JPH08280401A - 調節可能な胴部を備えたスポーツ用の靴 - Google Patents

調節可能な胴部を備えたスポーツ用の靴

Info

Publication number
JPH08280401A
JPH08280401A JP8082570A JP8257096A JPH08280401A JP H08280401 A JPH08280401 A JP H08280401A JP 8082570 A JP8082570 A JP 8082570A JP 8257096 A JP8257096 A JP 8257096A JP H08280401 A JPH08280401 A JP H08280401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strap
torso
trunk
notch
shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8082570A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean-Pierre Chemello
− ピエール シュメロ ジャン
Giuseppe Garbujo
ガルブージョ ジュゼッペ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Salomon SAS filed Critical Salomon SAS
Publication of JPH08280401A publication Critical patent/JPH08280401A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0429Adjustment of the boot to calf or shin, i.e. fibula, tibia
    • A43B5/0433Adjustment of the boot to calf or shin, i.e. fibula, tibia to the width of calf or shin, i.e. fibula, tibia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 本発明は、装着者の脚低部に対して維
持されるための締め付け装置(4)によって閉鎖し、か
つこの締め付け装置(4)とは別個に胴部(2)を被覆
するための周囲長を変更するようその周囲の一部分を調
節する装置(12)を含む、立ち上がり胴部(2)を備
えたスポーツ用の靴に関する。この調節装置(12)は
該胴部(2)の壁部の剛性に少なくとも等しい剛性の連
結部材(15)を有し、この連結部材は、切り込み(1
4)の両側で堅固かつ単独に固定されてその両縁部を互
いに固定し、かつ該胴部(2)の上縁部(13)の連続
性を確保する。また留め手段(18、19)を調節可能
に設けて上記切り込み(14)の両縁部の間隔を変化さ
せる。この切り込みの下部分(17)は、靴装着者の脚
低部と踝部間の移行区域に対応する区域内で、該胴部
(2)の低部近傍に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、装着者の脚低部に対して靴を保
持するための締め付け装置を含む立ち上がり胴部を有す
るスポーツ靴に関し、また、締め付け装置とは別個に、
向かい合わせで位置する脚低部の部分の形状に合わせて
靴の周囲の一部分を調節する装置に関する。
【0002】例えばスキー靴において公知となっている
この種の調節装置は一般に胴部の側に位置し、該装置は
締め付け装置の反対側にある。これらの調節装置は、ス
キーヤーの脚の形状に対する胴部の上部の適応を改善
し、また場合によっては、前傾角を調節するという役目
をもつ。脚の形状が最も大きく変化するのは、筋肉塊の
部分(とりわけ、ふくらはぎの部分)であり、したがっ
て、調節装置が最も頻繁に使用されるのは胴部の後部分
においてである。例えば、HESCHUNG社が197
3年から1974年にかけて販売した“SAPPOR
O”型の靴、KOFLACH社が1980年から198
1年にかけて販売した“VALLUGA”および“TO
URING”型、ならびにKASTINGER社が19
81年から1982年にかけて販売した“SUPER
COMP”型の靴には、このような調節装置が使われて
いた。同様に、フランス特許第2357197号、ドイ
ツ特許第2105826号およびフランス特許第149
0579号各明細書でも、靴胴部の後部分に配置した類
似の調節装置が説明されている。
【0003】これらの装置は、胴部の後部分に設けられ
