JPH08280663A - 螺旋走査型x線ct装置 - Google Patents

螺旋走査型x線ct装置

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JPH08280663A
JPH08280663A JP7088238A JP8823895A JPH08280663A JP H08280663 A JPH08280663 A JP H08280663A JP 7088238 A JP7088238 A JP 7088238A JP 8823895 A JP8823895 A JP 8823895A JP H08280663 A JPH08280663 A JP H08280663A
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JP
Japan
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ray
pairs
detectors
tomographic plane
spiral
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JP7088238A
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Inventor
Yasushi Miyazaki
宮崎  靖
Tomotsune Yoshioka
智恒 吉岡
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計測速度の高速化が可能な多線源X線CT装
置と、螺旋スキャンにも適用して広範囲の撮影を短期間
で可能な螺旋走査型X線CT装置と、そのための投影デ
ータの処理方法とを提供する。 【構成】 X線の線源32とこれに対向して配置される
検出器33とから成る3つの対をドーナッツ状の回転盤
31上に120度間隔で固定し、これを被検体を中心に
してその周囲に移動させ、同時に、被検体を載せた被検
体ベッド20の移動台21を垂直方向に移動させながら
被検体を螺旋状にスキャンする螺旋走査型X線CT装置
は、3対の線源と検出器を搭載した回転盤31を120
度だけ回転させることにより、被検体の全周をスキャン
することが可能となり、もって、機械走査方式のCT装
置における格段の計測速度の高速化を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線を被検体の内部断
層面を撮影するX線CT装置や螺旋状スキャンにより広
範囲にわたる撮影を短時間で計測可能にする螺旋走査型
X線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線を利用して被検体の内部断層面を撮
影するコンピュータトモグラフィ装置(以下CT装置)
は、既に、医療現場で広く利用されており、さらに、螺
旋走査型CT装置は、X線の曝射中に、被検体を搭載し
たベッドを移動することにより、前記被検体を螺旋状に
走査して広範囲にわたる撮影を可能にするものであり、
これによって、従来に比較して大幅な検査時間の短縮が
実現され、さらには、X線CT装置の検査能力をも著し
く向上させるものである。
【0003】かかる従来技術のX線CT装置や螺旋走査
型X線CT装置では、一般に、X線の発生源をただ一つ
しか備えておらず、そのため、かかる単線源のCT装置
による螺旋スキャンは、図7に示すように、被検体の周
囲を360度回転しながら、これを順次スキャンするこ
ととなる。そのため、特に、被検体を螺旋状に走査しな
がら広範囲にわたる撮影・計測を行う螺旋走査型CT装
置では、その検査時間の短縮が強く望まれていた。
【0004】ところで、かかるCT装置や螺旋走査型C
T装置における走査方式としては、機械走査型の装置が
現在の主流であるが、この方式においては、X線管球を
高速に回転させるため、スキャナの剛性等の問題から、
現時点では1.0秒/360度より大幅な高速化は望め
ない。これに対し、電子走査型の装置では、50msec程
度の超高速スキャン速度の達成が可能な装置も存在する
が、しかしながら、この電子走査型の装置は、その保守
性や装置自体が高価であるなどの問題点がある。
【0005】そこで、かかる機械走査方式の螺旋走査型
CT装置における広範囲にわたる撮影を短時間で計測可
能にするものとして、例えば、特開昭60−22700
6号公報などによれば、近傍の同じ投影角の計測データ
から所望の断層面の投影データを補間により推定し、も
って、偽像の少ない断層像を再構成する方式ものが提案
されており、かつ、既に知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術では、すなわち、最も一般的な方法である、近
傍のデータから補間処理によってスライス位置の投影デ
ータを求める方法では、上記図7ののスライス位置Z1
を中心とする2周期のデータ(2L)が必要となり、従
って、一枚の断層像を得るためには2周期分のデータが
必要であり、X線管球を現時点で最も高速とされる1.
0秒/360度のスキャン速度で回転させても、得られ
る画像自体は2秒の時間窓を持ったものである。
【0007】特に、近年においては、医療技術の著しい
発達に伴い、CT装置や螺旋走査型CT装置にも従来に
比べてさらに大幅な検査時間の短縮が要求されてきてお
り、特に、心臓などの速い動きを伴う臓器の検査や血流
等の動解析を3次元的に行う場合にはなおさらである。
尚、互いに対向するX線源とX線検出器とを、複数対円
周方向に設けた、いわゆる多線源方式のX線CT装置も
あるが、断層面の投影データを正確且つ高速に得るとい
う点での考慮はなされていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記の従来技術
における問題点に鑑み、偽像が少なく、計測速度の高速
化が可能な多線源X線CT装置を、螺旋スキャンにも利
用して広範囲にわたる撮影を短期間で可能な螺旋走査型
X線CT装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向す
るX線源とX線検出器とを円周方向に沿って複数対設
け、被検体を搭載するベッドを移動させ且つ複数対のX
線源とX線検出器とを円周方向に沿って回転させてX線
螺旋CT計測を行う螺旋走査型X線CT装置において、
前記複数対の線源と検出器のうちの、求める断層面を含
み且つその断層面に体軸方向からみて近い部位の検出を
行っている複数の検出器から得られた出力信号を用い、
補間処理により前記求める断層面の投影データを求める
ことを特徴とする螺旋走査型X線CT装置を開示する。
【0010】更に本発明は、互いに対向するX線源とX
線検出器とを円周方向に沿って複数対設け、被検体を搭
載するベッドを移動させ且つ複数対のX線源とX線検出
器とを円周方向に沿って回転させてX線螺旋CT計測を
行って、断層面での再構成像を得る螺旋走査型X線CT
装置において、前記複数対の線源と検出器のうちの、求
める断層面を含み且つその断層面に体軸方向からみて近
い部位の検出を行っている複数の検出器から得られた出
力信号(第1の信号)、及び対向部位の検出を行ってい
る複数の検出器から得られた出力信号を信号処理して得
られた対向補間信号(第2の信号)を用い、補間処理に
より前記求める断層面の投影データを求め、この投影デ
ータからその断層面の再構成像を得る螺旋走査型X線C
T装置。
【0011】更に本発明は、円周方向とは、同一円周以
外にベッドの移動方向に沿って間欠的に形成される複数
の円周方向を含むものとした螺旋走査型X線CT装置を
開示する。
【0012】
【作用】すなわち、上記の本発明になる多線源X線CT
装置及び螺旋走査型X線CT装置によれば、前記線源と
前記検出器とを対を複数設けることにより、X線管の回
転速度に限界のある機械走査方式のX線CT装置及び螺
旋走査型X線CT装置において、その角度範囲を複数の
対に分担させることにより、高速での計測速度が可能と
なり、被検体を螺旋状にスキャンする螺旋走査型X線C
T装置においても、広範囲にわたる撮影を短期間で可能
にする。さらに、本発明によれば、前記線源と前記検出
器との複数の対により、高速での計測速度が可能なこと
は勿論、従来の単線源のCT装置に比較しても、求める
断層面を含み且つ近い部位の検出を行っている検出器か
らの出力信号が得られ、これを用いて補間処理により前
記求める断層面の投影データを求めることから、高精度
で計測した良好な画像を得ることが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明になる実施例の詳細について、
添付の図面を参照しながら説明する。まず、図1には、
本発明の一実施例になる多線源X線CT装置の概略構成
が示されており、図において、この装置は、その上に被
検体10(例えば人間)を載せて前後方向(図に矢印で
示す)に移動できる移動台21を備えた被検体ベッド2
0と、その内部に検出装置類を備えたスキャナスキャナ
本体部30とから構成されている。
【0014】このスキャナ本体部30には、図にも示す
ように、X線の線源と検出器との対(組)を、複数、こ
の実施例では3対(組)搭載している。すなわち、スキ
ャナ本体部30内には符号31で示すドーナッツ状の回
転フレームの上には、第1の線源32−1、第2の線源
32−2、第3の線源32−3が、それぞれ、120度
の間隔で配置されている。また、これらの線源32−
1、32−2、32−3の上記ドーナッツ状回転フレー
ム31の中心軸を挟んで対向する側には、前記フレーム
の外周の約1/3の範囲にわたって延長した円弧状の検
出器33−1、33−2、33−3が、それぞれ、配置
されている。これらの検出器33−1、33−2、33
−3は、それぞれ、線源32−1、32−2、32−3
を焦点として指向する多素子検出器(多チャンネルX線
検出器と呼ばれる)であり、いわゆる第3世代(Rote-R
ote)方式のCT装置と同様のものである。なお、図示
はしないが、この回転フレーム31には、例えばスリッ
プリング等の手段が設けられ、これにより回転駆動のた
めの電力や検出器からの信号等の受け渡しを行いなが
