JPH08275273A - 通信システム及び通信システムに使用する親局と子局 - Google Patents

通信システム及び通信システムに使用する親局と子局

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JPH08275273A
JPH08275273A JP7073960A JP7396095A JPH08275273A JP H08275273 A JPH08275273 A JP H08275273A JP 7073960 A JP7073960 A JP 7073960A JP 7396095 A JP7396095 A JP 7396095A JP H08275273 A JPH08275273 A JP H08275273A
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龍徳 森本
Taichiro Nakamori
太一郎 中森
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淳司 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親局と子局を伝送線にて接続した通信システ
ムにおいて、通信トラブルを起こすことなく、通信速度
を高める。 【構成】 親局は、リセットパルスPrとシンクロナス
パルスPsを伝送線に送出する。子局は、Psの受信回
数が自局のアドレスと一致したとき、自局の状態を表す
応答信号を伝送線に送出する。親局は、子局からの応答
信号の種類に応じてPr,Psの送出間隔を制御する。
また、子局は、重要度が高い信号の送出回数を多くす
る。これにより、重要度の高い信号は確実に親局に伝送
される。また、重要度の低い信号は短い間隔で通信され
るので、全体として通信速度を早めることができる。子
局は、応答信号としてDTMF信号を用いることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親局と複数の子局を伝
送線にて接続し、親局において子局の状態監視や制御な
どを行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場、倉庫、ビル、住宅など
各種建物において、中央監視装置である親局から侵入者
を検出するセンサー又は建物の設備を制御する設備制御
機器などの子局を伝送線にて接続し、建物を集中監視制
御する警備システムやビル管理システムがある。
【0003】図4は、集中監視制御システムの概略構成
図である。親局1と複数の子局2が伝送線3にて接続さ
れている。図4では、子局2としては、4つの子局2
a,2b,2c,2dが存在することが示されている。
親局1は、伝送線3を介して子局2に電源12Vを供給
する。子局2a,2bは空調機、照明、エレベータなど
の設備5又は通信機能を有さないセンサ6などが接続さ
れている。子局2c,2dは侵入者検出器、火災検出器
などである。各子局2には、自局が異常を検出したこと
を表示するためのLED(Light Emitting Diode) 4が
設けられている。
【0004】親局1は、同期信号を前記電源に重畳させ
て、一定周期、一定間隔にて伝送線3に送出する。ま
た、子局2は、同期信号に応じて応答信号を伝送線3に
送出する。図15は、親局1と子局2の通信のタイミン
グを表すタイミングチャートを示している。
【0005】図15において、(X)は、親局1から、
電源12Vに重畳させて、一定周期、一定間隔にて送出
する同期信号を示す。同期信号は、リセットパルスPr
とそれに続いて送出される子局2の数と等しい数のシン
クロナスパルスPsとからなる。子局2は、前記リセッ
トパルスPrを受信するとリセットされ、シンクロナス
パルスPsを受信するカウントアップするカウンタを有
している。各子局2は自局のアドレスを記憶しており、
ここでは、子局2aでは1、子局2bでは2、子局2c
では3、子局2dでは4をそれぞれ記憶しているとす
る。
【0006】いま、子局2dの状態が異常であり、他の
子局2a〜2cの状態が正常であるとする。親局1から
リセットパルスPrが送出されると、全ての子局2のカ
ウンタはリセットされ0となる。次いで、親局から1番
目のシンクロナスパルスPsが送出されると、全ての子
局2のカウンタがカウントアップされ、カウンタがそれ
ぞれ1にセットされる。
【0007】子局2aは、自己アドレス1とカウンタの
値1が一致するので、自局の状態を送出する。図示の例
では、子局2aの状態は正常であるので、正常状態を示
す「0」を送信する。他の子局2b〜2cは、自局のア
ドレスとカウンタ値が一致しないので信号を送出しな
い。親局1では、1番目のシンクロナスパルスに対する
応答信号として「0」を受信すると、子局2aが正常状
態であることを認識する。
【0008】続いて、次のシンクロナスパルスPsが親
局1から送出されると、全ての子局2のカウンタがカウ
ントアップされ2がセットされる。すると、子局2bの
み自局アドレスが一致するので、自局状態を返信する。
親局では先ほどと同じように子局2の状態が正常である
ことを認識する。3番目のシンクロナスパルスの場合も
同様である。
【0009】4番目のシンクロナスパルスPsが親局1
から送出されると、子局2dが応答信号を送出する。子
局2dは異常状態となっているから、異常状態であるこ
とを示す信号「1」を親局に返送する。親局1では、こ
の応答信号により子局2dが異常であることを認識す
る。親局1は、1周期の同期信号を送出すると、続いて
リセットパルスを送出する。これらの一連の動作を繰り
返すことにより、親局1は子局2の状態を監視し、状態
が正常から異常へ変化した場合などは異常表示を行った
り、外部にあるセンターなどの通報先に通報する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信方式では、
親局1から一定周期、一定間隔にてリセットパルスPr
及びシンクロナスパルスPsを送出しているので、子局
2は、応答信号の送出をリセットパルスPrまたはシン
クロナスパルスPsの受信間隔内で行わなければならな
い。そのため、異常情報などの重要な応答信号であって
も、正常情報などの比較的重要度の低い応答信号であっ
ても同じ間隔で送出していた。
【0011】ここで、通信速度を高めるために、親局1
からのリセットパルスPrやシンクロナスパルスPsの
送出間隔を短くすると、応答信号の送出できる時間も短
くなる。このため、伝送線3にノイズがのったり、子局
2に故障などが発生したとき、それらに起因した通信ト
ラブルが発生する可能性が高くなるという問題があった 本願発明は、親局と子局を伝送線にて接続した通信シス
テムにおいて、通信トラブルを発生させることなく、通
信速度を高めることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様は、親局と子局を伝送線にて接
続した通信システムにおいて、親局は、リセットパルス
とシンクロナスパルスを送出すると共に、子局からの応
答信号に応じてリセットパルスまたはシンクロナスパル
スの送出間隔を制御するパルス間隔制御手段を有するも
のとする。また、子局は、シンクロナスパルスの受信回
数をカウントするカウンタを有するものとし、リセット
パルスを受信するとカウンタをリセットし、カウント数
が自己のアドレスと一致したときに応答信号を送出する
ようにする。
【0013】本発明の第2の態様は、上記第1の態様に
おいて、親局は子局の応答信号を記憶する記憶手段を有
するものとし、パルス間隔制御手段は、子局からの応答
信号が前記記憶手段に記憶されている応答信号と異なる
ときに前記パルス送出間隔を長くする。本発明の第3の
態様は、上記第1又は第2の態様において、子局は重要
度の高い応答信号の送出回数を重要度の低い応答信号の
送出回数より多くする信号発生手段を有するものとす
る。
【0014】本発明の第4の態様は、親局と子局を伝送
線にて接続した通信システムにおいて、親局はリセット
パルスとパルス幅の異なる複数種類のシンクロナスパル
スを送出する信号送出手段を有するものとする。また、
子局はシンクロナスパルスの受信回数をカウントするカ
ウンタと、複数種類のシンクロナスパルスの種類を判別
する判別手段と、表示部を有し、リセットパルスを受信
するとカウンタをリセットし、カウンタのカウント数が
自己のアドレスと一致したときに応答信号を送出すると
ともに、判別手段の出力に応じて表示部を制御するもの
とする。
【0015】本発明の第5の態様は、親局と子局を伝送
線に接続した通信システムにおいて、親局はリセットパ
ルスとシンクロナスパルスを送出するものとする。ま
た、子局はシンクロナスパルスの受信回数をカウントす
るカウンタを有し、リセットパルスを受信すると前記カ
ウンタをリセットし、カウンタが自己のアドレスと一致
したときにDTMF信号による応答信号を送出するもの
とする。
【0016】本発明の第6の態様は、親局と子局を伝送
線にて接続し、親局からのパルスに応じて、子局に応答
信号を送出させる通信システムに使用する親局におい
て、リセットパルスとシンクロナスパルスを送出する送
出手段と、前記子局からの応答信号に応じて前記リセッ
トパルスまたは前記シンクロナスパルスの送出間隔を制
御するパルス間隔制御手段と、前記子局からの応答信号
を記憶する記憶手段を有するものとする。
【0017】本発明の第7の態様は、親局と子局を伝送
線にて接続し、親局からのパルスに応じて、子局に応答
信号を送出させる通信システムに使用する子局におい
て、親局から送出されたリセットパルスを受信するとリ
セットし親局から送出されたシンクロナスパルスの受信
回数をカウントするカウンタと、このカウンタのカウン
ト数が自己のアドレスと一致したときに応答信号を送出
する信号発生手段を有し、この信号発生手段は、重要度
の高い応答信号の送出回数を重要度の低い応答信号の送
出回数より多くするものとする。
【0018】
【作用】本発明においては、親局のパルス間隔制御手段
は、同期信号としてリセットパルス及びシンクロナスパ
ルスを伝送線に送出する。そして、親局は、子局からの
応答信号の種類に応じて、リセットパルス及びシンクロ
ナスパルスの送出間隔を変化させる。
【0019】リセットパルスおよびシンクロナスパルス
の送出間隔は、子局からの応答信号が、親局の記憶手段
に記憶されている応答信号と異なるときにパルス送出間
隔を長くすることができる。また、リセットパルスおよ
びシンクロナスパルスの送出間隔は、子局からの応答信
号の重要度に応じて変更し、重要度の高い信号は間隔を
長くし、重要度の低い信号は短くするように制御するこ
とができる。これにより、通信速度を高めながら、通信
の信頼性を確保することができる。
【0020】親局は、シンクロナスパルスとして複数種
類のものを送出することができる。このとき、子局は、
受信したシンクロナスパルスの種類を判別して、シンク
ロナスパルスを同期信号として利用すると共に、シンク
ロナスパルスの種類によっては表示部に自局の状態を表
示する。子局からの応答信号としてDTMF(Dual Tone
Multi Frequency) 信号を用いることができる。親局
は、子局から送出されたDTMF信号に基づいて、子局
の状態を判定する。
