JPH08280909A - セキュリティ管理装置 - Google Patents

セキュリティ管理装置

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JPH08280909A
JPH08280909A JP7092367A JP9236795A JPH08280909A JP H08280909 A JPH08280909 A JP H08280909A JP 7092367 A JP7092367 A JP 7092367A JP 9236795 A JP9236795 A JP 9236795A JP H08280909 A JPH08280909 A JP H08280909A
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JP7092367A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技設備への不正アクセスを防止できるセキ
ュリティ管理装置を提供すること。 【構成】 解錠要求30cに応じて解錠の制御が可能な
電子錠手段30と、既登録指端指紋情報2leを有する
とともに所定の生体反応が検出された指端を用いて既登
録パスワード情報2laの鍵打が実行された場合に解錠
資格付解錠権情報26aを生成するパスワード検証手段
20と、電子錠手段30毎の解錠要求30cである解錠
資格付解錠権情報26aを受けた場合に解錠要求30c
を受けた電子錠手段30の個別解錠権情報30aと解錠
資格付解錠権情報26aとの照合を実行し個別解錠権情
報30aと解錠資格付解錠権情報26aとが一致した場
合に電子錠手段30の解錠を促す制御を実行する解錠管
理手段32と、 を備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技場を構成する遊技
設備への不正アクセスを防止するためのセキュリティ管
理装置に関し、特に、遊技盤面上に遊技玉を打出して遊
技玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出しを実
行するための遊技媒体貸出装置、入賞玉の計数を実行す
るための賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、および
これらのパチンコ遊技設備の統括的な管理を実行するた
めのパチンコ遊技場管理装置等から構成されるパチンコ
遊技場における、これらの遊技設備への不正アクセスを
防止するためのセキュリティ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技場を構成する遊技設備への不
正アクセスを防止するためのセキュリティ管理装置にお
いては、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
錠手段(機械錠手段)が設けられており、保守管理用の
専用鍵が準備保管されていた。
【0003】遊技設備(例えば、パチンコ遊技機、遊技
媒体貸出装置、賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、
およびパチンコ遊技場管理装置)等に保守整備が必要と
なった際、錠手段に設けられた鍵穴に専用鍵を差し入れ
て、解錠し、保守整備を行うことにより、遊技設備への
不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり
替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止す
るためのセキュリティの管理が行われていた。
【0004】また、コンピュータ機能を中心としたセキ
ュリティ管理装置においては、遊技設備にアクセスする
場合、セキュリティ機能を一時的に解除するために、コ
ンピュータOSが要求する既登録パスワード情報に単純
応答するパスワードチェックプロセスを強制することに
より、遊技設備への不正アクセス(例えば、遊技設備の
制御基板の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への
不正交換)を防止するためのセキュリティの管理が行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われている鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構
による錠手段(機械錠手段)によるセキュリティ管理装
置では、錠手段(ロック機構)毎に各々専用鍵を用意す
る必要があり、錠手段の種類だけ専用鍵が必要であり、
遊技設備への不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基
板の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交
換)を防止することが難しいという問題点があった。
【0006】さらに、遊技設備等に保守整備が必要とな
った際、合致する専用鍵を一々探し出さなければなら
ず、保守整備に過大な労力および時間を要し、遊技設備
への不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正
すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防
止することが難しいという問題点があった。
【0007】さらに、専用鍵は、紛失したり、盗取され
たり、模造されやすいため、多種類の専用鍵を、紛失、
盗取または模造されないように保管しておくためにも過
大な労力および時間を要し、遊技設備への不正アクセス
(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造R
OM(裏ROM)への不正交換)を防止することが難し
いという問題点があった。
【0008】また、既登録パスワード情報応答を強制す
るセキュリティ管理装置では、既登録パスワード情報は
紛失したり、盗取されたり、模造されやすくハッキング
され易く、既登録パスワード情報に単純に合致していれ
ば良いため、容易に遊技設備内に侵入されるという問題
点があった。
【0009】本発明は、このような従来技術が有する問
題点に着目してなされたもので、機械錠手段に代えて電
子錠手段を用い、さらに単純な既登録パスワード情報の
合致制御に代えて、パスワードの鍵打を促すとともに鍵
打した指端の指紋および生体反応を判定し、既登録指端
指紋情報を有するとともに所定の生体反応が検出された
指端を用いて当該既登録パスワード情報の鍵打が実行さ
れたと判定された場合にのみ遊技設備への解錠資格を賦
与する制御を実行することにより、ハッキングによる被
害を最小限に食止めることができ、遊技設備への不正ア
クセス(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止できるセ
キュリティ管理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の各項に存する。
【0011】[1]項 遊技場(10)を構成する遊技
設備(12,…,12)への不正アクセスを防止するた
めのセキュリティ管理装置において、前記遊技場(1
0)を構成する各遊技設備(12,…,12)の施錠す
べき要所毎に設けられるとともに、当該遊技設備(1
2,…,12)毎の解錠資格(30b)である個別解錠
権情報(30a)が各々予め設定され、解錠要求(30
c)に応じて解錠の制御が可能な電子錠手段(30)
と、前記遊技場(10)内に設けられ、予め登録された
パスワードである既登録パスワード情報(2la)の鍵
打を促し、当該鍵打されたパスワード(2lb)である
鍵打パスワード情報(22a)と当該既登録パスワード
情報(2la)との照合を実行し、当該鍵打された指紋
である鍵打指端指紋情報(22b)と予め登録されてい
る指紋である既登録指端指紋情報(2le)との画像認
識を実行して当該鍵打指端指紋情報(22b)と当該既
登録指端指紋情報(2le)との照合を実行するととも
に、当該鍵打された指端の生体反応を測定し、当該既登
録指端指紋情報(2le)を有するとともに所定の生体
反応が検出された指端を用いて当該既登録パスワード情
報(2la)の鍵打が実行された場合に、当該既登録パ
スワード情報(2la)および当該既登録指端指紋情報
(2le)に対応した前記解錠資格(30b)を付加し
た解錠資格付解錠権情報(26a)を生成するパスワー
ド検証手段(20)と、前記遊技場(10)内に設けら
れ、前記電子錠手段(30)毎の解錠要求(30c)で
ある前記解錠資格付解錠権情報(26a)を受けた場合
に、当該解錠要求(30c)を受けた前記電子錠手段
(30)の前記個別解錠権情報(30a)と当該解錠資
格付解錠権情報(26a)との照合を実行し、当該個別
解錠権情報(30a)と当該解錠資格付解錠権情報(2
6a)とが一致したときに、当該解錠要求(30c)を
受けた電子錠手段(30)に前記解錠要求(30c)を
与えて解錠を促す制御を実行する解錠管理手段(32)
と、を備えて成ることを特徴とするセキュリティ管理装
置(14)。
【0012】[2]項 前記パスワード検証手段(2
0)は、前記解錠要求(30c)を受けたとき、打鍵を
促す前記既登録パスワード情報(2la)を所定の規則
に基づいて選択する打鍵パスワード発生部(21)と、
前記選択された既登録パスワード情報(2la)に応じ
て、パスワードの鍵打を促す表示をするとともに、鍵打
されたパスワード(2lb)に基づいて前記鍵打パスワ
ード情報(22a)を生成するパスワード入力部(2
2)と、前記鍵打パスワード情報(22a)を受けたと
き、前記鍵打パスワード情報(22a)と前記既登録パ
スワード情報(2la)との照合を実行し、一致した場
合にパスワード一致情報(24a)を生成するパスワー
ド照合部(24)と、前記パスワード一致情報(24
a)を受けたとき、前記鍵打指端指紋情報(22b)と
前記既登録指端指紋情報(2le)との画像認識を実行
するとともに、当該鍵打指端指紋情報(22b)と当該
既登録指端指紋情報(2le)との画像照合を実行し、
一致した場合に鍵打指端指紋一致情報(23a)を生成
する指紋画像照合部(23)と、前記鍵打指端指紋一致
情報(23a)を受けたとき、前記鍵打された指端の生
体反応を測定して鍵打指端生体反応情報(22c)を生
成するとともに、当該鍵打指端生体反応情報(22c)
と前記所定の生体反応である所定生体反応情報(2l
