JPH0828013B2 - 磁気テープ移送装置 - Google Patents
磁気テープ移送装置Info
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- JPH0828013B2 JPH0828013B2 JP63085275A JP8527588A JPH0828013B2 JP H0828013 B2 JPH0828013 B2 JP H0828013B2 JP 63085275 A JP63085275 A JP 63085275A JP 8527588 A JP8527588 A JP 8527588A JP H0828013 B2 JPH0828013 B2 JP H0828013B2
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- tension
- magnetic
- tape
- coil
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、磁気テープを磁気ヘッドに添接させなが
ら移送して磁気記録・再生を行う磁気記録再生装置に用
いられるもので、磁気テープの張力調整を行うテンショ
ンアームを備えた磁気テープ移送装置に関するものであ
る。
ら移送して磁気記録・再生を行う磁気記録再生装置に用
いられるもので、磁気テープの張力調整を行うテンショ
ンアームを備えた磁気テープ移送装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 第6図は例えば特開昭61−105765号公報に記載された
従来の磁気テープ移送装置のテンションアーム部を示
し、図において、磁気テープをローデイングするための
ローデイングリング(1)に、ピン(3)に回動自在に
支承されたローラ(2)が内接している。ローデイング
リング(1)の外周には第1ギヤ(4)が形成されてお
り、この第1のギヤ(4)にかみ合っている第2のギヤ
(5)とテンションアーム(6)が一体になっている。
テンションアーム(6)の先端部にはテンションピン
(7)が植設されており、テンションアーム(6)は回
動可能に、図示を省略した基体に軸支した回動支点
(8)に支持されている。引張りバネ(9)は一端をテ
ンションアーム(6)に、他端を基体に結合されてい
る。磁気テープ(10)はテープカセット(22)に収納さ
れている。
従来の磁気テープ移送装置のテンションアーム部を示
し、図において、磁気テープをローデイングするための
ローデイングリング(1)に、ピン(3)に回動自在に
支承されたローラ(2)が内接している。ローデイング
リング(1)の外周には第1ギヤ(4)が形成されてお
り、この第1のギヤ(4)にかみ合っている第2のギヤ
(5)とテンションアーム(6)が一体になっている。
テンションアーム(6)の先端部にはテンションピン
(7)が植設されており、テンションアーム(6)は回
動可能に、図示を省略した基体に軸支した回動支点
(8)に支持されている。引張りバネ(9)は一端をテ
ンションアーム(6)に、他端を基体に結合されてい
る。磁気テープ(10)はテープカセット(22)に収納さ
れている。
また、第2のギヤ(5)の裏面には永久磁石(11)が
固着されており、この永久磁石(11)と対向する面に位
置検出素子(12)が配置されている。
固着されており、この永久磁石(11)と対向する面に位
置検出素子(12)が配置されている。
次に動作について説明する。第6図は磁気テープ(1
0)がテープカセット(22)に収納された状態を示し、
ローデイングリング(1)を、図示を省略した駆動モー
タおよび伝達ギヤにより矢印Aの方向に回転すると、テ
ンションアーム(6)は第1のギヤ(4)と第2のギヤ
(5)とのかみ合いにより矢印Bの方向に回動する。そ
うすると、第7図のように、第1のギヤ(4)と第2の
ギヤ(5)の係合は解除され、テンションピン(7)に
巻き付いた磁気テープ(10)の張力と、引張りバネ
(9)の張力がつり合う。
0)がテープカセット(22)に収納された状態を示し、
ローデイングリング(1)を、図示を省略した駆動モー
タおよび伝達ギヤにより矢印Aの方向に回転すると、テ
ンションアーム(6)は第1のギヤ(4)と第2のギヤ
(5)とのかみ合いにより矢印Bの方向に回動する。そ
うすると、第7図のように、第1のギヤ(4)と第2の
ギヤ(5)の係合は解除され、テンションピン(7)に
巻き付いた磁気テープ(10)の張力と、引張りバネ
(9)の張力がつり合う。
走行中に磁気テープ(10)の張力が設定値よりも大き
くなると、テンションアーム(6)は内側に回動し、位
置検出素子(12)は張力が設定値よりも大きいと判断
し、図示を省略した制御回路に信号を送って磁気テープ
を巻回した供給側リールの負荷を減らして張力を調整す
