JPH08280436A - 鞄の口部補強装置 - Google Patents

鞄の口部補強装置

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JPH08280436A
JPH08280436A JP11920395A JP11920395A JPH08280436A JP H08280436 A JPH08280436 A JP H08280436A JP 11920395 A JP11920395 A JP 11920395A JP 11920395 A JP11920395 A JP 11920395A JP H08280436 A JPH08280436 A JP H08280436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gusset
reinforcing plate
wall
reinforcing
bag
Prior art date
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Pending
Application number
JP11920395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Hashimoto
洋二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto & Co Ltd
Hashimoto KK
Original Assignee
Hashimoto & Co Ltd
Hashimoto KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 方形の口部を備える鞄において、その口部の
形状が崩れることなく確実に保持することができるよう
にする。 【構成】 前面壁1と背面壁4を両側にマチ壁3を介し
て互いに縫着によって口部5を方形に形成してある鞄に
おけるその口部5の形状を保持する補強装置であって、
両マチ壁3の口縁部における内周面に添設されるマチ補
強板10と、背面壁4の口縁部における内周面に添設す
る背面補強板9との組み合わせよりなり、マチ補強板1
0と背面補強板9とが互いに面接合する連結片12を何
れか一方より突設していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小学生などが学用品を
入れて背負う一般にランドセルと称される鞄の如く、前
面壁と背面壁を両側にマチ壁を介して互いに縫着して口
部を方形に形成され、しかも口部の形状が潰されること
なく方形の状態に保持される形態の鞄を対象とし、その
口部の方形形状を確実に保持するための補強装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鞄の主体となる部分は、
正面壁、背面壁及び底面と両側面を一体に形成したマチ
壁の三者を縫着手段によって一体的に成形されるもの
で、この主体となる部分の口縁部に施される補強は、前
記の背面壁とマチ壁にそれぞれ個々に設けられるもの
で、その構造は、各壁を形成する外皮と内皮との間に合
成樹脂の硬質板よりなる補強板を介在したものが主であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の鞄であると、背
面側の補強板とマチ側の補強板とが個々に独立したもの
であるから、各壁を個々に補強することはできるが、両
補強板が連結されていないために、使用中にマチ壁の口
縁部が背面壁に対して傾斜して、口部の形状が平行四辺
形のように変形したり、また使用中に口縁部に潰すよう
な押圧力を受けることがしばしば有るが、その結果マチ
壁が外へ膨れるように変形してしまうという欠点があ
り、これを解決するためには、背面側の補強板とマチ側
の補強板とを互いに一体にあるいは一体的に連結すれば
よいが、鞄を成形する手段は、前述のように各壁を縫着
して成形するものであり、しかも補強板は内外両皮内に
挟み込まれるものであるから、補強板とを互いに一体に
あるいは一体的に連結することは不可能であった。
【0004】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、鞄を構成する各壁を縫着して成形する手段の下で、
双方の補強板を連結することができ、鞄口部の形状を確
実に保持しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段は、前
面壁と背面壁とを両側にマチ壁を介して互いに縫着して
口部を方形に形成してある鞄におけるその口部の形状を
保持する補強装置であって、両マチ壁の口縁部における
内周面に添設されるマチ補強板と、背面壁の口縁部にお
ける内周面に添設する背面補強板との組み合わせよりな
り、マチ補強板と背面補強板とが互いに面接合する連結
片を何れか一方より突設していることを特徴とする。
【0006】上記背面補強板に背面壁とマチ壁との縫着
部に突入する突片を備えることが好ましい。
