JPH08279216A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH08279216A
JPH08279216A JP7080423A JP8042395A JPH08279216A JP H08279216 A JPH08279216 A JP H08279216A JP 7080423 A JP7080423 A JP 7080423A JP 8042395 A JP8042395 A JP 8042395A JP H08279216 A JPH08279216 A JP H08279216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
guide
recording
tape guide
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP7080423A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamada
和弘 山田
Shinya Tsubota
伸也 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7080423A priority Critical patent/JPH08279216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジを持たないテープガイドを用いても
テープの安定走行を可能とし、以って、高価な部品を用
いなくても従来並の性能を得られる磁気記録再生装置を
提供すること。 【構成】 テープ1を駆動するピンチローラ16の上流
(記録及び通常再生時における上流)に、テープをガイ
ドするテープ幅方向の規制を持たない第1のテープガイ
ド14と、ピンチローラの下流(記録及び通常再生時に
おける下流)に、テープの幅方向に対して偏寄力を付与
するために、装置のメイン基板の鉛直線に対して約1°
の傾斜を持った第2のテープガイド17とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR(ビデオテープ
レコーダ)やDAT(デジタルオーディオテープレコー
ダ)等のように、カセット内の磁気テープ(以下、テー
プと称す)を引き出して磁気ヘッドを搭載したシリンダ
に巻き付けて記録再生を行う記録再生装置に係り、特
に、テープ走行路に張架しているテープに対して、テー
プの幅方向に偏寄力を付与するガイド手段をもつ磁気記
録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRやDAT等のテープを記録媒体と
した磁気記録再生装置では、テープを駆動するピンチロ
ーラの上流及び下流に、フランジを有したテープガイド
をそれぞれ配置している。何となれば、フランジを持た
ないテープガイドでは、テープの幅方向の走行位置規制
が無く、テープ走行は幅方向位置の変動を生じやすく不
安定であり、このため通常は、フランジを有したテープ
ガイドによって走行中のテープの幅方向の位置を規制す
る必要があるからである。
【0003】したがって、従来のこの種の磁気記録再生
装置においては、例えば特開昭64−27068号公報
に記載のように、テープガイドの上部または下部にフラ
ンジを設け、このフランジでテープの上端位置、または
下端位置を規制する手法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
磁気記録再生装置のテープガイドによるテープ走行の安
定化には有効である。しかしながら、フランジを有した
テープガイドは、フランジを持たないテープガイドに比
べ製作工程を多く有し、コストダウンを図る上での障害
となっていた。
【0005】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、上記した従来技術のもつ問題点を解消することに
あり、その目的とするところは、フランジを持たないテ
ープガイドを用いてもテープの安定走行を可能とし、以
って、高価な部品を用いなくても従来並の性能を得られ
る磁気記録再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気記録再
生装置は、上記目的を達成するために、テープを駆動す
るピンチローラの上流(記録及び通常再生時における上
流)に、テープをガイドするテープ幅方向の規制を持た
ない第1のテープガイドと、ピンチローラの下流(記録
及び通常再生時における下流)に、テープの幅方向に対
して偏寄力を付与する傾斜を持った第2のテープガイド
とを設ける。
【0007】
【作用】上記した構成により、例えば逆転再生時には、
テープは、傾斜を持った第2のテープガイドによってメ
イン基板に近づく方向の付勢力が与えられて、第2のテ
ープガイドの下部に設けられたフランジ部により位置規
制され、これによって、テープを安定して走行させるこ
とが出来る。したがって、テープの上下動のあばれが少
ないことから、第1のテープガイドはテープの幅方向の
規制を持たなくても、テープの安定走行が可能となる。
【0008】よって、フランジによる矯正量を少なくし
得て、第1のテープガイドとして高価なフランジ部を有
する部品を用いる必要が無く、また、第2のテープガイ
ドも、その下部にのみフランジをもつ比較的単純な形状
となし得るので、安価な部品とすることが出来て、コス
トダウンに多いに貢献する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示した実施例によっ
て説明する。まず、磁気記録再生装置のテープ走行系に
ついて説明する。図3は、本発明の1実施例に係る磁気
記録再生装置のテープ走行系を示す平面図である。図3
において、1はテープ、2はカセット、3は供給側リー
ル、4はテンションピン、5,6は入り側テープガイ
ド、7は消去ヘッド、8は入り側ガイドローラ、9は入
り側傾斜ガイド、10は磁気ヘッドを搭載したシリン
ダ、11は出側傾斜ガイド、12は出側ガイドローラ、
13は音声ヘッド、14は出側テープガイド、15はキ
ャプスタン、16はピンチローラ、17はテープ引出し
テープガイド、18は巻取り側リール、19はメイン基
板(シャシー)である。
【0010】図2は、従来のテープガイドを用いた入り
側ガイドローラ8以降の巻取り側走行系を示す概略説明
図である。テープ1を駆動するピンチローラ16の下流
(記録及び通常再生時における下流)に、テープ走行の
安定化に有効な下部と上部にフランジ17a’,17
b’を持ったテープ引出しテープガイド17’があり、
また、ピンチローラ16の上流(記録及び通常再生時に
おける上流)に、同じく下部と上部にフランジ14
a’,14b’を持った出側テープガイド14’があ
る。これら上,下部にフランジを設けたテープガイド1
4’,17’によって、テープ1は幅方向に上下動せず
に、安定して走行するようになっている。
【0011】図1は、本実施例のテープガイドを用いた
入り側ガイドローラ8以降の巻取り側走行系を示す概略
説明図である。テープ1を駆動するピンチローラ16の