d)との照合を実行し、当該既登録指端指紋情報(2l
e)を有するとともに当該所定生体反応情報(2ld)
が検出された指端を用いて当該既登録パスワード情報
(2la)の鍵打が実行された場合に、当該既登録パス
ワード情報(2la)および当該既登録指端指紋情報
(2le)に対応した前記解錠資格(30b)を付加し
た前記解錠資格付解錠権情報(26a)を生成する鍵打
指端生体反応測定部(26)と、を備えて成ることを特
徴とする[1]項に記載のセキュリティ管理装置(1
4)。
【0013】[3]項 前記鍵打指端生体反応測定部
(26)は、鍵打された指端の前記生体反応として当該
鍵打指端の体温を測定して鍵打指端生体反応情報(22
c)を生成する、ことを特徴とする[2]項に記載のセ
キュリティ管理装置(14)。
【0014】[4]項 前記鍵打指端生体反応測定部
(26)は、鍵打された指端の前記生体反応として当該
鍵打指端の心拍音を測定して鍵打指端生体反応情報(2
2c)を生成する、ことを特徴とする[2]項に記載の
セキュリティ管理装置(14)。
【0015】[5]項 前記鍵打指端生体反応測定部
(26)は、鍵打された指端の前記生体反応として当該
鍵打指端の血流を測定して鍵打指端生体反応情報(22
c)を生成する、ことを特徴とする[2]項に記載のセ
キュリティ管理装置(14)。
【0016】[6]項 前記鍵打指端生体反応測定部
(26)は、鍵打された指端の前記生体反応として当該
鍵打指端の表面抵抗を測定して鍵打指端生体反応情報
(22c)を生成する、ことを特徴とする[2]項に記
載のセキュリティ管理装置(14)。
【0017】
【作用】本発明におけるセキュリティ管理装置(14)
は、機械錠手段に代えて電子錠手段(30)を用い、さ
らに単純な既登録パスワード情報(2la)の合致制御
に代えて、既登録パスワード情報(2la)の鍵打を促
すとともに鍵打した指端の指紋および生体反応を判定
し、既登録指端指紋を有するとともに所定の生体反応が
検出された指端を用いて既登録パスワード情報(2l
a)の鍵打が実行されたと判定された場合にのみ遊技設
備(12,…,12)への解錠資格(30b)を賦与す
る制御を実行することにより、ハッキングによる被害を
最小限に食止めることができる。
【0018】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0019】更に詳しく本発明のセキュリティ管理装置
(14)の作用について説明する。
【0020】遊技場(10)を構成する各遊技設備(1
2,…,12)の施錠すべき要所毎に設けられた電子錠
手段(30)は、当該遊技設備(12,…,12)毎の
解錠資格(30b)である個別解錠権情報(30a)が
各々予め設定され、解錠要求(30c)に応じて解錠の
制御が可能である。
【0021】本発明における遊技設備(12,…,1
2)の施錠すべき要所とは、不正アクセスが実行される
ことによって正規の遊技の依らない不正賞球、不正遊
技、不正玉貸しが実現できるような箇所であって、例え
ば、遊技機の全面ガラス扉部分、遊技機の制御基板(1
2a)部分、遊技媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒
体計数器の制御部分、遊技場管理装置の制御部分等があ
る。
【0022】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板(12a)や制御用ROMが装置
されている。正規の制御基板(12a)の不正すり替え
や正規の制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不
正交換によって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正
遊技、不正玉貸しが実現される可能性がある。本発明に
おける電子錠手段(30)は、このような不正の目標と
され易い遊技設備(12,…,12)の要所に電子的な
施錠を行うことができる。
【0023】個別解錠権情報(30a)は、解錠資格付
解錠権情報(25a)と一致した場合に、解錠要求(2
5b)を受けた電子錠手段(30)に解錠要求(30
c)を与えて解錠を促す制御を実行するための遊技設備
(12,…,12)への解錠資格(30b)である。
【0024】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構による錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワー
ド検証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手
段(30)を用い、錠手段(ロック機構)毎の各々専用
鍵および錠手段の種類だけの専用鍵を不要とすることに
より、より高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備
(12,…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設
備(12,…,12)の制御基板(12a)の不正すり
替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止す
ることができるセキュリティ管理装置(14)を実現で
きる。
【0025】さらに、遊技設備(12,…,12)に保
守整備が必要となった際、合致する専用鍵を一々探し出
すことに代えて、パスワード検証による遊技設備(1
2,…,12)の解錠制御が可能となることにより、よ
り高いセキュリティ性を実現でき、遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができるセキュリティ管理装置(14)を実現できる。
【0026】さらに、遊技設備(12,…,12)の保
守整備における過大な労力および時間などの冗費を節減
できるセキュリティ管理装置(14)を実現できる。
【0027】遊技場(10)内に設けられたパスワード
検証手段(20)は、予め登録されたパスワードである
既登録パスワード情報(2la)の鍵打を促し、当該鍵
打されたパスワード(2lb)である鍵打パスワード情
報(22a)と当該既登録パスワード情報(2la)と
の照合を実行し、当該鍵打された指紋である鍵打指端指
紋情報(22b)と予め登録されている指紋である既登
録指端指紋情報(21e)との画像認識を実行して当該
鍵打指端指紋情報(22b)と当該既登録指端指紋情報
(2le)との照合を実行するとともに、当該鍵打され
た指端の生体反応を測定し、当該既登録指端指紋情報
(2le)を有するとともに所定の生体反応が検出され
た指端を用いて当該既登録パスワード情報(2la)の
鍵打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報
(2la)および当該既登録指端指紋情報(2le)に
対応した解錠資格(30b)を付加した解錠資格付解錠
権情報(26a)を生成する。
【0028】遊技場(10)内に設けられた解錠管理手
段(32)は、電子錠手段(30)毎の解錠要求(30
c)である解錠資格付解錠権情報(26a)を受けた場
合に、当該解錠要求(30c)を受けた電子錠手段(3
0)の個別解錠権情報(30a)と当該解錠資格付解錠
権情報(26a)との照合を実行し、当該個別解錠権情
報(30a)と当該解錠資格付解錠権情報(26a)と
が一致したときに、当該解錠要求(30c)を受けた電
子錠手段(30)に解錠要求(30c)を与えて解錠を
促す制御を実行する。
【0029】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、個別解錠権情報(30a)
と解錠資格付解錠権情報(26a)との一致判定を実行
し、正当な資格を有する者による既登録パスワード情報
(2la)の鍵打が実行されたと判定された場合にのみ
遊技設備(12,…,12)への解錠資格(30b)を
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0030】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0031】次に本発明のパスワード検証手段(20)
の作用について説明する。
【0032】打鍵パスワード発生部(21)は、常時、
電子錠手段(30)からの解錠要求(30c)を待っ
て、待機状態となっている。
【0033】打鍵パスワード発生部(21)は、解錠要
求(30c)を受けたとき、打鍵を促す既登録パスワー
ド情報(2la)を所定の規則に基づいて選択する。
【0034】パスワード入力部(22)は、常時、打鍵
パスワード発生部(21)からの既登録パスワード情報
(2la)を待って、待機状態となっている。
【0035】パスワード入力部(22)は、選択された
既登録パスワード情報(2la)に応じて、パスワード
の鍵打を促す表示をするとともに、鍵打されたパスワー
ド(2lb)に基づいて鍵打パスワード情報(22a)
を生成する。
【0036】パスワード照合部(24)は、常時、打鍵
パスワード発生部(21)からの既登録パスワード情報
(2la)およびパスワード入力部(22)からの鍵打
パスワード情報(22a)を待って、待機状態となって
いる。
【0037】パスワード照合部(24)は、鍵打パスワ
ード情報(22a)を受けたとき、鍵打パスワード情報
(22a)と既登録パスワード情報(2la)との照合
を実行し、一致した場合にパスワード一致情報(24
a)を生成する。
【0038】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打パスワード情報(22
a)と既登録パスワード情報(2la)との照合を実行
し、正当な資格を有する者による既登録パスワード情報
(2la)の鍵打が実行されたと判定された場合にのみ
遊技設備(12,…,12)への解錠資格(30b)を
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0039】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備(12,
…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設備(1
2,…,12)の制御基板(12a)の不正すり替えや
改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止すること