【0021】
【実施例】以下、本発明を警備システムに適用した場合
の実施例を示す。本発明の実施例について図を参照して
説明する。図4は、集中監視制御システムの概略構成を
示す。親局1と複数の子局2が伝送線3にて接続されて
いる。子局2として、4つの子局2a,2b,2c,2
dが示されている。親局1は、伝送線3を介して子局2
に電源12Vを供給する。子局2a,2bは空調機、照
明、エレベータなどの設備5又は通信機能を有さないセ
ンサ6などが接続されている。子局2c,2dは侵入者
検出器、火災検出器などである。各子局2には、自局が
異常を検出したことを表示するためのLED4が設けら
れている。
【0022】図には示していないが、警備システムで
は、親局1にて子局2が検出した異常を受信すると、伝
送線3とは別の通信回線を介して異常発生を外部のセン
ターへ通報する。この通報を受信したセンターでは、対
処要員は異常を検出した親局が設置されている警備対象
に急行するとともに、異常に対して適切な処置をするよ
うになっている。
【0023】図5を参照して、親局の構成を説明する。
親局1には、子局2に送出するリセットパルス及びシン
クロナスパルスの送出タイミングを制御するパルス送出
間隔制御手段11と、リセットパルス、または、複数種
類のシンクロナスパルスを発生させ、伝送線3に送出す
るパルス送出手段12と、子局状態の表示、ブザー鳴
動、図示しない外部のセンターへの通報、子局2の異常
発報情報の記憶などを行うシステム管理制御手段13
と、各子局2の現状態を記憶する記憶手段14、各子局
からのDTMF信号を判別し記憶手段14の該当子局の
状態を比較判別する信号判別手段15、各子局2から送
信されてくるDTMF信号を受信するDTMF信号受信
手段16を有している。
【0024】図6を参照して子局2cの構成を説明す
る。図6は子局2cの例を示す。子局2cは侵入者を検
出するセンサーであって、侵入者の検出、自己の故障検
出、自局の点検状態検出などを行う状態監視手段21
と、自局状態をDTMF信号に変換するDTMF信号発
生手段22と、前記DTMF信号を伝送線3に送出する
DTMF信号送出手段23と、自局のアドレスを記憶し
ているアドレス記憶手段24と、親局1からのリセット
パルス及びシンクロナスパルスを判別すると共に、これ
らのパルスの受信回数をカウントするパルス受信判別手
段26と、アドレス記憶手段24の自局アドレスとパル
ス受信判別手段26のカウンタ値とを比較するアドレス
判定制御手段25と、親局1からのシンクロナスパルス
に応じて制御されるLED4を具備している。
【0025】なお、子局2dは子局2cとほぼ同一の構
成を有する。また、子局2a,2bは、設備や通信機能
を有しないセンサーと接続するようにしており、設備5
又はセンサー6からの状態信号を状態監視手段21で受
け、伝送線3にDTMF信号を送出するようにした通信
インターフェースである。この場合、状態監視手段21
は設備5又はセンサー6からの接点出力を監視するよう
にするとよい。
【0026】また、子局2a,2bでは、LED4の代
わりにリレーを用いることで設備のON/OFF制御が
可能となる。次に、本システムの動作について説明す
る。最初に、システム全体の動作を説明する。図1と図
2は、親局1と子局2の通信タイミングを示し、図1は
各子局の応答信号に輻輳がない場合、図2は子局間の応
答信号に輻輳が生じた場合を示す。
【0027】図1において、(X)は、親局1から、電
源12Vに重畳させて、送出する同期信号を示す。同期
信号は、周期の最初に送出されるリセットパルスPrと
それに続いて送出される子局2の数と等しい数のシンク
ロナスパルスPsとからなる。又、子局2は、シンクロ
ナスパルスPsの受信回数と自局アドレスが一致する
と、次のシンクロナスパルスPs又はリセットパルスP
rを受信するまでの間に、正常信号は最大2回、正常信
号から変化した異常信号は無限回、親局1に送出する。
【0028】各パルスの詳細を第3図に示す。リセット
パルスPrは、2.5msの長いパルス幅を有する。シ
ンクロナスパルスPsにはPsAとPsBの2種類があ
る。シンクロナスパルスPsAは、子局2のLED4を
点灯制御するためのもので、1.5msの長さのパルス
幅を有する。シンクロナスパルスPsBは、子局2のL
ED4を消灯制御するためのもので、1.0msの短い
パルス幅を有する。
【0029】どのパルスを送出するかは、システム管理
制御手段13からの選択信号により選択される。なお、
以下の説明において、シンクロナスパルスPsA又はP
sBを区別する必要がない場合には、シンクロナスパル
スの参照符号はPsとする。図1に戻ると、(A)は、
子局2aからのDTMF信号による応答信号の送出タイ
ミングを示し、同様に、(B),(C),(D)はそれ
ぞれ子局2b、子局2c、子局2dからの応答信号の送
出タイミングを示している。各信号において、「0」は
子局の状態が正常状態を示すDTMF信号であり、
「1」は子局の状態が異常状態であることを示すDTM
F信号である。
【0030】子局2a,2b,2c,2dには、アドレ
ス記憶手段24に自局アドレス1,2,3,4がそれぞ
れ設定されている。このアドレスの設定手段は、ロータ
リースイッチ、ディップスイッチあるいはRAMに図示
しない設定器から記憶させるなど、子局にアドレスを記
憶できる方法であればどのようなものでもよい。図1の
第1周期において、親局1からリセットパルスPrが送
出されると、各子局2のカウンタが0にリセットされ、
T1時間経過すると最初のシンクロナスパルスPsが伝
送線3に送出される。
【0031】ここで、各子局2の内、子局2bの状態が