かつ上方へ向けて開いている垂直方向切り込みを有す
る。横断方向小舌状部またはケーブルに作用する引張式
固定装置は、有効とされる小舌状部またはケーブルの長
さに応じて、この切り込みの両縁部を所与の間隔に保持
する。このようにして、太いふくらはぎに合わせたり、
あるいは前傾角を減少させたりするとき、固定装置の小
舌状部またはケーブルの有効長を増加させる。この場
合、切り込みの両縁部が離間して、ふくらはぎの通過を
可能にしたり、脚部の或る程度の起立(すなわち、前傾
角の減少)を可能にしたりする。前傾角を減少させる後
者の場合には、スキーヤーの脚低部に対する胴部の被覆
周囲長を常に一定に保つために、胴部の締め付け装置を
締め付けるのは明らかである。逆に、胴部を細いふくら
はぎに合わせたり、あるいは前傾角を増大させるために
は、小舌状部またはケーブルの有効長を減少させて、ふ
くらはぎと接触するようになるか、あるいはふくらはぎ
を前方へ押圧する切り込みの両縁部を近づける。これに
より前傾角が大きくなる。後者の場合、胴部の締め付け
装置は、脚低部に対して胴部の被覆周囲長を常に一定に
保つために緩められる。これらの調節装置は、比較的操
作が容易であるが、切り込みの両縁部は弾性変形可能で
なければならず、また最初から最大開位置で得る必要が
ある。なぜなら、ケーブル式の固定装置は、これらの両
縁部が近づく方向にしか作用しないからである。このよ
うな配置構成の結果として、スキーヤーの脚低部の支承
力の方向が溝からそれた途端に、切り込みの両縁部はど
ちらかが簡単に変形し、また、小舌状部またはケーブル
が柔軟性を有する分だけこうした変形はますます簡単に
生じることになる。
【0004】やはり例として、欧州特許第371915
号および第302414号各明細書を引用することがで
きる。これらの特許には、上述のものと同じ種類の調節
装置が説明されているが、この場合、該調節装置は垂直
方向切り込みの下部分にヒンジ連結されたシャッターを
備えており、これらのシャッターが切り込みを覆うか、
あるいは切り込みの下に位置することによって、このシ
ャッターを閉じる。これらの調節装置において、該切り
込みの両縁部に作用し、かつ該シャッターの翼部上に位
置する調節可能な連結部材によって脚低部に対し胴部の
被覆周囲長の変更を決定するのはこのシャッターであ
る。上で述べた調節装置の場合と異なり、これらの装置
は、切り込みの両縁部が互いに近づく方向においても、
互いに遠ざかる方向においても、同様にこれらの両縁部
を固定し、したがって、応力の方向がこの切り込みから
それたとしても、装着者の脚低部に対する堅固な支承を
保証する。反面、これらの装置は、大部分が切り込みの
下部分にヒンジ連結されたシャッターを使用するので、
該シャッターが脚低部に対して提供する支承面(すなわ
ち支承区域)はそのシャッターの傾斜によって変化す
る。実際、シャッターが後方へ傾動して胴部の被覆周囲
長を増加させる場合、提供される支承面は前述のシャッ
ターの合計面積とほぼ同じであり、これにより大きな面
積上で圧力を分散させることができる。これに対して、
胴部の被覆周囲長を減少させるためにシャッターを前方
へ傾動させればさせるほど、提供される支承面積はシャ
ッターの上縁部へ向けて減少して行く。この場合、脚低
部の応力は小さな面積上でしか分配されず、これにより
このシャッターとの接触区域には装着者にとって苦痛と
なる過圧が生じる。
【0005】同様に、スキー靴の胴部の前部および/ま
たは後部に設けられた垂直方向切り込みを締め付けるた
めのストラップを含む調節装置も知られている。フラン
ス特許第2345960号明細書に説明されている例に
おいて、このストラップは靴胴部全体を取り囲み、か
つ、その中央部分において、切り込みの両側に位置する
2点で留められており、これに対してその両自由端は締
め付け装置を備えている。このようなストラップによ
り、所望の間隔で該切り込みの両縁部を固定することが
でき、したがって、この箇所において胴部の被覆周囲長
を調節することができるが、この締め付け装置を担持す
るのはストラップの両端であるため、同一箇所において
脚低部に対し胴部の締め付けを行うようにする必要があ
る。この配置構成は、実際、スキー技法に適さない。な
ぜならばスキーヤーが前後に良好な平衡状態を保つに
は、前方支承を行う支承区域よりも明らかに高い位置に
設置され、かつ比較的堅固な後部支承区域を通過しなけ
ればならないからである。すなわち、スキーヤーの脚の
関節の生理ならびにその筋肉組織は、体が後方に転倒す
るのを防ぐことはできないが、前方の場合は転倒防止が
可能である。というのも、脚低部が靴胴部の前部分上で
支承されて或る程度の幅だけ屈曲することができれば、
筋肉の効率が最適のものとなるからである。
