JPH08277727A - エンジンの吸気量制御方法 - Google Patents
エンジンの吸気量制御方法Info
- Publication number
- JPH08277727A JPH08277727A JP7103025A JP10302595A JPH08277727A JP H08277727 A JPH08277727 A JP H08277727A JP 7103025 A JP7103025 A JP 7103025A JP 10302595 A JP10302595 A JP 10302595A JP H08277727 A JPH08277727 A JP H08277727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- throttle valve
- output shaft
- warming
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アイドル用バイパスの制御弁と吸気管の絞り
弁とを一台の電動機で開閉駆動させ、低温始動、暖機運
転、アイドリング、負荷運転を安定よく行わせる。 【構成】 低温域での始動および暖機運転には電動機1
1の出力軸12を連結・遮断機構21により絞り弁6に
接続して吸気管1の絞り弁6による空気量調整を行い、
暖機後のアイドリングには絞り弁6を遮断して出力軸1
2に形成したバイパス4の制御弁15による空気量調整
を行い、これら以外の運転域では絞り弁6による空気量
調整を行う。
弁とを一台の電動機で開閉駆動させ、低温始動、暖機運
転、アイドリング、負荷運転を安定よく行わせる。 【構成】 低温域での始動および暖機運転には電動機1
1の出力軸12を連結・遮断機構21により絞り弁6に
接続して吸気管1の絞り弁6による空気量調整を行い、
暖機後のアイドリングには絞り弁6を遮断して出力軸1
2に形成したバイパス4の制御弁15による空気量調整
を行い、これら以外の運転域では絞り弁6による空気量
調整を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低温時の始動および暖機
運転と暖機後のアイドリングとにそれぞれ要求される空
気を適正に供給することができる、殊に大排気量であっ
て吸気管が大径であるエンジンに好適な吸気量制御方法
に関するものである。
運転と暖機後のアイドリングとにそれぞれ要求される空
気を適正に供給することができる、殊に大排気量であっ
て吸気管が大径であるエンジンに好適な吸気量制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に対する走行性向上、排気規制、
燃料消費量低減などの要求に対応するため、エンジンの
吸気制御用絞り弁を足踏み式の人力操作に加え或いはこ
れに代えて電動機などのアクチュエータで駆動する技術
が開発されている(特開昭60−240835号公報、
特開昭62−282146号公報、特開平1−1179
44号公報参照)。
燃料消費量低減などの要求に対応するため、エンジンの
吸気制御用絞り弁を足踏み式の人力操作に加え或いはこ
れに代えて電動機などのアクチュエータで駆動する技術
が開発されている(特開昭60−240835号公報、
特開昭62−282146号公報、特開平1−1179
44号公報参照)。
【0003】一方、エンジンに空気を供給する吸気管は
大排気量のエンジンにあってはかなり大径であるため一
般に蝶形弁である絞り弁も大形であり、そのため低開度
域において開き角度の僅かな変化に対して吸気量が大幅
に変化するため、人力操作では吸気量を精密に制御する
ことができない。
大排気量のエンジンにあってはかなり大径であるため一
般に蝶形弁である絞り弁も大形であり、そのため低開度
域において開き角度の僅かな変化に対して吸気量が大幅
に変化するため、人力操作では吸気量を精密に制御する
ことができない。
【0004】そこで、例えば特開昭51−2834号公
報に記載されているように、吸気管の絞り弁下流側にバ
イパスを接続し、低温時の始動およびそれに続く暖機運
転に要求される空気はバイパスに設置した制御弁を電動
機などのアクチュエータで開弁動作させることによって