る。また、張力が設定値よりも小さくなれば、その逆
で、供給側リールの負荷を増して張力が設定値になるよ
うに制御する。
くなると、テンションアーム(6)は内側に回動し、位
置検出素子(12)は張力が設定値よりも大きいと判断
し、図示を省略した制御回路に信号を送って磁気テープ
を巻回した供給側リールの負荷を減らして張力を調整す
る。また、張力が設定値よりも小さくなれば、その逆
で、供給側リールの負荷を増して張力が設定値になるよ
うに制御する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気テープ移送装置は以上のように構成されて
いるので、テープカセット内に収納された磁気テープを
引き出してテンションピンに巻き付けるための駆動装置
が必要となり、装置の小形化が困難であった。また、張
力の最適値の設定は引張バネの付勢力と位置検出素子の
取付位置により決定されるため、いかなる厚みの磁気テ
ープが装着された場合であっても張力が一定のため、磁
気テープの厚さに応じた最適な張力調整ができなかっ
た。
いるので、テープカセット内に収納された磁気テープを
引き出してテンションピンに巻き付けるための駆動装置
が必要となり、装置の小形化が困難であった。また、張
力の最適値の設定は引張バネの付勢力と位置検出素子の
取付位置により決定されるため、いかなる厚みの磁気テ
ープが装着された場合であっても張力が一定のため、磁
気テープの厚さに応じた最適な張力調整ができなかっ
た。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、装置の小形化を実現し、磁気テープの厚さに
応じて最適な張力を得られる磁気テープ移送装置を得る
ことを目的とする。
たもので、装置の小形化を実現し、磁気テープの厚さに
応じて最適な張力を得られる磁気テープ移送装置を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る磁気テープ移送装置は、磁気テープに
係合するテンションピンが設けられ可揺動に支持され前
記磁気テープの張力を調整するテンションアームに、永
久磁石とコイルを平面対向させてなる磁気駆動手段を設
けるとともに、前記テンションアームに対向させて複数
個の位置検出素子を設け、前記磁気駆動手段によって前
記テンションアームを所定の位置に回動駆動させるもの
である。
係合するテンションピンが設けられ可揺動に支持され前
記磁気テープの張力を調整するテンションアームに、永
久磁石とコイルを平面対向させてなる磁気駆動手段を設
けるとともに、前記テンションアームに対向させて複数
個の位置検出素子を設け、前記磁気駆動手段によって前
記テンションアームを所定の位置に回動駆動させるもの
である。
[作用] この発明においては、磁気駆動手段によってテンショ
ンアームが所定の位置に回動駆動される。
ンアームが所定の位置に回動駆動される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図〜第5図について
説明する。第1図において、テンションアーム(16)は
レバー(15)と一体に形成されており、テンションピン
(7)が植設され、回動支点(8)に支持されている。
テンションピン(7)に巻き付けられた磁気テープ(1
0)はテープカセット(22)に収納されたリールフラン
ジ(21)に巻回されている。テープカセット(22)には
検出孔(23)が設けられている。リールフランジ(21)
の1つは供給側リール台(24)に係合しており、他方の
リールフランジ(21)は巻取り側リール台(25)に係合
している。巻取側リール台(25)および供給側リール台
(24)は金属基板(26)に回転自在に取付けられてい
る。金属基板(26)に取付けられた検出スイッチ(27)
は検出孔(23)に係脱する。金属基板(26)には回転シ
リンダ(29)および磁気テープ(10)に添接するテープ
ガイド(30)が取付けられている。
説明する。第1図において、テンションアーム(16)は
レバー(15)と一体に形成されており、テンションピン
(7)が植設され、回動支点(8)に支持されている。
テンションピン(7)に巻き付けられた磁気テープ(1
0)はテープカセット(22)に収納されたリールフラン
ジ(21)に巻回されている。テープカセット(22)には
検出孔(23)が設けられている。リールフランジ(21)
の1つは供給側リール台(24)に係合しており、他方の
リールフランジ(21)は巻取り側リール台(25)に係合
している。巻取側リール台(25)および供給側リール台
(24)は金属基板(26)に回転自在に取付けられてい
る。金属基板(26)に取付けられた検出スイッチ(27)
は検出孔(23)に係脱する。金属基板(26)には回転シ
リンダ(29)および磁気テープ(10)に添接するテープ
ガイド(30)が取付けられている。