【0006】さらに、この切り込みを調節する機能と締
め付け機能とを同時に充足するように脚低部を取り囲む
完全なストラップを製作することは、技術的に難しいこ
とが分かっている。実際、該切り込みを調節するには切
り込みの縁部を固定する必要があり、したがってストラ
ップの中央部分の剛性を高くすることが必要となる。こ
れに対し、締め付けを行うためには、前述のストラップ
の両自由端の柔軟性を高くすることが必要となる。
【0007】本発明は、上述した調節装置の欠点を除去
することを目的とし、以下のような調節装置を提案す
る。すなわち、ここで提案される調節装置は、選択され
た位置に調整された後、堅固にそしてあらゆる方向にお
いて、この調節装置が位置する靴胴部の周囲部分を固定
することができるとともに、胴部の高さのほぼ全体にわ
たり、かつこの胴部の壁面と連続して均一な被覆を保証
し、このようにして脚低部と接触する調節された区域に
おける過圧を回避することができる。また、本発明は、
調節装置の箇所における胴部の密閉性を保つことをも目
的とする。
【0008】本発明の目的は、一方では、靴胴部におい
て、該胴部の被覆周囲長を調節して適合させたいと望む
胴部周囲に、靴装着者の脚低部と踝部間の移行区域内で
胴部低部付近に位置する下部分を有する、上方へ開いた
ほぼ垂直方向の切り込みを設けることにより、また他方
では、調節装置に比較的剛性の高いストラップを装備し
て、このストラップを、切り込みの両側で、保持手段に
よって堅固にかつあらゆる方向に固定し、ストラップと
胴部間に作用する調整可能でかつ取り外し可能な留め手
段を設けて切り込みの両縁部を遠ざけたり近づけたりす
ることにより、胴部の長手方向中央軸を横切る方向に該
胴部とストラップの位置を相対的に変化させて達成する
ことができる。
【0009】このような配置構成により、ストラップ
は、胴部の壁面と一体で得られるであろう材料のブリッ
ジと同じように、胴部の上縁部の連続性を確保すること
ができ、また切り込みの低部位置は、靴胴部に挿入され
る脚低部の部分の高さのほぼ全体にわたって、該切り込
みの両端部に隣接する胴部の壁面を調節可能にする。こ
の特徴により、同じく、胴部の壁面と連続した均一な被
覆をも保証し、また、脚低部の周囲長および/または形
状に合わせられる部分に局在する過圧を回避することが
できる。
【0010】胴部の密封性を保つために、密閉部材によ
って切り込みを全体的に、また恒常的に閉じる。この密
閉部材は、ストラップそのものによって構成され、この
ストラップは内側から、または外側からこの切り込みを
覆うようになっている。あるいは、この密閉部材は該切
り込みの両縁部を引き離すのに適する部材で構成される
こともあり、この部材は胴部に取り付けられるか、ある
いは胴部の壁面と一体に製作される。
【0011】本発明によれば、この立ち上がり胴部を有
するスポーツ用の靴は、緊締装置により閉じられて装着
者の脚低部上に保持され、かつ該締め付け装置とは別個
に靴胴部を被覆するための周囲長を変更するよう該胴部
の周囲の一部分を調節する装置を含む。この調節装置
は、一方では、胴部の壁面に設けられるほぼ垂直で上方
へ開いた切り込みを有し、また他方では、前述の切り込
みの両縁部を横断方向に連結する連結部材を有する。こ
のような靴は、アルペンスキー用の靴、クロスカントリ
ースキー用の靴、インライン・ローラースケートあるい
は従来のローラースケート用の靴、アイススケート用の
靴、登山用の靴等である。
【0012】この靴の特徴は、連結部材が靴胴部の壁面
の剛性と少なくとも同等の剛性を有するストラップであ
り、このストラップは、切り込みの両側で、かつこの切
り込みの上部区域で単独かつ堅固に固定されて該切り込
みの両縁部を互に固定し、また、ストラップと胴部の間
で作用する調節可能な留め手段を設けて該靴胴部の長手
方向中央軸を横断する方向に該靴胴部に対して前述のス
トラップの位置を相対的に変化させること、および、切
り込みの下部分が、靴装着者の脚低部と踝間の移行区域
に対応する区域で、靴胴部の低部付近に位置することで
ある。
【0013】例として、本発明の各種実施態様を添付の
概略図を参照して説明する。
【0014】図1から図4bに示す靴は、装着者の足を
収容するための低部1(すなわち、シェル低部)と、踝
関節の区域に相当する区域において枢動連結3によりシ
ェル低部1に付加連結された立ちあがり胴部2とを有
し、この胴部は、その下縁部11によって、シェル低部
の上縁部11’に重なり合う。踵の区域においてシェル
低部1上に位置するストッパー6は、胴部2が上記シェ
ル低部1に対して所定の角度位置を越えて後方へ傾動す
るのを防止し、これにより図1、図3aおよび図4aに
示すように、通常「前傾角」と呼ばれる角度(すなわ
ち、胴部2の長手方向中心軸9と靴底7の面との間に形
成される参照番号8で示す角度)を定める。後部ストッ
パーのこの配置構成により、また胴部2が装着者の脚低
部10に対して閉じることにより、図3aおよび図4a
に示されるように、脚低部10もまた胴部2の角度位置
にほぼ相当する角度位置において後方で保持される。胴
部2の閉鎖は、その前部分上で、開放−閉鎖用フラップ
5を拘束する締め付け装置4によって行われる。
【0015】締め付け装置4に作用することなく被覆周
囲長を変更できるように、胴部2の周囲の一部分を調節
するための装置12がこの胴部の上縁部13付近に配設
される。この調節装置12は、胴部2の壁面に設けられ
るほぼ垂直で、かつ上方へ開いた切り込み14と、胴部
2の上縁部13の付近で、この切り込み14の上部区域
16において、該切り込みの両側で留められるストラッ
プによって形成される連結部材15とを有する。
【0016】この切り込み14の一特徴によると、その
低部分17は脚低部と踝間で胴部2の基部付近(すなわ
ち、この例においては、下縁部11の付近)に位置す
る。
【0017】「ねじ」のような取り外し可能な留め手段
18によって、胴部2に形成される複数の孔のような複
数の取り付け位置19によって決まる様々な位置で胴部
2上にストラップ15を留めることができる。このよう
にして、胴部の長手方向中心軸9を横切る方向20に、
ストラップ15の位置を胴部2と相対的に変化させるこ
とができる。この結果、ストラップが最前方調節位置
(図4aおよび4b)にあるか、あるいは最後方調節位
置(図3aおよび3b)にあるかによって、切り込み1
4を広げたり閉じたりすることができる。該切り込み1
4は上縁部13から胴部2の下縁部11付近まで延在す
るため、胴部の壁面は、上記の切り込み14を画定する
縁部に隣接する高さのほぼ全体にわたって(すなわち、
胴部2内に挿入されて締め付けられる脚低部10の部分
の高さ全体にわたって)調節可能となる。
【0018】脚低部9によって伝達される支承力あるい
は応力が中心をそれるときに切り込み14の両側で胴部
2の壁面が変形するおそれが生ずるのを防ぐために、ス
トラップ15は保持手段21によって胴部2上の所定位
置に堅固に留められており、すべての取り付け位置19
について留め手段18がこの保持手段と協働する。これ
ら保持手段21は、例えば長手方向の側方突出部であ
り、これら突出部間でストラップ15の端部15’が案
内される。このようにして、突出部21はストラップ1
5を垂直方向に保持するのに対し、留め手段18は水平
方向においてこのストラップを固定する。これにより、
ストラップ15はあらゆる方向に固定される。胴部2の
壁面と一体で作られる材料のブリッジと同じようにして
この胴部の被覆を連続的に確保するためには、ストラッ
プ15を、その剛性が胴部2の上記壁面の剛性と少なく
とも同等であるような材料あるいは形状で製作する。
【0019】図3aおよび図3bは、例として、太いふ
くらはぎを持つ脚低部10の形状に胴部2の被覆を合わ
せるための調節装置12の実施態様を示す。この適合化
例において、胴部2は装着者が所望する前傾角に相当す
る前傾角8を有するものと仮定される。この結果、調節
は該装置4を締め付けることによってではなく、適宜な
取り付け位置19を用いてストラップを後退位置22に
固定することにより行われる。図示のように、ここで
は、胴部2の後部分で被覆の増加が最大となる調節位置
に相当する取り付け位置19が用いられる。
【0020】逆に、図4aおよび図4bに示すように、
細いふくらはぎを持つ脚低部10の場合には、胴部2の
後部分の被覆を減少させるために、ストラップは前傾位
置23に固定される。図3a、図3b、図4aおよび図
4bに示すように、後傾位置22から前傾位置23へ移
行するためには、締め付け装置4はその初期位置のまま
であり、これにより、これら2の脚低部10の形状が違
うにもかかわらず、一定の前傾角8に従って脚低部10
の前部保持が保証される。
【0021】図3aおよび図3bによってストラップ1
5を後退させて行う調節は、この調節が図4aおよび図
4bに示すような細いふくらはぎの脚低部10に対して
行われる場合に、同じく傾斜角の変更をもたらし得るこ
とが明らかである。この場合には、脚低部は立ち上がっ
た位置を取り、そのとき締め付け装置4は胴部2の後部
分に対する被覆の増大を補償するように締め付けおよび
/または調節される。逆に、すなわち、太いふくらはぎ
の脚低部10の場合に、ストラップ15が前進すると、
脚低部は前方に更に屈曲することを余儀なくされ、締め
付け装置4は胴部2の後部分における被覆の減少を補償
するように緩められる。
