JPH08275Y2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents
合成樹脂製キャップInfo
- Publication number
- JPH08275Y2 JPH08275Y2 JP1989061056U JP6105689U JPH08275Y2 JP H08275 Y2 JPH08275 Y2 JP H08275Y2 JP 1989061056 U JP1989061056 U JP 1989061056U JP 6105689 U JP6105689 U JP 6105689U JP H08275 Y2 JPH08275 Y2 JP H08275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- peripheral wall
- plate
- auxiliary plate
- peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、容器体口頸部嵌合用の主キャップ後部と、該
主キャップ上面を開閉する補助板部とを各後部でヒンジ
を介して連結させた合成樹脂製キャップに係る。
主キャップ上面を開閉する補助板部とを各後部でヒンジ
を介して連結させた合成樹脂製キャップに係る。
「従来の技術」 この種キャップの代表的なものとして、いわゆる三点
ヒンジ機構付きのキャップがあり、該キャップは、容器
体口頸部嵌合用の主キャップ後部上端と補助板部後部と
を、適宜間隔をおいて左右一対の第1ヒンジで連結さ
せ、かつ両第1ヒンジ間に設けた逆L字形の弾性帯状板
の基端を第1ヒンジよりも下方の主キャップ後方部分に
第2ヒンジを介して連結し、また、弾性帯状板の先端を
第1ヒンジよりも前方の補助板部上面部分に第3ヒンジ
を介して連結させている。
ヒンジ機構付きのキャップがあり、該キャップは、容器
体口頸部嵌合用の主キャップ後部上端と補助板部後部と
を、適宜間隔をおいて左右一対の第1ヒンジで連結さ
せ、かつ両第1ヒンジ間に設けた逆L字形の弾性帯状板
の基端を第1ヒンジよりも下方の主キャップ後方部分に
第2ヒンジを介して連結し、また、弾性帯状板の先端を
第1ヒンジよりも前方の補助板部上面部分に第3ヒンジ
を介して連結させている。
「考案が解決しようとする課題」 上記従来キャップでは、補助板部を開蓋すると、容器
体胴部の圧搾により収納物を注出できるので、子供等が
店頭で悪戯をする虞れがあり、また、一般消費者も収納
物の香りを試すために蓋体を開蓋し、その後、不完全に
閉蓋して放置することがあり、これに気づかずに容器を
手にすると、収納物が注出されて衣服や店頭が汚れるこ
とになる。
体胴部の圧搾により収納物を注出できるので、子供等が
店頭で悪戯をする虞れがあり、また、一般消費者も収納
物の香りを試すために蓋体を開蓋し、その後、不完全に
閉蓋して放置することがあり、これに気づかずに容器を
手にすると、収納物が注出されて衣服や店頭が汚れるこ
とになる。
本案は、主キャップに縦板状の封緘体下部を剥離可能
に接着させると共に、該封緘体上端部を補助板部前部に
付設した摘み板へ係合させることで、流通過程で開蓋さ
れることを阻止すると共に、封緘体の存在に気づかず誤
って開蓋することを防止できるよう設けた。
に接着させると共に、該封緘体上端部を補助板部前部に
付設した摘み板へ係合させることで、流通過程で開蓋さ
れることを阻止すると共に、封緘体の存在に気づかず誤
って開蓋することを防止できるよう設けた。
「課題を解決するための手段」 注出孔を穿設した頂壁周縁から容器体口頸部嵌合用の
周壁2を垂設し、かつ該周壁後部へヒンジ5を介して連
結させた、注出孔開閉用の補助板部6外周面と周壁2外
面とを面一とし、また、補助板部6前部から前方突設し
た摘み板7の上面後部に小溝部8を穿設した注出キャッ
プ1と、上記小溝部8内へ後部下面を嵌合させて上記摘
み板7上面へ当接させたフック部12を、上記注出キャッ
プ1の周壁2前部外面に沿って垂下する縦板11上端部に
付設し、かつ該縦板の後面中間に付設した棒状突起13後
端面を上記注出キャップ1の周壁2前部外面へ剥離可能
に接着させた封緘体10とで形成した。
周壁2を垂設し、かつ該周壁後部へヒンジ5を介して連
結させた、注出孔開閉用の補助板部6外周面と周壁2外
面とを面一とし、また、補助板部6前部から前方突設し
た摘み板7の上面後部に小溝部8を穿設した注出キャッ
プ1と、上記小溝部8内へ後部下面を嵌合させて上記摘
