JPH08279640A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH08279640A
JPH08279640A JP10294295A JP10294295A JPH08279640A JP H08279640 A JPH08279640 A JP H08279640A JP 10294295 A JP10294295 A JP 10294295A JP 10294295 A JP10294295 A JP 10294295A JP H08279640 A JPH08279640 A JP H08279640A
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JP
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lamp
capacitor
voltage
circuit
excitation
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JP10294295A
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Shingo Murata
真吾 村田
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Miyachi Technos Corp
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Miyachi Technos Corp
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Abstract

(57)【要約】 [目的]コンデンサバンクの電圧が放電によって下がっ
ても所望のランプ電圧を得るようにする。 [構成]コンデンサバンク20と励起ランプ10との間
には、降圧回路からなる第1のランプ駆動回路30と昇
圧回路からなる第2のランプ駆動回路50とが並列に設
けられている。第2のランプ駆動回路50は、チョーク
コイル52、スイッチングトランジスタ(IGBT)5
4、平滑用または出力コンデンサ56、逆流防止用ダイ
オード58,60から構成されている。IGBT54の
制御端子には、制御部24よりスイッチング制御信号C
2 がドライブ回路62を介して与えられる。コンデンサ
バンク20とチョークコイル52との間には切換トラン
ジスタ70が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサの放電エネ
ルギを利用してレーザ光を発振出力するレーザ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】YAGレーザ等の固体レーザ装置は、励
起ランプを点灯させて、その光エネルギをYAGロッド
等のレーザ媒体に照射してレーザ発振を起こすように構
成されている。一般に、この種のレーザ装置では、商用
交流電圧を直流電圧に変換してコンデンサ・バンクを充
電し、コンデンサ・バンクと励起ランプとの間のスイッ
チング・トランジスタをオンさせることで、コンデンサ
・バンクの電気エネルギを励起ランプ側に放電させ、そ
の放電電流(ランプ電流)によって励起ランプを点灯さ
せるようにしている。また、該スイッチング・トランジ
スタをたとえばパルス幅制御により高周波スイッチング
することで、励起ランプに供給されるランプ電圧または
電流を任意の波形に制御することも行われている。
【0003】従来のこの種レーザ装置では、コンデンサ
・バンクに対してスイッチング・トランジスタが励起ラ
ンプと直列に接続されている。そして、スイッチング・
トランジスタと励起ランプとの間にチョーク・コイルが
直列に接続されるとともに、励起ランプと並列に平滑用
コンデンサが接続され、さらに該コイルおよびコンデン
サからなる直列回路と並列にフライホイール・ダイオー
ドが接続されている。これらのスイッチング・トランジ
スタ、チョーク・コイル,コンデンサおよびフライホイ
ール・ダイオードは降圧回路を形成しており、ランプ電
圧は常にコンデンサ・バンク電圧よりも低い関係にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
レーザ装置において、たとえばパルス幅制御によりラン
プ電圧または電流の波形制御(ひいてはレーザ出力の波
形制御)を行う場合、原理的にはパルス幅すなわちデュ
ーティ比を制御することでランプ電圧をある上限値以下
で任意に変えられるが、コンデンサ・バンク電圧が放電