ができる。
【0040】指紋画像照合部(23)は、パスワード一
致情報(24a)を受けたとき、鍵打指端指紋情報(2
2b)と既登録指端指紋情報(2le)との画像認識を
実行するとともに、当該鍵打指端指紋情報(22b)と
当該既登録指端指紋情報(2le)との画像照合を実行
し、一致した場合に鍵打指端指紋一致情報(23a)を
生成する。
【0041】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端指紋情報(22
b)と既登録指端指紋情報(2le)との画像照合を実
行し、正当な資格を有する者による既登録パスワード情
報(2la)の鍵打が実行されたと判定された場合にの
み遊技設備(12,…,12)への解錠資格(30b)
を賦与する制御を実行することにより、ハッキングによ
る被害を最小限に食止めることができる。
【0042】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)が盗取またはハッキングされた場合であっても既登
録指端指紋情報(2le)との画像照合を実行すること
により、高いセキュリティ性を実現でき、遊技場(1
0)を構成する遊技設備(12,…,12)への不正ア
クセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の制御基
板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏ROM)
への不正交換)を防止することができる。
【0043】鍵打指端生体反応測定部(26)は、鍵打
指端指紋一致情報(23a)を受けたとき、鍵打された
指端の生体反応を測定して鍵打指端生体反応情報(22
c)を生成するとともに、当該鍵打指端生体反応情報
(22c)と所定の生体反応である所定生体反応情報
(2ld)との照合を実行し、当該既登録指端指紋情報
(2le)を有するとともに当該所定生体反応情報(2
ld)が検出された指端を用いて当該既登録パスワード
情報(2la)の鍵打が実行された場合に、当該既登録
パスワード情報(2la)および当該既登録指端指紋情
報(2le)に対応した解錠資格(30b)を付加した
解錠資格付解錠権情報(26a)を生成する。
【0044】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(2
2c)と所定生体反応情報(2ld)との照合を実行
し、正当な資格を有する者による既登録パスワード情報
(2la)の鍵打が実行されたと判定された場合にのみ
遊技設備(12,…,12)への解錠資格(30b)を
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0045】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)および既登録指端指紋情報(2le)が盗取または
ハッキングされた場合であっても所定生体反応情報(2
ld)との照合を実行することにより、高いセキュリテ
ィ性を実現でき、遊技場(10)を構成する遊技設備
(12,…,12)への不正アクセス(例えば、遊技設
備(12,…,12)の制御基板(12a)の不正すり
替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止す
ることができる。
【0046】本発明における鍵打指端生体反応測定部
(26)は、鍵打された指端の生体反応として当該鍵打
指端の体温を測定して鍵打指端生体反応情報(22c)
を生成することができる。
【0047】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つ
まり、鍵打指端の体温情報)(22c)と所定生体反応
情報(つまり、指端の体温情報)(2ld)との照合を
実行し、正当な資格を有し生命反応が検出された者によ
る既登録パスワード情報(2la)の鍵打が実行された
と判定された場合にのみ遊技設備(12,…,12)へ
の解錠資格(30b)を賦与する制御を実行することに
より、ハッキングによる被害を最小限に食止めることが
できる。
【0048】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)および既登録指端指紋情報(2le)が盗取または
ハッキングされた場合であっても所定生体反応情報(つ
まり、指端の体温情報)(2ld)との照合を実行する
ことにより、高いセキュリティ性を実現でき、遊技場
(10)を構成する遊技設備(12,…,12)への不
正アクセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の制
御基板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏RO
M)への不正交換)を防止することができる。
【0049】なお、既登録指端指紋情報(2le)の盗
取またはハッキングの例としては、例えば、切断された
手首または指端、模造した指紋が形成されたゴム手袋等
が考えられる。
【0050】また、鍵打指端生体反応測定部(26)
は、鍵打された指端の生体反応として当該鍵打指端の心
拍音を測定して鍵打指端生体反応情報(22c)を生成
することができる。
【0051】なお、心拍音とは、指端の血管中を流れる
血液の心拍に伴って発生するものであって、心拍に伴っ
て発生する生体電流等も包含する。
【0052】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つ
まり、鍵打指端の心拍音情報)(22c)と所定生体反
応情報(つまり、指端の心拍音情報)(2ld)との照
合を実行し、正当な資格を有し生命反応が検出された者
による既登録パスワード情報(2la)の鍵打が実行さ
れたと判定された場合にのみ遊技設備(12,…,1
2)への解錠資格(30b)を賦与する制御を実行する
ことにより、ハッキングによる被害を最小限に食止める
ことができる。
【0053】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)および既登録指端指紋情報(2le)が盗取または
ハッキングされた場合であっても所定生体反応情報(つ
まり、指端の心拍音情報)(2ld)との照合を実行す
ることにより、高いセキュリティ性を実現でき、遊技場
(10)を構成する遊技設備(12,…,12)への不
正アクセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の制
御基板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏RO
M)への不正交換)を防止することができる。また、鍵
打指端生体反応測定部(26)は、鍵打された指端の生
体反応として当該鍵打指端の血流を測定して鍵打指端生
体反応情報(22c)を生成することができる。
【0054】なお、血流とは、指端の血管中を流れる血
液の移動状態であって、流速、心拍に伴って発生する生
体電流等を意味する。
【0055】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つ
まり、鍵打指端の血流情報)(22c)と所定生体反応
情報(つまり、指端の血流情報)(2ld)との照合を
実行し、正当な資格を有し生命反応が検出された者によ
る既登録パスワード情報(2la)の鍵打が実行された
と判定された場合にのみ遊技設備(12,…,12)へ
の解錠資格(30b)を賦与する制御を実行することに
より、ハッキングによる被害を最小限に食止めることが
できる。
【0056】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)および既登録指端指紋情報(2le)が盗取または
ハッキングされた場合であっても所定生体反応情報(つ
まり、指端の血流情報)(2ld)との照合を実行する
ことにより、高いセキュリティ性を実現でき、遊技場
(10)を構成する遊技設備(12,…,12)への不
正アクセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の制
御基板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏RO
M)への不正交換)を防止することができる。
【0057】また、鍵打指端生体反応測定部(26)
は、鍵打された指端の生体反応として当該鍵打指端の表
面抵抗を測定して鍵打指端生体反応情報(22c)を生
成することができる。
【0058】なお、表面抵抗とは、指端の表面の抵抗率
である。
【0059】つまり、単純な既登録パスワード情報(2
la)の合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つ
まり、鍵打指端の表面抵抗情報)(22c)と所定生体
反応情報(つまり、指端の表面抵抗情報)(2ld)と
の照合を実行し、正当な資格を有し生命反応が検出され
た者による既登録パスワード情報(2la)の鍵打が実
行されたと判定された場合にのみ遊技設備(12,…,
12)への解錠資格(30b)を賦与する制御を実行す
ることにより、ハッキングによる被害を最小限に食止め
ることができる。
【0060】これにより、既登録パスワード情報(2l
a)および既登録指端指紋情報(2le)が盗取または
ハッキングされた場合であっても所定生体反応情報(つ
まり、指端の表面抵抗情報)(2ld)との照合を実行
することにより、高いセキュリティ性を実現でき、遊技
場(10)を構成する遊技設備(12,…,12)ヘの
不正アクセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の
制御基板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができる。
【0061】以上説明したように本発明によれば、機械
錠手段に代えて電子錠手段(30)を用い、さらに単純
な既登録パスワード情報(2la)の合致制御に代え
て、既登録パスワード情報(2la)の鍵打を促すとと
もに鍵打した指端の指紋および生体反応を判定し、既登
録指端指紋を有するとともに所定の生体反応が検出され
た指端を用いて既登録パスワード情報(2la)の鍵打
が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(12,