供給する技術が提案されており、低温域での始動および
アイドル制御を適切に行うことが可能である。
報に記載されているように、吸気管の絞り弁下流側にバ
イパスを接続し、低温時の始動およびそれに続く暖機運
転に要求される空気はバイパスに設置した制御弁を電動
機などのアクチュエータで開弁動作させることによって
供給する技術が提案されており、低温域での始動および
アイドル制御を適切に行うことが可能である。
【0005】ところが、前記特開昭51−2834号公
報に記載されているものは、吸気管の絞り弁を足踏み式
の人力操作で開閉させるようにしているので、吸気管が
大径のものにあっては暖機後の低開度域での精密な吸気
量制御を行うことができない。
報に記載されているものは、吸気管の絞り弁を足踏み式
の人力操作で開閉させるようにしているので、吸気管が
大径のものにあっては暖機後の低開度域での精密な吸気
量制御を行うことができない。
【0006】この絞り弁を前述のアクチュエータ駆動と
すれば、大径の吸気管についても低開度での精密な吸気
量制御を行うことが可能であるが、吸気管の絞り弁とバ
イパスの制御弁とを駆動するアクチュエータが各別に準
備されるので、吸気量制御のための機構が大形化、大重
量化するのを避けられず、しかも電子式制御ユニットか
ら各アクチュエータへ所要の駆動信号を送る回路、配線
が必要であるため複雑化を免れない、という新しい問題
を生じる。
すれば、大径の吸気管についても低開度での精密な吸気
量制御を行うことが可能であるが、吸気管の絞り弁とバ
イパスの制御弁とを駆動するアクチュエータが各別に準
備されるので、吸気量制御のための機構が大形化、大重
量化するのを避けられず、しかも電子式制御ユニットか
ら各アクチュエータへ所要の駆動信号を送る回路、配線
が必要であるため複雑化を免れない、という新しい問題
を生じる。
【0007】また、低温域での始動およびそれに続く暖
機運転は暖機後におけるアイドリングに比べてかなり大
量の空気を必要とするので、低温対策用のバイパスも大
径となって全体が更に大形化するのを避けられない。
機運転は暖機後におけるアイドリングに比べてかなり大
量の空気を必要とするので、低温対策用のバイパスも大
径となって全体が更に大形化するのを避けられない。
【0008】本発明は吸気管の絞り弁とバイパスの制御
弁とを各別の電動機で駆動し、低温域における始動およ
び暖機運転はバイパスを使用する、という構成としたこ
とによる前記の諸問題を解決し、低温域での始動および
暖機運転と暖機後のアイドリングとを小形且つ軽量であ
るとともに構造が複雑でない装置によって適正に行わせ
ることができる吸気量制御手段を提供しようとするもの
である。
弁とを各別の電動機で駆動し、低温域における始動およ
び暖機運転はバイパスを使用する、という構成としたこ
とによる前記の諸問題を解決し、低温域での始動および
暖機運転と暖機後のアイドリングとを小形且つ軽量であ
るとともに構造が複雑でない装置によって適正に行わせ
ることができる吸気量制御手段を提供しようとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、そのために本発明
は制御弁によって開閉されるバイパスを吸気管の絞り弁
下流側に接続し、制御弁の弁体をエンジンの運転状態に
応じて動作する電動機の出力軸に設けるとともに、絞り
弁の弁軸を連結・遮断機構により出力軸に断・続可能に
接続した機構を使用するものとした。
は制御弁によって開閉されるバイパスを吸気管の絞り弁
下流側に接続し、制御弁の弁体をエンジンの運転状態に
応じて動作する電動機の出力軸に設けるとともに、絞り
弁の弁軸を連結・遮断機構により出力軸に断・続可能に
接続した機構を使用するものとした。
【0010】このような機構を採用することにより、制
御弁と絞り弁とが一台の電動機で駆動され、小形化、軽
量化、回路や配線の簡単化を計ることが可能となり、且
つ始動、暖機運転およびアイドリングの温度に応じた要
求空気量を連結・遮断機構の操作と電動機の回転制御と
によって適切に供給することができる。
御弁と絞り弁とが一台の電動機で駆動され、小形化、軽
量化、回路や配線の簡単化を計ることが可能となり、且
つ始動、暖機運転およびアイドリングの温度に応じた要
求空気量を連結・遮断機構の操作と電動機の回転制御と
によって適切に供給することができる。
【0011】そして、要求空気量の適正供給のため、低
温域での始動および暖機運転においては出力軸と弁軸と
を接続した状態で絞り弁による空気量調整を行い、暖機
後のアイドリングにおいては、出力軸と弁軸とを遮断し
た状態で制御弁のみによる空気量調整を行い、これら以
外の運転域においては出力軸と弁軸とを接続した状態で
主に絞り弁による空気量調整を行うものとした。
温域での始動および暖機運転においては出力軸と弁軸と
を接続した状態で絞り弁による空気量調整を行い、暖機
後のアイドリングにおいては、出力軸と弁軸とを遮断し
た状態で制御弁のみによる空気量調整を行い、これら以
外の運転域においては出力軸と弁軸とを接続した状態で
主に絞り弁による空気量調整を行うものとした。
【0012】このような手段とすることにより、バイパ
スは暖機後のアイドリングに要求される空気量のみを確
保すればよいため小径で足り、全体の更なる小形化が可
能となる。
スは暖機後のアイドリングに要求される空気量のみを確
保すればよいため小径で足り、全体の更なる小形化が可
能となる。
【0013】また、冷機状態である低温域での始動およ
び暖機運転は暖機後のアイドリングに比べかなり大量の
空気を要求するが、大径の吸気管にあっても絞り弁を低
開度域で精密に開度制御することができる電動機駆動と
したことにより、温度に応じた空気量を適正に供給する
ことが可能である。この場合、絞り弁の低開度域での制
御であるため出力軸の回転角度は小さく、従って制御弁
が開いてもその開度はきわめて小さいのでバイパスを流
れる空気量は殆ど無視することができる。このため、低
温域での始動および暖機運転に必要な空気は、実質的に
絞り弁のみで制御されることとなる。
び暖機運転は暖機後のアイドリングに比べかなり大量の
空気を要求するが、大径の吸気管にあっても絞り弁を低
開度域で精密に開度制御することができる電動機駆動と
したことにより、温度に応じた空気量を適正に供給する
ことが可能である。この場合、絞り弁の低開度域での制
御であるため出力軸の回転角度は小さく、従って制御弁
が開いてもその開度はきわめて小さいのでバイパスを流
れる空気量は殆ど無視することができる。このため、低
温域での始動および暖機運転に必要な空気は、実質的に
絞り弁のみで制御されることとなる。
【0014】次に、暖機後のアイドリングはそのために
設けられたバイパスの制御弁を適度に開くことによって
行わせるが、小径のバイパスに設置した制御弁は電動機
によてききわめて精密に開度制御され、適正量の空気を
供給してアイドリングを維持する。尚、このとき絞り弁
は出力軸から遮断されているため戻しばねによって閉弁
位置に置かれる。
設けられたバイパスの制御弁を適度に開くことによって
行わせるが、小径のバイパスに設置した制御弁は電動機
によてききわめて精密に開度制御され、適正量の空気を
供給してアイドリングを維持する。尚、このとき絞り弁
は出力軸から遮断されているため戻しばねによって閉弁
位置に置かれる。
【0015】更に、前記以外の運転域、即ち低温域およ
び暖機後の負荷運転に要求される大量の空気は絞り弁に
より調整されてエンジンに供給され、このとき制御弁も
全開することがあるがバイパスの空気流量は少ないの
で、オフ・アイドル時の空気量は主に絞り弁で調整され
ることとなる。
び暖機後の負荷運転に要求される大量の空気は絞り弁に
より調整されてエンジンに供給され、このとき制御弁も
全開することがあるがバイパスの空気流量は少ないの
で、オフ・アイドル時の空気量は主に絞り弁で調整され
ることとなる。
【0016】尚、制御弁や絞り弁を駆動する電動機は、
エンジン冷却水温度のほかに、これらの弁の開度、エン
ジン回転速度、排気中の酸素濃度など、吸気量や燃料供
給量を制御するため検知される従来と同様の要素を基に
電子式制御ユニットから送られる駆動信号によって運転
される。従って、同じ電子式制御ユニットから空気量制
御の切替え指示を容易且つ適切に発することができるの
で、連結・遮断機構は電磁クラッチとするのが好適であ
る。
エンジン冷却水温度のほかに、これらの弁の開度、エン
ジン回転速度、排気中の酸素濃度など、吸気量や燃料供
給量を制御するため検知される従来と同様の要素を基に