によってある値よりも低くなると、ランプ電圧の上限値
そのものが低下し、所望の波形制御ができなくなるとい
う問題があった。励起ランプをパルス点灯してパルスレ
ーザ光を発生させる場合にも、上記と同様の原因により
ランプ電圧のピーク値が低下し、所望のレーザ出力が得
られなくなることがあった。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、コンデンサの電圧が放電によって下がっても所
望のランプ電圧で励起ランプを駆動するようにしたレー
ザ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のレーザ装置は、コンデンサに蓄積
した電気エネルギを放電して励起ランプを点灯させ前記
励起ランプより発せられる光エネルギによってレーザ媒
体を励起するようにしたレーザ装置において、前記コン
デンサと前記励起ランプとの間に接続された昇圧回路を
具備する構成とした。
【0007】本発明の第2のレーザ装置は、コンデンサ
に蓄積した電気エネルギを放電して励起ランプを点灯さ
せ前記励起ランプより発せられる光エネルギによってレ
ーザ媒体を励起するようにしたレーザ装置において、前
記コンデンサと前記励起ランプとの間に接続された降圧
回路を含む第1のランプ駆動回路と、前記コンデンサと
前記励起ランプとの間に接続された昇圧回路を含む第2
のランプ駆動回路と、前記励起ランプに対して前記第1
のランプ駆動回路および前記第2のランプ駆動回路の動
作を制御する制御手段とを具備する構成とした。
【0008】本発明の第3のレーザ装置は、上記第2の
レーザ装置において、前記コンデンサの電圧を検出する
コンデンサ電圧検出手段と、前記コンデンサ電圧検出手
段からの電圧検出信号に基づいて前記第2のランプ駆動
回路を動作可能状態にするスイッチ手段とを具備する構
成とした。
【0009】本発明の第4のレーザ装置は、上記第2ま
たは第3のレーザ装置において、前記第1および第2の
ランプ駆動回路にそれぞれ第1および第2のスイッチン
グ素子が設けられ、前記制御手段は前記第1および第2
のスイッチング素子をスイッチング制御する構成とし
た。
【0010】
【作用】本発明のレーザ装置では、コンデンサからの放
電エネルギを昇圧回路を介して励起ランプに供給する。
この昇圧回路の昇圧作用により、コンデンサ電圧よりも
高い電圧で励起ランプを駆動することができる。降圧回
路からなる第1のランプ駆動回路と昇圧回路からなる第
2のランプ駆動回路とを併設した場合は、両ランプ駆動
回路を選択的または並列的に動作させることにより、比
較的低いランプ電圧と比較的高いランプ電圧を任意に組
み合わせて所望のランプ電圧波形を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例によるYAGレ
ーザ加工装置の主要な構成を示す。このYAGレーザ加
工装置では、励起ランプ10と平行にYAGロッド12
が配置され、励起ランプ10が点灯すると、その光エネ
ルギによってYAGロッド12がレーザ発振し、YAG
ロッド12の両端面より出射した光が一対の共振ミラー
14,16の間で反射を繰り返して増幅されたのち出力
ミラー14よりレーザ光LBとして外部へ出力される。
このレーザ光LBは、光学レンズを通ってワーク(被加
工物)に直接照射されるか、あるいは入射ユニット(図
示せず)で光ファイバ(図示せず)に入れられ、光ファ
イバの中を通って出射ユニット(図示せず)へ送られ、
出射ユニットからワークの溶接ポイントに向けて照射さ
れる。
【0013】本YAGレーザ加工装置の電源部には、励
起ランプ10に電力を供給するためのコンデンサ(以
下、コンデンサ・バンクと称する。)20が設けられて
いる。このコンデンサ・バンク20は、1つのコンデン
サまたは互いに並列接続された2つ以上のコンデンサか
らなり、充電回路18により充電される。充電回路18
は、三相入力端子(U,V,W)からの商用三相交流電
圧を内蔵の三相整流器(図示せず)により直流に変換
し、変換した直流を内蔵の充電制御用スイッチング・ト
ランジスタ(図示せず)を介して出力することで、コン
デンサ・バンク20を設定電圧まで充電する。
【0014】コンデンサ・バンク20の電圧VC は、コ
ンデンサ電圧検出回路22によって検出される。制御部
24は、電圧検出回路22からの電圧検出信号[SC ]
を通してコンデンサ・バンク電圧VC を監視し、たとえ
ばコンデンサ・バンク20を充電する際には電圧検出信
号[SC ]が設定値に一致するまで充電回路18の充電
制御用スイッチング・トランジスタをスイッチング制御