【0007】更に上記補強装置に加えて、マチ壁の外表
面にマチ補強板と対向して添設する外マチ補強板をも組
み合わせ、その外面に光反射シールを付着することが好
ましい。
【0008】
【作用】本発明の補強装置であれば、背面補強板とマチ
補強板を共に口縁部の内周面に設けるものであるから、
縫着に際して連結片を介して両補強板を簡単な操作で連
結することができ、その連結片によって両補強板がコ字
状に一体化され、口部の形状を確実に保持することがで
きるようになる。
【0009】更に、背面壁とマチ壁との縫着部に突入す
る突片を背面補強板より延長して突設したものであれ
ば、一直線状をなす背面補強板と突片に対して直交する
連結片によってT字状を呈するため、マチ補強板の口部
における内外への揺動が阻止され、より確実に口部の変
形を阻止することができ、また、突片が背面壁とマチ壁
との縫着部に突入するものであるから、両者の縫着部を
も補強する作用が得られるものである。
【0010】加えて外マチ補強板を添設したものであれ
ば、合成樹脂板または金属板で形成して簡単に取り付け
ることができると共に、マチ補強板の補強強度を向上す
ることができる。
【0011】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、図1と図2に
示すように、鞄は前面壁1と、底壁2の両側より一体に
起立した両マチ壁3,3と、背面壁4とを互いに縫着
し、上面に長方形の口部5を設けているもので、縫着す
るために、マチ壁3の背面壁4側と、底壁2の背面壁4
側とに縫い代6,7を屈折して設け、また前面壁1にマ
チ壁3の内面に嵌め込まれる同じく縫い代8を突設して
ある。上記鞄の口部5を補強する装置は、背面壁4に取
り付ける背面補強板9と、各マチ壁3,3に取り付ける
マチ補強板10,10とで構成するものである。しかも
背面補強板9及びマチ補強板10,10は背面壁4とマ
チ壁3,3の内周面に取り付けるものである。
【0012】上記の背面補強板9は図2と図3に示して
いるように、合成樹脂の帯状板よりなり、両端に突片1
1,11を長手方向に延長した状態で突設し、両突片1
1,11を含む背面補強板9の長さを背面壁4の幅とほ
ぼ同寸法に形成してある。更に、背面補強板9の両端に
マチ壁3の内面に向かって突出する連結片12,12
を、図5の如くアール面をなす肉厚部13を介して突設
してある。また連結片12にリベット15を通す透孔1
4を設けると共に、背面補強板9の長手方向に沿って同
じくリベット15を通す数個の透孔14を間隔をおいて
明けてある。
【0013】マチ補強板10は、図7以降に示している
ように、合成樹脂の板体よりなり、マチ壁3に添設した
状態で内面側に露出する面を正面として説明すると、上
部にその全長に亘って肉薄の縫い代16を背面側に寄せ
て設け、前面壁1側となる端部に同じく肉薄の縫い代1
7を正面側に寄せて設け、このマチ補強板10の背面側
で背面壁4寄りの端部に、前記背面補強板9の連結片1
2が納まる凹部18を設け、この凹部18と前面壁1側
となる端部とにリベット15を通す透孔19を有するも
のである。
【0014】尚、上記例では、背面補強板9に連結片1
2を設け、マチ補強板10に連結片12が嵌まる凹部1
8を設けて面接合するように構成してあるが、これに限
ることがなく、逆にマチ補強板10に連結片12を突設
し、背面補強板9に凹部18を設けても良い。
【0015】また図1と図2に示しているように、マチ
壁3に取り付けるマチ補強板10に対向して、マチ壁3
の外表面に外マチ補強板20を取り付けるもので、これ
は合成樹脂か金属で成形すれば良く、透孔21を設け、
表面に光反射シール22を貼り付けて置くことが好まし
い。
【0016】上記各補強板9,10,20で鞄の口部5
を補強する手段は、図1と図2に示しているように、背
面壁4に背面補強板9をリベット15で固着しておき、
一方前面壁1の縫い代8をマチ壁3の内面縁部に貼り付
けて前面壁1とマチ壁3とを組み合わせ、次いで各マチ
壁3にマチ補強板10を接着剤によって仮止めする。そ
の際マチ補強板10の凹部18をマチ壁3の内面側に向
け、またマチ補強板10の縫い代17が前記のように組
み合わせた前面壁1の縫い代8に重ね合わされる。以上
のように両補強板9,10を取付けた後に、マチ壁3と
背面壁4とを、両補強板9,10が互いに一体的に組み
合わされる状態に連結するには、背面補強板9の連結片
12を、マチ補強板10のマチ壁3内面側に向いている
凹部18内に挿入し、以後マチ補強板10を外マチ補強
板20と共にマチ壁3にリベット止めするものである。
【0017】更に、背面補強板9に設けた突片11は、
背面壁4とマチ壁3の縫い代6との間に挟み込まれるも
ので、背面壁4とマチ壁3の縫い代部をも補強すること
は勿論、この突片11によって連結片12がT字状を描
く状態で突出されるものであるから、連結片12と面接
合するマチ補強板10に加わる曲げ応力に対する抵抗力
が強化されるものである。
【0018】
【発明の効果】この発明による補強装置であれば、背面
