JPH08280906A - セキュリティ管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技設備への不正アクセスを防止できるセキ
ュリティ管理装置を提供すること。 【構成】 遊技設備１２，…，１２毎に固有解錠権情報
３０ａが各々予め設定されている電子錠手段３０と、指
定した指端の指紋２２ａの押印を促すとともに当該押印
された押印指紋１５と予め登録してある既登録指紋２１
ｂとの画像認識を実行し当該押印指紋１５と当該既登録
指紋２１ｂとが一致した場合に当該既登録指紋２１ｂに
応じた電子錠手段３０の解錠権２５ａを付加した既登録
指紋解錠権情報２５ｂを解錠要求２５ｃを受けた電子錠
手段３０に与えて解錠を促す指紋検証手段２０と、を備
えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遊技場を構成する遊技
設備への不正アクセスを防止するためのセキュリティ管
理装置に関し、特に、遊技盤面上に遊技玉を打出して遊
技玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出しを実
行するための遊技媒体貸出装置、入賞玉の計数を実行す
るための賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、および
これらのパチンコ遊技設備の統括的な管理を実行するた
めのパチンコ遊技場管理装置等から構成されるパチンコ
遊技場における、これらの遊技設備への不正アクセスを
防止するためのセキュリティ管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の遊技場を構成する遊技設備への不
正アクセスを防止するためのセキュリティ管理装置にお
いては、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
の錠手段（機械錠手段）が設けられており、保守管理用
の専用鍵が準備保管されていた。

【０００３】遊技設備（例えば、パチンコ遊技機、遊技
媒体貸出装置、賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、
およびパチンコ遊技場管理装置）等に保守整備が必要と
なった際、錠手段に設けられた鍵穴に専用鍵を差し入れ
て、解錠し、保守整備を行うことにより、遊技設備への
不正アクセス（例えば、遊技設備の制御基板の不正すり
替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を
防止するためのセキュリティの管理が行われていた。

【０００４】また、コンピュータ機能を中心としたセキ
ュリティ管理装置においては、遊技設備にアクセスする
場合、セキュリティ機能を一時的に解除するために、コ
ンピュータＯＳが要求するログインネーム、またはパス
ワードに応答するプロセスを強制することにより、遊技
設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の制御基板の
不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正
交換）を防止するためのセキュリティの管理が行われて
いた。ログインネームやパスワードは、機密性を保持す
るために定期的に変更されていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われている鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構
によるの錠手段（機械錠手段）によるセキュリティ管理
装置では、錠手段（ロック機構）毎に各々専用鍵を用意
する必要があり、錠手段の種類だけ専用鍵が必要であ
り、遊技設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の制
御基板の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）
への不正交換）を防止することが難しいという問題点が
あった。

【０００６】さらに、遊技設備等に保守整備が必要とな
った際、合致する専用鍵を一々探し出さなければなら
ず、保守整備に過大な労力および時間を要し、遊技設備
への不正アクセス（例えば、遊技設備の制御基板の不正
すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交
換）を防止することが難しいという問題点があった。

【０００７】さらに、専用鍵は、紛失したり、盗取され
たり、模造されやすいため、多種類の専用鍵を、紛失、
盗取または模造されないように保管しておくためにも過
大な労力および時間を要し、遊技設備への不正アクセス
（例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造Ｒ
ＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止すること
が難しいという問題点があった。

【０００８】また、ログインネーム、パスワード応答を
強制するするセキュリティ管理装置では、ログインネー
ムやパスワードがハッキングされ易いため、容易に遊技
設備内に侵入されるという問題点があった。また、定期
的にログインネームやパスワードを変更しても、機密性
の保持には限界があり、遊技設備への不正アクセス（例
えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造ＲＯＭ
（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止することが難
しいという問題点があった。

【０００９】本発明は、このような従来技術が有する問
題点に着目してなされたもので、機械錠手段に代えて、
電子錠手段を用い、さらにログインネームまたはパスワ
ードを用いた単純応答制御に代えて、指紋検証に基づく
解錠権に応じて電子錠手段の解錠を促す制御を実行する
ことにより、セキュリティ性を向上されることが可能と
なり、遊技設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の
制御基板の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯ
Ｍ）への不正交換）を防止できるセキュリティ管理装置
を提供することを目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の各項に存する。

【００１１】［１］項 遊技場（１０）を構成する遊技
設備（１２，…，１２）への不正アクセスを防止するた
めのセキュリティ管理装置において、前記遊技場（１
０）を構成する各遊技設備（１２，…，１２）の施錠す
べき要所毎に設けられるとともに、当該遊技設備（１
２，…，１２）毎に固有解錠権情報（３０ａ）が各々予
め設定されている電子錠手段（３０）と、各遊技設備
（１２，…，１２）毎に設けられ、指定した指端の指紋
（２２ａ）の押印を促すとともに、当該押印された押印
指紋（１５）と予め登録してある既登録指紋（２１ｂ）
との画像認識を実行し、当該押印指紋（１５）と当該既
登録指紋（２１ｂ）とが一致した場合に、当該既登録指
紋（２１ｂ）に応じた前記電子錠手段（３０）の解錠権
（２５ａ）を付加した既登録指紋解錠権情報（２５ｂ）
を解錠要求（２５ｃ）を受けた前記電子錠手段（３０）
に与えて解錠を促す指紋検証手段（２０）と、を備えて
成ることを特徴とするセキュリティ管理装置（１４）。