する。
【0015】コンデンサ・バンク20と励起ランプ10
との間には、降圧回路からなる第1のランプ駆動回路3
0と昇圧回路からなる第2のランプ駆動回路50とが並
列に設けられている。
【0016】第1のランプ駆動回路30は、スイッチン
グ・トランジスタたとえばIGBT(アイソレート・ケ゛ート・ハ゛イホ
゜ーラ・トランシ゛スタ)32、チョーク・コイル34、平滑用また
は出力コンデンサ36、フライホイール・ダイオード3
8および逆流防止用ダイオード40から構成されてい
る。
【0017】コンデンサ・バンク20に対して励起ラン
プ10と直列にIGBT32、コイル34およびダイオ
ード40が接続され、励起ランプ10に対してコンデン
サ36がダイオード40を介して並列に接続され、コイ
ル34およびコンデンサ36からなる直列回路に対して
ダイオード38が並列に接続されている。IGBT32
の制御端子には、制御部24よりスイッチング制御信号
たとえば高周波のパルス幅制御信号C1 がドライブ回路
42を介して与えられる。
【0018】かかる第1のランプ駆動回路30におい
て、IGBT32がオンすると、このIGBT32を介
してコンデンサ・バンク20が励起ランプ10側に放電
し、ランプ電流が流れる。IGBT32がオフになる
と、コンデンサ・バンク20の放電およびランプ電流は
止まり、チョーク・コイル34に蓄積されていた電磁エ
ネルギが環流回路(34,36,38)内で電流となっ
て放出される。
【0019】パルス幅制御の場合は、1サイクルにおけ
るオン・オフ時間の割合(デューティ比)を変えること
で、このランプ駆動回路30の出力電圧つまりランプ電
圧VL を可変制御することができる。もっとも、ランプ
駆動回路30の出力電圧は常にコンデンサ・バンク20
の電圧VC よりも低く、ランプ電圧VL の可変範囲には
VC よりも低い上限がある。
【0020】第2のランプ駆動回路50は、チョーク・
コイル52、スイッチング・トランジスタたとえばIG
BT54、平滑用または出力コンデンサ56、逆流防止
用ダイオード58,60から構成されている。
【0021】コンデンサ・バンク20に対して励起ラン
プ10と直列にコイル52および両ダイオード58,6
0が接続され、励起ランプ10に対してコンデンサ56
がダイオード60を介して並列に接続され、ダイオード
58およびコンデンサ56からなる直列回路に対してI
GBT54が並列に接続されている。IGBT54の制
御端子には、制御部24よりスイッチング制御信号たと
えば高周波のパルス幅制御信号C2 がドライブ回路62
を介して与えられる。
【0022】コンデンサ・バンク20とチョーク・コイ
ル52との間にはスイッチたとえばトランジスタ・スイ
ッチ70が接続されている。このトランジスタ・スイッ
チ70がオフになっている間、第2のランプ駆動回路5
0はコンデンサ・バンク20から電気的に遮断され、動
作不能状態に置かれる。トランジスタ・スイッチ70が
オン状態になると、第2のランプ駆動回路50はコンデ
ンサ・バンク20に接続され、動作可能状態になる。
【0023】トランジスタ・スイッチ70は、制御部2
4からの切換信号CWによりドライブ回路72を介して
開閉(オン・オフ)制御される。制御部24は、第1の
ランプ駆動回路30を動作させるときはトランジスタ・
スイッチ70を閉成(オフ状態)にし、第2のランプ駆
動回路50を動作させるときはトランジスタ・スイッチ
70を閉成(オン状態)にする。
【0024】トランジスタ・スイッチ70が閉じている
(オン状態)のとき、第2のランプ駆動回路50の動作
は次のようになる。IGBT54がオンしている間は、
このIGBT54とチョーク・コイル52とでコンデン
サ・バンク放電回路が形成され、コンデンサ・バンク2
0からの放電電流はこの放電回路に流れ、励起ランプ1
0側へは流れない。IGBT54がオフになると、コン
デンサ・バンク20からの放電電流が励起ランプ10側
へ流れると同時に、チョーク・コイル52に蓄積されて
いた電磁エネルギが励起ランプ10側へ放出される。こ
れにより、コンデンサ・バンク20の電圧VC よりもチ
ョーク・コイル52の逆起電力分だけ高い電圧がランプ
電圧VL として励起ランプ10に供給される。
【0025】パルス幅制御の場合は、1サイクルにおけ
るIGBT54のオン・オフ時間の割合(デューティ
比)を変えることで、ランプ駆動回路50の出力電圧つ
まりランプ電圧VL を可変制御することができる。しか
も、ランプ電圧VL の可変範囲の上限値をコンデンサ・
バンク20の電圧VC よりも高くすることができる。
【0026】制御部24は、たとえばマイクロコンピュ