壁の内周面に添設した背面補強板とマチ壁に添設したマ
チ補強板とを連結片によって一体的に面接合され、しか
も各補強板は鞄の口縁部に内周面に取り付けられること
から、鞄の各壁の組み立て操作が容易になると共に、組
み立て操作と同時に背面補強板とマチ補強板とが連結さ
れ、この連結によってマチ壁の歪みを防止することがで
き、長期に亘り口部が変形されることのない鞄として提
供することができる。
【0019】更に、背面補強板に突片を板面に対して延
長した状態で設けたものであれば、連結片と面接合する
マチ補強板の曲げに対する応力が強化され、口部の形状
をより確実に保持することができる。
【0020】またマチ補強板に対向して外マチ補強板を
設けたものであれば、マチの補強が強化されると共に、
マチの膨れ出すように変形する現象を解消することがで
き、光反射シールによって交通の安全を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鞄の口部補強装置を分解して示す
斜視図である。
【図2】同じく鞄の口部補強装置を示す要部の拡大断面
図である。
【図3】背面補強板の要部を示す正面図である。
【図4】図3のA−A線矢視の断面図である。
【図5】図3のB−B線矢視の断面図である。
【図6】マチ補強板を示す正面図である。
【図7】マチ補強板を示す背面図である。
【図8】(イ)(ロ)(ハ)図7のA−A,B−B,C
−C線矢視の各拡大断面図である。
【符号の説明】
1 前面壁 2 底壁 3 マチ壁 4 背面壁 5 口部 9 背面補強板 10 マチ補強板 11 突片 12 連結片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面壁(1)と背面壁(4)とを両側に
    マチ壁(3)を介して互いに縫着して口部(5)を方形
    に形成してある鞄におけるその口部(5)の形状を保持
    する補強装置であって、両マチ壁(3)の口縁部におけ
    る内周面に添設されるマチ補強板(10)と、背面壁
    (4)の口縁部における内周面に添設する背面補強板
    (9)との組み合わせよりなり、マチ補強板(10)と
    背面補強板(9)とが互いに面接合する連結片(12)
    を何れか一方より突設していることを特徴とする鞄の口
    部補強装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の補強装置に加えて、背
    面補強板(9)に背面壁(4)とマチ壁(3)との縫着
    部に突入する突片(11)を備えていることを特徴とす
    る鞄の口部補強装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の補強装置に加
    えて、マチ壁(3)の外表面にマチ補強板(10)と対
    向して添設される外マチ補強板(20)との組み合わせ
    よりなり、該外マチ補強板(20)の外面に光反射シー
    ル(22)が付着してあることを特徴とする鞄の口部補
    強装置。
JP11920395A 1995-04-19 1995-04-19 鞄の口部補強装置 Pending JPH08280436A (ja)

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JP11920395A JPH08280436A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 鞄の口部補強装置

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JPH08280436A true JPH08280436A (ja) 1996-10-29

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JP (1) JPH08280436A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020005691A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 株式会社セイバン ランドセル
JP2022086188A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社セイバン ランドセル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020005691A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 株式会社セイバン ランドセル
JP2022086188A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社セイバン ランドセル

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