…,12)への解錠資格(30b)を賦与する制御を実
行することにより、ハッキングによる被害を最小限に食
止めることができ、より高いセキュリティ性を実現で
き、遊技設備(12,…,12)内への侵入やハッキン
グが難しくなるので、遊技設備(12,…,12)への
不正アクセス(例えば、遊技設備(12,…,12)の
制御基板(12a)の不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができるセキュリ
ティ管理装置(14)を実現できる。
【0062】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るセキュリティ管理
装置14の機能ブロック図である。
【0063】本実施例におけるセキュリティ管理装置1
4は、機械錠手段に代えて電子錠手段30を用い、さら
に単純な既登録パスワード情報2laの合致制御に代え
て、既登録パスワード情報2laの鍵打を促すとともに
鍵打した指端の指紋および生体反応を判定し、既登録指
端指紋を有するとともに所定の生体反応が検出された指
端を用いて既登録パスワード情報2laの鍵打が実行さ
れたと判定された場合にのみ遊技設備12,…,12へ
の解錠資格30bを賦与して、電子錠手段30の解錠を
促す制御を実行し、遊技場10を構成する遊技設備1
2,…,12への不正アクセスを防止するものであり、
特に、遊技設備12,…,12として、遊技盤面上に遊
技玉を打出して遊技玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊
技玉の貸出しを実行するための遊技媒体貸出装置、入賞
玉の計数を実行するための賞出媒体計数器等のパチンコ
遊技設備、およびこれらのパチンコ遊技設備の統括的な
管理を実行するためのパチンコ遊技場管理装置等から構
成される遊技場(パチンコ遊技場)10において、これ
らの遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12ヘの
不正アクセスを防止するためものであって、図1に示す
ように、電子錠手段30とパスワード検証手段20と解
錠管理手段32を備えて成る。
【0064】パスワード検証手段20は、打鍵パスワー
ド発生部21と打鍵パスワード発生部21に装置された
テンプレート(記憶手段)2lcとパスワード入力部2
2と指紋画像照合部23とパスワード照合部24と鍵打
指端生体反応測定部26とが装置されて成る。
【0065】更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装
置14の構成について説明する。本実施例の既登録パス
ワード情報は、遊技場の管理者等が遊技場(パチンコ遊
技場)10の正規の管理者であることをセキュリティ管
理装置14に通知するソフトウェア上の「鍵」の役割を
する文字列や数字列である。なお、コンピュータ技術に
おけるログインネーム、既登録パスワード情報、暗証番
号は、本実施例の既登録パスワード情報に包含される概
念である。
【0066】本実施例の遊技機の遊技場(パチンコ遊技
場)10と遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2に装置された制御基盤12a,…,12aとパスワー
ド検証手段20と電子錠手段30と解錠管理手段32と
は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ
を用いて制御を実現している。また、マイクロプロセッ
サーは、システムバス接続されている。
【0067】同様に、パスワード検証手段20に装置さ
れた打鍵パスワード発生部21と打鍵パスワード発生部
21に装置されたテンプレート(記憶手段)2lcとパ
スワード入力部22と指紋画像照合部23とパスワード
照合部24と鍵打指端生体反応測定部26も、マイクロ
プロセッサーをベースとしたコンピュータを用いて制御
を実現している。また、マイクロプロセッサーは、シス
テムバス接続されている。
【0068】遊技場(パチンコ遊技場)10の遊技管理
情報、遊技設備12,…,12の遊技管理情報、制御基
盤12a,…,12aの遊技管理情報、既登録パスワー
ド情報2la、鍵打されたパスワード2lbの情報、テ
ンプレート2lcの遊技管理情報、所定生体反応情報2
ld、既登録指端指紋情報2le、鍵打パスワード情報
22a、鍵打指端指紋情報22b、鍵打指端生体反応情
報22c、鍵打指端指紋一致情報23a、パスワード一
致情報24a、解錠資格付解鍵権情報26a、個別解錠
権情報30a、解錠資格30bの情報、解錠要求30c
の情報、等の情報の伝送は、コンピュータのシステムバ
スを介して実行される。またイーサネットバス、GP−
IBバス、RS232Cバス、Sl00バスまたはセン
トロニクスバス等のバス構造を用いたときは、各々に該
当する所定の通信プロトコルに準拠して情報の伝送が実
行される。
【0069】制御基盤12a,…,12aは遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12に各々内設され、
パチンコ遊技制御プログラムおよびパチンコ遊技制御情
報が記録されパチンコ遊技の制御を実行するものであ
る。
【0070】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたRAM、ROM、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。
【0071】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできるものである。
【0072】電子錠手段30は、遊技場(パチンコ遊技
場)10を構成する各遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12の施錠すべき要所毎に設けられた電子錠手
段30は、当該遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12毎の解錠資格30bである個別解錠権情報30
aが各々予め設定され、解錠要求30cに応じて解錠の
制御が可能なように、パスワード検証手段20と解錠管
理手段32とに接続されて成る。
【0073】本実施例の電子錠手段30は、遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12毎の解錠資格30
bである個別解錠権情報30aを各々予め設定するため
に、フラッシュEEPROMが実装されているが、特に
これに限定されるものではなく、ROM、磁気記録手
段、光学的記録手段等を用いることができる。
【0074】個別解錠権情報30aは、解錠資格付解錠
権情報25aと一致した場合に、解錠要求25bを受け
た電子錠手段30に解錠要求30cを与えて解錠を促す
制御を実行するための遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12への解錠資格30bである。
【0075】本実施例において、遊技設備(パチンコ遊
技設備)12,…,12の施錠すべき要所とは、不正ア
クセスが実行されることによって正規の遊技の依らない
不正賞球、不正パチンコ遊技、不正玉貸しが実現できる
ような箇所であって、例えば、パチンコ遊技機の全面ガ
ラス扉部分、パチンコ遊技機の制御基板12a部分、遊
技媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒体計数器の制御
部分、パチンコ遊技場管理装置の制御部分等がある。
【0076】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板12aや制御用ROMが装置され
ている。正規の制御基板12aの不正すり替えや正規の
制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不正交換に
よって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正パチンコ
遊技、不正玉貸しが実現される可能性がある。本実施例
の電子錠手段30は、このような不正の目標とされ易い
遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の要所に
電子的な施錠を行うことができる。
【0077】本実施例のパスワード検証手段20は、遊
技場(パチンコ遊技場)10内に設けられ、図1に示す
ように、予め登録されたパスワードである既登録パスワ
ード情報2laの鍵打を促し、当該鍵打されたパスワー
ド2lbである鍵打パスワード情報22aと当該既登録
パスワード情報2laとの照合を実行し、当該鍵打され
た指紋である鍵打指端指紋情報22bと予め登録されて
いる指紋である既登録指端指紋情報2leとの画像認識
を実行して当該鍵打指端指紋情報22bと当該既登録指
端指紋情報2leとの照合を実行するとともに、当該鍵
打された指端の生体反応を測定し、当該既登録指端指紋
情報2leを有するとともに所定の生体反応が検出され
た指端を用いて当該既登録パスワード情報2laの鍵打
が実行された場合に、当該既登録パスワード情報2la
および当該既登録指端指紋情報2leに対応した解錠資
格30bを付加した解錠資格付解錠権情報26aを生成
するよう、電子錠手段30と解錠管理手段32とに接続
されて成る。
【0078】本実施例の解錠管理手段32は、図1に示
すように、遊技場(パチンコ遊技場)10内に設けら
れ、電子錠手段30毎の解錠要求30cである解錠資格
付解錠権情報26aを受けた場合に、当該解錠要求30
cを受けた電子錠手段30の個別解錠権情報30aと当
該解錠資格付解錠権情報26aとの照合を実行し、当該
個別解錠権情報30aと当該解錠資格付解錠権情報26
aとが一致したときに、当該解錠要求30cを受けた電
子錠手段30に解錠要求30cを与えて解錠を促す制御
を実行するよう、パスワード検証手段20と電子錠手段
30とに接続されて成る。
【0079】更に詳しく本実施例のパスワード検証手段
20の構成について説明する。
【0080】パスワード検証手段20には、図1に示す
ように、打鍵パスワード発生部21とテンプレート(記
憶手段)2lcとパスワード入力部22と指紋画像照合
部23とパスワード照合部24と鍵打指端生体反応測定
部26とが装置されている。打鍵パスワード発生部21
は、解錠要求30cを受けたとき、打鍵を促す既登録パ
スワード情報2laを所定の規則に基づいて選択するよ