前回の周期では正常であったのに、今回の第1周期では
異常となり、他の子局は正常状態が持続しているとす
る。各子局2にて、シンクロナスパルスPsを受信する
と、カウンタがカウントアップされ、1が設定される。
このとき、子局2aのみ自局アドレスが一致するので、
自局の状態信号「0」(正常)を親局1に送信する。親
局1は、この応答信号を受信すると子局2aの状態変化
があったか否かを判定する。ここで変化がないと、親局
1は、1回の応答信号の受信で2回目の受信をしないよ
うに2番目のシンクロナスパルスPsを送出するので、
子局2aは2回目の応答信号を送出しないで済む。従っ
て、シンクロナスパルスPsの送出間隔が短くなり、通
信速度を高めることができる。
【0032】シンクロナスパルスPsの受信により各子
局2のカウンタがカウントアップされて2が設定され、
自局アドレスが一致する子局2bが応答する。子局2b
は異常状態となっているので「1」を送出し、親局1か
ら次のシンクロナスパルスPsを受信するまで「1」を
送出し続ける。一方、親局1では、記憶手段14に記憶
している子局2bの状態が、前回の周期では正常となっ
ており、今回の周期では異常となったので、次のシンク
ロナスパルスの送出を待ち合わせる。従って子局2bは
「1」を送出し続ける。そして、親局1は子局2bから
3回連続して異常信号を受信すると、3番目のシンクロ
ナスパルスPsを送出する。システム管理制御手段13
では、異常情報から子局2bが異常となったことの表
示、外部への通報、異常発生の記憶を行い、更に記憶手
段14の子局2bの状態を正常から異常に書き換える。
【0033】以後、各子局2においては、3番目のシン
クロナスパルスを受信すると子局2cが正常状態である
ことを応答し、4番目のシンクロナスパルスを受信する
と子局2dが正常状態であることを応答する。本実施例
では、子局を4局としているので、親局1は、最後の子
局2dからの応答信号を受信すると、第1周期の動作を
終了して次の周期に入り、リセットパルスPrを送出す
る。
【0034】第2周期では、各子局2の状態は、上記第
1周期と同様の状態であったとする。この状態では、子
局2a,2c,2dは上記1周期目と同様に動作する。
子局2bについては異常状態が継続して状態の変化がな
いので、親局1は、応答信号を1回受信するとすぐに次
のシンクロナスパルスPsを送出する。子局2は、シン
クロナスパルスPsを受信すると応答信号の送出を中止
する。
【0035】このように、「正常から異常への変化」情
報のように、重要な情報は確実に親局1に伝送でき、重
要性の低い「現状態の変化なし」の信号の場合は短い周
期での通信を行うことができる。第3周期では、子局2
bが「異常から正常に復帰」したとする。ここでも、子
局2a,2c,2dは上記1周期目と同様に動作する。
子局2bは「異常から正常に復帰」した場合は、2回
「0」信号を送出する。また、親局1では2回連続して
「0」信号を受信すると、次のシンクロナスパルスPs
を送出する。
【0036】4周期目では、全ての子局2が正常状態に
なったとする。このように、前回の周期で全部の子局2
が正常で、今回の周期で全部の子局2が正常であると、
通常周期即ち、子局2aから正常信号である「0」を1
回だけ受信するようにシンクロナスパルスPsは送出さ
れる。以上の説明から明らかなように、「正常から異常
への変化」及び「異常から正常への変化」のように重要
な応答信号については、送出に十分な時間をとり、その
他の重要でない応答信号については送出時間を短くして
いるので、全体として、通信時間を短縮し、かつ、通信
トラブルを防止することができる。
【0037】また、前述の説明のように重要な応答信号
においても優先順位を設け、「正常から異常への変化」
の方が「異常から正常への変化」より送出に十分な時間
をとってもよい。第2図は、子局2bが2番目のシンク
ロナスパルスを伝送線のノイズやその他の理由により認
識できず、その結果、子局2の応答信号に輻輳が発生し
た場合の動作を示す。ここでも、各子局2の内、子局2
bの状態が前回の周期では正常であったのに、第1周期
では異常となり、他の子局は正常状態が持続していると
する。
【0038】第1周期において、親局1が、リセットパ
ルスPrを送出し、続いて1番目のシンクロナスパルス
Psを送出すると、子局2aから「0」の状態信号を受
信する。続いて第2番目のシンクロナスパルスPsを送
出したところ、伝送線3に雷などの電磁ノイズが発生
し、その影響により子局2bだけが2番目のシンクロナ
スパルスを認識できなかったとする。この結果、子局2
bはカウンタがカウントアップしないので、応答信号を
送出しない。
【0039】親局1は、第2番目のシンクロナスパルス
Psを送出してから所定時間T2間に応答信号がない
と、子局2bの故障の可能性があると認識し、システム
管理制御手段13にて応答がなかったことを記憶し、3
番目のシンクロナスパルスPsを送出する。親局1が3
番目のシンクロナスパルスPsを送出し各子局2が受信
すると、カウンタの内容は、子局2bが2となり、その
他は3となる。したがって、子局2bおよび子局2cの
カウンタが自局のアドレスと一致するので、両子局がほ
ぼ同時に応答することとなる。ここでは、子局2bが
「1」、子局2cが「0」を送出する。親局1では、輻
輳した信号を受信するので、不定信号の受信と判断し、
シンクロナスパルスの送出を待ち合わせる。
【0040】このとき、子局2bは、異常状態であるか
ら、親局1から次のシンクロナスパルスPsを受信する
まで「1」信号を送出し続ける。一方、子局2cは正常
状態であるから、「0」信号は2回だけ送出する。この
