JP2023021667A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧モータを高速状態と低速状態とに切り換える切換動作を行う速度切換部をパイロット作動油の給排状態に応じて操作する作業車において、切換動作に要する時間の変動を抑制する。【解決手段】速度切換部51の操作ポートとパイロット操作弁52とに亘って接続された操作油路53と、操作油路53に接続され、操作油路53のパイロット作動油をタンク23に戻す戻し油路58とが備えられる。パイロット操作弁52が供給位置52aに操作された状態において、速度切換部51により油圧モータ14が高速状態Hに操作される為に必要なパイロット作動油を越える余剰のパイロット作動油が、操作油路53から戻し油路58を介してタンク23に戻されるように、操作油路53からタンク23へのパイロット作動油の流れに抵抗を与える抵抗部59が、戻し油路58に備えられる。【選択図】図4

Description

本発明は、被駆動部を駆動する可変容量型の油圧モータを備えた作業車に関する。
特許文献1には、クローラ型の走行装置(被駆動部)を駆動する油圧モータ11と、油圧モータ11を高速状態と低速状態とに切り換える油圧アクチュエータ13と、油圧アクチュエータ13への作動油の給排状態を切り換えることで油圧アクチュエータ13を操作するパイロット操作型のバルブ装置Vと、バルブ装置Vへのパイロット作動油の給排状態を切り換えることでバルブ装置Vを操作する速度選択弁37とを備えたバックホウが開示されている(上記において、特許文献1に表記された符号を使用している)。
特開2006-214562号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、外気温の変化等によるパイロット作動油の粘度の変化により高速状態と低速状態とを切り換える速度が変動してしまう場合がある。
例えば、速度選択弁37を操作してバルブ装置Vの操作ポートにパイロット作動油が供給されている状態からバルブ装置Vの操作ポートに供給していたパイロット作動油を作動油タンクに排出する状態に切り換える場合、外気温が低温であるためにパイロット作動油の粘度が高くなってパイロット作動油の流動性が低下していると、パイロット作動油の排出が遅れて高速状態と低速状態との切り換えが通常時よりも遅くなってしまう。また、パイロット作動油の粘度が低くなってパイロット作動油の流動性が通常時よりも増大していると、パイロット作動油の排出が速くなって高速状態と低速状態との切り換えが通常時よりも速くなってしまう(上記において、特許文献1に表記された符号を使用している)。
本発明は、油圧モータを高速状態と低速状態とに切り換える切換動作を行う速度切換部をパイロット作動油の給排状態に応じて操作する作業車において、切換動作に要する時間の変動を抑制することを目的としている。
本発明の作業車は、被駆動部を駆動する可変容量型の油圧モータと、前記油圧モータに作動油を供給することにより前記油圧モータを作動させる油圧ポンプと、前記油圧モータを高速状態と低速状態とに切り換える切換動作を行う速度切換部と、前記速度切換部に切換動作を行わせる為のパイロット作動油の前記速度切換部への給排状態を操作するパイロット操作弁と、前記パイロット作動油を貯留するタンクと、前記タンクのパイロット作動油を前記パイロット操作弁に供給する作動油ポンプと、前記速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する操作油路とが備えられ、前記パイロット操作弁は、前記作動油ポンプから供給されるパイロット作動油を、前記操作油路を介して前記速度切換部の操作ポートに供給することにより、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の一方に操作させる供給位置と、前記操作油路のパイロット作動油を前記タンクに排出することにより、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の他方に操作させる排出位置とを有しており、前記操作油路に接続され、前記操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す戻し油路が備えられ、前記パイロット操作弁が前記供給位置に操作された状態において、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の一方に操作させる為に必要なパイロット作動油を越える余剰のパイロット作動油が、前記操作油路から前記戻し油路を介して前記タンクに戻されるように、前記操作油路から前記タンクへのパイロット作動油の流れに抵抗を与える抵抗部が、前記戻し油路に備えられている。
本発明によると、パイロット操作弁が供給位置に操作されることにより、タンクのパイロット作動油が、作動油ポンプからパイロット操作弁(供給位置)及び操作油路を通り、速度切換部の操作ポートに供給され、速度切換部により油圧モータが高速状態(低速状態)に操作される。
また、パイロット操作弁が排出位置に操作されることにより、速度切換部の操作ポートのパイロット作動油が、操作油路及びパイロット操作弁(排出位置)を通るルートと、操作油路及び戻し油路を通るルートとを通って、タンクに効率良く排出され、速度切換部により油圧モータが低速状態(高速状態)に操作される。
前述の構成において、本発明によると、操作油路に接続された戻し油路と、戻し油路に設けられた抵抗部とが備えられている。
パイロット操作弁が供給位置に操作された状態において、速度切換部により油圧モータが高速状態(低速状態)に操作される為に必要なパイロット作動油が、抵抗部により速度切換部の操作ポートに確保されながら、余剰のパイロット作動油が戻し油路からタンクに戻されるのであり、パイロット作動油は、タンク、作動油ポンプ、パイロット操作弁(供給位置)、操作油路及び戻し油路を循環する。
これにより、操作油路のパイロット作動油が循環して入れ換わるので、操作油路のパイロット作動油の温度の変動を抑制し、油圧モータを高速状態と低速状態とに切り換えるために要する時間の変動を抑制できる。
本発明によると、操作油路のパイロット作動油の温度の低下を防止することができるので、パイロト操作弁が供給位置から排出位置に操作された場合、速度切換部の操作ポートのパイロット作動油が、速やかに操作油路及びパイロット操作弁(排出位置)を通って排出され、油圧モータが速度切換部により遅れることなく低速状態(高速状態)に操作される。
本発明において、前記速度切換部は、前記油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える油圧アクチュエータと、前記パイロット操作弁からの前記パイロット作動油の給排状態に応じて前記油圧アクチュエータを操作し、前記油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換えさせるアクチュエータ操作部とを備えていると好適である。
本発明によると、速度切換部に、油圧アクチェータ及びアクチュエータ操作部を備えることにより、速度切換部の小型化を図ることができる。
本発明において、前記抵抗部が、絞り部であると好適である。
本発明によると、絞り部により、速度切換部が高速状態(低速状態)に操作される為に必要なパイロット作動油を速度切換部の操作ポートに確保することができるので、構造の簡素化の面で有利である。
本発明において、前記抵抗部が、上流側に対して下流側に一定流量のパイロット作動油を流す定流量弁であると好適である。
本発明によると、定流量弁により、速度切換部が高速状態(低速状態)に操作される為に必要なパイロット作動油を速度切換部の操作ポートに確保することができるので、構造の簡素化の面で有利である。
本発明において、前記抵抗部が、リリーフ弁であると好適である。
本発明によると、リリーフ弁により、速度切換部が高速状態(低速状態)に操作される為に必要なパイロット作動油を速度切換部の操作ポートに確保することができるので、構造の簡素化の面で有利である。
本発明において、前記作動油ポンプは、パイロット作動油を前記パイロット操作弁に供給し、且つ、前記油圧ポンプと前記油圧モータとを接続する作動油路にパイロット作動油を作動油として供給すると好適である。
本発明によると、作動油ポンプは、パイロット操作弁にパイロット作動油を供給するパイロットポンプとしての機能と、作動油路に作動油を供給するチャージポンプとしての機能を備えることになる。これにより、作動油ポンプをパイロットポンプ及びチャージポンプに兼用することができて、構造の簡素化の面で有利である。
本発明において、前記被駆動部として、走行装置を備え、前記パイロット操作弁が前記供給位置に操作されると、前記速度切換部が前記高速状態に操作され、前記パイロット操作弁が前記排出位置に操作されると、前記速度切換部が前記低速状態に操作されると好適である。
作業車では、油圧ポンプ及び油圧モータにより走行装置を駆動するように構成されたものがある。このような作業車では、通常の作業状態において、油圧モータを高速状態に操作して作業走行を行い、例えば作業地の坂部分や泥濘部分等のように走行装置に大きな負荷が掛かる状態において、油圧モータを低速状態に操作することがある。この場合に、通常の作業状態が比較的長く、走行装置に大きな負荷が掛かる状態は比較的短いと考えられる。
本発明によれば、パイロット操作弁が供給位置に操作されると、速度切換部が高速状態に操作されるように構成することにより、操作油路のパイロット作動油が循環して入れ換わる状態を比較的長時間に亘って維持することができるので、操作油路のパイロット作動油の温度の変動を抑制するという面で有利である。