う、打鍵パスワード発生部21パスワード入力部22と
指紋画像照合部23とパスワード照合部24と鍵打指端
生体反応測定部26とに接続されて成る。
【0081】本実施例では、既登録パスワード情報2l
aとして、打鍵パスワード発生部21に装置されたテン
プレート(記憶手段)2lcに予め登録された記号列を
用いることができる。同様に、所定生体反応情報2ld
として、テンプレート(記憶手段)2lcに予め登録さ
れた体温、心拍音、血流、または表面抵抗の生体情報を
用いることができる。また、既登録指端指紋情報2le
として、テンプレート(記憶手段)21cに予め登録さ
れた指紋画像情報を用いることができる。本実施例のテ
ンプレート(記憶手段)2lcは、フラッシュEEPR
OMによって実現できる。
【0082】なお、本実施例でフラッシュEEPROM
の場合、フラッシュEEPROMを内蔵したメモリカー
ドを用いることができる。メモリカード形式を用いるこ
とにより、随時脱着が可能となり、セキュリティ性を向
上させることができる。
【0083】なお、打鍵パスワード発生部21は、鍵打
指端指紋情報22bまたは既登録指端指紋情報2le
を、所定の順番に代えて、ランダムに選択するよう、パ
スワード入力部22と指紋画像照合部23とパスワード
照合部24と鍵打指端生体反応測定部26とに接続され
ていてもよい。
【0084】パスワード入力部22は、選択された既登
録パスワード情報2laおよび所定生体反応情報2ld
に応じて、パスワードの鍵打を促す表示をするととも
に、鍵打されたパスワード2lbに基づいて鍵打パスワ
ード情報22aおよび鍵打指端指紋情報22bを生成す
るよう、打鍵パスワード発生部21とパスワード照合部
24とに接続されて成る。
【0085】本実施例のパスワード入力部22は、パス
ワードの鍵打を促す表示を実行するためにディスプレイ
と、パスワードを鍵打するためのキーボードを装置して
いる。本実施例のディスプレイは、CRT表示デバイ
ス、液晶表示デバイス、プラズマ表示デバイス、EL表
示デバイス等を用いて実現できる。なお、キーボードに
代えて、ペン入力デバイス、音声入力デバイス、等を用
いても良い。
【0086】パスワード照合部24は、鍵打パスワード
情報22aを受けたとき、鍵打パスワード情報22aと
既登録パスワード情報2laとの照合を実行し、一致し
た場合にパスワード一致情報24aを生成するよう、打
鍵パスワード発生部21パスワード入力部22と指紋画
像照合部23とに接続されて成る。
【0087】指紋画像照合部23は、パスワード一致情
報24aを受けたとき、鍵打指端指紋情報22bと既登
録指端指紋情報2leとの画像認識を実行するととも
に、当該鍵打指端指紋情報22bと当該既登録指端指紋
情報2leとの画像照合を実行し、一致した場合に鍵打
指端指紋一致情報23aを生成するよう、打鍵パスワー
ド発生部21とパスワード入力部22とパスワード照合
部24と鍵打指端生体反応測定部26とに接続されて成
る。
【0088】本実施例の指紋画像照合部23における画
像認識はパターン認識(pattern recogn
ition)であって、鍵打指端指紋情報22bまたは
既登録指端指紋情報2leから特徴を抽出して記憶する
ものである。
【0089】指紋画像照合部23に装置されたメモリ
(図示せず)は、鍵打指端指紋情報22bまたは既登録
指端指紋情報2leの特徴パターンを記憶するものであ
る。
【0090】指紋画像照合部23における画像認識のア
ルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人工知
能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用するこ
とができ、さらに、ニューロ・コンピューター(neu
ro computer)を用いた画像認識のアルゴリ
ズムの適用も可能である。
【0091】鍵打指端指紋情報22bまたは既登録指端
指紋情報2leの画像読込みとしては、犯罪捜査向けの
指紋認識や、金融機関向けの印章認識などで実用されて
いるCCDを用いた読取技術を用いることができる。な
お、読取精度を向上させる目的で、CCD読取手段に適
当な光学系を付加して良いことは、言うまでもない。ニ
ューロ・コンピューター(ニューラル・ネットワークと
も呼ばれる)は、神経細胞(ニューロン)の構造や働き
をハードウエアやソフトウエアで模倣し、人間の脳が行
っているような高度な情報処理(例えば、学習機能)を
実現するものである。
【0092】ニューロ・コンピューターを用いた画像認
識を実行する指紋画像照合部23は、予め、既登録指端
指紋情報2leを入力データとしてニューロ・コンピュ
ーターの学習機能を実行するとともに、既登録指端指紋
情報2leの学習が完了したニューロ・コンピューター
に、鍵打指端指紋情報22bを入力データとして与え、
そのときのニューロ・コンピューターの出力データを考
察することによって、鍵打指端指紋情報22b既登録指
端指紋情報2leとの一致または不一致を判断するもの
である。
【0093】鍵打指端生体反応測定部26は、鍵打指端
指紋一致情報23aを受けたとき、鍵打された指端の生
体反応を測定して鍵打指端生体反応情報22cを生成す
るとともに、当該鍵打指端生体反応情報22cと所定の
生体反応である所定生体反応情報2ldとの照合を実行
し、当該既登録指端指紋情報2leを有するとともに当
該所定生体反応情報2ldが検出された指端を用いて当
該既登録パスワード情報2laの鍵打が実行された場合
に、当該既登録パスワード情報2laおよび当該既登録
指端指紋情報2leに対応した解錠資格30bを付加し
た解錠資格付解錠権情報26aを生成するよう、打鍵パ
スワード発生部21と指紋画像照合部23と解錠管理手
段32とに接続されて成る。
【0094】本実施例における指端の生体反応として
は、鍵打指端の体温、心拍音、血流、または表面抵抗を
測定して鍵打指端生体反応情報22cを生成するように
している。
【0095】本実施例では、指端の生体反応としての鍵
打指端の体温は、鍵打指端生体反応測定部26に装置さ
れた温度測定手段を用いて計測できる。当該温度測定手
段は、指紋画像照合部23に装置されたCCDに併設さ
れて成る。温度測定手段としては、サーミスタ、熱電
対、赤外線検出デバイス等を用いることができる。
【0096】また、本実施例の鍵打指端生体反応測定部
26は、指端の生体反応として鍵打指端の心拍音を測定
できるように、圧力検出手段が装置されていても良い。
圧力検出手段としては、圧電デバイス等を用いることが
できる。
【0097】また、本実施例の鍵打指端生体反応測定部
26は、指端の生体反応として鍵打指端の血流を測定で
きるように、流体検出手段が装置されていても良い。流
体検出手段としては、ドップラー流速測定デバイス、赤
外線検出デバイス等を用いることができる。
【0098】また、本実施例の鍵打指端生体反応測定部
26は、指端の生体反応として鍵打指端の表面抵抗を測
定できるように、電気抵抗検出手段が装置されていても
良い。特に、電気抵抗検出手段として、四端子法を用い
た表面抵抗測定デバイス等を用いることができる。
【0099】次に作用を説明する。
【0100】本実施例におけるセキュリティ管理装置1
4は、機械錠手段に代えて電子錠手段30を用い、さら
に単純な既登録パスワード情報2laの合致制御に代え
て、既登録パスワード情報2laの鍵打を促すとともに
鍵打した指端の指紋および生体反応を判定し、既登録指
端指紋を有するとともに所定の生体反応が検出された指
端を用いて既登録パスワード情報2laの鍵打が実行さ
れたと判定された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設
備)12,…,12への解錠資格30bを賦与する制御
を実行することにより、ハッキングによる被害を最小限
に食止めることができる。
【0101】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装置14の作用
について説明する。遊技場10の遊技管理情報、遊技設
備12,…,12の遊技管理情報、制御基盤12a,
…,12aの遊技管理情報、既登録パスワード情報2l
a、鍵打されたパスワード2lbの情報、テンプレート
2lcの遊技管理情報、所定生体反応情報2ld、既登
録指端指紋情報2le、鍵打パスワード情報22a、鍵
打指端指紋情報22b、鍵打指端生体反応情報22c、
鍵打指端指紋一致情報23a、パスワード一致情報24
a、解錠資格付解錠権情報26a、個別解錠権情報30
a、解錠資格30bの情報、解錠要求30cの情報、等
の情報の伝送は、コンピュータのシステムバスを介して
実行される。またイーサネットバス、GP−IBバス、
RS232Cバス、Sl00バスまたはセントロニクス
バス等のバス構造を用いたときは、各々に該当する所定
の通信プロトコルに準拠して情報の伝送が実行される。
【0102】遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,
12に実装された制御基盤(パチンコ遊技制御基盤)1
2aは、パチンコ遊技制御プログラムおよびパチンコ遊
技制御情報が記録されている。なお、パチンコ遊技制御
プログラムおよびパチンコ遊技制御情報は、制御基盤
(パチンコ遊技制御基盤)12aに実装されたROMに
記録されることが多い。
【0103】パチンコ遊技は、パチンコ遊技制御プログ
ラムおよびパチンコ遊技制御情報に基づいて進行され
る。
【0104】本実施例における遊技設備(パチンコ遊技
設備)12,…,12である遊技盤面上に遊技玉を打出
して遊技玉の入賞を競うパチンコ遊技機に装置された制
御基板12a、パチンコ遊技玉の入賞に応じて生成され
るパチンコ遊技結果情報に応じた付与価値を与える(つ
まり、入賞玉(出玉)の払出し)パチンコ遊技の制御を
実行できる。
【0105】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたRAM、ROM、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。
【0106】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできる。
【0107】本実施例の制御基板12aに用いるパチン
コ遊技結果情報とは、例えば、持玉計数器(ジェットカ
ウンタ)(図示せず)からの出玉数情報、特定入賞口
(チャッカー)、可変入賞口(V入賞口、通常入賞
口)、電動チューリップ、役物(可変表示手段)へのパ
チンコ遊技玉の入賞回数、入賞生体反応情報、入賞タイ
ミング等を意味する。
【0108】また、本実施例の制御基板12aに用いる
パチンコ遊技制御情報とは、例えば、入賞時の出玉数
率、大当りパチンコ遊技確率、入賞確率、賞球数、連チ
ャン確立、平均出玉数、等を意味する。
【0109】遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する
各遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の施錠
すべき要所毎に設けられた電子錠手段30は、当該遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12毎の解錠資格
30bである個別解錠権情報30aが各々予め設定さ
れ、解錠要求30cに応じて解錠の制御が可能である。
本実施例における遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の施錠すべき要所とは、不正アクセスが実行さ
れることによって正規の遊技の依らない不正賞球、不正
遊技、不正玉貸しが実現できるような箇所であって、例
えば、遊技機の全面ガラス扉部分、遊技機の制御基板1
2a部分、遊技媒体貸出装置の金旋収納部分、賞出媒体
計数器の制御部分、遊技場管理装置の制御部分等があ
る。
【0110】これらの箇所の多くには、各々の機能を制
御するための制御基板12aや制御用ROMが装置され
ている。正規の制御基板12aの不正すり替えや正規の
制御用ROMの改造ROM(裏ROM)への不正交換に
よって、正規の遊技の依らない不正賞球、不正遊技、不
正玉貸しが実現される可能性がある。本実施例における
電子錠手段30は、このような不正の目標とされ易い遊
技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の要所に電
子的な施錠を行うことができる。
【0111】個別解錠権情報30aは、解錠資格付解錠
権情報25aと一致した場合に、解錠要求25bを受け
た電子錠手段30に解錠要求30cを与えて解錠を促す
制御を実行するための遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12への解錠資格30bである。
【0112】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構による錠手段機械錠手段に代えて、パスワード検
証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手段3
0を用い、錠手段ロック機構毎の各々専用鍵および錠手
段の種類だけの専用鍵を不要とすることにより、より高
いセキュリティ性を実現でき、遊技設備(パチンコ遊技
設備)12,…,12への不正アクセス(例えば、遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の制御基板1
2aの不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正
交換)を防止することができるセキュリティ管理装置1
4を実現できる。
【0113】さらに、遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12に保守整備が必要となった際、合致する専
用鍵を一々探し出すことに代えて、パスワード検証によ
る遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の解錠
制御が可能となることにより、より高いセキュリティ性
を実現でき、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,
12への不正アクセス(例えば、遊技設備(パチンコ遊
技設備)12,…,12の制御基板12aの不正すり替
えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を防止する
ことができるセキュリティ管理装置14を実現できる。
【0114】さらに、遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12の保守整備における過大な労力および時間
などの冗費を節減できるセキュリティ管理装置14を実
現できる。
【0115】遊技場(パチンコ遊技場)10内に設けら
れたパスワード検証手段20は、予め登録されたパスワ
ードである既登録パスワード情報2laの鍵打を促す。
【0116】続いて、当該鍵打されたパスワード2lb
である鍵打パスワード情報22aと当該既登録パスワー
ド情報2laとの照合を実行する。
【0117】続いて、当該鍵打された指紋である鍵打指
端指紋情報22bと予め登録されている指紋である既登
録指端指紋情報2leとの画像認識を実行する。
【0118】続いて、当該鍵打指端指紋情報22bと当
該既登録指端指紋情報2leとの照合を実行するととも
に、当該鍵打された指端の生体反応を測定する。
【0119】その結果、当該既登録指端指紋情報2le
を有するとともに所定の生体反応が検出された指端を用
いて当該既登録パスワード情報2laの鍵打が実行され
た場合に、パスワード検証手段20は、当該既登録パス
ワード情報2laおよび当該既登録指端指紋情報2le
に対応した解錠資格30bを付加した解錠資格付解錠権
情報26aを生成する。
【0120】遊技場(パチンコ遊技場)10内に設けら
れた解錠管理手段32は、電子錠手段30毎の解錠要求
30cである解錠資格付解錠権情報26aを受けた場合
に、当該解錠要求30cを受けた電子錠手段30の個別
解錠権情報30aと当該解錠資格付解錠権情報26aと
の照合を実行する。
【0121】その結果、当該個別解錠権情報30aと当
該解錠資格付解錠権情報26aとが一致したときに、解
錠管理手段32は、当該解錠要求30cを受けた電子錠
手段30に解錠要求30cを与えて解錠を促す制御を実
行する。
【0122】解錠資格30bとは、解錠を要求するため
にパスワードの鍵打を行った人物に対する、解錠を要求
した遊技設備12aへの解錠許可情報である。
【0123】解錠資格30bを付加した解錠資格付解錠
権情報26aとは、解錠許可情報を付加した、遊技設備
12aへの解錠アクセス権情報である。
【0124】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、個別解錠権情報30aと解錠資
格付解錠権情報26aとの一致判定を実行し、正当な資
格を有する者による既登録パスワード情報2laの鍵打
が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(パチン
コ遊技設備)12,…,12への解錠資格30bを賦与
する制御を実行することにより、ハッキングによる被害
を最小限に食止めることができる。
【0125】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
次に本実施例のパスワード検証手段20の作用について
説明する。 打鍵パスワード発生部21は、常時、電子
錠手段30からの解錠要求30cを待って、待機状態と
なっている。
【0126】打鍵パスワード発生部21は、解錠要求3
0cを受けたとき、打鍵を促す既登録パスワード情報
(例えば、P,C,H,I,N,K,Oの7文字から構
成されるパスワード情報)2laを所定の規則に基づい
て選択する。
【0127】パスワード入力部22は、常時、打鍵パス
ワード発生部21からの既登録パスワード情報(P,
C,H,I,N,K,Oの7文字から成るパスワード情
報)2laを待って、待機状態となっている。
【0128】パスワード入力部22は、選択された既登
録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの7文
字から成るパスワード情報)2laに応じて、パスワー
ドの鍵打を促す表示(例えば、「貴方のパスワードを右
の人差指で入力して下さい。」というメッセージ表示)
をディスプレイを介して実行するとともに、キーボード
を介して鍵打されたパスワード(例えば、P,C,H,
I,N,K,Oの7文字から構成されるパスワード)2
lbに基づいて鍵打パスワード情報(P,C,H,I,
N,K,Oの順番で鍵打された7文字から構成されるパ
スワード)22aを生成する。
【0129】パスワード照合部24は、常時、打鍵パス
ワード発生部21からの既登録パスワード情報(P,
C,H,I,N,K,Oの7文字から成るパスワード情
報)2laおよびパスワード入力部22からの鍵打パス
ワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの順番で鍵打
された7文字から構成されるパスワード)22aを待っ
て、待機状態となってぃる。
【0130】パスワード照合部24は、鍵打パスワード
情報(P,C,H,I,N,K,Oの順番で鍵打された
7文字から構成されるパスワード)22aを受けたと
き、鍵打パスワード情報22aと既登録パスワード情報
(P,C,H,I,N,K,Oの7文字から成るパスワ
ード情報)2laとの照合を実行し、一致した場合にパ
スワード一致情報24aを生成する。
【0131】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、鍵打パスワード情報22aと既
登録パスワード情報2laとの照合を実行し、正当な資
格を有する者による既登録パスワード情報2laの鍵打
が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(パチン
コ遊技設備)12,…,12への解錠資格30bを賦与
する制御を実行することにより、ハッキングによる被害
を最小限に食止めることができる。
【0132】これにより、より高いセキュリティ性を実
現でき、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技
設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アク
セス(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,
…,12の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
指紋画像照合部23は、既登録指端指紋情報2leの特
徴パターンを記億しており、鍵打指端指紋情報22bの
特徴パターンと既登録指端指紋情報2leと比較して、
どの特徴パターンにあてはまるかを類推し、それが何で
あるかを認識する。
【0133】指紋画像照合部23は、パスワード一致情
報24aを受けたとき、鍵打指端指紋情報(例えば、鍵
打された右人差指の鍵打指端指紋情報)22bと既登録
指端指紋情報(鍵打を促した右人差指の鍵打指端指紋情
報)2leとの画像認識を実行するとともに、当該鍵打
指端指紋情報(鍵打された右人差指の鍵打指端指紋情
報)22bと当該既登録指端指紋情報(鍵打を促した右
人差指の鍵打指端指紋情報)2leとの画像照合を実行
し、一致した場合に鍵打指端指紋一致情報23aを生成
する。
【0134】本実施例の指紋画像照合部23における画
像認識はパターン認識(pattern recogn
ition)であって、予め登録する指紋の押印(本実
施例では、中指の指紋の画像)から特徴を抽出する。
【0135】指紋画像照合部23における鍵打指端指紋
情報22bまたは既登録指端指紋情報2leの画像認識
のアルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人
工知能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用す
ることができ、さらに、ニューロ・コンピューター(n
euro computer)を用いた画像認識のアル
ゴリズムの適用も可能である。
【0136】指紋の画像読取は、犯罪捜査向けの指紋認
識や、金融機関向けの印章認識などで実用されているC
CDを用いた読取技術を用いることができる。なお、読
取精度を向上させる目的で、CCD読取手段に適当な光
学系を付加して良いことは、言うまでもない。
【0137】ニューロ・コンピューターニューラル・ネ
ットワークとも呼ばれるものは、神経細胞ニューロンの
構造や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣し、人
間の脳が行っているような高度な情報処理(例えば、学
習機能)を実現することができる。
【0138】つまり、単純な既登録パスワード情報
(P,C,H,I,N,K,Oの7文字から構成される
パスワード情報)2laの合致制御に代えて、鍵打指端
指紋情報(鍵打された右人差指の鍵打指端指紋情報)2
2bと既登録指端指紋情報(鍵打を促した右人差指の鍵
打指端指紋情報)(例えば、鍵打を促した右人差指の鍵
打指端指紋情報)2leとの画像照合を実行し、正当な
資格を有する者による既登録パスワード情報(P,C,
H,I,N,K,Oの7文字から構成されるパスワード
情報)2laの鍵打が実行されたと判定された場合にの
み遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12への解
錠資格30bを賦与する制御を実行することにより、ハ
ッキングによる被害を最小限に食止めることができる。
【0139】これにより、既登録パスワード情報(P,
C,H,I,N,K,Oの7文字から構成されるパスワ
ード情報)2laが盗取またはハッキングされた場合で
あっても既登録指端指紋情報(鍵打を促した右人差指の
鍵打指端指紋情報)2leとの画像照合を実行すること
により、高いセキュリティ性を実現でき、遊技場(パチ
ンコ遊技場)10を構成する遊技設備(パチンコ遊技設
備)12,…,12への不正アクセス(例えば、遊技設
備(パチンコ遊技設備)12,…,12の制御基板12
aの不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交
換)を防止することができる。
【0140】鍵打指端生体反応測定部26は、鍵打指端
指紋一致情報23aを受けたとき、鍵打された指端の生
体反応(例えば、体温、心拍音、血流、または表面抵抗
の中の少なくとも一種類)を測定して鍵打指端生体反応
情報(体温、心拍音、血流、または表面抵抗の情報)2
2cを生成する。
【0141】続いて、当該鍵打指端生体反応情報(体
温、心拍音、血流、または表面抵抗の情報)22cと所
定の生体反応(体温、心拍音、血流、または表面抵抗)
である所定生体反応情報(指定した右人差指端の生体反
応情報)2ldとの照合を実行する。
【0142】その結果、当該既登録指端指紋情報(鍵打
を促した右人差指の鍵打指端指紋情報)2leを有する
とともに当該所定生体反応情報(指定した右人差指端の
生体反応情報)2ldが検出された指端を用いて当該既
登録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの7
文字から構成されるパスワード情報)2laの鍵打が実
行された場合に、鍵打指端生体反応測定部26は、当該
既登録パスワード情報(P,C,H,I,N,K,Oの
7文字から構成されるパスワード情報)21aおよび当
該既登録指端指紋情報(鍵打を促した右人差指の鍵打指
端指紋情報)2leに対応した解錠資格30bを付加し
た解錠資格付解錠権情報26aを生成する。
【0143】また、本実施例における鍵打指端生体反応
測定部26は、鍵打された指端の生体反応として当該鍵
打指端の体温を測定して鍵打指端生体反応情報22cを
生成することができる。
【0144】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つま
り、鍵打を促した指端の体温の生体情報)22cと所定
生体反応情報(つまり、鍵打された指端の体温の生体情
報)2ldとの照合を実行し、正当な資格を有し生命反
応が検出された者による既登録パスワード情報2laの
鍵打が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(パ
チンコ遊技設備)12,…,12への解錠資格30bを
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0145】これにより、既登録パスワード情報2la
および既登録指端指紋情報2leが盗取またはハッキン
グされた場合であっても所定生体反応情報2ldとの照
合を実行することにより、高いセキュリティ性を実現で
き、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アクセス
(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができる。
【0146】また、本実施例における鍵打指端生体反応
測定部26は、鍵打された指端の生体反応として当該鍵
打指端の心拍音を測定して鍵打指端生体反応情報22c
を生成することができる。
【0147】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つま
り、鍵打を促した指端の心拍音の生体情報)22cと所
定生体反応情報(つまり、鍵打された指端の心拍音の生
体情報)2ldとの照合を実行し、正当な資格を有し生
命反応が検出された者による既登録パスワード情報21
aの鍵打が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12への解錠資格30
bを賦与する制御を実行することにより、ハッキングに
よる被害を最小限に食止めることができる。
【0148】これにより、既登録パスワード情報2la
および既登録指端指紋情報2leが盗取またはハッキン
グされた場合であっても所定生体反応情報2ldとの照
合を実行することにより、高いセキュリティ性を実現で
き、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アクセス
(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができる。
【0149】また、鍵打指端生体反応測定部26は、鍵
打された指端の生体反応(体温、心拍音、血流、または
表面抵抗)として当該鍵打指端の血流を測定して鍵打指
端生体反応情報22cを生成することができる。
【0150】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つま
り、鍵打を促した指端の血流の生体情報)22cと所定
生体反応情報(つまり、鍵打された指端の血流の生体情
報)2ldとの照合を実行し、正当な資格を有し生命反
応が検出された者による既登録パスワード情報2laの
鍵打が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(パ
チンコ遊技設備)12,…,12への解錠資格30bを
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0151】これにより、既登録パスワード情報2la
および既登録指端指紋情報2leが盗取またはハッキン
グされた場合であっても所定生体反応情報2ldとの照
合を実行することにより、高いセキュリティ性を実現で
き、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アクセス
(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができる。
【0152】また、鍵打指端生体反応測定部26は、鍵
打された指端の生体反応(として当該鍵打指端の表面抵
抗を測定して鍵打指端生体反応情報22cを生成するこ
とができる。
【0153】つまり、単純な既登録パスワード情報2l
aの合致制御に代えて、鍵打指端生体反応情報(つま
り、鍵打を促した指端の血流の生体情報)22cと所定
生体反応情報(つまり、鍵打された指端の血流の生体情
報)2ldとの照合を実行し、正当な資格を有し生命反
応が検出された者による既登録パスワード情報2laの
鍵打が実行されたと判定された場合にのみ遊技設備(パ
チンコ遊技設備)12,…,12への解錠資格30bを
賦与する制御を実行することにより、ハッキングによる
被害を最小限に食止めることができる。
【0154】これにより、既登録パスワード情報2la
および既登録指端指紋情報2leが盗取またはハッキン
グされた場合であっても所定生体反応情報2ldとの照
合を実行することにより、高いセキュリティ性を実現で
き、遊技場(パチンコ遊技場)10を構成する遊技設備
(パチンコ遊技設備)12,…,12への不正アクセス
(例えば、遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,1
2の制御基板12aの不正すり替えや改造ROM(裏R
OM)への不正交換)を防止することができる。
【0155】なお、心拍音とは、指端の血管中を流れる
血液の心拍に伴って発生するものであって、心拍に伴っ
て発生する生体電流等も包含する。血流とは、指端の血
管中を流れる血液の移動状態であって、流速、心拍に伴
って発生する生体電流等を意味する。表面抵抗とは、指
端の表面の抵抗率である。
【0156】以上説明したように本実施例によれば、機
械錠手段に代えて電子錠手段30を用い、さらに単純な
既登録パスワード情報2laの合致制御に代えて、既登
録パスワード情報2laの鍵打を促すとともに鍵打した
指端の指紋および生体反応を判定し、既登録指端指紋を
有するとともに所定の生体反応が検出された指端を用い
て既登録パスワード情報2laの鍵打が実行されたと判
定された場合にのみ遊技設備(パチンコ遊技設備)1
2,…,12への解錠資格30bを賦与する制御を実行
することにより、ハッキングによる被害を最小限に食止
めることができ、より高いセキュリティ性を実現でき、
遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12内への侵
入やハッキングが難しくなるので、遊技設備(パチンコ
遊技設備)12,…,12への不正アクセス(例えば、
遊技設備(パチンコ遊技設備)12,…,12の制御基
板12aの不正すり替えや改造ROM(裏ROM)への
不正交換)を防止することができるセキュリティ管理装
置14を実現できる。
【0157】
【発明の効果】本発明にかかるセキュリティ管理装置に
よれば、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワード検証に基づ
く解錠権に応じて解錠制御される電子錠手段を用い、錠
手段(ロック機構)毎の各々専用鍵および錠手段の種類
だけの専用鍵を不要とすることにより、より高いセキュ
リティ性を実現でき、遊技設備への不正アクセス(例え
ば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができる。
【0158】さらに、遊技設備に保守整備が必要となっ
た際、合致する専用鍵を一々探し出すことに代えて、パ
スワード検証による遊技設備の解錠制御が可能となるこ
とにより、より高いセキュリティ性を実現でき、遊技設
備への不正アクセス(例えば、遊技設備の制御基板の不
正すり替えや改造ROM(裏ROM)への不正交換)を
防止することができるセキュリティ管理装置を実現でき
る。さらに、遊技設備の保守整備における過大な労力お
よび時間などの冗費を節減できる。
【0159】さらに、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構による錠手段(機械錠手段)に代えて、パスワー
ド検証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手
段を用いるので、専用鍵の紛失、盗取、または模造を防
止することが可能となることにより、より高いセキュリ
ティ性を実現でき、遊技設備への不正アクセス(例え
ば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造ROM
(裏ROM)への不正交換)を防止することができるセ
キュリティ管理装置を実現できる。さらに、多種類の専
用鍵を、紛失、盗取または模造されないように保管して
おくための過大な労力および時間などの冗費を節減でき
る。
【0160】また、単純な既登録パスワード情報の合致
制御に代えて、パスワードの鍵打を促すとともに鍵打し
た指端の指紋および生体反応を判定し、既登録指端指紋
を有するとともに所定の生体反応が検出された指端を用
いて当該既登録パスワード情報の鍵打が実行されたと判
定された場合にのみ遊技設備への解錠資格を賦与する制
御を実行することにより、ハッキングによる被害を最小
限に食止めることができ、遊技設備への不正アクセス
(例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造R
OM(裏ROM)への不正交換)を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るセキュリティ管理装置
の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10…遊技場 12,…,12…遊技設備 12a,…,12a…制御基盤 14…セキュリティ管理装置 20…パスワード検証手段 21…打鍵パスワード発生部 2la…既登録パスワード情報 2lb…鍵打されたパスワード 2lc…テンプレート 2ld…所定生体反応情報 2le…既登録指端指紋情報 22…パスワード入力部 22a…鍵打パスワード情報 22b…鍵打指端指紋情報 22c…鍵打指端生体反応情報 23…指紋画像照合部 23a…鍵打指端指紋一致情報 24…パスワード照合部 24a…パスワード一致情報 26…鍵打指端生体反応測定部 26a…解錠資格付解錠権情報 30…電子錠手段 30a…個別解錠権情報 30b…解錠資格 30c…解錠要求 32…解錠管理手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技場を構成する遊技設備への不正アクセ
    スを防止するためのセキュリティ管理装置において、 前記遊技場を構成する各遊技設備の施錠すべき要所毎に
    設けられるとともに、当該遊技設備毎の解錠資格である
    個別解錠権情報が各々予め設定され、解錠要求に応じて
    解錠の制御が可能な電子錠手段と、 前記遊技場内に設けられ、予め登録されたパスワードで
    ある既登録パスワード情報の鍵打を促し、当該鍵打され
    たパスワードである鍵打パスワード情報と当該既登録パ
    スワード情報との照合を実行し、当該鍵打された指紋で
    ある鍵打指端指紋情報と予め登録されている指紋である
    既登録指端指紋情報との画像認識を実行して当該鍵打指
    端指紋情報と当該既登録指端指紋情報との照合を実行す
    るとともに、当該鍵打された指端の生体反応を測定し、
    当該既登録指端指紋情報を有するとともに所定の生体反
    応が検出された指端を用いて当該既登録パスワード情報
    の鍵打が実行された場合に、当該既登録パスワード情報
    および当該既登録指端指紋情報に対応した前記解錠資格
    を付加した解錠資格付解錠権情報を生成するパスワード
    検証手段と、 前記遊技場内に設けられ、前記電子錠手段毎の解錠要求
    である前記解錠資格付解錠権情報を受けた場合に、当該
    解錠要求を受けた前記電子錠手段の前記個別解錠権情報
    と当該解錠資格付解錠権情報との照合を実行し、当該個
    別解錠権情報と当該解錠資格付解錠権情報とが一致した
    ときに、当該解錠要求を受けた電子錠手段に前記解錠要
    求を与えて解錠を促す制御を実行する解錠管理手段と、 を備えて成ることを特徴とするセキュリティ管理装置。
  2. 【請求項2】前記パスワード検証手段は、 前記解錠要求を受けたとき、打鍵を促す前記既登録パス
    ワード情報を所定の規則に基づいて選択する打鍵パスワ
    ード発生部と、 前記選択された既登録パスワード情報に応じて、パスワ
    ードの鍵打を促す表示をするとともに、鍵打されたパス
    ワードに基づいて前記鍵打パスワード情報を生成するパ
    スワード入力部と、 前記鍵打パスワード情報を受けたとき、前記鍵打パスワ
    ード情報と前記既登録パスワード情報との照合を実行
    し、一致した場合にパスワード一致情報を生成するパス
    ワード照合部と、 前記パスワード一致情報を受けたとき、前記鍵打指端指
    紋情報と前記既登録指端指紋情報との画像認識を実行す
    るとともに、当該鍵打指端指紋情報と当該既登録指端指
    紋情報との画像照合を実行し、一致した場合に鍵打指端
    指紋一致情報を生成する指紋画像照合部と、 前記鍵打指端指紋一致情報を受けたとき、前記鍵打され
    た指端の生体反応を測定して鍵打指端生体反応情報を生
    成するとともに、当該鍵打指端生体反応情報と前記所定
    の生体反応である所定生体反応情報との照合を実行し、
    当該既登録指端指紋情報を有するとともに当該所定生体
    反応情報が検出された指端を用いて当該既登録パスワー
    ド情報の鍵打が実行された場合に、当該既登録パスワー
    ド情報および当該既登録指端指紋情報に対応した前記解
    錠資格を付加した前記解錠資格付解錠権情報を生成する
    鍵打指端生体反応測定部と、 を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のセキュ
    リティ管理装置。
  3. 【請求項3】前記鍵打指端生体反応測定部は、鍵打され
    た指端の前記生体反応として当該鍵打指端の体温を測定
    して鍵打指端生体反応情報を生成する、 ことを特徴とする講求項2に記載のセキュリティ管理装
    置。
  4. 【請求項4】前記鍵打指端生体反応測定部は、鍵打され
    た指端の前記生体反応として当該鍵打指端の心拍音を測
    定して鍵打指端生体反応情報を生成する、 ことを特徴とする請求項2に記載のセキュリティ管理装
    置。
  5. 【請求項5】前記鍵打指端生体反応測定部は、鍵打され
    た指端の前記生体反応として当該鍵打指端の血流を測定
    して鍵打指端生体反応情報を生成する、 ことを特徴とする請求項2に記載のセキュリティ管理装
    置。
  6. 【請求項6】前記鍵打指端生体反応測定部は、鍵打され
    た指端の前記生体反応として当該鍵打指端の表面抵抗を
    測定して鍵打指端生体反応情報を生成する、 ことを特徴とする請求項2に記載のセキュリティ管理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018185585A1 (ja) * 2017-04-03 2020-03-12 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置、入出力装置、情報処理装置
CN114006921A (zh) * 2021-10-15 2022-02-01 厦门狄耐克物联智慧科技有限公司 一种带有智能控制的护士站管理机

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