ため、3回目以降の応答信号は、子局2bからの「1」
信号のみが送出される。そして、子局2bは、親局1か
らシンクロナスパルスPsを受信するまで「1」信号を
送出し続ける。
【0041】親局1は、応答信号の3回目以降は、子局
2bの「1」信号を受信する。したがって、子局2b,
2c間の応答信号に輻輳が発生しても、異常情報は確実
に親局に伝送される。そして、親局1は、「1」信号を
3回受信すると、4番目のシンクロナスパルスPsを送
出する。また、親局1は、無応答の後の異常信号である
ので、異常発生の子局を特定できないがとりあえず子局
2cの異常状態としてシステム管理制御手段13にて認
識、記憶し、記憶手段14の現状態をそのままとして、
仮の異常としてフラッグを立てる。更に、異常表示、異
常通報などを必要に応じて行う。
【0042】4番目のシンクロナスパルスPsが送出さ
れたときは、子局2dから「0」信号が送出される。そ
して、次の周期において、子局2a,2c,2dが正常
信号である「0」を、子局2bが異常信号である「1」
を送出する。ここで、親局1は、無応答が生じたときの
異常は、子局2bであると認識し、2cの仮異常である
フラッグを取り下げ、子局2cは継続して正常であった
と認識する。
【0043】図2の第3周期以降は前述の図1と同様で
あるので、説明は省略する。以上説明したように、複数
の子局2b、2cが同時に応答信号を送出することとな
っても、信号の重要度が高いほど応答信号の送出回数を
多くしているので、重要度の高い信号が優先的に親局に
伝わる。したがって、例えば侵入者検出信号を見逃すこ
とがないなど、通信の信頼性が向上し、センターへの通
報などの早期対応が可能となる。
【0044】ここで、シンクロナスパルスPsの送出条
件について説明する。シンクロナスパルスPsは、これ
まで説明してきたような子局2の応答タイミングを同期
させる同期信号であるとともに、子局2への制御信号で
もある。本実施例ではシンクロナスパルスを前述の図3
に示すようにPsAとPsBの2種類とし、シンクロナ
スパルスPsAは子局のLED4をON制御し、シンク
ロナスパルスPsBは子局のLED4をOFF制御す
る。
【0045】通常は、親局1からはシンクロナスパルス
PsBが送出され、子局2のLED4は消灯されてい
る。異常検出した子局2があると、親局1は、異常発生
を外部の監視センター(図示せず)へ通報する。監視セ
ンターから親局1に対処要員が到着し「対処モード」が
設定されると、親局1のシステム管理制御手段Bに記憶
している異常送出した該当子局に対してシンクロナスパ
ルスPsAを送出するようにシステム管理制御手段Bか
らパルス送出手段12へシンクロナスパルス選択信号を
送出する。このシンクロナスパルスPsAを受信する
と、子局2のLED4が点灯する。
【0046】対処要員は、LED4の点灯している子局
2を探すことにより、異常発報子局の特定が可能とな
る。また、LED4は対処モードが設定されるまで点灯
しないので、侵入者などにセンサーが検知したことを悟
らせないことができる。なお、システム管理制御手段1
3が異常検出した子局についての記憶は、対処モードが
解除されるとクリアされる。
【0047】このように、親局からのシンクロナスパル
スPsを単に同期信号としてのみでなく、子局を制御す
る信号としても使用できるので、簡単な構成により安価
に子局を個別制御できるようになる。次に、本実施例の
具体的動作を図7〜図14のフローチャートを用いて説
明する。
【0048】図7〜11は親局1の動作フローを示す。
ステップS1では、イニシャル時電源がONするととも
に親局1のパルス送出手段12から伝送線3にリセット
パルスPrを送出する。ステップS2では、当該電源O
Nに基づきシステム管理制御手段13に内蔵されたカウ
ンタA、カウンタB、カウンタC、タイマーT1、タイ
マーT2、タイマーT3をリセットする。第2周期目か
らパルス送出のタイミングやカウンタA,B,C及びタ
イマーT1,T2,T3のリセットはパルス送出間隔制
御手段11によって制御される。
【0049】カウンタAは、リセットパルス送出後のシ
ンクロナスパルスの送出回数をカウントする。カウンタ
Bは、子局2の状態が「正常から異常に変化」した旨の
状態変化信号の受信回数をカウントする。カウンタC
は、子局2の状態が「異常から正常に変化」した旨の状
態変化信号の受信回数をカウントする。タイマーT1
は、リセットパルスPrを送出してから第1のシンクロ
ナスパルスPsを送出するまでの時間を計時する。タイ
マーT2は、シンクロナスパルスPsを送出しても子局
2からの応答信号がない場合に、次のシンクロナスパル
スPsを送出するまでの時間を計時する。タイマーT3
は、子局2から点検開始信号を受信してから次のシンク
ロナスパルスPsを送出するまでの時間を計時する。
【0050】ステップS3でタイマーT1を起動しT1
時間経過すると、ステップS4からステップS5へ進
み、タイマT1をリセットして、ステップS6へ進む。
ステップS6で、対処要員が到着している状態の「対処
モード」であるかが判定される。なお、「対処モード」
への移行は、到着した対処要員が所持しているカードを
親局1の図示していないカードリーダー部に操作するこ
とで行う。「対処モード」への移行方法は、カード操作
に限らず、暗唱番号をテンキーにて入力や、鍵スイッチ
の操作などどのような手段で行っても良い。ステップS
7で、異常を検出した子局2があるかをシステム管理制
御手段13にて判定する。ステップS8では、カウンタ
Aが示す値と異常発報センサーのアドレスと一致するか
否かが判定される。
【0051】ステップS6,S7,S8の全ての判定が