ータからなり、設定値入力部80より入力された各種設
定値にしたがって装置内の各部、特に充電回路18、第
1および第2のランプ駆動回路30,50の動作を制御
する。
【0027】励起ランプ10に印加される電圧(ランプ
電圧VL )はランプ電圧検出回路82によって検出さ
れ、ランプ電圧検出信号SL が制御部24にフィードバ
ックされる。制御部24は、レーザ光LBを発振出力す
る際には、ランプ電圧検出信号SL をモニタし、ランプ
電圧VL が設定値または設定波形に一致または倣うよう
に、第1または第2のランプ駆動回路30,50のスイ
ッチング・トランジスタ32,54をスイッチング制御
する。
【0028】次に、図2につき本実施例におけるYAG
レーザ加工装置の作用を説明する。
【0029】図2は、ランプ電圧VL をほぼ矩形の波形
に制御する例である。時点tS で励起ランプ10の駆動
を開始するとすると、この開始時点tS からコンデンサ
・バンク20は放電し、コンデンサ・バンク電圧VC は
指数関数的に下がる。
【0030】ランプ駆動時間(ts 〜te )の開始から
終了まで第1のランプ駆動回路30だけで励起ランプ1
0を駆動した場合、コンデンサ・バンク電圧VC が降圧
回路の電圧制御上限値EF よりも高いうちはパルス幅制
御によりランプ電圧VL を所望の値EH に制御すること
ができる。しかし、コンデンサ・バンク電圧VC が降圧
回路の電圧制御上限値EF を割ると、その時点ta から
ランプ電圧VL がコンデンサ・バンク電圧VC の低下の
影響を受け、鎖線DLで示すように波形が欠けて(落ち
込んで)しまう。
【0031】本YAGレーザ加工装置では、第1のラン
プ駆動回路30と第2のランプ駆動回路50を併設する
ことで、上記の不具合を解決することができる。すなわ
ち、本レーザ加工装置における制御部24は、駆動開始
時間ts ではトランジスタ・スイッチ70をオフにして
おいて(コンデンサ・バンク20に対して第2のランプ
駆動回路50を遮断しておいて)、パルス幅制御信号C
1 によりスイッチング・トランジスタ32をスイッチン
グ制御し、第1のランプ駆動回路30を動作させる。他
方で、制御部24は、コンデンサ電圧検出回路22を通
じてコンデンサ・バンク20の電圧VC を監視する。
【0032】そして、コンデンサ・バンク電圧VC が該
しきい値EF に達した時点またはその前後で、制御部2
4は、トランジスタ・スイッチ70をオンにして(第2
のランプ駆動回路50を動作可能状態にして)、スイッ
チング・トランジスタ54にパルス幅制御信号C2 を供
給する。
【0033】これにより、時点ta から終了時点te ま
での期間に第2のランプ駆動回路50が励起ランプ10
を駆動する。上記したように昇圧回路からなる第2のラ
ンプ駆動回路50は、コンデンサ・バンク電圧VC より
も高い電圧を出力することができるため、コンデンサ・
バンク電圧VC の低下を補償し、パルス幅制御によりラ
ンプ電圧VL を所望の値EH に維持することができる。
【0034】なお、第1のランプ駆動回路30は、第2
のランプ駆動回路50の動作開始と同時に、あるいは所
定時間経過後または所定時間前に動作状態から非動作状
態に切り換えられてよい。
【0035】また、充電回路18は、ランプ駆動中も動
作し、直流電源電圧をコンデンサ・バンク20ないしラ
ンプ駆動回路30,50側に供給するようにしてよい。
【0036】このように、本実施例のYAGレーザ加工
装置では、降圧回路からなる第1のランプ駆動回路30
と昇圧回路からなる第2のランプ駆動回路50を併用す
ることにより、ランプ電圧の波形制御機能を拡張するこ
とができ、図2のような矩形波形に限らず、任意の波形
制御が可能であり、たとえば図3に示すように台形波形
の中間部を持ち上げることも可能である。
【0037】図3に示す例の場合、中間の区間tp 〜t
q を第2のランプ駆動回路50に切り換え、前後の区間
ts 〜tp ,tq 〜te を第1のランプ駆動回路30に
切り換えるようにしてよい。本YAGレーザ加工装置を
レーザ溶接に用いた場合、このようなランプ電圧波形を
得ることにより、溶接開始からしばらくの間(ts 〜t
p )は程々のレーザ出力でワーク(被溶接部)を加熱
(予熱)し、中間区間(tp 〜tq )では非常に高いレ
ーザ出力でワークを溶融し、それから溶接終了までの間
(tq 〜te )は適度のレーザ出力でワークのナゲット
を程よく成長させることができ、深溶け込みの溶接を行
う場合に好適である。
【0038】本YAGレーザ加工装置は、パルス幅制御
による連続発振のレーザ光だけでなく、繰り返しパルス