【0022】上述した調節装置12の密閉性を確保する
ために、密封用ベローズ24が胴部2上に配設されて切
り込み14の全体を覆う。この切り込みは、装着者の脚
低部10に対する調節のために行われる調節に応じて間
隔が変化するようになっているため、このベローズは少
なくとも変形可能で、更には弾性を備えており、これら
の変化に追従できるようになっている。ベローズ24は
胴部2の壁面と一体鋳造成形で製作するのが有利であ
り、また、胴部が比較的剛性を有するため、肉厚を薄く
し、かつひだを付けた形状となるように製作するのが有
利である。
【0023】図5はストラップ15を示す。このストラ
ップは、これを胴部2上に固定するための複数の取り付
け位置19付きで製作され、また胴部も複数の取り付け
位置19を備えている。この配置構成により多数の調節
位置を得ることができ、したがって調節精度を向上させ
ることができる。
【0024】図6はストラップ15の保持手段21の別
の実施態様を示す。この実施態様においては、対応する
形状の孔から成る取り付け位置19と協働するよう胴部
2上に設けたボス21が対象であり、孔と突起が互いに
はめ込まれた後、固定手段18によって接合を確保す
る。言うまでもなく、ボス21の数と取り付け位置19
の数は制限されない。
【0025】図7に示す調節装置12の実施態様におい
て、ストラップ15は切り込み14上に延在し、この切
り込みを該ストラップの下部分17まで、胴部の内側に
よって、全体的に覆う。この場合、ストラップ15は湾
曲した長い形状をしており、向かい合う胴部分の形状に
ぴったりと一致して、実際に保持手段21と同等の部材
を構成する。
【0026】一変形態様によれば、図7のストラップと
同じ種類のストラップ15が、胴部2の上縁部13の一
部分と切り込み14の上部分全体とに同時にまたがるフ
ラップ25を含んでもよい(図8)。この場合、フラッ
プ25も同様に、保持手段21と同等の部材を構成す
る。フラップ25は、ストラップ15の留め手段18に
よって胴部2に対して固定できると有利である。
【0027】図7および図8のストラップ15の実施態
様において、このストラップは靴胴部2の内部に延在す
るが、これを靴胴部の外部に配設して、このストラップ
自体により密封手段を構成するようにしてもよい。なぜ
なら該ストラップは、この場合、切り込み14を覆うか
らである。
【0028】図9は、他の形で実施される調節装置12
を示す。この形において、切り込み14は、実際に、上
方へ開いた2の垂直方向溝44の前縁部44’によって
画定される。これら2の溝44は、互いの間に、ストラ
ップ15の保持手段21を構成する通し孔付きで製作さ
れるストラップ担持用小舌状部45を画定し、この小舌
状部は、留め手段18と協働して、あらゆる方向におけ
るこのストラップの固定を保証する。
【0029】もちろん、このような実施態様において、
各々の溝にベローズ24のような密封部材を備えてもよ
い。
【0030】図1から図9を参照して上述した例におい
て、調節可能な留め手段18、19は胴部2の外側から
接近可能に配設されるが、胴部2の内側から接近できる
ように配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スキー靴の胴部に第一実施態様による
調節装置を設けたスキー靴の斜視図である。
【図2】図2は、図1の靴の上面図で、胴部の調節原理
を示す。
【図3a】図3aは、極限調節位置にある調節装置を有
する図1の靴で、被覆周囲長を増加させるために胴後部
を調節する態様を示す側面図である。
【図3b】図3bは、図3aの上面図である。
【図4a】図4aは、極限調節位置にある調節装置を有
する図1の靴で、被覆周囲長を減少させるために胴後部
を調節する態様を示す側面図であり、この調節は締め付
け装置とは別個に行われる。
【図4b】図4bは、図4aの上面図である。
【図5】図5は、図1の調節装置のストラップと同等の
ストラップ調節兼留め手段の一実施態様を示す部分斜視
図である。
【図6】図6は、図1の調節装置のストラップと同等の
ストラップ調節兼留め手段の一実施態様を示す部分斜視
図である。
【図7】図7は、調節装置のストラップの別の実施態様
を示す部分斜視図である。
【図8】図8は、調節装置のストラップの別の実施態様
を示す部分斜視図である。
【図9】図9は、第二実施態様による調節装置を備えた
スキー靴の下部側面図および上部斜視図である。
【符号の説明】
1 シェル低部 2 胴部 3 枢動可能な連結部 4 締め付け装置 9 長手方向中央軸 12 調節装置 13 (胴部の)上縁部 14 切り込み部 15 連結部材(ストラップ) 17 低部分 18 取り外し可能な留め手段 19 取り付け用の位置 21 保持手段 24 密閉用ベローズ 25 フラップ 44 垂直方向の溝 45 ストラップ担持用小舌状部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着者の脚低部に対して維持されるため
    の締め付け装置(4)により閉鎖し、かつ前記締め付け
    装置(4)とは別個に胴部(2)を被覆するための周囲
    長を変更するようその周囲の一部分を調節する装置(1
    2)を含み、前記調節装置(12)は、胴部の壁面に形
    成されるほぼ垂直方向で、かつ上方へ向けて開いた切り
    込み(4)と、前記切り込みの両縁部を横断方向に連結
    する連結部材(15)とを有する、立ち上がり胴部
    (2)を備えたスポーツ用の靴において、 前記連結部材(15)は、前記胴部(2)の壁部の剛性
    に少なくとも等しい剛性を有するストラップであり、前
    記切り込みの両側で、またその上部区域で、堅固かつ単
    独に固定されてその両縁部を固定するとともに、前記胴
    部(2)の上縁部(13)の連続性を確保し、前記スト
    ラップ(15)と前記胴部(2)間で作用する調節可能
    な留め手段(18、19)を設けて、前記胴部(2)の
    長手方向中央軸(9)を横切る方向に、前記胴部に対す
    る前記ストラップ(15)の位置を相対的に変えること
    によって前記切り込み(14)の両縁部の間隔を変化さ
    せること;および前記切り込み(14)の下部分(1
    7)が、靴装着者の脚低部と踝部間の移行区域に対応す
    る区域内で前記胴部(2)の低部付近に位置することを
    特徴とするスポーツ用の靴。
  2. 【請求項2】 前記切り込み(14)が2の側方溝部
    (44)によって画定され、これら溝部間にはストラッ
    プ担持用小舌状部材(45)が位置することを特徴とす
    る請求項1によるスポーツ用の靴。
  3. 【請求項3】 前記ストラップ(15)が、調節可能な
    留め手段(18、19)によって前記切り込み(14)
    の両側で、全方向に堅固に固定され、前記固定手段は、
    前記胴部(2)ならびに前記ストラップ(15)上に形
    成される嵌合部分から成る位置で保持手段(21)と共
    働することを特徴とする請求項1または2によるスポー
    ツ用の靴。
  4. 【請求項4】 前記調節可能な留め手段(18、19)
    が、ねじ留め、はめ込み、ホック留め、等により行う取
    り外し可能な組立部材と、前記ストラップ(15)と前
    記胴部(2)上に形成される複数の可能な取り付け用位
    置とから成ることを特徴とする請求項1、2または3に
    よるスポーツ用の靴。
  5. 【請求項5】 前記ストラップ(15)が、靴胴部
    (2)の内側で、重なり合いによって内側を閉鎖する前
    記切り込み(14)の下部分(17)まで延在すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1によるスポ
    ーツ用の靴。
  6. 【請求項6】 前記ストラップ(15)が、靴胴部
    (2)の外側で、重なり合いによって外側を閉鎖する前
    記切り込み(14)の下部分(17)まで延在すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1によるスポ
    ーツ用の靴。
  7. 【請求項7】 前記切り込み(14)が、その両縁部の
    間隔に適合する密閉部材(24)により全面的かつ恒久
    的に閉鎖されることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれか1によるスポーツ用の靴。
  8. 【請求項8】 前記密閉部材(24)が靴胴部(2)の
    壁面と一体に鋳造成形されるベローズであることを特徴
    とする請求項7によるスポーツ用の靴。
  9. 【請求項9】 靴胴部(2)が、ほぼ踝関節区域に位置
    する枢動連結部(3)によって部分的かつ周囲長的に重
    ね合わさる、足部収容のための低部分に取り付けられか
    つ接続されることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れか1によるスポーツ用の靴。
  10. 【請求項10】 前記ストラップ(15)が、前記胴部
    (2)の上縁部(13)の少なくとも一部分と重なり合
    うフラップ(25)とともに形成されることを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれか1によるスポーツ用の