電子式制御ユニットから送られる駆動信号によって運転
される。従って、同じ電子式制御ユニットから空気量制
御の切替え指示を容易且つ適切に発することができるの
で、連結・遮断機構は電磁クラッチとするのが好適であ
る。
【0017】
【実施例】本発明を実施するのに好適な具体的構成の一
例を図面を参照して説明すると、エンジンの吸気管1の
一部を形成するスロットルボディ2に、その吸気通路3
の絞り弁6よりも上流側と下流側とを連通するバイパス
4が設けられている。絞り弁6は吸気通路3の中心を横
切ってスロットルボディ2に回動可能に架設された弁軸
7とこの弁軸7に固着された円板状の弁板8とからなる
周知の蝶形弁であって、直流モータまたはステッピング
モータからなる電動機11によって開閉駆動される。
例を図面を参照して説明すると、エンジンの吸気管1の
一部を形成するスロットルボディ2に、その吸気通路3
の絞り弁6よりも上流側と下流側とを連通するバイパス
4が設けられている。絞り弁6は吸気通路3の中心を横
切ってスロットルボディ2に回動可能に架設された弁軸
7とこの弁軸7に固着された円板状の弁板8とからなる
周知の蝶形弁であって、直流モータまたはステッピング
モータからなる電動機11によって開閉駆動される。
【0018】電動機11の出力軸12は通常よりも長く
作られており、その先端部分はバイパス4に装入設置し
た弁ケーシング16を気密に貫通して回動可動に架設さ
れている。このバイパス4を横切った出力軸部分は弁体
17を形成しており、空気通路5の上流側と下流側とを
連通する直径方向の孔からなる空気通孔18を有してい
る。弁ケーシング16、弁体17は制御弁15を構成す
るものである。
作られており、その先端部分はバイパス4に装入設置し
た弁ケーシング16を気密に貫通して回動可動に架設さ
れている。このバイパス4を横切った出力軸部分は弁体
17を形成しており、空気通路5の上流側と下流側とを
連通する直径方向の孔からなる空気通孔18を有してい
る。弁ケーシング16、弁体17は制御弁15を構成す
るものである。
【0019】一方、出力軸12は円板状のクラッチディ
スク22を有し、電動機11のハウジング13に固定さ
れたヨーク23に包まれた電磁コイル24と、出力軸1
2に回転自由に嵌装したロータ25に固定されたクラッ
チフェイシング26とがクラッチディスク22を挟んで
配置されていて、これらは連結・遮断機構21である電
磁クラッチを構成している。
スク22を有し、電動機11のハウジング13に固定さ
れたヨーク23に包まれた電磁コイル24と、出力軸1
2に回転自由に嵌装したロータ25に固定されたクラッ
チフェイシング26とがクラッチディスク22を挟んで
配置されていて、これらは連結・遮断機構21である電
磁クラッチを構成している。
【0020】更に、ロータ25に形成した原動歯車32
と中間歯車33と弁軸7の軸端に固着した扇形の従動歯
車34とからなる歯車伝動機構31によって出力軸12
の回転が減速されて弁軸7に伝達されるようになってい
る。また、出力軸12の軸端にはうず巻きばねからなる
制御弁戻しばね36が取付けられ、弁軸7の軸端にはね
じりコイルばねからなる絞り弁戻しばね37が取付けら
れている。
と中間歯車33と弁軸7の軸端に固着した扇形の従動歯
車34とからなる歯車伝動機構31によって出力軸12
の回転が減速されて弁軸7に伝達されるようになってい
る。また、出力軸12の軸端にはうず巻きばねからなる
制御弁戻しばね36が取付けられ、弁軸7の軸端にはね
じりコイルばねからなる絞り弁戻しばね37が取付けら
れている。
【0021】このような構成の本実施例は、エンジン運
転状態に応じた駆動信号を図示しない電子式制御ユニッ
トから電動機11、連結・遮断機構21に送って絞り弁
6、制御弁15の開閉を行うものであり、エンジンが暖
機後にアイドリングを行うときには電磁コイル24への
給電は行われず、従って出力軸12とロータ25とは互
いに回動自由となっている。この状態では、絞り弁6は
戻しばね37のばね力で吸気通路3を閉止しており、出
力軸12を約90度の範囲内で回動させることによって
空気通孔18が全開と全開との間で空気通路5を流れる
空気量を調整し、エンジンのアイドル回転速度制御を行