また、第2図において、コイルユニット(28)には、
第1のコイル(31)、この第1のコイル(31)の横に配
設された第2のコイル(32)、この第2のコイル(32)
の横に配設された第3のコイル(33)が設けられてい
る。第1、第2、第3のコイル(31),(32),(33)
それぞれの中央には、第1、第2、第3の位置検出素子
(34),(35),(36)が配置されている。レバー(1
5)には、永久磁石(37)が固着されていて、第1〜第
3のコイル(31)〜(33)とリニアモータ(40)を形成
している。回動支点(8)と第3のコイル(33)の間に
は、コイルユニット(28)に取付けられた第4の位置検
出素子(38)か配置されている。
第1のコイル(31)、この第1のコイル(31)の横に配
設された第2のコイル(32)、この第2のコイル(32)
の横に配設された第3のコイル(33)が設けられてい
る。第1、第2、第3のコイル(31),(32),(33)
それぞれの中央には、第1、第2、第3の位置検出素子
(34),(35),(36)が配置されている。レバー(1
5)には、永久磁石(37)が固着されていて、第1〜第
3のコイル(31)〜(33)とリニアモータ(40)を形成
している。回動支点(8)と第3のコイル(33)の間に
は、コイルユニット(28)に取付けられた第4の位置検
出素子(38)か配置されている。
さらに、第5図において、検出スイッチ(27)が接続
された制御回路(39)は、第1〜第3のコイル(31)〜
(33)の電流を、各位置検出素子からの情報により制御
する。
された制御回路(39)は、第1〜第3のコイル(31)〜
(33)の電流を、各位置検出素子からの情報により制御
する。
次に動作について説明する。第2図は磁気テープ(1
0)を回転シリンダ(29)に添接していない状態を示す
図であり、図において、第1のコイル(31)に電流を流
すと第1のコイル(31)で発生する磁界と永久磁石(3
7)の極性が互いに引き合う位相状態となっているの
で、テンションアーム(16)は図の位置で静止してい
る。次に磁気テープ(10)を回転シリンダ(29)に添接
させて走行させようとする場合、第1のコイル(31)に
流す電流を逆極性とし、第2のコイル(32)に電流を流
すと、レバー(15)は矢印Cの方向に回動する。レバー
(15)が第2の位置検出素子(35)の上を通過すると位
置検出素子(35)からの信号によって制御回路(39)は
第3のコイル(33)に電流を流す。この状態でテンショ
ンアーム(16)がさらに矢印Cの方向へ回転しようとす
る推力が、第3のコイル(33)によって発生する磁界と
永久磁石(37)との吸引力によって生じる。そうして、
この推力とテープガイド(30)に添接した磁気テープ
(10)の張力とがつり合った位置でテンションアーム
(16)が静止する。
0)を回転シリンダ(29)に添接していない状態を示す
図であり、図において、第1のコイル(31)に電流を流
すと第1のコイル(31)で発生する磁界と永久磁石(3
7)の極性が互いに引き合う位相状態となっているの
で、テンションアーム(16)は図の位置で静止してい
る。次に磁気テープ(10)を回転シリンダ(29)に添接
させて走行させようとする場合、第1のコイル(31)に
流す電流を逆極性とし、第2のコイル(32)に電流を流
すと、レバー(15)は矢印Cの方向に回動する。レバー
(15)が第2の位置検出素子(35)の上を通過すると位
置検出素子(35)からの信号によって制御回路(39)は
第3のコイル(33)に電流を流す。この状態でテンショ
ンアーム(16)がさらに矢印Cの方向へ回転しようとす
る推力が、第3のコイル(33)によって発生する磁界と
永久磁石(37)との吸引力によって生じる。そうして、
この推力とテープガイド(30)に添接した磁気テープ
(10)の張力とがつり合った位置でテンションアーム
(16)が静止する。
また、磁気テープ(10)の張力が走行中に設定値より
変化した場合、テンションアーム(16)の揺動を第3の
位置検出素子(36)が検知し、例えば磁気テープ(10)
の張力が設定値より大きくなれば、第3図のような状態
になり、永久磁石(37)の磁界の境界(N極、S極の中
立線)が第3の位置検出素子(36)より右側にあり、供
給側リール(24)の負荷を小さくする。そうして、張力
が設定値より小さくなると、永久磁石(37)の磁界の境
界は第3の位置検出素子(36)の上を通過し、第3の位
置検出素子(36)の左側に至る。これにより、第3の位
置検出素子(36)は、永久磁石(37)の変位情報を制御
回路(39)に送り、制御回路(39)は供給側リール(2
4)の負荷を増加させて磁気テープ(10)の張力が設定
値に入るように制御する。
変化した場合、テンションアーム(16)の揺動を第3の
位置検出素子(36)が検知し、例えば磁気テープ(10)
の張力が設定値より大きくなれば、第3図のような状態
になり、永久磁石(37)の磁界の境界(N極、S極の中
立線)が第3の位置検出素子(36)より右側にあり、供
給側リール(24)の負荷を小さくする。そうして、張力
が設定値より小さくなると、永久磁石(37)の磁界の境
界は第3の位置検出素子(36)の上を通過し、第3の位
置検出素子(36)の左側に至る。これにより、第3の位
置検出素子(36)は、永久磁石(37)の変位情報を制御
回路(39)に送り、制御回路(39)は供給側リール(2
4)の負荷を増加させて磁気テープ(10)の張力が設定
値に入るように制御する。
このとき、第5図のように、検出スイッチ(27)によ
り第3の位置検出素子(36)が導通しているため、永久
磁石(37)は第3の検出素子(36)を中心に揺動する
が、他の厚みのテープカセット(22)が装着されると、
検出スイッチ(27)は第4の位置検出素子(38)を導通
させ、制御回路(39)は第4の位置検出素子(38)の情
報により第3のコイル(33)の電流を制御するので、第
4の位置検出素子(38)を中心に永久磁石(37)は揺動
する。
り第3の位置検出素子(36)が導通しているため、永久
磁石(37)は第3の検出素子(36)を中心に揺動する
が、他の厚みのテープカセット(22)が装着されると、
検出スイッチ(27)は第4の位置検出素子(38)を導通
させ、制御回路(39)は第4の位置検出素子(38)の情
報により第3のコイル(33)の電流を制御するので、第
4の位置検出素子(38)を中心に永久磁石(37)は揺動
する。
ところで、異なる厚みの磁気テープ(10)を走行させ
る場合、一般に張力の最適値も異なる。そこで、テンシ
ョンアーム(16)と磁気テープ(10)の張力とがつり合
う位置での永久磁石(37)の中央に対向する面に第3の
位置検出素子(36)を定めた場合の張力を第1の設定値
とする。また、テンションアーム(16)の厚みの異なる
磁気テープ(10)の張力とがつり合う位置での永久磁石
(37)の中央に対向する面に第4の位置検出素子(38)
を定めた場合を磁気テープ(10)の張力の第2の設定値
とする。そして、磁気テープ(10)の厚みに応じた情報
を持つテープカセット(22)の検出孔(23)より検出ス
イッチ(27)がテープ厚みを判断し、制御回路(39)
は、第3の位置検出素子(36)と第4の位置検出素子
(38)との導通を切り換える。例えば、第4図(a)に
示す平均厚みが13μmの磁気テープ(10a)が回巻され
たテープカセット(22a)が装着された場合は、第3の
位置検出素子(36)を用いて張力が10gでつり合うよう
に第3のコイル(33)に電流を流す。他方、同図(b)
に示す厚さ9μmの磁気テープ(10)が回巻されたテー
プカセット(22b)が装着された場合は、第4の検出素
子(38)を用いて張力が8gでつり合うように、13μmの
磁気テープの場合より弱い電流を第3のコイル(33)に
流す。
る場合、一般に張力の最適値も異なる。そこで、テンシ
ョンアーム(16)と磁気テープ(10)の張力とがつり合
う位置での永久磁石(37)の中央に対向する面に第3の
位置検出素子(36)を定めた場合の張力を第1の設定値
とする。また、テンションアーム(16)の厚みの異なる
磁気テープ(10)の張力とがつり合う位置での永久磁石
(37)の中央に対向する面に第4の位置検出素子(38)
を定めた場合を磁気テープ(10)の張力の第2の設定値
とする。そして、磁気テープ(10)の厚みに応じた情報
を持つテープカセット(22)の検出孔(23)より検出ス
イッチ(27)がテープ厚みを判断し、制御回路(39)
は、第3の位置検出素子(36)と第4の位置検出素子
(38)との導通を切り換える。例えば、第4図(a)に
示す平均厚みが13μmの磁気テープ(10a)が回巻され
たテープカセット(22a)が装着された場合は、第3の
位置検出素子(36)を用いて張力が10gでつり合うよう
に第3のコイル(33)に電流を流す。他方、同図(b)
に示す厚さ9μmの磁気テープ(10)が回巻されたテー
プカセット(22b)が装着された場合は、第4の検出素
子(38)を用いて張力が8gでつり合うように、13μmの
磁気テープの場合より弱い電流を第3のコイル(33)に
流す。
第8図は上記の関係を表した図であり、この実施例の
場合、設定値数に応じた位置検出素子(36、38)が設け
られており、異なる磁気テープ(10)の最適張力を一つ
の位置検出素子のもつ感度でカバーしきれないときに、
テンションアーム(16)の回動角度を精度よく検出する
ことが可能となる。
場合、設定値数に応じた位置検出素子(36、38)が設け
られており、異なる磁気テープ(10)の最適張力を一つ
の位置検出素子のもつ感度でカバーしきれないときに、
テンションアーム(16)の回動角度を精度よく検出する
ことが可能となる。