YESのとき、ステップS9でLED4をON制御する
シンクロナスパルスPsAを送出し、それ以外の場合
は、ステップS10でLED4をOFF制御するシンク
ロナスパルスPsBを送出する。次にステップS11へ
進む。ステップS11で、タイマーT2が起動し、ステ
ップS12,17でT2時間経過前に子局2から応答信
号を受信するのを待つ。応答信号があれば、ステップS
13へ進む。一方、T2時間経過しても子局2からの応
答信号がない場合は、ステップS18でタイマーT2を
リセットしてステップS19へ進む。
【0052】ステップS19で、カウンタAが示すアド
レスの子局2の装置自体または伝送線などに何等かの異
常が発生した可能性があることをシステム管理制御手段
13が記憶する。この後、ステップS38に進む。この
ように、シンクロナスパルスPsを送出しても子局2か
ら応答がない場合は、通信速度を早めるために、システ
ム管理制御手段13にて何等かの異常発生の可能性があ
ることを認識するのみで、異常通報や現状態の記憶部1
4の変更などは行わない。ただし、図7〜11のフロー
チャートには示されていないが、この無応答が例えば3
回(つまり3周期)続くと、異常状態と認識し、センタ
ーへの通報、異常記憶、異常表示、記憶手段14の書き
換えなどを実行することができる。
【0053】ステップS12で応答信号をDTMF信号
受信手段16にて受信すると、ステップS13でタイマ
T2をリセットし、ステップS14で、信号判別手段1
5にてDTMF信号をデジタル信号に変換し、そのDT
MF信号を判別する。ステップS15では、判別したD
TMF信号が不定信号であるか否かが判定される。不定
信号とは、親局で定義付けされていない信号であり、親
局にて認識できない信号のことである。不定信号である
場合はステップS11へ戻り、次の子局からの応答信号
の送出を待つ。不定信号でないDTMF信号であれば、
ステップS16へ進む。
【0054】ステップS16では、DTMF信号が表す
子局の状態と記憶手段14に記憶している該当子局2の
前回の周期の状態とを比較し、前回の周期と今回の周期
との間で、状態変化があったか否かを判別する。状態変
化があれば、ステップS20へ進み、状態変化がなけれ
ばステップS38へ進む。ステップS20では、該当子
局2の状態が、「正常から異常に変化」したか否かが判
定される。「正常から異常に変化」したのであればステ
ップS21へ進み、そうでなければステップS26へ進
む。
【0055】ステップS21では、カウンタBをカウン
トアップする。これにより、カウンタBは、子局2から
の「正常から異常に変化」したという応答信号の受信回
数をカウントする。ステップS22で、カウンタBが3
になったか、つまり、正常から異常への応答信号が3回
続けて受信されたか否かを判定する。3になっていなけ
ればステップS25へ進み、なっていればステップS2
3へ進む。
【0056】3になっていないときは、ステップS25
では、カウンタCをリセットした上でステップS11に
戻り、子局からの次の応答信号が送出されるのを待つ。
3になったときは、ステップS23では、カウンタBを
0にリセットし、ステップS24で、システム管理制御
手段13にて該当子局が「正常から異常に変化」したこ
とを記憶し、更に記憶手段14の該当子局2の現状態を
異常状態に書き換える。また、必要に応じてセンターへ
異常発生を通報するなどの処理を行う。
【0057】ステップS20で応答信号が「正常から異
常への変化」でないと判定されたときは、ステップS2
6で、「異常から正常への変化」であるか否かを判定す
る。異常状態から正常状態へ変化した場合は、ステップ
S27へ進み、そうでない場合は、ステップS34へ進
む。ステップS27では、カウンタCがカウントアップ
される。そして、ステップS28で、カウンタCが2と
なっているか、つまり、異常状態から正常状態への変化
信号を2回連続して受信したか否かが判定される。2に
なっていなければ、ステップS31でカウンタBがリセ
ットされ、ステップS11へ戻り、子局からの次の応答
信号が送出されるのを待つ。
【0058】2になっているときはステップS29でカ
ウンタCがリセットされ、ステップS30で、システム
管理制御手段13にて該当子局2が「異常から正常に変
化」したことを記憶し、更に記憶手段14の該当子局2
の現状態を正常状態に書き換える。その後、ステップS
32へ進む。一方、ステップS26で「異常から正常へ
の変化」でない信号と判定されたときは、ステップS3
4へ進む。本例では、このときのDTMF信号は該当子
局2から保守点検データを送出するときのウエイト信号
となる。ステップS34でタイマーT3を起動し、ステ
ップS35で、あらかじめ記憶されている所定時間例え
ば2秒間、子局からの信号の受信を継続する。2秒間経
過するとステップS36でタイマT3がリセットされ
る。ステップS37で保守点検情報をシステム管理制御
手段にて記憶し、ステップS38へ進む。
【0059】ステップS38では、カウンタB及びCを
リセットし、ステップS32へ進む。ステップS32で
は、カウンタAをカウントアップし、ステップS33
で、カウンタAが子局2の数と同じ4になったか否かを
判定する。4になるとステップS1に戻り、次の周期に
入り,リセットパルスPrを送出する。一方、4になっ
ていない場合は、ステップS6に戻り、同じ周期内で次
のシンクロナスパルスPs送出動作に入る。
【0060】本実施例では、説明の簡単化のために、接
続される子局を4局とし、ウエイト信号を1種類として
説明したが、子局の数やウエイト信号の種類数などは、
本発明の主旨から逸脱しない限りどのような構成をとっ
てもよい。図12〜14は子局の動作フローを示す。ス
テップS51で、親局1からのリセットパルスPr又は
シンクロナスパルスPsを受信するのを待機する。パル
スを受信すると、ステップ52にて受信パルスがリセッ
トパルスPrか否かパルス受信判別手段26にて判別す
る。リセットパルスPrであればステップS53で、ア
ドレス判定制御手段25にあるカウンタDをリセットす
る。このカウンタDは、親局1からのシンクロナスパル
スPsの受信回数をカウントするとともに、リセットパ
ルスPrを受信するとリセットされるカウンタである。
【0061】ステップ54で、シンクロナスパルスPs
を受信したと判別するとステップS55へ進み、カウン
タDがカウントアップされる。一方、シンクロナスパル
スPsを受信していないと判別するとステップS51へ
戻る。ステップS56で、アドレス判定制御手段26に
より、カウンタDの設定値と予めアドレス記憶手段24
に記憶している自局アドレスとが一致しているかを判定
する。一致していなければ、ステップS51へ戻り、次
の親局1からのパルスの受信を待つ。一致していればス
テップS57で、シンクロナスパルスPsがPsAであ
るか否かの判定を行い、シンクロナスパルスPsAであ
れば、ステップS58でLED4の点灯制御を行い、そ
うでなければ、つまりシンクロナスパルスPsBであれ
ば、ステップS59でLED4の消灯制御を行う。
【0062】ステップS60で、状態監視手段21から
の自局の状態信号が正常状態であるか否かを判定する。
正常状態であればステップS61へ進み、そうでなけれ
ばステップS68へ進む。ステップS61で、カウンタ
Eに2をセットし、ステップS62で、正常状態信号を
DTMF信号にて伝送線3に送出する。
【0063】ステップS63でタイマーT4がセットさ
れ、ステップS64,65で、タイマーT4の時間経過
までに、親局1からリセットパルスPr又はシンクロナ
スパルスPsを受信したか否かが判定される。この時間
T4中に、リセットパルスPr又はシンクロナスパルス
Psを受信しないと、ステップS66へ進み、受信する
とステップS64からステップS52へ戻る。
【0064】ステップS66ではカウンタEを1減算
し、ステップS67では、カウンタEが0であるか否か
が判定される。カウンタEが0つまり、正常信号を2回
まで送出するとステップS51に戻り、親局1からのリ
セットパルスPr又はシンクロナスパルスPsの受信を
待つ。一方、カウンタEが0でなければ、ステップS6
2へ戻り、次の正常信号送出の動作に入る。
【0065】ステップS60からステップS68へ進む
と、状態監視手段21からの自局の状態信号が異常状態
なのか否か判定する。異常状態であればステップS69
へ進み、そうでなければステップS73へ進む。ステッ
プS69で異常信号をDTMF信号により伝送線3へ送
出する。そして、ステップS70でタイマーT4がセッ
トされ、ステップS71,72で、タイマーT4の時間
経過までに、親局1からリセットパルスPr又はシンク
ロナスパルスPsを受信したか否かが判定される。この
時間T4中に、リセットパルスPr又はシンクロナスパ
ルスPsを受信しないときはステップS69へ戻り、親
局1からリセットパルスPr又はシンクロナスパルスP
sを受信するまで、異常信号をDTMF信号にて送出し
つづける。一方、リセットパルスPr又はシンクロナス
パルスPsを受信するとステップS71からステップS
52へ戻る。
【0066】ステップS68で、状態監視手段21から
の状態信号が正常状態でも異常状態でもないと判定され
ると、ステップS73へ進む。本例では、この状態は子
局2が保守点検中であって、保守情報を親局へ送出する
例である。ステップS73では、カウンタEに9をセッ
トし、ステップS74でウエイト信号をDTMFにて伝
送線3に送出する。
【0067】ステップS75で保守情報のうち1つをD
TMF信号にて送出する。尚、保守情報は、9つのDT
MF信号にて表現されており、順に1つずつ送出するよ
うにしている。ステップS76でタイマーT4がセット
され、ステップS77,78で、タイマーT4の時間経
過までに、親局1からリセットパルスPr又はシンクロ
ナスパルスPsを受信したか否かが判定される。この時
間T4中に、リセットパルスPr又はシンクロナスパル
スPsを受信しないと、ステップS79へ進み、受信す
るとステップS52へ戻る。
【0068】ステップS79ではカウンタEを1減算
し、ステップS80では、カウンタEが0であるか否か
が判定される。カウンタEが0つまり、保守点検情報を
9つまで送出するとステップS51に戻り、親局1から
のリセットパルスPr又はシンクロナスパルスPsの受
信を待つ。一方、カウンタEが0でなければ、ステップ
S75へ戻り、次の保守情報を送出する。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、子局の応答信号に応じ
て、シンクロナスパルスの送出間隔を制御するので、通
信の信頼性を落とすことなく、通信速度を高めることが
できる。また、応答信号の重要度に応じて、シンクロナ
スパルスの送出間隔を制御するので重要な応答信号を確
実に受信できる。
【0070】重要な応答信号ほど子局の応答信号の送信
数を多くするので、複数の子局から同時に応答信号を受
信しても、最も重要な応答信号は確実に親局へ伝送で
き、親局での適切な対応が図れる。親局からのシンクロ
ナスパルスを同期信号としてだけでなく、子局の制御信
号とするので、簡単な構成で子局を制御できる。
【0071】更に、子局からの応答信号にDTMF信号
を使用しているので、子局からの応答信号の種類を増や
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の親局と子局の通信タイミングを示すタ
イミングチャート(その1)。
【図2】本発明の親局と子局の通信タイミングを示すタ
イミングチャート(その2)。
【図3】図1のリセットパルスとシンクロナスパルスの
波形を示す図。
【図4】集中監視制御システムの概略構成図。
【図5】本発明の親局の機能ブロック図。
【図6】本発明の子局の機能ブロック図。
【図7】図5の親局の概略動作を示すフローチャート
(その1)。
【図8】図5の親局の概略動作を示すフローチャート
(その2)。
【図9】図5の親局の概略動作を示すフローチャート
(その3)。
【図10】図5の親局の概略動作を示すフローチャート
(その4)。
【図11】図5の親局の概略動作を示すフローチャート
(その5)。
【図12】図6の子局の概略動作を示すフローチャート
(その1)。
【図13】図6の子局の概略動作を示すフローチャート
(その2)。
【図14】図6の子局の概略動作を示すフローチャート
(その3)。
【図15】従来の親局と子局の通信タイミングを示すタ
イミングチャート。
【符号の説明】
1…親局 2…子局 3…伝送線 4…LED 11…パルス送出間隔制御手段 12…パルス送出手段 13…システム管理制御手段 14…記憶手段 15…信号判別手段 16…DTMF信号受信手段 21…状態監視手段 22…DTMF信号発生手段 23…DTMF信号送出手段 24…アドレス記憶手段 25…アドレス判定制御手段 26…パルス受信判定手段 Pr…リセットパルス Ps…シンクロナスパルス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と子局を伝送線にて接続した通信シ
    ステムにおいて、前記親局はリセットパルスとシンクロ
    ナスパルスを送出すると共に、前記子局からの応答信号
    に応じて前記リセットパルスまたはシンクロナスパルス
    の送出間隔を制御するパルス間隔制御手段を有し、前記
    子局はシンクロナスパルスの受信回数をカウントするカ
    ウンタを有し、前記リセットパルスを受信すると前記カ
    ウンタをリセットし、カウント数が自己のアドレスと一
    致したときに応答信号を送出することを特徴とする通信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記親局は子局の応答信号を記憶する記
    憶手段を有し、前記パルス間隔制御手段は、子局からの
    応答信号が前記記憶手段に記憶されている応答信号と異
    なるときに前記パルス送出間隔を長くすることを特徴と
    した請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記子局は重要度の高い応答信号の送出
    回数を重要度の低い応答信号の送出回数より多くする信
    号発生手段を有することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 親局と子局を伝送線にて接続した通信シ
    ステムにおいて、前記親局はリセットパルスとパルス幅
    の異なる複数種類のシンクロナスパルスを送出する信号
    送出手段を有し、前記子局は前記シンクロナスパルスの
    受信回数をカウントするカウンタと、前記複数種類のシ
    ンクロナスパルスの種類を判別する判別手段と、表示部
    を有し、前記リセットパルスを受信すると前記カウンタ
    をリセットし、前記カウンタのカウント数が自己のアド
    レスと一致したときに応答信号を送出するとともに、前
    記判別手段の出力に応じて前記表示部を制御することを
    特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 親局と子局を伝送線に接続した通信シス
    テムにおいて、前記親局はリセットパルスとシンクロナ
    スパルスを送出するとともに、前記子局は前記シンクロ
    ナスパルスの受信回数をカウントするカウンタを有し、
    前記リセットパルスを受信すると前記カウンタをリセッ
    トし、前記カウンタが自己のアドレスと一致したときに
    DTMF信号による応答信号を送出することを特徴とす
    る通信システム。
  6. 【請求項6】 親局と子局を伝送線にて接続し、前記親
    局からのパルスに応じて、前記子局に応答信号を送出さ
    せる通信システムに使用する親局において、 リセットパルスとシンクロナスパルスを送出する送出手
    段と、前記子局からの応答信号に応じて前記リセットパ
    ルスまたは前記シンクロナスパルスの送出間隔を制御す
    るパルス間隔制御手段と、前記子局からの応答信号を記
    憶する記憶手段を有したことを特徴とする親局。
  7. 【請求項7】 親局と子局を伝送線にて接続し、前記親
    局からのパルスに応じて、前記子局に応答信号を送出さ
    せる通信システムに使用する子局において、 前記親局から送出されたリセットパルスを受信するとリ
    セットし親局から送出されたシンクロナスパルスの受信
    回数をカウントするカウンタと、このカウンタのカウン
    ト数が自己のアドレスと一致したときに応答信号を送出
    する信号発生手段を有し、この信号発生手段は、重要度
    の高い応答信号の送出回数を重要度の低い応答信号の送
    出回数より多くすることを特徴とする子局。
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