ら、フレーム自信が連続回転することが出来るようにな
っている。
【0015】上述の多線源X線CT装置によれば、添付
の図2にも示すように、それぞれの線源32と検出器3
3の対は、それぞれ120度づつの角度範囲を担当し、
そのため、回転フレーム31が120度回転する毎に被
検体の全周(360度)のスキャンが完了することとな
る。従って、機械走査方式では最も高速とされる1.0
秒/360度のスキャン速度でこの回転フレーム31を
回転させれば、約0.34(=1/3秒)の高速スキャ
ンが可能になる。すなわち、機械走査方式の場合でも、
スキャナの回転速度を線源の数に応じて余裕を持たすこ
とが可能になることを意味する。
【0016】次に、上記の多線源X線CT装置を利用し
て、被検体10を螺旋状に走査する螺旋スキャンについ
て説明する。すなわち、上記の図1の被検体ベッド20
の移動台21の移動の制御は、CT装置のスキャナ本体
部30内の複数の線源32−1、32−2、32−3か
らのX線の曝射に同期して又は非同期で制御することが
可能である。すなわち、上記の複数の線源32−1、3
2−2、32−3の回転に伴って定速度で移動するよう
にすることにより、各線源から同時にX線を曝射するこ
とで螺旋スキャンデータが複数(この実施例では3つの
螺旋スキャンデータ)同時に得られる、いわゆる多重螺
旋スキャンが可能となる。
【0017】ここで、直行3次元空間(x−y−z)に
おいて、例えばスキャン平面Psをx軸とy軸により規
定し、被検体ベッド20の移動台21の移動方向をz軸
とする。一方、上記線源32−1、32−2、32−3
の投射角をβとする。そして、上記ドーナッツ状回転フ
レーム31が一周(360度)する間に、上記移動台2
1が距離Lだけ移動するとすれば、3つの線源と検出器
の対(対1:線源32−1と検出器33−1、対2:線
源32−2と検出器33−2、対3:線源32−3と検
出器33−3)によって計測される投影データは、図3
に示すようになる。
【0018】この図3は、横軸に上記のz軸を、縦軸に
上記の投影角βをとったものであり、すなわち、120
度位相のずれた螺旋スキャンデータが同時に3組得られ
ることにある。そこで、これらの螺旋スキャンデータか
ら断層像をコンピュータより成る再構成演算器(図示
略)にて再構成することになるが、ある定めたスライス
位置(断層面)Z1で再構成像を得るために必要な、そ
の位置Z1での投影データの求め方を以下に詳細に説明
する。この投影データからの再構成法については種々の
公知のやり方が採用でき、それらについては特に述べな
いが、例えばバックプロジェクション法がある。
【0019】上述の本発明になる多線源のCT装置の場
合、図4に示すように、求めるスライス面Z1を設定す
ると、このスライス位置Z1における各線源の投影角
を、それぞれ、β1、β2、β3とすれば、投影角β3
〜β1の範囲は、上記線源と検出器の対1のデータと対
3のデータとの間で、投影角β1〜β2の範囲は、上記
対2のデータと対1のデータとの間で、そして、投影角
β2〜β3の範囲は、上記対3のデータと対2のデータ
との間で補間処理を施すことにより、上記スライス位置
1の投影データを求めることが可能である。この方法
によれば、最もスライス位置に近いデータから補間を行
うため、精密なデータが得られることとなる。また、こ
の場合の必要なデータ範囲は、図にも示すように、2L
/3であり、従って、被検体ベッド20の移動台21の
移動量Lが、例えば20mm/回転で移動し、その時、
ドーナッツ状回転フレーム31が1秒/360度のスキ
ャン速度で回転する場合には、時間窓は約0.67(=
2/3)秒であり、スライス厚さ方向の窓関数は13.
3mmという高精度な計測を実現することが出来ること
となる。
【0020】ここで補間処理とは、例えばその投影角度
β1の近傍(同一β1で且つZ1の両側の近傍)の2つ
のX線検出器(例えば33−1と33−2。この33−
1と33−2との組合せ例はβ1〜β2の区間の投影角
度の投影データを求める例)のデータd1とd2と、Z1
との距離(d1のZ位置とZ1との差分m、d2のZ位置
とZ1との差分n)m、nとを求めて、下記の式で求め
る。この他の補間処理例も採用できる。
【数1】D=(nd1+md2)/(m+n)
【0021】なお、上記の実施例では、上記ドーナッツ
状回転フレーム31の上に搭載する線源32と検出器3
3との対(組)は3対(組)として説明を行ったが、し
かしながら、本発明ではかかる実施例だけに限定される
ことなく、線源と検出器との対(組)を複数の組、例え
ば、2組、4組、5組、6組などとすることによって
も、上記と同様の効果が得られる。但し、その場合、例
えば、線源と検出器との対を2組とした場合には、スキ
ャン速度は0.5(=1/2秒)となり、4組とした場
合には0.25(=1/4秒)、n組の場合には1/n
秒となる。そこで、この線源と検出器との対数は、要求
されるスキャン速度と、追加される線源と検出器の価格
とを考慮しながら適切にされればよい。
【0022】さらに、添付の図5と図6には、上記の他