本発明において、前記被駆動部として、左の走行装置と右の走行装置とを備え、前記油圧モータとして、前記左の走行装置を駆動する左の走行油圧モータと前記右の走行装置を駆動する右の走行油圧モータとを備え、前記速度切換部として、前記左の走行油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える左の速度切換部と、前記右の走行油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える右の速度切換部とを備え、前記操作油路として、前記左の速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する左の操作油路と、前記右の速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する右の操作油路とを備え、前記戻し油路として、前記左の操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す左の戻し油路と、前記右の操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す右の戻し油路とを備え、前記抵抗部として、前記左の戻し油路に備えられた左の抵抗部と、前記右の戻し油路に備えられた右の抵抗部とを備えていると好適である。
本発明によると、左の走行装置を高速状態と低速状態とに切り換えるのに要する時間と右の走行装置を高速状態と低速状態とに切り換えるのに要する時間との差を、低減することができるので、走行直進性を向上させることができる。
本発明において、前記戻し油路の少なくとも一部及び前記抵抗部が、前記油圧モータのケース内に設けられていると好適である。
本発明によると、戻し油路及び抵抗部をコンパクトな構成で実現できる。
コンパクトトラックローダの左側面図である。 油圧モータの縦断正面図である。 油圧モータの第1ケースの付近の縦断側面図である。 第2操作弁が供給位置に操作され、第1操作弁が高速位置に操作された状態での油圧回路図である。 第2操作弁が排出位置に操作され、第1操作弁が低速位置に操作された状態での油圧回路図である。 発明の実施の第1別形態において、第2操作弁が供給位置に操作され、第1操作弁が高速位置に操作された状態での油圧回路図である。 発明の実施の第2別形態において、第2操作弁が供給位置に操作され、第1操作弁が高速位置に操作された状態での油圧回路図である。 発明の実施の第3別形態において、第2操作弁が供給位置に操作され、第1操作弁が高速位置に操作された状態での油圧回路図である。 発明の実施の第4別形態における油圧回路図である。 発明の実施の第5別形態における油圧回路図である。 発明の実施の第6別形態における油圧回路図である。 発明の実施の第7別形態における油圧回路図である。 発明の実施の第8別形態における定流量弁を示す油圧回路図である。 発明の実施の第9別形態におけるリリーフ弁を示す油圧回路図である。
図1~図14に、作業車の一例であるコンパクトトラックローダ(CTL)が示されている。Fは前方向を示し、Bは後方向を示しており、Uは上方向を示し、Dは下方向を示している。
(コンパクトトラックローダの全体構成)
図1に示すように、右及び左のクローラ式の走行装置2(被駆動部に相当)により、機体1が支持されており、運転部3が機体1に設けられている。右及び左のブーム4が、機体1の後部に上下揺動可能に支持されて前方に向けて延出されており、ブーム4を上下に揺動操作するブームシリンダ6が設けられている。バケット5が、上下揺動可能にブーム4の前端部に支持されており、バケット5を揺動操作するバケットシリンダ7が設けられている。
走行装置2は、駆動輪8と、トラックフレーム9の前部及び後部に支持された誘導輪10と、トラックフレーム9に支持された転輪11と、駆動輪8、誘導輪10及び転輪11に亘って取り付けられたクローラベルト12とを有している。
右及び左の走行装置2において、駆動輪8によりクローラベルト12が回転駆動されるのであり、右及び左の走行装置2を独立に前進側及び後進側に駆動することにより、前進及び後進、右及び左への緩旋回、右及び左への信地旋回、右及び左への超信地旋回を行うことができる。
(走行装置を駆動する静油圧式の無段変速装置の構成)
右の走行装置2の駆動輪8を駆動する右の静油圧式の無段変速装置13と、左の走行装置2の駆動輪8を駆動する左の静油圧式の無段変速装置13とが設けられており、右及び左の無段変速装置13により、右及び左の走行装置2が独立に前進側及び後進側に駆動される。
右及び左の無段変速装置13は、互いに同様の構造を有しているので、以下において右及び左の無段変速装置13を区別することなく説明する。
図4に示すように、無段変速装置13に、駆動輪8を駆動する可変容量型の油圧モータ14(走行油圧モータに相当)、機体1に搭載されたエンジン(図示せず)により駆動される油圧ポンプ15及びチャージポンプ16、油圧ポンプ15と油圧モータ14とに亘って接続された一対の作動油路17等が設けられている。
油圧ポンプ15は、可変容量型に構成され、中立位置から前進側及び後進側に無段階に変速可能に構成されており、油圧ポンプ15の作動油が作動油路17を介して油圧モータ14に供給されることにより、油圧モータ14が前進側及び後進側に無段階に作動する。