また、磁気テープ(10)をテープカセット(22)に収
納するときは、制御回路(39)が第3のコイル(33)に
流す電流を切り、第2のコイル(32)から第1のコイル
(31)へと各々中央に配置された位置検出素子と通過す
る永久磁石(37)のタイミングによって流す電流を切り
換え、磁気テープ(10)がテープカセット(22)に収納
されたとき、テンションピン(7)がテープカセット
(22)の内側に入り込む。
納するときは、制御回路(39)が第3のコイル(33)に
流す電流を切り、第2のコイル(32)から第1のコイル
(31)へと各々中央に配置された位置検出素子と通過す
る永久磁石(37)のタイミングによって流す電流を切り
換え、磁気テープ(10)がテープカセット(22)に収納
されたとき、テンションピン(7)がテープカセット
(22)の内側に入り込む。
以上の動作の要点をタイムチヤートでまとめると、第
4図(a)のようになる。
4図(a)のようになる。
なお、上記実施例では、テンションアームを駆動す
る、磁気駆動手段であるリニアモータとしてコイルを3
個設けたものを示したが、その他の個数であってもよ
い。また、張力の設定値を2種類設定した例について示
したが、位置検出素子をテンションアームの回転中心に
対して円周方向にずらして多数配列し、何段階でも設定
してもよい。また、テンションアームと永久磁石が一体
で回動する例について示したが、永久磁石は基板に固定
され、その永久磁石に対向するコイルがテンションアー
ムと一体で動く構造でもよい。さらに、テンションピン
は引き出された磁気テープの走行ループの内側より外に
対して付勢力を与える装置について示したが、走行ルー
プの外側より磁気テープと当接して内側に付勢力を与え
る構造の装置であってもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。
る、磁気駆動手段であるリニアモータとしてコイルを3
個設けたものを示したが、その他の個数であってもよ
い。また、張力の設定値を2種類設定した例について示
したが、位置検出素子をテンションアームの回転中心に
対して円周方向にずらして多数配列し、何段階でも設定
してもよい。また、テンションアームと永久磁石が一体
で回動する例について示したが、永久磁石は基板に固定
され、その永久磁石に対向するコイルがテンションアー
ムと一体で動く構造でもよい。さらに、テンションピン
は引き出された磁気テープの走行ループの内側より外に
対して付勢力を与える装置について示したが、走行ルー
プの外側より磁気テープと当接して内側に付勢力を与え
る構造の装置であってもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、テンションアーム
に磁気駆動手段を設けるとともに、テンションアームに
対向させて位置検出素子を設けたために、テープカセッ
ト内に収納された磁気テープを引き出してテンションピ
ンに巻き付けるための駆動機構が簡素化され、装置の小
形化が容易になるという効果がある。また、テンション
アームに対向させて複数個の位置検出素子を設けたの
で、テンションアームの回動角度を精度よく検出するこ
とが可能となり、例えば磁気テープの厚さに応じて最適
な磁気テープの張力が得られる効果もある。
に磁気駆動手段を設けるとともに、テンションアームに
対向させて位置検出素子を設けたために、テープカセッ
ト内に収納された磁気テープを引き出してテンションピ
ンに巻き付けるための駆動機構が簡素化され、装置の小
形化が容易になるという効果がある。また、テンション
アームに対向させて複数個の位置検出素子を設けたの
で、テンションアームの回動角度を精度よく検出するこ
とが可能となり、例えば磁気テープの厚さに応じて最適
な磁気テープの張力が得られる効果もある。
第1図〜第5図はこの発明の一実施例を示し、第1図は
斜視図、第2図は要部平面図、第3図は動作説明のため
の要部平面図、第4図は動作のタイムチャート図、第5
図は動作説明のための一部結線図である。 第6図は従来の磁気テープ移送装置の要部平面図、第7
図は第6図のものの動作を説明するための要部平面図で
ある。 第8図はこの発明の実施例における、テンションアーム
の回動角度と、磁気テープの張力および位置検出素子の
電流値との関係を示す図である。 (7)……テンションピン、(10)……磁気テープ、
(16)……テンションアーム、(22)……テープカセッ
ト、(23)……検出孔、(24)……供給側リール、(2
5)……巻取側リール、(31)〜(33)……第1〜第3
のコイル、(37)……永久磁石、(34)〜(36),(3
8)……第1〜第4の位置検出素子、(40)……リニア
モータ。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
斜視図、第2図は要部平面図、第3図は動作説明のため