う。
転状態に応じた駆動信号を図示しない電子式制御ユニッ
トから電動機11、連結・遮断機構21に送って絞り弁
6、制御弁15の開閉を行うものであり、エンジンが暖
機後にアイドリングを行うときには電磁コイル24への
給電は行われず、従って出力軸12とロータ25とは互
いに回動自由となっている。この状態では、絞り弁6は
戻しばね37のばね力で吸気通路3を閉止しており、出
力軸12を約90度の範囲内で回動させることによって
空気通孔18が全開と全開との間で空気通路5を流れる
空気量を調整し、エンジンのアイドル回転速度制御を行
う。
【0022】制御弁15の空気通孔18は暖機後のアイ
ドル時の最大空気流量を規制するものであって、エンジ
ン運転状態に応じて通路有効面積を変える可変絞りとし
て働くとともに、小径のバイパス4に対して出力軸12
を特別に大径としなくてもそのまま弁体17とすること
ができ、回動角度に応じた微量の空気量制御が可能であ
る。
ドル時の最大空気流量を規制するものであって、エンジ
ン運転状態に応じて通路有効面積を変える可変絞りとし
て働くとともに、小径のバイパス4に対して出力軸12
を特別に大径としなくてもそのまま弁体17とすること
ができ、回動角度に応じた微量の空気量制御が可能であ
る。
【0023】更に、本実施例の空気通孔18は出力軸1
2に機械加工により容易に形成することができ、出力軸
12自身を弁体17としたことと相俟って制御弁15の
構成が簡単であるとともに安価に製造できる、という利
点があるが、絞り弁6と同様の蝶形弁としてもよいこと
は勿論である。
2に機械加工により容易に形成することができ、出力軸
12自身を弁体17としたことと相俟って制御弁15の
構成が簡単であるとともに安価に製造できる、という利
点があるが、絞り弁6と同様の蝶形弁としてもよいこと
は勿論である。
【0024】次に、低温域での始動および暖機運転を行
うとき、エンジン温度に関係なく負荷運転を行うときに
は電磁コイル24へ給電し、クラッチフェイシング26
をクラッチディスク22に吸着させて出力軸12の回転
を連結・遮断機構21、歯車伝動機構31を経て弁軸7
に伝達し絞り弁6による増量空気制御および出力制御を
行う。
うとき、エンジン温度に関係なく負荷運転を行うときに
は電磁コイル24へ給電し、クラッチフェイシング26
をクラッチディスク22に吸着させて出力軸12の回転
を連結・遮断機構21、歯車伝動機構31を経て弁軸7
に伝達し絞り弁6による増量空気制御および出力制御を
行う。
【0025】このとき、制御弁15は出力軸12の回動
に応じてバイパス4を開閉するが、バイパス4の空気流
量は吸気管1を流れる空気量に比べて著しく少量である
ので無視できることは前述の通りである。
に応じてバイパス4を開閉するが、バイパス4の空気流
量は吸気管1を流れる空気量に比べて著しく少量である
ので無視できることは前述の通りである。
【0026】尚、本実施例では絞り弁6を電動機11の
みで開閉駆動させるようになっているが、アクセルペダ
ルによる人力操作手段を併用させて絞り弁6を電動機1
1により閉じ方向のみに制御するようにしたもの、或い
はアクセルペダルに関係なく電動機11により開閉制御
可能としたもの、に対しても本発明を適用することがで
きる。また、人力操作手段を併用するとその動きを利用
してクラッチの結合・切り離しを行うことができるの
で、連結・遮断機構21として機械式のクラッチやカッ
プリングを用いることが可能となる。
みで開閉駆動させるようになっているが、アクセルペダ
ルによる人力操作手段を併用させて絞り弁6を電動機1
1により閉じ方向のみに制御するようにしたもの、或い
はアクセルペダルに関係なく電動機11により開閉制御
可能としたもの、に対しても本発明を適用することがで
きる。また、人力操作手段を併用するとその動きを利用
してクラッチの結合・切り離しを行うことができるの
で、連結・遮断機構21として機械式のクラッチやカッ
プリングを用いることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように一台の電動機でバイパスの
制御弁と吸気管の絞り弁とを駆動させ、且つエンジンの
温度とアイドルおよびオフ・アイドルの別とに応じて絞