上流(記録及び通常再生時における上流)には、テープ
1をガイドするテープ幅方向の規制を持たない(上,下
部にフランジを持たない)出側テープガイド14が設け
られ、ピンチローラ16の下流(記録及び通常再生時に
おける下流)には、その下部にのみフランジ17aを持
つテープ引出しテープガイド17が設けられている。
【0012】上記のテープ引出しテープガイド17は、
図4,図6に示すように、テープ1の幅方向、すなわち
メイン基板19の鉛直方向に対して偏寄力を付与するよ
うに、テープ巻付き角の2等分方向に約1°の傾斜を持
っており、これによって、テープ1にメイン基板19に
近づく方向の偏寄力(テープ1の下端をフランジ17a
に当接させる方向の偏寄力)を与えるようになってい
る。例えば、REVなどの逆転再生時には、テープ1に
付与するバックテンション値は、巻取り側リール台18
で0.39Ncm程度であり、この張力に対しテープ引
出しテープガイド17はテープ1に偏寄力を与える傾斜
を保っている。
【0013】また、正転方向時(記録及び通常再生時)
の巻取りトルクは、巻取り側リール台18で0.98N
cm前後と大きく、テープ引出しテープガイド17は、
図5に示すようにテンションにより弾性変形して、テー
プ1に偏寄力を付与するほどの傾斜より鉛直方向に垂直
に直立するため、テープ1は偏寄力を受けず、フランジ
17aに接すること無く巻取られ、高テープテンション
時にフランジによって不必要な規制を受けることがない
ので、テープダメージは無い。
【0014】逆転再生時には、図4に示すように、テー
プ1は前記した偏寄力により一方向に寄せられる。テー
プ引出しテープガイド17には、テープ1が偏寄力によ
り寄せられる方向にフランジ17aが設けてあるので、
偏寄力により動いてきたテープ1の幅方向位置の規制が
なされ、テープ1を安定に走行させる。これにより、ピ
ンチローラ16を中心としてテープ引出しテープガイド
17とは他方側にある出側テープガイド14では、テー
プ1の上下動のあばれが少なくなり、テープ1の幅方向
の規制を持たなくても、テープ1の安定走行が可能とな
る。
【0015】以上のように、フランジによる矯正量を少
なくし得て、出側テープガイド14として高価なフラン
ジ部を有する部品を用いる必要が無くなり、また、テー
プ引出しテープガイド17も、その下部にのみフランジ
17aをもつ比較的単純な形状となし得るので、安価な
部品とすることが出来て、コストダウンに多いに貢献す
る。すなわち、高価な部品を用いなくても従来並の性能
を得ることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】叙上のように本発明によれば、フランジ
を持たないテープガイドを用いてもテープの安定走行を
可能とでき、以って、高価な部品を用いなくても従来並
の性能を得られる磁気記録再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る磁気記録再生装置にお
ける、巻取側走行系の概要を示す説明図である。
【図2】従来の磁気記録再生装置における、巻取側走行
系の概要を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例に係る磁気記録再生装置のテ
ープ走行系を示す平面図である。
【図4】本発明の1実施例に係る磁気記録再生装置にお
ける、逆転再生時のテープ引出しテープガイドと磁気テ
ープとの関係を示す側面から見た説明図である。
【図5】本発明の1実施例に係る磁気記録再生装置にお
ける、正転再生時のテープ引出しテープガイドと磁気テ
ープとの関係を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施例に係る磁気記録再生装置にお
ける、逆転再生時のテープ引出しテープガイドと磁気テ
ープとを示す上面から見た説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ(テープ) 2 カセット 3 供給側リール 4 テンションピン 5 入り側テープガイド 6 入り側テープガイド 7 消去ヘッド 8 入り側ガイドローラ 9 入り側傾斜ガイド 10 シリンダ 11 出側傾斜ガイド 12 出側ガイドローラ 13 音声ヘッド 14 出側テープガイド 15 キャプスタン 16 ピンチローラ 17 テープ引出しテープガイド 17a テープ引出しテープガイドのフランジ 18 巻取側リール 19 メイン基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット内の磁気テープを引き出して、
    磁気ヘッドを搭載したシリンダに巻き付けて記録再生を
    行う記録再生装置において、 テープを駆動するピンチローラの上流(記録及び通常再
    生時における上流)に、テープをガイドするテープ幅方
    向の規制を持たない第1のテープガイドと、上記ピンチ
    ローラの下流(記録及び通常再生時における下流)に、
    テープの幅方向に対して偏寄力を付与するために、装置
    のメイン基板の鉛直線に対して約1°の傾斜を持った第
    2のテープガイドとを設けたことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 上記第2のテープガイドは、逆転再生時に、上記メイン
    基板に対して近づく方向にテープの偏寄力を発生させる
    ように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP7080423A 1995-04-05 1995-04-05 磁気記録再生装置 Pending JPH08279216A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7080423A JPH08279216A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 磁気記録再生装置

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JP7080423A JPH08279216A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 磁気記録再生装置

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JPH08279216A true JPH08279216A (ja) 1996-10-22

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ID=13717886

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JP7080423A Pending JPH08279216A (ja) 1995-04-05 1995-04-05 磁気記録再生装置

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