JPH08277933A - 移動農機の油圧無段変速装置 - Google Patents
移動農機の油圧無段変速装置Info
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- JPH08277933A JPH08277933A JP8108795A JP8108795A JPH08277933A JP H08277933 A JPH08277933 A JP H08277933A JP 8108795 A JP8108795 A JP 8108795A JP 8108795 A JP8108795 A JP 8108795A JP H08277933 A JPH08277933 A JP H08277933A
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Abstract
荷によるHST回路内の高圧発生を防止する。 【構成】 HSTレバー4の操作によってHST回路1
のHSTポンプPによるHSTモータMを無段変速して
走行駆動する移動農機において、このHST回路1に
は、該HSTレバー4の中立域操作ではタンクポートT
への排油を閉止し変速域操作ではHSTモータMの回転
しないことによりタンクポートTへの排油可能に開きう
る安全バルブ3を設けて油圧無段変速装置の構成。
Description
変速装置に関し、油圧無段変速装置(HST)を用いて
走行伝動する田植機やコンバイン、更にはトラクタ等に
利用しうる。
無段変速装置であるHST回路を用いた走行伝動装置に
あっては、過負荷状態では、HSTレバー操作でHST
ポンプを駆動してもHSTモータが駆動されないことが
あり、HST回路内に高圧を発生して、故障や油温上昇
等を起し易い。
ー4の操作によってHST回路1のHSTポンプPによ
るHSTモータMを無段変速して走行駆動する移動農機
において、このHST回路1には、該HSTレバー4の
中立域操作ではタンクポートTへの排油を閉止し変速域
操作ではHSTモータMの回転しないことによりタンク
ポートTへの排油可能に開きうる安全バルブ3を設けて
油圧無段変速装置の構成とする。
ンプPの駆動のもとにHTレバー4が中立域にあるとき
は、安全バルブ3が閉鎖されて、HST回路1の油圧を
タンクポートTへ逃さない。又、このHSTレバー4の
中立域を越えた変速域操作では、HSTモータMが駆動
されて走行伝動が行われ、かつ無段変速が行われる。し
かし、このときHSTモータMが過負荷によって回転し
ないときは、安全バルブ3が開くことができ、HST回
路1の上昇油圧をタンクポートTへ逃すことができる。
は、HSTモータMの過負荷による停止によって開かれ
て、HST回路1内の上昇高油圧をタンクポートTへ逃
すものであるから、HSTポンプPやHSTモータM等
の焼付きや、故障等を少くし、油温の上昇も防止でき、
安全な駆動伝動を行うことができる。
って油圧無段変速装置であるHST回路1のHSTポン
プPによるHSTモータMを無段変速して走行駆動する
移動農機において、該HSTモータMで駆動される油圧
ポンプP1と、この油圧ポンプP1の駆動によるパイロ
ット圧回路2と、該HST回路1の高圧側をタンクポー
トTへ切替自在のアンロードバルブからなる安全バルブ
3とを有して、該油圧ポンプP1の駆動によるパイロツ
ト圧回路2のパイロット圧によって安全バルブ3を閉鎖
する構成とする。
作されると、HSTモータMが駆動されて、走行伝動が
行われる。又、このHSTレバー4の操作角度を大きく
すると、これに応じてHSTポンプPによるHST回路
1におけるオイル循環量を増して、HSTモータMの駆
動を高めて無段に増速できる。このときHSTモータM
の駆動によって油圧ポンプP1が駆動されてパイロット
圧回路2にパイロット油圧を起し、このパイロット圧に
よって安全バルブ3が閉鎖位置に維持されて、HST回
路1における油圧を逃さないように保つものである。
4を中立位置域外の角度に操作してもHSTモータMが
回転しないときは、HST回路1内の油圧力は高くなる
が、油圧ポンプP1が駆動されないため、パイロット圧
回路2の油圧力が上昇されず安全バルブ3が開かれて、
HST回路1内の上昇油圧をこの安全バルブ3を通して
タンクポートTへ逃して、このHST回路1内の過度の
油圧上昇を防止する。
段変速装置(HST)は、可変容量形のHSTポンプP
と固定容量形のHSTモータMとをHST回路1に有
し、このHSTポンプPの入力軸からをエンジン側から
駆動することによって、HST回路1の油圧により出力
軸側のHSTモータMを連動することができる。このH
STポンプPは、HSTレバー4の操作によって中立域
から正方向へ回動することにより斜板角によってHST
モータMの回転が正方向へ順次増速され、又中立域へ戻
すことにより順次減速される。又、中立域から逆方向へ
回動することにより、同様に逆方向への回転が順次増、
減速される。従って、この正方向回転を前進走行とし逆
方向回転を後進走行として、移動農機の走行伝動装置に
組込む。
よって、低圧リリーフバルブ5のもとに油量補給が行わ
れる。6は高圧リリーフバルブで、HST回路1の高圧
側の油圧が過度に高くなると低圧側へ逃すものである。
HST回路1の高圧側と低圧側との間に亘って連結する
回路7にチェックバルブ8を設け、このチェックバルブ
室からタンクポートTに亘る回路9に、安全バルブ3を
ばね10により開通側へ弾発させると共に、HSTレバ
ー4でも開閉牽制しうる構成としている。HSTレバー
4の中立位置の角度Nに一定の角度αを加えた中立域操
作(N+α)内では、安全バルブ3からタンクポートT
へ流出しない位置、即ち安全バルブ3の閉鎖位置で固定
する構成とし、HSTレバー4をこのN+α以上の角度
に操作したときは、ばね10の圧力で開きうるような関
係に連動14構成している。
は、小形の低圧用油圧ポンプP1を駆動できるように設
け、このHSTモータMが回転すると、油圧ポンプP1
からのパイロット圧が、パイロット圧回路2を経て安全
バルブ3をばね10に抗して押して閉鎖し、HST回路
1の油圧を回路9を経てタンクポートTへ逃さない状態
とする。しかし、HSTレバー4をN+α以上の角度に
傾斜操作しても、HSTモータMが回転しないときは、
油圧ポンプP1は駆動されないためパイロット圧回路2
におけるパイロット圧も立たない。このため安全バルブ
3はばね10に押されてタンクポートTへ開通する状態
となり、HST回路1はアンロードし、HSTポンプP
やHSTモータM等に過負可を与え続けることがない。
12は油圧ポンプP1の回路13を低圧に維持する低圧
リリーブバルブである。
モータMの出力軸11に回転センサ15を設け、前記H
STレバー4が中立域(N+α)以上の操作角でリミッ
トスイッチ16がONするように設けられ、このリミッ
トスイッチ16のONで安全バルブ3が電磁的に開きう
る状態となり、このHSTレバー4を更に大きく操作し
てもHSTモータMが回転しないときは安全バルブ3が
ONとなって開かれて、HST回路1の上昇油圧をタン
クポートTへ逃す構成としたものである。
T)を田植機に利用した場合を示すが、車体17はステ
アリングハンドル18によって操向自在の前車輪19
と、後車輪20を有して、操縦席21下に搭載のエンジ
ンEによって伝動して走行する四輪駆動走行形態として
いる。車体17の後方には、油圧シリンダ22の伸縮に
よって上下動される連結リンク23を介して、苗タンク
24、苗植付装置25、及び整地フロート26等からな
る田植装置27を連結して、田植作業を行うことができ
る。28は操縦席21の後側に搭載した施肥機で、前記
田植機27の整地部に設けられた施肥ノズル29へ繰出
して施肥させる。30は車体17前部上に設ける補助苗
載枠である。
0への走行連動は、前記油圧無段変速装置HSTの入力
軸32がベルト31伝動されて、主変速装置を構成す
る。この油圧無段変速装置HSTは、前記のような構成
であるが、出力軸11からベルト33伝動でミッション
ケース34の入力軸35へ連動する。このミッションケ
ース34内には、副変速装置を有して前記前車輪19や
後車輪20へ伝動しうる。又、動力取出軸36を伝動し
て、前記田植装置27へ連動する。37は油圧ポンプ
で、ポンプ軸41が前記入力軸32からベルト38伝動
され、前記油圧シリンダ22やブーストポンプP2が一
体として組込まれていてポンプ軸41によって駆動され
る。39は後車輪20への伝動軸、40は前車輪19操
向用のタイロッドである。
前記田植装置27を昇降する単動形態の油圧シリンダ2
2の上下作動を、スプール形態のソレノイドバルブ42
で切替制御し、このソレノイドバルブ42の下げエリア
に連通のタンクポートT側回路43には、下げ速度を調
整しうる可変絞り44を設け、ソレノイドバルブ42の
閉じ方向の速度を速くしたものである。ソレノイドバル
ブ42を下げ位置Dへ切替えたとき、該絞り44による
油圧シリンダー22の圧力がスプールソレノイドバルブ
42のエリアA側の端面Bに働き、このバルブ42を閉
じ位置N方向へ押圧して、閉じ位置N方向への速度を早
くする。
は、左右両側のソレノイドaSOL,bSOLによっ
て、前記フロート26による接地センサ、乃至コントロ
ーラからの出力によって作動される。Pはポンプポー
ト、Cはシリンダポート、Uは上げ位置を示す。図7〜
図8において、上例と異なる点は、シーケンスバルブ4
5を用いて、前記田植装置27を昇降する油圧シリンダ
22と、左右の後車輪20を上下動させて車体17を昇
降する車高シリンダ46との同時作動を可能とする構成
としたものである。
48に対して車軸アーム47で上下回動自在にして、各
車軸アーム47と車体17との間に介装する油圧シリン
ダからなる車高シリンダ46の伸縮によって、左右の後
車輪20を昇降させて車体17の高さや、左右の傾斜等
を制御しうる。操縦席21の後部には、コントローラ4
9が設けられると共に、車体17の前後方向の傾斜角を
検出する前後水平センサ50、及び左右方向の傾斜角を
検出する左右水平センサ51等を設け、これらの傾斜角
の検出により、コントローラ49からの出力によって左
右の車高シリンダ46を伸縮させて、車体17を前後水
平状、及び左右水平状の姿勢に維持するように制御しう
る。
れるソレノイドバルブ42は、前記田植装置27のフロ
ート26センサの上下揺動によって中立位置から上げ位
置又は下げ位置へ切替えられるように連動され、田植に
よる土壌面の深さの変化によって連結リンク23を昇降
させて、苗植付装置25による苗植付深さがほゞ一定を
維持するよう深さ制御される。53は手動操作レバーで
ある。
レノイドバルブ55を有して、左右の車高シリンダ46
への油圧を切替えることができ、パイロット圧回路57
を有する。シーケンスバルブ45は、スプール56を有
して、ばね58で一側端のエリアC側へ押圧させ、この
ばね58を有した側のエリアFに該パイロット圧回路5
7のパイロットポートGを連通させている。Pはポンプ
ポート、Aポートは油圧シリンダ22の回路52を連通
させ、Bポートは車高シリンダ46の回路54を連通さ
せる。Dはノッチ、Rはオリフィスである。Lはスプー
ル56の中心に形成される通路でオリフィスRを介して
Bポートと連通し、エリアCと連通しうる。
バルブ55が中立位置のときは、スプール56のオリフ
ィスRから通路Lを経てエリアCへ働く油圧が上昇し、
これによってスプール56がばね58に抗してエリアF
側へ移動されて、ノッチDが開き、ポンプポートPから
Aポートへ全流量の油が流れる。又、ソレノイドバルブ
55が作動時では、BポートとポンプポートPとの圧力
平衡位置で余剰流量の油をノッチDからAポートへ流
す。このようにして、油圧シリンダ22と車高シリンダ
46との同時作動が可能である。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 HSTレバー4の操作によってHST回
路1のHSTポンプPによるHSTモータMを無段変速
して走行駆動する移動農機において、このHST回路1
には、該HSTレバー4の中立域操作ではタンクポート
Tへの排油を閉止し変速域操作ではHSTモータMの回
転しないことによりタンクポートTへの排油可能に開き
うる安全バルブ3を設けて油圧無段変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108795A JP3726305B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108795A JP3726305B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277933A true JPH08277933A (ja) | 1996-10-22 |
JP3726305B2 JP3726305B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=13736617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8108795A Expired - Fee Related JP3726305B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3726305B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177981A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyota Motor Corp | 駆動装置 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP8108795A patent/JP3726305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007177981A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyota Motor Corp | 駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3726305B2 (ja) | 2005-12-14 |
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