り弁を選択的に開閉動作することにより低温域での始動
および暖機運転、暖機後のアイドリング、これら以外の
運転域のそれぞれに応じた要求空気を小形且つ軽量であ
るとともに複雑でない構造の装置を用いて適正に供給
し、吸気管が大径であってもそれぞれの領域で安定した
運転を行わせることができる。
制御弁と吸気管の絞り弁とを駆動させ、且つエンジンの
温度とアイドルおよびオフ・アイドルの別とに応じて絞
り弁を選択的に開閉動作することにより低温域での始動
および暖機運転、暖機後のアイドリング、これら以外の
運転域のそれぞれに応じた要求空気を小形且つ軽量であ
るとともに複雑でない構造の装置を用いて適正に供給
し、吸気管が大径であってもそれぞれの領域で安定した
運転を行わせることができる。
【図1】本発明の実施に好適な構成の一例を示す断面
図。
図。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図。
1 吸気管、4 バイパス、6 絞り弁、7 弁軸、1
1 電動機、12 出力軸、15 制御弁、17 弁
体、21 連結・遮断機構、
1 電動機、12 出力軸、15 制御弁、17 弁
体、21 連結・遮断機構、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/08 315 F16D 27/00 F16D 27/00 F02D 33/00 318A
Claims (2)
- 【請求項1】 制御弁によって開閉されるバイパスを吸
気管の絞り弁下流側に接続し、前記制御弁の弁体をエン
ジンの運転状態に応じて動作する電動機の出力軸に設け
るとともに、前記絞り弁の弁軸を連結・遮断機構により
前記出力軸に断・続可能に接続し、低温域での始動およ
び暖機運転においては前記出力軸と弁軸とを接続した状
態で前記絞り弁により空気量を調整し、暖機後のアイド
リングにおいては前記出力軸と弁軸とを遮断した状態で
前記制御弁のみにより空気量を調整し、前記以外の運転
域においては前記出力軸と弁軸とを接続した状態で主に
前記絞り弁により空気量を調整することを特徴とするエ
ンジンの吸気量制御方法。 - 【請求項2】 連結・遮断機構に電磁クラッチを用いる
請求項1記載のエンジンの吸気量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302595A JP3748914B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | エンジンの吸気量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302595A JP3748914B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | エンジンの吸気量制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277727A true JPH08277727A (ja) | 1996-10-22 |
JP3748914B2 JP3748914B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=14343114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10302595A Expired - Fee Related JP3748914B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | エンジンの吸気量制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748914B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP10302595A patent/JP3748914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3748914B2 (ja) | 2006-02-22 |
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