JP4486793B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器口部に装着されるキャップに関するものであり、更に述べれば、悪戯防止用の帯状保護カバーを備えたヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、次の様なヒンジキャップが用いられている(例えば、特許文献1、参照)。
上蓋と下蓋からなり、瓶口に対して下蓋凸部と内栓体によって嵌合密栓され、開蓋用爪部を持ってヒンジ部を中心に開け、リング状開栓引手を持って切除開口部を除去し、開栓するタイプの瓶栓において;下蓋と接続部で連結して帯体保護カバーを一体成形し、開口用爪部及び上蓋と下蓋の接面部周囲を被覆し、かつ、上蓋の外周凸部と帯体保護カバーの凹部が嵌合し、保護カバー接続部の引手部を持って引いて、切断除去しなければ上蓋を開くことができない構造の瓶蓋。
【0003】
このキャップでは、帯体保護カバーの上端部に指をかけてこじ開ける等の、悪戯などにより不正に開蓋する場合、接続部に大きな力がかかり、該接続部は切れてしまう。そのため、開蓋後、上蓋を閉めても、不正開蓋されたことを知ることができる。
【0004】
【特許文献1】
実開平2−129057号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の帯体保護カバーは、幅が小さく、閉蓋時における鍔部より上方及び下方に、わずかしか突出していない。そのため、帯体保護カバーの上端側を指で外方に押すと、該帯体カバーは変形し、接続部を破壊することなく開けられてしまうので、不正開蓋に気が付かないことがある。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑み、こじ開けによる不正開封がされにくく、万が一不正開封された場合でも、外観上から不正開封品を識別できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、鍔部を有する上蓋とキャップ本体とをヒンジ結合し、該キャップ本体に周方向弱化部を介して帯状保護カバーを設け、該帯状保護カバーに前記上蓋の係合部を係止せしめる係止部を設けたヒンジキャップにおいて;前記帯状保護カバーに、こじ開け防止部を設けたことを特徴とする。
【0008】
この発明の前記こじ開け防止部は、キャップ本体の下端近傍まで伸びる板状体であることを特徴とする。この発明のこじ開け防止部の幅は、前記係合部に係止せしめる係止部の幅より大きいことを特徴とする。
【0009】
この発明の帯状保護カバーは、係止部近傍に縦弱化部を備えていることを特徴とする。この発明のこじ開け防止部の内面、又は、前記キャップ本体の外面に隙間狭小リブを設けたことを特徴とする。
【0010】
この発明の周方向弱化部は、係止部近傍が他の部分より弱く形成されていることを特徴とする。この発明の上蓋の係合部は、鍔部、又は鍔部近傍に設けてあることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施の形態を図1〜図3により説明する。
キャップ本体1は、ヒンジ10を介して上蓋15に連結されている。キャップ本体1は、頂壁2と、該頂壁2に連続する外筒3と、該外筒3の内側に設けられた、内筒4と、を備えている。
【0012】
頂壁2の上面には、環状係止部5が設けられ、該係止部5の内側には注出筒6が設けられている。この注出筒6の内側には、切除開口部7が設けられている。この開口部7はプルリング8を引っ張り、裂溝8aから引き裂かれることにより、開口する。外筒3の内面には、容器口部の環状凹部(図示省略)に嵌着される、環状凸部9が設けられている。
【0013】
上蓋15は、天板16とスカート部17とを備えている。天板16の内面には、環状シール壁18が設けられ、又、スカート部17の内面下部には、前記係止部5と係合する、環状係合部19が設けられている。
【0014】
スカート部17の下端面は、キャップ本体1の上面外周部2aに当接する、接合面となっており、又、該スカート部17のヒンジ10と反対側には、指を掛けるための鍔部20が設けられている。
この鍔部20の両側近傍には、こじ開け規制突起32が設けられている。この突起32の突出量は、鍔部20のそれより小さく形成されている。
【0015】
外筒3には、周方向弱化部25を介して帯状保護カバー26が接続され、この帯状保護カバー26の下端には、こじ開け防止部28が設けられている。
前記帯状保護カバー26には、鍔部20を収容する収納凹部30が設けられている。前記カバー26は、前記接合面を覆うように、該収納凹部30を中心に左右に円弧状に伸びているが、その配設長さ(配設角度)は、必要に応じて適宜選択され、例えば、配設角度=200度が選ばれる。
【0016】
周方向弱化部25として、ブリッジ25aとスリット25bとが用いられているが、その長さ等は、必要に応じて適宜選択される。例えば、このブリッジ25aの長さ又は厚さは、収納凹部30側を他の部分より小さく形成し、弱くする。
なお、周方向弱化部25は、前記ブリッジに限定されるものではなく、例えば、薄肉部にしても良い。
【0017】
こじ開け防止部28は、収納凹部30の幅より大きい幅を有する、円弧状板体であり、帯状保護カバー26の収納凹部30の下方側に連続しており、その下端28aはキャップ本体1の下端1a近傍まで伸びている。
【0018】
次に、本実施の形態の作動について説明する。
通常の開蓋の場合
最初に上蓋15を開ける時には、帯状保護カバー26の一端部26aを指で摘んで鍔部20の方向に引っ張ると、ブリッジ25aが切れて、帯状保護カバー26がキャップ本体1から取り去られ、鍔部20が露出する。この状態において鍔部20に指を掛けて上蓋15を開ける。
【0019】
不正開蓋の場合
帯状保護カバー26の上端部に指を掛け、こじ開けようとすると、こじ開け防止部28は周方向弱化部25を支点として変位し、その下端28aは、図2の一端鎖線28で示すように、キャップ本体1の下端1aに圧接するので、それ以上変位できなくなる。
【0020】
そのため、更に同方向に力を入れてこじ開けて鍔部20を摘もうとすると、ブリッジ25aが切れてしまう。従って、上蓋15を開けた時には、必ずブリッジ25aは切れてしまうことになるので、不正開蓋を確実に知ることができる。
【0021】
この発明の第2実施の形態を図4により説明する。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、帯状保護カバ−26に縦弱化部22を形成したことである。この縦弱化部22は、収納凹部30の両側に設けられた、縦方向の薄肉部であるが、その形状、配置位置、本数等は、必要に応じて適宜選択され、例えば、わかりやすいように帯状保護カバー26の表面側に形成しても良い。この縦弱化部22を設けると、不正開蓋の際、ブリッジとともに縦弱化部22が切れるので、不正開蓋されたことがより確実にわかる。
【0022】
この発明の第3実施の形態を図5、図6により説明する。
この実施の形態と第1実施の形態との相違点は、こじ開け防止部28の内面に、キャップ本体1とこじ開け防止部28との隙間を小さくする、隙間狭小リブ29を設けたことである。
【0023】
このリブ29は、こじ開け防止部28の長手方向に沿って複数本設けられ、かつ、その下端1a近傍まで伸びている。このリブ29によりキャップ本体1と、こじ開け防止部28との隙間は、第1実施の形態に比べ狭くなるので、こじ開け防止部28の変位可能範囲は狭くなる。そのため、前記第1実施の形態よりも早く周方向弱化部が切れる。なお、このリブ29の形状、配置位置、本数等は、必要に応じて適宜選択される。
【0024】
【発明の効果】
この発明は、帯状保護カバーにこじ開け防止部材を設けたので、不正開蓋をしようとして帯状保護カバーをこじ開けると、周方向弱化部が切れてしまう。そのため、確実に、不正開蓋を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図で、閉蓋状態のキャップの正面図である。
【図2】図1の一部縦断面拡大図である。
【図3】開蓋状態の平面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態を示す図で、閉蓋状態のキャップの正面図である。
【図5】本発明の第3実施の形態を示す図で、閉蓋状態のキャップの正面図である。
【図6】図5の一部縦断面拡大図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体
26 帯状保護カバー
28 こじ開け防止部

Claims (6)

  1. 鍔部を有する上蓋とキャップ本体とをヒンジ結合し、該キャップ本体に周方向弱化部を介して帯状保護カバーを設け、該帯状保護カバーに前記上蓋の係合部を係止せしめる係止部を設けたヒンジキャップにおいて;
    前記帯状保護カバーに、前記キャップ本体の下端近傍まで伸びる板状体のこじ開け防止部を設けたことを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記こじ開け防止部の幅は、前記係合部を係止せしめる係止部の幅より大きいことを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 前記帯状保護カバーは、前記係止部近傍に縦弱化部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のヒンジキャップ。
  4. 前記キャップ本体の下端近傍まで伸びる板状体のこじ開け防止部の内面、又は、該キャップ本体の下端近傍まで伸びる板状体のこじ開け防止部の内面と対向するキャップ本体の外面に隙間狭小リブを設けたことを特徴とする請求項1、2、又は、3記載のヒンジキャップ。
  5. 前記周方向弱化部は、前記係止部近傍が他の部分より弱く形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、又は、4記載のヒンジキャップ。
  6. 前記上蓋の係合部が鍔部であって、前記帯状保護カバーに設けた係止部が前記鍔部を収容する収納凹部であることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載のヒンジキャップ。
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