【００１２】［２］項 前記指紋検証手段（２０）は、
押印を促す指端の指紋を所定の規則に基づいて選択して
指定するための表示部（２２）と、前記予め登録する指
紋の押印に応じて、前記当該指紋の画像読取を実行して
既登録指紋情報（２１ａ）を生成し当該既登録指紋情報
（２１ａ）の画像認識を実行するとともに、当該既登録
指紋情報（２１ａ）をテンプレート（２１ｃ）に記憶す
る既登録指紋認証部（２１）と、前記指紋の押印に応じ
て、前記押印指紋（１５）の画像読取を実行して押印指
紋情報（２３ａ）を生成するとともに、前記押印指紋情
報（２３ａ）と前記既登録指紋情報（２１ａ）との画像
認識を実行し、当該押印指紋情報（２３ａ）と当該既登
録指紋情報（２１ａ）とが一致した場合に、押印指紋一
致情報（２３ｂ）を生成する押印指紋認証部（２３）
と、前記押印指紋一致情報（２３ｂ）を受けた場合に、
当該既登録指紋（２１ｂ）に応じた前記電子錠手段（３
０）の解錠権（２５ａ）を付加した既登録指紋解錠権情
報（２５ｂ）を解錠要求（２５ｃ）を受けた前記電子錠
手段（３０）に与えて解錠を促す電子錠アクセス権賦与
部（２５）と、を備えて成ることを特徴とする［１］項
に記載のセキュリティ管理装置（１４）。

【００１３】

【作用】本発明におけるセキュリティ管理装置（１４）
は、機械錠手段に代えて、電子錠手段を用い、さらにロ
グインネームまたはパスワードを用いた単純応答制御に
代えて、指紋検証に基づく解錠権に応じて電子錠手段
（３０）の解錠を促す制御を実行することができる。

【００１４】本発明における指紋とは、指端の腹面にあ
る皮膚のしわのことである。指紋は、弓状・渦状或いは
蹄状をなし、人によりそれぞれ異なり、しかも同一人で
は終生変らないので、個人識別の根拠として利用するこ
とができる。

【００１５】これにより、セキュリティ性を向上される
ことが可能となり、遊技場（１０）を構成する遊技設備
（１２，…，１２）への不正アクセス（例えば、遊技設
備（１２，…，１２）の制御基板の不正すり替えや改造
ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止するこ
とができる。

【００１６】更に詳しく本発明のセキュリティ管理装置
（１４）の作用について説明する。遊技場（１０）を構
成する各遊技設備（１２，…，１２）の施錠すべき要所
毎に設けられた電子錠手段（３０）には、遊技設備（１
２，…，１２）毎の固有解錠権情報（３０ａ）が各々予
め設定されている。

【００１７】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段（機械錠手段）に代えて、指紋検
証に基づく解錠権（２５ａ）に応じて解錠制御される電
子錠手段（３０）を用い、錠手段（ロック機構）毎の各
々専用鍵および錠手段の種類だけの専用鍵を不要とする
ことにより、セキュリティ性を向上されることが可能と
なり、遊技設備（１２，…，１２）への不正アクセス
（例えば、遊技設備（１２，…，１２）の制御基板（１
２ａ）の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）
への不正交換）を防止することができるセキュリティ管
理装置（１４）を実現できる。

【００１８】さらに、遊技設備（１２，…，１２）に保
守整備が必要となった際、合致する専用鍵を一々探し出
すことに代えて、指紋検証による遊技設備（１２，…，
１２）の解錠制御が可能となることにより、セキュリテ
ィ性を向上されることが可能となり、遊技設備（１２，
…，１２）への不正アクセス（例えば、遊技設備（１
２，…，１２）の制御基板（１２ａ）の不正すり替えや
改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止す
ることができるセキュリティ管理装置（１４）を実現で
きる。さらに、遊技設備（１２，…，１２）の保守整備
における過大な労力および時間などの冗費を節減できる
セキュリティ管理装置（１４）を実現できる。

【００１９】各遊技設備（１２，…，１２）毎に設けら
れた指紋検証手段（２０）は、指定した指端の指紋（２
２ａ）の押印を促すとともに、当該押印された押印指紋
（１５）と予め登録してある既登録指紋（２１ｂ）との
画像認識を実行するとともに、当該押印指紋（１５）と
当該既登録指紋（２１ｂ）とが一致した場合に、当該既
登録指紋（２１ｂ）に応じた電子錠手段（３０）の解錠
権（２５ａ）を付加した既登録指紋解錠権情報（２５
ｂ）を解錠要求（２５ｃ）を受けた電子錠手段（３０）
に与えて解錠を促す。

【００２０】本発明の押印指紋認証部（２３）および既
登録指紋認証部（２１）における画像認識はパターン認
識（ｐａｔｔｅｒｎ ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ）であっ
て、押印指紋画像情報から特徴を抽出するとともに、既
知情報である既登録指紋情報（２１ａ）と照合するする
ことによって実行される。

【００２１】押印指紋認証部（２３）は、既登録指紋
（２１ｂ）の特徴パターンを包含する既登録指紋情報
（２１ａ）を記憶しており、外界から新しく受け取った
押印指紋（１５）の特徴パターンを包含する押印指紋情
報（２３ａ）を既登録指紋情報（２１ａ）と比較して、
どの特徴パターンにあてはまるかを類推し、それが何で
あるかを認識する。

【００２２】押印指紋認証部（２３）および既登録指紋
認証部（２１）における画像認識、押印指紋情報（２３
ａ）と既登録指紋情報（２１ａ）との画像認識のアルゴ
リズムとしては、従来技術として用いられる人工知能の
応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用することが
でき、さらに、ニューロ・コンピューター（ｎｅｕｒｏ
ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴリズム
の適用も可能である。

