部21は、
常時、電子錠手段30からの解錠要求30cを待って、
待機状態となっている。
【0098】打鍵パスワード発生部21は、解錠要求3
0cを受けたとき、打鍵を促す既登録パスワード情報
(P,C,H,I,N,K,Oの7文字から構成される
パスワード情報)21aおよび所定鍵打指端順序情報
(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→右
人差指端→右人差指端の順序で指定された情報)21d
を所定の規則に基づいて選択する。
【0099】パスワード入力部22は、常時、打鍵パス
ワード発生部21からの既登録パスワード情報(P,
C,H,I,N,K,Oの7文字から成るパスワード情
報)21aおよび所定鍵打指端順序情報(右人差指端→
右人差指端→右人差指端→左中指端→右人差指端→右人
差指端の順序で指定された情報)を待って、待機状態と
なっている。
【0100】パスワード入力部22は、選択された既登
録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの7文
字から成るパスワード情報)21aおよび所定鍵打指端
順序情報(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中
指端→右人差指端→右人差指端の順序で指定された情
報)21dに応じて、パスワードの鍵打を促す表示(例
えば、「貴方のパスワードを入力して下さい。」という
メッセージ表示)をするとともに、鍵打されたパスワー
ド(例えば、P,C,H,I,N,K,Oの7文字から
構成されるパスワード)21bに基づいて鍵打パスワー
ド情報(P,C,H,I,N,K,Oの順番で鍵打され
た7文字から構成されるパスワード)22aおよび鍵打
指端指紋情報(右人差指の鍵打指端指紋情報、左中指の
鍵打指端指紋情報)22bを生成するパスワード照合部
24は、常時、打鍵パスワード発生部21からの既登録
パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの7文字
から成るパスワード情報)21aおよびパスワード入力
部22からの鍵打パスワード情報(P,C,H,I,
N,K,Oの順番で鍵打された7文字から構成されるパ
スワード)22aを待って、待機状態となっている。
【0101】パスワード照合部24は、鍵打パスワード
情報(P,C,H,I,N,K,Oの順番で鍵打された
7文字から構成されるパスワード)22aを受けたと
き、鍵打パスワード情報(P,C,H,I,N,K,O
の順番で鍵打された7文字から構成されるパスワード)
22aと既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,
K,Oの7文字から成るパスワード情報)21aとの照
合を実行し、一致した場合にパスワード一致情報24a
を生成する。
【0102】指紋画像照合部23は、パスワード一致情
報24aを受けたとき、鍵打指端指紋情報(右人差指の
鍵打指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)22b
と既登録指端指紋情報(右人差指の鍵打指端指紋情報、
左中指の鍵打指端指紋情報)21eとの画像認識を実行
するとともに、当該鍵打指端指紋情報(右人差指の鍵打
指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)22bと当
該既登録指端指紋情報(右人差指の鍵打指端指紋情報、
左中指の鍵打指端指紋情報)21eとの画像照合を実行
し、一致した場合に鍵打指端順序情報(右人差指端→右
人差指端→右人差指端→左中指端→右人差指端→右人差
指端の順序の情報)22cおよび鍵打指端指紋一致情報
23aを生成する。
【0103】押印指紋認証部23は、既登録指端指紋情
報21eの特徴パターンを記憶しており、鍵打指端指紋
情報22bの特徴パターンと既登録指端指紋情報21e
と比較して、どの特徴パターンにあてはまるかを類推
し、それが何であるかを認識する。
【0104】本実施例の指紋画像照合部23における画
像認識はパターン認識(pattern recogn
ition)であって、予め登録する指紋の押印(本実
施例では、中指の指紋の画像)から特徴を抽出する。
【0105】指紋画像照合部23における鍵打指端指紋
情報22bまたは既登録指端指紋情報21eの画像認識
のアルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人
工知能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用す
ることができ、さらに、ニューロ・コンピューター(n
euro computer)を用いた画像認識のアル
ゴリズムの適用も可能である。
【0106】指紋の画像読取は、犯罪捜査向けの指紋認
識や、金融機関向けの印章認識などで実用されているC
CDを用いた読取技術を用いることができる。なお、読
取精度を向上させる目的で、CCD読取手段に適当な光
学系を付加して良いことは、言うまでもない。
【0107】ニューロ・コンピューターニューラル・ネ
ットワークとも呼ばれるは、神経細胞ニューロンの構造
や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣し、人間の
脳が行っているような高度な情報処理(例えば、学習機
能)を実現することができる。
【0108】単純な既登録パスワード情報21aの合致
制御に代えて、既登録パスワード情報21aの鍵打を促
すとともに鍵打した指端の指紋を判定して、所定鍵打指
端順序情報21dに従って既登録指端指紋情報21eを
用いた既登録パスワード情報21aの鍵打が実行された
場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2への解錠資格30bを賦与する制御を実行することに
より、ハッキングによる被害を最小限に食止めることが
できる。
【0109】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0110】鍵打指端順序照合部26は、鍵打指端順序
情報(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端
→右人差指端→右人差指端の順序の情報)22cを受け
たとき、鍵打された指端の鍵打指端順序情報(右人差指
端→右人差指端→右人差指端→左中指端→右人差指端→
右人差指端の順序の情報)22cと所定鍵打指端順序情
報(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→
右人差指端→右人差指端の順序で指定された情報)21
dとの順序照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情報
(右人差指端→右人差指端→右人差指端→左中指端→右
人差指端→右人差指端の順序で指定された情報)21d
に従って当該既登録指端指紋情報(右人差指の鍵打指端
指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)21eを用いた
当該既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,
Oの7文字から成るパスワード情報)21aの鍵打が実
行された場合に、当該既登録パスワード情報(P,C,
H,I,N,K,Oの7文字から成るパスワード情報)
21aおよび当該既登録指端指紋情報(右人差指の鍵打
指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)21eに対
応した解錠資格30bを付加した解錠資格付解錠権情報
26aを生成する。
【0111】つまり、単純な既登録パスワード情報21
aの合致制御に代えて、既登録パスワード情報21aの
鍵打を促すとともに鍵打した指端の順序を判定し、所定
鍵打指端順序情報21dに従って既登録指端指紋情報2
1eを用いた既登録パスワード情報21aの鍵打が実行
された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12への解錠資格30bを賦与する制御を実行する
ことにより、ハッキングによる被害を最小限に食止める
ことができる。
【0112】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0113】以上説明したように本実施例によれば、機
械錠手段に代えて電子錠手段30を用い、さらに単純な
既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの
7文字から成るパスワード情報)21aの合致制御に代
えて、既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,
K,Oの7文字から成るパスワード情報)21aの鍵打
を促すとともに鍵打した指端の指紋を判定して所定鍵打
指端順序情報(右人差指端→右人差指端→右人差指端→
左中指端→右人差指端→右人差指端の順序で指定された
情報)21dに従って既登録指端指紋情報(右人差指の
鍵打指端指紋情報、左中指の鍵打指端指紋情報)21e
を用いた既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,
K,Oの7文字から成るパスワード情報)21aの鍵打
が実行された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)
12,…,12への解錠資格30bを賦与する制御を実
行することにより、ハッキングによる被害を最小限に食
止めることができ、より高いセキュリティ性を実現で
き、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12内へ
の侵入やハッキングが難しくなるので、遊技設備(パチ
ンコ遊技設備)12,…,12への不正アクセス(例え
ば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の制
御基板12aの不正すり替えや改造ROM(裏ROM)
への不正交換)を防止することができるセキュリティ管
理装置14を実現できる。
【0114】
【発明の効果】本発明にかかるセキュリティ管理装置に
よれば、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
の錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワード検証に基
づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手段を用い、
錠手段(ロック機構)毎の各々専用鍵および錠手段の種
類だけの専用鍵を不要とすることにより、より高いセキ
ュリティ性を実現でき、遊技設備への不正アクセス(例
えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0115】さらに、遊技設備に保守整備が必要となっ
た際、合致する専用鍵を一々探し出すことに代えて、パ
スワード検証による遊技設備の解錠制御が可能となるこ
とにより、より高いセキュリティ性を実現でき、遊技設
備への不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不
正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を
防止することができるセキュリティ管理装置を実現でき
る。さらに、遊技設備の保守整備における過大な労力お
よび時間などの冗費を節減できる。
【0116】さらに、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワ
ード検証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠
手段を用いるので、専用鍵の紛失、盗取、または模造を
防止することが可能となることにより、より高いセキュ
リティ性を実現でき、遊技設備への不正アクセス(例え
ば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができるセ
キュリティ管理装置を実現できる。さらに、多種類の専
用鍵を、紛失、盗取または模造されないように保管して
おくための過大な労力および時間などの冗費を節減でき
る。
【0117】また、単純な既登録パスワード情報の合致
制御に代えて、パスワードの鍵打を促すとともに鍵打し
た指端の指紋を判定して所定鍵打指端順序情報に従って
既登録指端指紋情報を用いた既登録パスワード情報の鍵
打が実行された場合にのみ遊技設備への解錠資格を賦与
する制御を実行することにより、ハッキングによる被害
を最小限に食止めることができ、遊技設備への不正アク
セス(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改
造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るセキュリティ管理装置
の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10…遊技場 12,…,12…遊技設備 12a,…,12a…制御基盤 14…セキュリティ管理装置 20…パスワード検証手段 21…打鍵パスワード発生部 21a…既登録パスワード情報 21b…鍵打されたパスワード 21c…テンプレート 21d…所定鍵打指端順序情報 21e…既登録指端指紋情報 22…パスワード入力部 22a…鍵打パスワード情報 22b…鍵打指端指紋情報 22c…鍵打指端順序情報 23…指紋画像照合部 23a…鍵打指端指紋一致情報 24…パスワード照合部 24a…パスワード一致情報 26…鍵打指端順序照合部 26a…解錠資格付解錠権情報 30…電子錠手段 30a…個別解錠権情報 30b…解錠資格 30c…解錠要求 32…解錠管理手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技場を構成する遊技設備への不正アクセ
    スを防止するためのセキュリティ管理装置において、 前記遊技場を構成する各遊技設備の施錠すべき要所毎に
    設けられるとともに、当該遊技設備毎の解錠資格である
    個別解錠権情報が各々予め設定され、解錠要求に応じて
    解錠の制御が可能な電子錠手段と、 前記遊技場内に設けられ、鍵打する指端の順序である所
    定鍵打指端順序情報に従った指端を用いて予め登録され
    たパスワードである既登録パスワード情報の鍵打を促
    し、当該鍵打されたパスワードである鍵打パスワード情
    報と当該既登録パスワード情報との照合を実行し、当該
    鍵打された指紋である鍵打指端指紋情報と予め登録され
    ている指紋である既登録指端指紋情報との画像認識を実
    行して当該鍵打指端指紋情報と当該既登録指端指紋情報
    との照合を実行するとともに、当該鍵打された指端の順
    序である鍵打指端順序情報と当該所定鍵打指端順序情報
    との照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情報に従って
    当該既登録指端指紋情報を用いた当該既登録パスワード
    情報の鍵打が実行された場合に、当該既登録パスワード
    情報および当該既登録指端指紋情報に対応した前記解錠
    資格を付加した解錠資格付解錠権情報を生成するパスワ
    ード検証手段と、 前記遊技場内に設けられ、前記電子錠手段毎の解錠要求
    である前記解錠資格付解錠権情報を受けた場合に、当該
    解錠要求を受けた前記電子錠手段の前記個別解錠権情報
    と当該解錠資格付解錠権情報との照合を実行し、当該個
    別解錠権情報と当該解錠資格付解錠権情報とが一致した
    場合に、当該解錠要求を受けた電子錠手段に前記解錠要
    求を与えて解錠を促す制御を実行する解錠管理手段と、 を備えて成ることを特徴とするセキュリティ管理装置。
  2. 【請求項2】前記パスワード検証手段は、 前記解錠要求を受けたとき、打鍵を促す前記既登録パス
    ワード情報および前記所定鍵打指端順序情報を所定の規
    則に基づいて選択する打鍵パスワード発生部と、 前記選択された既登録パスワード情報および所定鍵打指
    端順序情報に応じて、パスワードの鍵打を促す表示をす
    るとともに、鍵打されたパスワードに基づいて前記鍵打
    パスワード情報および前記鍵打指端指紋情報を生成する
    パスワード入力部と、 前記鍵打パスワード情報を受けたとき、前記鍵打パスワ
    ード情報と前記既登録パスワード情報との照合を実行
    し、一致した場合に鍵打指端順序情報およびパスワード
    一致情報を生成するパスワード照合部と、 前記鍵打指端順序情報を受けたとき、前記鍵打指端指紋
    情報と前記既登録指端指紋情報との画像認識を実行する
    とともに、当該鍵打指端指紋情報と当該既登録指端指紋
    情報との画像照合を実行し、一致した場合に鍵打指端指
    紋一致情報を生成する指紋画像照合部と、 前記鍵打指端指紋一致情報を受けたとき、前記鍵打され
    た指端の前記鍵打指端順序情報と前記所定鍵打指端順序
    情報との順序照合を実行し、当該所定鍵打指端順序情報
    に従って当該既登録指端指紋情報を用いた当該既登録パ
    スワード情報の鍵打が実行された場合に、当該既登録パ
    スワード情報および当該既登録指端指紋情報に対応した
    前記解錠資格を付加した前記解錠資格付解錠権情報を生
    成する鍵打指端順序照合部と、 を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のセキュ
    リティ管理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068269A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Kita Denshi Corp スロットマシン
JP2006314526A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Samii Kk スロットマシン

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JP2006068269A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Kita Denshi Corp スロットマシン
JP4690679B2 (ja) * 2004-09-02 2011-06-01 株式会社北電子 スロットマシン
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