チャージ油路18が作動油路17に亘って接続されており、チャージポンプ16からの油路19がチャージ油路18に接続されている。チャージポンプ16は右及び左の無段変速装置13の一方に設けられており、油路19から分岐した油路20が他方の無段変速装置13のチャージ油路18に接続されている。作動油を貯留するタンク23が設けられており、タンク23の作動油が、チャージポンプ16から油路19,20及びチャージ油路18を介して、作動油路17に供給される。
(油圧モータの機械系の構成)
図2及び図3に示すように、油圧モータ14に、機体1に連結された第1ケース21(油圧モータのケースに相当)、第1ケース21に連結された第2ケース22、第2ケース22の内部空間22aに配置された油圧モータ部24、左右方向に沿った軸芯P1周りに回転可能に第2ケース22に支持された回転ケース25等が設けられており、駆動輪8が回転ケース25に連結されている(図1参照)。
油圧モータ部24において、駆動軸26が軸芯P1の位置に回転可能に支持され、プランジャケース27が駆動軸26に連結されており、複数のプランジャ28が軸芯P1に沿って往復移動可能にプランジャケース27に支持されている。
油圧モータ部24において、斜板29が、第2ケース22の内部空間22aに配置されて、軸芯P1と直交する軸芯P2周りに揺動可能に支持されており、プランジャ28の端部が斜板29に接触している。斜板29の一部を押し操作可能なピストン部30(油圧アクチュエータに相当)(速度切換部に相当)が、第2ケース22に支持されており、ピストン部30により斜板29の姿勢を軸芯P2周りに変更することができる。
油圧ポンプ15の作動油が作動油路17を介して油圧モータ部24のプランジャ28に供給され、プランジャ28がプランジャケース27から突出作動しながら、斜板29に沿って円周方向に移動することにより、油圧モータ部24が回転駆動される。
駆動軸31が軸芯P1の位置に配置されて駆動軸26に連結されており、駆動軸31の伝動ギヤ31aと回転ケース25の内面の伝動ギヤ25aとの間に、伝動部材32が配置されている。伝動部材32は、円板状の支持部32aに複数の伝動ギヤ部32bが回転不能に連結され、伝動ギヤ32cが伝動ギヤ部32bに回転可能に支持されて、構成されている。
円筒状の伝動ギヤ33が、駆動軸31に回転可能に支持されている。伝動ギヤ34が第2ケース22の複数の軸部22bに回転可能に支持されており、伝動ギヤ34が伝動ギヤ33及び回転ケース25の伝動ギヤ25aと咬合している。伝動部材32の伝動ギヤ32cが駆動軸31の伝動ギヤ31a及び回転ケース25の伝動ギヤ25aと咬合しており、伝動部材32の伝動ギヤ部32bが伝動ギヤ33と咬合している。
以上の構成により、油圧モータ部24が回転駆動されることにより、駆動軸31が回転駆動され、駆動軸31の伝動ギヤ31aにより、伝動部材32の伝動ギヤ32cが回転駆動されて、伝動部材32が軸芯P1周りに回転駆動される。伝動部材32が回転駆動されることによって、伝動部材32の伝動ギヤ部32bにより伝動ギヤ33が回転駆動され、伝動ギヤ34を介して回転ケース25が回転駆動される。
駐車ブレーキ35が、第2ケース22とプランジャケース27とに亘って設けられている。駐車ブレーキ35を制動状態に操作するリング状のブレーキ操作部36が設けられており、バネ37によりブレーキ操作部36が制動側に付勢されている。
(油圧モータの油圧系の構成)
図4に示すように、第1ケース21の内部において、リリーフ弁38及びパイロット操作型の切換弁39が設けられている。一対の作動油路17からの油路40が切換弁39に接続されており、リリーフ弁38からの油路41,42がタンク23に接続されている。油圧モータ部24からリークした作動油を排出する油路45が、油路42に接続されている。
図4に示す状態は、切換弁39が中立位置に操作された状態である。走行時に、一方の作動油路17が高圧になり、他方の作動油路17が低圧になると、高圧の作動油路17のパイロット作動油により、切換弁39が低圧の作動油路17とリリーフ弁38とを接続する位置に操作される。
図2,3,4に示すように、第1ケース21の内部において、第1操作弁51(速度切換部に相当)(アクチュエータ操作部に相当)が設けられている。作動油路17と第1操作弁51とに亘って油路43が接続され、油路45と第1操作弁51とに亘って油路46が接続されている。油路44が、第1操作弁51とピストン部30とに亘って、第1ケース21及び第2ケース22の内部に設けられている。
第1操作弁51は、高速位置51a及び低速位置51bを有するパイロット操作型に構成されて、バネにより低速位置51bに付勢されており、第1操作弁51の操作ポートにパイロット作動油が供給されると、高速位置51aに操作される。
図2に示す状態は、第1操作弁51が低速位置51bに操作されて、ピストン部30の作動油が油路44、第1操作弁51(低速位置51b)、油路46,45,42を介してタンク23に排出されている状態である。この状態において、ピストン部30が退入作動して、斜板29が軸芯P1に対して傾斜した低速状態Lに操作されているのであり、油圧モータ14が低速状態Lに操作されている。
図4に示すように、第1操作弁51が高速位置51aに操作されると、作動油路17の作動油が、油路43、第1操作弁51(高速位置51a)、油路44を介して、ピストン部30に供給される。これにより、ピストン部30が突出作動して斜板29の一部を押し操作し、斜板29が軸芯P1に対して直交する姿勢に近い高速状態Hに操作されるのであり、油圧モータ14が高速状態Hに操作される。
(第1操作弁を操作する第2操作弁に関する構成)
図4に示すように、油圧モータ14の外部において、エンジンにより駆動される作動油ポンプ47が設けられ、作動油ポンプ47とタンク23とに亘って油路48が接続されている。
図2及び図4に示すように、第2操作弁52(パイロット操作弁に相当)が設けられている。第2操作弁52は、供給位置52a及び排出位置52bを有する電磁操作型に構成されており、バネにより排出位置52bに付勢されている。なお、第2操作弁52は電磁操作型に限るものではなく、例えば、各種リンク機構等を介して操作される機械操作型であってもよく、油圧を用いて操作される油圧操作型であってもよい。
作動油ポンプ47と第2操作弁52とに亘って油路49が接続され、第2操作弁52とタンク23とに亘って、油路50が接続されている。第1操作弁51の操作ポートと第2操作弁52とに亘って、操作油路53が接続されており、操作油路53は油圧モータ14の外部と第1ケース21の内部に設けられている。
第1ケース21の内部において、戻し油路58が操作油路53と油路42とに亘って接続されており、絞り部59(抵抗部に相当)が戻し油路58に設けられている。油路49と油路50とに亘って油路54が接続されており、リリーフ弁55が油路54に設けられている。
(第1操作弁及び第2操作弁の作動状態)(その1)
図4に示すように、通常の作業状態において、第2操作弁52が供給位置52aに操作されている。タンク23の作動油が、パイロット作動油として、油路48、作動油ポンプ47、油路49、第2操作弁52(供給位置52a)、操作油路53を介して、第1操作弁51の操作ポートに供給されて、第1操作弁51が高速位置51aに操作されている。
第2操作弁52が供給位置52aに操作された状態において、第1操作弁51が高速位置51aに操作される為に必要なパイロット作動油が、戻し油路58に排出されないように、第1操作弁51が高速位置51aに操作される為に必要なパイロット作動油が、絞り部59により第1操作弁51の操作ポートに確保される。
第1操作弁51が高速位置51aに操作される為に必要なパイロット作動油を越える余剰のパイロット作動油が、操作油路53から絞り部59を通って戻し油路58に排出されるのであり、油路42を介してタンク23に排出される。
これにより、タンク23内の作動油が、パイロット作動油として油路48、作動油ポンプ47、油路49、第2操作弁52(供給位置52a)、操作油路53、戻し油路58、油路42を通って循環する状態となるのであり、操作油路53のパイロット作動油がタンク23から新たに供給されるパイロット作動油に入れ換えられて、操作油路53のパイロット作動油の温度の変動が抑制される。
寒冷地等の低温環境下の場合、作動油ポンプ47、油圧ポンプ15、チャージポンプ16、油圧モータ14等で温められてタンク23内に戻された作動油がパイロット作動油として循環することにより、操作油路53のパイロット作動油の温度の変動が抑制される。高温環境下ではオイルクーラ(図示せず)で冷却されてタンク23内に戻された作動油がパイロット作動油として循環することにより、操作油路53のパイロット作動油の温度の変動が抑制される。
例えば寒冷地等の低温環境下の場合、前述のように、タンク23内の温かいパイロット作動油が循環することにより、第1ケース21も温められるのであり、外気温の変化に関係なく第1ケース21の温度が一定に維持される。これによって、リリーフ弁38及び切換弁39、第1操作弁51の温度変化が抑えられ、温度変化によるリリーフ弁38及び切換弁39、第1操作弁51の膨張及び収縮が抑えられる。
温度変化によるリリーフ弁38及び切換弁39、第1操作弁51の膨張及び収縮が抑えられることにより、リリーフ弁38及び切換弁39、第1操作弁51の公差(クリアランス)を、小さなものに設定することができるのであり、膨張及び収縮を見越して大きなものに設定する必要がない。
リリーフ弁38及び切換弁39、第1操作弁51の公差(クリアランス)が小さなものに設定されることにより、作動油(パイロット作動油)のリークを少なくすることができて、油圧モータ14の性能向上を図ることができる。
(第1操作弁及び第2操作弁の作動状態)(その2)
前述の(第1操作弁及び第2操作弁の作動状態)(その1)に記載の通常の作業状態に対して、例えば作業地の坂部分や泥濘部分等のように走行装置2に大きな負荷が掛かる状態では、走行装置2に掛かる負荷の検出に基づいて、第2操作弁52が自動的に排出位置52bに操作される。
図5に示すように、第2操作弁52が排出位置52bに操作されると、第1操作弁51の操作ポートのパイロット作動油が、操作油路53及び第2操作弁52(排出位置52b)、油路50を通って、タンク23に排出される。
この場合に、前述の(第1操作弁及び第2操作弁の作動状態)(その1)に記載のように、操作油路53のパイロット作動油が温かいパイロット作動油に入れ換えられて、操作油路53のパイロット作動油の温度の低下が防止されているので、第1操作弁51の操作ポートのパイロット作動油が、操作油路53及び第2操作弁52(排出位置52b)を通るルートと、操作油路53及び戻し油路58を通るルートとを通って、速やかにタンク23に排出され、第1操作弁51が遅れることなく低速位置51bに操作されるのであり、斜板29(油圧モータ14)が速やかに低速状態Lに操作される。
右及び左の無段変速装置13において、前述のように斜板29(油圧モータ14)が速やかに低速状態Lに操作されることにより、右の走行装置13が低速状態Lに切り換えられるのに要する時間と、左の走行装置13が低速状態Lに切り換えられるのに要する時間と差を、低減することができるので、走行直進性を向上させることができる。
作業地の坂部分や泥濘部分等を通過して、走行装置2に掛かる負荷が小さくなると、走行装置2に掛かる負荷の検出に基づいて、図4に示すように、第2操作弁52が自動的に供給位置52aに操作されて、前述の(第1操作弁及び第2操作弁の作動状態)(その1)に記載の状態に戻る。
(駐車ブレーキの操作に関する構成)
図4に示すように、油路56が油路49から分岐してブレーキ操作部36に接続されており、ブレーキ操作弁57が油路56に設けられている。ブレーキ操作弁57は、制動位置57a及び解除位置57bを有する電磁操作型に構成されており、バネにより制動位置57aに付勢されている。
図4に示す状態は、ブレーキ操作弁57が制動位置57aに操作され、ブレーキ操作部36から作動油が排出されて、ブレーキ操作部36(駐車ブレーキ35)がバネ37により制動状態に操作された状態である。
運転部3(図1参照)に解除スイッチ(図示せず)が設けられており、解除スイッチが操作されると、ブレーキ操作弁57が解除位置57bに操作される。これにより、作動油ポンプ47の作動油が油路56及びブレーキ操作弁57(解除位置57b)を介して、ブレーキ操作部36に供給されて、ブレーキ操作部36(駐車ブレーキ35)が解除状態に操作される。
(発明の実施の第1別形態)
図4及び図5に示す構成において、チャージポンプ16を廃止してもよい。
この場合、図6に示すように、油路60を油路49から分岐させてチャージ油路18に接続するのであり、油路60から分岐した油路20を、他方の無段変速装置13のチャージ油路18に接続する。これにより、作動油ポンプ47のパイロット作動油が分岐して、作動油としてチャージ油路18に供給される。
(発明の実施の第2別形態)
図4及び図5に示す構成において、戻し油路58を油圧モータ14の外部に配置してもよい。
この場合、図7に示すように、戻し油路58を、操作油路53における油圧モータ14の外部の部分と油路50とに亘って接続する。タンク23の温かい作動油が、パイロット作動油として油路48、作動油ポンプ47、油路49、第2操作弁52(供給位置52a)、操作油路53、戻し油路58、油路50を通って循環する状態となる。
(発明の実施の第3別形態)
図6に示す構成において、戻し油路58を、図8に示すように、操作油路53における油圧モータ14の外部の部分と油路50とに亘って接続して、油圧モータ14の外部に配置してもよい。
(発明の実施の第4別形態)
図4及び図5に示す構成において、右の無段変速装置13及び左の無段変速装置13が設けられた構成が、図9に示されている。
図9に示すように、右の無段変速装置13に、右の油圧ポンプ15及び右の走行装置2を駆動する右の油圧モータ(右の走行油圧モータに相当)、右のピストン部30(右の速度切換部に相当)(右の油圧アクチュエータに相当)、右の第1操作弁51(右の速度切換部に相当)(右のアクチュエータ操作部に相当)、右の操作油路53、右の戻し油路58及び右の絞り部59が設けられている。
左の無段変速装置13に、左の油圧ポンプ15及び左の走行装置2を駆動する左の油圧モータ(左の走行油圧モータに相当)、左のピストン部30(左の速度切換部に相当)(左の油圧アクチュエータに相当)、左の第1操作弁51(左の速度切換部に相当)(左のアクチュエータ操作部に相当)、左の操作油路53、左の戻し油路58及び左の絞り部59が設けられている。
右及び左の第1操作弁51に対して、1個の作動油ポンプ47及び1個の第2操作弁52が設けられており、第2操作弁52から分岐した右及び左の操作油路53が、右及び左の第1操作弁51の操作ポートに接続されている。
(発明の実施の第5別形態)
前述の(発明の実施の第1別形態)及び図6に示す構成において、右の無段変速装置13及び左の無段変速装置13が設けられた構成が、図10に示されている。
右及び左の無段変速装置13の構成は、前述の(発明の実施の第4別形態)に記載の構成と同じある。
(発明の実施の第6別形態)
前述の(発明の実施の第2別形態)及び図7に示す構成において、右の無段変速装置13及び左の無段変速装置13が設けられた構成が、図11に示されている。
右及び左の無段変速装置13の構成は、前述の(発明の実施の第4別形態)に記載の構成と同じある。
(発明の実施の第7別形態)
前述の(発明の実施の第3別形態)及び図8に示す構成において、右の無段変速装置13及び左の無段変速装置13が設けられた構成が、図12に示されている。
右及び左の無段変速装置13の構成は、前述の(発明の実施の第4別形態)に記載の構成と同じある。
(発明の実施の第8別形態)
図13に示すように、絞り部59に代えて、上流側に対して下流側に一定流量のパイロット作動油を流す定流量弁61を、抵抗部として戻し油路58に設けてもよい。
戻し油路58における操作油路53に接続される部分(上流側)のパイロット作動油の圧力及び流量の変化に関係なく、定流量弁61から、戻し油路58における油路42,50に接続される部分(下流側)に、一定量のパイロット作動油が排出される。
(発明の実施の第9別形態)
図14に示すように、絞り部59に代えて、操作油路53の圧力が設定値を越えると開くリリーフ弁62を、抵抗部として戻し油路58に設けてもよい。
戻し油路58における操作油路53に接続される部分(上流側)のパイロット作動油の圧力が、設定値を越えると、リリーフ弁62が開いて、リリーフ弁62から、戻し油路58における油路42,50に接続される部分(下流側)に、パイロット作動油が排出される。この場合、設定値を、第1操作弁51が高速位置51aに操作される為に必要なパイロット作動油の圧力に設定すればよい。
(発明の実施の第10別形態)
油圧モータ14を低速状態Lに操作して作業走行を行い、作業地を大きく移動する際に油圧モータ14を高速状態Hに操作するような作業車の場合、第2操作弁52が供給位置52aに操作されると、第1操作弁51が低速位置51bに操作され、第2操作弁52が排出位置52bに操作されると、第1操作弁51が高速位置51aに操作されるように構成すればよい。
(発明の実施の第11別形態)
右及び左の無段変速装置13を設けるのではなく、1個の無段変速装置13を設け、油圧モータ14の動力を、ギヤ変速装置(図示せず)に伝達し、ギヤ変速装置から右及び左の走行装置2に伝達するように構成してもよい。
走行装置2としては、クローラ式の走行装置2ばかりではなく、前輪及び後輪等の走行用の車輪(図示せず)であってもよい。
(発明の実施の第12別形態)
例えば建設用の作業車の一例であるバックホウにおいて、油圧モータ14により旋回台(被駆動部に相当)(図示せず)を旋回駆動するように構成してもよい。
この場合、油圧ポンプ15を可変容量型ではなく定容量型に構成し、油圧ポンプ15による油圧モータ14の無段階の変速が行われないようにしてもよい。
(発明の実施の第13別形態)
油圧モータ14の斜板29を動作させる油圧アクチュエータとして、ピストン部30に代えて他の油圧アクチュエータを備えてもよい。また、第2操作弁52(パイロット操作弁)から給排操作されるパイロット作動油によって第1操作弁51を操作し、第1操作弁51から油圧アクチュエータへの作動油の給排状態を切り換えることで油圧アクチュエータを操作する構成に限らず、第2操作弁52から油圧アクチュエータに給排されるパイロット作動油によって油圧アクチュエータを直接操作するようにしてもよい。
本発明は、コンパクトトラックローダばかりではなく、例えば、スキッドステアローダ(SSL)、ホイルショベル、ホイルローダ、バックホウ等の建設用或いは土木用の作業車、コンバイン、トラクタ、田植機、クローラキャリア、草刈り機等の農用の作業車等の各種の作業車に適用できる。また、本発明は、ポンプとモータとが分離されたポンプ/モータ分離型HST(Hydro Static Transmissin)を備えた作業車に好適である。
2 走行装置(被駆動部)
14 油圧モータ(走行油圧モータ)
15 油圧ポンプ
17 作動油路
21 第1ケース(ケース)
23 タンク
30 ピストン部(速度切換部)(油圧アクチュエータ)
47 作動油ポンプ
51 第1操作弁(速度切換部)(アクチュエータ操作部)
52 第2操作弁(パイロット操作弁)
52a 供給位置
52b 排出位置
53 操作油路
58 戻し油路
59 絞り部(抵抗部)
61 定流量弁(抵抗部)
62 リリーフ弁(抵抗部)
H 高速状態
L 低速状態

Claims (9)

  1. 被駆動部を駆動する可変容量型の油圧モータと、
    前記油圧モータに作動油を供給することにより前記油圧モータを作動させる油圧ポンプと、
    前記油圧モータを高速状態と低速状態とに切り換える切換動作を行う速度切換部と、
    前記速度切換部に切換動作を行わせる為のパイロット作動油の前記速度切換部への給排状態を操作するパイロット操作弁と、
    前記パイロット作動油を貯留するタンクと、
    前記タンクのパイロット作動油を前記パイロット操作弁に供給する作動油ポンプと、
    前記速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する操作油路とが備えられ、
    前記パイロット操作弁は、前記作動油ポンプから供給されるパイロット作動油を、前記操作油路を介して前記速度切換部の操作ポートに供給することにより、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の一方に操作させる供給位置と、前記操作油路のパイロット作動油を前記タンクに排出することにより、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の他方に操作させる排出位置とを有しており、
    前記操作油路に接続され、前記操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す戻し油路が備えられ、
    前記パイロット操作弁が前記供給位置に操作された状態において、前記速度切換部によって前記油圧モータを前記高速状態及び前記低速状態の一方に操作させる為に必要なパイロット作動油を越える余剰のパイロット作動油が、前記操作油路から前記戻し油路を介して前記タンクに戻されるように、前記操作油路から前記タンクへのパイロット作動油の流れに抵抗を与える抵抗部が、前記戻し油路に備えられている作業車。
  2. 前記速度切換部は、
    前記油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える油圧アクチュエータと、
    前記パイロット操作弁からの前記パイロット作動油の給排状態に応じて前記油圧アクチュエータを操作し、前記油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換えさせるアクチュエータ操作部とを備えている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記抵抗部が、絞り部である請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 前記抵抗部が、上流側に対して下流側に一定流量のパイロット作動油を流す定流量弁である請求項1又は2に記載の作業車。
  5. 前記抵抗部が、リリーフ弁である請求項1又は2に記載の作業車。
  6. 前記作動油ポンプは、パイロット作動油を前記パイロット操作弁に供給し、且つ、前記油圧ポンプと前記油圧モータとを接続する作動油路にパイロット作動油を作動油として供給する請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の作業車。
  7. 前記被駆動部として、走行装置を備え、
    前記パイロット操作弁が前記供給位置に操作されると、前記速度切換部が前記高速状態に操作され、前記パイロット操作弁が前記排出位置に操作されると、前記速度切換部が前記低速状態に操作される請求項1~6のうちのいずれか一項に記載の作業車。
  8. 前記被駆動部として、左の走行装置と右の走行装置とを備え、
    前記油圧モータとして、前記左の走行装置を駆動する左の走行油圧モータと前記右の走行装置を駆動する右の走行油圧モータとを備え、
    前記速度切換部として、前記左の走行油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える左の速度切換部と、前記右の走行油圧モータを前記高速状態と前記低速状態とに切り換える右の速度切換部とを備え、
    前記操作油路として、前記左の速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する左の操作油路と、前記右の速度切換部の操作ポートと前記パイロット操作弁とを接続する右の操作油路とを備え、
    前記戻し油路として、前記左の操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す左の戻し油路と、前記右の操作油路のパイロット作動油を前記タンクに戻す右の戻し油路とを備え、
    前記抵抗部として、前記左の戻し油路に備えられた左の抵抗部と、前記右の戻し油路に備えられた右の抵抗部とを備えている請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の作業車。
  9. 前記戻し油路の少なくとも一部及び前記抵抗部が、前記油圧モータのケース内に設けられている請求項1~8のうちのいずれか一項に記載の作業車。



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