の要部平面図、第4図は動作のタイムチャート図、第5
図は動作説明のための一部結線図である。 第6図は従来の磁気テープ移送装置の要部平面図、第7
図は第6図のものの動作を説明するための要部平面図で
ある。 第8図はこの発明の実施例における、テンションアーム
の回動角度と、磁気テープの張力および位置検出素子の
電流値との関係を示す図である。 (7)……テンションピン、(10)……磁気テープ、
(16)……テンションアーム、(22)……テープカセッ
ト、(23)……検出孔、(24)……供給側リール、(2
5)……巻取側リール、(31)〜(33)……第1〜第3
のコイル、(37)……永久磁石、(34)〜(36),(3
8)……第1〜第4の位置検出素子、(40)……リニア
モータ。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】テープカセットに収納されてリールに巻回
された磁気テープを走行させ、磁気ヘッドによって信号
の記録、再生を行う磁気テープ移送装置において、 前記磁気テープに係合するテンションピンが設けられ可
揺動に支持され前記磁気テープの張力を調整するテンシ
ョンアームに、永久磁石とコイルを平面対向させてなる
磁気駆動手段を設けるとともに、前記テンションアーム
に対向させてテンションアームの回動位置を検出する複
数個の位置検出素子を設け、前記磁気駆動手段によって
前記テンションアームを所定の位置に回動駆動させるこ
とを特徴とする磁気テープ移送装置。 - 【請求項2】複数個の前記位置検出素子によるテンショ
ンアームの設定回動角は、前記テープカセットからの磁
気テープの厚み情報に対して切り換え可能になっている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気テー
プ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085275A JPH0828013B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 磁気テープ移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085275A JPH0828013B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 磁気テープ移送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01258254A JPH01258254A (ja) | 1989-10-16 |
JPH0828013B2 true JPH0828013B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=13854012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63085275A Expired - Lifetime JPH0828013B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 磁気テープ移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828013B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4020543A1 (de) * | 1990-06-28 | 1992-01-02 | Broadcast Television Syst | Einrichtung zum transport eines magnetbandgeraetes |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56153552A (en) * | 1980-04-30 | 1981-11-27 | Sony Corp | Tape tension control mechanism in magnetic recorder and reproducer |
JPS60223051A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-07 | Canon Inc | 張力制御装置 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP63085275A patent/JPH0828013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01258254A (ja) | 1989-10-16 |
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