【００２３】ニューロ・コンピューター（ｎｅｕｒｏ
ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴリズムを
用いる場合、既登録指紋情報（２１ａ）を入力データと
してニューロ・コンピューターの学習機能を実行する。
次に、既登録指紋情報（２１ａ）の学習が完了したニュ
ーロ・コンピューターに、押印指紋情報（２３ａ）を入
力データとしてあたえ、そのときのニューロ・コンピュ
ーターの出力データを考察することによって、押印指紋
情報（２３ａ）と既登録指紋情報（２１ａ）との一致ま
たは不一致を判断することができる。

【００２４】押印指紋（１５）の画像読取および既登録
指紋（２１ｂ）の画像読取は、犯罪捜査向けの指紋認識
や、金融機関向けの印章認識などで実用されているＣＣ
Ｄを用いた読取技術を用いることができる。なお、読取
精度を向上させる目的で、ＣＣＤ読取手段に適当な光学
系を付加して良いことは、言うまでもない。

【００２５】ニューロ・コンピューター（ニューラル・
ネットワークとも呼ばれる）は、神経細胞（ニューロ
ン）の構造や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣
し、人間の脳が行っているような高度な情報処理（例え
ば、学習機能）を実現するものである。

【００２６】次に、指紋検証手段（２０）による指紋の
登録の作用を説明する。押印指紋認証部（２３）による
押印指紋情報（２３ａ）と既登録指紋情報（２１ａ）と
の画像認識に先だって、既登録指紋認証部（２１）が、
予め登録する指紋の押印の登録を実行する。

【００２７】予め指紋を登録する場合、表示部（２２）
が、押印を促す指端の指紋を所定の規則に基づいて選択
して指定する。

【００２８】予め登録する指紋の押印に応じて、既登録
指紋認証部（２１）が、既登録指紋（２１ｂ）の画像読
取を実行して既登録指紋情報（２１ａ）を生成し当該既
登録指紋情報（２１ａ）の画像認識を実行するととも
に、当該既登録指紋情報（２１ａ）をテンプレート（２
１ｃ）に記憶する。

【００２９】次に、押印指紋認証部（２３）による指紋
の検証の作用を説明する。遊技設備（１２，…，１２）
に保守整備が必要となり、その旨の要求命令を受けた
後、指紋を検証する場合、表示部（２２）が、押印を促
す指端の指紋を所定の規則に基づいて選択して指定す
る。

【００３０】指紋の押印に応じて、押印指紋認証部（２
３）が、押印指紋（１５）の画像読取を実行して押印指
紋情報（２３ａ）を生成するとともに、押印指紋情報
（２３ａ）と既登録指紋情報（２１ａ）との画像認識を
実行し、当該押印指紋情報（２３ａ）と当該既登録指紋
情報（２１ａ）とが一致した場合に、押印指紋一致情報
（２３ｂ）を生成する。

【００３１】押印指紋一致情報（２３ｂ）を受けた場合
に、電子錠アクセス権賦与部（２５）が、当該既登録指
紋（２１ｂ）に応じた電子錠手段（３０）の解錠権（２
５ａ）を付加した既登録指紋解錠権情報（２５ｂ）を解
錠要求（２５ｃ）を受けた電子錠手段（３０）に与えて
解錠を促す。

【００３２】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段（機械錠手段）に代えて、指紋検
証に基づく解錠権（２５ａ）に応じて解錠制御される電
子錠手段（３０）を用いるので、専用鍵の紛失、盗取、
または模造を防止することが可能となることにより、セ
キュリティ性を向上されることが可能となり、遊技設備
（１２，…，１２）への不正アクセス（例えば、遊技設
備（１２，…，１２）の制御基板（１２ａ）の不正すり
替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を
防止することができるセキュリティ管理装置（１４）を
実現できる。

【００３３】また、多種類の専用鍵を、紛失、盗取また
は模造されないように保管しておくための過大な労力お
よび時間などの冗費を節減できるセキュリティ管理装置
（１４）を実現できる。

【００３４】解錠要求（２５ｃ）を受けた電子錠手段
（３０）は、既登録指紋解錠権情報（２５ｂ）に付加さ
れた解錠権（２５ａ）に基づいて、解錠要求（２５ｃ）
を行った者のセキュリティ管理上のアクセス資格をチェ
ックして、アクセス資格がある場合は、解錠となる。

【００３５】つまり、ログインネームまたはパスワード
を用いた単純応答制御に代えて、指紋検証に基づく解錠
権（２５ａ）に応じて電子錠手段（３０）の解錠を促す
制御を実行することにより、遊技設備（１２，…，１
２）内への侵入やハッキングが難しくなるので、セキュ
リティ性を向上されることが可能となり、遊技設備（１
２，…，１２）への不正アクセス（例えば、遊技設備
（１２，…，１２）の制御基板（１２ａ）の不正すり替
えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防
止することができるセキュリティ管理装置（１４）を実
現できる。

【００３６】また、定期的にログインネームやパスワー
ドを変更必要がなく、高い機密性の保持性が実現できる
ので、セキュリティ性を向上されることが可能となり、
遊技設備（１２，…，１２）への不正アクセス（例え
ば、遊技設備（１２，…，１２）の制御基板（１２ａ）
の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不
正交換）を防止することができるセキュリティ管理装置
（１４）を実現できる。

【００３７】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図１は本発明の一実施例に係るセキュリティ管理
装置１４の機能ブロック図であら、図２は本発明の一実
施例に係るセキュリティ管理装置１４に装置された指紋
検証手段２０の機能ブロック図である。

【００３８】本実施例におけるセキュリティ管理装置１
４は、機械錠手段に代えて、電子錠手段を用い、さらに
ログインネームまたはパスワードを用いた単純応答制御
に代えて、指紋検証に基づく解錠権に応じて電子錠手段
３０の解錠を促す制御を実行して、遊技場１０を構成す
る遊技設備１２，…，１２への不正アクセスを防止する
ものであり、特に、遊技盤面上に遊技玉を打出して遊技
玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出しを実行
するための遊技媒体貸出装置、入賞玉の計数を実行する
ための賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、およびこ
れらのパチンコ遊技設備の統括的な管理を実行するため
のパチンコ遊技場管理装置等から構成されるパチンコ遊
技場１０において、これらの遊技設備１２，…，１２へ
の不正アクセスを防止するためものであって、図１に示
すように、電子錠手段３０と指紋検証手段２０とを備え
て成る。

【００３９】本実施例の指紋とは、指端の腹面にある皮
膚のしわのことである。指紋は、弓状・渦状或いは蹄状
をなし、人によりそれぞれ異なり、しかも同一人では終
生変らないので、個人識別の根拠として利用することが
できる。

【００４０】更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装
置１４の構成について説明する。本実施例の遊技設備１
２，…，１２と電子錠手段３０と指紋検証手段２０と
は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ
を用いて制御を実現している。また、マイクロプロセッ
サーは、システムバス接続されている。

【００４１】同様に、指紋検証手段２０の装置された既
登録指紋認証部２１とテンプレート２１ｃと表示部２２
と押印指紋認証部２３と電子錠アクセス権賦与部２５と
は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ
を用いて制御を実現している。また、マイクロプロセッ
サーは、システムバス接続されている。

【００４２】遊技場１０の遊技管理情報、遊技設備１
２，…，１２の遊技管理情報、制御基盤１２ａ，…，１
２ａの遊技管理情報、押印指紋１５の情報、既登録指紋
情報２１ａ、既登録指紋２１ｂの情報、指定した指端の
指紋２２ａの情報、押印指紋情報２３ａ、解錠権２５ａ
の情報、既登録指紋解錠権情報２５ｂ、解錠要求２５ｃ
の情報、固有解錠権情報３０ａ、等の情報の伝送は、コ
ンピュータのシステムバスを介して実行される。またイ
ーサネットバス、ＧＰ−ＩＢバス、ＲＳ２＊＊＊Ｃバ
ス、Ｓ１００バスまたはセントロニクスバス等のバス構
造を用いたときは、各々に該当する所定の通信プロトコ
ルに準拠して情報の伝送が実行される。

【００４３】制御基盤１２ａはパチンコ遊技設備１２，
…，１２に内設され、パチンコ遊技制御プログラムおよ
びパチンコ遊技制御情報が記録されパチンコ遊技の制御
を実行するものである。

【００４４】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたＲＡＭ、ＲＯＭ、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。

【００４５】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできるものである。

【００４６】電子錠手段３０は、遊技場１０を構成する
各遊技設備１２，…，１２の施錠すべき要所毎に設けら
れ、当該遊技設備１２，…，１２毎に固有解錠権情報３
０ａが各々予め設定されている。

【００４７】次に、本実施例の紋検証手段２０の構成に
ついて説明する。指紋検証手段２０は、各遊技設備１
２，…，１２毎に設けられ、指定した指端の指紋２２ａ
の押印を促すとともに、当該押印された押印指紋１５と
予め登録してある既登録指紋２１ｂとの画像認識を実行
するとともに、当該押印指紋１５と当該既登録指紋２１
ｂとが一致した場合に、当該既登録指紋２１ｂに応じた
電子錠手段３０の解錠権２５ａを付加した既登録指紋解
錠権情報２５ｂを解錠要求２５ｃを受けた電子錠手段３
０に与えて解錠を促すよう、遊技設備１２，…，１２と
電子錠手段３０とに接続されて成る。

【００４８】指紋検証手段２０は、図２に示すように、
既登録指紋認証部２１とテンプレート２１ｃと表示部２
２と押印指紋認証部２３と電子錠アクセス権賦与部２５
とを備えて成る。

【００４９】既登録指紋認証部２１は、予め登録する指
紋（既登録指紋２１ｂ）の押印に応じて、当該指紋（既
登録指紋２１ｂ）の画像読取を実行して既登録指紋情報
２１ａを生成し当該既登録指紋情報２１ａの画像認識を
実行するとともに、当該既登録指紋情報２１ａをテンプ
レート２１ｃに記憶するよう、表示部２２と押印指紋認
証部２３とに接続されて成る。

【００５０】本実施例の既登録指紋認証部２１における
画像認識はパターン認識（ｐａｔｔｅｒｎ ｒｅｃｏｇ
ｎｉｔｉｏｎ）であって、既登録指紋情報２１ａから特
徴を抽出するものである。

【００５１】既登録指紋認証部２１に装置されたテンプ
レート２１ｃは、既登録指紋２１ｂの特徴パターンを包
含する既登録指紋情報２１ａをに記憶するものである。

【００５２】既登録指紋認証部２１における画像認識の
アルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人工
知能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用する
ことができ、さらに、ニューロ・コンピューター（ｎｅ
ｕｒｏ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴ
リズムの適用も可能である。

【００５３】予め登録する指紋（既登録指紋２１ｂ）の
の画像読込みとしては、犯罪捜査向けの指紋認識や、金
融機関向けの印章認識などで実用されているＣＣＤを用
いた読取技術を用いることができる。なお、読取精度を
向上させる目的で、ＣＣＤ読取手段に適当な光学系を付
加して良いことは、言うまでもない。

【００５４】ニューロ・コンピューター（ニューラル・
ネットワークとも呼ばれる）は、神経細胞（ニューロ
ン）の構造や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣
し、人間の脳が行っているような高度な情報処理（例え
ば、学習機能）を実現するものである。

【００５５】表示部２２は、押印を促す指端の指紋を所
定の規則に基づいて選択して指定するよう、既登録指紋
認証部２１と押印指紋認証部２３とに接続されて成る。
本実施例の表示部２２は、ＣＲＴ表示デバイス、液晶表
示デバイス、プラズマ表示デバイス、ＥＬ表示デバイス
等を用いて実現できる。

【００５６】押印指紋認証部２３は、指紋の押印に応じ
て、押印指紋１５の画像読取を実行して押印指紋情報２
３ａを生成するとともに、押印指紋情報２３ａと既登録
指紋情報２１ａとの画像認識を実行し、当該押印指紋情
報２３ａと当該既登録指紋情報２１ａとが一致した場合
に、押印指紋一致情報２３ｂを生成するよう、既登録指
紋認証部２１と表示部２２と電子錠アクセス権賦与部２
５とに接続されて成る。

【００５７】本実施例の押印指紋認証部２３における画
像認識はパターン認識（ｐａｔｔｅｒｎ ｒｅｃｏｇｎ
ｉｔｉｏｎ）であって、押印指紋情報２３ａから特徴を
抽出するとともに、既知情報である既登録指紋情報２１
ａと照合するすものである。

【００５８】本実施例の押印指紋認証部２３は、既登録
指紋２１ｂの特徴パターンを包含する既登録指紋情報２
１ａ（テンプレート２１ｃに記憶されている）と外界か
ら新しく受け取った押印指紋１５の特徴パターンを包含
する押印指紋情報２３ａとをと比較して、どの特徴パタ
ーンにあてはまるかを類推し、それが何であるかを認識
するものである。

【００５９】押印指紋認証部２３における画像認識のア
ルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人工知
能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用するこ
とができ、さらに、ニューロ・コンピューター（ｎｅｕ
ｒｏ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴリ
ズムの適用も可能である。

【００６０】押印指紋認証部２３における押印指紋１５
の画像読込みとしては、犯罪捜査向けの指紋認識や、金
融機関向けの印章認識などで実用されているＣＣＤを用
いた読取技術を用いることができる。なお、読取精度を
向上させる目的で、ＣＣＤ読取手段に適当な光学系を付
加して良いことは、言うまでもない。

【００６１】ニューロ・コンピューター（ニューラル・
ネットワークとも呼ばれる）は、神経細胞（ニューロ
ン）の構造や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣
し、人間の脳が行っているような高度な情報処理（例え
ば、学習機能）を実現するものである。

【００６２】ニューロ・コンピューターを用いた画像認
識を実行する指紋検証手段２０は、予め、既登録指紋情
報２１ａを入力データとしてニューロ・コンピューター
の学習機能を実行するとともに、既登録指紋情報２１ａ
の学習が完了したニューロ・コンピューターに、押印指
紋情報２３ａを入力データとしてあたえ、そのときのニ
ューロ・コンピューターの出力データを考察することに
よって、押印指紋情報２３ａと既登録指紋情報２１ａと
の一致または不一致を判断するものである。

【００６３】電子錠アクセス権賦与部２５は、押印指紋
一致情報２３ｂを受けた場合に、当該既登録指紋２１ｂ
に応じた電子錠手段３０の解錠権２５ａを付加した既登
録指紋解錠権情報２５ｂを解錠要求２５ｃを受けた電子
錠手段３０に与えて解錠を促すよう、電子錠手段３０と
押印指紋認証部２３とに接続されて成る。

【００６４】次に作用を説明する。本実施例におけるセ
キュリティ管理装置１４は、遊技盤面上に遊技玉を打出
して遊技玉の入賞を競うパチンコ遊技機、遊技玉の貸出
しを実行するための遊技媒体貸出装置、入賞玉の計数を
実行するための賞出媒体計数器等のパチンコ遊技設備、
およびこれらのパチンコ遊技設備の統括的な管理を実行
するためのパチンコ遊技場管理装置等から構成されるパ
チンコ遊技場１０において、機械錠手段に代えて、電子
錠手段を用い、さらにログインネームまたはパスワード
を用いた単純応答制御に代えて、指紋検証に基づく解錠
権に応じて、これらの遊技設備１２，…，１２の電子錠
手段３０の解錠を促す制御を実行することができる。

【００６５】本実施例における指紋とは、指端の腹面に
ある皮膚のしわのことである。指紋は、弓状・渦状或い
は蹄状をなし、人によりそれぞれ異なり、しかも同一人
では終生変らないので、個人識別の根拠として利用する
ことができる。

【００６６】これにより、セキュリティ性を向上される
ことが可能となり、遊技場１０を構成する遊技設備１
２，…，１２への不正アクセス（例えば、遊技設備１
２，…，１２の制御基板１２ａの不正すり替えや改造Ｒ
ＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止すること
ができる。

【００６７】更に詳しく本実施例のセキュリティ管理装
置１４の作用について説明する。遊技場１０の遊技管理
情報、遊技設備１２，…，１２の遊技管理情報、制御基
盤１２ａ，…，１２ａの遊技管理情報、押印指紋１５の
情報、既登録指紋情報２１ａ、既登録指紋２１ｂの情
報、指定した指端の指紋２２ａの情報、押印指紋情報２
３ａ、解錠権２５ａの情報、既登録指紋解錠権情報２５
ｂ、解錠要求２５ｃの情報、固有解錠権情報３０ａ、等
の情報の伝送は、コンピュータのシステムバスを介して
実行される。またイーサネットバス、ＧＰ−ＩＢバス、
ＲＳ２３２Ｃバス、Ｓ１００バスまたはセントロニクス
バス等のバス構造を用いたときは、各々に該当する所定
の通信プロトコルに準拠して情報の伝送が実行される。

【００６８】パチンコ遊技設備１２，…，１２上に実装
されたパチンコ遊技制御基盤１２ａは、パチンコ遊技制
御プログラムおよびパチンコ遊技制御情報が記録されて
いる。なお、パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報は、パチンコ遊技制御基盤１２ａに実装
されたＲＯＭに記録されることが多い。