    靴。
  11. 【請求項11】 前記ストラップ(15)のフラップ
    (25)が、前記胴部(2)上にあるストラップ(1
    5)の留め手段(18)によって、前記胴部(2)の上
    縁部(13)上に保持されることを特徴とする請求項1
    0によるスポーツ用の靴。
JP8082570A 1995-04-06 1996-04-04 調節可能な胴部を備えたスポーツ用の靴 Withdrawn JPH08280401A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9504298 1995-04-06
FR9504298A FR2732562B1 (fr) 1995-04-06 1995-04-06 Chaussure de sport a tige reglable

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280401A true JPH08280401A (ja) 1996-10-29

Family

ID=9477970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8082570A Withdrawn JPH08280401A (ja) 1995-04-06 1996-04-04 調節可能な胴部を備えたスポーツ用の靴

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5718066A (ja)
EP (1) EP0736264B1 (ja)
JP (1) JPH08280401A (ja)
AT (1) ATE200958T1 (ja)
DE (1) DE69612690T2 (ja)
FR (1) FR2732562B1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT242131Y1 (it) * 1996-09-20 2001-06-04 Tecnica Spa Scarpone da sci comprendente uno scafo ed un gambetto incernierati traloro in cui il gambetto e' realizzato in due porzioni divaricabili tra
US6293566B1 (en) * 1997-01-08 2001-09-25 Burton Corporation Unitary strap for use in a soft boot snowboard binding
FR2767034B1 (fr) * 1997-08-05 1999-09-10 Salomon Sa Chaussure de sport a flexibilite determinee
US6231066B1 (en) 1999-03-03 2001-05-15 Shimano Inc. Active highback system for a snowboard boot
US6631919B1 (en) 2000-01-06 2003-10-14 The Burton Corporation Wing-shaped leg support for a highback
WO2004039196A1 (de) 2002-10-29 2004-05-13 Japana Co., Ltd Stiefelartiger sport- bzw. snowboardschuh
US7614638B2 (en) * 2004-08-02 2009-11-10 The Burton Corporation Convertible toe strap
US7287342B2 (en) * 2005-07-15 2007-10-30 The Timberland Company Shoe with lacing
US7320189B2 (en) * 2005-07-15 2008-01-22 The Timberland Company Shoe with lacing
US7347012B2 (en) * 2005-07-15 2008-03-25 The Timberland Company Shoe with lacing
US7631440B2 (en) * 2005-07-15 2009-12-15 The Timberland Company Shoe with anatomical protection
ITTV20060085A1 (it) * 2006-05-22 2007-11-23 Garmont Srl Scarpone da sci.