レーザ光を生成することも可能である。その場合にも、
パルス毎に、あるいは各パルスの中で、第1および第2
のランプ駆動回路30,50の各動作を任意のシーケン
スで制御することにより、ランプ電圧VL を任意に可変
調整することができる。
【0039】なお、降圧回路からなる第1のランプ駆動
回路30を省き、昇圧回路からなる第2のランプ駆動回
路50だけで励起ランプ10を駆動するようにしてもよ
い。あるいは、第1および第2のランプ駆動回路30,
50からなる複合駆動回路を複数組併設してもよい。
【0040】本発明は、上記実施例のようなYAGレー
ザ加工装置に限らず、励起ランプでレーザ媒体を励起す
る方式の種々のレーザ装置に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ装
置によれば、コンデンサからの放電エネルギを昇圧回路
を介して励起ランプに供給するようにしたので、昇圧回
路の昇圧作用によりコンデンサ電圧よりも高い電圧で励
起ランプを駆動することが可能であり、コンデンサ電圧
が低下しても所望のランプ電圧で励起ランプを駆動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるYAGレーザ加工装置
の主要な構成を示す図である。
【図2】実施例のYAGレーザ加工装置の作用を説明す
るための図である。
【図3】実施例のYAGレーザ加工装置で得られるラン
プ電圧波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 励起ランプ 12 YAGロッド 18 充電回路 20 コンデンサ・バンク 22 コンデンサ電圧検出回路 24 制御部 30 第1のランプ駆動回路 32 スイッチング・トランジスタ 50 第2のランプ駆動回路 54 スイッチング・トランジスタ 70 トランジスタ・スイッチ 82 ランプ電圧検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサに蓄積した電気エネルギを放
    電して励起ランプを点灯させ前記励起ランプより発せら
    れる光エネルギによってレーザ媒体を励起するようにし
    たレーザ装置において、 前記コンデンサと前記励起ランプとの間に接続された昇
    圧回路を具備することを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 コンデンサに蓄積した電気エネルギを放
    電して励起ランプを点灯させ前記励起ランプより発せら
    れる光エネルギによってレーザ媒体を励起するようにし
    たレーザ装置において、 前記コンデンサと前記励起ランプとの間に接続された降
    圧回路を含む第1のランプ駆動回路と、 前記コンデンサと前記励起ランプとの間に接続された昇
    圧回路を含む第2のランプ駆動回路と、 前記励起ランプに対して前記第1のランプ駆動回路およ
    び前記第2のランプ駆動回路の動作を制御する制御手段
    と、を具備することを特徴とするレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサの電圧を検出するコンデ
    ンサ電圧検出手段と、前記コンデンサ電圧検出手段から
    の電圧検出信号に基づいて前記第2のランプ駆動回路を
    動作可能状態にするためのスイッチ手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項2の記載のレーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のランプ駆動回路に
    それぞれ第1および第2のスイッチング素子が設けら
    れ、前記制御手段は前記第1および第2のスイッチング
    素子をスイッチング制御することを特徴とする請求項2
    または3項に記載のレーザ装置。
JP10294295A 1995-04-04 1995-04-04 レーザ装置 Pending JPH08279640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106145A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Syspotek Corp 電圧変換回路を具備する電源供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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