の、複数の螺旋スキャンデータから断層像の再構成に必
要な投影データの求め方を示している。この他の方法で
は、計算により求めた180度対向するファンビームデ
ータを用いる。この180度対向するファンビームデー
タは、例えば図5に示すように、例えば線源Aのファン
ビームデータは、他の線源BからのX線ビームXbや線
源CからのX線ビームXcから補間処理によって求める
ことが出来る。そこで、螺旋スキャンの場合には、線源
BとCのz軸位置が異なるので、ここでは説明の簡略化
のため、ファンビーム中心のみで代表して考える。
【0023】図6は、上記の図4で計算によって求めた
180度対向するファンビームデータを書き加えたもの
である。すなわち、この図中においては、太線(太点
線、太一点鎖線、太実線)が計測データを、そして、細
線(細点線、細一点鎖線、細実線)が対向データであ
る。ここで、あるz軸位置では、丁度180度位相のず
れた対向ビームが存在するために、補間に用いるデータ
はさらに当該スライス位置に近くなり、そのため、同図
にも示されるように、必要なデータの範囲は4L/3と
なる。このことにより、被検体ベッド20の移動台21
の移動速度を速くした場合に生じる画面のぼけを最小限
に抑制し、鮮明な断層像を得ることが可能となる。
【0024】尚、複数対の設置の仕方は、同一円周上と
したが、ベッドの移動方向に沿って、例えばZ01位置に
第1の対、Z02位置に第2の対、…の如く設置する例も
採用できる。
【0025】
【発明の効果】以上の本発明の詳細な説明からも明らか
なように、本発明になる螺旋走査型X線CT装置によれ
ば、従来の機械走査方式のCT装置や螺旋走査型CT装
置に比較して、格段の計測速度の高速化が可能となり、
かつ、これらによって得られる画像も高精度であり、時
間窓が狭いために動きが少なく鮮明な断層像を得ること
が可能になるという技術的にも優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である多線源X線CT装置と、
それを利用した螺旋走査型X線CT装置の全体概略構成
を示す斜視図である。
【図2】上記多線源X線CT装置の螺旋スキャン動作を
説明するための動作説明図である。
【図3】上記多線源X線CT装置の螺旋スキャン動作に
よる検出出力を説明するためのグラフである。
【図4】上記多線源X線CT装置の螺旋スキャン動作に
おける補間処理による投影データの処理方法を説明する
ためのグラフである。
【図5】上記多線源X線CT装置からの複数の検出信号
の他の再構成方法を説明する動作説明図である。
【図6】上記他の再構成方法における検出出力との関係
を説明するためのグラフである。
【図7】従来技術になるCT装置のスキャン動作による
検出出力を説明するグラフである。
【符号の説明】
10 被検体 20 被検体ベッド 21 移動台 30 スキャナ本体部 31 ドーナッツ状の回転フレーム 32 X線の線源 33 検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向するX線源とX線検出器とを
    円周方向に沿って複数対設け、被検体を搭載するベッド
    を移動させ且つ複数対のX線源とX線検出器とを円周方
    向に沿って回転させてX線螺旋CT計測を行う螺旋走査
    型X線CT装置において、前記複数対の線源と検出器の
    うちの、求める断層面を含み且つその断層面に体軸方向
    からみて近い部位の検出を行っている複数の検出器から
    得られた出力信号を用い、補間処理により前記求める断
    層面の投影データを求めることを特徴とする螺旋走査型
    X線CT装置。
  2. 【請求項2】 互いに対向するX線源とX線検出器とを
    円周方向に沿って複数対設け、被検体を搭載するベッド
    を移動させ且つ複数対のX線源とX線検出器とを円周方
    向に沿って回転させてX線螺旋CT計測を行って、断層
    面での再構成像を得る螺旋走査型X線CT装置におい
    て、前記複数対の線源と検出器のうちの、求める断層面
    を含み且つその断層面に体軸方向からみて近い部位の検
    出を行っている複数の検出器から得られた出力信号(第
    1の信号)、及び対向部位の検出を行っている複数の検
    出器から得られた出力信号を信号処理して得られた対向
    補間信号(第2の信号)を用い、補間処理により前記求
    める断層面の投影データを求め、この投影データからそ
    の断層面の再構成像を得る螺旋走査型X線CT装置。
  3. 【請求項3】 上記複数対とは、同一円周上に180度
    の間隔を置いて設けられた3対のX線源とX線検出器
    と、する請求項1又は2の螺旋走査型X線CT装置。
  4. 【請求項4】 上記円周方向とは、同一円周以外にベッ
    ドの移動方向に沿って間欠的に形成される複数の円周方
    向を含むものとした請求項1又は2の螺旋走査型X線C
    T装置。
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