み板7上面へ当接させたフック部12を、上記注出キャッ
プ1の周壁2前部外面に沿って垂下する縦板11上端部に
付設し、かつ該縦板の後面中間に付設した棒状突起13後
端面を上記注出キャップ1の周壁2前部外面へ剥離可能
に接着させた封緘体10とで形成した。
「作用」 縦板11上端のフック部12後部下面を補助板部6の小溝
部8内へ嵌合させて、そのフック部12を補助板部6の摘
み板7上面へ当接させ、かつ縦板11の後面中間に付設し
た棒状突起13後端面を注出キャップ1の周壁2前部外面
へ剥離可能に接着させたから、封緘体10を取り外さない
限り、補助板部6を開蓋できず、よって、流通過程での
不法開蓋を確実に阻止できる。
部8内へ嵌合させて、そのフック部12を補助板部6の摘
み板7上面へ当接させ、かつ縦板11の後面中間に付設し
た棒状突起13後端面を注出キャップ1の周壁2前部外面
へ剥離可能に接着させたから、封緘体10を取り外さない
限り、補助板部6を開蓋できず、よって、流通過程での
不法開蓋を確実に阻止できる。
「実施例」 1はキャップ本体であり、該キャップ本体は、図示し
ない注出孔を穿設した頂壁周縁から容器体口頸部嵌合用
の周壁2を垂設すると共に、該周壁の上方寄り前部外面
に穿設した円形凹部3の底壁中央部に小突子4を付設
し、また、周壁2後部へヒンジ5を介して連結させた、
注出孔開閉用の補助板部6外周面と周壁2外面とを面一
とし、更に、該補助板部前部から前方突設した摘み板7
の後部上面に小溝部8を穿設している。
ない注出孔を穿設した頂壁周縁から容器体口頸部嵌合用
の周壁2を垂設すると共に、該周壁の上方寄り前部外面
に穿設した円形凹部3の底壁中央部に小突子4を付設
し、また、周壁2後部へヒンジ5を介して連結させた、
注出孔開閉用の補助板部6外周面と周壁2外面とを面一
とし、更に、該補助板部前部から前方突設した摘み板7
の後部上面に小溝部8を穿設している。
10は封緘体であり、該封緘体は、上記キャップ本体1
の周壁2前部外面に沿って垂下されかつ下部をやや前方
へ反らした縦板11を有し、該縦板上端部に付設したフッ
ク部12を、後部下面を上記小溝部8内へ嵌合させて上記
摘み板7上面へ当接させ、また、縦板11の後面中間に付
設した棒状突起13の後端面中央部に小穴11を穿設し、か
つ該小穴内へ上記小突子9を嵌合させて、棒状突起13後
端面を上記注出キャップ1の円形凹部8底壁へ超音波溶
着等の手段で剥離可能に接着させ、消費者が使用に際し
て縦板11下部を前方へ引くことで、棒状突起13後端面を
容易に剥離できるよう形成させている。
の周壁2前部外面に沿って垂下されかつ下部をやや前方
へ反らした縦板11を有し、該縦板上端部に付設したフッ
ク部12を、後部下面を上記小溝部8内へ嵌合させて上記
摘み板7上面へ当接させ、また、縦板11の後面中間に付
設した棒状突起13の後端面中央部に小穴11を穿設し、か
つ該小穴内へ上記小突子9を嵌合させて、棒状突起13後
端面を上記注出キャップ1の円形凹部8底壁へ超音波溶
着等の手段で剥離可能に接着させ、消費者が使用に際し
て縦板11下部を前方へ引くことで、棒状突起13後端面を
容易に剥離できるよう形成させている。
尚上記各部材は合成樹脂材により成形されている。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、封緘体10のフック
部12後部下面を補助板部6の小溝部8内へ嵌合させて、
フック部12を補助板部6の摘み板7上面へ当接させ、か
つ縦板11の後面中間に付設した棒状突起13後端面を注出
キャップ1の周壁2前部外面へ剥離可能に接着させ、ま
た、キャップ本体1の周壁2外面と補助板部6外周面と
を面一としたから、封緘体10を取り外さない限り、補助
板部6を開蓋できず、よって、流通過程での不法開蓋を
確実に阻止でき、かつ封緘体10を取り外さないと、摘み
板7を用いることができず、かつ該摘み板以外に補助板
部6を開蓋する手がかりがないので、店頭等で需要者が
封緘体10の存在に気づかずに誤って開蓋して商品価値の
喪失を招くことがなく、また、上記構成としたから、棒
状突起13後端面を注出キャップ1の周壁2外面から剥離
させることで封緘体10を容易に取りは外すことができ
る。
部12後部下面を補助板部6の小溝部8内へ嵌合させて、
フック部12を補助板部6の摘み板7上面へ当接させ、か
つ縦板11の後面中間に付設した棒状突起13後端面を注出
キャップ1の周壁2前部外面へ剥離可能に接着させ、ま
た、キャップ本体1の周壁2外面と補助板部6外周面と