【００６９】パチンコ遊技は、パチンコ遊技制御プログ
ラムおよびパチンコ遊技制御情報に基づいて進行され
る。

【００７０】本実施例におけるパチンコ遊技設備１２，
…，１２である遊技盤面上に遊技玉を打出して遊技玉の
入賞を競うパチンコ遊技機に装置された制御基板１２
ａ、パチンコ遊技玉の入賞に応じて生成されるパチンコ
遊技結果情報に応じた付与価値を与える（つまり、入賞
玉（出玉）の払出し）パチンコ遊技の制御を実行でき
る。

【００７１】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報の記録保持は、マイクロプロセッサーと
システムバスを介して接続されたＲＡＭ、ＲＯＭ、磁気
記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって実現
可能である。

【００７２】パチンコ遊技制御プログラムおよびパチン
コ遊技制御情報はマイクロプロセッサーが実行可能なソ
フトウェアにより実現している。パチンコ遊技制御プロ
グラムおよびパチンコ遊技制御情報は記録媒体に保存さ
れており、マイクロプロセッサーのコマンドによって読
み出されたり、変更されたりできる。

【００７３】本実施例の制御基板１２ａに用いるパチン
コ遊技結果情報とは、例えば、持玉計数器（ジェットカ
ウンタ）（図示せず）からの出玉数情報、特定入賞口
（チャッカー）、可変入賞口（Ｖ入賞口、通常入賞
口）、電動チューリップ、役物（可変表示手段）へのパ
チンコ遊技玉の入賞回数、入賞順序、入賞タイミング等
を意味する。

【００７４】また、本実施例の制御基板１２ａに用いる
パチンコ遊技制御情報とは、例えば、入賞時の出玉数
率、大当りパチンコ遊技確率、入賞確率、賞球数、連チ
ャン確立、平均出玉数、等を意味する。

【００７５】遊技場１０を構成する各遊技設備１２，
…，１２の施錠すべき要所毎に設けられた電子錠手段３
０には、遊技設備１２，…，１２毎の固有解錠権情報３
０ａが各々予め設定されている。

【００７６】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段機械錠手段に代えて、指紋検証に
基づく解錠権２５ａに応じて解錠制御される電子錠手段
３０を用い、錠手段ロック機構毎の各々専用鍵および錠
手段の種類だけの専用鍵を不要とすることにより、セキ
ュリティ性を向上されることが可能となり、遊技設備１
２，…，１２への不正アクセス（例えば、遊技設備１
２，…，１２の制御基板１２ａの不正すり替えや改造Ｒ
ＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止すること
ができるセキュリティ管理装置１４を実現できる。

【００７７】さらに、遊技設備１２，…，１２に保守整
備が必要となった際、合致する専用鍵を一々探し出すこ
とに代えて、指紋検証による遊技設備１２，…，１２の
解錠制御が可能となることにより、セキュリティ性を向
上されることが可能となり、遊技設備１２，…，１２へ
の不正アクセス（例えば、遊技設備１２，…，１２の制
御基板１２ａの不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏Ｒ
ＯＭ）への不正交換）を防止することができるセキュリ
ティ管理装置１４を実現できる。さらに、遊技設備１
２，…，１２の保守整備における過大な労力および時間
などの冗費を節減できるセキュリティ管理装置１４を実
現できる。

【００７８】各遊技設備１２，…，１２毎に設けられた
指紋検証手段２０は、指定した指端の指紋２２ａの押印
を促すとともに、当該押印された押印指紋１５と予め登
録してある既登録指紋２１ｂとの画像認識を実行すると
ともに、当該押印指紋１５と当該既登録指紋２１ｂとが
一致した場合に、当該既登録指紋２１ｂに応じた電子錠
手段３０の解錠権２５ａを付加した既登録指紋解錠権情
報２５ｂを解錠要求２５ｃを受けた電子錠手段３０に与
えて解錠を促す。

【００７９】更に詳しく本実施例の指紋検証手段２０の
作用について説明する。始めに、既登録指紋認証部２１
による指紋の登録の作用を説明する。押印指紋認証部２
３による押印指紋情報２３ａと既登録指紋情報２１ａと
の画像認識に先だって、既登録指紋認証部２１が、予め
登録する指紋の押印の登録を実行する。

【００８０】予め指紋を登録する場合、表示部２２が、
押印を促す指端の指紋を所定の規則に基づいて選択して
指定する（例えば、図２に示す「中指をおいて下さい」
をいうメッセージ）。

【００８１】予め登録する指紋の押印（本実施例では、
中指の指紋の押印）に応じて、既登録指紋認証部２１
が、既登録指紋２１ｂの画像読取を実行して既登録指紋
情報２１ａを生成し当該既登録指紋情報２１ａの画像認
識を実行するとともに、当該既登録指紋情報２１ａをテ
ンプレート２１ｃに記憶する。

【００８２】本実施例の既登録指紋認証部２１における
画像認識はパターン認識（ｐａｔｔｅｒｎ ｒｅｃｏｇ
ｎｉｔｉｏｎ）であって、予め登録する指紋の押印（本
実施例では、中指の指紋の画像）から特徴を抽出する。

【００８３】本実施例の既登録指紋認証部２１は、既登
録指紋２１ｂの特徴パターンを包含する既登録指紋情報
２１ａをテンプレート２１ｃに記憶している。

【００８４】既登録指紋認証部２１における既登録指紋
情報２１ａの画像認識のアルゴリズムとしては、従来技
術として用いられる人工知能の応用などを含めて多くの
アルゴリズムを適用することができ、さらに、ニューロ
・コンピューター（ｎｅｕｒｏ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を
用いた画像認識のアルゴリズムの適用も可能である。

【００８５】既登録指紋２１ｂ（本実施例では、中指の
指紋）の画像読取は、犯罪捜査向けの指紋認識や、金融
機関向けの印章認識などで実用されているＣＣＤを用い
た読取技術を用いることができる。なお、読取精度を向
上させる目的で、ＣＣＤ読取手段に適当な光学系を付加
して良いことは、言うまでもない。

【００８６】ニューロ・コンピューターニューラル・ネ
ットワークとも呼ばれるは、神経細胞ニューロンの構造
や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣し、人間の
脳が行っているような高度な情報処理（例えば、学習機
能）を実現することができる。

【００８７】次に、押印指紋認証部２３による指紋の検
証の作用を説明する。遊技設備１２，…，１２に保守整
備が必要となり、その旨の要求命令を受けた後、指紋を
検証する場合、表示部２２が、押印を促す指端の指紋を
所定の規則に基づいて選択して指定する（例えば、図２
に示す「中指をおいて下さい」をいうメッセージ）。

【００８８】指紋（本実施例では、中指の指紋）の押印
に応じて、押印指紋認証部２３が、押印指紋１５（本実
施例では、中指の指紋）の画像読取を実行して押印指紋
情報２３ａを生成するとともに、押印指紋情報２３ａと
既登録指紋情報２１ａとの画像認識を実行し、当該押印
指紋情報２３ａと当該既登録指紋情報２１ａとが一致し
た場合に、押印指紋一致情報２３ｂを生成する。

【００８９】本実施例の押印指紋認証部２３における画
像認識は、パターン認識（ｐａｔｔｅｒｎ ｒｅｃｏｇ
ｎｉｔｉｏｎ）であって、押印指紋情報２３ａ（本実施
例では、中指の指紋）から特徴を抽出するとともに、既
知情報である既登録指紋情報２１ａと照合するすること
によって実行される。

【００９０】押印指紋認証部２３は、既登録指紋２１ｂ
の特徴パターンを包含する既登録指紋情報２１ａを記憶
しており、外界から新しく受け取った押印指紋１５（本
実施例では、中指の指紋）の特徴パターンを包含する押
印指紋情報２３ａを既登録指紋情報２１ａと比較して、
どの特徴パターンにあてはまるかを類推し、それが何で
あるかを認識する。

【００９１】押印指紋認証部２３における画像認識のア
ルゴリズムとしては、従来技術として用いられる人工知
能の応用などを含めて多くのアルゴリズムを適用するこ
とができ、さらに、ニューロ・コンピューター（ｎｅｕ
ｒｏ ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴリ
ズムの適用も可能である。

【００９２】ニューロ・コンピューター（ｎｅｕｒｏ
ｃｏｍｐｕｔｅｒ）を用いた画像認識のアルゴリズムを
用いる場合、既登録指紋情報２１ａを入力データとして
ニューロ・コンピューターの学習機能を実行する。次
に、既登録指紋情報２１ａの学習が完了したニューロ・
コンピューターに、押印指紋情報２３ａを入力データと
してあたえ、そのときのニューロ・コンピューターの出
力データを考察することによって、押印指紋情報２３ａ
と既登録指紋情報２１ａとの一致または不一致を判断す
ることができる。

【００９３】押印指紋１５（本実施例では、中指の指
紋）の画像読取は、犯罪捜査向けの指紋認識や、金融機
関向けの印章認識などで実用されているＣＣＤを用いた
読取技術を用いることができる。なお、読取精度を向上
させる目的で、ＣＣＤ読取手段に適当な光学系を付加し
て良いことは、言うまでもない。

【００９４】ニューロ・コンピューターニューラル・ネ
ットワークとも呼ばれるは、神経細胞ニューロンの構造
や働きをハードウエアやソフトウエアで模倣し、人間の
脳が行っているような高度な情報処理（例えば、学習機
能）を実現することができる。

【００９５】押印指紋一致情報２３ｂを受けた場合に、
電子錠アクセス権賦与部２５が、当該既登録指紋２１ｂ
に応じた電子錠手段３０の解錠権２５ａを付加した既登
録指紋解錠権情報２５ｂを解錠要求２５ｃを受けた電子
錠手段３０に与えて解錠を促す。

【００９６】つまり、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段機械錠手段に代えて、指紋検証に
基づく解錠権２５ａに応じて解錠制御される電子錠手段
３０を用いるので、専用鍵の紛失、盗取、または模造を
防止することが可能となることにより、セキュリティ性
を向上されることが可能となり、遊技設備１２，…，１
２への不正アクセス（例えば、遊技設備１２，…，１２
の制御基板１２ａの不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、
裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止することができるセキ
ュリティ管理装置１４を実現できる。

【００９７】また、多種類の専用鍵を、紛失、盗取また
は模造されないように保管しておくための過大な労力お
よび時間などの冗費を節減できるセキュリティ管理装置
１４を実現できる。

【００９８】解錠要求２５ｃを受けた電子錠手段３０
は、既登録指紋解錠権情報２５ｂに付加された解錠権２
５ａに基づいて、解錠要求２５ｃを行った者のセキュリ
ティ管理上のアクセス資格をチェックして、アクセス資
格がある場合は、解錠となる。

【００９９】つまり、ログインネームまたはパスワード
を用いた単純応答制御に代えて、指紋検証に基づく解錠
権２５ａに応じて電子錠手段３０の解錠を促す制御を実
行することにより、遊技設備１２，…，１２内への侵入
やハッキングが難しくなるので、セキュリティ性を向上
されることが可能となり、遊技設備１２，…，１２への
不正アクセス（例えば、遊技設備１２，…，１２の制御
基板１２ａの不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯ
Ｍ）への不正交換）を防止することができるセキュリテ
ィ管理装置１４を実現できる。

【０１００】また、定期的にログインネームやパスワー
ドを変更必要がなく、高い機密性の保持性が実現できる
ので、セキュリティ性を向上されることが可能となり、
遊技設備１２，…，１２への不正アクセス（例えば、遊
技設備１２，…，１２の制御基板１２ａの不正すり替え
や改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止
することができるセキュリティ管理装置１４を実現でき
る。

【０１０１】

【発明の効果】本発明にかかるセキュリティ管理装置に
よれば、鍵と鍵穴式のような機械式一致判定機構による
の錠手段（機械錠手段）に代えて、指紋検証に基づく解
錠権に応じて解錠制御される電子錠手段を用い、錠手段
（ロック機構）毎の各々専用鍵および錠手段の種類だけ
の専用鍵を不要とすることにより、セキュリティ性を向
上されることが可能となり、遊技設備への不正アクセス
（例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造Ｒ
ＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止すること
ができる。

【０１０２】さらに、遊技設備に保守整備が必要となっ
た際、合致する専用鍵を一々探し出すことに代えて、指
紋検証による遊技設備の解錠制御が可能となることによ
り、セキュリティ性を向上されることが可能となり、遊
技設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の制御基板
の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不
正交換）を防止することができるセキュリティ管理装置
を実現できる。さらに、遊技設備の保守整備における過
大な労力および時間などの冗費を節減できる。

【０１０３】さらに、鍵と鍵穴式のような機械式一致判
定機構によるの錠手段（機械錠手段）に代えて、指紋検
証に基づく解錠権に応じて解錠制御される電子錠手段を
用いるので、専用鍵の紛失、盗取、または模造を防止す
ることが可能となることにより、セキュリティ性を向上
されることが可能となり、遊技設備への不正アクセス
（例えば、遊技設備の制御基板の不正すり替えや改造Ｒ
ＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不正交換）を防止すること
ができるセキュリティ管理装置を実現できる。さらに、
多種類の専用鍵を、紛失、盗取または模造されないよう
に保管しておくための過大な労力および時間などの冗費
を節減できる。

【０１０４】また、ログインネームまたはパスワードを
用いた単純応答制御に代えて、指紋検証に基づく解錠権
に応じて電子錠手段の解錠を促す制御を実行することに
より、遊技設備内への侵入やハッキングが難しくなるの
で、セキュリティ性を向上されることが可能となり、遊
技設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の制御基板
の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）への不
正交換）を防止することができる。

【０１０５】さらに、定期的にログインネームやパスワ
ードを変更必要がなく、高い機密性の保持性が実現でき
るので、セキュリティ性を向上されることが可能とな
り、遊技設備への不正アクセス（例えば、遊技設備の制
御基板の不正すり替えや改造ＲＯＭ（所謂、裏ＲＯＭ）
への不正交換）を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るセキュリティ管理装置
の機能ブロック図である。

【図２】本発明の一実施例に係るセキュリティ管理装置
に装置された指紋検証手段の機能ブロック図である。

【符号の説明】

１０…遊技場 １２，…，１２…遊技設備 １２ａ，…，１２ａ…制御基盤 １４…セキュリティ管理装置 １５…押印指紋 ２０…指紋検証手段 ２１…既登録指紋認証部 ２１ａ…既登録指紋情報 ２１ｂ…既登録指紋 ２１ｃ…テンプレート ２２…表示部 ２２ａ…指定した指端の指紋 ２３…押印指紋認証部 ２３ａ…押印指紋情報 ２３ｂ…押印指紋一致情報 ２５…電子錠アクセス権賦与部 ２５ａ…解錠権 ２５ｂ…既登録指紋解錠権情報 ２５ｃ…解錠要求 ３０…電子錠手段 ３０ａ…固有解錠権情報

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技場を構成する遊技設備への不正アクセ
   スを防止するためのセキュリティ管理装置において、 前記遊技場を構成する各遊技設備の施錠すべき要所毎に
   設けられるとともに、当該遊技設備毎に固有解錠権情報
   が各々予め設定されている電子錠手段と、 各遊技設備毎に設けられ、指定した指端の指紋の押印を
   促すとともに、当該押印された押印指紋と予め登録して
   ある既登録指紋との画像認識を実行し、当該押印指紋と
   当該既登録指紋とが一致した場合に、当該既登録指紋に
   応じた前記電子錠手段の解錠権を付加した既登録指紋解
   錠権情報を解錠要求を受けた前記電子錠手段に与えて解
   錠を促す指紋検証手段と、 を備えて成ることを特徴とするセキュリティ管理装置。
2. 【請求項２】前記指紋検証手段は、 押印を促す指端の指紋を所定の規則に基づいて選択して
   指定するための表示部と、 前記予め登録する指紋の押印に応じて、当該指紋の画像
   読取を実行して既登録指紋情報を生成し当該既登録指紋
   情報の画像認識を実行するとともに、当該既登録指紋情
   報をテンプレートに記憶する既登録指紋認証部と、 前記指紋の押印に応じて、前記押印指紋の画像読取を実
   行して押印指紋情報を生成するとともに、前記押印指紋
   情報と前記既登録指紋情報との画像認識を実行し、当該
   押印指紋情報と当該既登録指紋情報とが一致した場合
   に、押印指紋一致情報を生成する押印指紋認証部と、 前記押印指紋一致情報を受けた場合に、当該既登録指紋
   に応じた前記電子錠手段の解錠権を付加した既登録指紋
   解錠権情報を解錠要求を受けた前記電子錠手段に与えて
   解錠を促す電子錠アクセス権賦与部と、 を備えて成ることを特徴とする請求項１に記載のセキュ
   リティ管理装置。