ITUD20060176A1 (it) * 2006-07-14 2008-01-15 Calzaturificio Dal Bello Spa Calzatura sportiva,quale uno scarpone da sci, da snowboard, a trekking, o simile
US7686321B2 (en) * 2006-12-01 2010-03-30 The Burton Corporation Highback with textile-like material for support
US8443464B2 (en) 2010-03-11 2013-05-21 Anthony Schumacher Wader retention system and methodology of use
EP2572599B1 (fr) * 2011-09-26 2015-04-22 Rossignol Lange S.R.L. Coque de chaussure de ski avec spoiler
US9474330B2 (en) 2013-06-10 2016-10-25 Nike, Inc. Article with adjustable rearward covering portion
US20150250258A1 (en) * 2014-03-07 2015-09-10 Sakurai Sports Mfg. Co., Ltd. Rigid shoe shell of a skate
DE102015101142A1 (de) * 2015-01-27 2016-07-28 Dee Luxe Sportartikel Handels Gmbh Snowboardstiefel, insbesondere Snowboard-Tourenstiefel, mit rückseitig flexiblem Schaftabschnitt
FR3062288B1 (fr) * 2017-01-31 2020-11-13 Salomon Sas Chaussure de sport
IT201800002544A1 (it) * 2018-02-09 2019-08-09 Tecnica Group Spa Calzatura sportiva, in particolare scarpone da sci

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US431761A (en) * 1890-07-08 andretta
DE618718C (de) * 1935-09-13 Bartholomaeus Kiermeier Ski- oder Bergstiefel
DE1485776A1 (de) * 1951-01-28 1970-02-12 Rieker & Co Spannhebelverschluss fuer Skischuhe
FR1477165A (fr) * 1965-04-24 1967-04-14 Chaussure de ski à empeigne et semelle en caoutchouc et son procédé de fabrication
FR1475936A (fr) * 1966-02-23 1967-04-07 Perfectionnement aux chaussures de ski
US3545107A (en) * 1969-08-28 1970-12-08 Chippewa Shoe Co Boot and shoe construction
US3665619A (en) * 1970-08-19 1972-05-30 Jet Stix Inc Skier leg support
DE2105826A1 (de) * 1971-02-08 1972-08-17 Vogel, Raimund W., 8000 München Stiefel, insbesondere Skistiefel
FR2345960A1 (fr) * 1976-04-01 1977-10-28 Salomon & Fils F Perfectionnements apportes aux chaussures de ski
FR2357197A1 (fr) * 1976-07-06 1978-02-03 Pontvert Sa Richard Chaussure de randonnee a ski
FR2358848A1 (fr) * 1976-07-23 1978-02-17 Mitchell Sa Chaussure
US4317296A (en) * 1980-03-13 1982-03-02 Hanson Industries Incorporated Boot shell and liner
AT385881B (de) * 1983-09-07 1988-05-25 Kastinger Sportschuh Skischuh, insbesondere tourenskischuh
US5054215A (en) * 1987-08-06 1991-10-08 Nordica S.P.A. Adjustment device particularly for ski boots
CH677589A5 (ja) * 1988-11-30 1991-06-14 Lange Int Sa
CH686335A5 (fr) * 1992-01-28 1996-03-15 Lange Int Sa Chaussure de ski.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0736264B1 (fr) 2001-05-09
US5718066A (en) 1998-02-17
FR2732562A1 (fr) 1996-10-11
DE69612690D1 (de) 2001-06-13
DE69612690T2 (de) 2001-09-06
EP0736264A1 (fr) 1996-10-09
ATE200958T1 (de) 2001-05-15
FR2732562B1 (fr) 1997-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08280401A (ja) 調節可能な胴部を備えたスポーツ用の靴
US6079129A (en) Boot for gliding sports
US4839973A (en) Ski boot
US6112434A (en) Skate boot construction
US5975557A (en) Calf support on snowboard binding or snowboard boot
US7207126B2 (en) Movable cover for rigidifying and/ or protecting the front face of an article of footwear, such as a snowboard boot
US4561196A (en) Ski boot having upper with journalled distribution plate
JP2908706B2 (ja) スポーツ靴
US3486247A (en) Ski boot construction
US5926979A (en) Sports boot having a mobile collar
US3945135A (en) Ski boot
JPH0332601A (ja) サイズ調節可能なスキー靴
KR20030071794A (ko) 내부지지부 및 외부발목커프가 있는 인라인 롤러스케이트
EP0634115B1 (en) Ski boot with improved lateral support
US4510703A (en) Ski boot
US4258482A (en) Ski boot
CA1257088A (en) Adjusting device for the arch of the foot of the insole of shoes, boots and the like
US3803730A (en) Ski boot with interchangeable back
JPH02200205A (ja) アルペンスキー靴
US5345698A (en) Alpine ski boot
US5381613A (en) Ski boot
US5933986A (en) Lateral stability device for sport boot
US7314222B2 (en) Adjustable skate
US5918386A (en) Snowboarding shoe
US5259127A (en) Device for adjusting the advance of a ski boot

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701