を面一としたから、封緘体10を取り外さない限り、補助
板部6を開蓋できず、よって、流通過程での不法開蓋を
確実に阻止でき、かつ封緘体10を取り外さないと、摘み
板7を用いることができず、かつ該摘み板以外に補助板
部6を開蓋する手がかりがないので、店頭等で需要者が
封緘体10の存在に気づかずに誤って開蓋して商品価値の
喪失を招くことがなく、また、上記構成としたから、棒
状突起13後端面を注出キャップ1の周壁2外面から剥離
させることで封緘体10を容易に取りは外すことができ
る。
第1図a,bは、本案キャップの一実施例の正面図および
側面図、第2図は、同実施例の要部拡大縦断面図であ
る。 1……キャップ本体、10……封緘体
側面図、第2図は、同実施例の要部拡大縦断面図であ
る。 1……キャップ本体、10……封緘体
Claims (1)
- 【請求項1】注出孔を穿設した頂壁周縁から容器体口頸
部嵌合用の周壁2を垂設し、かつ該周壁後部へヒンジ5
を介して連結させた、注出孔開閉用の補助板部6外周面
と周壁2外面とを面一とし、また、補助板部6前部から
前方突設した摘み板7の上面後部に小溝部8を穿設した
注出キャップ1と、上記小溝部8内へ後部下面を嵌合さ
せて上記摘み板7上面へ当接させたフック部12を、上記
注出キャップ1の周壁2前部外面に沿って垂下する縦板
11上端部に付設し、かつ該縦板の後面中間に付設した棒
状突起13後端面を上記注出キャップ1の周壁2前部外面
へ剥離可能に接着させた封緘体10とからなる合成樹脂製
キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989061056U JPH08275Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989061056U JPH08275Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033561U JPH033561U (ja) | 1991-01-14 |
JPH08275Y2 true JPH08275Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31588967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989061056U Expired - Fee Related JPH08275Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08275Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151450A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4486793B2 (ja) * | 2003-06-16 | 2010-06-23 | 三笠産業株式会社 | ヒンジキャップ |
JP4803661B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-10-26 | 日本クラウンコルク株式会社 | 不正開封防止ヒンジキャップ |
JP5073387B2 (ja) * | 2007-07-06 | 2012-11-14 | 真和工業株式会社 | 塗装用マスキング冶具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5681846U (ja) * | 1979-11-29 | 1981-07-02 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1989061056U patent/JPH08275Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151450A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
JP4502202B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2010-07-14 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033561U (ja) | 1991-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |